デスノコテが全員同じクラスだったら-小学校編-

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1おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ
 _____  _____          _       _ _                __          _
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    __ / /   ̄ ̄ ̄ ̄    \ \/ /    / / | |   /\  ヽ冫L__   _  | | ┌─────┐ !
    | レ' /              \  〈    / | | レ'´ /  く`ヽ__|  |_| |_ー' | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|`┘
    | /                / , \ く_/| |  |  , ‐'´     ∨|___   ___| r‐、 ̄| | ̄ ̄
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  ̄         ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄                ̄            `  `´       ` `ー'   `ー───―'
2インリンオブキモ ハ ゲ ◆mRXWwIKtWw :2006/05/20(土) 20:17:01 ID:??? BE:82771283-
( ゚Д゚)y─┛~~

ksk
3おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/05/20(土) 20:17:47 ID:???
先生から決めよう
4インリンオブキモ ハ ゲ ◆mRXWwIKtWw :2006/05/20(土) 20:19:44 ID:??? BE:72425737-
( ゚Д゚)y─┛~~

教養があって、なおかつ包容力、カリスマ性、おやじ臭があるコテとなると限られてくるな…
5おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/05/20(土) 20:20:32 ID:???
委員長にKIRAを推薦します
6ジェノサイド ◆JENO/C0Bwg :2006/05/20(土) 20:21:08 ID:???
2学期から転校してくる形でいいかしら?
7おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/05/20(土) 20:23:04 ID:???
クソほどいじめられろ
8鬱井 ◆UTUI.NyEoo :2006/05/20(土) 20:23:08 ID:???
保健室登校でいいですか
人間関係苦手なので
9おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/05/20(土) 20:25:11 ID:???
ニコフに保健室の先生を
10 ◆BLuE.MEoIY :2006/05/20(土) 20:32:08 ID:???
( ゚Д゚)y─┛~~

俺事務員さんがいいな
11おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/05/20(土) 20:37:49 ID:???
鬱井・・
KIRA・・・
シニア・・・
こんにゃくしゃ・・・
おっかけ・・・
イノセンス・・・
天然ショボーン・・・
ち○こ・・・
アンニュイ・・・
参号丸・・・
ポニー・・・
妄想Ld・・・
ラチルメチル・・・
アルケミ・・・
ゲロッパー・・・
クロス・・・
蟹玉・・・
伝説・・・
吊(◆LOOP.C.0wo)・・・
12おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/05/20(土) 20:39:08 ID:???
◆deathC94dg
ugougo・・・
携帯・・・
環境・・・
ミサキヲタ・・・
病人(◆Note.KHD.6)・・・
ニコフ・・・・
青・・・
ねるね・・・
米・・・
キラヲタ・・・
九州・・・
エルム街・・・
エルキュール・・・
ヲタヲタ・・・
ジニキモ・・・
きらたま・・・
ジェノ・・・
13かに:2006/05/20(土) 20:59:34 ID:???
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::: : : : : : : ...
:::::::::::::::::::::::::::::::: : :: :: : ::: : :             ヽ ,_  i
::::::::::::::::::::::: : : : ::                ヽ  <ヽ/ノ
:::::::::::::::::: : : :              \ ヽ γ ´ `ヽ
:::::: ::: : : :. ,,-‐ー-、                 | lLi__l」∩
::::: : : :: : 〃/llヘヘヾ          \   ∧_∧、| ゚ ヮ゚ノl∧∧
: : : : :   (`<_´ bノ              ( ´・ω・)lヾ∨ノ('-'* )
___ l⌒i⌒⊂)___     ヽ   (つ旦と)  |。 ()†⊂)
    / ⌒'⌒    /       \ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ ̄ ̄
__/_____/||         ||\_____\_
_|||_____||/||        ||\||_____|||_
  |||   し し   .||  ||        ||  ||          |||
  |||          ||              ||          |||

このAAは外せない
14おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/05/20(土) 21:10:03 ID:???
   ヽ(   |
  ノ从ハ.|
  (´△`|  引きこもりで長期欠席中です
   '、;:§..:|
    `"' |
15かに:2006/05/20(土) 21:38:33 ID:???
本家・・・先生。物事を逆の発想から説いていく。鬱井をいぢくるのが趣味。
鬱井・・ 変態学級委員長 いざというときは自治厨となるがなかなかやるきにならない
KIRA・・・ 女子学級委員長 自分の理想どおりのクラスにならないと不機嫌になり、登校拒否を起こす。一時期鬱井と結婚していた。
シニア・・・ 算数苦手なDQN にぎやかなクラスの影のムードメイカー 死神大王とイノセンスと仲がいい
こんにゃくしゃ・・・ いわずもなが 鬱井の婚約者 幅広い知識の持ち主。ひそかにモー娘。加入に心血を注ぐ
おっかけ・・・ こんにゃくしゃのおっかけ。最近休みがち。場の空気を和ませる。
イノセンス・・・ 元祖暴れ王子。本家のまねなど周囲を巻き込んだ授業崩壊をたびたび起こす
天然ショボーン・・・ 腐女子王女。イノセンス大好き。でつまつの語尾と独特の存在感で女子との軋轢がある。しかしその存在感は飛びぬけたものがある。
ち○こ・・・ 下ネタ大好き。たまに自虐的なところがある。
アンニュイ・・・ 保健室登校。理系で頭がいい。あまり鬱井などに注目が行き過ぎると自己アピールのためか鬱井をいぢめだす
参号丸・・・ セレブ小学生。つねに毛皮を着ている。おこづかいが月1万円だがそのすべてをDVDや映画、本に費やす。
ポニー・・・ 馬、乗せるのはだいたいラチメチ
妄想Ld・・・ 端っこでいつも妄想している。たまに喋ることは本心なのかよくわからない
ラチルメチル・・・ 人気者。はしゃぎ王女。
アルケミ・・・ ラチメチと仲がいい。たまにKIRAと喧嘩する。蟹玉が大好き。
ゲロッパー・・・ 朝一番に学校に来て呟いている。呟きを聞いたものは幸せになれるという噂がたっている
クロス・・・ クールガイ。しかし秘めたるアニメ好きオーラをまとっている。アニメの話を吊とよくしている
蟹玉・・・ まとめ役。企画立案をしてクラスをまとめることがある。急にわけのわからないことをするので嫌っているものもいる。
伝説・・・ ゲームと映画と野球(横浜)が好き。沈着冷静な意見でKIRAと意気投合することがある。
吊(◆LOOP.C.0wo)・・・ 携帯の愛人。図工と音楽が得意。参号丸を慕っている。
16おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/05/21(日) 00:43:54 ID:???
death氏は優等生でソツのないイメージ

携帯氏は体育の先生で女の子に人気

九州はラチメチ目指して無理にはしゃいでるけど微妙な女なイメージ

ヲタヲタとエルム街はガチで空気嫁ない

米は女装してマイになっているときだけ人気

ジニキモは謎の言葉を残して転校していき、一部で波紋を呼んでいる

ジェノは問題児だったが丸くなった典型的な例

ミサキヲタは問題児が問題児として認められちゃった典型的な例
17きらたま:2006/05/21(日) 03:30:56 ID:???
ここは何をするスレですか?(´・ω・)
18九州ry ◆CRI9FMCjwo :2006/05/21(日) 10:01:27 ID:???
よーするに私は二軍なんかい

良知たんのとりまきの一人とかそのへんで
19 ◆BLuE.MEoIY :2006/05/21(日) 11:09:40 ID:???
>>18 じゃあ別のクラスで楽しくやってようぜ
20ラチルメチル ◆alt/St/.J. :2006/05/21(日) 13:36:30 ID:???
誘導されてきました^^^

         <ヽ/,>
        ィ' ´ `ヽ  ポニたんは私のおんまさんだよ?
     巛∧l_i__l_」|
    ~/` ミ |!゚ヮ゚ |,;ノ   
    (_人 ミ⊂ ̄^)
      ( ヾてnノ⌒y
      ノ ノ し_丿
      \≪ ̄ ̄~〉≫
       ▼.  ▲/.    パッパカパー
21il||li ○| ̄|_ il||li ◆CGtrEP0NIE :2006/05/21(日) 14:12:31 ID:???
  ._,,,,∧ww__ノノ
 (゚|__ ・ ,     __) ≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡
   ◎ ̄ ̄ ̄◎     ゴーーーーーッ
最近では車になるスキルも手に入れたんだぜ?
22九州ry ◆CRI9FMCjwo :2006/05/21(日) 15:04:35 ID:???
ぽぬーにひきころされる…!
23il||li ○| ̄|_ il||li ◆CGtrEP0NIE :2006/05/21(日) 22:34:50 ID:???
 いけいけー!
       * *         γ⌒ヽ 
       ( ゚¬゚)つ       )   |
      ((_(  っ┯∧,,,,_   (。Д。)|←九州
 ≡≡≡(__ ヽ_)  、・__|゚) ☆ ヽ_,,ノ
       ◎ ̄ ̄ ̄◎
24おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/05/31(水) 11:26:55 ID:???
25かに:2006/06/01(木) 05:57:07 ID:???
26 ◆K.TAI/tg8o :2006/06/03(土) 01:02:09 ID:???
蟹玉  安心しろ 鬱井
     アニヲタはそれを隠したがるものだがヲタでなくともカラオケでは高得点を取りたいと思うのが大多数だ

鬱井  このノリに乗ってアニソンを歌うとヲタっぽい……か?
     だからといって スルーすればヲタっぽいと思われるからわざと歌うところがまたヲタっぽい━━━━━だろ?

    
     結局同じ事


     あいつも男同士で愛が生まれた日を選曲する訳がない
     このデュエットの目的は他にある
   
     だからB'Zでも僕は勝つ


蟹玉  ほら…勝ちにきた…
27 ◆K.TAI/tg8o :2006/06/03(土) 01:03:38 ID:???
蟹玉  いままでお互いプリキュアには触れずにきた
     いきなり空気を読まずにそんな選曲をするのもおかしい

鬱井  こんなデュエットで周りが盛り上がるはずがない
     これはお互いが「ノってきた」と了承しあう為の儀式だ

蟹玉  この麦畑でおまえは私がまた一歩踏み込む準備をしたと考える
鬱井  この麦畑が終わると同時にあいつはプリキュアに触れてくる 
     鬱井 ◆UTUI.NyEoo に到底ヲタしか知らない2番を歌わせようと
蟹玉  私は「場の空気を和ませる為」といって麦畑を選曲した
     おまえはそこを利用するに違いない
鬱井  しかしアニソンを歌うなら 少なくともあいつのレパートリーが
     僕と被ってない事の証明をアニヲタが求めるのは必然だ

蟹玉  おまえは80年代フルコースを歌うなら 先にこっちの持ち歌を教え
     自分をまず安心させろと言ってくるだろう

鬱井  そして━━━━━━━━━

     蟹の持ち歌を知ることによって僕は有利に立てるとともに
     場が凍りつきかねないマニアックな歌を歌う可能性は激減する

蟹玉  おまえがこれから私に要求してくることは
     私をノーマルと証明してくれる有力な第三者の傍聴……
 
鬱井  僕が先にあいつに言うべき事は━━━━━━━
蟹玉  おまえが私に提案してくることは━━━━━━


蟹・鬱 まずは無難なポンポコリンあたりの熱唱
     やはり合コンには連携が第一だ!
28おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/06/03(土) 14:17:24 ID:???
携帯SUGEEE
29 ◆K.TAI/tg8o :2006/06/03(土) 15:41:06 ID:???
なんか恥ずかしくなってまいりました
30おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/06/05(月) 16:01:49 ID:AjsMb8Yw
そし!!
31おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/06/05(月) 16:03:06 ID:AjsMb8Yw
しょうがねえから私がネタを投下してやるよ
32おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/06/05(月) 17:44:55 ID:???
鬱井・・・クラスのお父さん的存在。ただしダメ親父。発言力は抜群。

KIRA・・・学級委員長で学校一の秀才。厳しくみえるが、普段はわりと優しく、('-'*←こんな感じで可愛らしい。

シニア・・・下ネタの女王。クラスの盛り上げ役だが、実は内面が誰よりも繊細。

こんにゃくしゃ・・・優しいお姉さん的存在。博識で非常に女性らしい。鬱井を良く思ってるらしい。

おっかけ・・・学校はサボりがちだが、たまに来ても違和感なく溶け込む人気者。こんにゃくしゃさんが大好き。

イノセンス・・・皮肉な構えでアングラ的発言をする。ヤンキーではない。意外とノリがいい。

天然ショボーン・・・彼氏と自分の話しかしない。妊娠中なのに学校に通い続ける寂しがりや。

ち○こ・・・喧嘩が起こると仲裁に入るため、優しさばかりが目立つが、実は芯の通った部分もある。自虐ネタが多い。彼女募集中。

アンニュイ・・・基本的に鬱。やるときはやるが、やらないときは本当にやらない。寂しがりや。

参号丸・・・実況クラスの支配者。たまに華クラスに遊びに来てくれる。みんな喜ぶ。

ポニー・・・ラチメチの乗り物。とても元気で明るい男の子。ニコフを慕っている。
33おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/06/05(月) 17:46:36 ID:???
妄想Ld・・・絶妙なタイミングで一人言を言う。そのシュールさから、コアな人気があった。

ラチルメチル・・・クラスのアイドル。とても可愛い。人気者。彼女の女の子らしいレスに癒されている野郎は少なくない。

アルケミ・・・勉強家だが、どこかズレている。強気な発言をするくせに、怒られるとションボリする。ちょっと天然。ちさこ大好き。

ゲロッパー・・・呟きに定評がある。リアルタイムで彼の呟きを聞くと、得した気分になれる。一応下ネタ要因。

クロス・・・なんだか良く分からないが、普通ではない。かといって特別では無く、身近にいる。カオナシのような存在。

蟹玉・・・イケメン。構ってちゃんだが、その分面倒見がいい。たまに空気読めない発言をする。

伝説・・・非常に頭がいい。ただし興味のないことには触れない。野球大好き。

吊(◆LOOP.C.0wo)・・・優しくおおらかな性格。そのため、男女問わず(・∀・)<つりりーん と構われる。天然。
34おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/06/05(月) 17:48:23 ID:???
◆deathC94dg・・・優等生。頭が良いため、余計な発言はしない。バレスレ学校三大秀才の一人。

ugougo・・・絵が上手い。馴れ合い好きだが意地っ張りな一面もある。

携帯・・・体育会系のイケメン。超可愛い彼女と同棲中。年上(留年)なためか包容力がある。

環境・・・バレスレ学校の運営資金を出してくれていたため、「神」と呼ばれている。が、本人は割りと適当。

ミサキヲタ・・・問題児。学級崩壊が大好きで、喧嘩があれば乗り込んでいく。ラチメチとよくからかいあっている。なんだかんだで皆と仲が良い。

病人(◆Note.KHD.6)・・・入院中。ピアスとコアな洋楽が大好きで、武勇伝が隠されていそうな人。今は落ち着いていて優しい。

ニコフ・・・・数学の知識に長けている。時々服を着るのを忘れて全裸のまま学校に来る。

青・・・色々問題起こして退学させられた。

ねるね・・・幻の座敷童子。華クラスの誰もが「ねるね」の降臨を待っている。待ってはいるが、現れた所で特にどうというわけでもない。

米・・・女装するとマイという美少女になる。たまに女装したままおっさんくさい発言をして怒られる。本人はいたって真面目。
35おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/06/05(月) 17:49:15 ID:???
キラヲタ・・・下ネタ王。KIRAが大好き。KIRAがいると正気じゃなくなる。正直KIRAは迷惑がっている。

九州・・・ラチメチと仲が良い。最近は誰かに恋をしているらしい。

エルム街・・・とにかく「氏ね」と言われる。「氏ね」と言われ続けても毎日学校に来る。伝説は同情している。

エルキュール・・・いるのかいないのか、来てるの来てないのか、男なのか女なのか、何もかもが曖昧。

ヲタヲタ・・・ミサキヲタのシンパだったが、最近はもうどうでもいいらしい。自分探し中。

ジニキモ・・・突然転校していって華クラスを混乱させた。噂では病気の治療に行ったらしい。

きらたま・・・独特の天然オーラで不思議な存在感がある。KIRAシンパ。

ジェノ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・始めは問題児だったが、その屈託の無さや人懐っこさから人気勃発、今やすっかり可愛がられている。
36おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/06/05(月) 17:58:25 ID:???
バレスレ学校三大秀才

・KIRA
・伝説
・death

ミス・バレ校

1位 ラチメチ
2位 マイ
3位 全裸時のニコフ

ミスター・バレ校

1位 蟹玉
2位 携帯
3位 ジニキモ

37おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/06/05(月) 17:59:34 ID:???
疲れた
適当に修正・補正・追加どうぞ

このまま10日えあー
38九州ry ◆CRI9FMCjwo :2006/06/05(月) 22:49:08 ID:???
させるか!!!!1
39 ◆K.TAI/tg8o :2006/06/05(月) 22:49:45 ID:???
留年て
40イノセンスキモハゲ ◆YsomnAZ8yo :2006/06/05(月) 23:25:59 ID:???
( ゚Д゚)y─┛~~

つりりーん♪
41おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/06/06(火) 13:48:12 ID:???
イノキモーっ♪
42キラヲタ ◆TXgpK7dpiM :2006/06/06(火) 18:38:41 ID:???
>正直KIRAは迷惑がっている

うっせ
43九州ry ◆CRI9FMCjwo :2006/06/06(火) 19:23:12 ID:???
そばに居られるとうざい
でもいないとなんか寂しい

そんな存在を目指せばいいのよ
44おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/06/06(火) 21:07:15 ID:???
天使な小生意気のゲンゾー君思いだした
45かに:2006/06/07(水) 05:51:46 ID:???

   _ _ ∩           
  ( ゚∀゚ )ノ )))          
  ( 二つ   いのせぇーー   
  ノ 彡ヽ            
  (_ノ ⌒゙J            



                       
    ⊂ヽ                
    ((( (_ _ )、   んーー       
     γ ⊂ノ, 彡            
 .   し'⌒ヽJ             







   _  _ ∩ 
   ( ゚∀゚ )/  
  ⊂   ノ   すぅーーーっ!!! 
   (つ ノ   
  彡(ノ 
46おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/06/08(木) 13:16:32 ID:???
誰か話書けよwwwww
すげー読みたいwwwwwwwww
47おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/06/08(木) 17:08:35 ID:???
小ネタなら投下したいけどどうしたらいいんだろう

コテの今までの発言を切り貼りすんの?
48おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/06/08(木) 17:26:00 ID:???
おもしろければなんでもいい
49おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/06/08(木) 17:44:29 ID:???
マダァ-? (・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
50おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/06/08(木) 17:55:54 ID:???
今日!?てゆうか今!?
51おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/06/08(木) 17:58:15 ID:???
ったりめーだろそんなーの
52おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/06/08(木) 18:00:29 ID:???
そんなーの
53おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/06/08(木) 18:13:36 ID:???
〜それぞれの体育祭の過ごし方〜

鬱井→自分のクラス、または自分のブロックを死ぬ気で応援する

KIRA→自分のクラスを応援するのは嫌なので、競技の度にどのクラスを応援しようか考える

シニア→サボる

おっかけ→こんにゃくしゃさんにいい所を見せようと必死

イノセンス→ブロック共通のTシャツなどは着ないが、なんだかんだ言って自分のクラスを応援する

ラチメチ→腕や背中に落書きしてキャッキャッ騒いで競技はあんまり見てない 友達は応援する

クロス→日陰にいる

携帯→競技に出まくって青春を謳歌する

米→女子生徒からウィッグを被せられ、仮装リレーに出される

九州→体育祭そっちのけで、かっこいい先輩と写真を取りまくる

ジェノ→前日ワクワクして眠れずにいる


即興だから全員はむりぽ
あくまでイメージですよ

54おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/06/08(木) 18:18:34 ID:???
日曜によく練ってss化希望
55おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/06/08(木) 18:19:39 ID:LoCLPtr2
SSなんて書いたことなす('A`)…
56おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/06/08(木) 18:21:19 ID:???
sage忘れるなんて

もう寝るす
57おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/06/10(土) 18:01:04 ID:???
さあ起きるんだ
そして書け
それがお前の運命だった筈だろう
58おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/06/12(月) 14:48:19 ID:???
えあかよ
59おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/06/15(木) 01:33:10 ID:???
ほら
60可児玉 ◆KANi/6qufk :2006/06/20(火) 21:39:00 ID:???
|゚皿゚)彡 じー
61携帯ショボーン ◆SoBON/8Tpo :2006/06/21(水) 14:53:01 ID:???
  ∧ ∧
 (´・ω・)
 │つ  )
  UU"

産休入っても2ちゃんには出席する天然ショボーンが通りまつよ
62序章 ◆K.TAI/tg8o :2006/06/25(日) 03:16:36 ID:???
球児達の夢の祭典────夏の甲子園・・・


しかし十数年の間高校野球は輝きを失い、暗黒時代に突入していた。



創立以来、夏の甲子園において不敗神話を誇る「私立 覇毛高校」がその根源であった。

ドラフト枠は覇毛高選手で埋め尽くされ、その圧倒的な実力差を見せ付けられるとともに
屈辱的な敗北感を味わわせられた有望な球児たちは次々と野球界から去っていった。
彼らに立ち向かえるチームなど無く、高校野球は、彼らに優勝旗が手渡される瞬間を見届けるだけの
儀式へと成り下がってしまった。


だがしかし、この暗黒時代にピリオドを打つべく、ひとつの小さな高校が立ち上がろうとしていた・・・・・・・・




               「熱闘!バレヌレ甲子園!」  近日開幕!
63おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/06/25(日) 03:35:23 ID:???
ピッチャー>>64
キャッチャー>>65
4番>>66
監督>>67
64おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/06/26(月) 15:47:15 ID:???
ピッチャー俺
65おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/06/26(月) 15:48:05 ID:???
キャッチャーも俺
66おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/06/26(月) 15:49:09 ID:???
もちろん4番も
67おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/06/26(月) 15:50:47 ID:???
仕方ないから監督もやってやろう
68序章 ◆K.TAI/tg8o :2006/06/26(月) 23:22:21 ID:???
page.1「屈辱」


夏────突き抜けるような青空

覇毛高校による「甲子園荒らし」によって衰退したとはいえ、独特な熱気に包まれたここは球児たちの夢の舞台・甲子園球場。
明らかに激減した野球人口の中、自らの誇りを賭け今日も火花をちらせている。

試合時間に合わせ、強豪チームが次々と入場していくなか、「東京・刃麗高校」と書かれたマイクロバスが到着した。

鬱井  「甲子園・・・・・・・」
おっかけ「懐かしいものを見るような目だな」
鬱井  「まあな。あの化け物どもの息の根は必ず止める・・・!」
おっかけ「まだ一回戦も勝ち抜いてねえよ。今から意気込んでもしょうがないぜ」
KIRA  「鬱井、今日俺すごく調子いいの。危なくなったらいつでも言って」
鬱井  「あぁ・・・・・頼む」
     (くそっ 今日はデレの日か。なんて可愛いんだ…!)
ugougo 「とりあえず準備だけはしとこうぜ」
鬱井  「おk。そうしよう」

それぞれ「刃麗」と大きく書かれたバッグから道具を取り出す。
ある者はバットに、ある者はグローブに巻きつけられた、刃麗高のトレードマークであるハチマキをそれぞれ取り出した。
チームメイト達のその仕草をしばらく眺めていた鬱井もまた、アニメイトの手さげ袋から一際古ぼけたハチマキを取り出した。
鬱井  「・・・・・・・・・」
暫くの間それを手にとって見ていた鬱井だが、マネージャーのこんにゃくしゃと視線が交差しつい と目を逸らす。
こんにゃく「・・・・・・・・頑張ってくださいね」
鬱井   「・・・・・・・・・・・・・・・ああ・・・・・」

シニア 「みんな、そろそろ練習開始なカンジ?」
全員  「はい!」
シニア 「では移動!」
69 ◆K.TAI/tg8o :2006/06/26(月) 23:24:18 ID:???
暗黒時代とは、覇毛高によってもたらされたとされる、全国的な野球界の急激な衰退化現象により起こった。

絶大な強さを誇る覇毛高だが、彼らはただ勝つだけでなく、相手のプライドまで根こそぎ摘み取った。
あるチームは毎回図ったように1点づつ奪われ敗北し、あるチームはバントのみで敗北した。
守備位置をデタラメに変更されたまま試合に臨まれたチームもあれば、1回表で20得点され試合放棄する
チームもあった。
完全に遊ばれた試合で敗北しショックから野球人生を諦めた選手は数知れず、己の無力を嘆き、呪い、
ついには自殺者まで出てしまった。

とはいえ、それぞれ一流選手であることには変わりなく、ドラフトは当然覇毛高で埋め尽くされ、
他チームの一軍より覇毛高の二軍、それ以下の姉妹校である和歌覇毛高の選手すら優先されると
いうありさまになっていった。

だがしかし、飽きっぽい覇毛高卒業生は3,4年優秀な成績を残すと引退してしまい、結果として
プロ野球界の形骸化すら懸念されるようになった。
70 ◆K.TAI/tg8o :2006/06/26(月) 23:26:52 ID:???
事態を重く見た、高野連は極秘の覇毛高対策機関「SPH」(Secret Provision for HAGE)を設立。
秘密裏に行われた会議で、当時ノーマークだった群馬県に私立高校を開校し、全国の優秀選手を水面下で集め始めた。

仕込まれた抽選会で甲子園一回戦で当たるように細工され準備は万端に整った。
しかし、一連の動きを敏感に察知した覇毛高は、通常決勝戦くらいでしか組まないベストオーダーで臨み、
全力で叩き潰すことを指示。
結果、24-0 のノーヒット完封負けを喫してしまった。

集まった選手たちは全員退部届けを提出し、やむを得ず学校側もこれを承知。覇毛高に適うものは無しとの
認識を世間に広めただけとなった。

SPH責任者、白井ヴィンセント氏の「覇毛高を認め、逆らうことはしない」発言を最後に、機関は解散。
覇毛高の勢いを止めるものは無くなってしまったかに見えた。────────が  




鬱井  「では行こう。後にも先にもヤツラを倒せるのは俺たち以外にいない」
71 ◆K.TAI/tg8o :2006/06/26(月) 23:27:53 ID:???
次号 「視線」
72おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/06/27(火) 00:58:13 ID:???
キタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!
73携帯ショボーン ◆SoBON/8Tpo :2006/06/27(火) 08:30:00 ID:???
┃ ∧
┃ω・)
┃o)

ドキドキ…覇毛高校の選手ってみんなキモハゲなんでせうか…
ってか初期バレヌレコテってほとんどがキモハゲネーム持ってるような…
74伝キモ ◆HWYMVV.Z7A :2006/06/27(火) 22:13:16 ID:???
  ∧∧ 
  (,,゚Д゚)
  / つつ  キター
〜(__)
75おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/06/27(火) 23:13:32 ID:???
wktk
76インリンオブキモ ハ ゲ ◆mRXWwIKtWw :2006/06/27(火) 23:29:09 ID:???
( ゚Д゚)y─┛~~

メガトン級の大作だぜ
77おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/06/28(水) 00:55:50 ID:???

どっちも高校なのに・・・・・若ハゲって・・・・・あんまりだ
78 ◆K.TAI/tg8o :2006/06/28(水) 02:53:17 ID:???
page.2 「視線」

小さい頃からの夢は漫画家だった────

比較的裕福な家庭環境の中で鬱井少年は育っていった。
幼少時より美術的才覚に恵まれた鬱井は、同じく漫画家志望の姉の影響もあってか
自然と多くの絵を描くようになり、気が付けば校内一のデッサン力を身につけていた。
運動神経は決して悪くは無かったが、スポーツに強い関心を示した事は今まで無かった。
親から運動不足を心配する声も少なくなかったが、鬱井自身その必要を感じていなかった。

両親以外で彼の身を案じていたのは、おとなりで幼馴染のこんにゃくしゃであった。
自身がスポーツ好きなこともあってか、こんにゃくは鬱井に運動に興味を持ってもらおうと
度々スポーツ観戦に誘い出した。


その日も、いつも通りこんにゃくははりきり、鬱井はダルそうに近所の少年野球を見学に出発した。
野球はどうでもいいけど、こんにゃくと一緒ならまあいいか・・・・・・
その程度の気分で出かけた鬱井だが、そこにある男との運命的な出会いがあった。

こんにゃく「見て、あのピッチャーの人すごいよ」
鬱井   「うん?あぁ…」
気の無い返事をしながらも鬱井は彼の投球を見つめていた。
確かに球が速い。

おっかけ 「情けねえな。6年生チームだろ?お前ら。4年生の俺に抑えられて悔しくねえのかよ」
ペニス  「うるさい!いいからさっさと投げろよ!絶対打ってやるから!」
おっかけ 「はいはい。約束忘れんなよ?お前ら負けたら二度とうちのグラウンド荒らすなよ?」
ペニス  「来い!」
79 ◆K.TAI/tg8o :2006/06/28(水) 02:55:43 ID:???
投げる瞬間、思わず鬱井は身を乗り出していた。

審判   「ストライ──ク!」
ペニス  「くそっ・・・」
こんにゃく「はやぁい・・・」

そういえば生で野球をちゃんと見るのは初めてかもしれないな・・・。
羨望の眼差しでおっかけを見つめるこんにゃくを複雑な気持ちで見つつも、気が付くと鬱井はおっかけの投球に釘付けになっていた。

審判   「ストライ──ク!バッターアウト!!」
ペニス  「ちくしょう・・・!」
鬱井   「すごい・・・」
     (僕にはとてもできないだろうな・・・)「もう帰ろうか・・・?」

しかし興奮冷めやまぬこんにゃくはおおはしゃぎ。
こんにゃく「ねっ!速い球で三振取るのってすごくかっこいいよね!」
鬱井   「…!」

この一言が鬱井の人生において大きな転機となった。

おっかけ 「約束は守ってもらうからな。お前らとっとと帰れ!」
ペニス  「覚えてろ!また荒らしにきてやるからな!」
おっかけ 「ちっ・・まったく・・・ん?」

おっかけは土手で観戦していた鬱井達に気付いた。
おっかけ (な!!……なんてステキな子なんだろう……!!)
      「おーい、君達見学かい?どうだった?」
こんにゃく「すごいですね!」
おっかけ 「ありがとう!俺はおっかけ。君、名前は?」
こんにゃく「こんにゃくしゃといいます!こっちは鬱井くん。
       球が速くてびっくりしました!感動しちゃった!」
おっかけ 「へへ・・・それほどでも・・・ん??」
80 ◆K.TAI/tg8o :2006/06/28(水) 02:56:36 ID:???
気が付くと鬱井はマウンドでボールを握り締めていた。      

おっかけ 「どうした?君も投げてみたいのかい?いいよもう試合終わっちゃったし」
こんにゃく「わぁ鬱井くん投げてみてよ!」
鬱井   (…僕にあんな球が投げられるわけがない…。でも…)
おっかけ 「気をつけろよ。慣れてないと怪我s…」
鬱井   「うおおっっ!」
おっかけ 「!!」
鬱井の投げたボールは真っ直ぐキャッチャーミットへ。おっかけほどのスピードは無いものの
自分でも以外なほど軽く投げられたことに驚いた。

鬱井   「・・・・・・・・」
こんにゃく「やればできるじゃないっ。まぐれでもさっ!でも運動してないと肩痛くなっちゃうよ?」
おっかけ (まぐれなんかじゃない…こいつ・・・・・・・・・)

言われてみれば確かに肩が痛い。やはり自分は運動になんかむいてないんだ。
もう帰ろう。絵が描けなくなっちゃっても困るし・・・・・・・・
一瞬抱いた、ユニフォームを着た自分の幻想を追い払い土ぼこりを落とした。

鬱井   「か、帰ろうかもう。6時からのワタル録画してないし…」
おっかけ 「待て!  監督!394監督!」
鬱井   「?」

ゆっくりと笑顔で近づいてくる394。状況を飲み込めない鬱井に優しく話しかける。
394    「君…野球経験は・・・・・・・・・?」
鬱井   「え…ありませんけど……」
394    「そう・・・。どうだろう、この子たちと一緒にやってみないかい?」
鬱井   「!?僕が!?」
81 ◆K.TAI/tg8o :2006/06/28(水) 02:57:38 ID:???
次号 「簡単」
82伝キモ ◆HWYMVV.Z7A :2006/06/28(水) 17:05:44 ID:???
394監督wwwwwwww


