おいろびに移動
名前書き忘れたがな
あっぶね、立てるとこだったわい。
>>1乙&新スレおめ
ここは外伝投下用に使いたいと思います
でもまだ書けてません><
やべえ、次の一レスは担任がジャンプ買うだけで終わりそうだ
なかなか話を進められないもんだなorz
よし、水曜夜を目標にガンバル
テッカンテッカン
鉄管鉄管
コンビニエンスストア。
便利な世の中になったものだ。夜10時になっても開いている。
ラーメンからカレーまで食料が揃っているし、電池とか歯ブラシとかまである。
何より、本を立ち読みできてしまう。
ふと、不特定多数に回し読みされてボロボロになった週刊少年ジャンプを目の端にとらえた。
あぁ、今頃あっちの酒屋では最新号が売り出された頃だな。そっちに行くか。
その前に…とりあえずアダルト向け雑誌コーナーを一瞥する。
こんな薄っぺらな紙より本物を抱きたいものだ。
彼女と別れて何年経つかな。惜しいことをしたな。
思い出しても仕方ない。もう過ぎたこと。俺が悪かったこと…
それでも身体はそれなりに素直だ。雑誌の女性に血流が高まる。
(こんなの立ち読みしているところ、生徒には見せられんな…)
週末の夜さえ仕事のことを考えるのか、俺は。忘れるために酒を買いに来たのだろう…
溜息が多いことには気づいている。
生ぬるく時々少し冷たい風を受けながら、酒屋へ向けて歩みを進める。
ちょうど入荷する頃なのだろうか。子供たちの声は元気だ。
小中学生に紛れて週刊少年ジャンプを買った。
もちろん、大人の貫禄でビールとつまみを買った。
まずドラゴンボールをチェックする。
もういい加減マンネリだろうなどと思いながらも、やはり楽しみにしてしまう。
それにしても学区外で良かった。週末くらい生徒を忘れたい。学校を忘れたい。
あれ…?
それなら、どうして俺は教師になったのだろう。
大学時代に夢に描いていたのは何だったのだろう。
結局、ジャンプは一周読んだだけで開くことはなく、日曜日もなんとなく過ぎた。
気分は晴れないまま月曜日を迎えた。
月曜朝は全校朝礼がある。
生徒会の連中が生徒たちを整列させ、司会を行う。
生徒会からの連絡、校長からの挨拶…退屈そうな生徒たちの顔が並ぶ。
お前たちと同様、俺も退屈なのだ。
かといって、授業に行きたいのか?と言われればそうでもない。
そうでもない理由は月曜一時間目の数学の時間で味わうことになる。
「起立」「礼」「着席」
日直の決まり文句で授業が始まる。
始まらない。
生徒たちが全くついてこない。
『お前らな、だらけてないで授業するぞ。』
「先生が踊ってくれたらやる気でるのになぁ…」
また来た・・・
『本当にやる気でるのか?』
「でるでる!!はい!せっせっせーのよいよいよい♪」
胃が痛い。痛いが踊る。
何がげんこつ山のたぬきさんだ。これでは教師ではなく道化だ。
たちの悪いことに、奴らは授業参観日にまでこれを求めてきた。
胸が痛い。
腹が痛い。
ktkr!!わーい
川,,´3`)φなるほど、この子がジェノの好みか
誤爆やがな
だからairるんですよ
水曜夜を目指します
wktk
非常にごめんなさい。しばし、しばし
1年B組での授業は心が折れる。いや、折れた結果がげんこつ山か。
3時間目、C組での授業は楽なものだ。
と、なるとこれは自分のクラスに問題があるのだろうか。
そういえば、古谷先生がC組担任の大岩先生に苦情を言ったという話は聞いていない。
──教育技術の欠如。
向いていないのか、という念が俺に鞭を打つ。
痛い。
痛い、が、やらなければならない。
その日、思い立って図書室へ行った。
普段は教科書や参考書で済ます教材研究だが、次回はもっとひねってみようと思った。
何かを変えるには、まず自分のやるべきこと、授業からだ。
目当ての本を何冊か手にし、机についた。
こんなことをするのは教育実習以来だ。なるほど、初心に返るということか。
面白い授業をしなければ。変えなければ。
しかし、普段と違うということはそうそう閃くものでもない。
焦りは痛みを産んだ。
右手で胃のあたりを抑えながら左手でページを捲る。
「先生……大丈夫ですか?」
気がつくと、傍に女生徒が立っていた。
大丈夫ですかだって?そんなに辛そうにしていたのだろうか。
『大丈夫だよ。ありがとう。』
そう言いながらも、自分の流している汗に気づいた。
俺は女生徒が差し出すハンカチを受け取って汗を拭った。
ktkr!!おつつ
土曜夜を目指します
おうよ!
さて、なんでもあり板のニコスレが落ちてしまった
ガ━━ΣΣ(゚Д゚;)━━ン!!
じゃ、こっちが本スレでええやないの
,-======-、
|n_j_ij__j__ji_j|
川,,´3`)y─┛~~
,ノ゙゙゙゙゙ハヽ、
`〜ェ-ェー'
風来というより、メキシカンな雰囲気が出たな。
こんな風来人はくさったおにぎり食べてレベルダウンすればいいと思う
かわいいじゃん><
携帯パパひどす
あげてみますか
,-======-、
|n_j_ij__j__ji_j|
川,,´3`)y─┛~~ 今日! いや明日……やっぱ今日。
,ノ゙゙゙゙゙ハヽ、
`〜ェ-ェー'
昨日ふと思いついたので、ちょっと他の話書いてます
34 :
まりあ:2007/08/11(土) 11:42:42 ID:???
蟻板でスレ一覧取得する度に「ニコニコテニミュ」ってスレタイが目に入って一瞬ドキッとします。
>>34 恐縮です><
書いててあんまり盛り上がらないのでちょっと練り直します(*ω*` )
ヽ(´ー`)ノ徘徊ちう
ただいま
おかえるーヽ(´ー`)ノ
40はもらった!おやしゅみぃー
昨夜は友人と飲みに行ったりしてたのであれこれできませんでした。
すみません。
くさったおにぎりって何ゲー?
風来のシレンでググれ
ひぐらし実写化ですか
驚きました…!
ニコフどこー
(゚Д゚)ノ ァィ
以下、三レスほど別の外伝いってみます。
まだ全然本筋に入っていかないんですけどね
『超・外伝』
-1-
行列に続いて僕も一歩また一歩と歩みを進める。
しかし、ここがどこなのかわからない。
わからないが、僕がここにいる理由はなんとなくわかる。
それはおそらく、僕が何らかの理由で死んだからだ。
もうずっとお腹が空かないが、元気だ。だから僕は死んでいるのだ。
そうでなければ、今頃はリンゴに齧りついているはずだ。
もちろん、ここで言うリンゴというのは、赤くて丸いデリシャスフルーツのことだ。
さて、困ったことに自分が何者かわからない。名前は覚えているのだけどな。
こういうのを【都合のいい記憶喪失】と呼ぶのだという知識はある。
そういえば、さっき、廊下を歩いていて気づいたが自分の姿が鏡に映らない。
鏡に映らない人間が歩くような廊下に何故鏡を置くんだ?馬鹿なの?
まあしかし、胸は控えめだけどおそらく絶世の美女であろうことは直感でわかる。
うん、間違いない。
顔は見えないが自分の身体は見える。
着ている衣服のデザインに驚愕だ。お見せできないのが残念だ。
それにしても、どいつもこいつも冴えない顔をしている。
血の気がないというか、青ざめているというか。
まあ、それは仕方ないだろう。
僕もこれからとんでもない刑罰を喰らうんだっていう直感がある。
しかし、僕が何か悪いことしたっていうのかい?
罪の記憶が無いのに罰は受けるっていうのかい?
そういうわけで、どこかわからない場所の廊下を小一時間ほど歩いている。
-2-
身体は疲れている気はしないが、こうも歩き続けていると意識は疲れるものなのだな。
疲れるというよりは飽きるって感じなのだろうか。まあとにかくうんざりする。
そんな思いがぐつぐつ煮えたぎった頃、行進がストップした。【自分の部屋】の前に着いたのだ。
見たところ、寮のようなアパートのような扉だ。昨今の監獄はアパートを使うの?
扉の前に着いたということは、黙って部屋に入るということだ。みんなそうしている。僕もそうする。
部屋の中は六畳一間のアパートの一室って感じだ。
入って正面に張り紙が貼ってある。
「右を見ろ。」
と書いてある。右を見る。張り紙がある。
「左を見ろ。」
と書いてある。左を見る。張り紙がある。
「正面を見ろ。」
と書いてある。もう一度正面を見る。さっきの張り紙がある。
…さっきの?文面が違う。
「この部屋には三つの張り紙があります^^*
あなたへの指示はこれを通じて行います^^*
現在、右の張り紙は時計で左の張り紙は天気予報です^^*
よろしく(^ε^*」
右の張り紙を見るとデジタル時計のように時刻らしき数字を表示している。
「20:16」
左の張り紙を見ると、なるほど、天気予報だ。
「明日は雨^^」
正面の張り紙の文面がまた変わっている。
「今日からこの部屋で暮らしてもらいます^^*」
さて、気味の悪いことになってきた。
-3-
とりあえずベッドに横になってみた。気楽なものだ。
テレビもラジオも無いのが残念だ。
今夜は冷え込むようだ。左の天気予報が伝えている。
窓を閉めに立ち上がり、ついでにベランダに出て外の景色を見渡すことにした。
中央の張り紙が「消灯は22時です^^」と伝えている。まだ時間がある。
ベランダの向こうに広がる綺麗な夜景に少し胸がキュンとなった。
部屋はお粗末だが、立地は良い場所のように思える。
「おい、お前、今ベランダにいるのか?」
9時の方向から声が飛んできた。隣人が僕に話しかけているらしい。
隣人は男性のようだ。仕切りがあって隣のベランダは見えない。
「【お前】って呼び方はやめてくれない?……何か用?」
…でも、無視するのも気がひけるしどうせ暇なので相手をしてみる。
部屋の様子はどうかといったような現状確認の会話をした。
「俺は脱走するぜ。」
突然何を言い出すのか。急展開だ。
「脱走って…アテはあるのかい?」
「あっちに変な形のビルが見えるだろ?俺はあのビルを知っている。あっちは本刷市ってことだ。」
「へぇ…まあ場所はともかく、この建物から出ないとね。」
「俺たちは死んでいるのだからここから飛び降りたって平気だろ。簡単なことだ。」
ずいぶん自信満々に言うものだ。
僕たちを捕らえた人物がいたとして、彼または彼女はそんな抜け道を用意するだろうか。
「俺は行くぜ。あばよ。」
隣人がベランダの柵によじ登ろうとした瞬間、上の方から叫び声が落ちてきた。
次の瞬間、その叫び声の主が視界まで落ちてきて、ついに墜落した。
地面に叩きつけられた身体は動き出す気配が無い。
「君も飛ぶのかい?」
僕が尋ねると隣人は青い顔を青ざめさせて部屋に引っ込んだ。
支援ね支援
あっはっは
3レスだっけ。俺、やっちまったね。
ありがとね、ありがとう
ktkr!!
こっちもきてた!
ふこふ乙だよふこふ
56 :
ニコフ川д゚) ◆nikov2e/PM :2007/08/17(金) 20:13:38 ID:2lhl6/Xa
今夜
krkr
-4-
僕はもうしばらく夜景を楽しむことにした。
あ、流れ星☆ …なんて都会の空ではそうそう見つかりはしないよな。
本刷市ってどこだっけ。僕は生前どこに住んでいたのだろう。
考えても仕方ないか。僕はこうして第二の人生(?)を歩み出しているのだから。
考えるべきことは、今後のことであり、さっきのことだ。
さっきの出来事をどう理解するべきだろう。
死んだ人間が飛び降り自殺なんてできる?
この建物あるいは建物周辺は何か別の理が働いているのか?
幽霊ってのは現実のモノくらい透過できるってのが記憶の中にあるのに、壁抜けなんてできない。
わからないことだらけだ。とにかく飛び降りルートはありえないってことだな。
さあ、消灯だ。
おやすみなさい。
おはようございます。
右の張り紙が午前6時をお知らせしている。
左の天気予報にはあまり関心がない。どうせ外には出られないのだろう?
中央の張り紙を見てみる。
「おやくそく^^
・食器はちゃんと洗いましょう。
・洗濯はちゃんとしましょう。
・掃除はちゃんとしましょう。」
家事をしなさい…ってか?
だがちょっと待ってほしい。
洗うべき食器が台所に見当たらないじゃないか。
-5-
まだ六時。部屋を見渡したところ、それほど汚れていない。
(掃除機が押入れに入っていた。)
活動を開始するのはもう少ししてからでも良さそうだ。
部屋のどこにも見当たらない食器と洗濯物が気になるが、もう少しだらだらさせてほしい。
まあ家事くらい死ぬ前にも毎日やっていたことだろう?きっと【魂が覚えている。】
僕はベランダに出て、小一時間ほど朝の街の景色を楽しむことにする。
チュンチュンと小鳥たちの囀る声が一日の始まりを告げ、街を起こしているかのようだ。
景色を眺めながら音楽でも聴きたいな。レコード再生機とかないのかなぁ。
僕が生きていたときはどうだったっけ。これから仕事に行くのか?何の仕事をしていたのだろう。
職場に行って仕事をして帰って寝て起きて仕事をしていたのか。物好きなものだが、それが社会の法則か。
しかし、通勤する人影は見えないな。小鳥はいるのにな。
おや、こんな高いところまで飛んでくるのかい。
ほ〜れほれほれこっちへおいで・・・よ〜しよしよしよしよしよし…
珍しいものだ。鳥というのは餌を与えなくてもたやすく近づいてくるものだったか?
僕はしゃがみ込んでその頭という頭、顎という顎を撫で回してやった。
昔、こういうことを生業にしている爺さんがいたな。何ゴローだっけ?
隣室から見えなくてよかった。こんなの見られたら恥ずかしくて死ぬ。
小鳥に触れていると妙な感触がある。生命の鼓動が伝わってくるようなイメージだ。
ドクン・・・ドクン・・・と脈打つような感触。鼓動。
ふと、その小鳥は思い立ったかのように方向転換し、僕の左手首のある方向へ飛び立とうとした。
ドグァァァッッッ……!!!!
というのはイメージであって、実際に鳴った音や叫び声ではない。
が、そのような【痛み】と映像がここにある。
飛び立った鳥が僕の左手首に衝突した瞬間、【僕の左手首が吹き飛んだ。】
-6-
さっきまでここに在ったものが、今はそこに在る。
在るということは知覚されていることで・・・
えーと、われ思うゆえにわれ在りって言ったの誰だっけ?
…違う!そうじゃあない!
「飛び立った鳥が僕の左手首に衝突した瞬間、【僕の左手首が吹き飛んだ。】
(で、そこに落ちている。)」
しゃがみ込んでいたのが幸いだった。
もしも、ベランダの柵の上で小鳥を撫で回していたなら、手首は屋外に落下していたかもしれない。
しかし、そのような安堵は後だ。今現在、脅威はここにある。
…第二撃を喰らってはならない!
僕は全盛期のNAKATAのようにサッとベランダを見渡すが、もう小鳥はいない。
幸いなことに、第二の危険は無さそうだ。
どうしたものか。とりあえず左手首を右手で拾う。こんな経験は生まれて初めてだ。
【傷口】からは血が出ていない。まあ当然か。血が通っているのは生きている動物だ。
それにしても、【脅威はここにある!】なんて言ったもののもう終わってしまったな。
左腕どうしよう……くっつかないかなぁ。
僕は、それが元あった場所にあてがいながら、部屋に戻ろうとする。
ふと、ベランダと部屋とを仕切る【ガラス戸が開いている】ことに気づいた。
僕は恐る恐るカーテンを捲って室内を覗き見る。
「チュンチュンチュン…」
依然、脅威は室内にいた。
と、とりあえず三レス・・・!
おつつつつつヽ(´ー`)ノ
今夜
うんこちんちん
黄信号
66 :
まりあ:2007/08/18(土) 23:06:30 ID:???
warota
リバースカードオープン!レッドシグナル!!!
-7-
右の張り紙は6時52分を示している。小一時間のいい気分が台無しだ。
さあ、これからどうするべきか。
1 「ぶっ殺す!」このド畜生を殺して投げ捨てる。
2 「カワイイは正義!」なんとか外へ逃がす。
3 「カワイイは正義!」襲われないように気をつけながら一緒に暮らす。
4 その他。
選択肢3は論外だな。飼うなら鳥より猫がいいし。
それに、油断したときに首や頭に飛び掛られたら悲惨だ。
僕の首が飛んだらどうなるのだ?死人が死んだら今度こそあの世に行くのか?
(あの世があるって保証、あるのかい?
首が千切れても【死ねない】っていうのは逆に恐怖だな。)
選択肢1はおそらく可能だろう。頭だの顎だのを撫で回すことはできたのだ。
あの鳥頭の隙をついて殺すくらい余裕だ。
しかし、無用な殺生はこれからの生活(死活か?それは意味が違うか。ややこしいな)に禍根を残す。
選択肢2が現実路線かな。
窓を開けておけば逃げるだろうか?いや、何か強行策を考えるべきだろうか。
選択肢4は何か思いつくか?思いつかない。
よし、2で行こう!優しい僕。僕は優しい。
NAKATAばりのルックアラウンドで状況を把握する。小鳥はベッドの近くにいた。
まず、室内に戻る。ゆっくりでいい。ゆっくり戻る。
敵は動かない。
僕は一歩歩み寄る。
小鳥は僕など存在しないかのように、のんきな顔をしている。
ごくり。また一歩歩みを進め、僕は息を飲み込んだ。
-8-
頭だの顎だのを余裕で撫で回されるような、鳥野郎の首根っこを掴んで外に放り出すのは余裕☆
現に、僕が近づいても小鳥は何ら様子を変えない。
ゆっくり一歩、もう一歩。
見えてないのか?僕の存在を感じない?
それならば近づくのは容易…!
肝心なことは、不意に飛び掛られてはいけないということだ。
一歩、また一歩。
おいおい、余裕すぎるぞ。さっきまでのドキドキを返してくれ。
そして一歩。
手を伸ばせば届く距離まで近づき、ついにベッドの隅に追い詰めた。簡単すぎる。
おっと、捕らえるためには手が必要だな。僕は右手を左腕から離す。
「よ〜しよしよし…良い子だから帰ってお…」
素早く右手を伸ばしたつもりだったが、手が届くよりも前に小鳥は羽ばたいた。
また来る・・・!?さっきまでのドキドキが返ってきた。いらないよぉぉぉ…
僕はボクサーのように両腕でガードする。
しかし、小鳥の飛び立つ方向はこちらではなかった。
小鳥はもっと垂直に近くジャンプし、僕を飛び越えた。
そして忌々しいことに、糞を垂れながら…僕に糞をひっかけながら…服でよかったけど…!
だけど…コケにしやがって……!
「ぶっ殺すッ…!」
僕は全身で襲い掛かり、今度こそしっかりと捕獲した。
そしてそのままベランダに出てICHIROばりの肩でド畜生を放り投げた。
コンクリートを狙ったつもりだったが、レーザービームはベランダより向こうへ飛んでいった。
僕は急いで部屋に戻りガラス戸を閉めた。鍵もかけた。
しかし、つかの間の安堵。
一息ついて今回の教訓をまとめようと思った矢先、台所の方からガシャンッという音が聞こえてきた。
貯まった。色々貯まった
71 :
ニコフ川д゚) ◆nikov2e/PM :2007/08/19(日) 18:09:18 ID:tW9ZASha
今夜
と言いたいけどまだ1byteも打ってません。
>>70 未読のアレコレですか
お疲れさまっす
おつ〜
73 :
ニコフ川д゚) ◆nikov2e/PM :2007/08/20(月) 00:38:37 ID:Wj5K5xKY
早くSBR読みてぇぇぇ
SBRさえ読めれば・・・続きを書くパワーを得られるのに・・・ぐふっ
月イチ投下宣言!?
>>75 最低週一にしたいところですよね。
都では18日にネタバレ解禁だったのにこっちではまだ売ってないとかどんだけですぅ。
以下、即興小説。
予備知識:
麺凧…美少女K
QP…麺凧のチャット友達
☆麺凧はQPの家を訪ねることになった。
小窓付きパンツ…玄関の扉についてる覗き穴の名称を募集した教えてもらったから本文で採用。
その日の約束を果たす日が来た。
麺凧は意を決して呼び鈴を鳴らす。
「・・・ーい!はーい!」
扉の向こうから透き通るような声が聞こえ、だんだん近づいてきた。
扉が開く瞬間を麺凧は息を飲み待った。
それが運命の分かれ道だとは知らずに──
ギィィィィ…
ゆっくりと扉が開く。高鳴る胸の鼓動が麺凧の瞼を閉じる。
「あれ・・・?」
扉が開いて…それから?「めんたちゃんいらっしゃい!」とか無いのだろうか。
微かな不審感。再び目を開いたとき、扉の中にいたのは麺凧の方だった。
閉じられた扉の前、麺凧は扉の向こうにいた。
「え・・・あれ・・・?」
キョロキョロと見回すが、事態を把握できない。
数秒を数分に感じたとき、呼び鈴がなった。
びくっと身体を震わせ、細い声で言った。
「ど…どなた…ですか?」
聞こえなかったのだろうか。返事が無い。
「どなたですか?」
さっきより大きい声で言ってみるがやはり返事はない。
麺凧は小窓付きパンツから扉の向こうを覗きみる。
『小(略)パンツから覗き見たら向こうからも覗いてたって都市伝説があったな。』
そんなことを思い出したが、既に頭は小(略)パンツに近づいている。
ここがどこか知るためには、外を知る必要もある。
そう思いながら扉の向こうを見る。
「だれも・・・いない・・・?」
でも、死角にいるのかもしれない。麺凧は恐る恐る扉を開く。
ドアノブに手をかけ、ひねる。そして前向きに押す。
開いた瞬間、ドス黒い闇のような声を聞いた。
「お前は…魂の扉を開いた」
わけもわからぬまま、麺凧は身動きをとれなくなり、意識を失った──
──QPはニヤニヤしながら麺凧の魂を掴み、人形の中へ押し込んだ。
「ふふ・・・またコレクションが増えた。よろしくね、めんたちゃん・・・」
-完-
よろしくね、めんたちゃん・・・
ひいいぃぃぃぃぃぃ
SBRを読んでしまったので退路がなくなりました
たまたま今回は買えてない>SBR
明日あたり買おうかと。
ケミちゃん明日って今さ!
筆が止まった
-9-
ガチャンッ…陶器が衝突しあうような音がまた聞こえた。
整えかけた息をのみ、台所へ向かう。
流し台にはおびただしい数の食器が詰まれていた。
いつの間に・・・?どこから・・・?なんのために・・・?
5W1Hの疑問が次々浮かぶが、大切なことを忘れていた。
左腕と鳥糞だ。くそっくそっ…
しかし、二つの問題のうち一つは杞憂だった。左手は左腕にガッチリと繋がっていた。
くっつけると治るのか…幽霊って便利!
早く反省会を始めたいが、糞をひっかけられた服をいつまでも着ていたくはない。
台所の食器は洗えってことだな。「何故僕が・・・?」って気はするが、自分の部屋を汚れっぱなしにはしたくない。
うむ。まずは洗濯しよう。そう決めた。
洗濯→掃除→食器の順だ。よし。
僕は衣服のボタンを上から順に一つ一つ外していく。
驚愕なデザインの上着がハラリハラリと緊張を失い、解けた。
ああ、この下は素肌じゃあないんだ。すまない。
上着から右腕を引き抜き、続いて左腕を自由にする。
思わず抱きすくめたくなるような白い肩が露出し、おしとやかにその存在を主張する微乳が続いた。
いやぁ、お見せできないのが残念だ。
「もう大きくならないのかな…死んでいるからな…」
ちょっと気になる控えめな胸を左手で揉んでみた。少し虚しくなった。
ともかく、上着を洗濯機に放り込み、僕は部屋の掃除を始める。
家事している描写なんて読んでいて楽しいかい?楽しくないよな。
僕は部屋掃除の最中に一篇の詩を考えた。
紹介しよう。
-10-
『パフェ』
わたしはパフェ あなたのパフェ
スプーンをどうぞ
どうぞ召し上がれ
甘い 甘い 酸っぱい 甘い
それは全部わたしなの
選り好みしないで
アイス チョコ クリーム フルーツ
これが全部わたしなの
溶けてしまわないうちに
どうぞ召し上がれ
わたしはパフェ あなたのパフェ
だけどだめよ
食べ終わってしまわないで
何もないわたしに気づいてしまわないで
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
もう片方の男あっけなかったけど、なんかまだありそうな気が。
92 :
89:2007/08/26(日) 23:35:26 ID:???
みれなかったのかぁ(´・ω・`)いまみたら見れたけど・・・
みれたよ!しまむらvsユニクロ!!!
わしはユニクロ派ですね。
バイオメガおもしれえ。三巻までこうた
今月号の話まで追いついた
が、同時に話を全然理解してなかったことに気づいた
ひでえ
!?
話題拾った途端に置いてけぼりwwwwwwwwwww
オマイラ早く寝なさい(`・ω・´)
ニコフ寝ちゃやだー
(´-ω-`) グガーzZZ
いいや限界だ!じゃ、じゃあ二時間まで・・・
(´;ω;`) ウ・・・
(*ω*` )おやすみなさいですよ
(´;ω;`) オヤシュミ・・・・
テラ月食
月食(。・`Д・´)
ちょっと9月半ばまで忙しくなりそうです
(´・ω・`)今日も暑いですね
あれ?もしかして9月終わってね?
どうやら十月にタイムスリップされたようです
蒸し暑いお
今日は暑かったです。
まだまだ残暑キビシス
オマイラ体調とか色々気をつけてください。
近日中に
krkr
癒されにきましたヽ(´ー`)ノ
火曜か水曜を目指したい所存です
115 :
まりあ:2007/09/09(日) 23:17:22 ID:???
俄然ワクワクしてきました
今夜こそは
wktk
-11-
今日も鳥の声が一日の始まりを告げる。
昨夜は流れ星が見えた。あれは何座流星群だっけ。いっぱい見えた。
ということは、そういう季節か。暖かさとか寒さだとかを感じないので実感がない。
他者の存在が無いことも実感の無さの一因だろうか。
動物はよく見かけるのに、人に会わないものだなぁ。
安心など無い日々が始まるのだと思っていたが、意外と気楽なものだ。
ただ、気をつけないといけないことがある。
生き物に"触られてはいけない"ということ。
こちらから触るのは良いが、触られるのはヤバい。
たぶん、死んでいる僕は魂のエネルギーみたいなものが極端に弱いんじゃあないだろうか。
と考えればとりあえず納得できるかもしれないしできないかもしれない。
それから、ちょっと前に隣人に聞いた話だが、家事をサボっても意外と何ともなかったようだ。
だけど僕は毎日部屋を綺麗にしておきたいので、嫌だけどがんばるけどね。
それにしても隣人は鬱陶しい奴だ。
僕が流れ星に夢中だっていうのに話をやめない。美声で歌でも歌ってムードを出してくれれば良いのに。
隣人の名前は何だったっけ。人の名前ってなかなか覚えられないものだな。
そもそも僕らはお互い顔を見ていないのだからなおさらか。
しかし、たしかインターネットというのが有ったと思うけど、あれでは見知らぬ人と友達になったりしているのだから不思議なものだ。
まあ名前は忘れないか。画面にいつも表示されるんだから。
名前。大切なものには名前がある。
僕の名前は九州怜奈。
何故死んでしまったのか、生前何をしていたのか皆目思い出せない。
これからどこへ行くのかわからないが、とりあえずこのマンションらしき建物の一室にいる。
安心できることは無いだろうって予感はあったが、意外と気楽に過ごしている。
この部屋に来て一週間ほど経った。
鳥に警戒しながら朝の風景を楽しんだ僕は新しいポエ
僕らは夢見たあげくキモハゲ★川,,´3`)yー┛~~ の発言:
ムを考えながら今日も家事にとりかかった。
きっかけは、この日の夕方にあった。
乙んこだよ〜。ワシも見習いたいもんだ
アルケミさんはじっくり練って練って僕らを唸らせてくれるはず!
