【気長に】コンジロームが…Part3【治療しよう】

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508Dr.T
>>507
尖圭コンジロームの腫瘍部を焼き殺し切除すると、
確かにHPV(ヒト乳頭腫ウィルス)そのものは死滅します。
しかしウィルスの遺伝子であるDNAが、
腫瘍の周囲や皮下の細胞内に散布され潜伏します。
それが一定期間経過すると、DNAが正常細胞に働きかけ
尖圭コンジロームの腫瘍となります。
しかし再発した尖圭コンジロームの腫瘍にはDNAの存在は認めるものの
HPVウィルス本体は存在しないことが分かっています。
この意味で、DNA合成阻害剤系統の抗がん剤・抗ウィルス剤が有効である
理由だと思います。
また、この観点からすれば、尖圭コンジロームの
治療(電気焼灼・電気メス・レーザー光線・液体窒素)の時には、
腫瘍部を除去した跡をさらに取り除き、
さらに続けて同じ治療を続けなければ再発をしてしまいます。
私は電気焼灼を主に行いますが、
除去した跡を2度焼き除去3度焼き除去を繰り返し行っています。
すると経験上再発が少ないです。