つかやばいオモシロスw
83ラチルメチル ◆alt/St/.J. :2006/06/28(水) 19:01:54 ID:???
ちょWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWwwwwwwwwwwww
なにこの神スレWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWwwwwwwwwwwwwwwwww期待wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWwwMAX
84ゲロッパー ◆PBbFWSmITA :2006/06/29(木) 01:06:05 ID:???
394氏に監督されたい゚・*:.。.(;´Д`)ハァハァ
85おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/06/29(木) 09:47:51 ID:???
394氏に扱かれたいwwwwwwwwwwww
86イノセンスキモハゲ ◆YsomnAZ8yo :2006/06/29(木) 23:13:47 ID:???
( ゚Д゚)y─┛~~

監督は策士か
87 ◆K.TAI/tg8o :2006/06/30(金) 02:49:53 ID:???
page.3 「簡単」

鬱井   「行ってきます」
姉     「おう。今日も行くのか。毎日ご苦労なこった」
鬱井   「黙れ腐女子。どれみの録画は頼んだからな」
姉     「こんにゃくちゃん来てるよ。せいぜい頑張りな」

こんにゃく「おはよう!」
鬱井    「おはよう。行こうか」
こんにゃく「うん。でも少しハード過ぎなくない?」
鬱井    「みんなに追いつくには仕方ないよ。それに今は毎日楽しい」
こんにゃく「そう・・・良かった。おっかけくん待たせちゃうよ」
鬱井    「よし、行こう」

自転車で先導するこんにゃくしゃ。すでに日課となった早朝ロードワークへ出発した。
この後には朝の投球練習があり、午後は通常の練習に参加する。
過剰とも思えるトレーニングにはある理由があった。
鬱井   「俺は誰よりも速いボールを投げる男になる…!」
こんにゃく「頑張って!」
─ ── ── ─── ─ ── ── ─ ── ── ── ─── ──
鬱井が394率いる「バレ師ターズ」に正式入団した初日のこと。

希望ポジションを聞かれた鬱井は即答で投手と答えた。
皆が拍手で迎えるなか、394はにっこり笑って「適任だ」と答えた。
394    「エースナンバーは空いてますよ。頑張って下さいね」
鬱井   「あ、はい。でもおっかけは・・・・?」
おっかけ 「俺はもともとキャッチャーなんだよ」
鬱井   「キャッチャー!?この間は凄いピッチングしてたのに?」
おっかけ 「あぁ、代理さ。ど真ん中ストレートしか投げられないからな俺。
      あの程度の連中なら勢いでどうにかなるけど向いてねえよ」
鬱井   「そうだったのか・・・」
88 ◆K.TAI/tg8o :2006/06/30(金) 02:52:01 ID:???
death   「ついこの間エースが退団してしまってね」
鬱井   「退団・・・」
death   「あ、初めまして鬱井くん。僕がキャプテンdeath。サード守ってますよろしく」
鬱井   「は、はあ」
death   「監督が目を付けた君だ。期待しているよ。ただ、今のままでは全く使い物にならない」
鬱井   「はい・・・・・」
394    「脅かしちゃあダメだよキャプテン。鬱井くん、本当についてくる気があるのならば・・・
      このチームのエースを目指すのならば・・・・これを持っていきなさい」
鬱井   「メニュー表・・・?」
394    「私が考えた君の為の特訓法だ。君ならあるいは半年もすれば彼らと肩を並べるようになるかも知れない。
      ただし、オーバーワークは禁止だよ」
鬱井   「ありがとうございます!一生懸命頑張ります!!」
おっかけ 「よし、今日からお前もスポーツマンだ。まずはそのヲタっぽい髪切ってこいよ。
      俺も付き合うぜ・・・ってugo!てめえこんにゃく様に手え出してんじゃねえよ!!」
ugo    「美人を見かけたら声をかけるのは男の義務だ。俺は義務をまっとうしているだけだぜ?」
鬱井   「・・・・・」(美人・・・か)
おっかけ 「あぁもう行くぞ!」


美容院「麻呂」

マロッキー「いらっしゃいませ。今日はどうしますか?」
鬱井   「ライトで」
マロッキー「・・・・・デスノートのライトでよろしいでしょうか?」
鬱井   「はい」
89 ◆K.TAI/tg8o :2006/06/30(金) 02:53:10 ID:???
おっかけ 「さっきいたugoってヤツがショート。足は速いし、守備は上手い。特にバットコントロールは
      最高だな。打率はチームNo1さ。ついでに女ッたらし。あと絵が上手いから気が合うかもな」
鬱井   「ふうん、すごいんだな。あんな細いのに」
おっかけ 「ホームランはゼロだけどな。あいつも4年だよ」
鬱井   「退団したエースってのも4年生だったんだろ?」
おっかけ 「あぁ。監督が前いってたけど、監督の知り合いのチームも俺たちと同級生にいい選手が
      たくさんいるらしい。こういうのって不思議と全国的に重なるもんなんだとよ」
鬱井   「大豊作・・・・・か。プロに何人行くんだろう」
おっかけ 「どうかな。覇毛高がいるしな・・・・・・・・・・・鬱井、これは内緒なんだけど」
鬱井   「ん?」
おっかけ 「監督は高校時代に覇毛高と戦ったことがあるらしい」
鬱井   「!!」
おっかけ 「ひどい負け方をしたみたいで詳しくは教えてくれなかったけどな。
      監督の選手を見る目は確かだ。お前は自身持っていいぜ?
      将来覇毛高に行くようなヤツは最初から絶対入団させない。ひょっとしたら・・・・・」
鬱井   「教え子たちに仇をとってもらいたい・・・・か・・・」
おっかけ 「朝連ならいつでも付き合うからな。こんにゃく様も連れて来いよ」
鬱井   「わかったわかった」

マロッキー「ありがとうございました。お気を付けていってらっしゃいませご主人様ー」
90 ◆K.TAI/tg8o :2006/06/30(金) 02:54:11 ID:???
数ヶ月ほど基礎練習を根気良く続けた鬱井の体は驚くほど逞しくなっていた。
特に投球練習は毎日ボールが見えなくなるまで何百球も続けていた。
確かに体はつらかったが、日を追うごとに自分のボールが速くなっていくのが楽しくてたまらなかった。
そしてついに・・・

こんにゃく「今の!今の何キロ!?」
おっかけ 「・・・やられた。まさかこんなに早く追い抜かれるとはな・・・・・」
鬱井   「・・・・・・・ふふふ・・・・ふはははははは・・・・・・・!」
おっかけ 「調子に乗るなよ。勢いだけの直球じゃまだ俺と変わんないんだからな」
鬱井   「よし、監督に見せにいこう!」
おっかけ 「わかったよ」


394    「まさか・・・・・こんな短期間で・・・・」
鬱井   「へへ・・・」
394    「それにしても鬱井くん。約束を破りましたね?オーバーワークは禁止といったハズですよ」
鬱井   「! ご、ごめんなさい」
394    「筋肉がこんなに張っている・・・それに投球フォームが崩れかけている」
鬱井   「フォームは・・・その・・・この投げ方が一番球が速くなるので・・・・」
394    「ふぅ・・・ では来週テストをします。昨日申し出があったチームと練習試合をします。
      今度こそその日まで体を休めるように。いいですね?」
鬱井   「はい」(やった!)
おっかけ 「相手は?」
394    「厨房ゴールデンウィークスです」
おっかけ 「またペニスかよ!」
91 ◆K.TAI/tg8o :2006/06/30(金) 02:55:01 ID:???
次号 「通告」
92 ◆K.TAI/tg8o :2006/06/30(金) 03:10:20 ID:???
オープニングテーマ
ttp://ryuuichi.jp/up3/index.html  
0708 k-tai
93おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/06/30(金) 11:35:14 ID:???
 _____  _____          _       _ _                __          _
 |_____  | |      |   rヘ、 ||    / / | |      く\  __,|  |__  rー――┘└―― ┐
    __ / /   ̄ ̄ ̄ ̄    \ \/ /    / / | |   /\  ヽ冫L__   _  | | ┌─────┐ !
    | レ' /              \  〈    / | | レ'´ /  く`ヽ__|  |_| |_ー' | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|`┘
    | /                / , \ く_/| |  |  , ‐'´     ∨|___   ___| r‐、 ̄| | ̄ ̄
   / /                  / / \/   | |  | |   _   / 〉  /  \     | | |   ̄ ̄|
   / /    ______  / /          | |  | l__| |  / /  / /\ \_  / \_| | ̄ ̄
 / /    |           | |/         | |  |____丿く / <´ /   \ // /\   `ー――┐
  ̄         ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄                ̄            `  `´       ` `ー'   `ー───―'
94おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/06/30(金) 11:58:14 ID:???
キタ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!!

「ライトで」ワラタwwwwww
95九州ry ◆CRI9FMCjwo :2006/06/30(金) 13:06:00 ID:???
パパうめえwwwwwwwww
96おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/07/02(日) 02:10:33 ID:???
   .. .:.:.:..: .:.:.:.. ....:.:...
.. ..:.:.:.:.:.:.:                             .... .. ..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:...



        ∧_ ∧                   , ´ ̄ ヽ
       ( ´・ω・)                     lω´ ; l
      ∠(,/ヤ  )   ニ≡ー            (_',  ヽ) !
     .〃~/ヽ(__'`γ"~ヽ  =―           ヽ,   ノ、
      ゞ___ノー'   ゝ__χ                (_/ー' ;;⌒)⌒)
:⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒
.., ,; .:   ,,。,    ::;;,    ;ヾ :::……    ::;   ;;   :::;;,; .:   ,,。,   ::;;
,,;    ヾ:::  :;    ;;:   ;;   :::;;    ;;  ;;ヾ ;;   []):::;; ヾ  ..,::   ::;
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.., ,; .:   ,,。,    ::;;,    ;;ヾ  :::;; ..,::  ::;   ;;   :::;;,; .:   ,,。,   ::;;
,,;    ヾ:::  :;    ;;:   ;;   :::;;    ;;ヾ ;;   :::;;   ..,::   ::; ヾ ;;   :
二二二二][二二二二二二二二][二二二二二二二二][二二二二二二二二][二二二
oO0o(⌒)0o○Oo(⌒)0oO0ooo(⌒)0oO0oo(⌒)o○oO0o(⌒)0o○Oo(⌒)0oO0o
o(⌒)0o○Oo(⌒)0oO0oo(⌒)o○oO0o(⌒)0o○Oo(⌒)0oO0oo(⌒)o○oO0○O
   〜〜~   〜〜     ~〜〜〜    〜~~   〜〜    〜〜~    〜
  ~ 〜〜   ~~   〜〜    ~~  〜〜~~~     ~~  〜〜〜   ~~
ホシュ練
97 ◆K.TAI/tg8o :2006/07/02(日) 03:57:42 ID:???
Sugeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeee
98おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/07/02(日) 20:56:47 ID:???
ちょwwwテラカワイスwwwwwwwwww
99おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/07/03(月) 20:26:44 ID:giJ2mC6i
32 :ひろゆき :2006/06/28(木) 0:10:54 ID:9kYAN017
掲示板にデスノート機能をつけてみました。。。
名前欄に【Death+&rf&rus&rian&ras&ra&rn&r+Note】と書き込めば
【9時15分に交通事故死】とか【12時37分に腹上死】とか死亡時刻と死因が出ます。
数値は書いた日付とか時分秒とかレス番号で反映され100種類くらいまでありますよ。。。

100おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/07/03(月) 20:33:02 ID:???

               ∧∧  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                (,,゚Д゚)< >>99はこれ飲んで氏ね!ツイデニ100ドリ!
                ./  |   \________
       ______(___/__
      │01. 12. 11. /HE |
      │_________│
      /\             \
    /   \  ネ オ 麦 茶  \
  / Λ_Λ \ NEW TIPE TEA   \
/__( ´д`)_\____________\
|       |ゲ.|     │               |
|       |.ロ |     │    サソガリア   |
|       |ゲ.|     │   飲む 生物兵器   |
|       |.ロ |     │  毎 日 腹 痛  |
|γ__  |ゲ.|     │ ̄\ .腐食茶. / ̄|
|    \ |.ロ |     │.   \___/   .|
|       |ゲ.|     │              .│
|__|__||_|)|.ロ |     │ コ ッ プ 1 杯 │
|□━□ )       │  ( 約 200ml ) で . |
|  J  .|)/ ̄ ̄ ̄ |.  1  日 分 の * |
| ∀ ノ< ヒヒヒヒヒ │  異 常 プ リ オ ソ  |
|  - ′ \___│   2 分  の 1  |
|  )          . │              │
|/   捏 造     .│              │
|  AA 朴李職人|       500ml     |
|____________|__________|

101 ◆K.TAI/tg8o :2006/07/06(木) 00:41:49 ID:???
高校生編まで序章だったり


てか持つかな…って思ったり
102おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/07/06(木) 00:47:11 ID:???
ちょっとちょっと!楽しみにしてるんだからね!
103 ◆K.TAI/tg8o :2006/07/06(木) 00:53:42 ID:???
page.4 「通告」


練習試合当日────


こんにゃく「ちゃんと体は休めた?」
鬱井   「うん。投球練習だけしかしてないから大丈夫」
こんにゃく「緊張してる?」
鬱井   「うん。でも楽しみだ」
こんにゃく「デビュー戦だね・・・夢みたい・・・!頑張ってね!」
鬱井    「やれるだけはやってみるよ」
394    「まずは思うように投げてみなさい。あまり色々考えなくていい」
鬱井   「はい!」
おっかけ 「さっさと点とって楽にしてやるからよ」
death   「緊張する必要はないぞ。バックは任せて」
鬱井   「はい!」

たかが練習試合といえど、鬱井にとっては全てが初めてのこと。
しかしチームメイト達を見ていると気分が落ち着いてきた・・・不思議だ・・・


ペニス   「なんだ、おっかけ投げねーのかよ!」
おっかけ 「お前らがコイツを打てたら相手してやるよ」
ペニス   「いいのか?こんな素人みてえなやつ出してて。こっちは今日はエースがいるんだぜ?」
おっかけ 「なんだと・・・?」
下ネタマスク 「久しぶりだな、death」
death 「マスク・・・!」
下ネタマスク 「本気で来いよ。急造投手に負けるほどヤワじゃない」
鬱井    「・・・・・・・・・」
おっかけ 「けっ、こっちの台詞だぜ!」
104 ◆K.TAI/tg8o :2006/07/06(木) 00:55:47 ID:???
審判   「プレイ!」

メロニアン「そんなとこ座ってないで、出て来いよおっかけ。こんなやつ投げさせてかわいそうじゃねえか」
おっかけ (思いっきり来い、鬱井。ヤツらを黙らせてやれ!)
鬱井は軽く頷くと思い切って腕を振り下ろした。ボールは「バンッ!!」と音を立ておっかけのミットに収まった。

メロニアン「・・・・・・・!!」
審判   「ス、ストライク!」
メロニアン「バ、バカな!」
おっかけ 「くぅ〜 効くぜ!それでいいぜ鬱井」

立て続けにストライクを決め、なんと三者三球三振を奪い一回表を終える。

         ・・・・・・・・・気持ちいい・・・・・!!

ペニス  「な、なんだアイツは!?」
下ネタマスク  「・・・・・・・・!!」
ugo    「やるぅ」
こんにゃく「ステキよ!鬱井くん!!」
鬱井   「へへへ・・・」
394    「うん・・・・・・・緊張はないようだ。いい立ち上がりですね」
おっかけ 「あぁ、いい球だ    ……!?」

投球練習を始めるマスク。その球は速く、そして重い。

394    「相手は好投手だ。こっちも打たないと勝てないよ。頑張ろう」
ugo    「ようし、行って来る」

先頭バッターのugougoが打席に立つ。そしてその初球──
ugo    「つっ・・・!」

内角高めに食い込む直球。初球から食いついていったugoだが、一塁線への内野ゴロに終わる。
105 ◆K.TAI/tg8o :2006/07/06(木) 00:59:19 ID:???
おっかけ 「あ〜惜しい!」
マスク  「ほう…初見でついてくるとはな。なかなか器用なバッターだ」
ugo    (重てえなこいつの球…)

マスクのボールは、鬱井ほどのスピードはないものの内角・外角へ球質の重い球を散らし思うように打たせなかった。
その投球術の前にバレ師ターズの面々は次々と凡打を重ねていった。
一方、鬱井の全力投球も冴え渡った。
前回ゴールデンウィークスを抑えたおっかけをさらに上回る球速で三振の山を築いていった。
394    「これは面白い・・・・・」
好投手の投げ合いにより、双方とも決定的なチャンスは作れなかった。
バレ師ターズはugo、おっかけがそれぞれ一本ずつシングルヒットを放つも後が続かない。
一方で、鬱井は今だノーヒットに抑えたまま味方の援護を静かに待っていた。

そしてついに最終回の5回表へ。

この回トップバッターのおしりからまたしても三振を奪う鬱井。
おしり  「畜生。速い…速いよアイツ…」
メロニアン「ノーヒットノーランなんざシャレにもならないな」
マスク  「いや・・・・・確かに速いがな、よく見ろ。やつの球は基本的に真ん中付近に集まってる。
      怖がらずにタイミングだけ合わせてバットを出せば勝手にボールのほうから当たってくれる」
ペニス  「なるほど!さすがマスクだぜ!」
麒麟   「ようし、俺が試して来てやるぜ」

すでに、疲労が見え隠れする鬱井だったが、球威にまだ衰えは無かった。
いつしか「自分が打たれなければチームは負けないんだ」 との自覚を持ち始め初め、試合を存分に楽しんでいた。
打席に立つ麒麟に対して、真っ向勝負の鬱井だったが・・・・・・・・
106 ◆K.TAI/tg8o :2006/07/06(木) 01:02:58 ID:???
鬱井   「!」
ペニス  「う、打った──!!」

麒麟はタイミングを合わせ、水平にバットを差し出しただけだった。
しかし、無常にもボールは一・二塁間を抜けて行き、今日初ヒットを許してしまった。
death  「ドンマイ!一本くらい構いやしないさ。後を抑えて行こう」
ペニス  「一本で終わればいいけどな」
おっかけ (・・・・・・?)

続いて4番のペニス。打法は麒麟と同じ水平に差し出すだけ。そして───
おっかけ 「ヤバイ!」
ペニス   「ククッ」
394     「!!!」
キン!  と乾いた音を立て、打球は三遊間を抜ける。これで1アウト、一、二塁。
394    (これは…鬱井くん……)
たまらずおっかけがマウンドに駆け寄る。
おっかけ 「あいつら気付いたな。お前の弱点、投球に幅がないことに」
鬱井   「・・・・・大丈夫。ちょっと試してみたいことがあるんだ」
おっかけ 「?あぁ。しかし次はマスクだぜ?」
鬱井   「分かってるよ」

マスク  「思ったとおりだ。ヤツはやはり素人だ。今度こそとどめを刺す!」
自信満々で打席に入るマスク。しかし鬱井は動じない。
肩で息をしながらも、全力で投げる鬱井。しかし今度は、
マスク  「な!!?外角だと!!?」
審判   「ストライ───ク!!」
マウンド上で微笑む鬱井。同じくにやけるおっかけ。

おっかけ (すげぇ!この試合中にマスクの投球を学習したのか!)
394    (まさかこれほどとは・・・しかし・・・)
マスク  「く、くそっ!」
審判   「ストライ───ク!バッターアウト!!」
107ラチルメチル ◆alt/St/.J. :2006/07/06(木) 01:26:56 ID:???
氷噴きまくったwwwwwwwwwwwwwwwwwwワロスwwwwwwwwww
108 ◆K.TAI/tg8o :2006/07/06(木) 01:27:16 ID:???
速球に加えコースに投げられては、すぐに慣れるはずもない。続くメロニアンも三振に切って落とした。

鬱井   「もう肩が痛い…みんな頼むよ」
おっかけ「大丈夫、ちょっと手こずったけどな。LOOP、そろそろどうだ?」
LOOP  「うん・・・。やっとわかったよ。
      ugoやおっかけ、俺などの左打者に対しては圧倒的に初球に内角が多い。
      また、キャプテンに対しては真ん中と高めは1球も投げていない。これらを参考にすれば…。」
ugo    「よし、でかした。あとは任せろよ」
鬱井   「彼は…?」
おっかけ「ヤツは分析屋さ。試合中のこと細かいデータを作ってくれるんで終盤には重宝するんだよ」
鬱井   「すごい…」

そのLOOPの予想通り、内角に絞ったugoが初球をセンター前にはじき返した。
マスク  「チッ!」

丁寧に送りバントでugoを二塁に進める。一人倒れ、迎えるは4番death。

death   「僕は大きな目標があるんだ。こんなところでつまづいてなんかいられない」
チラっと394を見た後、改めてマスクを睨み付ける。
マスク  「私の排球が…読まれている…?くそっ!くそっ!!」

必死に投げぬくマスクだったが、コースを読まれ、衰えた球威では抑えられるはずも無く、
主砲にレフトオーバーのサヨナラヒットを許してしまった。

鬱井   「か、勝った!勝ったーーーー!!」
こんにゃく「おめでとう鬱井くん!」
おっかけ 「初勝利だな!!」

歓喜の渦に包まれたベンチに笑い声が響いている。今日鬱井が奪った三振は実に10個。
記念すべきこの初勝利が、鬱井の速球に対する思いを加速させていった。
109 ◆K.TAI/tg8o :2006/07/06(木) 01:28:40 ID:???
歓喜の渦に包まれたベンチに笑い声が響いている。今日鬱井が奪った三振は実に10個。
記念すべきこの初勝利が、鬱井の速球に対する思いを加速させていった。

394    「鬱井くん、まずは初勝利おめでとう。そしてお疲れ様。次回からは君がエースです」
鬱井   「あ、ありがとうございます!!」
394    「投球フォームについては…君が望んでいる方向を目指すことに反対はしないよ」
鬱井   「す、すみません。でも僕はどうしても速い球が投げたいんです」
394    「気持ちはよく分かるし、止めはしない。だがまだ体が出来上がっていない君は、まずはいままで通り
      基礎練習を地道にやっていくしかないよ」
鬱井   「はい!!」

一呼吸おいた後、394は真剣な、そして寂しそうな眼差しで鬱井を見つめながら、

394    「…君は将来大きな壁にぶつかるかも知れない。その時はいつでも相談にのってあげます」
鬱井   「? はい」
394    「・・・・・では今日は解散しましょう。各自疲れをよくとっておくように」
110 ◆K.TAI/tg8o :2006/07/06(木) 01:30:58 ID:???
次号 「仲間」
111天然ショボーン ◆SoBON/8Tpo :2006/07/06(木) 13:24:38 ID:???
┃ ∧
┃ω・)
┃o)

下ネタマスク!!!
112エルム街のキモハゲ ◆4444/10FHc :2006/07/06(木) 15:37:58 ID:???
(キ‘д.*)y─┛~~

空気嫁なくても死ねと言われても毎日登校しますよ
日をあけちゃうと学校に行きづらくなりますからね・・・
113おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/07/06(木) 23:04:07 ID:???
長編な予感!
114九州ry ◆CRI9FMCjwo :2006/07/09(日) 08:50:24 ID:???
wktk(゚∀゚)!
115おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/07/12(水) 12:01:06 ID:???
エロ男爵!
116可児玉 ◆KANi/6qufk :2006/07/12(水) 14:10:08 ID:???
|゚皿゚)彡

メロニアン吹いたwwwwww

そんなやつもいたなぁwww


続きに期待!
仕事と家庭に支障が出ない程度に頑張って〜
117おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/07/12(水) 23:11:34 ID:???
ラチメチとミサキヲタの漫才が見たい
118age:2006/07/12(水) 23:32:32 ID:???
age
119ギコネコ・スネーク一勝 ◆S3rSR5fyUo :2006/07/13(木) 00:15:04 ID:???
あげ
120おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/07/13(木) 21:15:09 ID:???
期待
121 ◆K.TAI/tg8o :2006/07/14(金) 01:39:15 ID:???
page.5  「仲間」



マスク  「やられたよ、お見事だった」

試合後、初勝利に酔いしれる鬱井に下ネタマスクが声をかけてきた。
すでに疲労困憊だったが、照れくさそうに鬱井は応えた。

鬱井   「いや、そんな・・・」
マスク  「KIRAの後釜にこんないい投手がいたとはな」
鬱井   (KIRA・・・・?)
おっかけ 「あんたも凄かったよ。いい試合だった」
マスク  「いや、まだまだだ。私はもうすぐ卒業だが、中学校でも戦いたいものだな」
death   「お互い人数少ないチームで苦労したな。中学でもよろしく頼むよ」
マスク  「あぁ。でもひょっとしたら仲間になるかも知れないな。
      ところで…お前は速球投手を目指してるのか?」
鬱井   「は、はい」
マスク  「そうか。実に素晴らしいピッチングだった。
      しかしお前は・・・・・・いや、なんでもない。じゃあまた会おう」
鬱井   「?」
394    「さあ疲れたでしょう。気をつけて早く帰りなさい」
全員   「はい!」

バレ師ターズは鬱井を含め、総勢13名程の少年野球チームである。
紅白戦もままならない部員数だが、野球人口が激減する昨今において特に少ないチームでもある。
しかし、地区大会等ではいわゆる強豪チーム達と肩を並べた実績をもっており、常に一目置かれる存在ではあった。
少数精鋭がウリではあるが、今後death達6年生が卒業してしまうと新しい入団希望者の無い限り、
5年生のいないこのチームはわずか8人ほどになってしまう。
当分の間は体力作りと、基礎練習を丁寧にこなしていくしかなさそうである。
122 ◆K.TAI/tg8o :2006/07/14(金) 01:41:09 ID:???
こんにゃく「────はい、できたわよ。もう一粒入れる?」
鬱井   「いや、ひっかかって痛いから一粒でいいよ。ありがとう」
こんにゃく「どお?」
鬱井   「効くよ。やっぱり疲れた時はこれが一番だな」

自分の部屋ですっかりリラックスした鬱井は、パンツとズボンをたくし上げ恍惚の表情を浮かべている。
この「アナリスク」と呼ばれる治療法は、一般的にはややもすると変態的な行為に見えなくも無いが、
小さな頃からやっている二人にとっては何ら特別な感情はない。

練習に精を出した夜は、相変わらず好きな絵を描く作業に没頭する毎日であった。
傍らで正座してお茶をすするこんにゃくしゃの姿もいつもどおりの光景である。
ただ、最近は漫画の他にも、自身の理想とするピッチングフォームを描く比率がだいぶ高くなっていた。

鬱井   「しかし、気になるな・・・・・・・・辞めたエース・・・」
こんにゃく「KIRAくん…だっけ?」
鬱井   「うん。なんかすごいピッチャーだったらしいってのは聞いたんだけど・・・・・
      なんで辞めちゃったんだろうって・・・・・・」
こんにゃく「うーん…仲間たちに不満があったっていうのはちょっと考えにくいよね」
鬱井   「学校もみんなと違うところだったみたいだし」
こんにゃく「おっかけくんやugougoくん、LOOPくんは同じ学校だったよね」
鬱井   「明日おっかけに聞いてみようかな」


おっかけ 「KIRA?」
鬱井   「うん。どういう人だったの?」

鬱井の用具を買出しに街を歩きながら不意に鬱井は訊ねた。
123 ◆K.TAI/tg8o :2006/07/14(金) 01:41:55 ID:???
おっかけ 「そうだな・・・ヤツは・・・・・・監督のお墨付きのいわゆる『天才』ってやつだな」
鬱井   「天才・・・・・・」
おっかけ 「お前は気を悪くするかも知れないけど、球速、コントロール、投球術、
      全てにおいてお前やマスクを上回っていたよ」
ugougo  「と、いうよりも小学生でアイツより良いピッチャーは見たことないな」
鬱井   「同じ4年生で・・・・そんなに凄かったのか」
LOOP   「こと投球に関しては弱点の見当たらない人だったよ。」
鬱井   「それが何故・・・・・」
おっかけ 「・・・・・・・・体力が無かったんだよ。決定的にな」
鬱井   「体力が・・・・」
おっかけ 「いや、通常の練習ができないほどってワケじゃない。ただ、ピッチングをやらせると
      急激に体力を消耗するんだ」
LOOP   「地区大会で、疲労が進んだところへ蟹玉って人に打たれちゃってさ。スゴいショックを受けたみたい。」
おっかけ 「打ったヤツはここ界隈で指折りの強打者ではあったんだけどな。KIRAにとっては自分を許せなかったんだろう。
      監督は心配してしばらくは他のポジションをやらせようとしたんだけど…」
ugougo  「KIRAはそれを断り、チームを出ていった…」
おっかけ 「自分のためにチームに迷惑をかけたくないってのが本音かなと思ってはいるんだけどな。
      なかなか気持ちを表さないやつだったから本当のところはよくわからん」
鬱井   「なるほど・・・・・」
おっかけ 「まあお前が気にする事じゃないさ。そのうちKIRAをも上回る投手になってくれよな!」
鬱井   「うん・・・・・」
124 ◆K.TAI/tg8o :2006/07/14(金) 01:44:19 ID:???
まだ経験が浅いとはいえ、こと球速に関しては誰にも負けたくない。
闇雲に練習に励む鬱井と、それに影響されるおっかけたちはメキメキと実力をつけていった。

そして月日は流れ、death達がチームから卒業する日がやってきた。

death   「知っての通り、ウチには五年生がいない。そこで次のキャプテンは……おっかけ、お前に頼む」
おっかけ 「おう!」
death   「時々練習には参加させてもろうけどよろしく」
おっかけ 「いつでも来てくださいよ」
394     「いままで本当にご苦労さまでした」
鬱井   「中学校でも野球は続けるんですよね?」
death   「もちろんだ。・・・・・・実は俺は・・・覇毛高と戦ってみたい・・・倒したいんだ・・・」
鬱井   「!」
death   「もちろん自分がそんな器じゃない事くらい分かってる。
      だから同じ意思を持つ、俺より優れた・・・そうだな、いってみればこの時代の救世主・・・。
      必ずどこかにいるそいつを見つけて一緒にあの高校を倒したい」
おっかけ 「・・・・・・・・・」
death   「ゆうべも夏の甲子園のビデオを見た。相手の投手はマウンド上でひざまずいて土下座していたよ。
      あんなのが高校野球であってたまるか!
      …俺は中学校は親の都合で他県にいってしまうけどな。野球を続けている限り
      みんなとまた会えると信じてるよ」
鬱井   (覇毛高を本気で倒しに行くなんて今まで思ってもみなかった・・・)


鬱井が覇毛高を強く意識し始めたのはこの時が初めてであった。
125 ◆K.TAI/tg8o :2006/07/14(金) 01:45:15 ID:???
次号 「離別」
126おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/07/14(金) 01:45:59 ID:???
何この名作の予感興奮しまくり(*´Д`)ハァハァ
127おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/07/14(金) 02:00:17 ID:???
小学生の頃からアナリストだったんですかうっさん
128ラチルメチル ◆alt/St/.J. :2006/07/14(金) 20:54:28 ID:???
キタ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(*゚¬゚)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!!
129ねるね ◆LMN/dgrkVI :2006/07/15(土) 21:11:17 ID:???
PCぶっ壊れ中のおいらが久々登場。

特にどうということはない。

♪テーレッテレー
130おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/07/15(土) 22:53:00 ID:???
ねるねの下げとおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
131おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/07/16(日) 13:05:19 ID:???
ぽっぽたん(^ー^*)イタダキー♪
132おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/07/16(日) 19:10:25 ID:???
大河長編の予感!
133きらたま:2006/07/19(水) 10:03:11 ID:???
(´・ω・)携帯氏…すごい
134おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/07/23(日) 15:53:42 ID:???
続き、、、
135 ◆K.TAI/tg8o :2006/07/25(火) 02:45:43 ID:???
page.6 「離別」

新メンバーとなったチームは、人数不足のため練習試合すらままならない状態のまま黙々と練習を続けていった。
彼ら自身気付いていなかったが、個々の実力はすでに一流チームのそれと遜色ないほどにレベルアップしていた。
394の用意した適切な練習メニューの中、合いも変わらず速球に磨きをかける鬱井。
キャプテンとしてチームを仕切るおっかけ。練習しながら、逐一メモを取るLOOP。
親衛隊の黄色い声援を浴びるugougo。すっかりマネージャー兼マスコット役となったこんにゃくしゃ。
新入部員こそ入団しなかったものの、彼らの日常は充実していた。