おつつつつ☆
連休中には
-12-
僕はいつものように皿を洗っていた。
推察するに、この食器はどこかのレストランからこの部屋に送られているのだと思う。
食器は一日三回送られてくる。朝・昼・晩といったところだ。
食器の汚れを見ると、そう思える。肉料理、魚料理、その他色々の形跡がある。
朝はバイキングらしい。食べカスのごった煮という感じがする。
(なんかよくわからないが、大きいゴミは三角コーナーに入れておくと回収される。)
何故僕がこんなことをしなければいけないのかわからない。
労働力を提供する代わりにこの部屋に住まわせてくれているのだろうか?
いずれにしろ、自室が汚れるのは気に入らないので、どこかの誰かのお手伝いをすることにしている。
そういうわけで、その日の昼過ぎ、僕は食器を洗っていた。
やってみれば単調な作業だ。
食べ跡から料理を想像するのは退屈しのぎになるが、答えがわからないので今ひとつ決め手にかける遊びだと思う。
そんな退屈な仕事の最中、ふと気づいた。ソースで文字が書いてある皿を見つけた。
他の皿とこすれて少し消えかかっているが、読めた。
「おいしかったです。」と書いてあった。ちょっと口元が綻んだ。
残念ながらこのメッセージ、シェフには届いてないよ。ごめんな。
少し温かくて寂しい気持ちでソースを洗い流した。
何枚か皿を片付けた後で、また気づいた。これにも何か書いてある。
「りんごがたべたい」
食べ跡から判断するにメロンを食べたのだろうに、さらにリンゴか。
リンゴは僕も好きだ。でももうずっと食べていない。恋しいなぁ。
そして洗い流したとき、僕はこの皿には別の“メッセージ”が記されていることに気づいた。
そこには、こんな英文のデザインが施されていた。
「Two men look out through the same bars:
One sees the mud and one the stars. --Frederick Langbridge」
フレデリック・ラングブリッジか。menって、囚人の話だっけ?これ。
僕は皿の裏面を見た。そこにも “言葉”があった。
「Which are you?」 …… 僕はどっちだ?
キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!
-13-
「囚人が二人、鉄格子から外を見た。
ひとりは泥を見た。もうひとりは星を見た。」
単純に捉えるなら、泥は絶望の、星は希望の象徴だ。
一見気ままな生活を送れそうだが、僕は魂の囚人に違いない。
この部屋に捕らえられている囚人。
この一週間、毎晩星を見た。しかし、そんな文字通りの意味じゃあなくて…
僕は希望を見るか?
死んでいる僕が、希望を見られるのか?
罪の記憶はないが、罰を受けるという予感はある。
死んだ死刑囚。絶望…?
この窓の向こうには本刷市という街があるという。すると、ここは”あの世”ではないのだろう。
あの世なんてあるのか?誰か保証できるのかい?
曖昧な世界。
この部屋は泥だ。誰かの言いなりで、誰かの箱庭で。
僕は支配される人間だったか…?
僕は、僕が中心だったんじゃあないか?
何かに時間を支配されて、何かに怯えるのが僕?
違う。だから僕は
「僕は星を見る。」
『いいね。』
僕の回答に応えるように、今度は文字ではなく声が聞こえた。女の声だ。
『私はここで待ってるよ。』
誰かがそう言った。
dkdkwkwk
ニコフも乙〜
ありがとうございます。
本当にありがとうございます。
131 :
川,,´3`)yー┛~~:2007/09/18(火) 19:11:52 ID:hG99kjtu
-14-
「誰だ!?僕に言っているのか?」
周囲を見回すが、この部屋には僕しかいない。
僕の動揺を知ってか知らずか、声の主は言った。
『あ…ごめん…もうすぐあいつが…来るから…今は話せない。
ここで、待ってるよ。』
「おい!hふぁなっがいpうぇら?」
『ごめんね…またね。気をつけて…』
そこで声が途絶えた。急展開に何が何やらわからない。
…整理しよう。
・どこからか女の声が聞こえた。
・彼女は「ここ」で待っていると言った。 「ここ」ってどこだよ。
・彼女は「あいつ」が来ると話せない。 誰だよ。
どこかで待っているということは、この部屋の外のどこかに彼女がいるのだろう。
彼女をどうにかしてやる義理はないが、少なくともこれは”脱獄”を促すメッセージだと思える。
”脱獄”は可能だということか?だけど扉は開かない。
マンションの一室みたいなのに内側から開錠できない。鍵が必要だ。
ベランダから飛び降りるのは悲惨だとわかっているので、“内側に出る”必要があるだろう。
扉の鍵があるのか。
ふむ。僕としたことが、なんて愚鈍なのだ。バカチン!
ベッドしか無いとか言ってろくに調べもしなかった。一週間も居て、だ。
よし、本気出して部屋を調べてみよう。
だがちょっと待ってほしい。
室内に鍵があったら脱出できちゃうじゃあないか。おかしくね?
…鍵…無いかもしれない……けど……探してみるか…
僕は大きくため息をついた。
とりあえずこんな感じで
おお!乙!!
∧ ∧
(´・ω・)
|つ旦O
と ) )
wktkでつ
積極投下乙!wktk
-15-
『りんご』
しゃり しゃり しゃり 丸い果実
しゃり しゃり しゃり 真っ赤なドレス
よだれがでるの もぎたてのボク
さら さら さら 甘酸っぱいジュース
さら さら さら 半透明の蜜
まるかじりするの 美しい女神
しゃり しゃり しゃり 薄い皮を脱いで
しゃり しゃり しゃり 真っ赤なリボン
脱いだのに何故 こんなに真っ赤
真っ赤なボクを食べる? 食べて?
-16-
急な出来事だったので、考えていた詩がなんとも中途半端だ。
これは違う。もっと深遠で奥ゆかしい詩になるはずだったのだ。
もっと甘美で切なくなるはずだったのだ。擬音ももう一種類使うべきだった。
これはまだ本来の僕の実力が出ていない。気持ちが出ていない。
だって、そうだろう?僕の大好きなリンゴがテーマなのだから!
これでは色欲と食欲ばかりじゃあないか。
これは後日書き直す必要がある。
もう一度僕はため息をついた。今度は小さく。
気を取り直して部屋の探索を始めることにする。
しかし、この何もない部屋のどこかに何かがあるだろうか。
そもそも、何かがあるとは限らない。
無いことの証明は在ることの証明より難しいとかどうとかって話ではないが、ベッドのシーツを剥いだりすると後で面倒だなぁとか思ったりする。
この部屋には何があるか。
白い壁に三枚の饒舌な張り紙。
ふかふかのベッド。(これは僕的に本命。脱出ゲームのセオリーじゃない?)
ピカピカのフローリング。
掃除機が入っている押入れ。
夜は夜景が綺麗だよベランダ。
バスルームとトイレ。
さっきまで僕がいた台所。
あるいは洗濯機とか?
フローリングを引っぺがすのはひたすら骨が折れそうだから勘弁してほしいなぁ…
さて、どこから取り掛かろうか?
連日怒濤の勢いですな。
SBRの解禁は、まだですよね。
ごめんね、明日買うからごめん
実は「どこから取り掛かろうか?」って読者のみなさんに問いかけてたりして
141 :
まりあ:2007/09/19(水) 23:49:56 ID:???
夜景が見たいです。。。
ウェカピポが来る!
いやはやさわやかな決着というか
雪の結晶のシーンで不覚にも目から汗が
し、しまった
にこスレは開いちゃいけないタイミングだったか
ウルジャン派になれば幸せになれる
かもよ!
そうじゃそうじゃ
単行本!単行本!さっさと単行本!
13巻買いましたか
あ、あれ?
大統領夫人とどうこうするのって13巻でしたっけ?
それなら買いました。面白かったです
それです。圧迫祭りです。
ファーストレディは女の子がお好きなんです。
大統領が初期の俺が考えてたポジションと大分違う事に愕然としてます
アフォな雑魚だと思ってたのに
ラスボス候補なのに女の子の前でぐっすりですもんね
マジ顔すればするほどムカつくんです。大統領
小ピッツァですしね…
だがそれが良いのかもしれません。
敵!って感じで
連載追いついてないんでアレなんですけど、どうなんですか?この後の展開
ちゃんと面白いんですか?俺大分不安になってますけど
ここまでちゃんと面白かったように、これからもちゃんと面白いですよ
13巻最後に出てきたウェカピポとのアレコレがここ数ヶ月の話ですね。
バッチリです
大統領の裏で糸をひく黒幕がいるんじゃないかと疑ってもいるが、
JOJOだとそういうのはないかな。
どうだろうね…
とりあえず、パンツたんの裏にいる人たちとDioの動き方ですよね
裏ボスって居ませんよね。シドーとかゾーマみたいな
敵と戦ってる以上に、主人公たちは運命と戦ってるからですね
う、うわぁ にこがカッコいい。思わず人間酸化しちゃう!
大変だ。中和しましょう
波紋です。このマヌケがァ
超・外伝三話(-21-〜)以降の構想がまだ漠然なのでしばし・・・しばし
ペルソナ3で忙しかったのでしばし・・・しばし・・・
そんな面白い理由が通じると思ってるんですか
-17-
僕は台所には何も無いことを確認すると、とりあえずベランダに出てみた。
ベランダはすっからかんである。洗濯バサミがいくつかあるだけだ。なんて綺麗なベランダ。
そして清々しいお昼の街並みが視界を遥かに越えて広がっている。
超洗濯日和である。
愚民どもよお勤めご苦労である。
ここ、夜は夜景が綺麗なんだぜ?
でもそんなの関係ねえ。探し物はどこですか?
あ、鳥がこっち来る。早く部屋に戻ろう。
まあ、まずはベッドだろう。
ベッドの裏だとか下だとかを探してみるんだ。
そしたら錠前を開ける鍵とか入っていたりするんだ。きっと。たぶん。おそらく。
………無いな。
そりゃあそうだ。僕が毎日掃除しているから綺麗だ。
では、ベッドメイキングが面倒だが、布団を引っぺがしてみようか。
徒労にならないことを祈って。
数分後、僕はベランダで布団を干していた。
わーい。今日はほかほかの布団で寝るんだ。
あれ?僕は何故布団を干してるんだ?良い天気だからか?
……なんか悲しくなってきた。
何故だ…本命だったのに…ベッド周りに手がかりがあるのがセオリー……
だけど、これはゲームじゃあないのだな……
一歩、絶望に近づいた気がした。
-18-
僕は枕を抱いて床に座っていた。
枕が枕じゃなくてぬいぐるみだったらどんなに癒されただろうか。
どんなぬいぐるみがいいかな。僕ってこういうの好きだったのだっけ?
今度はぬいぐるみをテーマに詩を書くか。
「ぐるぐるぐーるぬいぐるみ
いぬいぬいーぬ猫が好き」
あ… あ… いいリズム来たかも…!?
だが、ちょっと待ってほしい。
この主人公は現実逃避しない。僕は立ち向かわなければならないのだ。
だけど…
押入れは掃除機しか入っていないし、洗濯機周りにも何もなかった。
隙間だとか、押入れだとかはやはり何か有って欲しいところだった。
これはゲームではない。だから「ヒント」が散りばめられていたりはしない。
そういうことなのか。やはり何も無いのだろうか。
考えてみれば、この部屋はおそらく僕の前にも誰かが使っていたのだ。
何らかの理由(始末されたとか?)で前の住民がいなくなった。
そして、そこに僕らが入ってきたと考えるのが自然だろう。
これが例えばアパートだったなら、住民が入れ替わるときどうするか?
かなり大掃除をするな。壁紙や床を張り替えたりするかもしれない。
特にベッドは必ず使うものだから、必ず【管理人】の手がかかるはずだ。
何故かといえば、必ず使うものだからだ。
押入れには掃除機が入っている。であれば、点検だってするだろう。
【管理人】が何かを見つければ、この部屋にはそれを残さないだろうな。
ぽかぁんと考えていた僕だったが、そのとき、理を掴んだ気がした。か細い理だけど。
何かがあり得るとしたらそこしか無い(無かったら仕方ないから紐無しバンジーだ)。
そこは、僕らが決して使わないところに違いない。
金曜までお暇をいただきたく
Σ(゚Д゚)ガーン
ごめんね。
ビール飲みたいね。
かんぱーいなのですよ(`・ω・´)
酔いました(*´∀`*)
ありがとう
オマイラ早く寝なさい
ふむ
ふむふむ
本日、第二話完成未定
-19-
ベッドは使う。だって毎晩寝るからだ。幽霊だけど寝る。
それなら、入れ替わりのときに優先的に調べられる可能性が高い。
トイレは使わない。下品な話ですけど何も出さないからだ。幽霊だから出ない。
それなら、入れ替わりのときにも手付かずになる可能性が低いけどある。
胸の高鳴りが聞こえる。
僕はトイレのドアを開けてみた。綺麗な水洗式トイレだ。
そこには干上がった便器がある他には何もないように見える。
トイレットペーパーも無い。
しかし、便器の向こう側にはタンクがあった。
あるとすれば、このタンクの中しか無いと僕は思った。
恐る恐るタンクのフタを開けてみることにする。
あれ・・・?重い・・・?
むぎぎぎぎぎぎぎぎぎ
あれ?管がつながっていて中がよく見えないな…
難しいな。しかし、少しは開いた。
そこから覗きみるが、よくわからない。
気分の良いことではないがあとは手探りでがんばるか。
(変な虫とかいたら嫌だな)とか思ったけど、がんばった。
右手に確かな手応えがあった。
ビニール袋の感触に続き、ノートのようなものを掴んだ。
ちょっとにやけてしまったかもしれない。うへへ。
ベランダの向こうの空は既に夕陽で焼けていた。
-20-
そういうわけで、さっき言った「キッカケ」とはこれのことだ。
手に入れたビニール袋の中身はノートとペンと金と鍵だった。
金はノートの間に挟まっていて、袋から出したときにパラパラと落ちてきた。
5000円札のおじさん懐かしいな。
しかし何故金があるんだろうね。この金で何か買えるのかな。
それにしても、本当に鍵があるなんて…!狂喜乱舞だ。
(でも本当に部屋の鍵かはまだ確かめていない。)
ともかく、ノートを見てみようと思った。
そこには何らかの情報があるに違いないからだ。
例えるなら、電気製品を買えば使用前に説明書を読むようなものだ。
30枚程度のペラペラのノートである。裏にB5サイズだと書いてある。
表・裏表紙にはそれ以外の情報はない。
つまり、何に使うノートなのかを、これの持ち主は記していない。
もし日記帳なら、申し訳ないね。他人の日記を読むなんて趣味じゃあないのだが。
まあ土佐日記みたいな万人に読まれる日記もある。
ああ、土佐日記とは、「男もすなる日記といふものを云々」というやつのことだ。
平安貴族って意外と洒落てるよな。
僕は表紙をめくった。うひょっ。
早速一ページ目に文字列を見ることができた。
それなりに綺麗な字だ。最初の行にはこう書いてあった。
『さっき廊下で気持ち悪い婆さんからノートを買った。
せっかくなので記録をつけることにした。』
第三話に続く
乙んこ
____
∧_∧ /__ o、 |、
(´・ω・ ) | ・ \ノ
( o旦o | ・ |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ドキドキ…
dkdkdkdkdk
予想に応えて期待を裏切るニコハゲの世界☆
第三話、近々投下未定!
wktkdkdk
し、しばし
キラークイーンが攻撃するときに言ってますよね。
しばっ!
しばっ
まだ練ってます
ネリニコフなんですね
ねりねり
ううむ、なんかノらないなぁ
波にもまれ トビウオになれ ギラギラ太陽
うれしいってもっと 素直にいえたなら
抱きしめたい 見つめていたい くたばる前に
変りがきかない 宝を取り戻せ 君を
ガンダムについてが終わったら続きがんばります
wktk
結末を考えてしまうと、そこまでの道のりを書くのが億劫になりますねwwwwwwww
終末作戦
49 名前:132人目の素数さん[] 投稿日:04/05/12(水) 23:40
ここに組み立てキット置いときますね。
._ _ _ _ _ _
|○| .|○| .|○| .|○| .|○| .|○|
 ̄  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄
組み立てかた
|
| ← ←
._ ___ .| ↑ ↓ ↓
|○| |○ |○  ̄ ̄ ̄|○ _| ̄|○
/→ ↑
_| ̄|○
NHKスペシャル
▽百年の難問はなぜ解けたか▽数学者失そうのなぞ▽ポアンカレ予想の魔力に取りつかれた天才の悲劇
10月22日(月) 22:00〜23:00
NHKスペシャル◇100年にわたって誰も解けなかったという世紀の難問「ポアンカレ予想」の証明に挑んだ天才数学者たちの頭脳をCGと実写の合成で映像化しながら、彼らの人間模様をたどる。
昨年、ポアンカレ予想はロシアの数学者グリゴリ・ペレリマン氏によって証明された。それにより、宇宙がどんな形をしているのかを解き明かす手掛かりが見つかった。
ペレリマン氏は数学界最高の栄誉とされる「フィールズ賞」の受賞が決まったが、彼はそれを拒否し失跡。その行動は、真意をめぐるさまざまな憶測を生んでいる。
多くの天才たちが挑み、挫折したポアンカレ予想の証明を成し遂げながら、ペレリマン氏はなぜ栄誉に背を向け、表舞台から姿を消したのか。
見逃した・・・_| ̄|○
しかも録画機器不調・・・_| ̄|○
明日直す暇あるかな・・・_| ̄|○
ドクターペレリマンの話ばっかりで概念とかやらねーのか
ああ、ちゃんと解説してくれた。
でもアホなコメがあるだけでイライラする
さりげなくテーブルの上にドーナツとコーヒーカップwwwwwwwwwww
「受け皿、スプーン、そしてポットの蓋はトポロジーでは同じ図形と考えます」
に対して
「ポットの蓋、穴開いてるじゃん」「おっちゃん、蓋!蓋!」「穴開いてるけどいいの?」
総ツッコミにクソタラワwwwwwwwwwwwwwww
おっちゃん「釣りでした」
おっちゃん、どっちも404なんですけど!
一緒に盛り上がってもよかったですね。
あの番組で「宇宙」って言ってるのは「三次元多様体」のことです。
あくまで例え話ですので、あれで宇宙の形がわかったとかそういうこととはちょっと違います。
と、ちょっとだけ注意。
数学で言う宇宙は三次元多様体です
ものの例えです
でも実用されるときは信じられないスーパーサイヤ人になります
どうやら
>>208の画像は酔っ払って消したみたいです
復活したので見てください。否、見てもらうほどのもんでもないです
youtubeにフェルマーの最終定理についての動画ありますよ。
英語ですけど^^;
謎の文字列
qiGOxGEbaik
おお!それはwktk
・・・ってwおいら三角関数覚えたばかりですよ?w
ピタゴラスの定理はご存知でしょう。
直角三角形がありまして辺の長さをx,y,zとしますと
z凅
y
x^2+y^2=z^2
が成り立ちます。これ、たとえば3^2+4^2=9+16=25=5^2です。
直角三角形の各辺に一辺がその辺の長さの正方形をつくれば、斜辺で作った正方形の面積は他の辺でつくった正方形の面積の和に等しいというわけです。
この式を満たす正の整数(1,2,3,4,5、・・・)の組をピタゴラス数といいます。
たとえば(3, 4, 5)ですね。
じゃあ、自然な問かけとして、x^2ってしてたのをx^3ってしたらどうだろう。3じゃなくて4,5,…
2より大きい整数にしてみたらどうだろうって疑問が出てきます。
x^n+y^n=z^n (n≧3)
フェルマーはnが3以上のとき、この式を満たす正の整数の組(x,y,z)は「存在しない」と言ったのでした。
はたして本当でしょうか?数学的に証明してください。
という具合に、問題の意味は楽勝で理解できるのですが、証明ができねえ。できなかったわけです。
nを3とか4とか固定すればフェルマー予想は正しいという証明は得られましたが、どんな(3以上の)nについても言えるか?というのはずっと証明されていなかったのです。
それをついにワイルズ先生が解決しました。めでたしめでたし。
どうやら解禁されてるようだな。
今月のSBR、これまた良すぎだ。つかあいつやっぱりまだ退場しないようだね。
死にたくねえ!!!!!!!!
すげえ!わかりやすい解説dです!
さすがドクターニコハゲ!そこにしびれるあこがれるうううううううううううううう
ぐぁああ!なにいってるのかわからーん\(^O^)/
xかけるxかけるxかける…かけるx ←「かける」が二個以上あるとする
yかけるyかけるyかける…かけるy ←一行目と同じ回数「かける」がある
zかけるzかけるzかける…かけるz ←上と同じ
xとyとzっていう三つの数字をどんな風に選んでも、
一行目で計算される数と二行目で計算される数を足した数が三行目で計算される数と等しくなることはありません
ってことです。
って書くと数式書いたほうが全然解りやすいんですけど職業病でしょうか
614 名前:名無しさん@八周年[sage] 投稿日:2007/10/25(木) 20:19:59 ID:zIQzSlD20
「人は近い将来、お互いにわかりあえる新人類になって
こんなくだらない殺し合いなんてやめることができるようになるはずだ」
というファーストを見た子供は、ガンプラ作って喜んで「わーい新しいもびるすーつだ」
と喜ぶオトナになるか、「テーマを忘れていつまでもアニメで殺し合いやらせんな」
と突き放すオトナになるかのどちらかなんだぜ。
ガンプラで喜ぶ軍曹さんになります
それが世界の選択か…
-21-
『さっき廊下で気持ち悪い婆さんからノートを買った。せっかくなので記録をつけることにした。
7/24
そろそろ子供たちは夏休みだろうか。まあ俺には関係ない。
今日から新しい生活が始まる。中途半端な時期ではあるが、決意の日だ。
日記もちゃんと書こう。
7/25
初仕事だった。疲れた。
まだ初日だしじっくりがんばろう。
同僚と仲良くなれると良いが。
7/27
いきなり日記をサボってしまった。
昨日は仕事二日目。特筆することなし。
だから今日は三日目だった。それだけ。
7/28
さっき廊下で気持ち悪い婆さんに会った。
いつも新幹線のワゴンサービスみたいなワゴンを押してニヤニヤしてる。
せっかくなのでビールを買った。
7/29
婆さんについて その2
ワゴンから物を出す時の声が何かに似てる。
あれ、何だっけな。
7/30
昨日のあれはドラえもんだということが判明した。
それだけ。
仕事にも慣れてきた。
-22-
7/31
七月が終わる。
そろそろ夏が本気を出す頃だ。
夏といえば夏祭りだ。ここから花火が見えるだろうか。
8/1
昨日のは日記じゃないことに気づいた。
ちゃんと日記を書こうと思う。
明日から。
8/2
昨日、夏祭りの日取りを聞いた。8月15日らしい。再来週だ。
昨日のことを書いてどうする。今日のことを書こう。
明日から。
8/7
来週は夏祭りだ。
そう思うとやる気がでてきた。
「忙しい」以外書くことがない。ビールを飲んだ。
8/12
女の子はかわいい。
英語が読めなかったらしいので読んであげた。
神妙な顔で考え込んでいたようだ。かわいい。
8/14
明日は夏祭りらしい。
残念ながら部屋から出られないのでここから花火だけ見ることになる。
それでも楽しみだ。』
8/1が好みの感じで
8/2が「それっぽい」感じ
乙だにこ。続きまだかい
おおキテター!!!
ありゃ?
もっと長いと思ってたら終わっちゃった
で、新たに投下された21に続くと
-23-
…ここから先は白紙のようだ。
ざっと読んだ感じ、ここの住人だったらしい。
ただ、僕と同じような境遇ではなかったようだ。
なんか普通の生活?仕事とか意味わかんない。
常に三行というあたりが不親切だ。
筆者のポリシーなのか?何も情報がない。
正直、がっかりした。
もっとまともな日記を書けないのかとお説教してやりたい。
しかし、8月14日で止まっているのは何故だろう。
8月14日以降に何かが起きたのだろうか。
たださぼっただけなのか。
突っ込みどころ満載すぎて逆に突っ込めない。もどかしい。
とにかく、この部屋には誰かが住んでいて、何か仕事をしていた。
何故これをトイレのタンクなんかに隠したのだろう。バカなの?
…とりあえず、まとめよう。
このノートの登場人物は筆者と同僚と婆さんと女の子…最低四人以上か。
筆者との絡みが薄すぎて何の参考にもならないな。
あーもう!まとまらなかった!
とにかく、鍵を手に入れたのだ。外に出ようじゃないか。
大海原へ旅立とうじゃないか。
そういえばこの人、花火を見たのかな。
-24-
「魔法の鍵を手に入れた!」
僕は右手で普通の鍵を持ち上げて格好つけてみた。
…ちょっぴり寂しい気持ちになった。効果は抜群だな。
ついに、外に出ることになる。
お出かけには忘れ物チェックが必要だ。
先ほど手に入れたノート、鍵、金の一式は持って行こう。
金は上着のポケットに入れればいいな。
他には……?
僕は、先ほど嫌になるくらい調べた室内をまた見回してみる。
何か役に立ちそうなものはあるかしら。
何もないんだけどさ。
枕、お前はぬいぐるみじゃないもんな。
ぬいぐるみだったら喜んで持っていくのに。ぐるぐるぐーる。
まあ…一応…寝るとき必要だもんな。抱き心地良いし…。
僕は左腕に枕を抱えて、その手首にノートを入れたビニール袋をかけた。
右手には鍵を持ち、万全の体勢で玄関へ向かう。
ふと、台所で立ち止まった。
「これも持っていこう。」星と泥の詩の皿を取り、ビニール袋に入れた。
改めて玄関に立ち、鍵と鍵穴に集中する。
金属の擦れ合う音が旅立ちを祝うマーチだったらいいのに。
でも、この違和感は何だろう。上着がなびいている。
背後から生温い風と冷たい風が吹いている。
ふm
今夜
書けるといいな
あれっ
こうなっちゃうよな。おかしいな
-25-
ざわざわとした感覚に、思わず開錠する手が止まる。
違う!それじゃダメだ。これでは対応できない。
鍵はさっさと開ける。そして振り返り後方を確認する。こうだ。
金属音がいっそう不安を掻き立てた。
そして僕は振り返る。
「あれ・・・?」
目の前には何もなかった。普段通りの玄関だと思う。
妙な風も感じない。気のせいか。
旅立ちの不安に心が動揺しているのだろう。柄にも無く。
深呼吸をし、再び扉に向き合うことにする。
開錠したなら、あとは部屋から出るだけなのだ。
再び扉に向かい、再び違和感があった。
「なんだよっ!もう!」
僕はもう一度振り返った。
しかし、やはり何も無い。いや、ある…いや、無い。
正面の貼り紙が、壁に無い。代わりに貼り紙の形に四角い穴が開いている。
僕が剥がしたか?剥がしていない。
オーケー、落ち着こう。
もしあの穴から何かが来るとしたら、室内に逃げ場はない。
いずれにしろこの扉から外に出るしかない。出よう。
僕は今度こそ扉を開ける。扉に向かうと違和感が襲う。
ひたり、ひたり。
ひたり、ひたり。
確実に近づいている。そしてついに声が聞こえた。
「…言えよぉ…振り向くときはダルマサンガコロンダとか言えよぉ…
もう二回もチョンボしてるじゃあねえかよぉ…」
三度目。もう一度振り返った。しかし何も確認できない。
記念すべき室外への第一歩は、扉に背を向けての後ずさりだった。
ホラー路線なんですか!?
あ、でも路線もクソも最初っからお化けの話か
ひたり、ひたり
今夜
-26-
数分前まで貼り紙があった室内の壁を見据えながら、後ろへ進む。
あの穴は何だ?貼り紙はどこだ?
僕は鍵をポケットに入れ、枕を右手に持ち替える。
そして空にした左手でドアを押した。
左足で廊下の床を認識し、素早く外へでて扉を閉める。
そのまま廊下の壁に背がつくまでさがった。
薄暗い空間が左右に広がっている。
ひやりとした空気が次第に肌にまとわりつき始める。
進むべき方向はどっちだ?
この道は一度来た道だ。それを逆に辿ればいい。
左だ。
左に向かうことにする。
息を整え、僕は小走りに駆け出す。
ほんのちょっと走った。
部屋の方向から目を離して何秒経っただろうか。
時間の感覚はいまいち信用できないが、二部屋分くらい離れた。ほんのちょっと。
そこで後方を確認した。
ずっと向こうへ広がる暗い廊下、立ち並ぶ無機質な扉。
そこに差し込む一閃の灯り。
僕が閉めて出てきた扉が開いている。
ジラすなぁ。 読みたがりだからここでの待機はジレるなぁ
扉の向こうには・・!?
