シェーグレン症候群(SS)は、涙腺・唾液腺の外分泌機能低下を特徴とする自己免疫疾患です。
リンパ球が涙腺・唾液線に浸潤し、それが外分泌機能低下に深く関わっていると考えられています。
日本の研究班による1994年調査では、内科、眼科、耳鼻科、口腔外科の年間受診者数は17,000人
男女比は1:13.7、40-69才が76%を占め、発症率は、女性で人口10万人あたり25.6人と評価すると報告されています。
SSは、他の膠原病と合併しない原発性SS(橋本病、PBCを含む)と
膠原病と合併のある続発性SSに分類されます。SSは関節リウマチ(RA)の30%以上に合併することが知られています。
SLE、MCTD、強皮症等との合併も少なくありません。
SSに特徴的な自己抗体として、抗SS-A抗体、抗SS-B抗体が知られており、これらの抗体の測定は、SSの診断基準に含まれています。
<臨床的特徴>
ドライアイ
ドライマウス
唾液腺・涙腺腫脹
関節症状
肺・肝・腎・甲状腺・リンパ節などの炎症性疾患
皮膚症状、環状紅斑レイノー現象など
ここで解説VTRがみれる
tp://www.ss-info.net/kaisetsu/htm/kaisetsu_frame.html