おっかけ 「もう一年以上経つけど、あの頃と比べてどうだ?」
鬱井    「相変わらず楽しいよ。試合ができないのがつらいけど」
おっかけ 「それはちょっと退屈だけどな。でもこのチームは最高だぜ」
鬱井    「ジャンプは早く読めるしね。最高だよ」
野球に一心不乱に打ち込んでいる鬱井だが、漫画の世界から足を洗ったわけではない。
日中は練習、夜は録画したアニメ鑑賞に自作漫画製作と忙しい日々を送っている。
おっかけ 「お前中学校はどうするんだ?」
鬱井    「どうするって?」
ugougo  「シニアリーグとかボーイズリーグ行くとかさ」
鬱井    「う〜ん…」
おっかけ 「deathさんは神奈川のボーイズ入ったけどな…」
LOOP  「覇毛高を倒す…か…。」
ugougo  「途方もない話だよな。だって化け物の集まりだぜあそこ」
鬱井    「ふぅん…中学校はみんな一緒だよね?俺たち」
おっかけ 「学区的にはそうだな。私立行くなら別だけど」
LOOP  「華中は野球結構強いよね。」
おっかけ 「高校野球を見越してって事なら早いうちに硬式やっといた方がいいんだろうけどな」
全国で一番人口が集中する東京都であるが、覇毛高の影響を最も受けているため野球人口はとりわけ少ない。
東京においては硬式の少年野球チームはいまや形だけとなり、本来の機能を果たせていなかった。

鬱井    「いや、僕は華中に行くよ。またみんなと野球がしたい」
136 ◆K.TAI/tg8o :2006/07/25(火) 02:47:36 ID:???
やがて最上級生となった鬱井たちはすっかり貫禄がついていた。
やはり少数ではあるが、新入部員たちもポツポツと入り始め、やっとの事で出場した都大会では
なんとかベスト16に食い込んだ。
この大会では、後の黄金世代と呼ばれる鬱井たちの学年の活躍が特にめざましかった。
将来のスターを見つけるべく集った有名私立中学、高校、プロのスカウト達はこの優秀選手の
大量発掘に眼を見張り、我先にと手当たり次第に取材を押しかけていた。
バレ師ターズでは、394とおっかけが2,3の質問に応じた程度であった。

LOOP 「これでお仕舞・・・・・か・・・・」
394 「それにしても君達の世代は本当にスゴい才能が集まっていますね。私の友人達も驚いていましたよ」
おっかけ 「ライバルが多くてイヤになっちまいますよ」
394     「頼もしい味方だって多いはずだよ」
おっかけ 「そりゃそうだ。これから楽しみだぜ」
ugougo  「さあてこの中から何人プロに行くやら」
鬱井    「・・・プロ・・・・・・・か・・・」
394    「・・・・鬱井くん・・・・?」
鬱井    「あ、いや、確かに頼もしい味方はきっと多いんだろうけど、覇毛高にもそんな世代が集るワケですよね」
おっかけ 「あ、そうか」
ugougo  「ますます手が付けられねえじゃねえかそんなの」
鬱井    「ここにいるみんなで力を合わせても本当に勝てないのかな」
LOOP  「そいつらを倒し続けてる化け物の集まりだからね」
鬱井    「・・・・・・・・・・・・・・・」
394     「・・・・・・鬱井くん・・・帰りにちょっといいかな・・・?」
おっかけ 「?」
鬱井    「? は、はい」


394に連れられた一行が到着したのはグラウンドであった。

おっかけ 「? 反省の練習ですか?望むところですよ!」
394     「いや・・・おっかけくんミットを持って構えてくれるかな」
おっかけ 「はい」
137 ◆K.TAI/tg8o :2006/07/25(火) 02:48:57 ID:???
394     「ugougoくんはバッターボックスに。LOOPくんは審判を」
ugo/LOOP「? はい」
394     「そして鬱井くん。君は右バッターボックスの外へ」
鬱井    「はい。でも何を・・・?」
394    「私からの餞別だと思ってよく聞いてください。
       前にも言ったが君はまだまだ体が出来上がってない小学生だという事。
       君は覇毛高の面々に負けないくらいの才能を持っているという事。
       君の速球にかける情熱を私はよく理解しているという事。
       そして・・・君はこのままではいつか打たれてる投手になってしまう可能性が高いという事」
鬱井   「・・・・・・・・何故ですか?」
394    「速球が持ち味の投手はたくさんいるが、それ一本で成功している投手は現代野球において皆無です。
       確かに君の球をいきなり打ち崩す事は難しいかもしれないが、ストライクゾーンというものが
       存在する以上、必ず攻略されます」
鬱井   「分かっているつもりです…」
394    「ですから、これから君にはある変化球を教えます」
鬱井   「!!」
おっかけ 「でも監督!監督が変化球は小学生のうちは投げたらいけないって・・・」
394     「そう。成長しきっていないウチに変化球の練習は体の成長に害を及ぼします。
       ですが、この変化球はそういったデメリットがない球です。
       実際に見た方が早いでしょう。ではおっかけくん構えて」
おっかけ 「お前スゴいな。監督にここまでして貰えるヤツなんて初めてみたぜ」
394    「ugoくん、一打席勝負です。打って構いませんから」
ugougo  「ようし、来い!」

マウンド上で振りかぶる394。緊張の面持ちでそれを見やる全員。そして…

ugougo  「うおっ・・・!」
LOOP  「ス、ストライク!」
鬱井    「は、早い・・・・・でも直球・・・?」
おっかけ 「手が・・・手がいてぇ・・・」
394    「さて、どんどん行きますよ」
138 ◆K.TAI/tg8o :2006/07/25(火) 02:51:30 ID:???
もう一球渾身のストレートが続く。

ugougo  「くそっ!」

ugoが積極的に振ったバットは辛うじてカスらせるのが精一杯であった。

LOOP 「ファール!」

あまりのスピードに息を飲む鬱井たち。捕球すらままならず、後ろへ逸らしてしまうおっかけ。

394    「打てなくて、また捕れなくて当たり前です。大人の男が投げてるんですから。
       では最後の一球」
おっかけ 「こえぇ・・・」
ugougo  「でもど真ん中だし、タイミングは掴めそうな気がする。なんとか打ち返してみたいぜ、監督の球」
鬱井   (監督は何を僕に・・・・・・・・・)

ニッコリと笑って394は最後の一球を投げるモーションに入った。そして投じた、その一球…

ugougo  「えっ!??」
おっかけ 「な、なんだ!!?」
LOOP  「!!」
鬱井    「ボ、ボールは・・・!!?」

誰にもまともに眼で捕らえる事のできなかった最後一球は、力無くおっかけのキャッチャーマスクにコン、と
音を立てて地面に転がっていた。
無様にも空振りの勢いで尻餅をついたugougoは驚きの声をあげた。

ugougo  「ボールが…止まった……いや、止まって見えた…?」
139 ◆K.TAI/tg8o :2006/07/25(火) 02:52:15 ID:???
おっかけ 「いつ球が来たのか分からなかった…見えていたのに・・・・・」
394     「これが・・・・・チェンジアップという球です」
鬱井    「チェンジアップ・・・・・」
394    「カーブやフォークといった変化球と違ってボール自体は変化しません。
      ですが効果はみんなが今見た通りです」
LOOP 「タイミング・・・速球で刷り込まれたタイミングを緩急によって狂わされたんだ・・・」
394    「その通り。
       ポイントはただのスローボールと違って投げぬくまでの腕の振り方がストレートと同じという事です。
       他の変化球と違って、手首を捻ったり、肘に負担をかけることもありません。
       ボールの握り方に決まりはありませんが、代表的なものをいくつか教えます」
鬱井   「ストレートと同じモーションでボールだけが遅い球…
       こ、こんなにはっきりとした緩急がつくなんて…」
394    「現役時代に私が得意としていた球です。
       もっとも変化球というものは個人のタイプによって威力はかなり変わります。
       ですから参考までにお見せした程度で、自分で合わないと思ったら練習する必要はありません」
鬱井    「あ、ありがとうございます。本当に勉強になりました」
394    「ただ、君には投手には色々なタイプがあるということを肌で感じて欲しかった。
        もちろん日本一の速球投手になる夢は是非叶えてください。ですが、こういった打ち取り方も
       あるという事が、君の将来において財産になってもらえれば嬉しいです」
おっかけ 「知らなかった・・・・監督が元ピッチャーだったなんて」
394     「ウチのチームはみんな素晴らしい子ばかりです。特に君達は将来きっと良い選手になります。
       華中には私の知り合いがいます。困ったら彼になんでも相談するといいでしょう。
       中学校でも頑張ってくださいね。今までお疲れ様でした」
鬱井   「こちらこそ今まで本当にありがとうございました!!」
140 ◆K.TAI/tg8o :2006/07/25(火) 02:53:32 ID:???
次号  「発見」
141おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/07/25(火) 12:10:41 ID:???
きゃー!394氏カッコイー!!!
142がんぼ ◆ganbo/F702 :2006/07/25(火) 21:38:53 ID:???
チェンジアップ!
143おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/07/26(水) 00:16:00 ID:???
チェンジアップ…嫌な思い出を思い出したじゃないかバカバカ
144おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/07/26(水) 00:43:01 ID:???
>>143
kwsk
145おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/07/30(日) 23:43:27 ID:???
続きまだーチンチン(AA略
146シニア:2006/07/31(月) 02:16:03 ID:???
まだですかー
147ラチルメチル ◆alt/St/.J. :2006/07/31(月) 02:55:04 ID:???
394氏wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
かっwwwwwwwwwwwwwwこwwwwwwwwwwwwwwwwwいwwwwwwwwwww
148おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/08/01(火) 11:41:15 ID:???
捕手
149おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/08/08(火) 06:05:37 ID:???
150おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/08/10(木) 01:11:00 ID:???
投手
151九州ry ◆CRI9FMCjwo :2006/08/11(金) 17:36:03 ID:???
補修保湿
152ジェノサイド ◆JENO/C0Bwg :2006/08/13(日) 00:14:24 ID:???
ええい 携帯はまだか!?
飛ばしすぎたなんていうんじゃねーぜ?
153 ◆K.TAI/tg8o :2006/08/13(日) 03:12:45 ID:???
page.7 「発見」

鬱井    「行ってきます」

新しい学生服に身を包んだ鬱井は気持ちも軽やかに家を飛び出していった。
新しいカバン、新しい靴、父から卒業記念に貰った新しい時計を身に付け、見慣れた顔と合流した。

おっかけ 「おぅ。早いな」

中学生になって少しだけ大人びた恋女房と挨拶を交わし、新しい学校に向かう。

おっかけは入学したての中学生とは思えないほど鍛え抜かれた身体付きになっていた。
少年野球時代において、都内でも指折りの強肩を持つ相棒は鬱井自身の自慢でもあった。
一方で、スポーツマンとして恵まれた体格ではない鬱井であるが、外見は幼少時のような白くたるみきった
体は姿を消し、引き締まった小麦色の筋肉が見え隠れする頼もしい少年となっていた。
背も少し伸びたのかもしれない。
校舎、教室、周囲の人間など全ての環境の変化に面くらいつつも、鬱井は新生活に胸を高鳴らせていた。

それと、もうひとつ変わったものがあった。

こんにゃく「おはようございます」

廊下でパッタリ出合った二人に挨拶をするこんにゃくしゃの仕草は、幼い頃の彼女を忘れてしまいそうに
なるほど大人びていた。
小さな頃から彼女を知る鬱井は、急激に女性らしく変貌を遂げた様子に戸惑いながらも挨拶を返す。
少しだけ照れながら。

おっかけ 「いやぁ、中学生になってますます美しくなられたぜこんにゃく様は」
鬱井    「さぁ・・・・・・・・・」
おっかけ 「なんだ冷めてんなぁお前。だったら家交換しようぜ。こんにゃく様がお隣だなんて
      この上ない環境のクセに」
鬱井    「そんなもんかね」
154 ◆K.TAI/tg8o :2006/08/13(日) 03:13:38 ID:???
平静さを装う鬱井ではあるが、内心は幼馴染とその周辺の変化にやや慌て気味であった。
元来上品な家庭に生まれ育ったこんにゃくしゃは気品に満ち、神々しさすら感じさせる端麗な容姿は、
入学以来校内の注目の的であった。
近くにいたために気付かなかったのか、最近になってやっと鬱井はこんにゃくを女性として捉えるように
なっていた。
(とりあえず、アナリスクはもう頼めないかな・・・)などと考えながら、鬱井は部活見学に刳り出した。


この華中の軟式野球部は都内では指折りの名門校であり、部員数も相当数在籍している。
当然レギュラー争いは熾烈さを極め、3年間まともに公式戦に出ていない選手などザラである。
入学したてで仮入部届けすら提出していない状態であるため正規の練習には参加できない鬱井たちは、
離れて練習を見学することが精一杯であった。

この日も放課後の練習を見学する予定でいた一行は練習時間まで噂話に華を咲かせていた。

ugougo  「粉末スターズのねるねってやつもここ来たみたいだな」
おっかけ 「あぁセカンドやってた妙にうるせえヤツか」
ugougo  「打撃はそれほどでもなかったけど守備は良かったな」
LOOP  「あとは…有名どころだと、ARASHIのかしわぎかな。」
鬱井   「あのピッチャーのヤツだっけか。僕レギュラー獲れるかな・・・」
おっかけ 「何弱気になってんだよ。お前は先輩達だって追い抜かなけりゃいけないんだぞ」
鬱井    「そうだけど・・・」
ugougo  「このご時世、硬式チーム入ってもこの辺じゃ練習すらマトモにできないし、ちょうどいい。
      ここで修行のつもりで頑張ろうぜ」
おっかけ 「やるならとことんだな。覇毛高なんざ関係ねえよ」
LOOP  「うっさんに付いて行くつもりだよ。野球界を変えるんだろ・・・?」
155 ◆K.TAI/tg8o :2006/08/13(日) 03:25:07 ID:???
小学校卒業時、鬱井はある誓いを起てていた。
ひょんなことで始めた野球だが、今は毎日を充実させてくれている野球・・・できればずっとやっていたい。
そこで「何があっても、高校野球までは頑張ろう!」と決心した。
しかし、志が低すぎるとおっかけから突っ込まれ、どうせなら「甲子園の頂点を目指そう!」
に目標を修正することにした。
394からエールを送られ自信と勇気を受け取ったこともあり、当初は冗談まじりだった目標も
今では本気で達成するつもりでいる。

鬱井達は全国大会も未経験であり、人数的な問題もあって試合数が他の新入部員達と比べ
経験値が絶対的に不足していた。大人たちにちょっと褒められたくらいで有頂天になるような
彼らではないが、挫折や苦悩を知らない彼らがLVアップするにはこの華中は格好の戦場だったのかも知れない。


鬱井   「うん。僕は覇毛校を倒し、甲子園を活性化させ・・・・・新野球界の神になる・・・!」


校内に部活動開始を知らせるチャイムが鳴り響く。
「じゃあ行くか」と立ち上がり移動を始めた鬱井にある少年が声をかけてきた。

少年   「君が鬱井?バレ師ターズのエースの・・・?」
鬱井    「!!・・・・う、うん・・・・」

その少年は、少女と言った方がしっくり来るほど美しく、愛らしい顔と白い肌をしていた。
一瞬女性と見間違えた鬱井は、高鳴る鼓動を抑えてやっとのことで返答した。

ugougo  「お!お前・・・・・・・・・!」
鬱井   「??」
おっかけ 「KIRA・・・・・!」
156 ◆K.TAI/tg8o :2006/08/13(日) 03:25:52 ID:???
次号  「二番」
157おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/08/13(日) 11:27:51 ID:???
ねるねとKIRAキタァ(゚∀゚)ァァ( ゚∀)アァ( ゚)ァア( )ァァ(` )アア(Д` )ァア(*´Д`)アァンアあああああああああ嗚呼あああああああん
158おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/08/13(日) 11:28:39 ID:???
携帯は書きにくいっつってたけど中学校編とっても楽しみです。
159ジェノサイド ◆JENO/C0Bwg :2006/08/13(日) 15:49:53 ID:???
>>157   なんでかしわぎ飛ばしてんだよwwwww

てかなんでかしわぎ出てんだよwwwwwww
デブ、テラチキ、オメガ、炎が出る可能性も…!?www
展開が楽しみだwwうはww
160九州ry ◆CRI9FMCjwo :2006/08/13(日) 19:13:39 ID:???
北ーーーーーーーー!!!!11
ねるねタンとKIRAも北ーーーーーーーーー!!!!!!!11!1111
161ジェノサイド ◆JENO/C0Bwg :2006/08/13(日) 19:27:04 ID:???
>>160   かしわぎもな?
162おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/08/15(火) 00:07:16 ID:???
携帯タンペースおそすぎだお
163おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/08/15(火) 16:51:03 ID:???
おもすれーwwww
がんがれ携帯!
164おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/08/15(火) 18:29:15 ID:???

 ソノノノ丿
彡(*゚ー゚)ミ  ウフッ 携帯さん好きよオッパイ♪
( ( .Y.) )
165おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/08/15(火) 19:29:45 ID:???
くろちく・・・
166おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/08/15(火) 21:16:03 ID:???
ぜんに〜〜〜〜〜
167九州ry ◆CRI9FMCjwo :2006/08/15(火) 21:32:48 ID:???
ああ、うん
筑前煮はうまい
168|ω・`)きゃべt ◆NO.6//UlHQ :2006/08/16(水) 08:10:30 ID:???
おいロビにデスノスレが…
169シニア ◆sCutYiQeNI :2006/08/17(木) 00:56:08 ID:???
page.8 「二番」

この後すぐ!
170 ◆K.TAI/tg8o :2006/08/17(木) 03:35:11 ID:???
page.8 「二番」


唐突の事態に全く頭がついていってない鬱井は辛うじて裏返った声を出した。

鬱井   「え?え?この綺麗な人が・・・?」
おっかけ 「ここに入ってたのか・・・・・KIRA」
LOOP  「結構細かくチェックしてたのに気付かなかったなんて・・・」
KIRA    「今日まで休んでたから」
ugougo  「…また病院か?」
鬱井   (病院・・・・?)

キッ とugoを睨むKIRA。

KIRA   「俺の抜けた後のエースが君なんだな」
鬱井   「う、うん」
KIRA   「俺の後を継げるほど君は良い投手なのか?」
鬱井   「い、いや、その・・・・・」

思ってた印象と大分違う。思いのほか攻撃的なKIRAに鬱井はどもってしまう。

鬱井   (キ、キレイな顔してるのに、ひょっとして怖い人なのかな)
おっかけ 「よせよ。394監督が認めてるし、俺たちも納得してる」
KIRA   「監督が・・・・・か。お元気だろうか・・・」
おっかけ 「そうだKIRA、あの後どうしてたんだよ。急に辞めてそれっきりじゃないか」
ugougo  「そうだそうだ。こっちだって心配して電話したのにお前出てくれなかったな」
KIRA    「あの後・・・・か」

KIRAは重々しく口を開いた。
171 ◆K.TAI/tg8o :2006/08/17(木) 03:37:26 ID:???
KIRA 「・・・・・チームを去ったあと、片っ端からリトルのチームをあたってみた。
      どこも入団試験はすぐ通ったけど、エースの肩書きを手にする事は最後まで無かった。
      ただ体力がある、球が速い、そんな理由だけで俺より遥かに実力の劣る連中が
      恥じらうことなくエースナンバーを付けている・・・・・・・」
鬱井   「・・・・・・・・・・・・・」
KIRA  「いつも・・・・いつも・・・・・・俺は二番手・・・・・・・
      いくらコントロールが良くても・・・・どんなに防御率が良くても・・・・・・」
ugougo  「何チームも・・・そんなことがあったのか・・・・・・」
KIRA  「俺の出番は、試合の決まった最終回や敗戦処理だけ。それはどのチームに行っても
      変わらなかった。一時は野球なんか辞めようかと思ったくらい」
おっかけ 「!! お前ほどの才能があるヤツが辞めるだなんてダメだ!」
KIRA  「分かってる。でもどうにも出来ないんだ。俺の体はそう出来ていない。
      もう何人の医師にも相談したけど、解決法なんてこれっぽっちも見当たらない」
LOOP  「それは・・・・・・渡ったチームの監督が無能だっただけだよ」
KIRA  「!!?」
ugougo  「全くだ。お前ももっと早く気付けよ」
KIRA  「なんだと・・・・」
鬱井   「抑え投手・・・・・・」
おっかけ 「そうだ!鬱井の言うとおりだ!お前は日本一のストッパーになればいいんだよ!!」
KIRA  「抑え・・・・・・・?日本一の・・・・・?」
おっかけ 「いいかKIRA。俺たちはな、覇毛高を倒し甲子園の歴史を変えるつもりでいるんだ」
KIRA  「!!」
おっかけ 「そこの鬱井が仲間になってから俺たちの意識は変わったんだ。
      もう趣味のための野球じゃない。オヤジ達に聞かされた熱い甲子園を
      俺たちの手で取り戻そうとしているんだ」
鬱井  「・・・・僕たちと一緒に頑張りませんか?」
KIRA  「一緒に・・・・?」
鬱井   「僕が言うのもなんですけど、あなたのような人がバックに居てくれたら先発の投手
      としてはこんなに心強いことは無い。あなたのような存在はチームに必要だと思います」
172 ◆K.TAI/tg8o :2006/08/17(木) 03:38:38 ID:???
LOOP 「・・・・うっさんは後半になってから逆転されたケースが多いもんね」
鬱井   「僕はまだまだ未熟です。それは十分分かってます。でも僕は・・・・・
      必ず日本一の速球投手になるつもりです」

その時、遠くからKIRAを呼ぶ大きな声が響いた。

キラヲタ   「ちょっとお前ら俺のKIRAタソに何やってんだよ。馴れ馴れしく話しかけてんじゃねえよ」
KIRA  「キラヲタ」
キラヲタ   「行こうぜKIRAタソ。そいつらまたKIRAタソいじめるに決まってる」
おっかけ 「ちょ、ちょっとm・・・」

グイ とKIRAを連れ歩いていこうとするキラヲタ。それを制止し、KIRAが鬱井に声をかけた。

KIRA  「勘違いするなよ。まだお前を認めたわけでも、お前たちと仲間に戻ったわけでもない」
ugougo  「なんだと?」
KIRA  「でも、日本一の抑え投手ってのは良い案だ。それだけは感謝する」

それだけ言うと、KIRAはキラヲタと共に校庭へ歩いていってしまった。

おっかけ 「ふ・・・ちょっととっつきにくいけど、わりかし良いヤツなんだ。気を悪くするなよ」
鬱井   「俺は全然平気。それより一緒にできるかもと思うと嬉しい」

そこへまた少年たちが声をかけてきた。しかも今度は二組だ。

ねるね  「よおおおう!!俺はねるね!よろしくだぜえええええ!!」
ぽっぽ  「ずさあああああああああああああああああああ!!」
173 ◆K.TAI/tg8o :2006/08/17(木) 03:39:33 ID:???
かしわぎ 「やあやあみなさんお揃いで。今のはかの無名の大投手のKIRAさんですか?
      面白そうな話をしてましたね、はは」
炎    「わー、どうせかしわぎがエースになるのにねー」
テラチキン「無意味な努力だ。俺たちがレギュラーなのは決まりきっているってのに」
デブ   「ブヒ」

おっかけ 「なんだこのうるせえ連中は」
LOOP 「粉末スターズのねるね、それにARASHIのかしわぎとその取り巻きだ」
ugougo  「騒々しい連中だな」
鬱井   「す、すごい。みんな有名人だ」
ねるね  「えっ 今のがKIRA?すんげええええええ美人じゃんんんんん!!」
かしわぎ 「バレ師ターズのみなさんですね。初めまして。せいぜい僕の足を引っ張らないで
      もらいたいものですね、はは」
鬱井   「よ、よろしく」
かしわぎ 「そうだ。みなさんどうせならご一緒にいかがですか?練習の見学に行くんでしょ?」
おっかけ 「あぁ、そうだが」
かしわぎ 「行きましょうよ。これから仲間になるんじゃないですか。KIRAさんも一緒にお誘いして」
ugougo  「・・・・・どうする・・・?」
鬱井   「いいよ。行こう。面白そうだ」
おっかけ 「全くこんな得体の知れない連中と・・・・・」

半ば強引ではあるが、とにかく一緒に練習は見学することになった一向はグラウンドへ向かった。

おっかけはブーブー言ってたが、鬱井は楽しくて仕方なかった。
まだまだ入部する新入生はたくさんいるはず。これほど多くの仲間に囲まれて野球をやるのは
生まれて初めてだ。もっともっと上手くなっていずれはみんなと甲子園に行きたいな。
そんな甘い考え事をしながら、鬱井の足は自然と早くなっていた。
174 ◆K.TAI/tg8o :2006/08/17(木) 03:40:24 ID:???
次号 「同心」
175ラチルメチル ◆alt/St/.J. :2006/08/17(木) 03:42:18 ID:???
ねるね  「よおおおう!!俺はねるね!よろしくだぜえええええ!!」


100万回抜いた。
176おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/08/17(木) 03:51:57 ID:???
きたあああああああああああああ
177九州ry ◆CRI9FMCjwo :2006/08/17(木) 15:23:49 ID:???
でぶwwwwwwwwwwwてらちきwwwwwwwwwwwwwwwwwww炎wwwwwwwwww
178おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/08/17(木) 15:54:14 ID:???
ねるねすきだあああああああああああああああああああああああああああ
179ジェノサイド ◆JENO/C0Bwg :2006/08/18(金) 00:01:40 ID:???
ちょwwwwwwめんどくなって一気に出した感丸出しwwwwww
なぜかかしわぎさんがフリーザと被って見えるのは僕だけですか?w
180おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/08/18(金) 01:28:41 ID:???
荒らし達うぜええええええええw
181ジェノサイド ◆JENO/C0Bwg :2006/08/18(金) 13:46:32 ID:???
これで荒らし全員レギュラーなったらネ申小言兌wwww
182おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/08/20(日) 13:19:54 ID:???
伝様マダー?
KIRAツンデレワロスハァハァ
183おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/08/20(日) 13:37:37 ID:???
伝様は高校野球部の監督と予想
184おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/08/20(日) 14:17:22 ID:???
クロスまだー?
185おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/08/20(日) 18:22:32 ID:???
斎藤佑樹出してぇー☆彡
186 ◆K.TAI/tg8o :2006/08/20(日) 23:49:46 ID:???
page.9 「同心」


LOOP   「!! ツいてる。今日は一軍の練習みたいだ!」
おっかけ 「これは・・・・・・・」
ugougo  「マジか・・・・・・・・」
ねるね  「すっげええええええええええええええ!!1」

練習を見学に来た一行は次々と驚嘆の声をあげていった。
スイングの早さ、打球の鋭さ、返球のスピード、声の大きさまで今までの自分たちの野球とは
全ての次元が違っていた。

鬱井   「これが・・・・・強豪校の・・・・・・・一軍の練習なのか・・・・・・」
KIRA  「なるほどね」
かしわぎ 「・・・・・・・・・・・・・・」

ホッカル 「おら、一年坊主どもが見学に来てるぞ!!もっと気合入れて行けよお前ら!」
       「おう!!」

おっかけ 「あれがキャプテンのホッカルか・・・すげえスイングしやがるな。
       鬱井、あっちにいるのがお前のライバルだぜ」
鬱井   「あの人・・・・・」
LOOP  「ココリコファンさん。二年生エースだね。」
KIRA   「・・・・・・いいピッチャーだな」
キラヲタ   「KIRAタソのほうが何倍もステキだよ」
KIRA   「うぜえ」
ねるね  「ねっ 今日俺たちも練習参加してもいいのかなあ!!??」
ugougo  「・・・・ダメだろ。こないだ俺たちキッパリと断られたし」
ぽっぽ  「残念だねねるね。活躍見たかったよねるね」
187 ◆K.TAI/tg8o :2006/08/20(日) 23:50:38 ID:???
二時間程見学し、一向はグラウンドを後にした。
この日見学に来た新入生は、鬱井達を含め20名ほどであった。
ある者はこれからの練習への意欲燃え、ある者は自信喪失し、ある者は別の考えに思いを馳せていた。

ugougo  「いやぁ、面白かったな」
鬱井   「あの中に混じってやるのか。怖くなってきた・・・」
おっかけ 「? おい、随分無口になったじゃねえか。ビビッたのか?」
かしわぎ 「・・・・い、いや僕がビビるわけないじゃないですか。はは」
LOOP  「久々に口を開いたと思ったら・・・。」
かしわぎ 「いや、さっき練習前にチラって聞いたんだけど。覇毛高を倒すつもりとかって」
鬱井   「! う、うん。本気だよ」
ねるね  「マジで!!???俺たちもそう思って硬式蹴ってここの野球部選んだんだよ!!」
かしわぎ 「ふ・・・・・実は僕もなんですよね」
おっかけ 「本当か?真面目に捕らえてくれる人のほうが今まで少なかったけどな」
鬱井   「じゃあ、みんな同士じゃないか!頑張ろうよ!」
かしわぎ 「ふん、まずはレギュラー争いからですね。負けませんよ」

今日集まったメンバーの投手の中でただ一人、リトル都大会3位の成績を持つARASHIのかしわぎだけが
関東大会まで経験している。
炎、デブ、テラチキン、オメガと共に「負の五方星」と呼ばれ広い経験を持つ彼が、今日の練習を見た
率直な感想は────「足りない」であった。
要所要所は良い選手がいるものの、これでは彼の目指すチームにはまだ届かない。
鬱井たちと出会い、未知の可能性に一番高揚しているのは実はこのかしわぎであったのかも知れない。
「いつか覇毛高を倒す」────彼のこの意思は鬱井と同様に堅いものであった。
188 ◆K.TAI/tg8o :2006/08/20(日) 23:51:36 ID:???
帰り道、新しい仲間と別れいつものメンバーになったところでこんにゃくしゃが声をかけてきた。
おっかけ 「こんにゃく様!!」
こんにゃく「お疲れ様です。どうでした・・・・?」
LOOP  「楽しかったよ」
ugougo  「あ、こいつはダメ。ビビってたもん」
鬱井   「うるさいなぁ。ちょっとびっくりしただけだよ」
こんにゃく「ふふ・・・。私もマネージャーとして入部届け出しておきました。
      またよろしくお願いしますね」
鬱井   「う、うん。こっちこそ」
おっかけ 「イヤッホウウウウウウウウウウウ!!」


一ヶ月後────────

鬱井たちは晴れて正式な部員として今日も練習に励んでいた。ベンチにはマネージャーとして
こんにゃくしゃが姿を見せている。
球拾いや雑用がメインとなっているものの、ちゃんと練習に参加できるのは新一年生にとって
有難かった。
中でも 鬱井──おっかけ・KIRA──キラヲタ・かしわぎ──デブ  この三組は毎日練習後の
自主投球練習を欠かさなかった。

ホッカル 「いやぁこれから楽しみですね監督」
エロイ人 「全くだ。しかし珍しいな。バッテリーで3組も入部してくるとはな」
ホッカル 「願ってもない事じゃないですか。しかしこいつら伊達に黄金世代なんて呼ばれてませんね」
エロい人 「全国的にこの世代はとんでもないことになってるらしいぞ」
ホッカル 「どいつもこいつも、イイ球投げやがるぜまったく」
189 ◆K.TAI/tg8o :2006/08/20(日) 23:52:23 ID:???
ココリコファンという強力な二年生エースがいるものの、三年生に投手がいない華中は常に
投手力不足に泣いていた。長く大会を勝ち続けるにはどうしてもエースを支える控え投手が必要である。
鬱井たちの入部はエロい人にとって嬉しい誤算であった。

エロイ人 「さて、そろそろ発表するか」
ホッカル 「はい。よし一年集合!!」

新入部員たちにとって今日は特別な日であった。
毎年6月に都内の中学校のみで開催される「弟杯」と呼ばれる一年生大会のスタメンが今日発表される。

エロイ人 「では一年生大会のスタメンを発表する。」


1.ugougo   遊      先発投手  かしわぎ    ベンチ入り   おっかけ   しょぼう
2.ねるね    二                                  キラヲタ    テュルトゥル
3.かしわぎ  投      控え投手  鬱井                  十割     NEO
4.オメガ    一              KIRA                100アンキモ
5.デブ     補         
6.LOOP    中
7.テラチキン 左
8.炎       三
9.ぽっぽ   右
190 ◆K.TAI/tg8o :2006/08/20(日) 23:53:46 ID:???
次号 「会話」
191シニア ◆sCutYiQeNI :2006/08/20(日) 23:54:46 ID:???
キタ━━━ヽ('З`)ノ━━━━!!!!
192おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/08/21(月) 00:00:21 ID:???
ウヒョ━━━━⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡━━━━!!
193シニア ◆sCutYiQeNI :2006/08/21(月) 00:26:20 ID:???
っていうかあまりにもさらっと書かれてるけどホッカルさんwwwwwwww
194おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/08/21(月) 02:15:09 ID:???
KIRA、キラヲタとバッテリー組んでるのに厳しいんだなw

エロイ人は高野連の偉い人で来るかと思ってたぜ
195おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/08/21(月) 22:16:43 ID:???
ねるね萌え
196エルキュールキモハゲ ◆rIK5B4wv4U :2006/08/22(火) 06:42:49 ID:???
>>35
(゚д゚)y―┛



まぁ、最近はね
197ジェノサイド ◆JENO/C0Bwg :2006/08/22(火) 13:45:18 ID:???
かしわぎ死亡フラグwwwwww
まぁ負の五方星がんばれwwww
198ゲロッパー ◆PBbFWSmITA :2006/08/23(水) 12:30:37 ID:???
続きまだー?゚・*:.。.(゜ж゜).。.:*・゜
199おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/08/23(水) 14:36:22 ID:???
ゲロッパイタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
200おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/08/25(金) 21:26:03 ID:???
干す
201シニア ◆sCutYiQeNI :2006/08/27(日) 01:49:48 ID:???
page.10 「会話」

この後すぐ!
202シニア ◆sCutYiQeNI :2006/08/28(月) 02:16:29 ID:???
あれ 今日あたりだと思ったのに
203 ◆K.TAI/tg8o :2006/08/28(月) 02:22:48 ID:???
途中で筆が止まっちゃったんです。嗚呼
204シニア ◆sCutYiQeNI :2006/08/29(火) 01:13:49 ID:???
先生、そろそろ・・・・
205おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/08/29(火) 01:15:43 ID:???
先生、そろそろ・・・
206おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/08/29(火) 01:27:28 ID:???
どくしゃをなめてんのか!ビキビキ
207おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/08/29(火) 01:34:06 ID:???
先生の小説とても楽しみにしています♪
     
                 読者より
208おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/08/29(火) 01:36:25 ID:???
生きる勇気を貰いました。
         
            (埼玉県:29歳男性)
209おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/08/29(火) 01:41:48 ID:???
涙が止まらないんです。
  
             (滋賀県:17歳女性)
210おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/08/29(火) 01:53:23 ID:???
いいわよ、これ。

              (LA在住:37歳女性セレブ)
211おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/08/29(火) 01:56:13 ID:???
ぱぱがんばってぬ
  
             (5さい)
212おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/08/29(火) 01:57:45 ID:???
>>211
全米が泣いた
213おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/08/29(火) 01:58:30 ID:???
全俺も泣いた
214シニア ◆sCutYiQeNI :2006/08/29(火) 02:00:01 ID:???
ぱぱがんばって「ぬ」

ワロタ
215 ◆K.TAI/tg8o :2006/08/29(火) 03:05:53 ID:???
page.10 「会話」


おっかけ (・・・・・・・分かってはいたが・・・・くそっ!)
鬱井   (悔しい・・・・・・!)