世界観おもろいなぁ
何でもできるように何でもありにしちゃいましたからね。
活かしきれるかは別なんですけどね(´;ω;`)
もっと創造力と表現力が欲しいところです
今夜…
…も書くけど投下するかは進行具合で^^;
-27-
「なんだっていうんだ!?」
僕は再び走り始めた。今度は全力疾走だ。
枕が邪魔だけど気が回らなくて抱えたまま走った。
こんな走り方するのはいつ以来だろう。覚えてないけど。中学校以来?たぶん。
幽霊だから筋肉痛なんて無いし、攣ったりもしない。たぶん。
気兼ねなく走れる。この鬼ごっこ、逃げ切れる。たぶん。
今の僕ならスプリンターみたいな走り方でマラソンに勝てる。
そもそも運動は好きじゃないけど、そうも言っていられない。それが戦慄。
誤算は、相手の足が僕より速いってことだった。
ざわざわした感覚が近づいてくる。
ついに後方から声が飛んできた。
「てめぇぇぇぇ…布団干しっぱなしで出かけてんじゃあねぇ…
夜になったらどうすんだぁ…冷え切っちまうだろうがよぉぉぉぉぉ…」
ああ、そういえば干しっぱなしだった。取り込まなくっちゃ…って考えてる場合じゃない。
「逃げてんじゃあねぇぇぇぇぇ…」
ますます距離を詰められている。
もう一つの誤算。身体的な疲れは無いが、精神的に疲れてきた…根性だせよ、僕…。
前言撤回。やっぱりマラソンには勝てないみたいだ。
走る足が次第に止まる。
精神の呼吸が必要だ。僕はついに立ち止まる。
「バテてんのかよぉぉぉぉ……おらぁぁぁでっけぇケツを切り刻んでやるぜぇ!」
デカいケツ!?心外だっ!小振りなナイスヒップだ!
僕は咄嗟に後ろを向いた。
「うおぉっ!?」
【敵】は驚いたようだが、僕はその姿を確認できなかった。
しかし、切られた───
───────────枕を・・・!枕の盾…!防御力プライスレス!
敵の姿は捉えられなかったが、僕は枕に刺さったナイフを確認できた。
-28-
危なかった…。ありがとう枕。さようなら枕。
僕がナイフを引き抜くと、切り口から羽毛がぽこぽこ出てきた。
こうなってしまっては枕の役目を果たせない。
僕は枕を床に投げ捨てた。ごめんなさい枕。
深呼吸をしよう。落ち着こう。
考えるんだ。敵は一体何なのか?考えるんだ。
いや、考える時間があるのだろうか。見えない敵だとしたら…?
…だとしたら、わざわざ追いかけてこないよな…?
僕が部屋から出る時が一番隙だらけだったんじゃあないか。
さっきから、部屋の方に背中を向けると変なことが起こる。
背後から忍び寄る、それがルールなのか?
そういえば、敵が言っていた、「ダルマサンガコロンダ」。
あの子供の遊びがルール…!?しかしそれが確からしい。
世界にはルールがある。自然のルール、社会のルール。
これが奴のルールだと仮定しよう。
つまり、僕が敵の動いている姿を発見できれば勝ちってことか?
逆に言えば、背を向けている間に攻撃を受ければ負けだ。
しかし、簡単には尻尾を見せないらしい。悩ましいところだ。
僕はとりあえず後ろ向きに進むことにする。
背を向けなければいいのなら、このまま後ろ向きで進めばいい。
だけどいつまでも続けるわけにはいかない。これは「とりあえず」なんだ。
いずれは敵を始末しなければならない。
聡明な僕には、攻略法がわかった。
このまま真っ直ぐ歩こう。
あそこまで行けばいい。圧勝だ。
ものすげえ新展開ですね
ところでチープトリック思い出したのですが
-29-
後ろ向きに歩くのは大変だ。
もしかして障害物に気付かずにズッこけるかもしれない。
そもそも平衡感覚がわやになる。
だから、たまに後方を確認する。ただし一瞬で、だ。
あまり長い時間敵に背後をとられるわけにはいかない。
ゆっくりで良い。このまま踊り場まで向かう。
僕のいた部屋から廊下に射す灯りが次第に遠ざかっていく。
精神的な疲労が落ち着いてきた。呼吸を整えるんだ。
ゆっくりで良い。次に走るときのための準備をすれば良い。
そろそろ良い位置まで来たはずだ。
立ち止まり、ちらりと背後を確認した。
大丈夫。良い距離まで来た。
僕は「進むべき方向」へ向き直す。当然、後ろから敵が近づいてくるはずだ。
ひたり、ひたりと距離を詰めてくる。
「そんなとこまで行ってたのかよぉ…逃げてるんじゃあねぇぜぇ…」
品の無い声が近づいて来たが、気にしない。
そろそろだ。敵と僕の距離も良い感じだ。
僕は再び走り出す。踊り場の突き当たりにある大鏡に向かって走り出す。
再び全力疾走した。鏡が充分に見られるところまで行くんだ。
敵が動いている姿を視認すればいいのなら、これが必勝…!
鏡に映して視る…!これで圧勝…!
僕の姿は鏡には映らない。僕を通り越して敵が見えるはずだ。
「……あれ!?」
鏡に映るのは後方へ伸びる長い廊下だけだった。
作戦失敗…!?しかし、途方に暮れる間は無かった。
何かに足をひっかけ、僕はスッ転んだ。
本当だったんだwwwwwwwww
-30-
「んがっ…!!」
変な声を出してしまった。
全力疾走していた身体が前方に投げ出される。
チャンスとばかりに敵が飛び掛ってくるに違いない。
転倒してはならない…!そのとき、一瞬がスローモーションだった。
一流のボクサーや事故に遭った人が感じるというアレだろうか。
すると、やるべきことが見えてきた。
見るべきものを見るための最後の策を頭より先に身体で行っていた。
僕は顎を引き、思いっきり身体を丸め込む。
そして回転…!前まわり受身…!
華麗な前転の最中、後方から飛び掛ってくる敵の姿をしっかり視認した。
「見つけた…!」
僕の後方で、大きく白いぬいぐるみのような体が宙を舞っている。
僕の転倒を期待して飛び掛ったのか。間抜けにも丸見えだ。
目と目が合い、僕は受身を終え素早く向き直った。
再び見えたとき、ぬいぐるみのサイズが縮んでいた。
どんどん縮んでさらに半分ほどの大きさになった。
僕が歩みよると怯えたような身震いを見せたが、逃げることはできないようだ。
キーキーと言葉にならない声が耳障りだ。さっきの鬱陶しい口調はどうした。
先ほど手に入れたナイフを右手にとり、かっこつけることにする。
「け、計算通りっ…!引っかかったな、この間抜けめっ…!」
嘘吐けと言いたげな顔が気に入らないので、予定通りナイフで切り刻むことにした。
ビリビリと紙を切り裂くような感触だ。部屋の貼り紙がこいつなんだろうか。
半分も切り刻めばただの紙くずになった。
物足りないが、血がどばどば出てきたりするのは後で困るのでこれで良いと思う。
疲れた僕は階段を降りる前にベンチに座って休むことにした。
第四話に続く
計画通りっ・・・!
乙です☆
第四話の前に、外伝じゃないんですけど一つ超短編を書きたいなとか。
う・・・思ったより長くなりそう・・・
WKTK!
『腕』(仮)
どういう風に育ったら、こんな目をするようになるんだろう。
社会や時代のせいだって言うのか?どこかに責任があるのか?
その眼光、むしろ光の無さに恐怖を感じながら、ふと思った。
しかし、一瞬で現実に戻された。
本当に現実だろうか。こんな目に遭うなんて、悪夢なんじゃないか。
夢だと思いたいが、腹が痛い。……たった今殴られたからだ。
状況を把握する間に、うずくまった僕に追撃の蹴りが飛んできた。
言葉にならない。ただ、ただ、痛い。追撃はまだ止まない。
声が聞こえる。衝撃の向こうに、男の笑い声の向こうに、泣いてるような叫び声。女の子の声だ。
クラスメイトの森山優結の声だ。ついさっきまで一緒に下校していたのに。
僕に暴行を加えた男の仲間に脅されている。その首筋にナイフを向けられている。
だけどその声は、自分のためじゃなく僕のために発せられているんだとわかった。
目下、危機的状況にいるのは僕なのか。
だけど、彼女に「本当の刃」が向けられるのも時間の問題なんだろう。
あれ…僕も泣いてる。涙とか血とか。もうしっちゃかめっちゃかだ。
何故、簡単に人に刃物を向けられるんだ。
何故、簡単に人に暴力を揮えるんだ。
何なんだ、この状況は。
僕らはこのまま蹂躙されて
彼女はこれから陵辱されて
僕らは泣き寝入りして
そんなのってあるか?無いだろう。
だから、僕は「腕」を使う。だって、僕は男なのだから。
森山さんを守らなくてはならない。
使いたくはないけれど、たった一つの僕の力。第三の腕。
この腕で奴らを押せばいい。
ナイフを持ってる長髪の男に、こっちの金髪を刺させる。
その後は自分の首にでもナイフを突き刺させればいい。
やるんだ。今、やるんだ。
薄ら笑いを浮かべながら金髪が追撃を続けようとする。
冷たい拳が僕を吹っ飛ばした。
でも、これでいい。長髪との距離が縮んだこれでもいい。
僕の精神が弾け、白い腕が長髪を押した。むしろ、ぶん殴った。
「森山さんを放せ……お前はこの金髪をやればいいんだよ…」
喋りにくいが、そう言ってやる。強く押したせいか、怪我のせいか、頭が痛い。
もちろん、長髪はその通りにした。
「へへへ……、お、おい、何やってんだ!捕まえてろよ!」
もう金髪の声など届かない。
長髪はナイフを手にしたまま金髪へと向かっていく。
その距離はナイフの間合いまで近づいている。
顔を近づければキスができる距離だ。
「どうしたんだよ。聞いてんのか!おい!…いっ・・・!?」
長髪のナイフが金髪の腹部に刺さり、衣服に赤い染みが広がりだした。
こういう奴でも血は同じ色なんだな、と思った。
二人の男を争わせている間に、僕は森山さんの肩を借りて起き上がった。
「ありがとう。大丈夫だよ。」
「ひどい怪我……。病院、行った方がいいね…」
「大丈夫だよ。ほら、今のうちだよ。早く帰ろう。」
「う、うん…本当に大丈夫…?」
急がなくても男たちが追いかけてくることはないだろうけど、人が来たら面倒だ。
実際、路地裏を抜ける途中、視界に駅が見えた頃、僕らと入れ違いに警官が来た。
誰かが呼んだんだろうか。来るならもっと早く来て欲しかった。
「そこで男が喧嘩している。この傷はあいつらにやられた。
何故か仲間割れを始めたのでその隙に逃げてきた。」
正直に話した。
あまり深く突っ込まれると面倒なので、念のため警官も押しておいた。
「僕らのことは忘れて早く行ったほうがいいですよ。」
そう促して、僕らは駅を目指した。
「どうして急にあんなことに…?」
森山さんが不思議がるのは当然だが、それには答えない。
「さあ…イカれてるんだよ…だからこういうことができるんだ。……あっち、見ないほうがいいよ。」
そうだ。見ない方がいい。見ちゃいけない。
ふらふらの身体をひきずって、歩く。
殴られた痛みが冗談ではないので、森山さんに寄りかかりながら歩く。
なんだか格好がつかないな。他人からはどう見えてるんだろう。
制服を着た高校生が怪我して歩いているなんて、ただ事じゃあないよな。
あと少しの距離、あまり目立たず辿り着きたいな。
だけど、こんなに近くに森山さんを感じられるなんて信じられない。
それだけなら嬉しいことだけど、やっぱりこの状況ではあんまり嬉しくない。
そういうスケベなことを考えられるっていうのは、意外と僕は冷静だという証拠なのかな。
僕らの後ろでは今頃、長髪が自分の喉を掻っ切っている頃だろう。
二つの屍に向かって警官や救急隊員が駆け寄って苦い顔をするのだろう。
あはは……笑えない。喜べない。
冷静さが罪悪感を育て、焦燥に転じる。だけど…
彼女は無事だし、これで良かったんだ。良かったのかな。
とりあえず今夜はここまでで
265 :
まーりあ:2007/11/06(火) 03:28:31 ID:???
おおお
軽いポエム的なものが来るのかと思ったら!
そのコツは、押してやることだ。
さっきみたいにぶん殴ってもいいけど、大抵は押すだけで良い。
別に物騒な話じゃあなく、僕はイメージのことを話している。
その時、僕が押しているわけではないのに、相手の心を押しているイメージが見える。
僕の腕よりは太い腕で、手も大きい。
色は白くて、肘くらいからは青い。裸の腕とはちょっと違う。
相手を押す腕。殴る腕。多分、相手に痛みは無いと思う。
ただ、イメージのことは重要ではない。
問題は「押すとどうなるか?」ということ。
例えば相手が何かの決断に迷っているとする。
そこで僕が押してやれば、「背中を押す」という言葉のように相手の決断を促すことができる。
多分、可能なことであれば無理も通る。
何かの決断に迷っていなくても、何かを決断させることができる。
無理を通してしまったから、僕はこの「腕」を恐れた。
誰一人、この「腕」を見ることができないらしい。両親さえも。
何故こんな重荷を持ってしまったのだろう。嘆いても、この腕はもげない。
同じような力を小説の中で読んだ。
その小説の登場人物は命を削りながら相手を「押して」いた。
だけど、僕は少し頭痛があるくらいで、命を懸けるほど負担を感じることはない。
そもそも、ホラー小説の題材になるような敵なんていない。
僕は悪の組織に追われてもいない。
この「腕」を何のために使えばいいのだろう、と思っていた。
相手を意のままに動かすためだろうか。
だけど、それはただの暴力じゃないか。
そこらのチンピラと何も変わらない。
「腕」なんかなくたって、人を「押す」ことはできるってことも知っている。
人には言葉があって、心から出た言葉には説得力がある。
だから、僕はそんな強さを持っている彼女が好きなんだと思う。
森山優結。
もりやまゆいって口にするだけで、思うだけで、胸がくすぐったくなる。
やべっ!ストックが無くなった
ちなみにその小説とはスチーブンキングの「ファイアスターター」です。
キング入門に最適の一冊(文庫は上下巻の二冊なんですけど)です。
270 :
まーりあ:2007/11/07(水) 00:08:49 ID:???
また気になるところで……!
なんというヒキ方
おつです
何いきなし新作かましてるんですか
テーマはきっとアレですね
ゆいちゃんを「押せる」かどうか
と、見せかけて既に押しているオチですね
荒木神と二人きりで話して、目の前で色々説明しながらイラスト描いてくれました。
今朝見た夢なんですが、もしかしてそろそろあの世からお迎えが来ますか?
トリビアの泉復活SP2 無駄無駄無駄無駄ァ!知識(『タモリの雑学の祭典!』の第2部として2007年5月12日放送
なんぞこれ?w
スチーブンキング読みたいです^^
そう思ってはいるけど、僕が今日したことは何だろう。
彼女を守るためだった。僕もあのまま殴られたら死んでいたかもしれない。
まだ痛い。
中学生の頃、この腕を使っていじめっ子に大怪我を負わせてしまった。
学校の窓から飛び降りるように仕向けた。
幸い死には至らなかったけれど、彼は二学期の間ずっと入院していた。
いじめっ子は悪いが、過剰防衛だったんじゃないか。
僕なんかがこの腕を使ってはいけないと思った。
なのに今日、二人を殺した。
死んだ方がいい奴らだって思った。
だけど、こういう力をもった僕がそういう考えを持ってはいけないんじゃないか。
そうなったら、これは凶器だ。
思考はこのあたりをぐるぐる回っていた。
鬱屈した気持ちが募れば、僕はギターを弾く。
どうしてもここの早弾きができない。才能ないのかな。
この曲のギターソロを見事にコピーすることは、高校のギター仲間の間での一種のステータスになっている。
あと一息。この一小節が弾ければ完成だというのに。
同じフレーズでの同じミスに飽きた僕は、作曲を始める。
見られると恥ずかしいような歌詞を書いて、それにインチキなメロディを乗せる。
コード進行は流行歌の見よう見まね。
とてもオリジナルとは言えないかもしれないが、真摯に愛を叫ぶエモーショナルな一曲だと信じている。
「愛してる〜♪」
小声で歌う。
妹に聴かれたら赤面ものなのだが、もう何度も覗かれてしまっている。
これではナントカのバラッドと被っているなどと思えば、書き直してみる。
思うに、ラブソングなんてとっくの昔に歌いつくされてるんじゃないか。
じゃあ僕は何故既存の曲ではなく、どこかからのパクリで固めたようなラブソングを歌うんだろう。
何故今日も新しいラブソングが発売されているんだろう。
それでいいんだ。
同じように見えても、この物語は僕の物語なんだ。
同じように見えても、これを書くのは僕しかいない。
言葉にも、音符にも乗らない想いを乗せればいい。
そう信じれば、さらなる創作意欲が湧いた。
晩御飯の炊き込みご飯は、怪我で食べにくかったけど美味しかった。
その夜は意外とすぐ寝付けた。「腕」を強く使った疲れだろうか。
そして夢を見た。
雨が降り、水溜りができた。
水面が赤くなったかと思うと、昼間の男たちの死に顔が映し出された。
目が合った。
そこで目が覚めた。
トイレに行き、再び寝ようと思ったが目覚まし時計が叫びだす10分前だったので断念した。
ナントカのバラッドとは斎藤和義さんの「歌うたいのバラッド」です
「愛してる」と力強く歌うこの曲は、歌うことの喜び、愛することの喜びがこもった名作中の名作です。
ギターソロは、著者的にはGLAYの「BELOVED」をイメージしてますけど時代設定的に違います
281 :
まーりあ:2007/11/08(木) 19:28:45 ID:???
乙でs
ガンガンきてますね
ガンガンきてますね
BELOVEDのイントロだけ弾けます
歌うたいは名曲だっ!
>>281 まじっすか!なかなかやりますね。
間奏はもうちょっと難しいんですよね。
>>282 まったくです。
「シンプルがいい」って感じです。
はちみつ?シナモン?リンゴはそのまま齧っても超美味いよって感じです
執筆の進展状況としては、01〜09、ラスト
だけが書けてますwwwwwwwww
乙〜
てか、
>トイレに行き、再び寝ようと思ったが目覚まし時計が叫びだす10分前だったので断念した。
あるあるwwww
進学校の朝は早い。始業前に朝補習と呼ばれる補習授業があるからだ。
生徒たちは眠い目を擦りながら登校するのだが、それは教員とて同じことだった。
「先生だって辛い」と言われてしまえば、「仕方が無い。皆勤しよう」という気持ちも無くはない。
怪我のこと言われると嫌だな、と思いながらも電車に乗り、いつもの通学路を辿る。
僕はときどき森山さんと一緒に登校する。通学路が同じで時間帯も重なるからだ。
いつも、ではない。いつも一緒に登校する男女は付き合っている者同士だ。僕らは違う。
変に噂を流されるのは、誇らしい気もするけどお互い気まずいだろう。困る。
今日は会える日だった。電車を待っている間に声をかけた。
「おはよう。」 今日も綺麗だね。なんて言えない。
『あ、おはよう。……怪我、大丈夫?』
こういう気配りにドキッとする。昨夜はメールをくれた。保護した。
さて、できる限りかっこいい返答を考えたつもりだったが、
「まだ痛むけど…まあそこそこ。」
かっこ悪くなってしまった。次の彼女の言葉は意外だった。
『ありがとうね。』
「何もしてないよ。僕が助けてもらった感じだった。」
腕を除けば、そんな感じだった。こういう形でお礼を言えるのが森山優結なのかな。
そういうわけで、火曜日だ。
休み時間、月曜日発売の週刊少年漫画誌を読んだ生徒たちが話をする。
『またハソタ休みかよ。』『もうテニスになってねえwww』といった具合である。
『あれ、お前ハソタ読んでねえの?』
僕に聞かれても困る。
「僕、はないたちしか読まないから。」いつもそう答える。
『あ、あの絵が薄気味悪いやつか!?俺も読んでる。あれ犯人誰だろうなぁ』
「僕はバジルが犯人だと思う。」
『へぇ〜〜………バジルって誰だっけ?』
そんな感じで普通の火曜日の学校を過ごした。
書いてはいるんだけど、続きはまだなので今夜は休載予定で><;
帰宅後、テレビを見ていた。
ニュース番組はよくも毎日ネタがあるものだな。
政治のことはよくわからない。
ただ、高校生にも世界の閉塞感が伝わるなんてのはどうしたものか。
もっと若者に希望を見せてくれないかな。
ニュースは悪いニュースが多い。いつも誰かが死んでいる。
今日の悪いニュースには、僕も話題を提供していた。
昨日の「事件」だ。場所や内容から間違いない。
二人とも死んだ。
僕が殺した、なんてことは報道されない。
事実、第三者の関与の疑いはありえないだろう。
ただの不良同士のトラブル。
一人が自分で自分の首を刺した、という一点が不可解なだけ。
だからといって捜査が僕に向かうわけではない。それは本筋ではない。
ただ、僕は彼らが死んで良かったとは思えなかった。
晩御飯のハンバーグは美味しかったけれど、鬱屈した気持ちが降ってくる。
それなら、ギターを弾く。
一弦ずつ、一音ずつ確認するように奏でてみる。
これを早くするだけなのにな。指とピッキングが噛みあわない。
それに飽きれば歌を唄う。
素晴らしいメロディが浮かんでくる感覚があるのに、改めて弾いてみるとパッとしない。
何が足りないんだろう。
また、僕は森山さんを思い浮べてまた音を生む。
運命とか愛とか、綺麗なものを信じてまた新しい音で物語を編んだ。
夢を見た。
大雨が降り、水溜りができた。
雨水が路面を完全に覆っている。
その上を僕はピチャピチャと歩いた。
水面が赤くなったかと思うと、死体が映し出された。
目が合った。死体は何かを伝えたいのだろうか。
そこで目が覚めた。
汗をかいている。急いでシャワーを浴びなければ。
水曜日の朝。今日も補習に行かなければならない。
ktkr!!!!!!
290 :
まーりあ:2007/11/10(土) 14:00:48 ID:???
薄気味悪い絵!
雨降りでも、朝補習は決行される。
雨合羽が煩わしそうな自転車通学生が、風と水を切りながら走って行く。
雨が降れば、水溜りができた。
およそ丸みをおびた曲線に囲まれ、いくつもの波紋が次々と広がっている。
僕はそれを眺めながら、靴に雨水が染み込まないように気をつけながら歩いた。
これは何のアナロジーだろう。
そういうことを想像できる人間が詩人なんだろうな。
正面の女子生徒が一つの水溜りの上を通り過ぎる。
彼女の持つ傘が、新たな波紋の成長を遮った。
その傘のせいで水溜りが赤く見えた。
夢と同じように…
授業には集中できない。
かといって、眠れるわけでもない。ただ、水溜りのイメージを反芻した。
担任から、近くで殺人事件があったから気をつけるようにという通達があった気がした。
『どうしたの…?具合悪いの?』
その声にビクビクと大げさに驚いてしまったかもしれない。
今度は声の主が驚いた。
『あ、ごめん……大丈夫?』
「ああ、森山さんか。ボーっとしてただけだよ。大丈夫。」
僕は空元気を見せる。何の用だろう。
『一昨日のあの…』
事件のことだ。
「君が気にすることじゃあないよ。あいつらが勝手にやっただけなんだから。」
心がズキッと痛んだ。
それを察したんだろうか。彼女は話題を変えてくれた。
『あ、そういえば…あれ持ってきた?』
あれ…?
あ…!「はないたちの夜」の単行本のことだ。貸すって言ってたんだ。
「ご、ごめん今日も忘れちゃって。」
『やっぱり。言ってこないから、そうだと思った!』
軽くパニックだ。どうしよう…えーと…!
「あ…!じゃあ日曜日にうちにおいでよ…!」
『おうちに…?』
うわあああああああああああああああああああ!!!!!!!!11111
物凄い提案をしてしまった…!学校に漫画持ってきちゃいけません!!!!!!!!!11111
帰宅後、部屋の掃除をした。
もちろん、日曜日に森山さんをお招きするためだ。
彼女と話してから、今日は夢のことをあまり気にしなかった。
どうせまた数日中に散らかりそうだけど…今、掃除してみた。
もうちょっとオシャレだと良いのにな。
目を引くのは、愛用のギターが片隅に陣取っているくらいか。
早弾き…見せられたらかっこいいかな…。練習しておくかな。
昨日は一昨日よりも、今日は昨日よりも。
少しはマシになってきてると思うけど、理想は遠い。
初めてギターを弾いたときはどうだっけ。
Fのコードが押さえられないって苦心してた。
だけど、慣れればどうってことないこと。
弦を押さえることよりも弾くことの方が実は気を遣うことに気付く。
音符を決めるのは左手だけど、音を鳴らすのは右手だからだ。
右と左、反対のものが協調してハーモニーが生まれる。
晩御飯のマカロニサラダは美味しくて、おかわりをした。
夢を見た。
大雨が降り、洪水となった。
膝まで浸かる大水が路面を覆っている。
水面が赤くなったかと思うと、たくさんの死体が映し出された。
僕を取り囲むように…
そこで目が覚め、木曜日の朝を迎えた。
目覚まし時計の時間までまだ間があるが、再び眠る気力もなかった。
朝御飯は残してしまった。
曜日間違ってないよな・・・
大丈夫
ちょwwwwはないたち漫画化wwwwwwwwww
と自演してみる
298 :
まーりあ:2007/11/11(日) 00:07:27 ID:???
うわああ乙ですよぉ
そうか 遂に漫画化か……
単行本にしたら全8巻ぐらいですNe
いわゆる読者サービスです
300(゜∀゜)
二日続けての雨天にはげんなりする。
制服や荷物が濡れないように気を遣うのは煩わしい。
雨が降らなければ困るっていう社会的・自然的事情も理解できるが、通学中は勘弁してほしい。
普段ならそれに留まる雨に対する感情だが、今日は違った。
連日の夢を無視できなくなっている。
死体が映るイメージ…そんなものが実際にあるはずがないけど、避けたいと思った。
前を向いて歩こう。
水溜りを見なければいいという安易な方策は、簡単に破れた。
吸い込まれるように水溜りをばしゃりと踏んでしまった。
制服の汚れはそれほどでもないが、靴下に水が染みた。
苦虫を噛むとはこのことだろうか。…噛みたくないな。
死を考えた。
生体機能の停止。それは動かなくなる、ということだ。
虫の首と胴体を切り離すと、死んだ。
幼少時、そういうことを平気でする友人を恐れた記憶がある。
虫に対しても、安易にするべきではないと思うくらいの気持ちは持っている。
死ねば土に還る。牛なら食べるかもしれない。
命を奪って生気をいただくから、「いただきます」なんだよな。
生きるために殺している。
人は牛ではないから食べない。戦争でない限り、殺さない。普通は。
死ぬことは、いなくなるってことだろうか。
人が亡くなる、という。「なくなる」ことは、失うこと。
誰が何を失うのか。
死んだ人を知っている人が、その人を失う。社会的な損失って見方もあるかもしれない。
人と人の繋がりが切れるっていうことだ。
「殺す」っていうことは、人の繋がりを切るっていうことだ。
人は人の間で生きているから、それをしちゃいけない。
人の繋がりが切れることは、よくある。失恋をすれば、恋人を失う。喧嘩をして友人を失う。
それは死だろうか?
それは死ではない。死んだわけではない。
直るものだ。仲直りはできる。
直ればいい・・・?怪我をさせるだけならいいのか?
いや、失わなければ傷つけていい、ということにはならない。
いずれにしろ、傷害は犯罪なのだ。法律に根拠を求める?
人が生きるっていうことは……?死ぬことは……?
殺して、人と人の繋がりを断てば、裁かれる。
あんな奴らでも家族がいるのなら
僕は裁かれるのか?
誰が、僕を裁くんだ?
