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Q&A 6:
Q6:病院・医院選びについて
Q6-1. 良い病院、良くない病院について教えて下さい。
A6-1. 例えば、信頼できる一般の歯科で紹介してもらったところ、
地元で評判のいいところ、日本矯正歯科学会の認定医や指導医のいるところ、
自分の希望する矯正方法を取り入れている矯正歯科などを中心に
カウンセリング(必要なら検査も)を受けて複数の矯正歯科を比較検討して決めましょう。
市販の本やパンフレットではなく医師が以前担当した自分と同じような症例の写真を見せて、
納得がいくまで詳しく丁寧に説明してくれる、通いやすい距離にある矯正専門医が良いでしょう。
認定医や指導医の資格は一般的な判断基準にはなりますが、
中には問題のある認定医や、あえて認定医の資格を取らない医師もいるそうです。
健康より美容を優先する噛み合わせを無視した考えのところ、歯科助手や衛生士が調整するところ、
一般歯科や他の診療科目をあげているところは避けましょう。
大学病院は土日休みのところが多く、研修医に処置されることも多いので
必ずしも良いとはいえないかもしれません。
OCAJに対する批判は少なくありませんが、所属の各医師の腕についてはよくわかりません。
自分でもよく勉強していって、判断してください。
Q6-2. なぜ一般歯科や他の診療科目をあげているところは避けた方がよいのですか?
A6-2. 歯医者の世界は複数の専門課程を一緒に学べないシステムなので
虫歯を治す科「補綴」(一般歯科と看板を出すところ)と「矯正」は別の専攻です。
従って、一人の歯医者が虫歯も矯正もどっちも得意というのは一般的にはあまりなく、
どちらかが専門外であると考えたほうがよいです。
矯正の看板を出してるところは、矯正一本でやってきてるので経験差は歴然でしょう。
昔から虫歯治療をしている歯科医が「僕が矯正もやるよ」ってのは
残念な結果に繋がりそうなので、お勧めしません。
ただし、1つのクリニックにそれぞれ専門の先生が来訪するケースも多いので確認が必要です。