スタメンが発表された後、しばらくその場から二人は動けなかった。
選ばれる自信があったワケではない。冷静に実力を考えれば当然の結果であるかも知れない。
しかし、こうして現実を見せ付けられてしまうとやはりショックは隠せない。もちろん全試合
このメンバーで臨むわけではないのだろうけど・・・・・

そこへ満面の笑みを浮かべてかしわぎが近づいてくる。

かしわぎ 「いやぁ、すみませんね。君たちの分まで僕が頑張りますよ、はは」
デブ   「ブヒブヒ♪」

肥満のクセに無駄に男前なデブが嬉しそうに笑う。それを見たおっかけの表情がさらに強張る。

エロイ人 「投手はベンチの内野手も兼ねているNEOも含め全員に投げて貰うつもりではいる」
かしわぎ 「なーんだ」
エロイ人 「勝ち進むことが出来れば、皆に出場機会はあるだろう。お前たちの力を見せてみろ」
ホッカル 「去年は都内ベスト16だった。まあ参考までにな」

中学校だけでも都内で700以上ある。参加する学校は現代では200に満たないとはいえ十二分に立派な成績である。
新一年生達は見えない重圧を感じると共に、この格好のアピールの機会に奮起した。
216 ◆K.TAI/tg8o :2006/08/29(火) 03:06:32 ID:???
エロイ人 「悔しいか?」

解散の声がかかってもモヤモヤした感じが抜け切れていない鬱井達にエロイ人が声をかけて来た。

鬱井   「は、はい」
おっかけ 「もちろん」
エロイ人 「・・・・・・・・・・・・・・・KIRA、鬱井、かしわぎ、ココリコ・・・・・・・・・・」
鬱井   「?」
エロイ人 「初めて出会う打者と一打席対決した場合、抑えられる確率の高い順だ。俺の現段階評価ではな」
おっかけ 「・・・・・・・・?」
エロイ人 「一試合投げさせた場合、失点の低い順はこれの真逆になる」
鬱井   「・・・・・・・・・・・・・」
エロイ人 「394から話は聞いている。お前は大投手の器だ。だがまだしばらくはその才能は開花しない」
鬱井   「394監督が・・・・・・・」
エロイ人 「日本一の速球投手になりたいんだってな?」
鬱井   「はい」
エロイ人 「自分の可能性を信じて3年間頑張ってみろ。その時大きな壁にぶつかるだろう。
      それを乗り越えられればお前は・・・・・覇毛高すら抑えられる投手になるだろう」
おっかけ 「・・・・・ふ・・・ふふふ・・・・」

思わず笑い声を漏らしたおっかけを横目にやりつつ、鬱井の顔は晴れ晴れとしていた。

おっかけ 「どうせ修行のつもりで入ったんだ。ベンチ上等だぜ、3年後が楽しみだ」
鬱井   「ようし、かえって吹っ切れるってもんだ。練習しよう!」
ugougo  「ゲンキンなヤツらだな」
LOOP  「クス・・・。」

エロイ人 (しかしよくもまあこれだけの逸材が集まったもんだ・・・・・。こいつらならひょっとして本当に・・・・)

盛り上がる鬱井達を見やりながら、エロイ人は過去の自分のチームメイトたちを思い出していた。
217 ◆K.TAI/tg8o :2006/08/29(火) 03:07:20 ID:???
晴れ晴れした天気の中、ついに開幕の日を迎えた。

今年エントリーした学校は実に170校。その中で華中は第一試合を飾る事となっていた。
名の知れた選手が集まっているだけあって注目されていた華中であったが、会場ではさらに目立ってしまっていた。

キラヲタ   「KIRAたああああああああああああん!!!今日は出番あるかなあ俺たちいいいいいいい??」
ぽっぽ  「ユニフォーム姿萌えるぜええええええええねるねええええええええええええええええ!!!」
炎     「かしわぎ頑張ってねっ!!」
テラチキン   「先制点は任せとけよ!!」
デブ    「ブヒブヒ」
ugo親衛隊 「ugo様あああああああああああああああきゃああああああああああああああああああ!!!」
おっかけ 「全くホントにうるせえやつrこんにゃくさまああああああああああああ差し入れですかああああああ??!」

唖然とする場内の中、鬱井達はそそくさと入場した。

鬱井   「は、恥ずかしい・・・・・・」
LOOP  「身内からも一人いるな。」
ugougo  「本当にうるせえな・・・・・・俺の子猫ちゃん達以外は」

エロイ人の公言通り投手を使いまわして行く以上、暫定キャプテンには野手からugougoが任命されていた。
本人は「ガラじゃない」とは言ったものの、仕方なく任務を遂行することにした。

ugougo  「おら整列!」

こうして騒々しいうちに、一年生大会「弟杯」は開催された。


予選ではいきなり強いチームとあたる可能性は極めて低い。
すでに本戦へすすめる事を確信しているエロイ人は、試合前に「調整のつもりで行け」とだけ指示を出した。
そして選手たちはその計算どおりの答えを出していく。
先ほどの冷ややかな会場内の視線は瞬く間に賞賛の声へと変わっていった。
218 ◆K.TAI/tg8o :2006/08/29(火) 03:08:25 ID:???
前評判が高く、名前の通っているかしわぎが決め球のフォークボールを投げる度に会場内からため息が漏れる。

   「中学生で、それも一年生でフォークを投げるとは・・・・・」
   「それもあの落差だ。こいつは逸材だ!」

鬱井  「やっぱりすごい・・・」
おっかけ「だな」

おっかけ曰く「フツウのピッチャーの下の中」と揶揄される鬱井と違い、クリーンアップにも抜擢されているように
かしわぎはバッティングにもセンスが光っていた。このあたりもスタメンを選考する際に大きなポイントになる。
会場中の歓声を浴びながら、この試合かしわぎは2安打完封勝利と完璧なピッチングを魅せた。


ダブルヘッダーで行う同日2試合目は鬱井の登板となった。

「向いてない」の一言でバッティング練習に力を入れない鬱井の打順は9番。かしわぎの替わりにおっかけが3番を
打っている。
ネームバリューこそ無いものの、気迫溢れる速球と緩急自在のチェンジアップはかしわぎのそれと違った意味で
見るものを魅了した。

かしわぎ 「やるっ・・・・」
KIRA  「・・・・・・・・」

メンタル面に不安のある鬱井であるが、緊張の色を見せたのも初回だけであった。
三振をひとつ奪うたびに制球が定まっていく姿はおっかけたちナインを安心させた。

この日、鬱井の成績は5安打失点0の完封勝利。内容としてはかしわぎに一歩劣るも、鬱井は自分の努力の方向が
定まった感触に満足していた。
219 ◆K.TAI/tg8o :2006/08/29(火) 03:09:41 ID:???
次号 「納得」
220シニア ◆sCutYiQeNI :2006/08/29(火) 03:10:35 ID:???
ugo大人気!
221おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/08/29(火) 08:20:58 ID:???
キタ━━━ヽ(・∀・)ノ━━━━!!!
222おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/08/29(火) 14:52:27 ID:???
うごのカッコよさに嫉妬
223携帯ショボーン ◆SoBON/8Tpo :2006/08/29(火) 15:22:33 ID:???
  ∧ ∧
ヽ(´・ω・)ノ
224ヽ(`Д´)ノウワァァン!! ◆iPUllXxNJU :2006/08/29(火) 15:30:52 ID:???
したげと
225おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/08/30(水) 00:55:32 ID:???
お疲れ様です♪

「納得」この後すぐヽ(・∀・)ノ
226シニア ◆sCutYiQeNI :2006/08/30(水) 02:18:28 ID:???
やたー!2日連続掲載やー!
227ラチルメチル ◆alt/St/.J. :2006/08/30(水) 09:13:25 ID:???
うごがやばいかっこいい。

激しく乙ですぜ!!(^ω^*)
228おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/09/01(金) 00:48:28 ID:???
「納得」
このあとすぐ!
229おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/09/01(金) 00:54:39 ID:???
ガッテン!
230おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/09/01(金) 00:57:28 ID:???
ショーチノスケ!
231おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/09/01(金) 01:31:09 ID:???
イッサイガッサイ!
232おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/09/01(金) 01:32:07 ID:???
ヤッサイモッサイ!
233おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/09/01(金) 01:35:56 ID:???
ドントコーイ!
234 ◆K.TAI/tg8o :2006/09/01(金) 01:42:32 ID:???
ホントに一回ですか。それは怖い
235 ◆K.TAI/tg8o :2006/09/01(金) 01:43:04 ID:???

234 ◆K.TAI/tg8o sage New! 2006/09/01(金) 01:42:32 ID:???
ホントに一回ですか。それは怖い
236シニア ◆sCutYiQeNI :2006/09/01(金) 01:45:19 ID:???
本当にびっくりしました。何言いだすんかと
237 ◆K.TAI/tg8o :2006/09/01(金) 01:48:18 ID:???
謝るつもりはサラサラねえ
238おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/09/01(金) 01:51:42 ID:???
謝罪してる暇があったら掲載しろい!
239おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/09/01(金) 02:42:09 ID:???
CMはいりま〜す
240おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/09/02(土) 02:32:53 ID:???
続きはまだかああああああああああああ!!!!
241おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/09/02(土) 02:34:40 ID:???
作者取材の為休載します
242おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/09/03(日) 01:05:18 ID:???
ここでファン必見のスペシャル企画
携帯先生に気になる質問をしたいと思います
243おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/09/03(日) 01:55:05 ID:???
いよっ、待ってました!!!11!!
244おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/09/03(日) 01:58:39 ID:???
ぱぱのきらいのたべものわなんですか?

(5さい)
245おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/09/03(日) 02:05:48 ID:???
またなおみちか
246おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/09/03(日) 02:09:04 ID:???
なおみちじゃないよ
247おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/09/03(日) 02:09:25 ID:???
なおゆきかもよ
248おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/09/03(日) 02:12:22 ID:???
ちがうよ
249おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/09/03(日) 02:12:38 ID:???
じゃあひろし
250おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/09/03(日) 02:13:13 ID:???
し、質問は小説に関する事のみでお願いします!
場合によっては会見を中止させていただきます!
251おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/09/03(日) 02:28:38 ID:???
─────連載10回目になりましたがこれからの見所は?
252おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/09/03(日) 02:29:27 ID:???
Lコテはこんにゃくノートで殺されたんですか?
253シニア ◆sCutYiQeNI :2006/09/03(日) 02:35:11 ID:???
先生が来ない件

>>252
あれ?
254おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/09/03(日) 02:47:58 ID:???
休載\(^o^)/
255 ◆K.TAI/tg8o :2006/09/03(日) 02:52:10 ID:???
>>251
どうやって高校編入るのか?
中学校編って何やるつもりだったっけ?
かしわぎ目立ちすぎじゃね?

など多数!
>>252
あれ?
256 ◆K.TAI/tg8o :2006/09/03(日) 02:57:43 ID:???
今50%くらいです。高校入ったらトントンって行く(ハズ)なんでしばし御待ちを
257おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/09/03(日) 02:59:22 ID:???
わーいキャイキャイ
258おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/09/03(日) 03:00:06 ID:???
>>253>>255
これかって小説に関する質問やん
259(´・ω・`)まりあ ◆BvRWOC2f5A :2006/09/03(日) 03:04:57 ID:???
これは1本とられましたね
260おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/09/04(月) 01:01:09 ID:???
米とマイはどっちのキャラで出してくる気なんだろう
261おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/09/04(月) 02:11:24 ID:???
マイじゃね?
262 ◆K.TAI/tg8o :2006/09/04(月) 02:18:41 ID:???
女キャラってやること無いんですよね基本的に
263おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/09/04(月) 02:22:21 ID:???
好きなキャラは?
264 ◆K.TAI/tg8o :2006/09/04(月) 02:26:19 ID:???
甲子園の中なら・・・蟹さんと伝様。まだ出ませんけど
265おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/09/04(月) 02:26:49 ID:???
出てないのにwww
266おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/09/04(月) 02:28:48 ID:???
米とマイは双子キボン
267おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/09/04(月) 02:50:54 ID:???
そろそろくるかな?
268おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/09/04(月) 03:07:26 ID:???
dkdk
269 ◆K.TAI/tg8o :2006/09/04(月) 03:16:00 ID:???
page.11 「納得」


3戦目はかしわぎの先発。

4回まで投げ切り、被安打はわずかに1。二塁を踏ませない相変わらずの好投であった。
本人としてはアピールの為にも完投したかったのだが、エロイ人に交代を告げられ、
5回からNEOにマウンドを譲ることとなった。
NEOは形容し難いやる気のないスタイルではあるが、要所を締めるピッチングで2イニングを
無失点に抑えた。

そして最終回の7回、「慣れ」のためにKIRAが今大会初めてマウンドに上がった。
場内に一瞬どよめきが走る。リトルリーグの成績においては全くの無名といっていい程の選手であるが、
彼の寒気がする程の完璧なピッチングは当時より一部大人達の注目の的であった。

同時にキャッチャーもデブからキラヲタに交代した。
これは監督の配慮でありKIRAからの要望でもあった。意気揚々と守備に就くキラヲタとは正反対に、
全く表情を崩さずKIRAは投球練習を始めた。

ココリコ 「あれだけ見ても分かるヤツには分かる。まるでセンスの塊だ」
ホッカル 「もっと練習と経験を積めばこのホッカルさんでも打つのは難しいかも知れんな」
ココリコ 「それだけに惜しいですね。彼に一試合投げさせたらどんなことになるか」
ホッカル 「そいつは言いっこ無しだぜ。もしかしたらスタミナと引き換えに持って生まれた能力かもな」

スタンドで見学に駆けつけていた二人は惜しみなく後輩を褒め称えた。
270 ◆K.TAI/tg8o :2006/09/04(月) 03:17:07 ID:???
プレイの声がかかる。

緊張の色など微塵も見せないKIRAは淡々と投げ、この回最初のバッターであるグロロを三球三振に仕留める。
三球とも全て外角低めストライクゾーンギリギリいっぱい・・・・・・・・・寸分狂いなく同じコースへ。

グロロ  「・・・・・・・!」
たんこ  (手が出せなかったか・・・・・・・・・・)
LOOP  「さすがだね」
かしわぎ 「・・・・・・・・・・・・!!」

簡単に1アウトを取ったKIRAは、続く3番のこにーたからも三球三振を奪う。
今度は内角高めへ、そしてまたしても全て同じコースで。

こにーた 「ち、ちくしょう」
エロイ人 (スイングすら許さないとはな・・・。こいつは想像以上だ)
鬱井   「凄すぎて言葉が無い・・・・」
おっかけ 「キラヲタもただのストーカーかと思ったらなかなかやるじゃねえか。あんなサインを堂々と出せるとはな」

球威、投球術、精神力全てにおいて文句のつけようが無いKIRAであるが、最大の武器は針をも通すほどの
絶妙に正確なコントロールである。
トラウマともいえる唯一の欠点、絶望的な体力不足は短いイニングでは全く問題にならなかった。

キラヲタ   (やっと居場所が見つかったねKIRAタソ)

行くチームのほぼ全てのキャッチャーに愛想を尽かされていたKIRAであったが、最後まで練習に付き合って
いたのがこのキラヲタであった。表面上では常にぶっきらぼうなKIRAだが、自らキャッチャーにキラヲタを申し出るあたりは、
彼なりの感謝の意を示していたのかもしれない。

たんこ  「こいつが幻のエースと呼ばれたKIRAか・・・・・」

ugougoのタイムリー、オメガとおっかけのアベックホームランなどで既に試合は決まっていたが,
4番たんこの目は死んでいなかった。
271 ◆K.TAI/tg8o :2006/09/04(月) 03:18:17 ID:???
たんこ  「むざむざと敗れるわけにはいかない。せめて爪跡くらいは残してやるぜ」
キラヲタ   「当てることができればな」

皮肉を言うキラヲタを睨みつけ、バッターボックスに立つ。
何とか一矢報いてやろうと燃えるたんこであるが、打席で見るKIRAの球は想像を遥かに超えていた。

たんこ  (こ、ここまでギリギリのコースに投げてくるとは・・・・!
      ・・・だが、俺を舐めすぎだ。ここに来てまだ同じコースに投げてくるとはな。次は打つ・・・・・!!)

それまでの打席同様にKIRAは二球とも同じコースに放っていた。
キラヲタはニヤリと笑い最後のサインを送った。そしてその一球・・・・・・・

たんこ  「!! なんだとっ・・・・・・・・」
ホッカル 「ぬっ!」
ココリコ 「これは・・・・・・!!」

最後の一球は外角高目から内角低めへ大きな弧を描いてキラヲタのミットに収まった。鋭く大きい変化にタイミングが合わず、
たんこのバットは空しく空を切った。

おっかけ 「すげえ!!」
ugougo   「ここでカーブかよ!!」
たんこ  (そういう・・・・性格か・・・・)

最後のアウトを取り、ここで初めてKIRAが笑顔を見せた。

KIRA (・・・・・まぁ、悪くないかな・・・)
272 ◆K.TAI/tg8o :2006/09/04(月) 03:19:02 ID:???
自分なりの感触を掴みベンチに戻ったKIRAを祝福の声でナインが迎える。

かしわぎ 「ま、まぁまぁですね。お疲れ様です」
ugougo  「乙」
鬱井   「本当に凄い!凄すぎる!!」
おっかけ 「感心ばっかりしてるんじゃねえよ。午後はお前の番だぜ?」
鬱井   「解ってる!なんだか燃えてきた!!」
エロイ人 「ナイスピッチ」
KIRA  「有難うございます」
エロイ人 「次もイケるか?」
KIRA  「一回なら」
エロイ人 「だ、そうだ鬱井。勝てば決勝トーナメントだ。KIRAにシめさせてやれ」
鬱井   「はい!」

初めて見るKIRAの公式戦での投球と、初めて見る吸い込まれてしまいそうな程の笑顔に鬱井の鼓動は高鳴る一方であった。


そして予選の最終戦────対するは走・功・守の三拍子の揃ったキャプテン・ゲロッパー要する
機動力野球のG中学校。

勝てば本戦出場が決定する大事な試合。いわゆる「入れ込み」状態のまま先発のマウンドにあがった鬱井は、
そのゲロッパーにいきなり初球をランニングホームランにされてしまう最悪の立ち上がりとなった。

おっかけ 「ったく!ホントに不安定やつだな!」
鬱井    「ゴメン・・・・・」
おっかけ 「あっちは得点の7割がたゲロッパーが絡んでるからってLOOPが言ってたろうが。次は気をつけろよ」
鬱井    「うん・・・・」
273 ◆K.TAI/tg8o :2006/09/04(月) 03:19:31 ID:???
気前良く先頭打者ホームランを献上してしまった鬱井だが、その後はなんとか立ち直り味方の援護を待った。
期待に応えたい打線は回を追うごとに調子をあげ、4回には逆に3点差をつける勝負強さを見せた。

(゚U゚).。oO(初回に奇襲は成功したものの、やはり地力では及ばない・・・・・。
      認めざるを得ない。悔しいがこのチームは強い・・・・・。着目すべきは、守備力・・・・・。この点差ではもう・・・)

ゲロッパーを悩ませたのは華中の堅い守備であった。
投手力で遥かに劣るG中はなんとか失点を防ぎたかったが、ここまで毎試合猛打賞のugougoや予選最多打点のオメガを
抑えることはできず、ついに試合を諦めてしまった。

(゚U゚).。oO(スピードスターズのねるね・・・・・「全ての打球を殺せる男」・・・・。体の細胞自体が柔らかい素材で
      できているとしか思えない・・。加えてミスの少ないショートのugougo・・・。
      センターから適切な守備指示を出せる強肩LOOP・・・・。そして、あの鬱井という投手・・・・。
      これらをウチで崩す事は不可能だ・・・・・・。これだけの要素が揃っていれば・・・・・・・)

分析好きなゲロッパーの予想通り、G中は流れをつかんだ華中に追いつくことは出来なかった。
最後はKIRAが3戦目同様わずか9球で全員三振に仕留め、ゲームセットとなった。

かしわぎ 「一失点のナイスピッチングでしたね、はは」
鬱井   「くっ・・・」
KIRA  「お前だけだぞ、点取られてるの」
鬱井   「ううっ」
エロイ人 「まぁ、及第点・・・か。これで本戦だ。どうせなら優勝してこい。お前らならできる」
おっかけ 「もちろん!」
鬱井   (くそっ 今日は居残り特訓だ!)

くやしいが事実は事実。仕方ない。LOOPに試合中のメモを見せてもらって少し反省しよう。
解散の声がかかると、鬱井は真っ直ぐに近所のグラウンドに向かっていった。
274 ◆K.TAI/tg8o :2006/09/04(月) 03:20:13 ID:???
次号 「宣言」
275シニア ◆sCutYiQeNI :2006/09/04(月) 03:23:48 ID:???
起きててよかった・・・・・・・・!

げろっぱの顔文字ワラタ
てか展開ハヤーイ
276おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/09/04(月) 03:35:33 ID:???
きたあああああああああああああああああああああああ
277おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/09/04(月) 03:56:18 ID:???
うおおおおおおおおおおおおおおおおおもしれえええええええええええ
278おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/09/04(月) 10:21:14 ID:???
>体の細胞自体が柔らかい素材でできているとしか思えない・・。


wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
279おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/09/04(月) 16:48:37 ID:???
再確認した。
やっぱり私は鬱井とKIRAとおっかけと携帯とつりりんとキラヲタを愛してる。
280携帯ショボーン ◆SoBON/8Tpo :2006/09/04(月) 17:06:17 ID:???
┃ ∧
┃ω・)
┃o)

女性コテはマネージャにするしかないからなかなか出せないとでつねぇ…
281ノワワ:2006/09/04(月) 17:17:30 ID:???
すかさずしたげと
282おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/09/04(月) 23:55:59 ID:???
Lコテ&ラチマダー
283 ◆K.TAI/tg8o :2006/09/05(火) 00:26:32 ID:???
>>273
× スピードスターズ
○ 粉末スターズ

ですよね
284おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/09/05(火) 00:34:44 ID:???
ジャンプの巻末コメントでよくある風景
285 ◆K.TAI/tg8o :2006/09/06(水) 01:38:13 ID:???
[修正  てか入れ忘れ設定]


KIRAは左投げです
286シニア ◆sCutYiQeNI :2006/09/06(水) 02:10:16 ID:???
170校エントリーしてるんですよね?
287 ◆K.TAI/tg8o :2006/09/06(水) 02:14:28 ID:???
は、はい
288シニア ◆sCutYiQeNI :2006/09/06(水) 02:16:56 ID:???
あ、いいです・・・解決
289おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/09/06(水) 13:22:52 ID:???
KIRAは左投げ…・左利きってなんか萌える(;´Д`)ハァハァ
290きゃべt ◆NO.6//UlHQ :2006/09/07(木) 20:56:03 ID:???
(´・ω・`)小畑タイーホされたけど…アニメ中止にはならないよねぇ…?
291おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/09/08(金) 23:47:34 ID:???
「宣言」この後すぐ

チャンネルはそのまま!
292おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/09/08(金) 23:55:16 ID:???
映画監督死亡とか…
293シニア ◆sCutYiQeNI :2006/09/09(土) 01:44:16 ID:???
まだかなー
294おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/09/09(土) 02:24:00 ID:???
おまたせしましたヽ(・∀・)ノ
「宣言」どうぞー
295ゲロッパー ◆PBbFWSmITA :2006/09/10(日) 23:06:27 ID:???
(゚U゚).。oO(・・・・・・分析好き・・・・・)
296 ◆ugougo.EKs :2006/09/10(日) 23:09:55 ID:???
げろっぱkt
297ゲロッパー ◆PBbFWSmITA :2006/09/10(日) 23:17:47 ID:???
(゚U゚).。oO(相変わらず素早いウゴ・・・そんな君を挟んでみせる・・・!)
298 ◆ugougo.EKs :2006/09/10(日) 23:26:34 ID:???
じゃあ挟み返してやるう
299おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/09/12(火) 02:45:54 ID:???
てんてーがんばってください(10才 不登校児)
300おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/09/12(火) 11:13:35 ID:???
天帝・・・・かっこいい
301しろ:2006/09/12(火) 11:30:52 ID:kLy6z4p5
お初。
打ち込み遅いですわ(´∀`)

302おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/09/13(水) 16:46:33 ID:???
まだかにゃー
303シニア ◆QWX.P3JUOI :2006/09/14(木) 01:53:16 ID:???
ま・だ・か・にゃー
304泥犬:2006/09/15(金) 01:05:06 ID:???
・・・・・・・・
305おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/09/15(金) 23:11:16 ID:???
先生そろそろ・・・
306おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/09/15(金) 23:13:20 ID:???
明日早々ってことは日が変わってからじゃないのか
307 ◆K.TAI/tg8o :2006/09/15(金) 23:46:15 ID:???
page.12 「宣言」


LOOP  「────後半になるにつれ、疲れと共に段々とヒジが下がってきてるね。」
おっかけ 「制球も乱れる」
ugougo  「球威はそれほどダウンしないけど、打ちごろの球が増えるってことか」
鬱井    「うーん…」

試合後に「華公園」へ集合したメンバーは、今日の試合の反省会を行っていた。
こんにゃくしゃの差し入れのレモンの蜂蜜漬けをかじりながら、話題は主に鬱井の投球フォームについて。

LOOP  「まあ、絵にするとこんな感じかな。ttp://p.pita.st/?m=caxpw5xh
こんにゃく「お上手ですねー!」
おっかけ 「うめえなあ。解りやすい」
鬱井    「あー・・・・・・・なるほど」

その場で描いたものとは思えないほど写実的に描かれた絵を見ながら、鬱井は考え込んでしまった。
球速を落とさずに制球力を長いイニング投げ抜くには、やはり練習の積み重ねしかないだろうか…。
それとももう一度フォームを・・・・・・・

ugougo   「チェンジアップはそこそこ効いてるな。速球の威力が倍増してる」
おっかけ 「アレだって教わったのが394監督じゃなかったら使わなかったろ?」
鬱井    「う、うるさいなあ」
LOOP  「あ、今のフォーム良いね。」

その後4人は遅くまで自主練習を続けていた。こんにゃくしゃはその傍らでお茶をすすりながら一番星に祈った。

(どうかみんなが優勝できますように・・・・・鬱井くんの夢が叶いますように・・・・・)
308 ◆K.TAI/tg8o :2006/09/15(金) 23:47:03 ID:???
エロイ人 「本戦は、大会前に発表したスタメンで行く」

試合前のミーティングで、エロイ人はナインに基本戦略を伝えた。

エロイ人 「トーナメントは予選までの7回ではなく9回まである。先発は基本的にかしわぎ。コンディションや
      試合経過を見て中継ぎに鬱井。3点差以内であれば9回はKIRAに投げてもらう」
      「はい!」
エロイ人 「俺は世辞や気休めなど言わない。今回優勝チームに一番近いのはお前たちだ。
      もちろんお前たちより良い選手はたくさんいるし、俺より良い指示を出す監督だっている。
      だが間違いなく、お前たちが最もバランスが取れたチームだ」

エロイ人は一呼吸おいて続けた。

エロイ人 「だから優勝して来い。以上だ」
      「おお!」


G中のゲロッパーの分析の通り、華中の最大の武器は投手力を含めた総合的な守備力であった。

内・外野共にエラーは少なく、要所において好プレイが光っていた。
ugougo──ねるね の二遊間は全チームで最も突破が難しいと好評価され、外野陣ではセンターLOOPの指示による
独特のポジショニング「吊ゾーン」からはポテンヒットすら奪うことは難しかった。


そして投手陣の継投策は見事に的中する。


それぞれタイプの異なる投手は、交代する度に敵を翻弄した。

エースに任命されたかしわぎは、ベスト16から始まる本戦においてはさすがに毎試合無失点というわけには
いかなかったが、それでも常に抜群の安定感を見せた。
309 ◆K.TAI/tg8o :2006/09/15(金) 23:48:07 ID:???
基本的に6回若しくは7回からは鬱井の出番となる。
点差に関わらずリードさえしていれば登板となるあたり、それなりに信頼されているものと
考えて良さそうである。
途中交代した場合、それまでのかしわぎより一段球速が上がるため、相手打者は掴みかけたタイミングを
ここでもう一度見失うハメとなる。

そして最終回に3点差以内であれば、満を持してKIRAの登場となる。

これまで一本のヒットすら許していない守護神を前にし、敵は半ば諦めの境地に達することとなる。
大会後、一気に知名度がハネ上がることとなる華中の中で、プロスカウトすら注目する彼のピッチングは
最後までついに一安打も打たれる事が無かった。

また、大量得点こそないものの、打撃陣も好調である。

一番のugougoは大会No1の出塁率(.650)を誇り、二番のねるねは確実に得点圏にすすめる。
チーム最多打点のオメガを含むクリーンアップは高確率で一点ずつ奪っていく。
まるで教科書のようなパターンでじわりじわりと敵を突き放しにかかっていくスタイルであった。

ひたすら順調に勝ち進んで行った鬱井たちはついに決勝の舞台に立った。

相手は「走れる4番エース」パシリ擁する走中。スタメン全員が陸上部並みの走力を持つ強豪である。

走中は初回から、連戦の疲れが抜け切らないかしわぎをバント攻勢でねちっこく体力を奪ってゆく。
一進一退の攻防が続く中、4回に完全にスタミナの切れたかしわぎからついに2点一気に奪い逆転となったところで
早々に鬱井の登板となった。

通算の玉数がまだまだ少なく元気いっぱいの鬱井にチェンジしたところで、走中はそれまでのバント作戦をヤメ、
通常の攻め方に戻った。
310 ◆K.TAI/tg8o :2006/09/15(金) 23:48:58 ID:???
おっかけ 「・・・・・ナメられてるな」
鬱井   「あ、やっぱり?」
おっかけ 「最初からお前と勝負するつもりだったようだなあちらさんは」
鬱井   「・・・・・大丈夫。今日は凄く調子がいいし」
おっかけ 「まぁ、フィールディングはかしわぎよりお前の方がいいから、逆にバントで来てくれた
      方がありがたいくらいなんだけどな」
鬱井   「体力もあり余ってるしね。8回まで全力でいくよ」
おっかけ 「よし来い」

言葉の通り、この日絶好調だった鬱井は今日も奪三振ショーを見せた。
初めて見るスピードに戸惑う走中は、大振りをヤメてミート打法に切り替える。
ポテンヒットや内野安打でも構わない。塁に出さえすれば、盗塁やヒットエンドランなど、
持ち前の機動力をフルに生かすことができるという打算に基づいて。

しかし、これは鬱井の望むところである。

一発病の気がある鬱井にとって、フルスイングではなく「当て」にくるだけのバッティングであれば
バックを信頼してコースより球速、つまり三振を奪うことにより集中できるからである。

鬱井に代わってからの走中の攻撃は完全にカラ回りを始めてしまった。

ここで逆に勢い付き始めたのは華中であった。
7回表に途中出場の5番おっかけが試合をひっくり返す逆転スリーランホームランを放つ。
それと同時に、ブルペンで投球練習を始めたKIRAの姿を認めると、走中の勢いは完全に沈黙してしまった。

エロイ人 「決勝だしな。KIRAは今日2イニング投げてもらう」
KIRA  「大丈夫、いけます」
ugougo  「この裏はしっかり抑えろよ鬱井」
鬱井   「任せて」

自分でも怖いほどの絶好調ぶりだった。
おっかけのリードに全て任せ、ただ、全力で投げぬいた。自己の心身の充実さを感じながら。
311 ◆K.TAI/tg8o :2006/09/15(金) 23:50:35 ID:???
そして事件は起こった。

7回最後の打者パシリに対して放った鬱井の渾身のストレートが大会新記録の球速をマークしたのだ。

パシリ  「なっ・・・ばっ・・・・!」
おっかけ 「つっ・・・・・てぇ・・・・・・・・!」
KIRA   「・・・・・・・・!!!」

騒然とする場内。
全くのノーマークだった選手が実に18年ぶりに記録を更新し、ある種の冗談のような空気が会場を包んでいる。
無責任に騒ぐヤジウマの声が耳に入っていないような鬱井は、ゆっくりと肩で息をしながらベンチに下がっていった。
一番拘っていた球速という分野で狂喜して然るべき結果を出した鬱井は、意外にも笑顔では無くどことなく納得いかない様子である。

鬱井   (今の球・・・・・・本当に僕が投げたのか・・・・・・?)