弁当のご飯は半分残してしまった。
雨が降れば屋外での体育はできない。
男女とも、体育館での授業になった。
女子の体操服はエロい。
バスケットボールをぼむぼむと跳ねながら彼女の姿を目で追ってしまう。ごめんなさい。
夏季は水着姿を見た。最高だった。
その時は自分自身を抑えるのが大変になるので、我慢せざるをえないのが残念だ。
なんかこう、ふわっ…て。ほわっ…て。
柔らかいのかなぁ。
月曜日に肩を借りて歩いていたとき、どうだったかな。
堪能するどころではなかったから、思い出せない。
まあ、身体のことはいいんだ。
僕は彼女を好きだから、そういうことも気になるのだと思う。
好きな人とか…いるのかな?
いたら僕の部屋に来るなんて言わないよな。
僕に気があるってこと…?
告白…してみようかな…
上手くいくかな…?
上手くいかなかったら…?
諦められる…?
…腕…?
だけど、僕が欲しいのはつくりものじゃないから…。
心で押さなきゃいけないんだから…。
なかなか眠れない。
それでも、やがて夢を見た。
大雨が降り、洪水となった。
肩まで浸かる大水が路面を覆っている。
水が赤く光り、僕を取り囲むたくさんの死体が声を発した。
僕は「ごめんなさい」と呟いた。
そこで目が覚めた。
金曜日ではあるが、深夜と早朝の境目だ。
眠った気がしない。だけど、眠れない。
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!おつつつつ!
振り返ると独白だらけな木曜日
うおお筆がすすまねええ
おっつー
なんかファッキンな世の中じゃねえ?
ちゃんと歌書きたいなぁ
月曜www
ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああ
し、しばし
押してなかったのか
時折挟む夢と飯が良いスパイス
>>303 >女子の体操服はエロい。
こんな事言うコだったんですか!?
作者が自分の心情をキャラに託して吐露しているんですよ。
319 :
まーりあ:2007/11/12(月) 23:25:10 ID:???
まさに独白
夜明け前に雨が上がった。
今日学校に行けば明日から休みだ。
だけど、正直なところ今日も休みたい。
そうもいかないことはわかっている。
シャワーを浴びるために浴室へと向かう。
浴槽にはまだ、昨夜使ったお湯が残っていた。
水が怖い。
だけど、だからって。
沸かし直すのは面倒なので、シャワーで済ます。
シャワーから噴き出す細かい水の粒が浴槽の水面に波紋を散らす。
強引だが、これは人が生まれて死ぬイメージだと思った。
生まれて、広がって、関係を持って、消える。
この世にシャワーを降らしているのは何だろう。
信じてはいないが神様なのだろうか。運命でもいいな。
それじゃあ…水面を混ぜ返したら…?
僕の腕が作る波が、シャワーの作る波紋を打ち消した。
浴槽の中に死体。
目が合った気がした。
頭が痺れる。呼吸が乱れる。
心臓の鼓動も普段より激しい。
駅まで歩くだけで疲れた。
電車を待ち、立っているだけでも辛い。
死と罪のイメージが拭えない。
『おはよう!』
背後からの声で、はっと我に返れる。
森山さんだった。
『元気なさそうだね…大丈夫?朝食はちゃんと食べたの?』
「あ、あんまり…」
彼女は呆れたように言う。
『ちゃんと食べなよ…!何かあるかな………』
鞄の中をごそごそと探り、彼女はゼリー飲料を取り出した。
『これで昼までもつかな?どうかな…?あ、それ飲んでないから安心して!』
「ありがとう…」と言って、受け取る。飲んでいてくれても良かった。
同級生なのに、時々お姉さんみたいだと思う。
だけど、助けられた。
日曜日の予定などを確認しながら、一緒に登校した。
帰ったら部屋の掃除をしようと誓った。
『お前、森山と付き合ってんの?』
「ななななに!?」
昼休みにクラスメイトが話しかけてきた。谷口だ。
こいつは性格は悪いのに、顔が良くてギター弾くのが上手いから困る。
僕のことを、ヘタクソだとかネクラだとか言ってくる。否定できないのがまた悔しい。
付き合ってるだなんて、そんな大それた噂があるっていうのか?
もちろん僕は問い返す。
「別に付き合ってないよ。なんでそんなこと聞くのさ。」
『そりゃ仲良さそうだもんよ。へぇ…付き合ってないのか。じゃあいいかな。』
じゃあいいかな…?
その言葉に、僕は不安を感じた。
「…どういうこと?」と訊ねる声に力が入らない。
後頭部に何かが集まってくる感覚があった。
『いやぁ、狙ってみようと思ってさ。いい女だよな、あいつ。』
眩暈にも似た感覚から、必死に現実に戻る。
この気持ちは何だろう。
だけど…それを谷口に悟られたくは、無い。
「…好きなの?」
その質問で、僕はどう答えてほしかったんだろう。
彼はこう答えた
『んー…好きって言うか……かわいいじゃん。スタイルいいし。
俺、カノジョと別れたばっかで寂しいンだよなぁ。あー、絶対落とす。』
それが僕には許せなかった。
別に気にする必要の無い発言だ。言わせておけばいい。
なのに僕はどうしてしまったんだろう。
谷口に向かって「腕」を伸ばしていた。
>>315 ^^;
>>316 どうもです。
>>317 重傷でカノジョに寄りかかってるときにスケベなこと考える人でしたよ
>>318 wwwwwwwwwwwwwwwwwwww
だってwwwwwwエロイじゃんwwwwww
>>319 なんか個人的な作品ですみませんって感じはあります
おつつつ!シャワーで人生を語るとは・・ヤラレタ!
325 :
まーりあ:2007/11/13(火) 01:34:42 ID:???
谷口ぃぃぃ
>>324 そ、そうですか・・・強引ですよねw
>>325 正直、名前が思いつかなかった。
ぶん殴りたくなりそうなのを考えたら、ハルヒの谷口を思いついた。
今はちょっと反省している。
327 :
まーりあ:2007/11/13(火) 01:50:57 ID:???
そんなこと言ったら森山さんのイメージがどうしても直太郎……
Σ(゚д゚lll)ガーン
名前つけるのって難しいね(´・ω・`)
なんかまとめきたー
でもネタバレは無しよ。って書いてある
このシャワーの描写、ちょっと物理的におかしい気がしたり
椅子に座っている僕と、僕の机の前に立っている谷口。
文字通り、目と鼻の先にいる。
押してしまえばいい。
この教室は三階にある。飛び降りてしまえばいい。
こんな……女性を人として見ないような奴は……
森山さんを……侮辱する奴は………
そして、僕の「腕」が谷口の心を押した。
谷口は何も言わずに僕の前を去った。
向かう先は、窓だ。校庭の見える窓だ。
フラフラと歩いていく背中をぼんやりと見ていた。
谷口には、教室の喧騒は耳に入っていないだろう。
はじめは僕の耳にも届いていなかった。
だけど、数秒。
何故押したんだっけ、と考えた。
森山さんのためだ。
彼女のため…?
そうだったのか…?
違うんじゃあないか…?
だから僕は、谷口に向かって駆け出した。
こんなことをしてはいけない。どうかしている…!
幸いなことは、窓だった。窓が閉じていた。
谷口が窓の鍵を開錠する間に、僕はもう一度押して留まらせた。
教室のみんなは、この僕の行動を不思議に思ったかもしれない。
だけど僕はそれを意識することなく、再び席についた。
僕はなんてことをしようとしたんだろう。
あと少しで殺すところだった。
谷口が何をしたっていうんだ?どうして殺そうとした?
よくわからないが、カッとなった。
僕はまた、自分がしようとしたことに恐怖した。
飛び降りていたらどうなっただろう。
僕は「踏みとどまったから良かった」とは思わなかった。
死ぬべきなのは僕なんじゃないかと思った。
僕が飛び降りるべきなんじゃあないか…?
想像の高層ビルの上で、何度も自分を突き落とした。
自由落下。基礎的な物理学だ。
ほんの一瞬前足元にあったはずの足場は消え、遠く遥か下方の地面が僕を招く。
何かを掴もうと腕を伸ばす。
しかし腕は空を切り、僕は風を切る。
やめておけばよかった……と後悔した時にはもう遅い。
地球が僕を歓迎してくれる。
即死なのか?生き延びうるのか?
いずれにしろ、痛いと思った。
死ぬのは怖いと思った。
晩御飯は何故か赤飯だったが、残してしまった。
夢を見た。
大雨が降り、大洪水となった。
街は海になった。
水が赤く光り、水中の大量の死体が現れた。その中には谷口もいた。
僕は「ごめんなさい」と叫んだ。
そこで目が覚めた。土曜日の早朝だ。
起きる必要は無いのでそのまま布団に包まり続けた。
336 :
まーりあ:2007/11/13(火) 23:12:31 ID:???
今日は終わり……かな!?
( ̄ー ̄)
なんつーかこえええ
339 :
まーりあ:2007/11/13(火) 23:19:10 ID:???
><わかんね><
書いてはいるけど・・・って感じ!
期待させて悪かった><期待しないで><
アレだ
ラストは自分を押してしまうんだ
主人公がどんな答えをだすのか・・楽しみです
土曜日は迂闊に書けないな…。
一晩考えさせてください。
まさか他の男といる森山さんを見てうっかり押しちゃうんじゃ・・・・・・
なかなか書けん・・・
もっと怨念が必要だ
怨念ですと、恐ろしいくてガクガクブルブルですよ
347 :
まーりあ:2007/11/14(水) 22:55:57 ID:???
ゾクゾクしますね
昼前、妹に起こされた。僕は起きていたのだけど。
食欲は無いが、パンをかじった。あ、ハムおいしい。三枚食べた。
特に興味を惹かないテレビ番組が垂れ流されている。今日は土曜日か。
ということは明日は日曜日だ。森山さんが来る日だ。
…迂闊だった。部屋の掃除を忘れていた…!
まあ、それほど散らかったわけじゃないが、カーペットに落ちている髪の毛とか…が気になる。
彼女は気にしないかもしれないけど、気になるかもしれないからうあああああ。
掃除機をかけて粘着ローラーを転がして掃除機…!
寝る前にもう一回、彼女が来る前にもう一回で完璧だ…!
あるべきものがあるべき場所にある。収納も抜かり無し。
もちろん、好きな異性を招くなんて初めてのことだ。
勢いで誘ったことだけど……オーケーをもらえるなんて夢みたいだ。
夢なんじゃないだろうか。
既に誰かが僕を裁いているのかもしれない。
幸せの絶頂に達したところで、絶望させて殺すんだ。
……そんなばかなことが有るもんか。僕は近頃どうかしている。
休日の昼間なら、アコースティックギターを思う存分弾くことができる。
シャキッとしてツルッとしてキュッとしてるこの感じが良い。
この音に乗れば、僕も歌る気がする。
メロディが降ってくる、とあるミュージシャンが言っていた。
僕は「天才っているもんだなぁ」と思いながら雑誌の記事を読んだ。
この日、僕にも降ってきた。
言葉を乗せて、想いを乗せて唄った。
晩御飯のチラシ寿司は一皿だけ食べた。
誰が裁くんだろう。
誰かが裁くんだろうか。
誰かが赦すんだろうか。
誰が赦すんだろうか。
僕が裁く…?自分で僕を殺す…?
それは赦されるんだろうか。
他人を殺してはいけなくて、自分を殺すのは良いんだろうか。
それは世界のルールなのか?
こういうとき宗教は僕に何と言うんだろう。
僕はどうしたいんだろう。謝りたいんだろうか。
懺悔したいんだろうか。
森山さんのことを想った。
「話してみよう…」
と思った。
夢を見た。
大雨が降り、大洪水となった。
街は海底になった。
水面から暗い海の底まで、大量の死体が現れた。
僕はそこをゆっくりと沈んでいく。
魂の無い全ての目がこっちを見ている。
僕は「ごめんなさい」と叫んだ。何度も叫んだ。
赦されたのか…?
赦されるのか…?
次回、最終話
353 :
まーりあ:2007/11/14(水) 23:58:06 ID:???
ついに……
最終話を読んでからがっつり感想書かしてもらいますNe
正直、緊張してきた
おおーとうとう次に最終話か・・!
次々回かも
357 :
まーりあ:2007/11/15(木) 00:41:18 ID:???
ブー (#3#) どない
wwwwwwwwwwww
ごめんwwwwwwwwwwww
これかわいい
これは恥ずかしいことをした
名前欄に#入れたらトリップになるがなブー (#3#)
361 :
まーりあ:2007/11/15(木) 01:13:32 ID:???
まったく同じ体験をしたことがあります
早朝から両親と妹は遊園地へ出かけていった。
半分は僕がそうさせた。お互い計画通りだ。
僕はレタスとハムを食べた。お腹いっぱいになると困るのでパンは食べない。
あ、ハム美味しい。四枚食べた。あとプチトマト。
今日の予定は、10時に駅で待ち合わせている。もうそろそろ出発しなければ。
合流したら駅前でふらふらと買い物などをして、ランチを食べる。
昼食後、うちに来る。そんな感じで。
緊張してきた。
そんなことを考えている間に森山さんからのメールが届いた。
『おはよう(・∀・)
私はそろそろ家を出るよ!』
僕もそろそろ出発しよう。
僕が駅に着くと、そこでは既に森山さんが待っていた。
普段会うのは制服姿の彼女なので、私服を見るのは久しぶりだ。
黒地に白のオールスターに、赤と黒のボーダーのニーソ、それからチェックのミニスカート。
白地にかわいい模様が散りばめられているシャツの上に黒いカーディガン。
アクセントに赤黒ボーダーのマフラー。
全体的に黒を基調としたファッションだ。
僕は、それをかわいいと思う。何着ていても着てなくても大抵かわいいと思うだろうけど。
『おはよう!!雨とか降らなくて良かったね。』
元気な挨拶が飛んできた。一緒にいると気が楽になる気がする。
「雨とかって、他に何が降るっていうのさ?」
『えっ……!えーと、雪とか…雹とか…槍とか…』
「……お前はバカか?」
うん、大丈夫。
『朝ごはん食べてきたの?』
「うん。ハム食った。あとハムとハム。それからハム。」
『ハム好きだね…。じゃあ食事はまだいいね。』
「そだね。あ、CD屋行きたい。」
うん、大丈夫。ちゃんと話せる。
そんな話をしながら、僕らは駅前のCDショップに入った。
僕が未だ出会ったことのない名曲がここには眠っていて、明日からも名曲が増えていく。
それはどういう出会いなんだろう。
ロックでも、ビートルズ以降の流れをフォローしようとするとそれなりに時間とお金がかかる。
ロックの中でもジャンルは細分化されて、ジャンルの中でも特定のミュージシャンがいる。
特定のミュージシャンでも個々に歴史があって……。
『ねえ、これ聴いてみようよ。』
森山さんが一つの試聴機を指差した。
これは良い試聴機だ。ヘッドフォンが二つ備わっているので二人で同時に楽曲を聴くことができる。
日本の女性ボーカリストの歌だ。最近有名になってきたらしい。
流れてきたのは圧倒的な歌声だった。
天から地へ、地から天へ響くような歌声だった。
その声で奏でられるラブソング。こうありたいって思うラブソングだった。
僕は泣いていた。
「うぁっ…!」
これは恥ずかしい、泣いているところを見られてしまう。
そう思った時には既に彼女に気付かれていた。
『隠さなくていいのに。』そう彼女は言った。
「え?」
『感動して泣くって、素晴らしいことだよ。感性が豊かだってことだよ。』
「そういうものかな…。」
『そうだよ。泣いていいんだよ。』
そう言う彼女の笑顔に、また涙腺が緩んだ。
寝るってば!!!
366 :
まーりあ:2007/11/15(木) 18:58:55 ID:???
ま、まだ終わりじゃないですよねっ!?
あ、まだだよ。まだランチ食べてないし
怨念をためてきます
森山さんのやさしさを疑ってしまう心が穢れている僕です。
20分後か50分後くらいから始められることを祈って頑張ってます。
泣いているところを見られてしまって恥ずかしい。
恥ずかしいが、お昼になればお腹が空く。
混雑してしまう前に店に入りたいものだ。
だから僕らは11時半頃からレストランにいた。
お互い初めてだったので、注文に戸惑ったのは秘密だ。
彼女の前だと、ここ数日の食欲不振が嘘のようだ。
それに加えてこの店のランチは美味しい。
10種類くらいの料理が少しずつだけど食べられるのも良い。
そういえばそろそろ試験だね、などという恐ろしい話も交えながら食事を楽しんだ。
食後のコーヒーを飲む頃には、僕は「この後のこと」に思いを巡らさざるを得なかった。
『あっ!ストロー、噛んでる。』彼女が笑った。
「な、なんだよ!いいだろ別に!」僕も笑った。
『ふふふ…子供っぽいのね。』彼女も笑った。
彼女は大人なのか、子供なのか。よくわからない。それが思春期の女の子だろうか。
そうして僕らは、僕の部屋に移動した。
部屋に入って早々、彼女が言った。
『あれ、意外と綺麗にしてるんだね!』
いきなり恥ずかしい指摘だった。
「綺麗にしたんだよ!あ、椅子どうぞ。」
森山さんに椅子を勧めて、僕はベッドに腰掛ける。
『あ、ギブソンのレスポールだ。高いんじゃないの?これ。』
おや、ご存知ですか。
「まあね、お年玉とか色々貯めて買ったんだ。」
緊張が高まってきた。でも、まだだ。
「これね、はないたちの夜。」
約束していたことを済ましてからにするんだ。
『へぇ〜、かっこいいね。』
これは、嬉しい感想だ。
「みんな絵で食わず嫌いしちゃうんだよな。その絵が良いのに。ミステリとしても面白いしね。」
『もったいないね。』
「あ、紙袋でいいかな。用意してあるよ。」
そうして単行本を紙袋に入れてあげた。
『ピアノとギターで一緒に何かできると楽しいかもね。』
ドキッとする発言だ。一緒に…だなんて…!
「あ、森山さんピアノできるんだよね。」
他愛の無い大切な会話が続いた。
そろそろ、言わなければ。
言うんだ。
言おう。
「あの…さ、話したいことがあるんだけど…」
この話の切り出し方では、恋の告白と思われるかもしれない。
室内に沈黙が訪れた。
『なに?』彼女の表情も少し真剣になった。聞く体勢に入っている。
ならば、動き出した僕は話さなければならない。
「信じてもらえないかもしれないし…何言ってんだこいつ?って感じかもしれないけど…」
話すと決めてから何度も考えたつもりだったのに、言葉が上手く出てこない。
「先週のことなんだけど」
『先週…?…ああ…』
怖い記憶を思い起こさせてしまったかもしれない。
あんなことがあっても彼女は毎日学校に行って、普段と変わらない笑顔だった。
それを曇らしてしまうかもしれない。
「僕らを襲った二人の男が死んだの…」
『うん…』
「あれは僕が殺したんだ。」
ここまでで半分だ。話はもう半分…。身体が震えだした。
彼女が当然の疑問を挟む。
『そんなわけないじゃない。あの後、私たち一緒に帰ったんだよ?』
「そういうことじゃなくて…」
どう言えば信じてもらえるんだろう。
今更そんな問題を考えるなんて僕はバカだ。
だけど、ただ事実だけを述べるのが近道だと思った。
「僕は他人の心を押すことができるんだ。操るって言ったほうがいいかな…」
森山さんの表情が、困惑一色に見えた。当然すぎる。
だけど、ただ僕は話す。
「腕」を出した。太くて大きい、白い腕。肘くらいから青い腕。
「見えないだろうけど…、この腕で相手を押すと……見える?」
『…見えない…』
予想通りの反応だが、構わず続ける。
涙が出てきた。身体の震えが一段と増した。
「これで、森山さんを捕まえてた方を押して、二人が争うように仕向けたんだ。
腹をナイフで刺させて、その後は自殺するようにした。
僕が殺したんだ。僕が!僕は人殺しなんだよ…。」
だんだん頭が痺れてきた。
「一昨日谷口が窓に向かって行くのを止めたのだって…
僕が谷口を殺そうとしたんだ。大好きな森山さんのことを侮辱されたのが赦せなくて!」
『大好きな…』 あ…勢いで言ってしまった。だけど…今は…言うべきことは…
「だけど、ダメだって思ったから…!僕は止めた。
止めたけど…僕が人殺しだってことは変わらないんだ。
あれから毎晩夢を見る。死体が僕を取り囲んでくるんだ。
僕は…どうしたらいいのかわからなくて…それで…」
涙と鼻水でしっちゃかめっちゃかだ。
すると、森山さんは僕の手を握ってくれた。
『それで…?そんなあなたはどうするの…?』
彼女の顔から困惑は消え、真剣な眼差しが僕を突き刺した。
「それで…」僕はどうしたかったんだっけ…
「僕は…僕みたいな酷い人間は…生きてちゃいけないんじゃないかって思って…」
『酷いってあなたが…?どうして生きてちゃいけないなんて思うの…!?』
彼女の言葉が、痛い。だって僕は…
「人殺しだから…人を殺そうとしたから…」
『しっかりしなさい!私の目を見て…!』
なんか、お姉さんみたいだ。綺麗な目だな。
よくわからなくなってきた。何を話そうとしていたんだっけ。
もうずっと思考が麻痺している。
ドス黒い感覚が満ちてきた。
「だって…こんなことだって…できちゃうんだよ…?
こんなことを…させることだって…できるんだよ…?」
『なにを…?……えっ……』
そのとき僕は、森山さんを押した。
僕が押した後、彼女は立ち上がった。僕が、立ち上がらせた。
立ち上がった彼女は、羽織っている黒いカーディガンから袖を抜き始めた。
カーディガンの下では、白地のシャツが彼女のボディラインをぴったりとなぞっている。
だけど、それもいらない。彼女はシャツも脱ぎ始める。
白いシャツの下からは白いお腹が見え、次第にヘソ、下着が露出した。
できるだけ焦らすようにゆっくりと「脱がせ」た。早く見たいと思うように脱がせた。
彼女は人形のような薄ら笑いを浮かべたまま、ブラジャーとスカートとニーソだけの姿になった。
異性のこんな姿を間近で見るなんて、もちろん初めてだ。
それほど大きくもなく、しかし決して小さくもない膨らみが彼女の胸部にある。
僕はベッドに座ったまま彼女が衣服を脱ぐ様を眺めていた。
次に、彼女は背中に手をまわして白いブラジャーのホックを外した。
ホックを外そうと少し前かがみになった一瞬、カップと肌の隙間から乳頭が見えた。
一瞬だったので、色や形がよくわからない。
もう一度見たいが、ブラのストラップを外すときの彼女は腕で乳頭を隠し続けた。
「できる限りいやらしく僕を誘うように」押したからだ。だけど…何故だっけ…?
色白の肌を片腕で守るようにして、半裸の彼女が立っている。
左腕を膨らみの前に添えたまま、彼女は僕の方に近づいてきた。力の無い、人形のような顔だ。
空いている右手で僕の右手を掴み開いた。
そしてそのまま僕の右手を彼女の左胸へ誘導した。それと同時に彼女は左腕の覆いを解いた。
彼女の胸の二つの半球形のうち一つに、僕の手が触れた。柔らかい…。
僕が触れていない自由な方の半球形の頂点には、淡い色の輪と小さい果実のように乳首が咲いていた。
そして彼女は僕の右側に座り、横たわった。僕はそれに覆いかぶさる。
彼女は抱き寄せるように、僕の頭を彼女の右胸に誘導した。
柔らかい感触が顔に伝わる。僕はお椀の上の果実を舐めてみる。
彼女の口から「あっ…」と切れるような声が漏れた。
その間に、彼女は僕の右手をとって下腹部へと持っていった。
チェックのミニスカートは肌蹴て、白い下着が空に触れている。
僕の右手は、その下着の中へと進入していった。意外と陰毛が濃いのかな、と思った。
だけど、次の瞬間……ずっと変わらない彼女の人形のような表情を見て、胸が痛んだ。
僕は何をやっているんだろう。こんなことをして良いんだろうか。良いわけがない。
これはレイプと同じだ……!女性を人として扱わず、殺す行為だ……僕は森山さんまでも殺そうとしているのか…?
僕は彼女を放って咄嗟にベッドから飛び出し、床に座り込んだ。
僕の芯の方から、黒い何かが湧き出してくるのがわかった。
疲れたんで今日は休憩していいすか・・・
これはなんと・・・
「うあああ……僕は……なんてことを……」
部屋の隅で、僕は、うずくまる。
世界が、黒い。僕が黒くて、世界も黒くて、僕の中から雨が降る。
雨が降って、降り積もって、僕の世界を覆いつくす。
雨、洪水、海、海底。
深い、深い、深海へと自分の心を沈める。
あれ、声が聞こえる。
『どうしたの!?うずくまって…!!』
ああ、森山さんか。正気に戻った頃か…。
「僕はやっぱり、ひどい人間なんだよ。生きていちゃいけないんだ。沈めることにするんだ。」
『しっかりして!そんなこと言っちゃダメ…!』
どうしてこんなに必死になってくれるんだろう。
だけど、僕は僕を「押す」よ。深い心の海に沈める。
彼女の声が聞こえる。
『悪いと思ったのなら、謝ればいい!心から反省しなさい!
だけど自分を虐めることとは違う…!』
「虐める…?」
『あなたは生きるべきよ。生きなさい!
昨日よりも今日の方が、今日よりも明日の方が、賢く生きなさい。』
…生きる…
彼女の声、だけど、腕は止まらない。
『罪を背負って生きなさい。そうやって自分を責め続けるくらい悩めるのなら…!
優しく生きる努力をしなさい!あなたなら才能あるよ…!?』
優しく生きる…だけど…もう遅いみたいだよ。
黒く大きくなった「腕」が部屋全体を取り囲んでいるんだ。
彼女の声が僕を「押し」た時には既に、僕らは二人とも「腕」に飲み込まれていた。
僕は、深海へと沈んでいった。
ここはどこなんだろう。私は彼の部屋にいたはずなのに…。
どうして私は海を漂っているんだろう。
どうしてこの水は黒いんだろう。
彼は…どこにいるのだろう。
沈めることにする、と言っていた。
じゃあ…水中…!?潜っていけるのかしら。
ううん、潜っていかなければならない…!
彼が助けてくれたというのなら、今度は私が助ける番。
だけど…手がかりも無くて…
迷ってる場合じゃないわ…とにかく、潜る。そこに手がかりがあるはず。
息は続くのかな。私、どのくらい泳げたっけ…。潜水なんてできるかしら…。
やっぱり、苦しい。呼吸が続かなければ泳げない…
だけど、これは本当に海…?
…そんなわけない…間違いなく彼の部屋にいたんだから。
彼の心の中だというなら、叫べばいい。
残りの呼吸を惜しまず、叫べばいい。
ふと、歌声が聞こえた。彼の声…?手がかり…?
『歌って!』力を振り絞って叫んだ。
やっぱり…!まやかしの海だった…!
