【感動】ハンカチ無しでは読めないスレ【希望】

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342体育会系中年男
336の続き

この掲示板に書き込んだあと、裕次郎のCDを聞きながら、
一冊のアルバムを眺めていた。その年の夏、2人で北海道を
訪れたときの写真である。病気のために痩せ細ってしまい、
188aで当時95`だった自分と並ぶと、それこそ大人と
子供ほども違う。しかし、それらの写真に写る彼女の表情は、
どれも素晴らしい笑顔ばかりだった。余命半年と宣告された
人間のものとは思えない笑顔を見ているうち、止め処も無く
涙が溢れて来た。今年40になる自分であるが、久しぶりに
泣いた。棚の上に飾ってある彼女の写真を手に取りながら、
夜が更けるまで泣いた。そして、そのまま眠ってしまった。
朝、ラジオ放送の音で目が覚めた。ラジオから聞こえたのは、
彼女の大好きだった『恋の街札幌』である。まるで、彼女が
天国からリクエストしてくれたような巡り合わせであった。