一方、ベンチでは拍手喝采で迎え入れてくれた。

ugougo  「すげぇ速かったぞ!127キロだとさ!!」
かしわぎ 「・・・・・正直悔しいですね。でもイイ球でしたよ」
鬱井    「ありがとう。でも変なんだ…なんか体が」
おっかけ 「受けてて俺も変な感じがした。これまでの自己記録を大幅に上回っているしな」
鬱井    「どうもしっくりこない。これがまぐれってやつかな」
こんにゃく「まぐれでも凄かったです!カッコ良かった・・・・・・!!」

突然体に力がみなぎってきた・・・・というべき・・・なのか・・・・・?
あの時の感覚がどうしても思い出せない。近い表現は「火事場のクソ力」・・・かな・・・・・。
とりあえずこんにゃくが喜んでくれてるみたいだしまあいいか・・・・・。

一旦思考を停止させる鬱井。・・・・そして逆に考え込むKIRA。

KIRA   「鬱井・・・・・・・いや・・・なんでもない・・」
鬱井   「? あぁ」
312 ◆K.TAI/tg8o :2006/09/15(金) 23:51:47 ID:???
KIRA   (今まで120キロ未満だったモノが急にあそこまで速く・・・・・?その一球だけだとしても・・・・だ・・・。
       まぐれで片付けられる物なのか・・・?それに・・・・・・・・・・・・・)

見事なスピードに素直に感心したKIRAである。が、気になるのは・・・・・・

KIRA   (鬱井の体の周りに見えた・・・・・そう、蒸気のような何か・・・。誰もそのことに言及しないようだが
       みんなは見えなかったのか・・・・?それとも俺の錯覚だったのか・・・・・・?)

エロイ人  「よし。よく抑えたな。あとはつまらないミスをしないようにゆっくりと詰めていけ」
全員    「はい!」

エロイ人  (そうか・・・・・・・・あいつの記録を超えたか・・・・・・・・・・・つらい道を歩む事になるな・・・・・・・・・・)

8回からはKIRAがマウンドにたったが、既に走中は戦意を失っているように見える。
それでもKIRAは全力で仕留めにかかり、なんと6連続三振を奪う完璧な抑え役を果たした。

     「優勝だ!!!!」

マウンドにかけよるナイン。大盛り上がりのベンチ内。
最後の礼を終えても、勝利の感触を確かめるようにメンバー達はグラウンドから去ろうとしなかった。

     「かしわぎとKIRAのコメントを!」
     「ugougoは外すな!全試合猛打賞だ!」
     「オメガが無口!?なんか喋らせて来い!!」

記者団はコメントを取るべく慌しく動き始める。
大会MVPにはかしわぎが選ばれた。記録更新者の周りも流石に記者が群がっているが、どうやら本命は
やはりMVP選手のようである。
確かに自分でもあまり自覚の無い一球だった事は事実だが、ただのまぐれと思われるのもなんとなく面白くない。
出身チームや経験年数など形式的な問答を終えるとハケてしまう記者達を見ながら鬱井は少しムクれていた。
313 ◆K.TAI/tg8o :2006/09/15(金) 23:52:32 ID:???
レポ子  「編集長!ウチは鬱井君で特集組みましょう!」
わんたん 「本気か?確かに球速の記録更新はおもしろいが、無難にかしわぎやキャプテンのugougoにしたほうが」
レポ子  「今なら他誌はそっちに流れます!この子は絶対伸びます!私のカンは当たるんですから!」
わんたん 「・・・・まぁどうせ一年生大会の記事などそれほど世間は感心は無いだろうしな。好きにしろ」
レポ子  「こういうのは早めに接近しておいたほうが後々やりやすいじゃないですか!
      ではコメント取って参りますねえええええ!」

鬱井が心持ちいじけている間に、一人のテンションの高い女性記者が鬱井にマイクを差し出して来た。

レポ子  「初めまして!ONE-TIMEのレポ子と言います!よろしくね!」

東京都だけで行う大会のため、集まった新聞社の殆どがローカル誌であるが、ONE-TIMEはその中の数少ない全国紙。
当然鬱井も知っているのだが、まさかこんなに大きな所から声をかけられるとは思わなかった。
形式的な質問から始まり、家族構成、好きな食べ物まで事細かく質問される。
あまり女性と接触する機会も無く、そうしてもヲタ的な喋り方になってしまう鬱井にとってはこの質問攻めに
少々辟易していた。

レポ子  「────では、最後の質問です。・・・・ズバリ!将来の夢は!?」
鬱井   「あ・・・あ、あの、・・・・・・・・・・・・・・漫画家でs痛ッ!」

全国紙で恥を撒き散らすまいと後ろで見張っていたおっかけが絶妙のタイミングで鬱井の背中にボールを投げつけた。
物凄い形相だ。

レポ子  「あ、あはは・・・・・」

背中をさすりながら改めて鬱井はマイクに向かって叫んだ。

鬱井   「ぼ、僕の将来の夢は・・・・・・・・・・・・・・・・・こ、ここ甲子園で優勝することです!!!」
314 ◆K.TAI/tg8o :2006/09/15(金) 23:53:23 ID:???
次号 「操作」
315泥犬:2006/09/15(金) 23:55:42 ID:???
パシリwwww
316ハクサイ:2006/09/15(金) 23:59:21 ID:???
イラストwww
つかあの手のビックリマーク久しぶりに見たw
317おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/09/16(土) 00:01:32 ID:???
名前消し忘れたし…
318おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/09/16(土) 00:12:06 ID:???
イラスト付きでわかりやすいね
319おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/09/16(土) 00:24:00 ID:???
イラストうめぇwwwwレポ子うめぇwwww
320 ◆K.TAI/tg8o :2006/09/16(土) 01:35:40 ID:???
7レスにも渡って書いた小説が パシリ・イラスト・レポ子 の3つにしか
触れられない俺の身にもなってください
321 ◆K.TAI/tg8o :2006/09/16(土) 01:36:59 ID:???
思いの他つりりんの絵は好評と。これはいいデータが取れた
322泥犬:2006/09/16(土) 01:40:07 ID:???
じゃあ
中学生で127キ
323 ◆K.TAI/tg8o :2006/09/16(土) 01:43:19 ID:???
不可能じゃあないみたいです。多分
324泥犬:2006/09/16(土) 01:49:21 ID:???
あれ?と思って見直したら最終回が5回だったのは小学校編でした
くそぅ
325おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/09/16(土) 02:05:06 ID:???
わーい読んだ読んだ
326 ◆BECKYxgSRw :2006/09/16(土) 15:34:37 ID:???
わーい わーい
327おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/09/17(日) 01:09:15 ID:???
ベッキーだよー
328 ◆K.TAI/tg8o :2006/09/19(火) 02:16:49 ID:???
9月18日(月)


三連休最後の日。

クソ忙しかった先週に比べればゆっくりできたものの、検診だの嫁の買い物だの敬老の日のプレゼントだの
先輩の訪問だのマイサン用の買い物だのでそれなりに忙しかった。

3日目くらいはゆっくりしようと思ってたが、「白樺の木を切って欲しい」とのオファーを受ける事から一日が始まった。

今日の装備
武器:チェーンソー
鎧  :ウィンドブレーカーとハーフパンツ
盾  :レンガ
兜  :伸び過ぎた髪
329 ◆K.TAI/tg8o :2006/09/19(火) 02:18:08 ID:???
なんで・・・・・・・・こんなトコに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
330おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/09/19(火) 02:20:07 ID:???
蟻の大群には気をつけて
ハーパンだと足元からやられるよ
331泥犬:2006/09/19(火) 02:23:08 ID:???
コミックスの合間にあるオマケみたいなアレですね^^
332 ◆K.TAI/tg8o :2006/09/19(火) 02:34:08 ID:???
>>330
刺されたらヤバそうな毛虫が居ました
>>331
以上、巻末のお言葉
333チムム:2006/09/20(水) 02:29:27 ID:???
ξ*‘∇‘ )ξ ・・・・・・・・・・・・
334おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/09/20(水) 02:40:58 ID:???
武器:チェーンソー



ジェイソン………
335 ◆K.TAI/tg8o :2006/09/21(木) 00:55:05 ID:???
鬱井

右投げ右打ち。投手。
本編の主人公。将来の夢は漫画家のヲタクだが、おっかけの投球とこんにゃくしゃの一言により
突然野球に目覚める。速球にただならぬ拘りを持つ。東京都での一年生大会の球速記録保持者。
フィールディングは抜群だが打撃は苦手。打倒覇毛高を誓う。
────────────────────────────────────────────────
おっかけ

右投げ左打ち。捕手。
鬱井を野球に誘った張本人。強肩が自慢で打撃も良い。粗暴な態度とは裏腹に実は冷静な優秀捕手。
こんにゃくしゃがとにかく大好きであるが節度は守っている。
野球を良く知り、鬱井と共に成長している。
────────────────────────────────────────────────
ugougo

右投げ左打ち。遊撃手。
走・攻・守・モテの4拍子が揃った器用な選手。一年生大会では全打席猛打賞を獲るなど、バッティングに
関しては特に人並み外れた才能を持つが、その分パワー不足という欠点も併せ持つ。
常にファンに囲まれるほどのモテ度は作中No.1
────────────────────────────────────────────────
LOOP

左投げ左打ち。外野手。
データを収集して仲間を助ける頭脳派。打者によって守備位置を的確に変える「吊ゾーン」が必殺技。
表の繊細さに似合わず強肩の持ち主。絵が得意。
グラウンド上では監督のような存在感がある。
336 ◆K.TAI/tg8o :2006/09/21(木) 00:56:19 ID:???
こんにゃく

鬱井に淡い恋心を抱く幼馴染。校内の注目の的になるほどの美人であるが、ひかえめな性格の為、
想いを伝えられないでいる。現在はマネージャー。音楽部と掛け持ちもしている。
夢は意外な事に歌手。
────────────────────────────────────────────────
シニア───??
────────────────────────────────────────────────
ヴィンヴィン──覇毛高対策期間SPHの責任者。
────────────────────────────────────────────────
394

鬱井の小学生時代の恩師。才能のある選手を発掘する事が生きがい。覇毛高と対戦した経験もある。
元投手で得意球はチェンジアップ。鬱井の才能を見抜いているが、同時に弱点も把握しており何かと
気にかけている。
────────────────────────────────────────────────
death

右投げ右打ち。三塁手。
バレ師ターズの元キャプテン。「俺より上手いヤツに会いに行く」と言い残し、覇毛高を倒すための
救世主を探している。現在は神奈川の硬式チーム所属。
────────────────────────────────────────────────
下ネタマスク

右投げ右打ち。投手。
厨房ゴールデンウィークスのエース。重い球と打者の思惑を外す投球術が武器。現在は東京の
硬式チームに所属。
────────────────────────────────────────────────
ペニス   鬱井の小学生時代のライバル、厨房ゴールデンウィークスの4番。他校のグラウンド荒らしが趣味。
おしり
麒麟     厨房ゴールデンウィークスの選手。
メロニアン 
337 ◆K.TAI/tg8o :2006/09/21(木) 00:57:00 ID:???

蟹玉────??
────────────────────────────────────────────────
KIRA

左投げ左打ち。投手。
正確なコントロールと大きく曲がるカーブを武器とする天才投手。しかし2イニング以上は投げられない
ほどのスタミナ不足。日本一の抑え投手を目指す。常に冷静だが、ごく稀に感情的になる。
一年生大会では被安打ゼロという非凡な才能を見せる。
────────────────────────────────────────────────
キラヲタ

右投げ右打ち。捕手。
KIRAとバッテリーを組む。小学生時代に体力が無く爪弾きにされたKIRAを支え続けた立役者。
KIRAに冷たくされる事すら快感に感じてしまうほどのKIRA好き。
────────────────────────────────────────────────
ねるね

右投げ右打ち。二塁手。
元粉末スターズの超ハイテンションなキャプテン。「全ての打撃を殺せる男」と呼ばれるように、
どんな強い打球でも捕球してしまう守備の名人。
体がとにかくやわらかく、バントの名人でもある。
────────────────────────────────────────────────
ぽっぽ

右投げ右打ち。外野手。
元粉末スターズの外野手。ねるねにゾッコンで「常にねるねが見れる位置」としてライトに定着。
やはり守備力は高い。
338 ◆K.TAI/tg8o :2006/09/21(木) 00:57:51 ID:???
かしわぎ

右投げ右打ち。
元ARASHIのエース。球威、コントロール共にバランスの取れた投手。
一年生にしてフォークボールを操る。一年生大会MVP受賞者。
常に目立ちたがり屋で、注目を浴びたいがために打倒覇毛高を志す。
────────────────────────────────────────────────
デブ    捕手。かしわぎの相方。実はかなりの男前。
────────────────────────────────────────────────
テラチキン 外野手。走力に定評がある。
────────────────────────────────────────────────
炎     三塁手。萌え系の発言を連発する。
────────────────────────────────────────────────
オメガ   一塁手。寡黙なスラッガー。一年生大会ではチーム最多打点。
────────────────────────────────────────────────
ホッカル  華中キャプテン。有名な強打者。ウンチクが長いことも有名。
────────────────────────────────────────────────
ココリコ  華中エース。バランスの良い好投手。鬱井達が入部するまで一人でチームを支えてきた。
────────────────────────────────────────────────
エロイ人

華中野球部監督。
元394とチームメイト。年功序列を基本とする優秀な監督。
339 ◆K.TAI/tg8o :2006/09/21(木) 00:58:30 ID:???

たんこ

絵茶中キャプテン。
高打率を誇るもかしわぎとKIRAに完璧に抑えられる。
────────────────────────────────────────────────
ゲロッパー

G中キャプテン。
華中でいえばugougoタイプの万能選手。黒光りした体が特徴。分析大好き。 
────────────────────────────────────────────────
わんたん

全国紙である、「ONE−TIME」の編集長で、野球解説者なども務める
その昔は高校球児だったらしい。
────────────────────────────────────────────────
レポ子   熱血リポーター。鬱井に将来性を感じている。夢はアナウンサー。   
340チムム:2006/09/21(木) 01:04:51 ID:???
ξ*‘∇‘ )ξ キタワァ
341おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/09/21(木) 01:19:12 ID:???
黒光りwwwwwwwww
342 ◆BECKYxgSRw :2006/09/21(木) 22:29:30 ID:???
ウレシスだ!大好きだ!続きはまだか!
343ジェノサイド ◆JENO/C0Bwg :2006/09/22(金) 01:33:51 ID:???
全打席猛打賞???w


正直まじでかしわぎ出過ぎと思うんですけど…
344おっかけ ◆nVeZoznVZo :2006/09/22(金) 01:39:29 ID:???
俺すげえな
で、かしわぎって誰?
345おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/09/22(金) 01:53:04 ID:???
>>344
ジェノの昔のコテ名
346 ◆K.TAI/tg8o :2006/09/22(金) 02:31:25 ID:???
>>343






                             全試合
347泥犬:2006/09/23(土) 01:03:16 ID:???
そういえばイラスト見ました・・・・・・・
348おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/09/23(土) 02:48:00 ID:???
ご感想は…?
349おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/09/23(土) 21:47:46 ID:???
sl;:gsdflsd



rwer;:w



dfsdfsdfs



rwerwerwr


df
gdfgdfgdfg



utyutyutyut



utyutyutyu


350蟹玉 ◆KANi/6qufk :2006/09/24(日) 20:18:39 ID:???
小説で野球って難しそうだね
351蟹玉 ◆KANi/6qufk :2006/09/24(日) 20:20:24 ID:???
つるぷ名義の絵はあれでいいのか…

本当につるぷが描いたのかとドキドキしながら
リンク踏んだのに…(´・ω・`)
352可児玉 ◆KANI/FOJKA :2006/09/24(日) 20:54:42 ID:???
女性コテはマネージャか応援チアかな
353おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/09/24(日) 23:23:45 ID:???
続きはやくうううううううう
354おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/09/24(日) 23:26:08 ID:???
ラチ・Lコテよりも先にこんにゃくしゃさまとレポ子が登場するとは
355インリンオブキモ ハ ゲ ◆mRXWwIKtWw :2006/09/24(日) 23:53:17 ID:???
( ゚Д゚)y─┛~~

こんにゃくしゃさんはカリスマ
356おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/09/26(火) 18:26:51 ID:???
madaka
357赤ゴボウ:2006/09/28(木) 00:10:47 ID:???
ほし
358 ◆K.TAI/tg8o :2006/09/28(木) 00:33:25 ID:???
moutyottodesu
359ゲロッパー ◆PBbFWSmITA :2006/09/28(木) 03:23:42 ID:???
黒光りしながら待つ゚・*:.。.(゜ж゜).。.:*・゜
360おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/09/28(木) 07:22:19 ID:???
しぼんだ黒光り★★
361おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/09/28(木) 13:32:06 ID:???
早くその黒光りしたやつをぶち込んで!
362ゲロッパー ◆PBbFWSmITA :2006/09/30(土) 05:19:38 ID:???
・・・こんなところでレスが止まってると何だか気が引けます゚・*:.。.(゜ж゜).。.:*・゜
363おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/10/04(水) 02:23:28 ID:???
cyotto hayakushiteyo
364おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/10/04(水) 02:27:23 ID:???
so death yo ne
365おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/10/04(水) 02:37:20 ID:???
honto honto hayakushiteyo
366おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/10/04(水) 02:40:29 ID:???
hayakusiteyo nanisiterunoyo
367おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/10/04(水) 02:42:06 ID:???
pun pun =3
368おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/10/04(水) 02:42:51 ID:???
nanisamano tsumorinano
369おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/10/04(水) 02:44:21 ID:???
mada-
370 ◆K.TAI/tg8o :2006/10/05(木) 00:37:32 ID:???
九宝瑠璃子さんまで見ていらしただなんて

今がんべってます。まだしばしお待ち下さい
371おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/10/05(木) 00:41:44 ID:???
がんべれがんべれ!
372泥犬:2006/10/05(木) 00:57:44 ID:???
クルクルクルクル━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
373おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/10/05(木) 00:59:25 ID:???
早くキテッ!!!
374おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/10/05(木) 01:00:01 ID:???
カモーンカモーン
375泥犬:2006/10/05(木) 01:01:26 ID:???
931 ◆K.tai/y5Gg sage New! 2006/10/05(木) 01:00:12
あの・・・・・・・・甲子園スレで待ってる人たち・・・・・・・・・まだですってば・・・・・・・・・・・今日は・・・・・・・・・・



コネ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
376おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/10/05(木) 01:01:58 ID:???
kikoenai kikoenai
377おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/10/05(木) 01:03:02 ID:???
sagida
378おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/10/05(木) 01:03:56 ID:???
damasitanone hidoi hidoi
379おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/10/05(木) 01:14:36 ID:???
kanekaese!
380おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/10/05(木) 01:18:55 ID:???
sagida 2ch ni kakikomuzo!
381おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/10/05(木) 01:27:59 ID:???
souda souda〜 2ch de iifurashiteyaru!
382おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/10/05(木) 01:34:23 ID:???
maturi no yokan!
383おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/10/05(木) 01:35:49 ID:???
kaijouha dokoda
384おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/10/05(木) 01:40:42 ID:???
【冨樫2世】携帯休みすぎだろ【また休載】
385おっかけ ◆nVeZoznVZo :2006/10/06(金) 01:48:26 ID:???
まだ?
386 ◆K.TAI/tg8o :2006/10/07(土) 01:31:17 ID:???
page.13 「操作」


「弟杯、制したのは華刷中学校」
「エースかしわぎ、フォークで掴んだMVP」
「脅威の安打製造機ugougo」
「18年ぶりに記録更新!速球王鬱井!」

普段話題に餓えている東京都のローカル新聞各社はこぞって弟杯の様子を書き連ねた。
自分達について書かれた記事に選手たちは歓喜し、ここぞとばかりに買い込んだ。

そんな中、一際大きな荷物をもって鬱井が部室に現れた。

おっかけ 「お前、全部買ったのか!!」
LOOP  「ONE−TIMEだけあんなにたくさん・・・・・。」
KIRA  「道化だな」
鬱井   「うるへー」
ugougo  「記念といえばまぁ記念か」
ねるね  「しっかり『夢は漫画家?』って載っちゃってるじゃんか!!」
おっかけ 「ばっ・・・・」
ねるね  「でも甲子園優勝を誓うとかってちゃんと書いてあるね」

エロイ人 「宣戦布告ご苦労だったな」
鬱井   「う・・・すみません・・・」
ホッカル 「優勝おめでとう。やるなお前ら見事だったぜハァハァ」
おっかけ 「あ、監督に主将、ちわーッス!」
ホッカル 「よし、じゃあこのままミーティングやるぞ。ホッカルさんの周りに集合しろ」
全員   「はい!」
エロイ人 「それにしてもタイミングがいいのか悪いのか・・・・・・」
鬱井   「?」
387 ◆K.TAI/tg8o :2006/10/07(土) 01:32:21 ID:???
エロイ人の言うタイミングとは世論について、である。


創立以来、無敵の強さを誇る覇毛高だが、当初より、敵の精神力すらどん底に突き落としつつ勝利していく様に
当然のことながら非難は集中していた。

実力差を良い事に敵を煽り、小バカにし、辱めるプレイスタイルが定着して以来、日本中が覇毛高を「悪」とし、
対戦相手はマスコミによって悪に立ち向かうヒーローの如く祭り上げられていた。
しかし、全国の猛者達は一度としてこの「悪」を倒すことは適わず、ルール違反をしているでも無い彼らを
いつしか公然と非難することは出来なくなっていた。

やがて「分家」である姉妹校の和歌覇毛高が設立されると、覇毛高は夏の全国大会以外の公式戦を全て
辞退し始めた。

最も盛り上がる夏以外限定とはいえ、優勝旗を手にする機会を与えられた全国の高校は当初これに歓喜した。
しかし、代わって立ちはだかったのは「覇毛高の三軍」こと和歌覇毛高であった。
覇毛高のように一方的な試合展開とはならないまでも、全国を制するのは夏以外は常に和歌覇毛高であった。
本家はおろか分家にすら勝利することが出来ず、どうやっても越えられない壁を前に球児達はバットを置き、
やがてグラウンドを去り始める。

野球人口は激減し、盛り下がるところまで堕ちに堕ちた昨今、二年前の覇毛高監督交代をきっかけに
球界にある変化が起きていた。
公の場には殆ど姿を現さず、コメントすらロクに残さない従来と違い、新監督は少しづつメディア進出を始めていた。
そしてその都度、マスコミに対し「覇毛高こそが正義」と連呼し、今後は理想的な野球界を再建するとだけ説き始めた。
388 ◆K.TAI/tg8o :2006/10/07(土) 01:33:30 ID:???
詳しい内容は発表されず、しかし放っておくわけにもいかないマスコミはやがて覇毛高を追いかけるようになっていった。
結果、テレビや雑誌でたびたび特集が組まれ、それは自然と世間の関心を引くこととなり、やがて少数ではあるが
ハッキリと「勝ち続けている覇毛高こそ真の意味で王者である。他校はこれを見習うべき」などと書きたてる雑誌社も
ついに現れ始めたのである。


そして現在──────── 一度は冷え切った高校野球の人気は再び熱を帯び始めてきた。

ただし、野球をプレイする人間が増えたわけではない。
世間は「覇毛高がいかなる手法でどの様な勝ち方をするのか」といった不謹慎ともいえる、ある種野次馬的な
関心を寄せ始めていた。


エロイ人 「覇毛高に対して、数年前までと現代では少々世間の見る目が変化してきている」
鬱井   「それは・・・・・・なんとなく感じます・・・・・」
エロイ人 「グリズリーのいる檻の中に入れられた生餌がもがく様を見るような・・・・・・・・
       そんな残酷な視線で甲子園を見る輩も増えてきた」
おっかけ 「一年だけでコールド勝ちさせたり、打順をデタラメに組まれたり・・・・・そんなモノを
       面白がって観る人間の気がしれねえよ」
エロイ人 「マスコミの影響が大きい部分ももちろんあるが・・・・・・・・・
        こう・・・・・・作為的なモノすら感じるんだよ。俺はな」
LOOP  「世論をコントロールしようとしているって事ですか・・・・・?そんな事できるハズが・・・・・。」
エロイ人 「現段階では分からん。しかし、よからぬ事を企んでいる気がしてならないがな。
       まぁ個人的には鬱井の宣戦布告はいいタイミングだと思っている。
       現代では公然と『甲子園優勝が夢』などと言うヤツはいないからな。昔では当たり前の事だったが」
389 ◆K.TAI/tg8o :2006/10/07(土) 01:34:35 ID:???
鬱井   「目を付けられたらどうしよう・・・・」
エロイ人 「間違いなく見られているさ。まぁ気にする事は無い。それより、今は自分の実力を上げる事に専念するんだな」
鬱井   「は、はい!」
エロイ人 「3年最後の大会があるし、練習は一軍メインになってくる。自主トレは欠かすな」
鬱井   「もちろんです」

一呼吸ほどおいて、エロイ人は続けた。

エロイ人 「それと今年はキズナ杯もあるし、忙しくなるぞお前ら」
ugougo  「キズナ杯?」
ホッカル 「Baseball Boys Cup。通称キズナ杯。三年に一度都内で行われる中学生の軟式・硬式チームの
       トーナメント式交流戦だ。軟式からは夏大会のベスト4以上が参加条件で、計8チームが選出される。
       まぁお祭りだな」
おっかけ 「うへえ・・・・・そりゃすげえや。ルールは?ボールは?」
ホッカル 「ボールは軟式を使用する。ルールもそのまま軟式の公式ルールだからむしろ硬式チームのが不利だな」
ココリコ 「何年の時にこの大会に当たるかは入学のタイミング次第。一度は経験する事にはなるけどね」
エロイ人 「硬式のほうは4チーム既に決定している。優勝候補は・・・・・・・・・」
ホッカル 「『蝶サイコー』・・・・ですね。圧倒的に」
鬱井   「蝶サイコーってあの・・・・・」
ホッカル 「そう。蟹玉だ」

ピクッ とKIRAが反応する。
390 ◆K.TAI/tg8o :2006/10/07(土) 01:35:45 ID:???
おっかけ 「蟹玉・・・・か・・・。KIRA・・・・・・」
KIRA  「・・・・別に俺はもう気にしていない・・・・・・・」
キラヲタ   「KIRAタソから唯一、ホームランを打ってる人だよね。」
KIRA  「よせ」
鬱井   「・・・・・・・・・・。」

間接的にとはいえ、バレ師ターズを退団するきっかけになった蟹玉に対しKIRAは敵意を持っているわけでは無い。
全力投球するスタミナが残って無かった事、決勝打を打たれた事は事実だが、それよりKIRAを複雑な思いにさせる
のは、自分がもしベストの状態であっても決して抑える事は出来かっただろうという気持ちであった。

「どんな手を使っても将来絶対に欲しい人材」

中学生にして各プロ球団のスカウト達にここまで言わせる選手はまずいない。
現時点で中学生の打者としては最高峰との呼び声高い蟹玉は、数多の高校から熱烈なラブコールを受けている。

エロイ人 「蟹玉擁するクリーンナップは並の投手じゃ抑えられないな」
ココリコ 「4番の蟹玉は勿論だが、それ以外に気になったのは3番と5番の選手が一年だったって事」
エロイ人 「そいつらのおかげで得点力は去年までと比べ2倍に上がっているな」
ホッカル 「春に関東大会制覇を成し遂げた時、レギュラーにはそいつらを含めて一年生が3人もいたそうだ。
       都内の数少ない名門チームで大したものだな」
LOOP  「あ、俺メンバー表持ってます。」
おっかけ 「さすがだな。どれどれ・・・・・・」

LOOPの差し出したボーイズリーグの登録表を覗き込む一同。

おっかけ 「伝・・・・ってヤツと、ミナヲタ・・・・。それから本家ってヤツの3人・・・・・・・・」
鬱井   「こいつらが俺らと同じ年・・・・・・・・か・・・・・・」


これが鬱井達にとって近い将来、最大のライバルとなる面々との出会いであった。
391 ◆K.TAI/tg8o :2006/10/07(土) 01:36:44 ID:???
次号 「接触」
392泥犬:2006/10/07(土) 01:44:52 ID:???
キてタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
393泥犬:2006/10/07(土) 01:47:09 ID:???
ついに蟹さん登場
394おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/10/07(土) 02:21:53 ID:???
kitawa.*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!!☆
395おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/10/07(土) 21:35:06 ID:???
伝さまきたあああああああああああ!!
396おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/10/08(日) 21:57:33 ID:???
展開がおもしろすぎる
携帯氏を死ぬほど見直した
397おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/10/09(月) 12:22:33 ID:???
今までがどうだったのかと
398 ◆BECKYxgSRw :2006/10/11(水) 22:21:34 ID:???
   ,、,、 
  (・e・)   <おつかれだぜ!!面白いんだぜ!!ミカンやるぜ ゴルァー!!
   ゚しJ゚ (;;゚;;)  
399おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/10/13(金) 01:17:23 ID:???
tuzuki madadesuka
400伝キモ ◆HWYMVV.Z7A :2006/10/13(金) 03:04:00 ID:???
>>390
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
401おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/10/14(土) 02:19:42 ID:???
クル━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
402 ◆K.TAI/tg8o :2006/10/15(日) 05:14:54 ID:???
page.14 「接触」


おっかけ 「同じ一年・・・それぞれすごいヤツなんだろうな・・・・・」
エロイ人 「ポジションは色々動いているようだが、概ね本家はファースト、伝はサードか。
       ミナヲタは投手固定だな。打撃もかなりいいらしいが」
ugougo  「それにしてもよほどの打者じゃなきゃあそこのクリーンナップは打てないぜ」
エロイ人 「公式戦は必ずこの3人が出ているな。本家と伝は成績だけなら蟹玉と遜色無いレベルだ」
LOOP  「たしかこの一年トリオは元々は神奈川のリトルチーム所属だったはず。」
鬱井   「なんで東京にわざわざ来たんだろう・・・・・・・・」
エロイ人 「・・・・・さあな。悪いが俺も硬式は疎いからな」
KIRA  (・・・・・!?)