「けど………君と……
けど………僕と……
君を…呼んで…………
…よ…………おいでよ」
僕は呟くように歌った。降ってきた歌を、なんとなく歌った。
暗い水の底、何かが絡み付いて身動きがとれない。
これが僕の腕の成れの果て。これが僕の心の力。
あまりに暗くて、黒い。
光の無い世界。
ずいぶん深い。水面はどこにあるんだろう。ずっと上、遥か上。
手が届かない。手を伸ばせない。
『歌って!』
声が届いた。知ってる声だ。
僕を「押す」声。
これで終わりだよ。まだ、ここだけしかできてないんだよ。
『もう一回!歌って!そのまま歌ってて!』
未完成の歌だっていうのに。未熟な歌だっていうのに。
でも、それでも聴いてくれるなら歌うよ。聞こえるかい。
「聴いたような唄だけど 君と僕の物語」
遠くで何かが煌いた気がした。
「聴いたような詩だけど 僕と君の物語」
光を認識できた。
「言葉にも音符にも乗らない想いを 見つけて」
何かを見つけたような、確信を持った動きで近づいてくる。
「君を呼んでるんだよ」
ちがう…呼ばれているのは僕なんだ。
「よつば、ここにおいでよ」
光が目の前まで辿り着いた。
それは、僕の手を掴んだ。手を、繋いだ。
『こんなところにいたの…』
森山優結だった。何故泣いているんだろう。どうしてここにいるんだろう。
僕が首を傾げたタイミングで、彼女の唇とぼくの唇が出会った。
ぽってりとした唇。ずっと触れたかった唇。
涙の味がしょっぱい。幸せな味がした。水中なのに、水中なのかな。ここは、どこだ。
『迎えに来たよ。帰ろう!』
天使がいるとしたら、きっと、いま目の前にいる森山さんがそうだと思った。
僕は彼女とずっと手を繋いだまま、遠い水面へと上っていった。
暗い海を抜け、僕らは元の部屋へと戻った。
『良かった…本当に…』
搾り出すような声。僕を押す声。
彼女はぐいと僕の頭を彼女の胸へと抱き寄せた。
『いいんだよ。大丈夫なんだよ。』
いいんだよって何度もささやく彼女の涙がぽたぽたと落ちる。
生きていてって思えた。僕も泣いていた。
あれ、森山優結はさっき僕が脱がしたままの姿だ。
柔らかい温もりと膨らみと鼓動を感じながら、僕はもう少しの間赤ん坊でいようと思った。
おわり
暗い海を抜け、僕らは元の部屋へと戻った。
『良かった…本当に…』
搾り出すような声。僕を押す声。
彼女はぐいと僕の頭を彼女の胸へと抱き寄せた。
『いいんだよ。大丈夫なんだよ。』
いいんだよって何度もささやく彼女の涙がぽたぽたと落ちる。
生きていて良いんだって思えた。僕も泣いていた。
あれ、森山優結はさっき僕が脱がしたままの姿だ。
柔らかい温もりと膨らみと鼓動を感じながら、僕はもう少しの間赤ん坊でいようと思った。
おわり
乙だ
不思議空間というか抽象的表現というか
この辺がにこの物語なんだなぁ って
あと、一行に纏まってるよね基本的に。読みやすいのそのせいかな
改行じゃなくてはっきり区切ってる
おっつー。森山さんが凄すぎると思う。
そして僕とやらのダメ男ぶりがほほえましかった。
暗い海のような空間か。不覚にも色々な漫画とか唄とか思い浮かべてしまったが、
いままでの水に関する夢と上手くつながっているとおも。
乙です!こういう世界観好きですよー!ラストに救いがみえてよかった。
どうもありがとうございました。
個別にレスしたり、色々言い訳したり、制作秘話とか話したいことはあります。
でも、かっこ悪くなるので今は自重します。
2,3日か2,3週間か2,3年か経って落ち着いて振り返れたらそのときに。
いただいた感想は真摯に受け止め、次回以降への反省とします。
そんな次回作があれば是非よろしくお願いします。
その前に超外伝と美音ちゃんwww
>>312 ∧_∧ ずーりずーり
/ TωT)
...../____ノ
一瞬グロ画像に見えて心臓が止まるかと…
>>395 ある意味グロですよねw
ヽ(・ω・`)ヨシヨシ
397 :
312:2007/11/17(土) 01:13:34 ID:???
ごめんちゃい(´・ω・`)
村上春樹さんの「ノルウェイの森」を貪り読んでます。
でもそろそろ寝なさい
『秋眼鏡』
この街にも秋が訪れている。
眼鏡レンズごしに世界が広がる。紅葉色の縁が世界を切り取る額縁になっている。
温かな日差しの下、ちょっぴり冷たい風が落ち葉を巻き上げながら物静かに音楽を奏でる。
「えーと…モミジだっけ?」
『本気で言ってるの?丸くて黄色いのはイチョウだよ。』
「わ、わざとだよ!」僕が言うと、彼女が笑った。僕も笑った。
緑色の葉っぱや猫が、赤や黄色の飾りつけを僕らより低い目線から見上る。
既に真っ裸になった木もある。冬が訪れるまでの、束の間の栄華だったのかもしれない。
着飾るわけではないが、人々の衣服も先月よりも一回りもっこりとボリュームを増す。
野暮ったい格好であったり、女性ファッション誌の表紙を飾ってもおかしくないオシャレさんだったりする。
人の営みはそれほど変わらない。
僕の通う大学であれば、朝から講義に出て昼も講義に出て、夜まで講義かもしれない。
独り暮らしに悪い意味で慣れ、自制というネジが吹っ飛んでしまった僕なら昼前に起きて昼から…まあそれはいいとして。
「秋の宮島がさー」
『安芸の宮島ね。もうそのギャグはやめようね。手垢がつきすぎてるよ。』
「だよねぇ。」
レンズごしに見た彼女の笑顔は、僕には眩しすぎた。
眼鏡をかけずにそれを見るのは、お風呂に入るときといくつかの意味で寝るときくらいだ。
もちろん、レンズが無くても眩しい。
十人中六、七人は「かわいい!」と称賛すると思われる、ちょっと田舎っぽい顔。
化粧っ気が無いのが長所であり、短所でもあるのかもしれない。
眉毛がキリっと凛々しい。普段はアーモンド形の目は、笑うとカシューナッツみたいな形になる。
ぽってりと美味しそうな唇の間に、白い歯が覗く。
肩まで伸びた黒髪は、毛先が少し痛んで茶色づいてるけど綺麗だ。
もっと垢抜けた格好をしてもいいのに、いつも野暮ったい服を着ているのも、そんなに悪くない。
夜のキャンパスを、眼鏡を外して歩いてみた。
紅葉色の額縁が取り払われると、世界は大雑把になった。
何かがある。誰かがいる。だけど輪郭を捉えられない。
人の顔も、木々も落ち葉も。舗道の敷石も自動車も。
本来固有に形容でき得るそれぞれのものが、大雑把になった。
話し声が聴こえるが、その発信源をみつけられない。
どこから何が来るのか、僕はどこへ向かうのか、わからなくなる。
それは恐怖だった。
レンズの無い世界を、僕は歩くことができない。
そんな遊びをしたときに僕を引っ張った小さい手が、今は無い。
僕はこの眼鏡で何を見ていたのだろう。
何も見えていなかったんじゃないか。見ていなかったんじゃないか。
後悔が訪れるのは、秋よりも少し遅い。
眼鏡をかけても見えないものを、見つけなくっちゃいけない。
おわり。
あ、情景を書く練習したかっただけです^^;
402 :
まーりあ:2007/11/20(火) 23:33:53 ID:???
また新連載が始まったのかと!
ある意味ポエムでした^^;
404 :
まーりあ:2007/11/20(火) 23:39:50 ID:???
そういえばそろそろ新作ポエムが見たいですNe
近々超外伝書き始められると思うのでそのときにでも
新作かとおもた!
>>406 書くのは短いのが好きなんですよね。
まあそれにしても短すぎで何のことかわかんないですね^^;
もっと世界に希望の光を降らすような作品を書かねば……生きてるうちに一つくらい……!
などと野心だけはいっちょまえ
↓「パフェ」をルー語(
http://lou5.jp/)変換してみた
『パフェ』
わたしはパフェ あなたのパフェ
スプーンをどうぞ
どうぞイート
スイート スイート 酸っぱい スイート
それはオールわたしなの
選り好みしないで
アイス チョコ クリーム フルーツ
これがオールわたしなの
メルトしてしまわないうちに
どうぞイート
わたしはパフェ あなたのパフェ
だけどだめよ
イートし終わってしまわないで
ホワットもないわたしに気づいてしまわないで
ついでに「りんご」もやってみた↓
しゃり しゃり しゃり ラウンドなフルート
しゃり しゃり しゃり ディープレッドなドレス
よだれがでるの もぎたてのボク
さら さら さら 甘酸っぱいジュース
さら さら さら 半透明のハニー
まるかじりするの 美しい女神
しゃり しゃり しゃり シンなスキンを脱いで
しゃり しゃり しゃり ディープレッドなリボン
脱いだのに何故 こんなにディープレッド
ディープレッドなボクをイートする? イートして?
なにをしてるんだwww
やりたいこといっぱいあって困りますね
そうじゃね
夢いっぱいじゃね
俺がサンタだ!
今年はニコサンタがやってくるー
python頑張らないとなぁ。停滞中。
ニコフがサンタ。クリスマスはプレゼントを期待しております。
ほう…
覚悟はいいか?俺はできてる。
覚悟がいるのかww
ちょうどあと一ヶ月くらいって感じですね
パパのスレの勢いがおよそ9
うちの勢いがおよそ3
うむむむむ
なんの数値ですか
文系向きに解説お願いします
JaneStyleDoeのヘルプによると
スレッドの一日あたりのレス数の目安を表示します。(勢い=レス数÷スレが立ってからの分数×60×24)
今3.3だね
でもおいロビってこんなもんじゃないの?
あー 昔使ってたなんたらブラウザにあったあった
9なんかウチ。減ったなぁ・・・・
敵は卓球板にあり!
これはもう大将のニコフ自らが小説的な何かを投下するしかない!
そういえば物凄い勢いで執筆始めました
小説的な何かってwwwwwwwwwww
>>429 ほほう・・・これは・・・ジュルリ
まだ構想中って感じです。もうちょっと広がりそうだったら書いてみます。
ほっほう!
小説向きじゃなくて漫画向きなアイデアかもしれない
いや・・・意外と・・・
なんだなんだー
(ρw-).。o○
437 :
ニコフ川д゚) ◆nikov2e/PM :2007/12/01(土) 13:56:48 ID:HDA+Utdq
おはよ〜
12月だよ!そろそろ本気だそうぜ。
438 :
ニコフ川д゚) ◆nikov2e/PM :2007/12/02(日) 22:50:08 ID:0o2VF0SM
nikoスレがこの先生きのこるには
↑
これ書くとき「このせんせいきのこる」って書いて変換した
この先生き残る
この千世紀残る・・・
○⌒\
(二二二) ドゾ
(⌒( ・∀・)
( o つ愛
(__し―J
楽しいクリスマスを迎えられますように。
441 :
ニコフ川д゚) ◆nikov2e/PM :2007/12/04(火) 00:39:59 ID:bijptkUf
愛キタ━(゚∀゚)━!!
うっひょおおおおおおおおおおおお
( ´_ゝ`) 君の描いた未来にいつから僕はいなくなっただろう
でも、僕の描いた未来にいつでも君はいるんだよ
つながらない未来なんて信じたくない
君の描いた未来のどこかに隠れよう
君が見つけ易いように隠れよう
やっぱり同じ世界だったって思えるように頑張るよ
今は木陰に隠れたままの僕
こっそり花の冠をつくっておくよ
思い切って出てきた時は、どうか笑っていて欲しい
byインリンハゲ
----
( ´_ゝ`) ニコハゲの唄 曲はきらたまさんにまかせた
○⌒\
(二二二)
(⌒ 川,,´3`)
( o つー┛~~
(__し―J
わーいニコサンタだーヽ(´ー`)ノ
ニコサンタさんのプレゼントがもらえるのはおいロビだけ!
/⌒○
(二二二)
(⌒ (||||||||川 早すぎた…一旦帰るね…
( o |
(__し―J
クリスマスに期待だ
クリスマスかぁ・・・
しゃんしゃんしゃん・・・
や、やばい
あー・・・だめだ
誰だって幸せになる権利がある。
難しいのはその享受。
誰だって幸せになる権利がある。
難しいのはその履行。
私だって幸せになる権利がある。
難しいのはその妥協。
by Frederica Bernkaskal
クリスマスより有馬記念だ。
妥協をとることにした
>453
有馬記念の日は……(´・ω・`)
>454
妥協っすか
ううむ
5 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/01/14(土) 03:36:50
諦めるとか、諦めないとか。
ちがう。そうじゃなかったんだ。
終わってるんだ、何もかも。
あの日あの時に。すべてが。
今こちらが何を思ってどう頑張ったり何をしてても、
相手にはもう、ないんだよ。なんていうか、その、ないの。
だからもうない人に何言われても何されても、どうしようもない。
そういうこと。相手からしたら。
あるはずのないものがあって、それに対する気持ちも行動もなにも、なにも、
なにも、もうない状態。もうないとしか言いようがない。
わかるか。
諦めるとか、諦めないとかじゃなく、もうない。
同じところをぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるgるぐるgrぐrぐるgる
わかりません!ぐぐってきます!
やばい
しょこたんかわいい
なんで自分の書き込みがあぼ〜んやねんって思ったら「しょこたん」をNGワードにしてた
「しょこたん」だけがNGワードになってた
ワロタwww
しょこたん様こそが私の希望なのです!
読める・・・!読めるぞ!
「しょこたん」という文字列が読める!
中川翔子は紅白出るみたいだね。
NHKの意図がわからねーな。紅白なんて中高年がメインの視聴者だろうに。
若い人を取り込むなんて不可能だし諦めたほうが身のためだぜ。
中高年が怒って見なくなる前蜷。
大晦日にジョジョ特集やってくれればいいのに
これ、何気にQJより良いインタビューしてるような・・・
荒木飛呂彦とは、っつー感じのインタビューだね。
文化庁なにやってんだwww、とか一瞬思ったけど、これは良いインタビューだわ。
QJのほうがくだけた感じかな。やっぱり場が場だし。
正直、QJってなんかサブカル(笑)って感じで気持ち悪い…
文化庁が漫画をどうこうって凄い時代になったな。
荒木先生も言ってるが70年代は「漫画を読むと馬鹿になる」言われたんだろ
そういうのは90年代にも言われてた気がするけど
ううむ
QJはJOJO以外の部分は読んでないしwwww
漫画が持ち上げられたのって、ここ十年ぐらいでしょ。
今や何でも漫画じゃん。漫画で読む〜、とかいって。
ホント、がらっと変わったね。
まったくですね。サブカル(笑)がメインストリームになってきたっていうか。
さて、荒木先生がインタビューで話した部分を踏まえてSBRを読もうと思うが、
ファンとしてはさらなる秘められたメッセージを見つけたいですね。
OCN難民ただいま帰ってまいりました
次の規制からはモリタポ買って書き込みます
おかえり
君は自由だ
ネタバレ解禁だ!!!
以下、ネタバレ気味
遺体の試練じゃなくて刺客っぽいな。
そしてなかなかやっかいなスタンド。
これに打ち勝つということは、過去に打ち勝つということ。
ジョニィが著しく成長しそうな予感。
「人は何かを捨てながら生きる」
っていう普遍的な物事をスタンド能力にしてるのがなんか新鮮。
サスペンスやホラーだけじゃなくて、なんか文学って感じ。
な、なんぞこれ!!!!!!!!!
ディアボロさんを思い出します>過去に打ち勝つ
>>478 2分しかいじってないけど、可愛くて気に入った
チャット?みたいな?
487 :
おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2007/12/23(日) 12:09:35 ID:aK0l7qKY
うんこちんちん
歳がばれますよ
ニコスレクリスマス会のおしらせ
日時:今からずっと
場所:こことか華とかメッセとか
>>478とか
よし、はじめよう
ひっとり ひっとーり
ひっとり ひっとーり
ココニイルヨ
ココニモイルヨ
ワーイ
なんぞこれ奥が深い
面白かった
クリスマスおめでとう
おめでとう
メリークリスマス!!
クリスマスイブのイブはイブニングのイブだ。
まだ慌てるような時間じゃあない
。゜(゚´Д`゚)゜。
やばい。書き終わらなかった。
全然終わらなかった。
まだ慌てる時間じゃあない!
(´;ω;`)う、、うん・・・!
頑張ろうぜ(´;ω;`)
ニコフどこいったの(´;ω;`)
じゃあ途中まで
はないたちの夜超外伝外伝
Episode.1224
その日、僕は晴刷市のファミリーレストラン「ワイミーズ」で読書をしていた。
ただし、何も注文しない。スパゲッティもコーヒーも、お冷さえ注文していない。
理由は簡単だ。想像してみてほしい。
『もし誰もいないのにコーヒーカップが浮いていたら・・・』
そうなれば大事件だろう?
僕は席の予約さえしておけばいい。そういうことだ。
「ワイミーズ」はファミリーレストランのくせにクリスマスイブにクリスマスらしいことをする店らしい。
すると、店内の雰囲気は通常の三倍ほど良くなるし、席を予約するのも道理にかなう。
そういうわけで、僕はめくるめく悲愛と喪失の物語を読んで心の涙を流していた。
時刻は午後六時くらいだっただろうか。僕の隣席に一組の男女がやってきた。
おやおや、クリスマスだねぇ…って感じ。
「もっと良い店で過ごせよ負け組どもめ。」と思ったけど言わなかった。
二人の年齢は20代半ばといったところだ。
男は硬い表情でニヤニヤしている。普通にしていればそれなりにハンサムだろうに、ニヤニヤしている。
女はまるで全裸なんじゃないかってくらい身体のラインが丸わかりの、それでいて服として成立しているドレスを着ている。
その表情はいくらか白けていた。まあ無理も無い。クリスマスにワイミーズでは気分も乗らないだろう。
僕の隣りに女が座り、その正面に男が座った。
やがてウェイターが隣席に料理を運んできた。
僕はそっと聞き耳を立ててみた……といっても、会話らしい会話はなかなか聞こえてこなかった。
「め、めりぃくりすます!」男が言った。
「メリークリスマス。」女が言った。そして乾杯、沈黙。
二人よりも、読んでいた小説内の登場人物のほうがよほど饒舌だった。
まるで中学生みたいだな、と思った。
僕が恋愛小説を読んでいる隣りで見知らぬ恋愛模様が繰り広げられている。
小説とお隣とどっちが面白いかな・・・?
まあ・・・あまり聞き耳を立てるのも野暮というものだ。
やっぱり僕は黙々と小説を読むことにする。
小説の『火事を眺めながらキスをするシーン』で鳥肌が立った。色んな意味で。
二人の会話よりも店内のBGMの方が聞こえやすいというのは不思議なものだ。
時々ぽつりぽつりとぎこちなく男が話す。「へぇ」「ふぅん」と女が応える。
これが愛し合っている二人のクリスマスイブだろうか。
お姉さん心配になってきたよ?
男は声を振り絞った。
「さ、さすがクリスマス!フリスクサラダが大盛りだよ!」
女は静かに言った。
「そうね。あたしのもあげるわよ。」
「え、食べないの!?わ、わぁい!」
僕は大変な居心地の悪さを感じ始めた。
女は料理と自分との間を見つめながら言った。
「KIRAがアメリカじゃなければなぁ…」
おいおい、KIRAってまさか他の男の名前じゃあないだろうな?
ちょっと酷いんじゃないかい?
女は突然切れた。
「もうやってらんないわよ!!」
そう言うとエルメスのバッグとコートを抱えて席を立った。
「え、え!?!?」
女は男の狼狽には目もくれず、そのまま店から出て行ってしまった。
未完
あ、最後のやつ書きかけだったのに
516 :
まーりあ:2007/12/24(月) 21:48:15 ID:???
うわああああ
この後九州が男を励まして、女に「素直になりなよ」って言って
男が「オレがサンタだ!」ってプレゼント持ってニコフを追いかけて
「やれやれ、僕のがよっぽどサンタだよ」って九州が呟いて終わりです。
やべっ
名前だしちまった
乙。負けた
のっけからのイブネタに心が泣いた
っていうかコレまた別じゃねえですか!
本編っていうかあっちはどうしたんだいにこ
'`,、'`,、'`,、('∀`)'`,、'`,、'`,、
いろんな意味でごめんなさいです
リハビリ短編というわけか
ま、まあそんな感じで・・・
めりくり!
外伝本編の方は近々
年内・・・いや・・・冬休み中・・・
526 :
まーりあ:2007/12/25(火) 02:36:20 ID:???
わたしまーつーわ
┏どうぐ━━━┓
┃ .ぬけがら. .┃
┃┏━すてる━━━━━━━┓
┃┃ E けいたいでんわ . ┃
┃┃ E いかしためがね .. ...┃
┗┃ E ないすじゃけっと ...┃
┃ E ふるいくつ .... ┃
┃ スイーツ(笑) .┏━━━━━━━━━━━━┓
┃ パソコン .. ┃しんじるこころ をすてますか?┃
┃→E しんじるこころ. ┃→ はい ┃
┗━━━━━━━━━ ┃ いいえ ┃
┗━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ それをすてるなんて、とんでもない! ┃
┃ ┃
┃ ┃
┃ ┃
┃ . . ▼ ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
【華スレ大忘年会開催】
日時 12/28(金) 23:55〜より26時間
場所 あり板かおいろびかそこいら
内容 お酒を片手にパソと携帯に張り付いて盛り上がろう!
無駄なレスなどひとつも無い!
airを恐れるな!全員で全レスするくらいのつもりで行こう!
※ 26時間で1000まで埋めます。内容は完全自由ですが、全てのレスを拾うつもりで全員参加
イベント等は自然の成り行き。持ち込みネタは大歓迎
(例) ・昔懐かし華のテンプレ
・今年印象に残ったレス等のコピペ
・いっその事コテデビュー
・すべらない話
スレッドは当日に建て、もう一度宣伝します
現行華スレ
うpと混沌はバレスレの華page.127
http://tmp7.2ch.net/test/read.cgi/mog2/1198509217/
宣伝乙
お酒準備しないとな
>26時間で1000まで埋めます。
パパ、インリンハゲが
「26時間で1000とか、いやに少ないな
5スレぐらいいく気合はないの?」
って言ってたよ^^^^^^^^^^
任せろ任せろ って言いたいんですけどね
幹事というよりただの言いだしっぺのポジションです
259 名前:インリンオブキモ ハ ゲ ◆mRXWwIKtWw [sage] 投稿日:2007/12/29(土) 22:03:42
( ゚Д゚)y─┛~~
独という字があります
けものと虫があわさって独ですね
我々は人です。独りじゃないよ
ハチミツ・クロニクル 原案:クロス
<あらすじ>
季節は新学期。学校への道を急ぐ中、ハチミツを舐めながら学校に歩いていくという奇妙な少女を見かけた『ぼく』。
彼女の奇行の秘密とは!?隠された過去とは!?ハチミツから始まる大冒険が今、始まる!
オハヨゴザマース!にこふさんお疲れさまでした!
オハヨゴザマース!今年も終わりですね
おはよう
2008年まであと少し・・・!
あけましておめでとう!!!!!
どれどれ・・
おmでとーございmす
こうだっけ
豚来い!!!
_,.. ---- .._
,. '" `丶、
/ ` 、
,..-‐/ ...: ,ィ ,.i .∧ , ヽ.
. ,:' .l .::;',. :::;/..://:: /,':/ ', l、 .i ヽ
. ,' ..::| .::;',' :;:','フ'7フ''7/ ',.ト',_|, , ',.',
,' .::::::!'''l/!:;'/ /'゙ / '! ゙;:|:、.|、| 'l
. ,'. .:::::::{ l'.l/ 、_ _,. 'l/',|.';|
l :::::::::::';、ヾ  ̄ `‐-‐'/! ';. '
. ! :::::::::::/ `‐、 ゝ |'゙ |
| ::::::::/ \ 、_, _.,.,_ ノ::: ! <みんなが健康に暮らせますように
|::::/. _rl`': 、_ ///;ト,゙;:::::./
.. `´ /\\ `i;┬:////゙l゙l ヾ/
,.:く::::::::`:、\ 〉l゙:l / !.|
. /:.:.:.:\:.:.:.:.`:、ソ/:.:| | |
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:\:.:.:.:У:.:;l /./
. /:.:.:.:.:.:.:.r'´`‐,`、:/.,.:‐{ | !`:、
,'.:.:.:.:.:.:.:.:.';_,゚.,ノ.:./,:':.:.:.:', | |`、:|
!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.゙、:.::/:.:.:.:.:.:.ヽ, / ,!:.:`、
どうか嘆かないで。
世界があなたを許さなくても、私はあなたを許します。
どうか嘆かないで。
あなたが世界を許さなくても、私はあなたを許します。
だから教えてください。
あなたはどうしたら、私を許してくれますか?
Frederica Bernkastel
あなたの乾きを癒せない。
真実を欲するあなたがそれを認めないから。
あなたの乾きを癒せない。
あなたの期待する真実が存在しないから。
それでもあなたの渇きを癒したい。
あなたを砂漠に放り出したのはわたしなのだから。
Frederica Bernkastel
よし、第四話。起承転結の起までできたのでうp
続きまだ書いてないけど^^;
一緒にもやもやしましょう
-31-
『スパゲッティ』
ラーメンとは 違うの
スープにだって 合うけどね
あなたの歩幅 アンダンテ
あなたのために アルデンテ
素麺とは 違うの
醤油にだって 合うけどね
あなたの傍で アンダンテ
あなたのための アルデンテ
洋麺といえば あたしなの
ソースは何でも 合うのよね
あなたのとなり アンダンテ
あなたとあたし アルデンテ
-32-
今日も素敵なメロディが浮かんだ。
スパゲッティを茹でるこのひと時の至福。味わってもう一度至福。
彼はリビングで新聞を読んでいて、僕は台所でスパゲッティを茹でている。幸せの風景。
料理の最中、彼が後ろから抱き付いてくることもある・・・背中に温もりを感じながら料理をする。
けれどスパゲッティのときだけは特別だ。スパゲッティを茹でる台所は神聖な領域。僕の一人舞台。
微妙な加減が全てを左右する。バタフライ・エフェクトだ。
今だけは集中しなくっちゃならない。
それでも・・・考え事はする。考えるのは自由だ。
時には空想の中で踊りながらスパゲッティを茹でる。
時には文学少女になるのも良いかもしれない。
空想には枷が無いという意味で、自由だ。
鍋の中、ぐつぐつと煮えたお湯にたゆたう300グラム太さ1.6ミリのスパゲッティーニは何を暗示しているのだろう。
スパゲッティ・・・複雑に絡み合う物事・・・
ううん、僕と彼のことじゃあないな。昨夜だって彼はいっぱい愛してくれた。
ベッドで二人向き合って、彼が僕を包み込む。僕は彼の大きい背中に腕をまわして、彼は僕のおでこにキスをして・・・
キスはくちびるまで降りてきて、そうして今度は僕の一番奥が彼自身を包m・・・・・・・・?
・・・・・・無理やり暗示なんか考えなくていい。それよりもニンニクの心配をしなくっちゃあならない。
スパゲッティの鍋の隣にはオリーブ油が布かれたフライパンがあって、ニンニクをポツポツと弱火にかける。
ここでは加減が、重要、である。
ニンニクは過剰に焦げれば、それはもうニンニクではなく炭だ。不快な苦味が料理を台無しにする。
だけどそれに怯えているとニンニクはふにゃふにゃのまま、今度は不快な歯ごたえが料理を台無しにする。味も物足りなくなる。
オイルソースにはそのように加減が重要なのだ。
それは麺の茹で具合についても言える。
スパゲッティとは、微妙なバランスを保ちながら渡る味のタイトロープダンスだ。
美味く踊って彼の喜ぶ顔が見たい。
そうしないと・・・彼は悲しんで・・・・・・・・・・・・僕を・・・・・・・ころs・・・・・?
どうしてだろう。幸せなはずなのに、涙が一粒零れた。
-33-
アルデンテに茹で上げた麺をフライパンに入れてオイルソースと絡めれば、アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノの完成だ。
ニンニクとオリーブ油と唐辛子だけのシンプルな料理だが、それゆえに料理人の技量がストレートに反映されてしまう。
今日の出来は、良い。自信作だ。早く彼に食べてもらいたい。
僕はアーリオ・オーリオ・ペペロンチーノを皿に盛り付け、彼の待つリビングへと向かう。
皿には不滅の詩が書かれている。
不滅の詩・・・?
ワンルームのマンションの一室、玄関からリビングへの道が台所になっている。
だけど・・・この違和感は何だろう。
リビングに広がりが無い。
玄関とリビングを結ぶ廊下が台所になっていて、その廊下の壁には浴室とお手洗がある。
その場合、リビングは浴室とお手洗いで狭まった分の広がりを持っているはずではないか?
それでも僕はお皿を持って彼の元へ向かう。彼はベランダを背にこちらを向いて座っている。
僕に気付いた彼は、新聞を畳んでニコリと微笑みかけた。
逆光で顔が見えないが、なんとなくそれがわかった。僕も微笑みかえした。
彼に向かって右側には時計があり、左側ではテレビが天気予報を流している。
いつ見ても天気予報をやっている気がする。
違和感。
テーブルを挟んで彼と向き合う。
ふと、フォークとスプーンを間違えていたことに気付いた。
光を背負った影のなかで彼が笑った。僕は慌てて台所へと戻った。
テレビは相変わらず天気予報だ。西高東低、冬型の気圧配置。
二人分のフォークを手に、再びリビングへ向かう。
冬型の気圧配置。アーリオ・オーリオ。影の中の微笑み。幸せの食卓。愛の記憶。
リビングでは、彼が既に食事を始めていた。
スプーンでスパゲッティ?いや、彼の右手はフォークを握っている。
辻褄が合わない。
僕は何を見ているんだ?
スパゲッティktkr!乙ですよー!
