>>294 蕁麻疹などの一般に知られてる病気なら皮膚科で治療できます。
この病気は、不治の病として、知ってる人は知っている有名な病気で、
現在、大学病院で治療法が研究されています。
この病気は、ある種の原生動物が、毛根の角質で繁殖することにより、
起こります。血清療法の話が出ましたが、毛根の角質は、免疫が到達しない
場所ですので、血清療法では治せません。
今までの内服薬の抗原虫剤では、殆どが肝臓で分解されてしまい、
十分な濃度が毛根に到達しないため治せません。
塗り薬の場合は、毛根の角質に殆ど染み込まないため治せません。
治療法確立が難航している理由はそこにあります。
原生動物が毛根で繁殖するだけなら、大した問題ではないのですが、
毛根から飛散して、皮膚にチクチク感を与え、周囲に感染を広げるため、
対応が急がれています。
研究によると、この原生動物は、普段は、肉眼では見えない大きさですが、
症状が進行すると、毛の根元あたりに、長さが0.1_〜1.0_程度の白色棒状
のシスト(胞子の様なもの)を構成することがある様です。
そのシストが一見して、ダニ、シラミに見えるため、患者は、ダニ、シラミ
に感染したと主張するようです。
シストは、皮膚科で用いられる光学顕微鏡では、ただ見えるだけですので、
フケかシストかを判別することはできません。
電子顕微鏡で表面を拡大するか、電気泳動にかける必要があります。