エロイ人 (・・・・・・・・「来た」のではなく、「呼ばれた」のだろうな・・・・きっと・・・・・・
      できれば戦わせてやりたい・・・・こいつらに。そして肌で実感して欲しい。化け物の存在を・・・)

ホッカル 「まぁ、連中の事はさておき、まずはこっちの大会を勝ち抜く事が先決だ」
エロイ人 「その通りだ。今年こそ優勝して貰わないとな。メンバーは練習後に発表する」
ホッカル 「よし、そろそろ練習準備しろ!」


夕方に発表された夏の大会でのスタメンは投手以外は全て3年生で構成されたものであった。
先発投手はココリコファンが、控え投手にかしわぎ・鬱井・KIRAの名前がそれぞれ呼ばれた。
野手では一年生はベンチ入りすらできず、完全にサポートにまわることとなった。

おっかけ 「・・・・・・まぁ当然といえば当然か・・・」
鬱井   「俺もあまり出番なさそうだね・・・・・」
ugougo  「俺たちは俺たちでできる事やろうぜ。先輩のお手伝いは勿論だが、自主トレはしっかりとな」
鬱井   「そうだね」
403 ◆K.TAI/tg8o :2006/10/15(日) 05:15:31 ID:???
気持ちを切り替える鬱井達とは対照的に、かしわぎは少々不満を顕わにしていた。

かしわぎ 「・・・・チッ・・・・・・・・・・」
おっかけ 「? どうした?」
かしわぎ 「・・・・・・い、いや・・・・別に・・・・・」

かしわぎが描いていたベストメンバーでは半数は一、二年生で占めていた。
確かに3年生にとって最後の大会なのであるから、彼らがメインで試合に臨む事はもっともな事とは思える。
しかし、彼の考えは違っていた。

かしわぎ (本気で勝ちたいのなら・・・・・・・優勝を狙うならば、実力で選ぶべき。
       強いチームを作りたいのならば尚更・・・・・)

そんなかしわぎの心の声を見透かしたように、エロイ人がかしわぎを見やりつつ口を開く。微笑すら浮かべながら。

エロイ人 「これがベストだ」


先発は基本的にココリコファンが務める。
常に冷静なこの好投手は、ミスの少ない投球で失点を最小限に留めていた。
明らかに相手が格下な場合や、終盤大量リードしている場面では替わってかしわぎが投げることになる。
その日の調子に左右されにくい安定感を持つ彼は、基本的にKIRAの出番である最終回までそのまま
引っ張っていけるため残念ながら鬱井は登板の機会にほとんど恵まれなかった。

ホッカルを機軸とした打撃陣も好調で、元々能力の高い者が集まった華中は目標の優勝こそ達成できなかったものの、
学校タイ記録である、ベスト4(3位決定戦で敗れてしまったため、大会4位)に見事漕ぎ着けた。
404 ◆K.TAI/tg8o :2006/10/15(日) 05:16:06 ID:???
出番が無かったおっかけ達はスタンドから拍手で先輩達を讃えている。

おっかけ 「なんだかんだ言ってもやっぱりすげえよな。都内4位だってよ」
ugougo  「世代交代・・・・・ってか。短い付き合いだが寂しくなるな」
LOOP  「キズナ杯があるよ。まだ。」
おっかけ 「そうか、4位だもんな」
ねるね  「硬式かぁーーー!やっぱりレベル高いんだろうなぁ」
キラヲタ   「メンバーどうするんだろうな。このまま行くんかな」
LOOP  「どうだろ・・・・。時期が時期だから、受験組は微妙かもね。」
おっかけ 「10月だっけ。推薦で決まってなければ時期的にちょっとキツイのかな」
ねるね  「出てえええええええええええなああああああああああああ!!!」


試合後に、3年生の引退式と次世代のキャプテンの襲名式が行われた。
キャプテンには順当にココリコファンが選ばれ、ホットカルピス率いる3年チームはひとまず幕を閉じた。

エロイ人 「3年間ご苦労だった。練習参加は自由だからな。次がもう決まっている連中はヒマなら来い」
ホッカル 「もちろん来ますよ。高校野球に向けて体を作っとかないと」
エロイ人 「ふ・・・・。進路はもう決まったのか?」
ホッカル 「まぁ大体は。都内は出ますよ、予選のうちに連中と当たりたくないもんでね」
エロイ人 「選ぶ立場だと余裕だな。まぁ受験組はキズナ杯は無理に出ようとしなくてもいい。
      所詮祭りだし、本気で出ようと思ったら今と変わらず練習参加しなくてはならんしな」
かしわぎ 「・・・・・・・・・・」
エロイ人 「それと、キズナ杯は順位で組み合わせは決まっているからな。軟式4位のウチは硬式1位の蝶サイコーと当たる」
おっかけ 「ウホッ」
エロイ人 「ルール等などを考慮しても、今のウチではまるで歯が立たない敵だ。
       今のうちから少しは試合らしくできるように頑張れよ」
全員   「はい!」
405 ◆K.TAI/tg8o :2006/10/15(日) 05:17:04 ID:???
そして3ヵ月後────

キズナ杯当日。試合を目前にして、エロイ人からメンバーが発表された。

エロイ人 「まぁ、お祭りだしな。学校は名誉がなんたら言っていたが、俺は気にしてない。好きなようにやれ。
       メンバーは本人の希望など色々考慮させてもらって選出した。途中交代枠も通常より広いから安心しろ」

1.ugougo  遊 一年       控え投手    
2.ねるね  二 一年       かしわぎ
3.未来人  中 三年       鬱井
4.ホッカル 三 三年       KIRA
5.オメガ   一 一年    
6.俺100円 左 二年
7.ツルゲーネス 右 二年
8.アジェーン  補 二年
9.ココリコファン 投 二年


鬱井   「うご!」
ugougo  「いよっし!」
オメガ  「・・・・・・」
ホッカル 「おぉ こっちも一年3人か。こいつは面白くなりそうだぜハァハァ」
かしわぎ 「・・・・・・・・・」
おっかけ 「ちっきしょう!」
エロイ人 「さぁさっさと用意して来い。練習時間少なくなるぞ」
全員   「はい!」

練習用具の用意などは鬱井たち一年の仕事である。
バスからあらかた荷物を積むと、急いで球場に運び出しにかかった。
406 ◆K.TAI/tg8o :2006/10/15(日) 05:17:57 ID:???
鬱井   「投げられるかなぁ・・・・・俺・・・・・・」
KIRA  「・・・・・俺も含めて投手は4人。流石に全員は無理だろうよ」
鬱井   「実際手合わせしてみたかったんだよなぁ。硬式の連中ってやっぱり軟式よりレベルが上って気がする」
KIRA  「一概にはそう言えないがな。今日当たる連中は・・・・・・別格だな・・・・」
おっかけ 「実際に投げろと言われればビビりまくるチキン投手が何いってやがる」
鬱井   「うっせ。体調にもよるんだよ」
LOOP  「いいなぁ、ugo・・・・。」
おっかけ 「代われよ。この際ショートでもいいからよぉ」
ugougo  「ふっ・・・・・日頃の努力が認められたのさ。さあて俺の子猫ちゃん達に報告するかな」
鬱井   「こんなとこまでついて来ていたのか親衛隊の連中」
ugougo  「当然だろ?俺の勇士を一目みようと健気じゃねえか」
鬱井   「しっ、神聖な球場に不謹慎だっ!」
ugougo  「何とでも言え。どうせ俺にはひがみにしか聞こえないからな・・・・おっ!」

グラウンドまで続く球場内の一本道。その向こうに数人の女の子達の影が見える。

えるる  「きゃああああああugo様ああああああああああああああ」
カワワ  「今日は何本ヒット打つのおおおおおおおおおおおお」
天然   「素敵でつぅぅ!徹夜して席とっておりまつた!」

ニコリと微笑みで返すugougo。手を挙げてゆっくり歩み寄ろうとしたその時────

天然   「!!!!う…うっきょおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
えるる  「誰!?い、いえどなた様ですか!!?」
カワワ  「スッ・・・・ステキィィ〜〜〜〜〜!!」

反対側から歩いてきた男に群がる親衛隊達。ugoなどもはやそっちのけである。

ugougo  「な・・・・・・なんだアイツは・・・・!!?」
407 ◆K.TAI/tg8o :2006/10/15(日) 05:18:35 ID:???
ミナヲタ   「なんだ?俺になんの用だ」
天然   「一目惚れしちゃいまつた!!これ受け取って下さい!!」

ugougoに渡すはずだったと見られる花束をミナヲタに手渡す天然。

ミナヲタ   「いらんな。お前らにその気があるならまとめて今日俺のウチに来い。そのほうがラクでいい」
天然   「は、はい!!」
えるる  「行きます!」
カワワ  「今すぐにでも!」

ugougo  「ちょ・・・・ちょっと待てよお前。そのコ達は俺の・・・・・」
ミナヲタ   「俺の・・・・なんだ?今は俺のファンと言っているぞ」
ugougo  「ぐぅ・・・・」
LOOP  「・・・・・・蝶サイコーの投手、ミナヲタ・・・・・か・・・?」
ミナヲタ   「いや・・・・・・半分正解ってとこか」
鬱井   「半分?」

その時、ミナヲタの背後から二つの影が近づいてきた。

本家   「ククク・・・・相変わらずだなイノセンスよ。手癖が悪い・・・・・・・」
ミナヲタ   「総督」
伝    「試合前だ。少しは自重しろ・・・・」
おっかけ 「総督?イノセンス?何のことだ?!」
KIRA  「伝・・・・・・・・!」
伝    「KIRA・・・・・・か・・・・・・」
鬱井   「え・・・・???ちょっと話が全然見えてこないんだけど俺・・・・・」
本家   「ククククク・・・・・・・・そうか君が鬱井君だな。初めまして・・・・・ククッ」
鬱井   「な、なんで俺の名前を!?いや、それよりも・・・・・」
     (それよりも・・・・・なんだ!!?この圧迫感は!!?・・・・・・・・・息が苦しい・・・・目を合わせる事すら危機感を感じる・・・
      この3人・・・・・・特に・・・・・この中央に立っているこの男は・・・・・・・・・!)
408 ◆K.TAI/tg8o :2006/10/15(日) 05:19:20 ID:???
ミナヲタ   「自己紹介が遅れて悪かったな。俺は・・・・・・・イノセンス・・・・。イノセンスキモハゲ。
      一年生にしてキモハゲネームを冠された男・・・・・」
おっかけ 「なんだと!?」
ugougo  「キモハゲネームだと・・・・。まさかお前ら・・・・・」
イノセンス   「そう。覇毛高の事実上内定の証・・・さ。こっちいるのが伝説のキモハゲ。将来『日本で2番目に優れた打者』に
      なる男だ。そしてこちらにおわすお方が・・・・・・」
伝説   「しゃべり過ぎだ・・・・・」
イノセンス   「覇毛高より禁断の名前を付けられた男。そう・・・・『日本一の打者』となる『キモハゲ』様だ。
      お前ら揃って頭が高すぎるぜ・・・?」

その時遠くから大きな声がその場にいた者達の耳を貫いた。

蟹玉   「お前ら!!そこで何やっている!?くだらん事やってないでさっさとグラウンドに集まれ!!」
キモハゲ   「クク・・・偉大なキャプテン様から集合がかかったぜ・・・
      これ以上試合前に相手にプレッシャーを与えるのは失礼だろう・・・?もう行くぞ」
イノセンス   「はっ」
伝説   「・・・・・・・・」

3人は踵を返すと、新たな自分達の親衛隊を引き連れたまま去っていってしまった。

おっかけ 「な・・・・・なんて野郎どもだ・・・・」
鬱井   「・・・・はーっ はーっ」
LOOP  「大丈夫?さっきから調子悪そうだけど」
KIRA  「・・・・・・・お前もか・・・・」
鬱井   「く、苦しかった。あの真ん中のキモハゲってヤツに睨まれた瞬間から・・・・・」
ugougo  「・・・・・・・許さねえ・・・・!!あんなヤツらに俺の子猫ちゃん達が・・・・!!」
鬱井   「覇毛高予備軍ってことか・・・。あんなヤツらが・・・」
おっかけ 「くそう!なんとか今日のうちに叩き潰してやろうぜ!!」      

感じたのは怒りか・・・それとも心が折れてしまいそうなほど受けた圧迫感を跳ね除けようとする虚勢か。
荷物を荒々しく担ぐと、鬱井達はグラウンドに走っていった。
409 ◆K.TAI/tg8o :2006/10/15(日) 05:20:02 ID:???
次号 「無理」
410イノセンスキモハゲ ◆YsomnAZ8yo :2006/10/15(日) 05:50:13 ID:???
( ゚Д゚)y─┛~~

すっかり手癖の悪いキャラになってることにワラタ
411おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/10/15(日) 06:17:06 ID:???
こんな時間にきてるとは
412おっかけ ◆nVeZoznVZo :2006/10/15(日) 08:40:54 ID:???
ウホッ

あとで処女の血を奢ってやると携帯に伝えてくれ…
413伝説のキモハゲ ◆HWYMVV.Z7A :2006/10/15(日) 18:30:39 ID:???
( ゚Д.゚)y─┛

糞ワロタ
414天然ショボーン ◆SoBON/8Tpo :2006/10/16(月) 13:40:59 ID:???
 ∧ ∧      
(;゜ω゜)o      

漏れ出てた!!
415おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/10/16(月) 15:04:04 ID:???
全コテ登場するのが懐かし嬉しいwwwww
416おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/10/21(土) 16:55:25 ID:???
まだですかそうですか
417蟹玉 ◆KANI/FOJKA :2006/10/24(火) 01:08:40 ID:???
       π    
    γ,::,::':ヾヽ    
   ミ(::(::・ivvi・)彡  <久々に見たら 俺来てたーーーーーーー!! 
    ヽ:ヽパ皿゚ノ       おつかれーしょん けいたいぱぱん
      )  )                
       ) ノ     
     ζ 
418蟹玉 ◆KANI/FOJKA :2006/10/24(火) 01:11:30 ID:???
       π    
    γ,::,::':ヾヽ    
   ミ(::(::・ivvi・)彡  <えろるとかわわもいるうううううううwwwwwwwwwwww 
    ヽ:ヽパ皿゚ノ    
      )  )                
       ) ノ     
     ζ 
419カワワ:2006/10/24(火) 02:15:17 ID:???
|_ゝ`)ほんとだ〜出てら!
420 ◆K.TAI/tg8o :2006/10/24(火) 02:55:57 ID:???
page.15 「無理」


鬱井   (くそっ・・・まだ寒気が取れない・・・)

鬱井は練習用ボールの入った籠を背負い小走りしながら自分の腕をさすっていた。
逆撫でされた猫のように、全身の毛が意思に反して騒ぎ立てているような、そんなイヤな気分。
そんな鬱井の後ろをugougoがブツブツいいながら走っている。
親衛隊の件は置いておくとしても、連中の挑発的な態度は温厚派の鬱井でも気に入らなかった。

自軍のベンチが見えてきた頃、一行は意外な人物に声をかけられた。

下ネタマスク 「久しぶりだというのに随分慌ただしいじゃないか、鬱井」
鬱井   「マスクさん・・・!」
おっかけ 「相変わらず暑そうだなその仮面」
下ネタマスク 「元気そうで何よりだ。周りの連中も変わってないな。それに・・・・KIRAも」

無言で会釈をするKIRA。

おっかけ 「あんたそういえば硬式やってたんだっけ。今日は見学?」
マスク  「なんて失礼なヤツだ。硬式2位のチームのエースだぞ俺は」
おっかけ 「マジかよ!」
ugougo  「・・・・・・・・・先に行ってる」
おっかけ 「あ、おい・・・」
マスク  「? どうした?随分とご機嫌ナナメだな」
LOOP  「実はさっき蝶サイコーのメンバーとちょっと・・・。」

先に行ってしまったugougoの後姿を見つめながら、先ほどの経緯をLOOPが簡単に説明する。
421 ◆K.TAI/tg8o :2006/10/24(火) 02:56:54 ID:???
マスク  「ほう・・・初戦で当たるのはお前らだったか」
鬱井   「・・・どういう連中なんですか・・・?」
マスク  「俺も戦った事はあるんだが、そうだな・・・・攻撃に特化しているイメージがどうしても強いな。
       クリーンナップのせいだろうがな」
おっかけ 「そんなにスゴイのか・・・」
マスク  「知ってるとは思うが蟹玉は超中学生級の打者だ。通常はマトモな勝負は避けた方が無難なのだがな。
      その前後の打者達がネックだ。ヤツらも只者じゃない」
おっかけ 「キモハゲと伝説・・・と名乗ってた連中か。あ、そういえばKIRA。お前伝説を知ってる風な感じだったな」
KIRA  「・・・・12歳以下の関東のトレセン選抜メンバーの練習で一度会ってる。本家とかいうやつは知らなかった」
LOOP  「トレセン・・・394監督に選ばれた時のアレかな。」
鬱井   「さっきの異様な殺気を一番放ってたのはアイツ・・・キモハゲだった・・」
KIRA  「・・・・・俺もだ。立っているのさえ辛かった」
鬱井   「突然ケツの穴にフリスクを突っ込まれた気分だ・・・・・・まだ力が入らない」
おっかけ 「・・・・・想像もつかない敵だな。どうすればいい?」
マスク  「実際やって見ればよくわかるさ。厳しい戦いだろうが、戦って得るものも多いだろうがな。
      とりあえず・・・・・・・・・いつでも平常心は保つようにな。忠告はそれくらいだ」
LOOP  「! そろそろ行かないと。」
おっかけ 「いけね。参考になったよサンキュ」
マスク  「俺たちのためにも是非頑張ってくれ。キャプテンによろしくな」


すっかり遅くなってしまった鬱井達は、ベンチでミーティングが始まる直前にやっと辿り着いた。


エロイ人 「遅い」
おっかけ 「すいません。ちょっと色々ありまして」
422 ◆K.TAI/tg8o :2006/10/24(火) 02:58:01 ID:???
エロイ人 「では揃ったな。一応作戦だが・・・・守備については、まずは蟹玉の前にランナーを溜めるな」
ココリコ 「はい」
エロイ人 「お祭りだから・・・ってワケだけではないが、クリーンナップの敬遠は基本的に無しだ。
       今日の相手はそれが大量失点に繋がりかねない」
ホッカル 「つまり5番の本家ってヤツをそれほど警戒していると?」
エロイ人 「そうだ。といっても情報が少ないからなんともいえんが」
鬱井   (・・・・・・・・・。)
エロイ人 「関東最高の3・4・5番・・・か。今日は完全に格上の相手だ。守備陣は気合入れていけよ」
ねるね  「おおし!!」
エロイ人 「相手はどうやら変則投手らしい。攻撃は先頭バッターは何番打者だろうと出塁狙い。
       大振りは避け、また無駄なスイングをしないようにしろ。敵が調子に乗る」
オメガ  「・・・・・・・」
ugougo  「既に乗ってますよ、アイツは」
エロイ人 「・・・? では練習開始!」


ほぼ出番が無さそうとはいえ登録されている以上、ひっそりと鬱井はおっかけと投球練習を始めた。
隣ではKIRAが調整を行っている。

鬱井   「あ、あのさ・・・」
KIRA  「・・・・・・・何?」
鬱井   「今日勝てるかな・・・」
KIRA  「そんなのわかんない」
鬱井   「そ、そうだけど・・・」
KIRA  「それに・・・多分お前出番来るよ」
鬱井   「ま、まじで!?」
KIRA  「・・・本気で調整しといた方がいいな。俺はもうあがるけど」
鬱井   「わ、わかった」

本音を言うと、怖いので投げたくない。
打たれることよりも、あんな連中が相手では自分の心をヘシ折られてしまいそうな・・・そんな予感がする。
423 ◆K.TAI/tg8o :2006/10/24(火) 02:58:40 ID:???
だが、将来の覇毛高入学がほぼ決まっていると聞いてしまった今、連中は避けて通れる相手では無い。
覇毛高が何故忌み嫌われるのか・・・何故野球を辞めてしまう人間が増えたのか・・・なんとなくわかった気がする。
ugougoの件だけでなく、終始一貫したあの相手を見下した態度はカンに触るし、なんとかして
一泡吹かせてやりたい。
ただ・・・・・・・・・

かしわぎ 「ココリコさんが打たれたら僕がしっかりと抑えますから、そんな余計な
       心配しなくても大丈夫ですよ、はは」
鬱井   「! し、心配なんかしてないよ」
かしわぎ 「関東最高の打線なんでしょう?抑えればまた僕の株があがりますし、燃えますね」
鬱井   「こ、怖くないの?」
かしわぎ 「全然」

ここが自分との大きな違いなんだろう。こいつもイヤミなヤツだけどこういうところは見習わなくては。
それに・・・僕の速球がどこまで通じるのか試してみたい・・・・・・!

おっかけ 「始まるぜ?これくらいにしておこう」


    「整列!礼!」
    「っしやー───す!」

鬱井にとっては将来重要な意味を持つこの戦いにようやくプレイの声がかかった。
424 ◆K.TAI/tg8o :2006/10/24(火) 03:00:25 ID:???
先攻は華中。

蝶サイコーはほぼベストメンバーで臨んできたと思われる布陣である。

1.アンリミテッド 左 三年
2.ヤンピ   中 三年
3.伝      三 一年
4.蟹玉    中 三年
5.本家    一 一年
6.ミナヲタ   投 一年
7.バイキング補 三年
8.アポロ   二 三年
9.モギオ   右 三年


鬱井   「蟹玉って人は外野なのか・・・・」
エロイ人 「いや、『今日は』外野なだけだろう。ヤツは内野手から投手までこなすからな」
鬱井   「ピッチャーまで!!?」
エロイ人 「もっとも本業はやはり打者だけに、それほど熱心に練習してなかったようだがな。ミナヲタが入るまでは
       一応はエースの看板を背負っていたようだ」
おっかけ 「ホントにすげえヤツだな。投げるのはあまり好きじゃなかったのかな」
エロイ人 「鬱井と同じ速球重視の右の本格派だな。投手専門でやっていたらどこへ行っても通用するレベルだろうな」
KIRA  「・・・・投げるぞ」
鬱井   「! う、うん。頑張れうご!」

マウンド上で不適な笑みを浮かべるイノセンス。三塁側スタンドには先ほどまでugougo親衛隊であった新イノセンス親衛隊が
黄色い声援を飛ばしている。」
425 ◆K.TAI/tg8o :2006/10/24(火) 03:01:13 ID:???
ugougo  (こいつ左投げ・・・・・・・か。あまり対戦経験少ないんだがな・・・)
イノセンス   「さて・・・準備はいいかな」
ugougo  「こっちのセリフだ。投球練習無しだなんてふざけた野郎だ。さっさと来い」
イノセンス   「いきなり見せるのがいいんじゃないか」
ugougo  「すぐに後悔させてやるぜ。そして俺の子猫ちゃん達を返してもらう」

薄ら笑みを浮かべたままイノセンスが投球モーションに入った。
鋭い視線で睨みつけながら、いつものように全身緩やかにリズムをとりながら構えるugougoであったが・・・・・

ugougo  「!?」
鬱井   「えっ!?」
ホッカル 「なんと!!」

大きく振りかぶり足を上げた瞬間、イノセンスの上体はそのまま倒れこんでしまいそうなほどに沈み始めた。

審判   「ストライク!」

ココリコ 「ア・・・・・・・」
エロイ人 「アンダースロー・・・・・」

年齢の割に打者としての経験は豊富なugougoであるが、流石に下手投げ、それも左投げの投手に当たったのは
生まれて初めてである。
ボールの出所が掴みにくい上、手前で大きく浮き上がるような錯覚すら覚えさせる軌道は、
華中きっての安打製造機を幻惑させた。

ugougo  (ダメ・・・・・・・だ。くそっ・・・!!)

追い込まれながら意地で振りぬいたバットは、軽い打撃音を残し三塁上の伝説のグラブに収まった。

伝説   (ほう・・・初打席で当てるか。大したものだな)

そのまま軽快にファーストへ送り1アウトとなる。
426 ◆K.TAI/tg8o :2006/10/24(火) 03:02:10 ID:???
本家から返球されたボールを涼しい顔で弄ぶイノセンス。

イノセンス   「軟式か・・・・それほど影響無いかな。この調子だと」

一方、悔しさを顔中で表現しながらugougoがベンチに引き下がってくる。

ugougo  「ちっ・・・・すいません」
エロイ人 「いや、良く当てた。だが・・・・・マズいな・・・」

ねるね  「よおおおっし!来いよぉっ!」

威勢良く打席に入ったねるねであったがタイミングが合わず、今度はあえなく三振となった。

LOOP  「・・・・・リリースのタイミングが掴めない。それに、下手投げとは思えないほどのノビ・・・。」
かしわぎ 「・・・ひょっとして鬱井くんより球速出てませんかね?」
鬱井   「ぼ、僕の方が早いよ!・・・・多分」
おっかけ 「どうやって投げてるんだアイツ・・・」

結局三者凡退に倒れた華中は裏の守備に付き始めた。

ホッカル 「よし、気持ちを切り替えろ。7回までに攻略できればそれでいいんだ」
ugougo  「・・・・・」
アジェーン  「よし、しまっていこう!」

蟹玉   「一巡目の一、二番はまずは見て行け。とりあえず観察だ」
アンリミテッド 「了解」
蟹玉   「甘い球が来るようなら打って構わんがな」
427 ◆K.TAI/tg8o :2006/10/24(火) 03:03:07 ID:???
主将の指示通り、アンリミテッドとヤンピは気の無いスイングでクサイ球をカットしつつもそれぞれ予定通り三振に倒れた。

ホッカル 「ナイスピー」
おっかけ 「よし、いい立ち上がりだ」

蝶サイコーは一旦短いタイムをとり、軽い打ち合わをするクリーンナップの姿があった。

蟹玉   「さて・・・・・どう見る?」
伝説   「いい投手です。ソツが無くまとまっている」
蟹玉   「同感だ」
本家   「そういうのを無個性というんだ。この程度の連中なぞに小細工は必要無い。
       無駄な時間は使わずにとっととKOして投手連中全部使い切らせてしまえばいい」
蟹玉   「これがウチのやり方だ」
本家   「控えにいるヤツらの方が面白そうだといってるだけさ・・・クク・・・」

鬱井   「ココリコさん今日は調子良さそうだね」
エロイ人 「まずは様子見ってとこだろうがな。問題は次だが・・・・」
おっかけ 「ウワサのクリーンナップか。お手並み拝見といこうぜ」
KIRA  (・・・・・・・!)

蝶サイコー同様、ここまで敵を誰よりも注意深く観察していたKIRAが異変に気付いた。
相手のベンチ前で、いつか鬱井に見たうっすらと蒸気のような「気」が立ち昇っている。
中心には・・・・あの三人・・・・・。先ほどの寒気はこいつが原因なのだろうか・・・それに・・・・・・・

・・・・・・やはり自分にしか見えていないのだろうか。いや他に見えている人間がいるのだとしたら・・・・・

伝説   「・・・・・よし」

ずっしりと構えるバッターボックスの伝説の姿を見るや否や、KIRAは顔を伏せてしまった。

KIRA  「・・・・・・・・・・・・・・無理だ・・・・・・・・」
428 ◆K.TAI/tg8o :2006/10/24(火) 03:06:46 ID:???
次号 「先手」
429おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/10/24(火) 03:07:01 ID:???
今日は同時進行だーっ!(`・ω・´)
430泥犬:2006/10/24(火) 03:27:28 ID:???
どんどん熱血度が増してゆく!乙です
431 ◆K.TAI/tg8o :2006/10/24(火) 23:54:51 ID:???
あーあー

>>424センター二人いますねはっはっは

アンリミテッド 遊 
ヤンピ   右

ですね
432泥犬:2006/10/24(火) 23:57:34 ID:???
すいませんどういう意味でしょうか
433泥犬:2006/10/25(水) 00:04:17 ID:???
解決しましたすいまdせん
434おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/10/25(水) 00:06:43 ID:???
泥酔しました

にみえた
435おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/10/25(水) 00:36:26 ID:???
こっちもキテタワァ.*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!!☆
乙でした゚・*:.。.☆
436 ◆K.TAI/tg8o :2006/10/25(水) 00:44:07 ID:???
>>433
ぁぃ
>>434
あながち間違いでもない
>>435
サオコ
437おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/10/25(水) 01:04:17 ID:???
>>436
ハンカチ王子の彼女役でお願いします☆
438おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/10/25(水) 16:22:01 ID:???
爽やかなコテて誰だろ
439おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/10/25(水) 17:21:29 ID:???
ぅっぃ
440おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/10/26(木) 02:09:14 ID:???

441おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/10/26(木) 19:34:15 ID:???
dkdkしてきたwwwwwwwwwwwwwwwwwww
442おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/10/29(日) 22:04:07 ID:???
待機
443おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/10/30(月) 01:01:49 ID:???
dkdk
444おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/10/31(火) 00:23:36 ID:???
      п    とりっく
   ,'⌒i⌒i⌒ヽ    おあ
  (   ● ● )    とりーと!!
   ヽ  i ■ ノ
  // f]つつ
  ヽ /,.く/_|l 
    'ー'し'
445.:2006/10/31(火) 14:35:07 ID:???
kjaskjfk


rl:welw;qe



dfas:s:df;:



rwer;r;



f;:f;:f;




rwe:]r;we:r;qwe




f;ffqwer;we:r



446泥犬:2006/11/04(土) 02:07:43 ID:???
そ・ろ・そ・ろ・か・なー?
447 ◆K.TAI/tg8o :2006/11/04(土) 03:25:53 ID:???
page.16 「先手」


キラヲタ   「・・・・・・?KIRAタソ?」
KIRA  「・・・・・・見えない・・・か・・・・・?」
キラヲタ   「・・・・・・・・・・?何が?」

KIRAは顔を上げ、改めて伝説の姿を見つめる。
周囲にうっすらと見えている蒸気の範囲が先ほどより広く、大きくなっている。
ネクストサークル向かおうとベンチ前で佇む蟹玉、そしてベンチの最前列にて出番を待つ本家のそれも、
伝説に同調するかのように一層大きく広がっていく。

本家   「わざわざ俺たちまでプレッシャー与えにかからなくてもよかろう。どうせ連中には見えちゃいない」
蟹玉   「どんな相手だろうと慎重に全力で攻めて行くのがウチの流儀だ」
本家   「クク・・・・軟弱なオママゴト野球の連中に対してはヤツの『見えないスイング』は初公開か・・・」

威風堂々とした三人の佇まいはKIRAだけでなく野手の面々を威嚇するに十分過ぎるほどであった。
ttp://d2.ffshrine.org/soundtracks/Ys%20VI%20The%20Ark%20of%20Napishtim%20Original%20Sound%20Track/106_mighty_obstacle.mp3

観客   「ついにキタぜ!こいつらを見る為に今日は来たんだからな!」
観客2  「蟹玉は貫禄が違うな。そこにシビれる憧れるゥ!」

伝説の登場に場内が途端に沸き始める。
公式戦でも無いのに、球場は6割ほど物好きな観客で埋められている。大半のお目当てはやはり彼らのようである。


ココリコ (・・・・・・・これまで相対してきた打者とは威圧感がまるで違う・・・・。何者だ・・・・・)

不気味なほど落ち着いた表情で左バッターボックスに入り、ジッと敵投手を見据える伝説。

エロイ人 「左・・・・か?いい構えだ」
448 ◆K.TAI/tg8o :2006/11/04(土) 03:26:41 ID:???
ココリコ (・・・・この重圧は・・・・・・・・)
アジェーン(ボールは先行させたくないが・・・・・・・様子を見よう・・・・・)

ストライクを避けるサインに頷き、振りかぶるココリコファン。
初球は外角に外れるボール球で牽制する。

主審   「ボール!」

伝説は見透かしているかのようにピクリとも動かない。
警戒するバッテリーは第二球目もボール球を続けるが・・・・・やはり動かない。

エロイ人 「コースはクサいところをついている。選球眼も一流か」
伝説   (・・・・・球筋は悪くないがな・・・・・・・)
アジェーン(振ってこないな・・・・・・よし、次だ)

ここで初めてストライクゾーンにミットを構えるアジェーン。頷いたココリコは力強くモーションに入る。
コースは内角低めのストレート。
伝説は軽く足をあげタイミングを伺いボールを見据えたその瞬間・・・・・・・

ココリコ 「!!」
ホッカル 「セカン!」
ねるね  「・・・・・・・・!?」

痛烈なライナーがセカンドねるねの真横を抜けて行く。
打球の痛烈さもさることながら、インパクトの瞬間を完全に見逃してしまった守備職人ねるねは
その場から一歩も動くことができなかった。

未来人  (の、ノビる・・・・・・・!)