-34-
テーブルを挟んで彼の正面に正座し、僕もスパゲッティを食べる。
せっかくフォークを持ってきたので二刀流で食べてみた。おいしい。
でも、何かがおかしい。いや、何もかもがおかしい。
こういう感覚はよく知っている。何というんだっけ・・・。
こういう感覚に陥っているときほど、こういう感覚を自覚できないんだ。
彼がスパゲッティを食べ終わった。
そのまま彼は立ち上がり、僕の隣に腰掛けた。
あれ・・・?逆光じゃないのに顔がよくみえない・・・?
彼は少しずつ距離を狭めてきている。
彼の右手が僕の背後を静かにゆっくりと通り過ぎる。
こいつは誰だ?
僕はこいつを知っているのか?
知らないんじゃあないのか?
知らない奴だ・・・!こんなのに抱かれるなんてありえない!!気持ち悪い!おぇっ!
「こういう感覚は・・・」僕は思った。
このまま掴まれるのはヤバいんじゃあないか・・・?
しかし、既に彼の右手は僕の右腕に触れつつある。
「うああぁぁぁあああああ!!」
左手に持っていたフォークで振り払おうとしたが、あっさりと手首を掴まれてしまった。
そして掴まれた部分から左手首がまるでポッキーのように折られた。
「うあぁぁあああ・・・この感覚は・・・夢だ・・・!」
目を覚ますと僕は元の廊下にいた。リアリティのある「ままごと」だった。
悪夢からは覚めたが、左手が無い。
やべえ。どうやって打開しよう。
つづく
いや、ちゃんと考えてありますよ。
たぶん
たぶん…(。・`Д・´)
なるほど
え、これどうなってんのこれ
相変わらずな乙女っぷりです。なんなんでしょうこのウニウニ感
っていうか脳内で30までの物語ち繋げる作業に入ります
もうちょっと書いたほうが良かったかな・・・
打開する元気が出るまでしばし・・
560 :
まーりあ:2008/01/05(土) 12:22:27 ID:???
なんといつの間に。
>>558 一緒に一から読み返し実況しましょう。
明日ぐらいに。ふふふ。
ふふふ・・・
((((;゚Д゚))))
be
きいてみる
これは良いウィスパーヴォイス
初めましてなのに素敵な唄をありがとう
心ごとすべてなげだせたなら
↑
ここのコードの響きが良いね。
グゥッと引き寄せられたような、放り出されたような、切ない感じ。
とうっ
オマイラ月曜日大丈夫なんですかって感じではありますけど
さて、上に書きましたけど、どうにもこうにもですね
まずは遡って読み直しが必要じゃないかと
読み直さずに続きを書いたことは内緒です
で、今30前後を読んでます
今回のと繋がんないんですよ。これは次回への引きなんでしょうけど
スパゲッティを茹でてみたかったんです
573 :
まーりあ:2008/01/07(月) 01:54:57 ID:???
まとめを開いてます
一応-34-まで載せてみました
まとめが思いのほか見やすい
我ながら読みやすい
577 :
まーりあ:2008/01/07(月) 02:06:28 ID:???
しかし第四話エロい
スパゲッティすらエロく感じる
追ってくる人の詳細バレはまだですよね?
あ、第四話でしたか
はないたちと鏡とこの外伝の九州はそれぞれ違うのに
どれもやっぱり九州なんだなって思える不思議
原作レイプしてサーセンと思いながら
582 :
まーりあ:2008/01/07(月) 02:11:07 ID:???
どうしても隣人に注目してしまう不思議
詩を作る設定ははないたちからだよね。便利そうやな
気に入った詩があったら曲つけてください
作曲家目指してます
586 :
まーりあ:2008/01/07(月) 02:16:52 ID:???
展開予想はもうちょっと進まないと出来ない……かな
っていうか最初の「彼」とかのくだりで分からなくなってるんですよね
588 :
まーりあ:2008/01/07(月) 02:17:41 ID:???
NAKATAばりのルックアラウンド
「スパゲッティを茹でた」のはいつなのか?
過去の情景と現在の情景の両方を描いてるのかなとか勝手に解釈してますけど
やっぱりわかりにくかったかぁ・・・と猛省してます。
グダグダ説明するより-35-の最初で状況確認させればいいかな
路線変更は考えなくてもいい気もするけど
こっちゃ読者ですし
592 :
まーりあ:2008/01/07(月) 02:24:36 ID:???
勝手に考察・解釈しちゃうぜ!
いや、やっぱし次回じゃないと分かんない
彼 って誰や念!
594 :
まーりあ:2008/01/07(月) 02:30:32 ID:???
予想
九州のKIRAとエロいことをする妄想みたいなものだった
う〜〜〜ん
夢オチ が一番スンナリ行くのかなやっぱ
596 :
まーりあ:2008/01/07(月) 02:32:54 ID:???
まぁあんま原作の方と一緒にして考えない方がいいと思ってますけどね
ニコフ×鬱井のカップリング以外にはあまり拘りがありません
598 :
まーりあ:2008/01/07(月) 02:52:12 ID:???
これラストどうなるんだろう
KIRAに抱きついて粉々になって終わり
600 :
まーりあ:2008/01/07(月) 02:58:42 ID:???
そんな殺生な
600 まーりあ sage New! 2008/01/07(月) 02:58:42 ID:???
そんな殺生な
こんなんがツボってる。どうしようこんな夜中に
これラストどうなるんだろうね^^^^^^^
「心ごと〜〜」に入る直前もいい
なつかしいなぁ・・
>>605 いらっしゃいませ
ああ、やはり「パフェ」に曲がほしいぜ
そういうわけで、村上春樹の作品では「ダンス・ダンス・ダンス」が一番好きだったりします。
もちろんこの作品は他の三部作(「風の歌を聴け」「1973年のビリヤード」「羊をめぐる冒険」)ありきではあるんですが。
全てを失った僕がどこへ到達するのかって感じです。
救いがある作品が好きなんですよね。僕は。
ジョジョ6部のラストも、一見全滅なんだけど救いに満ちてますよね。
気に入ったシーンや描写はいっぱいあるんですけど、あなたにこの一節を読みます。ハッとしました。
「(引用者注:前略)
人というものはあっけなく死んでしまうものだ。
人の生命というのは君が考えているよりずっと脆いものなんだ。
だから人は悔いの残らないように人と接するべきなんだ。公平に、できることなら誠実に。
そういう努力をしないで、人が死んで簡単に泣いて後悔するような人間を僕は好まない。個人的に。」
だけど、その救いはあくまでも「僕」にとっての救いなのが悲しいところだ。
自分でアーリオ・オーリオ作ってみたお
唐辛子の代わりにピーマン使ったんですけど、いまいちでした。
もっと麺の茹で汁に塩が必要かと思いました。
難しいです。
610 :
おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2008/01/09(水) 21:29:02 ID:zSRqbxdo
韓国ネチズン+白豪ジャップンの連合軍で責めてくるよ!
アーリオ・オーリオ好きだ
おでんを食べました
92 名前:ニコフ川д゚) ◆nikov2e/PM [sage] 投稿日:2008/01/11(金) 01:05:04 ID:???
『携帯』
ふるふるふる
電波が降るよ 君に ここに
ぷるぷるぷる
震えてくるよ 僕の こころ
ぶるぶるぶる
凍えているの? 君の こころ
ふるふるふる
優しさ降るよ 君に ここに
ぷるぷるぷる
確かめてみて 僕は ここに
>>610 何が起こるっていうんですか!?
>>611 今度はうまくつくります
>>612 おでん好きですね。
おでんの魅力を32行以内で語ってください。
まずは汁がたっぷり吸い込んだ大根を、からしを少しつけて食べる( ゚Д゚)ウマー
次に糸こんにゃくをつるつるっと食べる( ゚Д゚)ウマー
その次にはんぺんだ!これは静岡名産のいわしの黒はんぺんがとてもおいしい( ゚Д゚)ウマー
その次に餅入り巾着、食べたら中からだし汁がじゅわっと出てきてもちととけあう( ゚Д゚)ウマー
最後にたっぷり味のしみこんだ卵をからしをつけていただきます( ゚Д゚)ウマー
ごちそうさまでしたヽ(´ー`)ノ
>まずは汁がたっぷり
この時点でエッチな想像しました。
自重します。
ふと思い立ったのでジョジョ五部を一気読みする
天才とは100%のウンコからなる。
- みずもれ
ペッシペッシペッシペッシペッシペッシペッシよお〜
3じだ
622 :
わーい:2008/01/14(月) 21:56:25 ID:nqGw5be1
あの名作『携帯』よりも良いかも
自分でハードルあげちゃあかん
orz
寝れんわ
詩が見たいッ!
今度外伝投下するときに・・
Livedoor Wikiなんてあるんだなー。と思って見てたらスパムに弱くて、
全ページ書き換えられたヱヴァwikiを見てしまって萎えた
livedoorにもあるのか
小説まとめに@wiki使ってるんですけど、容量制限とかなんとかで色々わずらわしいです。
やっぱ自宅鯖でやるのがいいんですかね・・・
FF4クリアしたら絶対書くから・・・!
自宅鯖は利用規約とかがないのだけがとりえです。
電気代は一番安い機械でも月600円以上かかるし。
規約の範囲内なら、さくらやロリポップみたいな安いレンタル鯖にPukiwikiとか入れるのがベストだけど
今度は自分でスパム対策しなきゃならない。でもその価値はあると思う。
っていうか、複数人数で更新するのがWikiの本来の目的なのでry
某所で「恋人以降友達未満」という言葉を生み出したのはわたしだということをさりげなく主張しておきます。
自宅鯖めんどくさそうだね
めんどくささに見合うメリットがあれば飛び付くですが
(´・ω・`)
自宅鯖にこだわる必要あるのかい?
体験するだけなら自分のPCにApache入れてごらんなさいな。
それだけなら簡単よ。
JpegやZIPを人に渡す手段として試してみる価値はあるかな。
興味があるなら、だけど。
で、有料でも無料でもドメイン取って
24時間稼動して
HTML置いて
CGIやPHP動作させて(mod_hogehoge)
アクセス拒否/許可(.htaccessとかベーシック認証とか)
etc.やれば普通のhttpd鯖運営できる。これらは”必要に応じて”だけど。
っていうか、今時の無料レンタル鯖はPHP使えるのが当たり前になってるから
無料鯖でPukiwiki入れてみて、慣れたら月300-500円ぐらいの有料鯖にするとかどう?
電気代より安いし楽だし。
有料鯖なら邪魔な広告付かないし、GoogleAdsense付ければ鯖代の何割かは稼げるかも。
でもなぁ、wikiの”複数人数で更新できる強み”が活かされてない気がするんだが、
wikiにこだわらなければ、自分で設置するタイプのブログやMovableTypeなどのCMSという
夢広がる選択肢もあるで〜
>>630 > 小説まとめに@wiki使ってるんですけど、容量制限とかなんとかで色々わずらわしいです。
> やっぱ自宅鯖でやるのがいいんですかね・・・
ああ、これかぁ。
なるほど、レンタル鯖ですね
wikiにこだわる理由は特に無いです。僕が編集しやすいからってくらいで。
複数人数で更新については、「アカあげるよ」って言っても誰も乗ってくれないのでw
どうもありがとう
君の流した涙がすぐに
氷になってツルツル滑る
転んで起きてまた転ぶ
ねえ人生はこんなにも
ねえ人生はこんなにも
尻餅ついたそのお尻
氷とぴったりぴったんこ
身動きとれない脱け殻が
おしっこ漏らしてまた凍る
ねえ人生はこんなにも
ねえ人生はこんなにも
春が来たよと告げる声
草木が目覚め蝶も飛ぶ
雪解け水はさらさらと
歩き始める君の足
ほら人生はこんなにも
ほら人生はこんなにも
ニコフさんの詩ですか?素敵ですね!ただ春は嫌いです。
春涙目wwwwwwwwwwwwww
春は私の全部をおいてきぼりにするからね。馴染めません。。
(´・ω・`)
おはようおやすみ。
では、ネタバレ解禁です
ついにあのお方の名前出しちゃいましたね
っていうか、今回の敵・・・最も限りなく無敵に近いな
来月休載とか勘弁ですよ
この勢いで決着つけてくださいよ
来月休載で追いつくチャンスか
2月か3月に15巻が出ればあるいは
是非追いつこう
(先月は何気にチャンスだったんですけどね)
>>648 あの方があの人だとすると、あまりにもダイレクト過ぎっちゅーかひねりがないっちゅーか、
俺は創作した聖人にしてほしかったんだけどねえw
無敵と思えるけど、自分が死ぬことで罪を清算する、一種の自己犠牲みたいなもんによって、
無力化できるとかそういうことなんじゃないかなあ>ラストのジョニーの行動
そこはひねるところじゃない気がするけど
黄金の回転で自分を回したのかな!かな!
罪とか自己犠牲とか、今回のスタンド能力はストレートに寓話ですね
自分で書いてて意味わかんないですけどwww
恐怖は過去からやってくる
408 名前:ニコフ川д゚) ◆nikov2e/PM [sage] 投稿日:2008/01/23(水) 02:24:12
『雪だるま』
降ってきた 転がった また転がった
二つが一つに 僕が生まれた
ねえもっとかわいい顔をちょうだいよ
ひらがななんてやめてよね AAだったらいいけどね
降ってきた 転がった また転がった
二つが一つで 仲間が増えた
ねえもっと近くに彼女がいたならなあ
遠距離なんてやめてよね あっちの子たちはキスしてる
降ってきた 降り止んだ 冷え込んだ
もうしばらくは 生きてける
ねえもっと長い命をちょうだいよ
晴天なんてやめてよね でもちょっとはお日様見たい
ねえまたいつか会えるかな
流れて積もって会いたいな
ジョジョーッ!
創作意欲が今ひとつ
なんかお題ください
お題「両親に仕送り」でお願いします
え、難易度高くないですか
659 :
まーりあ:2008/01/25(金) 13:28:23 ID:???
難易度高いw
『両親に仕送り』
五月病だ。参った。まさか本当に来るとは思わなかった。俺としたことがベタすぎる。
新生活、一人暮らし、慣れない環境、職場、しかも学校。(あ、あと内緒ですけど、失恋)。
これ以上無いほど五月病の要因を取り揃えて過ごした。
いや、もう参った。降参。
降参で思い出したが、いきなり高3の授業を受け持つのには参った。
数学IIIC。
あのね、解けないから。俺には無理だから。アウトオブキャパシティって感じなの。
微分積分いい気分とかアホなこと言ってる場合じゃないから。
そういえばかの有名な数学者も「微分のことは微分でしなさい」とか言ってたらしいですよ。
ちょっとすべり気味のギャグが100年後の子供たちに読まれるってどんな微分、いや気分ですか。
とはいえ、ついに明日は給料日だ。なんか事務的なあれこれで四月に給料をもらえなかったのには参った。
なんかもうずっと参ってますけど。本当に。
で、まあそうなるとアレですよね。
いや、ほら。初給料だから。
親・・・?・・・に・・・?御返し・・・?みたいな?
感謝の気持ち?をこめて? 的な?
虫も殺さぬ顔して冷酷にコックローチを退治する俺でも、親への・・・か、感謝ゲフン は忘れてねえよってわけですよ。
普段は「クリスマス氏ね」だの「バレンタイン氏ね」だの言ってますけどですね、ええ。
世が世ならカップル狩りとかしてそうな俺でこそありますけど、ですよ。
友人は温泉旅行をプレゼントとかどうとか言ってたけど、やっぱ形に残るものがいいよな。
そしてやはり諭吉を使いたいよな。少なくとも十数枚は使いたいよな。
さあ、何をプレゼントしようか。もうずっと迷ってる。候補?候補はあるんだけどね。
泣いて喜ぶ顔を思い浮べて、今日は眠る。起きたときに最初に思いついたものにしよう。
大雑把に言ってしまえば・・・種は必然的にできて、受精は偶然的に起こってるわけだ。
そんな風にして生まれたなら、そんな風にして恩返しするのもいいかもしれない。おやすみ。
661 :
まーりあ:2008/01/25(金) 18:00:52 ID:???
ダジャレw
めざせ脱・自宅警備員☆
お題「僕と鍋物」
665 :
まーりあ:2008/01/25(金) 21:30:48 ID:???
ワクワク
これまた難題を・・・
667 :
まーりあ:2008/01/25(金) 22:13:03 ID:???
寒い日が続きますしこれは期待がかかりますねぇジュルリ
『僕と鍋物』
年が明けてグッと寒くなり、雪が降った。
まるで何かの宗教的儀式のように、次々と雪だるまが建造されている。
冷えた身体を炬燵で外から温めながら、鍋物で内側から身体を温める。焼酎があればなお良い。
鍋の話をしよう。
俺は椎茸みたいな男だ。…といきなり言ってもわかりにくいか。髪形とかそういう話じゃあないんだ。
鍋にはいろんな具材が必要だ。野菜、茸、肉、それぞれの中でも色んな具がある。
鍋という入れ物でごちゃまぜになる。鍋は社会そのものの縮図と言ってもいい。
それぞれがそれぞれの味を主張し、鍋を彩る。
まあ大抵の場合は肉が主役だ。俺は主役になれる人間じゃあない。そんなことはわかってる。
茸はよく嫌われる。けど、好きになってくれる人はとことん好いてくれる。
「好みが分かれる」とはまさに茸類の宿命だ。どうしようもない。
しかし、それが無ければやはり鍋は味気ないものになってしまう。俺はそういう存在だった。
話が大げさになりすぎた。とにかく、冬といえば鍋だ。そこのところは誰もが納得してくれるだろう。
大学に入って6年になるが、毎年鍋を食べている。
最初の年は一人で食べた。
次の年には仲間が増えた。
その次の年には女ができた。
さらにその次には仲間が卒業していなくなり、女と二人で食べた。
そして今年、一人で鍋を食べている。
6年間で俺は何を得たんだろう。
色んなものを捨てながら生きてきた。逆に、捨てられて生きてきた。
鍋料理を食う。
野菜が減り、茸が減り、主役もいなくなった。
さて、締めに麺を入れようか。それともご飯にしようか。
もう一杯ビール飲むかい?焼酎がいいかい?
……って誰に尋ねてるんだろうな。君はどこにいるのかな。
669 :
まーりあ:2008/01/25(金) 23:01:18 ID:???
む、かなり良いですね。
つかみから本題に入る瞬間もお見事。。。。
いいですね。
あらゆるものは過ぎ去っていく。そして一人ぼっちになった。
ありがとう
どうしてもしんみりしちゃうな。
まいったな。
672 :
イブキ☆:2008/01/26(土) 00:06:09 ID:???
(;;)
ようこそ。初めまして・・・かな。
ヽ(・ω・`)
『携帯』以降、どれも一人ぼっちですね・・・
読み返して悲しくなった
人はみんな一人だからね
だからなんだい?
だから何っていわれてもこまるんだけど
OK
それを次のお題にします
いいネタフリをありがとう
・・・と言ったもののやはり難易度高い
というか風呂敷広すぎというか
ご、ごめんなさい
あざっす
>>675のお題に直接応えたわけではありませんが、ちょっと書きかけの文章のテーマを連想したんで
予告編っぽい感じでコピペしてみます。
ただ、書き直したりお蔵入りするかもしれません。
----キリトリ----
熱いコーヒーをズズズと一口啜ってから、僕は思い切って告白してみた。
「小説を書きたいんだ。」
「ふうん。」
ずいぶん曖昧な相槌だ。興味が無いのかと思ったが、彼女はハチミツから口を離して言葉を継いだ。
「どんな小説?」
「うーん・・・・・・人が死なないやつ。」
「なぜ?」
「人が死ぬなんて当たり前のこと書いてもつまらないじゃん。」
「そりゃ人は死ぬけど、大事なのは過程なんじゃないの?そこに何を象徴させるかが作家の個性なんじゃない?」
もっともだ。
「そうだけど・・・」僕は答えた。「だって、人が死ぬのは悲しいだろ。」
彼女は呆れた目を一瞬だけ僕に向けてピシャリと言った。
「何を書きたくないかより、何を書きたいのかを語りなさい。その語りたいことは原稿用紙にぶつけなさい。」
そして彼女は再びハチミツを味わい始めた。
しかしその晩、人が死んだ。
----キリトリ----
乙です!いいね!
685 :
まーりあ:2008/01/27(日) 18:47:36 ID:???
きましたね
正直に申し上げて、ここしか書いてません
『迷言』
地図が必要だっただろうか。
いつものように部屋を出るが、いつものような道を辿れない。
その場所に辿り着けないのは霧のせいばかりではないと思った。
ただ通いなれた道を辿れば良いのかもしれないが、そこはもうずっと通行止めだ。
それでは、どの道を行くべきなのか。地図が必要だっただろうか。
ただ君を想っていれば良かった。
君のために行うこと。それが最大で最上で最高の善行だった。
ある日を境に「想わないこと」を望まれる。「行わないこと」を望まれる。
行わないことを行うことが最善……そんな禅問答。
地図が必要だっただろうか。
「道がわからないなら飛んで行けば良いじゃない」
俺が僕に言った。なるほど、翼があったらいいな。飛び立って行けたらいいな。
空ならば道順など関係ない。ただ目的地へ行けばいい。
「あれ、目的地はどこだっけ。」飛び立ってから気付く。
わからないのは視界に広がる真っ白のせいばかりではないと思った。
必要なのは地図だっただろうか。
必要なのは居場所であり、行き先だろうか。
いつもはどこに向かっていたんだっけ。
何が必要だっただろうか。
愛ってもっと素直に信じられなかったかなぁ。
まだ視界に真っ白が広がっている。
僕は背中に重みを感じ始めた。
ああ、目の前の真っ白は雪だったんだ。
高度が下がる。錯覚であってほしい。僕はまだ飛んでない。
ねえ、飛んでいたなら落ちてしまう。僕はまだ飛び立ってない。
僕は、まだ、飛んでない。
688 :
まーりあ:2008/01/28(月) 17:07:51 ID:???
翼をください
翼だけじゃダメなの(´・ω・`)
690 :
まーりあ:2008/01/28(月) 17:26:35 ID:???
もうちょっとあじわいたいところ
物足りないすか
サーセン
こんなの書いてちゃダメだなぁ(´・ω・`)
693 :
まーりあ:2008/01/28(月) 18:42:33 ID:???
まぁ偉そうに感想述べてますけど、読んでる方はきっちり楽しませてもらってますよNe^^
ありがとうです
おそらく深夜か早朝までにはまとめwiki(タブンNimの方)にニコ作品をまとめます
>>694までを「◆nikov2e/PM」でレス抽出したら抽出レス数:379だった件
お疲れだ
やばい
どうした?
身分証紛失
大変だ!
免許か
先手打った方がいいよ
いわゆる学生証っすね
(´;ω;`)うっ
704 :
ニコフ ◆nikov2e/PM :2008/01/31(木) 12:51:26 ID:a+nzYRgC
ありました
(ノд<。)゜。
俺専用メモ
「兄弟(仮)」1,焼肉の日に
「スノーメンの尊厳」
『スノウメンの尊厳』
今、僕の視界には六つの遺体が転がっている。
ここに来るまでの間に見たそれの数は両手では数え切れない。
無残である。
そのどれもが首から上が爛れている。もはや液体になっていると言って良い。
通りがかった生命の塊が暇潰しのようにその遺体を足で弄んでいる。
彼らを彼らたらしめていた条件はどこだろう。一個の玉ではだるまじゃないよな。
あなたの首が融け落ちたらどう思う?
これはゆきだるまの話だ。
数日前に雪が積もり、それとともに何かの宗教儀式のように生まれた。
しかし、それっきりなのだ。
それを生み出すまでの作業では、性交渉に勝るとも劣らない労力を要する。
完成してしばらくは誇らしげにそこに佇む。
通りがかりの人が写真を撮ったりもする。
しかし、それっきり、なのだ。愛を注がれるのは一瞬と言って良い。
彼らは一体何のために生まれてきたのか、と自分を重ねて寂しくもなる。
今の彼らは道端にある丸く白い塊だ。障害物でさえある。
ゆきだるまは輪廻転生のサイクルにあるはずだ。
雪は融け、流れて行き、雲になる。そういうものだ。
しかし彼らはその質量ゆえに融けきれない。
「数日前までゆきだるまだったモノ」としてもうしばらく留まり続ける。
真っ白だった肌は泥にまみれ、枯葉をまとい、足蹴にされてまた汚れる。
そう考えて僕は悲しくなった。彼らの尊厳はどうなるのだ。
生み出したなら愛するべきだ。子供もキャラクターもゆきだるまも。
僕は彼らの尊厳のために、涙を飲んで遺体損壊を行うことにした。
八つ当たりとか日頃のストレスをちょっぴり晴らしたいとかじゃないんですよ?
ゆきだるまの尊厳のためなんですよ?いや、本当に。
だめだこりゃ
ダメだなぁ・・・
鬱だなぁ・・・
(´;ω;`)涙もでない
ヽ(・ω・`)ヨシヨシ元気出して
(´・ω・`)うんありがとう
考えすぎないことですよ
気楽にいきましょう
ありがとう
気楽に逝きます
もっとこう
なんか
もっと・・・もっと・・・
愛をもっとー自由をもっとー
714 :
まーりあ:2008/01/31(木) 23:42:57 ID:???
スノウメン!
乙です!
『君のシャンプー』
君の髪のシャンプーの 匂いが好き
ケミカルなだけじゃない香り
全部合わせて君の花
君の髪のシャンプーの 匂いが好き
もっと近くで感じたい
無意識に誘う君は花
シャンプーだけじゃだめでした
君と合わせて君の花
でも許されない間柄
誘われていく僕が蝶
何もないくらいなら
せめて罠であってほしい
君の髪のシャンプーの 匂いが好き
以下の文章を日常的な日本語になおしなさい(20点)
「こないだ話した金剛がロマンスでさぁ
今度、武蔵の車でドライブに行こうって約束しちゃった!!」
>>716 にこはアレか。愛の歌を一曲作れると思う
それにしても、これ男目線なのになんで乙女チックなんだ
>>719 >これ男目線なのになんで乙女チックなんだ
女々しいってやつですねwwwwwwwwwwww
なんなんでしょうね。
狙ってるつもりはないんだけど・・・乙女になっちゃうのかね。
>>720 8点です。
金剛=ネット友達(親友クラス
ロマンス=友達以上恋人未満
武蔵=普通自動車免許(MT可
です。インリンと決めました。覚えましょう。使いましょう。
えてして名曲は女々しい男を唄っているもんだよ
ところで何そのイヤなテスト。赤点じゃねえか
なるほど・・・
あえて自己肯定しよう
唄は初音さんに任せてもいいでしょうしね(できるものなら
赤点でも大丈夫です。
僕も覚えてません。
なんか、言葉の選び方がいいと思います
いいというか好きですね
ご意見ありがとうございます。
コトバの選び方・・・ですか
語彙の乏しさは問題かなぁと思ったり。
すぐ「超」とか「スゴイ」とか言いたくなりますからね。
ううむ。がんばります。
豆うめぇ
テラ福はうち
ニコはうち
あはは
ジャンジャン取り込んでください
そんな作品を書きたいものです
いくつかまとめに載せてないのがあったので発掘中
1 名前:アルケミ ◆go1scGQcTU [sageヽ| ゚Д゚|ノ カードクオリティィ] 投稿日:2006/10/28(土) 21:09:28
室長キモハーゲニコフがいろいろと相談にのる
予定です
『 』
唄が無い あなたに贈れる音が無い
言葉はあるよ あなたに贈る言葉はあるの
だけどそれは響くかなぁ?
メロディ無しで響くかなぁ
旋律の海であなたを包めば
壊れた心も治せるのに
唄が無い あなたに贈れる音が無い
言葉があるの あなたに贈る言葉があるの
音が無くても響くかなぁ?
メロディ無しで響くかなぁ
旋律の宇宙にあなたといれば
壊れた愛も治せるのに
届かない 届いているのに響かない
心があるよ 感じてほしい心があるよ
音が無くても響いてよ
メロディ無しで響いてよ
言葉を空にあなたへ向けて
壊れた絆を治したいのに
わたしを乗せた言葉がほら
今 雨雲を追い越していく
せつないです・・・
「それはそれこれはこれ」って言ったときなんで怒られたのかよくわかんないけど
無料でいいから鯖借りてPukiwiki設置とメンテ経験しときたかったんだよねぇ
無料鯖でも安心してPHP設置できるのが当たり前になってから暫く経験してないから
頭が鈍りそうでさ。でも地味に忙しかったり、体調が優れないから宿題がどんどん溜まってくんで
スキルアップが実行できなくて悶々とするわ。
無料レンタルのPukiwikiで我慢してくれるならこういうのがあったよ
http://www.wikihouse.com/pukiwiki/index.php 広告もGoogleAdsenceだけだから目障りじゃないと思う。
WikiSPAM対策経験しておきたかったけどギブアップ
>>735 どうもすみません
>>736 どうもです。
でもそれだったら@wikiで充分かなって感じはあります。
体調よくなってお勉強できるといいNe☆
中学高校時代にどうしてこうも国語科の授業を蔑ろにしたのかと今更悔やんでいたりしますが、
そのおかげで今の自分があるのかと思うと複雑なアレだったりもします。
改めて古典(古文じゃなくていいです)を読もうと思うのだけど、ジャパンならやっぱ芥川夏目あたりですかね
星新一
そうでしたね。ありがとう。
読むよー
坂口安吾、太宰治、梶井基次郎の「れもん」、高村光太郎の「智恵子抄」はおすすめ
743 :
まーりあ:2008/02/10(日) 17:31:48 ID:???
みしまゆきおとか……
まだ読まずに積んでますけど……
ありがとうございます。
近所のブッコフには星さん無かった・・・ひとっ走りしなければいけません
梶井さんの檸檬は読みました。
他三人はありませんでした。太宰さんは青空文庫行くかな・・・
三島さんは「青の時代」っていうのがありました。明日こうてきます。
宮沢賢治はどうでしょう?
雨ニモ負ケズ
風ニコ負ケズ
チラリと感動した
749 :
ニコフ ◆nikov2e/PM :2008/02/12(火) 14:29:03 ID:ryPIhklx
星新一「にぎやかな部屋」
三島由紀夫「金閣寺」
をこうてきた。
金閣寺はオラも読んだことあるだよ
205 名前:名無しんぼ@お腹いっぱい[sage] 投稿日:2008/02/12(火) 18:24:53 ID:WsA58amd0 (PC)
おい右を見ろ→ 下を見ろ↓
下を見ろ↓ ←左を見ろ
右を見ろ→ 下を見ろ↓
右を見ろ→ 下を見ろ↓
↓下を見ろ ←左を見ろ ↑上を見ろ ←左を見ろ
右を見ろ→ 下を見ろ↓
↑上を見ろ ←左を見ろ
↑上を見ろ ←左を見ろ
左を見ろ こっちは右だ馬鹿
>>750 さすがですね・・・!
三島由紀夫ってこういう文章書く人だったんだと驚き
自衛隊駐屯で切腹ってイメージで、もっと無骨な感じだと思ってたらむしろ繊細。
チョコちょうだい
r.────,-,──,-,─────、
./ .rー,-、_ /;/:::: ,、ー、 / .!
/.:=(:::( ヽーγ⌒yー' ,)::)======、 /!
./:::::__, ヾニ二(.;;;;(二ニ::::ノ :::::::::::/l|//
/== フ::::__,.-' ::::: ヾ、:::~^フ====、::::!!/
/ ~~~~ /;/::::::::/; ~^ーヽ /||::|!
./ /;/::::::::/;/ / .||/
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./ |__ .-:::~ ̄~^γ'^~ ̄~::ヽ、 ___/|
/ γ:::::::::.. _ ..:::::::::::::::::: ヽ / .l
./ /( / / ./ ヽ/ /三 )i / ./
/ / ト..: ̄.:. ̄..:::::::::::::::::/,. ノ ./ ./
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./ / ヾ、::__;;:.-::'^ ,. / / ./
/ / ヾl_;;::.- '^~ ./ ./
i ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~i ./
|_____________,l/
このスレのみんなにプレゼント
っチ○コ
すごく・・・大きいです・・・
書こう書こうとは思うんだけど今ひとつテキストエディタに向かうパッションが燃えてない感じ
というわけで、リハビリのためにお題を募集させてください
スクリーン
チョコ
『スクリーンとチョコと爪』
スクリーンに映し出された男はチョコレートを食べた。
僕の身長よりも大きいチョコレートだ。もちろん、男も相応に大きい。
映像の力学に則り、物語が進行する。
大きな暗室に巨大なスクリーンがあり、僕らの頭上を光が走り続けていた。
僕らは光の行き先を見つめ続けた。
光の先には物語があった。人は物語が好きだ。僕だってそうだ。
その頃、もやもやしていた。
頭の中に霧がかかったような視界の悪さだった。何もかもがもやもやしていた。
霧は壁のようにも見えた。打ち破らなければいけないのか?どうやって?
では、壁は何と何を仕切っているのか。僕の内と外の境にあるのだろうか。
だけど、僕は外のモノを受容していたと思う。とすれば、壁というよりは弁だろう。
もやもやした弁が、僕の内のもやもやした何かが流出するのを防いでいる。なるほど。
あるいは、僕の内のもやもやが確たる形を持てないために壁を越えられないのだろうか。
要するに、僕は行き詰っていたのだ。もしかしたら、生き詰まっていたかもしれない。
よく爪を噛む。今日の犠牲者は左手の小指だ。
爪は毎日伸びる。伸びすぎれば切る。今ある爪は一年前とは違う。
ヒトの体を構成する約60兆の細胞はそれぞれある周期で入れ替わっているそうだ。
月並みな表現をすれば、ヒトは日々生まれ変わっている。
それを実感するには爪や髪を見ればいい。
髪は抜けていくのが切ないので爪をおすすめする。
僕らがココロだと思っているものが、脳で処理されるものごとであるなら、ココロもまた約一年で入れ替わる。
でもそれは全ての細胞で同時に起こるのではなく、ゆっくりと進行していくものだから、急に別人になったりはしないはずだ。
そうでなければ、毎日自己同一性の確立と崩壊をしなければならない。なんかめんどくさい。
あるいは、他人が急に別人に見えても、それは積み重ねの結果だと思う。おそらく。
それでも僕のココロは置き去りのままで、いくらか吐き出した後はもやもやが残った。
爪を噛むのをやめ、チョコレートを齧った。
茶色と黒の中間のようなもやもやした色を齧った。甘さと苦さがもやもやと混じり合って、美味い。
触ると溶ける。
ある日、ふと、思いついた。
「チョコレートを溶かして、スクリーンにぶち撒いてやろう。」
手近にあるスクリーンは、大学の講義室にあるスクリーンだ。あれでいいや。
壁をぶち破るんだ。
その夜、僕は自宅からカセットコンロと鍋を持参し、バレンタインデーの特売で売れ残った哀れなチョコレートを買い込んだ。
あるいは、他人からは、こんな時期にチョコを大量に買い込む僕が哀れに見えるのかもしれないが、仕方ない。
鍋いっぱいのチョコレートを溶かした。もはやココアだ。
深夜の講義室には当然誰もいない。
スクリーンを広げ、ココア鍋を用意した。
その時まではココロが弾んでいたと思うのだが・・・ぶち撒ける手前で冷めてしまった。
チョコで絵を描くなどという気の利いたことは考えていなかった。
バカみたいじゃないか?後で怒られたりするのも面白くない。
小さくても目の前のこれはスクリーンだ。
仮に、僕が絵を描けたとしても、スクリーンはキャンバスではない。
キャンバスに描かれたら、それは静的に留まり続ける。
一方、スクリーンは動的なものを映し続けるものだ。
どちらが優れているとかではなく、土俵が違うのだ。
スクリーンにチョコレートをぶち撒けても、そこには「もやもや」が静的に残るだけだ。美しくない。
美を求めて始めたことではないが、醜悪なことに思えた。
あるべき場所にあるべき物があることが美なら、僕のもやもやもまたあるべき場所に置かなければならない。
それはここではないし、鍋のチョコレートは胃の中に流し込むしかない。
いや、食べきれません。誰か手伝ってくれませんか。
一緒にチョコレートを食べませんか?手作りです。
昔もらった手作りチョコと同じ製法です。手作りチョコです。
【おわり】
あー・・・色々書き直したいとこを見つけてしまったけど(゚ε゚)キニシナイ!!
一つの話にまとめるとは思わなかった…!乙です!!
俺にもお題を出させてくれ。
そうじゃのう、「お寺とお墓」
これはまた高難易度wwwwwwwwwwwwww
取材してからがいいかな。
怖いかな・・・
オバケェ〜ヘ(゚д゚ヘ))))))〜
_
/  ̄ )
/ /
/ _/
/ |
/ __ |
| ̄  ̄ ̄ヽ|
| __ |
_ -―  ̄ __ ̄ ̄ ┴- 、
{ / ̄  ̄ ̄ヽ ヽ
` -∩_|_ (_・) (_・) _ | ∩_ノ
⊂_ _つ`z――y´ ノ~⊂_ _つ
{ }`-/⌒⌒i-´ { }
` -| | | | `i -´
| `ー‐ ´ `−〜,
ヽ ___, -−〜´
しんどい
つ元気玉
fffffffffffffffffffffffffffff
超フォルテ!!!
by インリンハゲ
あー、もうすぐ777だ。
775ー
さるさんくらうかなぁ
どきどきしてきた
はっぴぃばーすでーとぅみー
はっぴぃばーすでーとぅみー
はっぴぃばーすでーでぃあぬっこんー
はっぴぃばーすでーとぅみー
>>777 別にいいんだけど、少しくらいは気の効いたこと書いてほしかった
率直に悲しい
780 :
まーりあ:2008/02/18(月) 00:02:59 ID:???
オメデトゴザマース
アリガトゴザマース(´;ω;`)
今年の抱負としましては、長編小説を一作以上書けたらいいなぁ・・・
なんだかんだでbe8600ポイント越えました
寂しいのう(・ω・` )
外伝とか絵とか描けばいいのかな・・・
お誕生日おめでとう!いい一年をお過ごしください☆
お誕生日おめでとおおおおおお!!!!
ニコフううううううううううううう!!!
おおお
いまbeポイントぞろ目や
しまった・・・クレクレしてた分で崩れた
順調にたまってますね!
ゴザマースワスレテマシタース
>>788 ね!
何点越えたらアフィ速でスレ立てできるんだったかな・・・
>>789 アリガトゴザマース
「お寺とお墓」誠意執筆中
『お寺とお墓』
肝試しというわけではないのだけど、私と彼はお寺に忍び込んでいた。
ちょっとしたイタズラのようなものでもあるし、夜の散歩みたいなものだ。
昔の彼氏とは夜の学校に忍び込んでちょっとエッチなことをしたこともあるけど、さすがにお寺ではしない。たぶん。
学校や教師なんて糞喰らえって感じの若者だって、少しくらいはお寺への畏怖を感じる。
ここはソウイウコトをする場所じゃありません!って事くらいの分別はつくのです。
それに彼とはネットを通じて出会って、何度か会っただけなのだ。付き合っているわけじゃあない。
キスだってしたことないし、したいとも思わない。
しかし、忍び込んでいるというのは大変後ろめたく、胸が躍り、ちょっとばかりの尿意を催す。それはさっき飲んだカクテルのせいかな?
スカートをすり抜ける風が両脚の間をくすぐり、それを受けて背中が縮み上がってしまう。
「ね、ちょっと待ってよ」と私の斜め前を歩く彼に声をかけた。
「ん?どしたの?」
「大丈夫かな・・・?神主さんに見つかったりしないかな?」
「それは無いわ」と彼は呆れ気味に言った。「神主さんがいるのは神社で、ここは寺院だ」
なるほど、もっともらしいことを仰る。
彼はふと立ち止まり、暗闇の向こうを指差した。
「なあ、菩提寺って知ってるかい?ここには墓所があるんだ。お墓さ」
「お墓?」と私は【お】を心なしか伸ばした調子で聞いた。
「そう。お墓。行ってみよう」と彼は別段【お】を伸ばさずに応えた。
「やだよ、気持ち悪いよ」
「いいからいいから」
彼は私の左手を引っ張って、墓地へと歩みを進めた。嫌だなぁ。
正直なところ、怖い。
私は幽霊なんてものを信じてはいないけど、神聖な場所にある畏れや、あるいは穢れといったものは大切にしたい。
お墓はイタズラで来る場所ではなく、生きている人が去っていった人たちに対して尊敬を払うために来る場所なのだ。
それでも、そういった主張はできず、彼に引っ張られるまま来てしまった。
彼は冗談なのか、本気なのかこんなことを言った。
「なあ、墓石でドミノ倒ししたら面白いかな?」
「な、なにゆえ〜!?」私は文字通り素っ頓狂な声を出してしまった。
ちなみに「なにゆえ〜」は数年前巷で流行ったツッコミの一種だ。嘘だ。
「ふへへ、できるわけねえだろ。墓と墓の間、結構離れてるだろ?」
「あ・・・」
なるほど、もっともらしいことを仰る。
街中で墓石屋の展示を見たところで何も感じないが、この威圧感はなんだろう。
宵闇の中、ずらりと立ち並ぶ墓石たちは摩天楼よりも高く感じられる。
摩天楼は輝いているが、墓石は輝いていない。あるいは闇を放っているのかもしれない。
そういう感じ方は、当然私の心の問題なのだろうが、今大切なのは物理学ではなく生理学だ。
「ねえ、私おしっこしたいんだけど・・・」と申し出た。
「えー!困ったな・・・墓にかけるわけにもいかんよなぁ」
「うん、帰ろうよ」
すると彼は壊滅的に変態的なことを口走った。
「じゃあ飲んでやるよ」
「な・・・!?」
たぶん私の顔は紅潮していたと思う。こんな場所で私は排尿し彼は飲尿するなんて、あまりにも破廉恥だ。
まあ、しかし、こういう人なのだ。私はいつものように「なにいってんのよ」と軽く腕を押した。
その時私は、軽く、軽く押したはずだった。
まるで支えを失ったように彼の身体はいとも簡単に倒れていった。
その倒れる様は非常にゆっくりに感じられた。それで気付いた。
彼の身体が宙で扇形を描いているうちに、何も無い空中から「ゴツン」という音が鳴った。
そして彼は完全には着地しなかった。そして気を失ったまま、何かにもたれかかる体勢になった。
「え・・・?」と声とも吐息ともつかない音を私が吐き出した後ろで、「ゴツン、ゴツン」という音が一定のリズムで鳴り続けた。
しかし、何も見えない。墓石は全て、自らの持ち場に聳え立っている。
何かが倒れて、何かにぶつかる音・・・?ドミノ倒し?そんなばかな。
だけど、もしそうならこの後どうなるのか。
私もまたドミノ倒しの一部になるのか、もし倒れている彼の上でドミノが交叉したりしたら・・・?
その可能性を感じた私は、彼をなんとか起こさなければならない。ここから逃げなければならない!
すぐさま彼の身体を抱き起こそうとしたが、持ち上がらない。排尿を我慢しているせいばかりではないと思った。
人間の身体はこんなにも重く、冷たかったかしら・・・。
彼の身体を抱き起こせないまま、音が近づいてきた。
抱き起こすことに絶望した私は、ほぼ耳元にまで聞こえる音に恐怖し、身体が弛緩していくのを感じた。
そして緩んでしまった私は、ついに漏らしてしまった。パンツごしで気持ち悪いなどとは言っていられなかった。
次の「ゴツン」の音で気を取り直した私は、もう一度彼を抱き起こしにかかる。
が、さっきまで彼の頭があった場所に頭がなく、首が奇妙に長く折れ曲がっていた。
そして私のスカートの下から声が聞こえてきた。
「うめぇぇぇ・・・ジュルジュル・・・うめぇぇぇぇ・・・おしっこうめぇぇぇぇよぉぉぉぉれろれろぉぉ」
その後、どうやって一人で逃げたか覚えていない。
おわり
勢いで書いたあと、怖くて読み返さなかったのでまたもや粗が・・・
(゚ε゚)キニシナイ!!
すっっごいこわかったよ…><
やべえ、こっちがちびりそうになった。
こういうの俺すごく怖いんだ。
>>796-797 そう言っていただけると超嬉しいです。
こういうの自分で書いておいてアレなんですけど、ホラー苦手です。
見れません。読めません。リングとからせんとか感染とか予言とか見れません。
例えば漫画の場合、ジョジョくらいロマンホラーしてるといけるんですけど、
楳図さんとか伊藤さんとかってひぎぃってなります。
あ、お題は随時受け付けております。
今月はSBR休載でした
うn
追いつくチャンスか?!
第5部読んでる場合じゃなかったか
14巻が12月発売で、07年11月号まで4話収録
(ここ、追いつくチャンスだったんですけど(゚ε゚)キニシナイ!!)
未収録が12月1月2月の3話
単行本15巻は4月以降か・・・
なので4月上旬までに4話分貯まる
つまり・・・もし15巻が4月上旬に発売して4話掲載だったら追いつくチャンスかもNe
どんだけ2揃っとんねんって話ですよね
804 :
まーりあ:2008/02/22(金) 23:59:51 ID:???
なんと嬉しい言葉!
ただ相変わらず即死系の展開なんですよね・・・自分が書くのって。
スティーブンキングみたいなじわじわ追い詰めてくるホラーも書けたらいいなぁ・・・
(´・ω・`)ニュー即でNim晒しは無理ありすぎたか
807 :
まーりあ:2008/02/23(土) 02:07:28 ID:???
マ、マジすか
だ、大丈夫・・かな
大丈夫!
809 :
まーりあ:2008/02/23(土) 02:16:22 ID:???
ゴクリ
嫌儲から遊びにきました!
>>810 ど、どうもです!
自己紹介しますと、ここは週刊少年漫画板のデスノートスレにいたコテのスレです。
状況を説明せよ エロハーゲヒコフ
ヒコフって誰ですか
Nim宣伝のためにBeプロフにURL載せる
→ ニュース速報(嫌儲)でBe使ってスレ立てたりポイントくださいって言ったりする
→ 本日、プロフ→Nim→ここ に辿り着いてくださいました
やった今日はキモハゲスパゲッチの日だ!!
昨日はペペロンチーノ
今日はミートソース(キューピーあえるパスタソース)
下手なりにスパゲッチ食べてます
疲れた。さようならノシ
依頼なんて応えずに恥ずかしい小説スレ立ててください
恥ずかしいって言いましたね!恥ずかしいって!
恥ずかしかったです!
どうもありがとうございました。
さようならノシ
お題
やかん
お題
マグカップ
ぬっこさんよろしゅう
一時間だけ世界樹2します
到達階:2階
色々考えた結果の現パーティ:
ニコフ パラディン
インリン ダークハンター(鞭)
でんせつの ブシドー
シニア ガンナー
ポニー メディック
レベル2のソードマンを連れて来いと言われたので、伝説outクロスin
825 :
ニコフ ◆nikov2e/PM :2008/02/26(火) 17:38:21 ID:xb185GyX
オー・ケー
やかんの構想できた
『やかんストライキ』
その夜、僕はストライキ中のやかんと出会った。
それはまだ寒い二月の夜で、僕はコーラを買いに自販機へ向かう途中だった。
やかんはゴミ捨て場の真向かい、道路を挟んだ場所にぽつんと佇んでいた。
しくしくと泣いていたようにも見えた。まだ新しいやかんのようで、然るべき場所で値札がついていたら売り物になりそうだった。
僕はやかんに声をかけることにした。
「やあ。こんなところでどうしたんだい?」
「私に聞いているの?今日の昼からストライキをしているのよ」
「ストライキ?」
どういうことなのか、僕は根掘り葉掘り聞いてみることにした。
初対面なのに申し訳ないが、僕だって話し相手がほしい夜があったりするのだ。付き合ってもらおう。
やかんは怒りと悲しみでパフェを作ったような口調で説明を始めた。
「私はある男性の家にいて、彼が引っ越したときに買ってもらったの……」
次の言葉がなかなか出てこなかったので、僕は「うん」と相槌を打った。
「私は、良い関係だったと思ってた。彼がカップラーメンを食べたいと思えば、一生懸命お湯を沸かしたわ」
「うん、僕もカップラーメンをよく食べるよ」
「彼がお茶漬けを食べたいと思えば、愛情を込めてお湯を沸かしたわ」
「うん」
「けどね、初秋のことだったかしら……彼が電気ポットを買ったのよ。
電気ポットよ?私というものがありながら!!こんなひどいことは無いわ……」
やかんは思い出したように、ふるふると涙を流しながら言葉を継いだ。
「ねえ、私は彼と良い関係を築けたと思っていたわ。
それなのにどうして?電気ポットが来てからずっと、私でお湯を沸かしてくれたことがないのよ。
そりゃあ…私には保温機能は無いし、彼女ほど早くお湯を沸かせない……」
彼女、というのは電気ポットのことだろう。
「でもね、私はそう簡単に壊れたりしないわ。私ならお湯を沸かすのに電気なんて要らない。
もし停電になったりしても、火さえあれば私はお湯を沸かせるのよ!?」
「うん。僕も無人島に一緒に行くなら彼女より君を選ぶよ」
「そうでしょう!?だけど彼はわかってくれない。今では何をするにも電気ポットよ。
電気が無くなって後悔すればいいのよ!」
僕は「よしよし」とやかんを撫でてあげた。寒空の下にいたせいか、やかんはひやりと冷たかった。
その冷たさはまるでやかんの悲しみを象徴するかのようだった。
ひとしきり泣いた後、やかんはまた話し始めた。
「冬になって、関係が改善できるんじゃないかと思ったの」
「どうして?」
「冬は乾燥するでしょう?私に水を入れて灯油ストーブに乗せていれば加湿器になれるわ」
「なるほど、彼と新しい関わり方ができると思ったんだね」
「うん。だけどダメなのよ」と彼女は深く溜息をついた。
「ダメ・・・?」
「そうよ。万一吹き零れたらストーブが損傷する恐れが有るわ。
私の中の水が全部蒸発して空焚きになったら火事になるかもしれない」
そしてやかんは再び泣き出した。泣いている間、僕はそのひやりとした体をずっと撫で続けた。
しかし、このまま朝まで泣かれても困るので、話を続けることにした。
「それで君は家を飛び出して来たんだね?」
「…うん…でも彼はわたしがいないことにも気付いてないかも。
ねえ、こんなのって酷いわよ……私たちうまく付き合っていたと思うわ」
「うん…わかるよ」
「わかる?あなたにもわかるの?」
「似たようなことをしたことも、されたこともあるからね」
そして、しばらく沈黙が鳴り響いた。
「彼女が壊れたら私を思い出してくれるかしら」
「どうだろうね。また新しい電気ポットを買うかもね」
「それも許せないわ。何故修理しようとしないの?」
金属が擦れるような耳障りな音を鳴らしながら言った。
やかんは本当に怒っているようだった。
「直すより新しいものに飛びついたほうが楽だからさ」
「あなたもそうなの?」
「さあ…そうなってみないとわからないけど…大事にしたいと思うよ」
やかんは何度目かの溜息をついた後、こう言った。
「ねえ、あなた、私を連れて帰ってくれない?」
「僕?」思いもよらぬ言葉に、何十秒か僕は返答に窮した後、こう答えた。
「悪いけど、うちには八年連れ添ってるやかんがいるんだ」
それを聞いたやかんは「話を聞いてくれてありがとう」と言い、一人で去っていった。
おわり
やかんと会話するという発想にいくとは思いませんでした。
直すより新しいものに飛びついたほうが楽・・・(´・ω・`)セツナス
こうくるとはねえ。マグカップにも期待するよ。
先手打ってお題を出させてもらおう。
っ「オーケストラ」
>>831 大事にしたいと思うよ
っていうか、そろそろ人間とお喋りさせてあげたいですね、主人公たち
>>832 うほっ・・・これまた難題
あ・・・一週間ほど多忙を極めるので色々遅くなるかもです
すみません
『マグカップ』
マグカップで乾杯 ちょっと違うけど
何だって受け入れる
ね、君だってそうでしょう
マグカップで夕食 ちょっと違うけど
何だって受け入れる
ね、僕だってそうだろ?
この形で この大きさで
頬ずりしたっていいんだよ
温かい 冷たい そんな全てを飲み込んで 飲み干して
マグカップで晩酌 ちょっと違うけど
何だって受け入れる
ね、何だってそうでしょう
言っちゃえばいいんだよ
愛してるだっていいんだよ
こんなのが書きたかったんじゃないのに
こんな糞みたいな言葉の羅列が書きたいんじゃないのに
こんな言葉しか出てこない
もっと書けるはずなのに
元気出すんだ。もっとはっちゃけちゃっていいと思うぜ。
>やかん
もう何度言ったか分からんがおとめちくね
僕ぁこれくらいの長さのがにこは得意じゃないかなと思うんだ
>まぐかぷ
読解力なくてごめんわかりにくかった
>>835 スランプですからしくもない
『マグカップ☆オーケストラ』
指揮者が逃げ出した。
それは、二月のある寒い夜のことだった。
雪が降り、コーンポタージュを飲んで、ウィスキーを水割りで飲んだ。
深夜の住宅街にベースギターの音が鳴り響いたが、それは我々とは関係ない。
いやいや、我々に関係のある話をしよう。
逃げ出したと言ったが、もしかしたら何かの事件に遭ったのかもしれないし、神隠しかもしれない。
そうだとすれば、本来なら警察の出番なのかもしれない。
しかしながら、我々の世界は生憎そういうことには係わり合いが無いのだ。
平和・・・といえばそうかもしれない。本当に平和なら警察は食いっぱぐれたほうがいい。
軍隊だって兵器だって要らない。しかし「本当の平和」なんてものを今更・・・それでも我々は…
でもそういう話をしたいのではないから、
それはそれとして…
そうだった。状況を整理しよう。
まずマグカップの話をしよう。いや、オーケストラがいいかな。
しかし両者は切り離せない関係にある。どちらから始めても結局他方の話を導くことになる。
導く!
そうだ。指揮者とは導く者だ。だが、今回の逃避行(決め付けてしまおう、彼は逃げたのだ)には誰も従わなかった。知らなかったからだ。
そして我々は指揮者を失い、楽譜を失い、奏でるべき音楽を失った。
指揮者の逃亡は我々を混沌へと導いた。
いやいや、話を整理すると言ったはずだ。どうも脱線してしまう。
…脱線、か。
そうだ。指揮者はまさに脱線してしまったのだ。その表現は的を射ている。
つづく
いんすぴれ〜しょんで書いたので続かずに書き直す可能性もなきにしもあらず
あわせてきたか。ってつづくのか!
第二話を待つぜ。
>>840 ふへへ
良い感じにできたら誰か絵本化してください
>>841 ああwwwwwwwwww
すげえ予言だwwwwwwwww
全滅した・・・
2階でFOE(鹿)に蹴り殺された
844 :
ニコフ ◆nikov2e/PM :2008/03/08(土) 20:32:58 ID:wKAtDGwa
あなたの愛は
甘くて 甘くて 甘くて 重い
まるで黄粉と黒蜜アイス
抹茶が良いわ
甘くて 苦くて 甘くて 苦い
色鮮やかに愛してほしい
しばし、しばし。
っていうかそろそろ小説ブームも盛り返したいところですね。
是非とも
佐山愛もなかなか
誤爆した
恥ずかしい
(・∀・)ニヤニヤ
(・∀・)ニヤニヤニヤニヤ
あ、でも保証します!佐山愛はかわいいです!
ブログもあります。ググってみてください。みたことないけど!
(・∀・)ニヤニヤニヤニヤニヤニヤ
あ、あとugoさんイチオシの永瀬あきも・・・
76 名前:ニコフ川д゚) ◆nikov2e/PM [] 投稿日:2008/03/16(日) 01:25:36 ID:DYv8OQcv
『ハヤシライス』
私だって そうよ 名前があるの
偽者なんかじゃない
似てるって言わないで
求めてほしい ほしいの?
私だって そうよ 寝かせていいの
ライバルなんかじゃない
似てるって言わないで
認めてほしい ほしいの
私なんて だけど 食べてもいいの
辛くなんかない
似てるって言わないで
味わってほしい ほしいの?
衣食住
ハヤシライスでかかってるのは厳密にはハッシュドビーフとは違うらしいな。
そもそもわし、昨夜は豚肉で作ってしもた
枠にとらわれる必要はないもんな
一足先に明日読ませてもらう
くやしい!
さて、続き書かなきゃですよね。
土曜日。土曜日に投下します。
マグカップ☆オーケストラ
よし、待ってる!