打球が目で追えずスタートが遅れたセンター未来人も抜かれてしまい、二塁打を許すこととなってしまった。
449 ◆K.TAI/tg8o :2006/11/04(土) 03:27:34 ID:???
ねるね  (ミートの瞬間が分からなかった・・・・・)

鬱井   「な、なんだ!?あのスイング!?」
LOOP  「バットが・・・・・・見えない・・・・・・・・!いつボールに当たったのかも・・・・・」

本家   「クク・・・・・・・・」

ベンチで他のメンバーと含み笑いを交わす本家。

審判   「バッターラップ!」

続く4番の蟹玉が軽く屈伸をし、悠然と打席に向かうと同時に会場は一際大きい歓声に包まれた。

     「真打登場だああああああああああああああああああ!!!!!!!!」

歓声に応える様に蟹玉がバットを手にしたまま軽く手を挙げ、そのまま左打席に入る。

エロイ人 「鬱井、良く見ておけ」
鬱井   「・・・・・・はい」
おっかけ 「なんて威圧感・・・いや存在感・・・・・・」

ココリコ (・・・・・・・どこに・・・どこに投げればいいんだ・・・・!)

その余りのスキの無さに、投手は無数の手が見える錯覚を起こすと云われる蟹玉の構えは
千手観音と呼ばれ、数多の投手たちの恐怖の対象となっていた。

ココリコ (・・・・・・くっ)

戸惑いながらもココリコファンは第一球を投げた。球種は・・・真ん中付近へ渾身のストレート────

蟹玉   「甘い・・・・!」
ココリコ 「!?」
450 ◆K.TAI/tg8o :2006/11/04(土) 03:28:14 ID:???
蟹玉はその初球を完璧に捕らえる。
大きく鋭い金属音を残し、ボールは蟹玉のバットにより勢い良く飛び出して行った。

おっかけ 「デカい!」
鬱井   「ダ・・・・・ダメだ・・・・!」

打った瞬間、それと分かる弾道。打球はライトスタンド上段へ吸い込まれていった。

LOOP  「なんて打球だ・・・・・・・・・・・!」

しばらく打席から離れず打球を見つめていた蟹玉だが、着弾を確認するとバットを放りゆっくりとダイヤモンドを周り始めた。
場内からは蟹玉を称える大歓声が起こっている。

観客   「でけええええええええええ!」
観客2  「やっぱりコイツはホンモノだぜ!」

先にホームを踏んだ伝説が蟹玉を迎え入れる。

伝説   「ナイスバッティング」
蟹玉   「あぁ」
本家   「様子見では無かったのか・・・?ククク・・・」
蟹玉   「失投だったからな。確実に点が取れるところでは取りに行く」

ネクストサークルで相変わらず不気味な笑みを浮かべている本家とすれ違う。

本家   「まわりくどいな・・・時間の無駄だろう」
伝説   「・・・・・・・・・」

場内の歓声はなりやまぬまま今度は本家を迎え入れる。
失点のショックを振り払えぬまま、またしても強打者を迎えることになったココリコファンは、初回とは思えぬほど
疲労しきっているように見える。
451 ◆K.TAI/tg8o :2006/11/04(土) 03:29:31 ID:???
LOOP  「ココリコさん・・・・・・」
おっかけ 「ツラそうだな・・・・・無理も無い・・・・・・」
鬱井   「あんなにあっさりと打てるものなのか・・・・・・・・・」

ホッカル 「たかが2点だ落ち着け!」
本家   「クク・・・・・苦しいなら交代してはどうだ・・・・?」
ココリコ 「・・・・・・・・・」

嘲笑の表情で雄大に構える本家。
捕手のアジェーンは既に、配球の組み立てなど出来なくなっていた。

アジェーン(次元が違う・・・・・・・!)
ココリコ (・・・・・・まだ初回だ・・・あと一人でチェンジ・・・・・俺が・・・・抑えなければ・・・・)

ショック状態からまだ抜け出せないココリコはサインが決まっていないままモーションに入ってしまった。

アジェーン(ばっ・・・・・・・・・・!)

慌ててミットを構えるアジェーン。その様子を把握した本家はまた笑みをこぼす。
ボールは・・・真ん中から外角に外れていくカーブ。ココリコの得意球。
咄嗟に悟った相棒のアジェーンはミットをずらすが────

本家   「ククククク・・・・・・・!」
アジェーン「マズい!」

変化が小さい・・・・!アジェーンがそう思った時、本家のバットは既にボールを捕らえていた。
真芯で捕らえられた痛烈な打球は一直線にココリコの胸元へ向かう。
しかし、ココリコはこれに反応良くグラブを突き出していた。

ココリコ (これでチェンジだ・・・!)

打球はグラブに収まり、アウトを確信した────はずであった。
452 ◆K.TAI/tg8o :2006/11/04(土) 03:30:27 ID:???
ココリコ 「ぐああぁっ!」

次の瞬間、華中ナインは信じがたい光景を目の当たりにする。
捕球したはずの打球はココリコのグラブを弾き飛ばし、彼の腹部にめり込みブスブスと焦げるような音を立てていた。

ココリコ (ボール・・・・・・・ボールを・・・・・)

そのまま仰向けに倒れこんでしまうココリコ。

伝説   「ファイアーショット・・・・・・・あのレベル相手に・・・・・気の毒に」

ホッカル 「だ、大丈夫か!」

思わず駆け寄るホッカル。打った本家は一塁へ向かい走り出している。

審判   「ア、アウトォォ!」
本家   「何だと?」

よく見てみると、倒れながらもココリコはボールを腕で抱え込んでいる。

本家   「チッ・・・・いらん根性見せおって・・・・・」

ホッカル 「チ、チェンジだな!担架だ!担架を!」
本家   「そんな騒ぐほど力を込めちゃいない。慌てるな」
ugougo  「貴様ぁ・・・・・・・・・」
本家   「クク・・・ピッチャー返しの何が悪い・・・・・・?そんな目で俺を見る理由が見当たらんな・・・・」

医務室へ運び込まれるココリコを心配そうな眼差しで見送りながら、ナインはベンチに下がって来る。
453 ◆K.TAI/tg8o :2006/11/04(土) 03:31:08 ID:???
エロイ人 「骨や筋肉に異常は無さそうだが、一応病院に連れて行くように指示しておいた。心配するな」
LOOP  「良かった・・・・・・」
おっかけ 「あの野郎・・・・・」
鬱井   「ぜ、絶対狙っていたじゃないか!」
KIRA  「・・・・・・・ヤツの言うとおり、ピッチャー返しは打者の基本だ。今の段階ではただのアクシデントでしかない」
鬱井   「そんなこと・・・言ったって・・・・」
KIRA  「それに・・・・・もし硬球でヤツが全力で打っていたら・・・どうなっていたかわからん」
鬱井   「う・・・・・・・・」
ugougo   「・・・・・・計算どおりって顔していやがった・・・・・・気に入らねぇ・・・・・」
エロイ人 「裏からの投手は、念のため長めのアップをさせておいたかしわぎでいく」
かしわぎ 「ちょっと出番が早かったですね。任せて下さい」
エロイ人 「攻撃中も投げ込んでおけ。少しでも肩を暖めるように」
ホッカル 「カタキは獲ってくる」

イノセンス   (さて・・・・・次はちょっとはやりそうなヤツだけど・・・・)

大股でホッカルが打席に向かう。

イノセンス   「長いタイムだな」
ホッカル 「おかげさまでな」
イノセンス   「じゃあ早速」

プレイの声と同時に振りかぶるイノセンス。初球は見逃しのストライク。
頭の中では色々対策を練っていたホッカルだが、実際に打席に立つと想像以上に打ちにくいボールであることが分かる。

ホッカル (・・・・・・手前でノビて来る・・・・こいつは厄介だ。見切れそうで見切れない・・・・・)

アンダースローの研究とかしわぎのアップの為の時間稼ぎを兼ねて、追い込まれるまで見ていくつもりでいたホッカルだが
思わず打ちごろの高めに手を出してしまい、内野ゴロに終わってしまう。

ホッカル 「そして、打てそうで打てない・・・か」
454 ◆K.TAI/tg8o :2006/11/04(土) 03:32:52 ID:???
地面スレスレから放たれるボールに翻弄される華中打線は、続く5,6番いずれも凡打に倒れてしまう。
打者一巡目はどうやら初めて見る球の感触を確かめるだけに止まりそうである。

かしわぎ 「さて、肩は十分暖まりましたよ・・・・・・っと」

調子を確かめるように肩をグルグルと回しながらマウンドに立つかしわぎに緊張の色は無い。
常日頃よりどことなく敵を小馬鹿にした態度は、ある意味今日の敵に対しては最もふさわしい投手かも知れない。
貪欲に名声を欲する彼は、これほど有名な連中と戦えるとなれば当然いつも以上に気合が入る。

イノセンス   「あれ、結構やるじゃん」

たかが控え投手とタカをくくっていたイノセンスは素直に驚嘆の声をあげる。
こちらは対照的に全くやる気を見せていない。
結局ストレートのみでイノセンスを三振に仕留めると、その勢いのまま続くバイキング、アポロを凡打に打ち取った。

三回の表は三たび華中の攻撃となる。
7番ツルゲーネスから始まる下位打線は、やはりイノセンスを打ち崩すことは出来なかった。
イノセンスはここまで外野にボールを飛ばせない完璧なピッチングで、華中スコアボードに「0」の字を並べ続けている。

意地のかしわぎも負けじと裏の攻撃をまたしても三人で終わらせる。
得意のフォークボールは未だ温存したまま、次回訪れるクリーンナップとの準備を静かに整えていた。
455 ◆K.TAI/tg8o :2006/11/04(土) 03:33:34 ID:???
次号 「身震」
456おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/11/04(土) 14:38:43 ID:???
聴きながらだと更に盛り上がりますねwwwwwwwwwww
457泥犬:2006/11/04(土) 23:21:06 ID:???
や、やりやがった!
本当に・・・・・・・・・・・・サウンドノベルを・・・・・・・・・・・・・・・・・!
458おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/11/05(日) 20:08:58 ID:???
こんなハイペースでもつんすか?wwww
459おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/11/10(金) 20:32:06 ID:???
パパ…打ち切りなんてやだよ><
460おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/11/10(金) 22:42:54 ID:???
ぱぱのぺーすでいいからかいてあげてね
でもいちばんはぼくだからね
461 ◆K.TAI/tg8o :2006/11/12(日) 23:32:58 ID:4MIkwEhL
休載とかじゃないですけど、しばらく更にペース落ちます多分
462泥犬:2006/11/13(月) 02:59:56 ID:???
育児休載です
ご了承下さい
463おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/11/13(月) 03:54:32 ID:???
育児大変だよなぁ…。
昔同居してた甥の世話させられてかなりしんどかった。
464天然ショボーン ◆SoBON/8Tpo :2006/11/13(月) 13:13:26 ID:???
里帰り中、なぜか弟が抱っこすると泣き止むんでしょっちゅう子守頼んでたら
自ら「おっちゃんだよ〜」と言いながら笑顔であやすようになったとでつ
まだ22なのに自分で自分のことを「おっちゃん」言うようになったのには驚いた
465おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/11/13(月) 13:58:23 ID:???
実の妹か姉の子なら遠慮なしに世話できるけど
義姉や義妹の子(つまり兄・弟の子)の世話はちょっとしにくそう
466おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/11/13(月) 15:30:52 ID:???
ウチは姉と歳離れてるせいもあってか高校のときには甥が存在してた。
10代後半からオチャーン呼ばわりです。まあいいけどさ。
467おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/11/15(水) 23:10:12 ID:???
私なんか1才でおばちゃんになったぜ
つまり姪っ子が一個下
468 ◆K.TAI/tg8o :2006/11/24(金) 02:30:28 ID:A+pXcjtF
もうしばらくで再開

なんかますます読者が減りそうな設定ができあがったった
469泥犬:2006/11/24(金) 02:33:00 ID:???
Σ(゚Д゚;≡;゚д゚) おいおいマジかよ!再開だってさみんな!
470 ◆K.TAI/tg8o :2006/11/24(金) 02:35:28 ID:???
いや、すぐには・・・・・・・・

471泥犬:2006/11/24(金) 02:40:03 ID:???
ジャンプでよくある再開前のあらすじまとめとかやってみようかなとか勝手に思ったり
472 ◆K.TAI/tg8o :2006/11/25(土) 01:22:24 ID:???
超期待
473おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/11/25(土) 01:30:19 ID:???
ひゅーひゅー
474ジェノサイド ◆JENO/C0Bwg :2006/11/26(日) 19:49:50 ID:???
フリスクやってみたんだけどそうでもない
ただスースーするだけでした 完
475天然アンニュイキモハゲ ◆7OEabiXBL2 :2006/11/30(木) 04:00:13 ID:???
みんなまだ息止めてるの?

もう・・・書き込んでもいいんだよ?
476おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/11/30(木) 13:47:36 ID:???
あらあら
477ジェノサイド ◆JENO/C0Bwg :2006/12/02(土) 13:55:48 ID:???
約4日のエアなんて初めてですわ
478ジェノサイド ◆JENO/C0Bwg :2006/12/02(土) 18:35:47 ID:???
これまた長期エアの予感だ
479おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/12/02(土) 18:58:57 ID:???
ハァ?
480可児玉 ◆KANI/FOJKA :2006/12/02(土) 23:41:43 ID:???
ほしゅ
481可児玉 ◆KANI/FOJKA :2006/12/02(土) 23:42:38 ID:???
まだ 読めてないのは内緒です
482おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/12/05(火) 22:36:50 ID:???
やめて私のフリスクを汚さないで
483可児玉 ◆KANI/FOJKA :2006/12/08(金) 01:41:42 ID:???
読んだ!!

ってか 蟹玉かっこよすぎだお><
484おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/12/08(金) 03:08:44 ID:???
めっちゃ面白い はやく続きかけ
485おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/12/08(金) 03:47:54 ID:???
全部読むのにどのくらいかかる?
486おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/12/11(月) 20:44:25 ID:???
読んでみたら分かるんじゃね?
487おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/12/11(月) 22:36:46 ID:???
個人的にははないたちより好き
488しにあ:2006/12/11(月) 23:38:38 ID:???
ここまで16話
本編82レス(たぶん)
登場人物紹介5レス

現在育児休載中です
読みやすいからそんなに時間かかんないんじゃないでしょうか
489おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/12/12(火) 01:52:44 ID:???
よし、今度読んでみる!
490おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/12/19(火) 18:09:33 ID:???
一応保守
491 ◆K.TAI/tg8o :2006/12/20(水) 01:32:41 ID:???
ちょっとっつ書いてます。思いの外進まない
492おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/12/26(火) 16:56:15 ID:???
dkdk
493しにあ:2006/12/28(木) 01:20:58 ID:???
年内に来るか否か
494おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2006/12/28(木) 01:26:05 ID:???
|ω・)早く〜☆
495 ◆K.tai/y5Gg :2007/01/01(月) 00:30:20 ID:???
頑張ります
496シニア ◆QWX.P3JUOI :2007/01/01(月) 00:30:26 ID:???
年内に来るか否か
497可児玉 ◆KANI/FOJKA :2007/01/01(月) 01:50:42 ID:???
年内に来るか否か
498おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2007/01/05(金) 23:45:16 ID:???
あけますた
499おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2007/01/14(日) 21:54:40 ID:zrpu2QUd
あげ
500可児玉 ◆KANI/FOJKA :2007/01/18(木) 00:53:43 ID:???
500
501おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2007/01/25(木) 22:17:09 ID:Z9OChN4B
∩(゚∀゚∩)age
502可児玉 ◆KANI/FOJKA :2007/01/26(金) 22:20:21 ID:???
はげ v ⌒ヽ
503おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2007/02/01(木) 01:53:56 ID:es/W/6Sf
蟹さんコテ雑に来なくなった理由を聞かせて
504おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2007/02/01(木) 21:40:40 ID:???
as;;:elkqw




asd:]adl;qw:



qweq:e;w




dq:lqw:e




asdasl



qwe;:qwe;


as
das:d;


505可児玉 ◆KANI/FOJKA :2007/02/03(土) 01:19:03 ID:???
>>503
新規さんが増えたし 古い人があんまりいると
新しい人が増えないかなぁ と・・・・

時間があれば 行きたいんですけどね
あそこいくと あっという間に時間が過ぎちゃうからw
506シニア ◆QWX.P3JUOI :2007/02/05(月) 00:54:19 ID:???
休載3ヶ月突破記念
507 ◆K.tai/y5Gg :2007/02/05(月) 01:46:13 ID:???
page.17 「身震」


ugougo 「よし、今度こそ・・・・・・・・!」
ttp://konoyonohazimari.hp.infoseek.co.jp/mp3/The%20valedictory%20elegy.mp3

4回の表は華中の攻撃である。

打順は一巡し、先頭バッターのugougoがこの日二度目のバッターボックスに入る。

カワワ/えるる/天然「イノ様頑張って〜〜〜」

つい先程まで自分のファンであった女子達の黄色い声援を聞き流しながら改めてイノセンスを睨む。

イノセンス  (別にヒットくらい打たれてもいいんだけどな・・・・こいつは一打席目に当てられてるんだっけ)

相も変わらず涼しい顔をしたイノセンスは、単純作業を行うかのように淡々と第一球を投げた。
初球は内角へストレート。打ち気満々のugoは脚を上げ迎撃体勢をとった。

ugougo  (ここで・・・・・浮くんだろ・・・・・・・・?)
ホッカル 「捕らえた!」
イノセンス   「!」

この試合、華中の攻撃で初めてキレイな打撃音を響かせた打球は、腕を組んだまま直立する一塁手・本家の
真横を一直線に弾んで行った。

審判   「ファール!」
本家   (・・・・・・・・ほう・・・・・?)
ugougo  (チッ・・・・・)

軽く舌打ちをしたugougoは、もう一度スイングを確かめるように軽い素振りを繰り返した。
508 ◆K.tai/y5Gg :2007/02/05(月) 01:47:44 ID:???
イノセンス   「やるじゃないか」
ugougo   「聖闘士に一度見た球は通用しないんだぜ?次は打つ」

初回とは違い、ugougoの目には自身に満ち溢れた光が宿っていた。
ミートされた事は認めるが、自分が打たれるなどまるで考えていないイノセンスは2球目のサインを待った。

バイキング(念のため・・・・・・・だ)
イノセンス   「・・・・・・?別にそこまで警戒しなくてもいいと思うけど・・・・まぁいいか」

イノセンスはバイキングのサインを受け、大きく振りかぶった。

ugougo  (完璧とは言えないが、ある程度の球筋は読めた・・・・・・打てる!)

わざとらしい程のオーバーな投球フォームから放たれた2球目は、またしても内角へのストレート・・・・に見えた。

タイミングを計らい微妙にホップ気味の球を叩くべく片足を上げた途端、ある違和感がugoを包んだ。
・・・・・・・・おかしい・・・・・

鬱井   「これは・・・・・・・!!」
おっかけ 「うご!違うぞ!」

手元で伸びてくる今までの球ではなく、その球はまるで止まっているかのようにゆっくりと近づいてくる。
いち早く察したugougoは、そのまま振り抜いてしまいそうなバットを必死で止め、耐えていた。

チェンジアップであった。

ugougo  「舐めるなァァッッ!」

毎日鬱井の練習にイヤというほど付き合っていた彼は、突然のチェンジアップにも喰らいつく事ができた。
ワンバウンドしてしまいそうな程失速したボールに必死にバットを合わせ、今度は三塁方向へ弾き返した。
509 ◆K.tai/y5Gg :2007/02/05(月) 01:49:40 ID:???
審判  「フ、ファール!」

伝説   「本当にやるな。大したものだ」
イノセンス  「なるほど・・・このチームはお前を叩かねばならないんだな」
ugougo  「・・・・・・・・ネタはあがった。もうチェンジアップも通用しない」
イノセンス   「本当にそう思っているのなら・・・大したことないな」

今度はイノセンスからバイキングにサインが出された。
一呼吸だけ、間を置いたイノセンスはその独特のフォームから3球目を投げる。
迎え撃つugougoはリズミカルに体を揺らしタイミングを計りながら大きく足を上げた。

ugougo  「喰らいやが・・・・・・・!?」

打者の手前で浮き上がるイノセンス特有のボール。
しかし、その一球はホップに加えて大きく弧を描きugougoのバットから逃げていく。

審判   「ストライク!アウトォ!」

本家   「ククッ」
エロイ人 「・・・・・・・・・参ったな・・・・」
おっかけ 「カ、カーブ・・・・?なのか・・・?」

呆然と立ち尽くすugougoにイノセンスは嘲笑交じりに先程投げたボールの握りを見せた。

イノセンス   「サイクロン」
ugougo   「・・・・?!」
イノセンス   「ステキな名前だろ?
       キャッチャーが捕らなければこのまま渦のように回転を続けそうなボールだから」
ugougo   (くっ・・・・・そったれ・・・・)
510 ◆K.tai/y5Gg :2007/02/05(月) 01:50:38 ID:???
天然   「うっきょおおおおおお!!し、師匠と呼ばせて下さい!!」
カワワ    「もーう、ダメねーあの人。時代はイノ様ね」

ベンチに戻り、メットを荒々しく叩きつけるugougo。

エロイ人 「落ち着け」
ugougo   「・・・・・・・・・」

この回より新たに加わった二つの変化球に、華中ナインは成す術も無く凡退していった。


そして4回の裏───

華中は本日二度目のクリーンナップを迎える。

ttp://d2.ffshrine.org/soundtracks/Ys%20VI%20The%20Ark%20of%20Napishtim%20Original%20Sound%20Track/106_mighty_obstacle.mp3

かしわぎ 「・・・・・武者震いってあるんだな」

一度、二度、バットを軽く回す伝説の姿を目の当たりにしてかしわぎは呟く。

クリーンナップ以外の打撃陣もレベルは決して低くは無い。今のところそれを直球一本で
ねじ伏せているだけでも十分賞賛に値するのだが、ここで一歩更なる壁を越えて行きたいところである。

かしわぎ (一球目は・・・・・・)

大きく振りかぶり、左打席に立つ伝説の足元付近へ構えたミットへストレートを叩き込む。
511 ◆K.tai/y5Gg :2007/02/05(月) 01:51:37 ID:???
主審   「ストライク!」
伝説   (・・・・・・・・)
かしわぎ (よし・・・!)

かしわぎはアジェーンからの返球を意気揚々とキャッチした。

かしわぎ (初球を見逃した・・・・とりあえず3番は抑えられるかな)

トップバッターさえ抑えられればかしわぎには勝算があった。
あとの二人・・・・いざとなれば・・・・

二球目はアジェーンから打ち合わせ通りのサインが出る。
構えるミットは先程とほぼ同じ位置。そこへテンポ良く第二球目が投げ込まれる。

伝説   (同じコース・・・・!)

伝説は先刻見たそのコースを思い切り振り抜いた。
しかし・・・・・

主審   「ストライク!ツー!」
かしわぎ (ははっ!!)
伝説   (!! 落ち・・・・・た・・・・・か?)

上向きになったアジェーンのミットを見て、伝説はフォークボールを空振りさせられた事を認識した。
見逃せば・・・ギリギリボールだったに違いない。

鬱井   「凄い!・・・・・けど複雑だな・・・」
おっかけ 「今は味方なんだし、素直に応援しておけよ」
鬱井   「そ、そうだけど・・・」
おっかけ 「ライバルに置いてかれるのがヤダってか?ちっちぇえなぁ相変わらず」
鬱井   「う、うるさいなぁ」
おっかけ 「いいから良く見て研究しろよ。手元に近づくまで悟られ難いあのフォークは確かに武器になる」
512 ◆K.tai/y5Gg :2007/02/05(月) 01:52:30 ID:???
かしわぎの球速はMAXで120キロ弱であるが、直球と大差無い速度のフォークボールを操る投手と
相対するのは伝説にとって初めての事であった。

かしわぎ (これでいい。もうヤツの頭にはフォークが叩き込まれている。まさしく計画通り。あとは・・・)
伝説   (これが得意球のようだな・・・)
かしわぎ (遊び球は無しだ。この二択に迷っているうちにアウトをひとつ貰っておこう)
伝説   (確かに・・・・・厄介ではある。だが・・・・・)

サイン交換が終わり、今までとは一転して今度は外角へ。
かしわぎは気合を込めて、その決め球を投げた。

伝説   (俺を打ち取りたいのであれば、フォークは最後に見せるべきだった)

ジッとコースと球種を見据える伝説。

伝説   (回転が少ない・・・・・・・フォーク・・・・・!)

オメガ  「!」
かしわぎ 「なんだと!?」

またしても見えないスイングから放たれる見えない打球が一塁手オメガの足元を抜くてゆく。
伝説の第一打席の反省により、多少深めに守っていたツルゲーネスが慌てて走者を一塁で止めようと打球を処理する。

ねるね  「シ、シングルで済んで良かったね」

外野からの返球を二塁上で受け取ったねるねは、安堵の声を漏らしながらかしわぎにボールを戻す。

かしわぎ (サインを読まれたのか・・・・ヤマをはっただけなのか・・・・?)

少し機嫌が悪そうにそれをキャッチしたかしわぎは、思考回路が落ち着かないまま次の蟹玉を迎え入れた。
場内はまたもや興奮した歓声に包まれる。
513 ◆K.tai/y5Gg :2007/02/05(月) 01:53:31 ID:???
蟹玉   「さぁ・・・・・・・来い」
かしわぎ (・・・・・ぐぅ・・・・・・・・この重圧・・・・)

投手を落ち着かせようと、ゆっくりとサインを出すアジェーンにかしわぎは首を振り続けている。
その様子を見ていた蟹玉は、やや伏せ目がちに思考を巡らせた。

かしわぎ (慎重なのは分かるが、こいつ相手にカウントは悪くしたくない・・・・)
蟹玉   (伝のヒットでこいつは少なからず動揺している。カウントは早めに稼ぎに来るハズ)
かしわぎ (打たれない場所に打たれない球を・・・・・そうなると・・・)
蟹玉   (真ん中は無い。それは相手が4番だから。内角も無い。今の精神状態では死球の恐れがある)
かしわぎ (打ち気はそう感じられない。ここは恐れずに行かなければ・・・)
蟹玉   (投手にとって自信を回復させる為には・・・・・・・)

長いサイン交換の後、やっと決定した第一球目がかしわぎより投げられた。

蟹玉   (つまり・・・・・外角にフォーク・・・・・!)

一点決め打ちの蟹玉は、初回の豪快なバッティングとは対照的に柔軟性に富んだスイングで、
低めにコントロールされたフォークをレフト方向にすくい上げた。

鬱井   「う・・・・・」
おっかけ 「うめぇ・・・・・・・!!」

見えない糸に引っ張られているかのように、蟹玉の打球は必死にジャンプするサードホッカルを越え、
前進する俺100円の手前でゆっくりとレフト線上に落ちていった。

かしわぎ 「く・・・・・・そ・・・・・・・・!」
アジェーン   (読まれたな・・・・・)
514 ◆K.tai/y5Gg :2007/02/05(月) 01:54:47 ID:???
無死一、二塁となり続く本家を前にして、アジェーンが一旦タイムをとりかしわぎのもとへ向かう。
いつものおどけた口調とは違い、かしわぎはグラブで口元を隠しながらアジェーンにそっと耳打ちをした。

かしわぎ 「もっと深く握ってもいいですか?」
アジェーン  「・・・・・! 分かった・・・・・体でなんとか止めてみよう・・・・・」

かしわぎがまだ全力でなかったことに驚きつつ、申し出を了承したアジェーンはタイムを解き座り込む。
バッターボックスには本家が含み笑いを浮かべながら構えている。

この打席、本家は一見打ち気の無いように見えた。
三球目の真ん中付近の直球をも見逃し、カウント2-1と早々に追い込まれた形となった。

かしわぎ (今のこのチームに僕のフォークを捕れる可能性があるのはこの人だけ・・・・・
      こんなところで手の内を見せるのは癪だが、このまま引き下がるのはもっと癪だし・・・)
本家   「いいか」
アジェーン   「?」

かしわぎがセットポジションに入ったと同時に、本家が不意に口を開いた。

本家   「どんな策、どんな配球も俺には通じない。他の連中にも伝えておく事だな」
かしわぎ (・・・・・・・・・・・・!)

数秒後、これまでのフォークより更に鋭さを増したかしわぎ渾身の決め球は、本家によって無常にも
レフトスタンドに叩き込まれていた。
515 ◆K.tai/y5Gg :2007/02/05(月) 01:55:29 ID:???
次号 「胸中」
516シニア ◆QWX.P3JUOI :2007/02/05(月) 01:58:16 ID:???
久々の投下オツカレサマです

ugougo  (ここで・・・・・浮くんだろ・・・・・・・・?)
イノセンス   「サイクロン」


これがどうにもツボ

517可児玉 ◆KANI/FOJKA :2007/02/09(金) 06:53:45 ID:???
連載再開したときの王位争奪編を思い出す
518おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2007/02/15(木) 01:29:49 ID:???
サクサク書いてます発言は嘘だったんですか!?
519 ◆K.tai/y5Gg :2007/02/15(木) 01:31:58 ID:???
サックサック  くらい

もうちょい
520おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2007/02/19(月) 13:12:39 ID:???
まさかと思ったらここもかよワロスワロス
おいロビは懐古厨の群が集まる所か
521おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2007/02/21(水) 00:49:30 ID:???
そして再開
522おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2007/02/28(水) 00:12:45 ID:???
そろそろ再開
523おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2007/03/01(木) 01:16:23 ID:???
いよいよ再開
524おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2007/03/06(火) 16:54:09 ID:???
なんと再開
525おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2007/03/10(土) 00:58:20 ID:???
マジで再開
526 ◆K.tai/y5Gg :2007/03/10(土) 02:06:09 ID:???
長いんですイヤほんと
527順子 ◆7cLxck4AcU :2007/03/10(土) 02:09:38 ID:???
どうぞどうぞ
528順子 ◆7cLxck4AcU :2007/03/28(水) 03:30:11 ID:???
今週末再開!
529おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2007/04/01(日) 01:12:53 ID:???
今日再開予定?
530おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2007/04/01(日) 01:15:38 ID:???
774 ◆K.TAI/tg8o sage 2007/03/28(水) 02:34:53 ID:???
よきにはからえ

週末までに甲子園が行きますから
531 ◆K.tai/y5Gg :2007/04/01(日) 01:22:39 ID:???
今8割5分
532 ◆K.tai/y5Gg :2007/04/06(金) 01:43:55 ID:???
page.18 「胸中」


かしわぎ (これが・・・・・軟式と硬式のレベルの違い・・・・・・なのか・・・・・・?
 ・・・・・・・・連中と僕の実力はどれくらい離れているんだ・・・・・?)