やはり今日は売ってなかったよ(´;ω;`)
アルケミさん、語り合うのもうちょい待ってね
>>862 プレッシャーかけないでkdsi!><
あああああああああああああああ
DVD返すのわすれてたああああああああああああああああああああ
>>863 明日休みだけど入荷するといいな。
今回の話は、なにいいい!!、って感じ。お楽しみに。
なにいいい!!
以下ネタバレ解禁です
二ヶ月待った甲斐がありましたね
決着に向けて加速しはじめましたね
ウェカピポに死亡フラグたちまくりんぐですね
大統領もリスクをとったもんだ。展開予想は見事に外れてしもたw
たしかに、終わりへ向けて動き出してるね。寂しさも感じるぜ。
やっぱ遺体総取りは自分でやらないと裏切るかもしれんからねぇ
レース残り約5日とかもう終わったも同然ですね!
7ステの終わりと8・9ステージか
あと1,2年くらいかしら
今からライラの冒険を見る(´ω`)
映画どうでしたか?
どこから語ろうか。
まず、僕は楽しみました。
ある程度予定調和っぽいところもあって、まあその辺はほら。
子供から大人まで楽しめるってわけですね。
中盤から物語が加速する感じもわりと燃える。
何より驚いたのは、始まって最初に流れた字幕ですね。
この映画、三部作の一作目だったらしいです。完全にやられました。謀られました。
これはもう二作目三作目と見ないと気になるじゃないですか。
物語の舞台は、人間みんなが「ダイモン」っていう動物型のスタンドを持っててクマが喋ったり魔女がいたりって以外は地球とよく似た世界。
ライラという幼女がなんかかんかして冒険に出ちゃうっていう、これだけ読むとちょっと内容が心配になっちゃう設定ではありますけど。
ライラがね、美人でね。
幼女なのにまあ酷い目に遭うんだけど、その切り抜け方がいいんだよね。
勇気。
そうね、勇気をもらったわ。
>>861の件ですけど、ちょっとやりたいこと思いついたのでできるかわからないんですけどもうしばし・・・しばし
ごめんなさい
いえいえ。楽しみにしてますよ。
875 :
ニコフ川д゚) ◆nikov2e/PM :2008/03/30(日) 01:29:07 ID:QxnZDJJ0
一週間も放置してごめんなさい
876 :
まーりあ:2008/03/30(日) 21:10:51 ID:???
未読の作品があったので読みに来ました
ううっ……(´;ω;`)
華スレでは失礼しました
878 :
ニコフ川д゚) ◆nikov2e/PM :2008/03/30(日) 23:45:31 ID:+g9KNAzy
どうもありがとうございます。
短編は勢いで書きあげないとやる気なくなっちゃいますね('A`)
879 :
ニコフ川д゚) ◆nikov2e/PM :2008/03/31(月) 19:26:03 ID:v1iAZp4a
↓最近一番感動したコピペ
----
俺、子供んときに近所の子にプロポーズしたことあるけど
そのネタで小学校で「あいつが私にwぷぷぷ」って6年馬鹿にされ、
中学校で3年馬鹿にされ、高校でも3年馬鹿にされ
そして結婚した今でも馬鹿にされる
880 :
ニコフ川д゚) ◆nikov2e/PM :2008/03/31(月) 19:29:43 ID:v1iAZp4a
集英社新書の「死刑執行人サンソン」を買ってきました。今読んでます。
SBRのジャイロ・ツェペリのモデルだそうです。
「この男こそ人類の究極の実話だ」って帯に書いてあります。
こんな実話があるとすれば、フィクションを書く僕らは何を書けばいいんだよ!って感じになりますね。
まあ、書かずにはいられないから書くんですけどね。
お、そんなの出てたのか。読んでみよう。サンクス。
882 :
ニコフ川д゚) ◆nikov2e/PM :2008/04/01(火) 00:32:54 ID:1DqVu9fc
2003年に第一刷が出てますね
半年くらい前に@jojoでその存在を知って、本屋行くたびにチェックしてたんだけどなくて
今回増刷されたようだ
883 :
ニコフ川д゚) ◆nikov2e/PM :2008/04/01(火) 00:33:31 ID:1DqVu9fc
と、思ったらこれ昨年末第五刷やがな
生協め・・・隠してたな・・・!
読み終わった。これはすごい。
あとがきに、集英社新書編集長の椛嶋氏への謝辞があった。
この人ジョジョの初代編集だよね?
そういう繋がりだったのだね!!
上手い具合に図書館にあったから明日借りてくるよ。
「そーふぁー」
ものさし持って駆け回った
近くと遠く これとそれ
あなたの街まで500キロ
車で 電車で 何分?何秒?
30cmのものさしじゃ
測れないほどの距離
遠いから 実体がないから
僕が歌って あなたが聞いて
あなたが歌って 僕が聞く
心のものさし 秒速340メートル
音速のものさしじゃ
測れないほどの距離
遠いから 聞こえないから
電波に乗せて あなたが読んで
あなたも返して 僕が読む
心のものさし 秒速30万キロメートル
連絡途絶えて何分?何日?
そんなに遠かったっけなぁ
返ってこない 歌 言葉
心が離れて 光で何年?
無限大
待ちきれないよ 行くよ 行くよ?
せつないなぁ…
飛んでいくさ 君は光の速さ
それでもぼくは そふぁーの上
それでもきみは ぼくとそーふぁー
889 :
ニコフ川д゚) ◆nikov2e/PM :2008/04/02(水) 02:06:38 ID:I8v2iB6b
初めての返歌!
どうもありがとうございます
入手してきた。ちょっとまだ読み終わってないのがあるから、
それ読んでから読みはじめますわ。
891 :
ニコフ川д゚) ◆nikov2e/PM :2008/04/02(水) 21:04:11 ID:XBl95SS/
さすがアルケミさん・・・!
やると言ったらやる凄みのあるキモハゲだ
892 :
ニコフ川д゚) ◆nikov2e/PM :2008/04/04(金) 23:25:29 ID:vL1BB6Fr
髪の毛切りたい
かっこよくなりたい
どんなふうに切りたいの
894 :
ニコフ川д゚) ◆nikov2e/PM :2008/04/04(金) 23:44:34 ID:vL1BB6Fr
美人のお姉さんがシャンプーしてくれて
姉「かゆいところないですかー?」
ニコ「大丈夫です」
姉「おっけーです☆」
とか言ってしかもマッサージ上手くて気持ちよくて思わず「アァン」って
なんかホクホクな感じに切りたいです
895 :
ニコフ川д゚) ◆nikov2e/PM :2008/04/04(金) 23:45:15 ID:vL1BB6Fr
切りたい髪形のビジョンが無いですね
今はなんかゼータガンダムのカミーユみたいになってます
カミーユいいじゃないですか
風になびいているのかいないのか分からない感じが
897 :
ニコフ川д゚) ◆nikov2e/PM :2008/04/05(土) 00:03:18 ID:tahrdHds
あ、じゃあもう少しこれでいってみます
898 :
ニコフ川д゚) ◆nikov2e/PM :2008/04/07(月) 19:56:55 ID:Pmq9DHDa
月曜日オワタな
水曜日ですね
900 :
ニコフ川д゚) ◆nikov2e/PM :2008/04/09(水) 00:31:23 ID:VG07GywR
そうなんですよ
絶好の創作日和ですね
早く最後の水曜日こないかなー
903 :
ニコフ川д゚) ◆nikov2e/PM :2008/04/09(水) 00:38:02 ID:VG07GywR
>>901 さりげなくプレッシャーですね
>>902 ナメック星人だ!
GANTZにナメック星人出てきたら何点くらいなんだろう
904 :
ピッコロ ◆z81gXHd6h. :2008/04/09(水) 00:42:59 ID:huVW+0oq
やぁやぁよろしく。
俺が西くんのファンなんで、
サインくれたら500点はあげちゃうかな・・・(玉男にはナイショな
すると西君の再登場には全ナメック星人が歓喜だったことでしょう
どうなることやら大阪編
906 :
ピッコロ ◆z81gXHd6h. :2008/04/09(水) 00:47:25 ID:huVW+0oq
でも再登場した時、なんか顔かわってましたよね
大抵のことは「ガンツはいいかげんだから」で済んじゃうところが凄くてズルイです!
な、なるほど!
すごい伏線もあったもんだw
ガンツ
嘘喰い
ZETMAN
べしゃり暮らし
は毎回チェックしてます。
なんか「ハチワン」?ってのが最近赤丸急上昇(死語)なんですか?
ハチワンは将棋漫画
このマンガがすごい!
とかなんとかいう雑誌で去年一位に選ばれた
ほう
よし、今度立ち読みしてみる
今、ヤンジャンが熱い
久々世界樹日記
現在、第三層13階
前衛:インリン(ダークハンター)
ugo(ドクトルマグス)
後衛:シニア(ガンナー)
k-tai(カースメーカー)
つるぷ(レンジャー)
ugoとk-taiの相性が最高
k-taiが呪ってugoが必殺技でTP回復・ugoがTP分け与えて擬似永久機関
k-taiとシニアの意気の合わなさをつるぷが取り持つ感じ
ちょっとパーティ安定しすぎかしら。
反逆のキモハゲR2( ゚Д゚)y─┛~~ の発言 (23:16):
〜始まりの都市 ワクテカ〜
今よりも数段、高度な文明が栄えていた古代都市ワクテカ
太陽の神 ジサク、月の神 ジエンが治める平和な都市であった。
ジサクはその屈強な肉体で魔物から街を守り、月の神 ジエンはその溢れる知性によって街を栄えさせた。
エルフの街 キタコレで魔獣があばれていると聞いたジサクは討伐に向った。
傷つきながらも魔獣プギャーを倒したジサクであったが
それは邪に魅入られたエルフ達の罠であった。
邪神ワロスの復活には、強い魔獣…すなわちプギャーの生贄が不可欠だったのだ。
ワロスの復活、それは世界が草で埋め尽くされることを意味していたwwwwwwwwwwww
復活したワロスが傷ついたジサクを求めるように飲み込み、見る間に草が世界を覆い尽くしていく。
聖域 水の都サーセンに逃げ延びたジエンは預言者キボンヌの命により
夢の国 ぬるぽを目指すのであった。
メチャクチャだなw
そうそう、死刑執行人サンソンを一昨日より読み始めました。
電車の中だけで読んでいるのでちっとずつだけど、内容は実に興味深い。
それに面白いね。
そうだろ、そうだろ
こういうのもっと読みたいぜ
205 名前:水先案名無い人[sage] 投稿日:2008/04/12(土) 21:18:03 ID:VDW5bT340 (PC)
例えばお前等の好きな女の子が事故で脊椎損傷して首から下全く動かなくなって
何日も悩んだ末に泣きながら殺してくれと頼まれたらお前等うどんと蕎麦どっちが\(^o^)/スキ?
206 名前:水先案名無い人[sage] 投稿日:2008/04/12(土) 22:48:57 ID:Jw00YLa60 (PC)
>>205 ずっと蕎麦にいてあげる
716 名前:通常の名無しさんの3倍[sage] 投稿日:2008/04/12(土) 02:02:02 ID:???
∧_∧
::::::(´・ω・`)
::::::〔∪ ̄〕
::::::◎―◎
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シュールだな
( ゚Д゚)y─┛~~
誰もいねぇ
ごめんよ、今戻ったよ
寝ちゃったかな?
また明日よろしくね、ごめんね
書かなきゃなぁ(´・ω・`)
923 :
まーりあ:2008/04/14(月) 23:49:44 ID:???
ね
早く書き上げないと旬を逃してしまう
っていうかもう桜散ってるしな・・・ううむ
クロスくんは仕事が速くてハイクオリティじゃのう
(´;ω;`)泣ける
早いなぁ
あー・・・続き書けねえ
彼が桜を見たいと言うから、私は付き合っただけだった。
そうでなければ誰が好き好んで人ごみに紛れこむものですか。
けれど、彼はこう言った。
「あはは大丈夫だよ。穴場があるんだ。僕ら以外誰も来ないよ」
「それはそれで寂しくないかい?」と思う。
人ごみは邪魔でもありスパイスでもあるのだ。
エビフライに添えられているパセリみたいなものだと思う。
「君が居てくれたらどこだっていいんだよ」
と、彼がスロットマシンの最後のリールを見つめるような顔で言った。
私は「うざっ」と応えた。別にあんたの彼女じゃないんだから。
そういうわけで、彼の言う穴場へ行くことになった。四月初旬、土曜日の正午のことだった。
桜は今、まさに満開真っ盛りあなたのお越しをお待ちしております、という状態だろうと思う。
私は弁当を作った。自画自賛になってしまいますが、私のおにぎりは美味しい。
叔母仕込みのごま塩おにぎりは自慢の一品です。食べたい?
プレーンごま塩、昆布ごま塩、かつおごま塩、そして高菜ごま塩の四種類を用意しました。三角で。
梅干?梅干は私が食べられないから却下。
・・・と、おにぎりばっかり作ってたらお弁当箱が埋まってしまった。まあ、彼が食べてくれるだろう。
できたできた。
快晴というのは、心まで晴れやかになるほどの晴天なのだろう。
それでもちょっぴり肌寒い風が吹くのは、まさに春。一筋縄ではいかない青春。
甘くて酸っぱい甘酸っぱい。
待ち合わせは11時で、彼が車で迎えに来てくれた。
「おはよう。待った?」と彼が言う。
「ううん、今来たトコ」と私が答える。ここまでは原理原則だ。
しかし穴場なんて本当にあるだろうか。土曜だよ?正午だよ?
家族連れが駆け回ってる時間帯だと思う。大丈夫なのかな?どこに行くのかな?
疑い半分楽しみ半分で助手席に座っていたら、国道に乗ったあたりで私は眠りに落ちてしまいました。
心地よい陽射し、心地よいシート、心地よいBGMはシガーロス。ツンデレな春を彩る北欧のハーモニー。
そして「春眠お手つきをなんとか…」ってやつだと思う。気持ちよかった。
ここまでは書いたのですが・・・
930 :
まーりあ:2008/04/15(火) 23:39:10 ID:???
んふっふっふ
ごちそうさまです
ここで終わってもわりといつものニコさんって感じがしますが……
さすがに花見までは書かないと終われないかもしれませんw
がんばります
「・・・たよ・・・着いたよ。美音、起きて美音」という声で目が覚めた。呼び捨てにしないでいただきたい。
次第に広がる光の中に、ニヤニヤという擬音がまさに的確な間抜け面が飛び込んできた。
彼は既に降車していて、助手席側に回ってドアを開けていた。
私は「おはゆよう」と言いながら、まだ少し寝ぼけたまま車を降りた。
なるほど、穴場だ。
聴こえてくるのは川のせせらぎと風の息吹と彼の鬱陶しい声だけだった。
眼前に広がる緑の芝生は、誰かが手入れしたみたいに綺麗なのが不思議だ。
それはクララも歩き出しそうなくらい見事な緑だった。
そして目当ての桜はソメイヨシノという種だ。
誰でも知っている、一番有名なほんのり桃色(桜色というべきか)がかった白い花が全力で咲いていた。
「すごい・・・」と迂闊にも口にだしてしまった。
「そうだろう、そうだろう」と彼が勝ち誇ったのが目障りだった。
見事な芝生さんに「ごめんなさい」と心の中でつぶやきながらビニールシートを敷き、お弁当を広げた。
「おにぎりしかない」という苦情は当然却下する。具は入ってるから大丈夫だよ。
「お酒が飲めないのが残念だね」と彼が言う一瞬前に、私は一缶目のビールをいただいていた。乾杯。
良い休日の過ごし方だと思う。
傍から見れば私たちは仲の良いカップルに見えるのかもしれないけど、別に付き合っているわけじゃない。
私だって、できることなら、未来の旦那様とこういうことをしたい。
それなのに彼とお花見をしている。私の駄目なところだ。
二缶目を飲み終わったころ、彼が背筋を伸ばして言った。
「美音、俺はお前が好きだ」
やれやれ。
「何が?」と言ってみた。どう反応すればいいのかわからない。
告白して「何が?」と返される方も困るだろう。彼は言葉が見つからないようだった。
彼が黙ると、川と風の音しか聴こえなくなった。
「付き合いたいってこと?」と私が訊ねると、彼は肯いた。
「付き合うってよくわかんないよ。別に恋人って肩書きが無くても、私たちこうしてデート紛いのことしてるでしょ?」
私はあまり感情を込めずに言った。彼は「そういうことじゃなくて」と言った。
そういうことじゃないのなら、さらに訊ねなければならない。
「じゃあどうしたいの?セックスしたいってこと?」
酔っているせいか少しはしたないことを言ってしまったかもしれない。
彼はまたしても「そうじゃなくて」と言った。じゃあどうなんだ。わかってるんだけどね。
「私はあなたとは恋人になれないよ。ごめんね」
そういうと、彼は震えながら「どうして?」と声を絞り出した。
「私はあなたに恋していないからだよ」と私が答えると、彼はまた声を絞り出した。
「どうしてその気も無いのに誘いに乗るんだ?」
その声には微かに怒りが感じられた。
「君は怖がっているんだ」と彼が言った。平静を装っているようではあるが、感情的だった。
「怖い?私が何を怖がるの?」
不快感を顕わにして訊ねると、彼はホースで水を撒くように喋りだした。
「自分で進む道を決められないから、そうやって待っている。
自分で決めるのが怖いんだ。だからいつも受身で待っている。
その気の無い男の誘いにも乗る。乗ってから断ってみせて自分を優位に見せる。
なんてだらしない。君は自分のそういうところを自分で嫌いだけど、直そうとはしない。
誰か白馬の王子様が来て、何かを変えてくれるのを待っているだけの卑劣な人だ」
私も頭に血が上ってきた。図星であることは否定できないから尚更だった。
「あんたにそんなこと言われたくない!」
そう叫んだ直後、一枚の桜の花びらが私の胸元のささやかな谷間に入り込んでしまった。
洋服をパタパタと扇いで花びらを追い出すまでの数秒、たった数秒だけ私の視線は自分の胸元に向いていた。
再び彼に向き直ると、そこには彼の姿は無かった。
不思議に思う間も無く、風が強く吹いて花びらを舞い上がらせた。桜吹雪だ。
しかし、桜吹雪というのはこのように舞い散るものだろうか。
何か明確な意志を持ったように動き、私の背後へ回り込んだ。
風の音だと思っていたものは、彼の息遣いだ。
私のすぐ後ろ、耳元に「はぁはぁ」と彼の息遣いと生温かい吐息が届いた。
桜餅のようにべっとりとした何かが私のお尻に触れたとき、彼が言葉を発した。
「てめえぇぇぇ…性格は悪いが……美しいぃぃぃよぉぉぉ……どこから味わってやろうか……」
その後、どうやって一人で逃げたか覚えていない。
おわりwwwwwwwwwww
936 :
まーりあ:2008/04/16(水) 00:45:07 ID:???
wwwwwwwww
>>879 俺が見たのは最後の一行が「そして今だに夕飯のときに馬鹿にされる」
だった
どういうイメージですか!
良い意味での尻切れトンボ
主題が上手い事ズレてくようなズラしてるような感じの
なるほど・・・ありがとう
不幸の存在なんて意識しなかった。
例えば、まさか自分が交通事故に遭ったり起こしたりするとは思わない。
まさかこの街が戦場になるとは思わないし、大災害が起こるとも思わない。
しかし、毎日ニュースで伝え知るところによると交通事故も戦争も災害も起こっているらしい。
知り合いの知り合いあたりがそういう被害に遭っていたりする。小さな世界。
不幸というのはどこからやってくるのだろうか。
「そういう星の下に生まれてしまった」とか「運命」だとか、そういう類のものなのだろうか。
神様がサイコロを振らないなら、あるいはそうなのかもしれない。
でも、本当に完全に完璧にそうだとしたら、人の意志との整合性とかどうとか。
自由意志と決定論とか、まあ昔から色んな人がそういうことを考えてる。
「そういう運命だから」と思ってしまうと、何やっても無駄じゃんという具合に努力をやめてしまうかもしれない。
そうなれば、ますます悪い結果に堕ちるだろう。
やはりどこかで「運命は変えられる」という類の希望が必要だと思う。
難しい哲学の問題はわからないので、少年漫画を読んで感じたことだ。
そんな僕だが、ある日ついに不幸と出会った。
wktk
僕は一人、車で夜の街を走っていた。田舎なので街灯が少ない。
それでいて学生街なので、酔っ払いがふらついていたり、自転車が無灯火で逆走したりする。
その時も、無灯火自転車に乗っている酔っ払いの蛇行運転にヒヤリとしたばかりだった。
普段は温厚な僕もさすがに
「くそっ!あぶねえな!!」
と口に出してしまった。すると、助手席から「危ないですねぇ」と返事があった。
初老くらいと思われる男の声だった。
僕は一人で車に乗っていたはずなのに、助手席から声が聞こえた。
「え?」と僕が声を上げると、「はい?」と助手席の男が声を上げた。
「ちょ、え、なに?なに?」と助手席の様子を伺おうとすると、男が言った。
「あ、ほらほら、よそ見したら危ないです。ちゃんと前を向いて」
結局僕は前を向いたまま、もうしばらく車を走らせた。
疲れちゃった
「えっと、いつからそこに?…っていうかあなたは誰ですか?」
と当然の疑問を投げかけてみた。
初老の男は大人の落ち着きを見せ付けるような口調で答えた。
「ええ、つい今しがたお邪魔しました。私は…名乗るほどの者ではありませんが、不幸と申します。」
「ふこう?変わった名前ですね」
「ええ、不幸せの不に不幸せの幸せと書いて不幸です」
「はいはい、わかります………」
何やら文字通り厄介を背負い込んだらしい。
こんなに立派そうな人が変な冗談を言うものだ、と思った。
そもそも立派なら何の断りも無く他人の車に乗ったりはしないものだが・・・
「その不幸さんが一体何故僕の車に?」
仕方が無いので冗談に乗ったまま質問を続ける。まだ最初の質問に答えてもらっていない。
「ええ、まあ言ってしまえば不幸のお届けです」
「えっと、ここでいう不幸というのは…」
「ええ、不幸せのことです」
まさかここで来るとか思っても
ちょっとしんどくなってきたので休憩
相変わらず高度な見切り発車しますね続きくるのか
不幸と名乗る人が不幸を届けに来たらしい。
これは意味がわからない事態になってきた。
だって、これって僕が不幸になるってことなんじゃないの?
と思ったので恐る恐る聞いてみた。
「不幸を届けるって…僕に…?」
すると不幸氏は軽くはっはっはっと笑い声を出してから答えた。
「いえいえ、とんでもありません。あなたには少しお手伝いをしていただきたいのです」
胸を撫で下ろすのも束の間、お手伝いとは何事だろう。
「お手伝い…ですか?」
「ええ、簡単なことです。さっきの危ない自転車を覚えているでしょう?」
「はい」
「彼を追いかけてほしいのです」
ああ…なにやら面倒くさいことになってきた。
951 :
まーりあ:2008/04/16(水) 02:31:27 ID:???
シュールだ
「覚えてますけど、もう大分逆向きに走っちゃいましたよ。もうすぐ僕の家ですし」
「ええ、大丈夫です。彼の居場所はわかりますから私の言うとおりに走れば追いつけます」
僕は断れないんだろうか。しかし結局
「いいですよ」
と安請け合いしてしまった。
ここでゴネて不幸氏が頑として降りないということになるとますます面倒くさい。
言われたとおりにして「はい、さようなら」としたほうが平和に違いない。
別に食料だの金銭だのを求められているわけではないのだし…
というわけで、彼のお手伝いをした。
不幸氏の言うとおり、危ない泥酔自転車男にはすぐに追いついた。
「ありがとうございます。その先のコンビニで降ろしてください」
と、言われた通りに降ろし僕は帰ることにした。
別れ際に僕は
「えっと、あなたは死神なんですか?」
と訊ねてみた。彼は苦笑しながら答えた。
「いえ、そんな大それたものではありません。似たようなものかもしれませんがねふふふ」
僕は他人に不幸を届けてしまった。
僕にだって良心があれば、呵責だってある。
自分が嫌なことは他人にしない。それが正義…とは言わないまでも悪ではない人の道だろう。
が、結局どうでもいいじゃんという結論に落ち着いた。死神なんているわけがない。
ちょっとおかしな爺さんとドライブしたという、それだけのことだ。
居場所がわかるなんてハッタリだ。偶然だ。あるいは知ってたんだ。予知じゃなく予測だ。
せっかくここまで来たので、僕はコンビニの先の古本屋に寄ることにした。
僕は変な爺さんとドライブをしただけ。それだけ
それが結論であるはずだった。
帰り際、後ろからサイレンが近づいてきた。
周期的に瞬く赤色のランプと、サイレンが走ってくる。パトカーと救急車だと思った。
「まさか…?」
まさか、本当に不幸を届けてしまったのか?
運転手は緊急車両に道を譲らなければならない。
僕はサイレンの行く先を見守ったが、道を譲った後は運転に戻らなければならない。
後続車のクラクションに急かされ、僕は再び車を発進させた。
しばらく走るとさっきのコンビニだ。そこには確かにパトカーと救急車が停車していた。
動揺…
動揺がミスを生む。
何故「真正面から」車が走ってくるんだ?
車って言うのは左側通行で、反対車線とはすれ違えるはずだ。
なのに、なぜ、前方から車が来るのは、僕が、反対車線を走ってしまっているからだ。
衝突するまで何秒?
僕が時速50キロで走ってて相手は…
僕はいつはみ出したんだ?
回避できるのか?できない…?
不幸が届いたのは、僕か?
おわり
955 :
まーりあ:2008/04/16(水) 03:15:24 ID:???
不幸さんこええええ
956 :
まーりあ:2008/04/16(水) 03:20:16 ID:???
普通に面白かったです
おつりんこ
あざっす!!!!
やっぱ短編は勢いで書かないと詰まりますね
>>946 よく読んでみたら最初の質問には最初に答えてたな・・・
荒い、荒いよ
959 :
まーりあ:2008/04/18(金) 03:00:15 ID:???
ノリと勢い!
Nimのほうは「まだ最初の〜」だけ削ろう・・・^^;
本当、粗くてごめんなしあ
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なんか別の話ができそうなキーワードが
「花見」
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「腕」
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~~~~~~
↑心外ですwwwwww
964 :
まーりあ:2008/04/18(金) 03:32:36 ID:???
噴いた
まだウルトラジャンプ売ってないだろうなぁ・・・
( ゚Д゚)y─┛~~
売ってないから諦めるというのか?それでも男かね?
>>965 発売日に出ないのはつらいなあ。今回土曜発売だからそっちは月曜になるのかな?
>>966 だって・・・だって・・・
(´;ω;`) 男なら関東までドライブするべきだったか
>>967 今までどうだったかな・・・
月曜だったらわし明日氏ぬかもしれん
明日には発売することを願う
もう970か
次スレどうしようかな
1.たてる
2.たてない
971 :
まーりあ:2008/04/20(日) 01:52:08 ID:???
1
1だろ常考
ありがとう
ごめんね、いつもポエムかジョジョの話でごめん
もうちょっとこう、がんばるよ。たぶんがんばるよ。
5月はほどほどにがんばるのがいい
季節柄、根を詰めると心身に響くらしい
ポエムすきだよ。いつか長編も読んでみたい
ありがとうございます。
そう言っていただくと…某楽屋裏でも昨夜話してましたが
「読者がいて──。
俺がいる。」
って感じです。ありがとうございます。
なんか感激してしまいました。
長編、長編か…
やはり長編は自分にとって高い壁ですね
乗り越えたい。がんばりたいです。
まずは書いてて飽きない企画コンセプトを練らないとwww
自分もポエム好きですよ。
あ、ありがとう^^
UJ売ってなかった…
出版物は日曜が休日なので土曜発売で1日遅れの場合月曜
地方じゃ常識だZE☆
度忘れした
神戸まで買いに行くか
早く本屋に行きたいっ!
胃が痛い!
うわああああああああ
今回もやっべええええええええええ
超もりあがたらがててきた!!!1
ううgひょうあこわわ
やばいことになってきたのう
ボース・サイド・ナウ!
both side nowでググったら
Both Sides Now 青春の光と影 ジョニ・ミッチェル
っていうのがひっかかった
ウェカピポvsマジェントとかすっげえ燃える
「チューされたら舌噛み切って死んでやる!」とか言ってたルーシーが目玉のせいでチューせざるをえなさそうな状況になったり
スティールが((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
だったり
Dioをたたくとか燃える
ひたすら燃えた