かしわぎは珍しく落ち込んでいた。

結局クリーンナップからは1アウトも獲れず、一気に崩れかけるかと思われたがなんとか持ち直し
後続を断ち切った。
だが、プライドの高い彼は完敗した事実をなかなか認めることが出来なかった。

【5回表 華中 0−5 蝶サイコー】

試合は後半へ突入し、点差を5点と拡げられた華中はなんとしてもイノセンスを攻略したいところであったが、
変幻自在のピッチングに対し攻略の糸口を見つける事ができなかった。
5回の表も三者凡退し、ここまでパーフェクトに押さえ込まれている華中をあざ笑うかのように
蝶サイコーベンチではイノセンスが交代を申し出ていた。
交代理由は「軟球は変化が小さくつまらない」というものであった。

蟹玉   「狙ってもいいんだぞ。パーフェクト」
イノセンス  「別に自慢できるワケでもないし、そこそこ楽しめたからいいです」
蟹玉   「相手も交代するようだな。中々良い投手だったがな」

華中のリリーフはKIRAが告げられた。
それと同時に、一連の失点で自信喪失気味のアジェーンに替えおっかけを投入することとなった。

ついに自分の出番かとビクつきながら待ち構えていた鬱井は肩透かしを喰ってしまったが、おっかけの
説明を聞きこの継投に納得した。
533 ◆K.tai/y5Gg :2007/04/06(金) 01:45:23 ID:???
おっかけ 「つまり、監督はまだ勝つ気でいるんだろう。こっちは先攻でリードされている。
       イノセンスが交代し今は反撃のチャンス。今お前に投げさせてヘバった場合KIRAしか居なくなる。
       その時までに逆転できてればいいけど、同点延長戦にでも突入したらそれこそヤバいからな」
鬱井   「な、なるほど」
おっかけ 「追いつければ、残り最低でも3イニング。お前の出番は来る。今は投げ込んでおけよ」

おっかけにとっては珍しい、そして懐かしいKIRAと組むバッテリーである。
丁寧にコースを突き、絶妙にハズす。KIRAお得意の投球術で9番モギオ、1番アンリミテッドを連続三振に仕留めた。
打席には2番のヤンピが立っているが、この勢いのまま抑えられるのは時間の問題のようであった。
交代したKIRAのピッチングは蟹玉らの表情を一変させた。

蟹玉   「実に見事だ。あれから大分成長したようだな。だがあいつは・・・・?」
本家   「クク・・・・特異体質ってやつだな。こいつは面白い」
蟹玉   「指導者に知らされていないのか・・・黙認されているのか・・・いずれにしてもあのまま
       オーラを使い続ければすぐに底を尽きるぞ」
伝説   「・・・・・・・・・・・」
バイキング「軟式の甘ちゃん連中を随分と評価してるんだな」
蟹玉   「その甘ちゃん連中からヒットを打ってるのは俺たちだけだという事を忘れるな。
       総合的な投手力ではあちらさんが上さ」
伝説   「・・・一番手からここまで雑魚な投手はいなかった。もし我々が事前に研究されていれば
       これほど点差は広がらなかったかもしれない」
バイキング「グ、グムー」

そんな会話が交わされている間に、KIRAはこの回最後の打者からまたしても三振を奪っていた。

おっかけ 「ナイスピー」
KIRA   「問題は次だがな」
おっかけ 「当ててくれればもう少しラクだったな。ちょっと球数多かったか?」
KIRA   「いや・・・・・・・・」
534 ◆K.tai/y5Gg :2007/04/06(金) 01:47:51 ID:???
少し疲れた表情を浮かべるKIRAを横目に、おっかけがメットを被りネクストサークルへ向かう。

おっかけ 「点を取りに行ってやるよ。お前は三振でいい」

交代した投手は“F”。今年になって外野から投手にコンバートされた選手である。

これまでミートすらさせて貰えなかったイノセンスと違い、華中の打線は少しづつ機能し始めた。
8番おっかけの初めて得点圏に進むこととなるーツーベースを皮切りに、ugougo、ねるねの
連続タイムリーでこの6回の表にやっと2点を返すことが出来た。これで2−5。

新親衛隊 「なーんだ。イノ様の出番もう終わりなの〜」
ホッカル 「二番手は大したことなさそうだ。蟹玉は投げそうにないな」
ugougo  「・・・・・・・あのやろう・・・・・勝ち逃げか・・・・・・!」
おっかけ 「いいさ。ラストでなんとか追い付こう。KIRA、裏は頼むぜ」
KIRA   「・・・・・・・・・ああ・・・」

【6回裏 華中 2−5 蝶サイコー(攻)】


6回裏、蝶サイコーの攻撃。このままいけばこの回が最後の攻撃となる。
3番の伝説が打席へゆっくりと歩いてくる。
ttp://d2.ffshrine.org/soundtracks/Romancing%20SaGa%20Original%20Sound%20Version/25_-_beat_them_up!.mp3

おっかけ (3、4番は左対左・・・。大丈夫。いつも通りのKIRAで逃げ切れるハズ)

強気な性格と抜群の制球力。
これらを武器とするKIRAは受ける捕手によってカラーを変える。
心地よいプレッシャーと責任感を感じながらおっかけは伝説を迎え入れようとしたが・・・・・
535 ◆K.tai/y5Gg :2007/04/06(金) 01:48:37 ID:???
KIRA  「!」
おっかけ 「なんだと・・・・!?」

伝説が立ったのは右打席であった。

ホッカル 「・・・こいつ・・・・・スイッチヒッターか・・・・!!」
おっかけ (このやろう・・・・!)

おっかけは初球に、様子見がてら外角へボール球のカーブを要求し、KIRAもそれに応えた。
ハッキリしたボール球の次は、クサいところへもう一度ボール球。
ボールは先行してしまうが、おっかけはスイングと選球眼を確認したかった。
KIRAは要求のコースの通りに投げることが出来る。上手くすれば引っ掛けてくれるかも知れない。だが…

KIRA  「ファースト!」
オメガ  「!?」

ファールグラウンド上を鋭いライナーが一塁線に飛んでいく。前回同様、多くの野手は目で追うことすら適わない。

KIRA  (く・・・・!)
伝説   (さぁ・・・ここからだろう・・・?)
おっかけ (右でもこのスイングか・・・)

冷や汗を拭い、おっかけは次のサインを出す。

おっかけ (次は・・・・低めにカーブ・・・。ミートされなければ良しだ)

KIRAは頷くと、おっかけの構えたコースへ自身の得意球を放った。
ピクッ と一瞬体を反応させた伝説であったが、ボールは要求通りのコースへ大きくうねりながら収まった。

審判   「ストライク!ツー!!」
おっかけ (できれば振って欲しかったが・・・・これで追い込めた)
536 ◆K.tai/y5Gg :2007/04/06(金) 01:50:03 ID:???
カウントは2ストライク2ボール。
返球を捕ると、KIRAは帽子を取ってその端正な顔を伝う汗を拭った。

伝説   (・・・・球威といい制球といい、あの時より格段にレベルアップしている・・・)
KIRA  (体が重い・・・この回がラストだろうな。その前にお前だけは・・・・・・)
伝説   (いい仲間、いい指導者に恵まれたな。現時点での地力ではおそらくお前が上だろう)
KIRA  (サインは、先程と同じ球を今度は低めに外す・・・か。
       しかしこんなセオリーはお前のまさしく想定内なのだろう?)
伝説   (今のカーブを完璧に捕らえるのは確かに難しい。だが、俺はお前の性格を知っている)

KIRAはおっかけのサインに首を横に振ると、逆に自分からブロックサインを送りプレートを踏みなおした。

おっかけ (・・・・・・! KIRA・・・!)

その光景を見て、伝説はニヤリと笑う。

伝説   (お前の弱点は・・・・・その高過ぎるプライドと正確すぎるコントロールだ・・・・・・!)

ボールがKIRAから離れたと同時に伝説はボックスの背中方向へギリギリまで立ち位置を下げた。
KIRAが選択した決め球は、インハイへのストレート。

内角高め、低め。外角高めと低め。
KIRAはここぞという時にこの4つのコースギリギリに投げてくる事を伝説は知っていた。
絶対の自信を持つ正確無比なコントロールは、本来何十種類とある投球パターンをたった4つに絞ってしまった。
伝説の常識外れのスイングであれば、それらを見極めてからでもインパクトに十分間に合う。
あとは「そこ」を振り抜くだけである。

この日一番の快音は、蝶サイコー3本目となるバックスクリーンへのホームランとなった。
537 ◆K.tai/y5Gg :2007/04/06(金) 01:51:51 ID:???
KIRA  「・・・・・・・・・・・。」

KIRAはそのままマウンドに片ヒザをついてしまった。
打たれたショックのためではなく、全身を覆う疲労感の為である。
エロイ人は少しだけため息をついた後に、主審にリリーフを伝えた。

エロイ人 「鬱井、出番だ」

鬱井   「ひゃ、ひゃい」
エロイ人 「情けない声を出すな。いいか、相手は関東どころか全国トップレベルだ」
鬱井   「は、はい」
エロイ人 「よく見て来い。そして全力でぶつかって来い。以上だ」
鬱井   「はい!」

KIRA  「いい・・・自分で歩ける」

心配そうにマウンドへ向かったキラヲタを制し、反対方向からマウンドへ向かう鬱井と無言ですれ違う。
一瞬声をかけようか迷った鬱井であったが、彼自身、KIRAの敗北した姿を見るのは初めてであった為、
心中を思いやり上げかけた腕を自分の帽子のツバに乗せ誤魔化した。

おっかけ 「肩は出来てるよな?」
鬱井   「勿論」
おっかけ 「集中しろ。投手はもうお前しか残っていないんだ」
鬱井   「分かってるよ」
おっかけ 「ヤツらがどんな強打者だろうとも関係無い。いいか、『触れもしないスピードには・・・・・』」
鬱井   「うん。『どんなパワーも通用しない』・・・・・!」
538 ◆K.tai/y5Gg :2007/04/06(金) 01:54:26 ID:???
ttp://d2.ffshrine.org/soundtracks/Romancing%20SaGa%20Original%20Sound%20Version/33_-_coup_de_grace.mp3

規定数の投球練習が終わり、蟹玉はゆっくりと打席に入る。
迎える鬱井は集中力を高めるために3、4秒目を閉じた。

鬱井   「よし・・・・・・!」

比較的大きめな目を更に見開いて鬱井は第一球を投げた。
おっかけの構えたコースより少し外へ逃げてしまったものの、ボールはストライクゾーン内へ。

蟹玉   (・・・・・速い!)
主審   「ストライク!」
鬱井   「ふぅっ」
おっかけ (予想通り初球は見たな・・・)

おっかけは蟹玉の打ち気が無かった事を確認するとすぐさま次のサインを出した。
しかし鬱井は即答しない。

鬱井   (う・・・・・・)
おっかけ (バ・・・・・・お前!こんな時に!)

サインはチェンジアップであったが、鬱井は直球のみの勝負を臨んでいたようであった。
おっかけは血管が浮き出そうな程堅く握った右手でもう一度同じサインをし叱りつけるように出した。
仕方無さそうに鬱井は頷く。

おっかけ (ったく。こいつはマトモな攻め方じゃ無理なんだ。
      体感スピードを把握される前にこいつの時を止めてやれ!)
鬱井   (絶対ストライクにするな・・・か)

要求コースは外角高め。やや緊張気味に鬱井はその二球目を投げた。
速球に備えていた蟹玉は完全にタイミングを外され、大きく体がグラついてしまった。
539 ◆K.tai/y5Gg :2007/04/06(金) 01:56:30 ID:???
おっかけ (あわよくば振ってくれ・・・・・!)
蟹玉   (こ、こらえろ・・・!)

主審   「ボール!!」

これでカウントは1−1。ここまではおっかけの予定通りである。
おっかけは蟹玉に考えるタイミングを与えまいとテンポ良くサインを出す。
全力ストレートのサインに鬱井は待ってましたとばかりに大きく頷く。

蟹玉   (・・・・!! こいつは・・・・・!)
伝説   「! 明らかに投手の気配が変わった。このオーラは一体・・・・・」
本家   「・・・・・な?控えの連中の方が面白いだろう・・・?」
おっかけ (来い・・・・・・!)

何度も修正し、独自に編み出したフォームから鬱井は渾身の力を込めた速球を放った。

おっかけ (来た!MAXだ!)
蟹玉   (な、なにィ!?)

場外まで消し飛ばされそうな猛烈なスイングは空しく空を切り、蟹玉はその勢いで片ヒザをついてしまう。

ホッカル 「は、速ぇ!」
アポロ  「主将の空振りなんて見るのいつ以来だろう・・・・・」

敵味方双方のベンチが騒然となる中、間髪入れずおっかけは更に次のサインを出す。
堪らず蟹玉はタイムを取り一旦打席を外す。

蟹玉   「・・・正直ナメていた。まさかこれほどの真似が出来ようとは驚きだ」
おっかけ 「あいつに伝えておくよ。多分喜ぶ」
蟹玉   「おそらくこれが今日最後の打席・・・・。
      ナメたことに対する詫びも兼ねて特別に見せてやる」
540 ◆K.tai/y5Gg :2007/04/06(金) 01:57:28 ID:???
そう言うと蟹玉は右手で持ったバットを逆手に持ち替え、胸の高さの位置で鬱井に向かって水平に突き出した。
そのまま瞑想するような構えはまるで投手と自分との距離を測っているような光景であった。

アンリミテッド 「あの体勢は・・・・!」
モギオ  「こんなヤツら相手に!?なんて勿体無い!」

騒然とする敵ベンチを鬱井とおっかけは不思議そうに見つめた。
構えを解いた蟹玉は打席に入りいつも通りに構える。しかし威圧感は先刻までと比べ物にならない。

鬱井   (何だろう・・・・・?イヤな予感がする・・・・)
おっかけ (身にまとった空気に押し潰されてしまいそうだ・・・。もう一球、さっきのイケるな?)
鬱井   (速球を・・・・今度は内角か・・・。大丈夫、打ち取れるハズ!)
おっかけ (こいつの頭にはさっきのチェンジアップが残ってる・・・。決めるならここだ!)

伝説   「KANIストラッシュ・・・・・!」
本家   「ここでわざわざ体力のムダ使いをするとはな。酔狂にも程がある」
ホッカル (カニ・・・なんだって?)

鬱井はゆっくりと振りかぶり、顔が歪むほど力を込めた自身の最高球速を蟹玉に叩きつけた。
しかし、鬱井の振り上げた脚が着地するよりも早く、蟹玉のバットは自慢の高速球を打ち砕いていた。

おっかけ 「まさか・・・・・・!」
鬱井   「あ・・・・・・・・あぁ・・・・・・・」
エロイ人 「・・・・・脱帽だな」

打球はまたしてもバックスクリーンへ一直線。センターの未来人は打球を追おうともしなかった。

観客   「す・・・・・・すっげえええええええええええええええええ!!」

途端に湧き上がる場内。体力を消耗したのか、蟹玉は呼吸を整えながらゆっくりと走塁を始めた。
唯一自信を持っていた速球を完璧に打たれた鬱井はマウンド上で呆けていた。
ホームインの直前、蟹玉が落胆する鬱井に声をかける。
541 ◆K.tai/y5Gg :2007/04/06(金) 01:58:57 ID:???
蟹玉   「いつか・・・・・・・『高見』に来いよ、鬱井。お前にはその素質がある」
鬱井   「・・・・・・え?」

含みを持った言葉に鬱井は戸惑った。抑えたならともかく、打ち負かした相手に何を・・・・・・・・?

おっかけ 「集中を切るな。まだノーアウトだし、1つずつ丁寧に行こう」
鬱井   「あ、うん・・・・・ゴメン」
おっかけ 「それに・・・・・もう1人いるしな」

立て続けに2点を追加され2−7とまたしても5点差となり、更にここで5番本家を迎える。
同学年とは思えないほど鍛え抜かれた肉体を揺らし、本家はゆっくりと打席に入った。

ttp://www.yonosuke.net/u/6d/6d-10508.wma

本家   「鬱井よ、何ゆえもがき苦しむのか?」
鬱井   「え?」
本家   「点差は5点。お前らの反撃のチャンスはあと1回・・・・・・」
鬱井   「・・・・・・」
本家   「そして現在未だノーアウト。対峙するはお前の力など遠く及ばないこの俺だ。
      試合を諦め、棄権したとしても誰もお前を責める事はできまいよ」
鬱井   「そんな事!やってみなければ分からないじゃないか・・・・!」
本家   「ではやってみるがいい。そして己の無力さを思い知り呪うがいい。
      そして今日のうちに気付ける事に感謝するがいい。自分がどれほど浅はかであったのかを」
鬱井   「なん・・・・だと・・・・?」
おっかけ 「鬱井!」
本家   「クク・・・・ウチの主将が大分サービスしたようなのでな。最後は俺が面白い手品をみせてやる」
おっかけ 「てめぇ・・・・!」
542 ◆K.tai/y5Gg :2007/04/06(金) 01:59:52 ID:???
『平常心は保つように』────

なるほど、試合前の下ネタマスクの忠告はこういうことだったのか、とおっかけは理解した。
察するにこの程度の煽りはホンの挨拶代わりなのだろうが、我らが単純投手にはてきめんに効いている。
タイムして鎮めにいくべきか・・・・

チラリとベンチを窺うとエロイ人は「GO」サインを出している。

おっかけ (・・・・・なるほど・・・・・・・・相手のペースで構わないってか。この際、本家とやらの力も
       観ておきたい。今後のために。もっとも、全力を出してくれればの話だが・・・・)

顔を真っ赤にした相棒をよそに、一球目は速球を大きく外すようサインを出した。
わざとらしい程のボール球である。これで少し頭が冷えてくれればいいが・・・
鬱井が頷き、モーションに入ろうとした瞬間、不意に本家が口を開いた。

本家   「初球は・・・・アウトコースへのボール球」
おっかけ 「!」

おっかけは思わず身じろいだ。その本家の予告通りの怒りに満ちたストレートを
思わず落球しそうになってしまった。

おっかけ (・・・ミットでも見てるのか?だとしたらとんだペテン野郎だが)
鬱井   (こいつだけは抑える。こんなヤツに・・・・・)
おっかけ (相方はイイ感じに怒り沸騰だが、逆に集中できているともとれるな・・・良し・・・)

本家   「続いては・・・・同じくアウトコース低めへのチェンジアップ」
おっかけ 「!・・・・・・・・!?」
543 ◆K.tai/y5Gg :2007/04/06(金) 02:01:04 ID:???
ストライクがコールされるが、今度は思わず後ろへ逸らしてしまうおっかけ。
偶然にしては出来過ぎているように思えるがまさか・・・・・・

その後も2球立て続けに球種とコースを言い当てられる。本家はまだ一度もバットを振っていない。
カウントは2ストライク2ボール。一応バッティングカウントではあるが・・・・

おっかけ (サインを盗まれてるのか・・・鬱井のクセでも見破られたか・・・・?)
本家   「クク・・・・・・」
おっかけ (鬱井はまだ気付いていない。わざわざ教える事も無いだろう・・・・・では次は・・・・)
鬱井   (!! 目一杯内角へ?・・・・っていうか、そこだと下手したら当たるんじゃ・・・・・?)
おっかけ (・・・・・これで何かが分かるはずだぜ・・・・・・)

おっかけの構えたコースは、構える本家の肘の真下。
無論、鬱井にはそんな所へピンポイントで投げ込むKIRAのような制球力など無い。
だが、おっかけはこの一球で本家どう動くのかが知りたかった。「予測」なのか「盗まれて」いるのか。

一方で困惑したのは鬱井であった。
たしかに気に入らない相手ではあるが、それにしても危険球ともとれるコースに投げ込む事に抵抗があった。
そんな馬鹿なサインをおっかけが出すとは考えにくい。何か考えがあるのだろう・・・・・・
戸惑いながらもおっかけを信じ頷く鬱井。そして・・・・・・・

本家   「・・・・『そこ』でいいんだな・・・・・?」
おっかけ 「!!」
本家   「では仕舞いだ・・・・・・!」
おっかけ 「ば、馬鹿な!投球と同時に・・・・・・・!?」
544 ◆K.tai/y5Gg :2007/04/06(金) 02:01:53 ID:???
鬱井の指からボールが離れる瞬間、本家はバッターボックスの外枠ギリギリまで下がると、
本来ボールであるはずのそのコースを豪快に振り抜いた。
火花を散らしそうなほどの打球は打球は三度バックスクリーンへ突き刺さった。

ホッカル 「バックスクリーン・・・・・3連発・・・・・・・」
おっかけ 「冗談じゃねえ・・・・・最後ボール球だぞ・・・・・・」
鬱井   「うぅ・・・・・」

完敗を喫した鬱井は熱血漫画よろしくその場で両手両膝をついてしまった。
力の差は覚悟していたし、今の自分では太刀打ちできる相手では無いと頭では理解していた。
でもあんなにポンポン打つ事無いじゃないか・・・・・・・
ダイヤモンドを回る本家の耳障りな笑い声がいつもでも耳にこびり付いていた。
経緯は違えど、結果的に自慢の速球を連続ホームランされたショックは大きく、その後の投球にも
大きく影響することとなった。


結局鬱井は後続に更に2点を追加されてしまい、華中はこの回一挙5点を奪われた。
最終回にホッカルが意地の一発を放つも反撃は実らず、3−10で大敗してしまった。

試合後のミーティングでエロイ人は気落ちする選手達を「大収穫なのだからむしろ喜べ」と明るく励ました。

課題が見えてきた。壁も見えてきた。そして全国区の選手達の力量も・・・・・・・
当然練習に対する姿勢にも変化が現れてくるだろう。
大収穫とは気休めでは無く事実である。

エロイ人 「さぁ、帰って今日はゆっくり休め。また明日から練習だ」
545 ◆K.tai/y5Gg :2007/04/06(金) 02:02:36 ID:???
鬱井   「ちょっ・・・優しく優しく・・・」
こんにゃく「これくらいですか?」
鬱井   「痛い痛い・・・・」
おっかけ 「てめえこんにゃく様のマッサージ受けて文句たれてんじゃねえよ」
鬱井   「だって昨日あのまま寝ちゃったんだもん」
おっかけ 「大体、大して投げてないのになんでそんな疲労してるんだよ」
こんにゃく「大変な試合でしたからね。お疲れ様でした」
鬱井   「ごめん・・・・・打たれちゃって」
こんにゃく「いえ、カッコよかったですよ。みなさんも」
LOOP  「あ、二人ともちょっと」

あくる日、筋肉痛だらけの体をほぐしている鬱井に妙な知らせが飛び込んできた。

鬱井   「かしわぎが居ない?」
LOOP  「今まで授業は休んでも部活を休んだ事が無かったからさ。どうしたのかなって。」
おっかけ 「こいつみたいに筋肉痛で寝てるんじゃねえの?」
LOOP  「かしわぎだけじゃなくて、オメガ達例の4人も一緒に休みなんだよね・・・・・・」
ugougo  「負けた悔しさで秘密の特訓でもしてるのか?」

冗談めかしてugougoは言い放ったが、あながちありえない話でも無いとも思える。
ここにいる者はプライドの高い彼の性格を知っている。
みんなと会わす顔が無く、元ARASHIで集まってひっそりと練習をしているとしても
全く不思議では無い。

照れくさそうにすぐにひょっこりと顔を出すだろう───鬱井達はそう思っていた。
3日後、かしわぎ退部の報を聞くまでは。
546 ◆K.tai/y5Gg :2007/04/06(金) 02:03:17 ID:???
次号 「先走」
547順子 ◆7cLxck4AcU :2007/04/06(金) 02:05:59 ID:???
すげぇぇぇぇぇ展開になttきtttttttttましたね
ついにオーラの概念解禁で試合終了

乙です
548おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2007/04/07(土) 15:58:29 ID:???
久々に来てた!
549こんにゃくしゃ ◆LgkOnYAkUU :2007/04/07(土) 23:23:00 ID:???

           ∧_∧ ゙  これくらいですか?
           (・ω・`;) ゙
           ゙U,,.U,) グッ ググッ  
           /    `ヽーっ 
痛い痛い・・>  l   ⊃ ⌒_つ
            `'ー---‐'''''"
550 ◆ugougo.EKs :2007/04/07(土) 23:25:46 ID:???
ズサ━━━━⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡━━━━!!
551おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2007/04/09(月) 02:02:16 ID:???
゚.+:。キャワ(*・ω・(・ω・*)ィィ゚.+:。
552おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2007/04/14(土) 21:44:31 ID:???
保守
553おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2007/04/18(水) 01:54:03 ID:???
ばいばいさるさん
554 ◆K.tai/y5Gg :2007/04/19(木) 00:27:03 ID:???
最近多いよね
555おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2007/04/21(土) 13:47:48 ID:???
うわあこの板でこんにゃくしゃはじめて見た。感動
556 ◆K.tai/y5Gg :2007/04/26(木) 22:55:14 ID:???
page.19 「先走」


おっかけ 「どういう事なんだ!?」

3日ぶりに登校してきたかしわぎに対しておっかけの怒号が教室中に響き渡る。

かしわぎ 「どうもこうも、さっきお伝えした通りですよ。はは」
おっかけ 「これからって時なのに!」
鬱井   「そうだよ!負けたのが悔しいなら練習して上手くなればいいじゃないか!」
かしわぎ 「まあまあ」
ugougo  「・・・・・・・・・何故だ?」
かしわぎ 「やりたい事が出来たから部を辞める。ただそれだけですよ。監督も承諾してくれましたし」
LOOP  「デブやオメガ達も一緒に辞めるというのは本当かい。」
かしわぎ 「ええ・・・・・・。ま、説明しますよ」

一呼吸おいてからかしわぎは淡々と語り始めた。

かしわぎ 「結論から言いますと、僕はある硬式チームに入ります」
おっかけ 「!!」
かしわぎ 「・・・・・今回の敗戦で思い知りました。今、僕らと彼らの力には大きな開きがある。
       このままでは到底中学生のうちには追いつけない・・・・」
鬱井   「だ、だからこれからたくさん練習すれば・・・・・」
かしわぎ 「ええ。ですが軟式でそれをやっていたのでは間に合わない、と言うのが僕の考えです」
鬱井   「で、でも硬式はやらないって言ってたじゃないか・・・!」
かしわぎ 「まぁ、まさにそこなんですよ。僕らが退部を決意した要因はね。
       確かに現在の東京では、覇毛高の影響で腐ったチームが大半を占めてます。しかし・・・・ん?」
557 ◆K.tai/y5Gg :2007/04/26(木) 22:56:14 ID:???
炎    「教室で何大きい声だしてるのさ」
おっかけ 「オメガ!炎!テラチキ!」
テラチキン「廊下まで聞こえてきたぞ。おっかけの声」
ugougo  「ん?・・・お前誰だ・・・?」
デブ   「・・・・・」
鬱井   「デ、デブ!?」
デブ   「俺はもうデブじゃない・・・・」
おっかけ 「あ、あぁ。最近痩せてきたと思ったけど、この数日でさらに痩せたな・・・。確かにデブじゃない」
かしわぎ 「いや、そういう意味じゃなくて・・・。まあいいや。話が先に進まない。
       つまり、あの試合の帰り道、僕らはスカウトされたんです」
LOOP  「スカウト?」
かしわぎ 「あの日、交代させられてからベンチでずっと考えていました。僕の目標、甲子園で優勝し、
       日本中に僕の名を轟かすという夢を叶える為にはどうすればいいのかを」
鬱井   「・・・・・・」
かしわぎ 「君たちのように努力し、力を合わせて勝利を目指していく様は正しい事とは思います。
       ですが、僕は『最初から強いメンバーの揃ったチームに入った方が近道』
       という考えに達しました。
       そんな折にある高校からスカウトされたんです。『ウチで頂点を目指せ』と」
おっかけ 「おい!最初から強いってまさかお前覇毛高じゃ・・・・・・!」
かしわぎ 「見損なわないで下さい。僕の目標はあくまで覇毛高を倒した上で日本一になり伝説を作る事です」
ugougo  「ってことは・・・・・まさか・・・・・・」
かしわぎ 「そう。千葉県・私立和歌覇毛高校・・・・・です」
558 ◆K.tai/y5Gg :2007/04/26(木) 22:59:36 ID:???
蝶サイコーとの試合終了直後────


アルケミスト 「────つまり、スタートラインから他の高校と比べ全ての面で優遇されるワケだ。
       これがどれほどの意味を持つかは分かるな・・・・?」
かしわぎ 「た、たしかに魅力的な条件ではある。だが、何故僕を・・・・・?」
アルケミスト 「答えは簡単だ。今回のキズナ杯で貴様が最も将来性を見出せる投手だからだ。
       ワシは5年前監督に就任して以来、この時をずっと待っていた。
       この世代で貴様のような投手が現れるのを」
かしわぎ 「しかし・・・・・・・本気なんですか?そもそもスカウトなんて出来るんですか?『覇毛高の3軍』に」
アルケミスト  「いい質問だ。例えば蟹玉や本家、イノセンス、伝説のような優秀選手を発掘した場合、
        まずは覇毛高スカウトが動く。我が校は覇毛高の枠(一学年につき20人)が埋まり次第
        残り物やあぶれた者を拾い集めてチームを作る。これが大原則だ」
かしわぎ 「では無理じゃないですか。それとも僕はスカウトすらされそうにないから、とでも?」
アルケミスト  「約束事には常に特例があるものでな。ある二つの事例に関しては先の原則が通用しなくなる」
かしわぎ 「ほう?」
アルケミスト 「1つは一般入学。ウチが覇毛高に断り無く推薦入学等させる事は堅く禁じられているが、
        連中からいくら推薦や特待生としてラブコールを受けても、
        お前自身が断ればいいだけの話。もっとも天下の覇毛高の誘いを断った上で
        和歌覇毛に入ろうなどと考えるものは過去におらんかったがな」
かしわぎ 「つまり・・・・・僕らに志願して入試を受けろと・・・・・?」
アルケミスト  「お前・・・いやお前たちが一般入部生としてウチに入れば念願の頂点に立つ夢が一歩近づく」
かしわぎ 「本気でクーデターを考えているとは・・・・・」
アルケミスト  「勘違いするな。我が校は何も覇毛高を引き立たせる為だけに存在しているワケではない。
       過去全ての試合において実力で敗れて来たのだ。反逆の意思があるとすればそれは最初からだ。
       少なくともワシが監督の座についてからはな」       
かしわぎ 「ふむ・・・・」
559 ◆K.tai/y5Gg :2007/04/26(木) 23:00:55 ID:???
アルケミスト 「そして2つ目。それは血縁関係における特例だ。関係者の血族に関してはスカウトの
       優先権が与えられる」
かしわぎ 「? それがどうしたんです・・・・・・?」
アルケミスト 「3年後、お前と同級生のワシの息子が入学する」
かしわぎ 「!!」
アルケミスト 「幼き頃より野球のイロハを叩きこんである。今は基礎体力作りに専念させているが、
       ゆくゆくは蟹玉をも凌ぐ器であると親馬鹿ながら信じておるよ。
       名は・・・・・そうじゃな。『恐怖の将』とでも言っておこうか」
かしわぎ (蟹玉を・・・・・それは無理だろうに・・・・・・)
アルケミスト 「・・・・・・時に貴様、覇毛高では『十字軍』などと呼ばれているが、エースと4番打者を支える
       他の7人のメンバーを我が高では何と呼ぶか知っておるか?」
かしわぎ 「七闘士・・・・・・・?」
アルケミスト 「そうだ。だが今後はこう呼ばれる事となる。七人の英雄────そう、七英雄と」
かしわぎ 「七英雄・・・・・・・!」
アルケミスト 「そいつらを引き連れて和歌覇毛高に来い。王朝を倒し、我々が本物の英雄となるには
       お前たちの力が必要だ。そしてワシなら出来る。歴史を変える事が・・・・・!」
かしわぎ 「・・・・ふ・・・・・・ふふ・・・・・・面白い・・・・・・・・・!」

事を説明し終えペットボトルのお茶をグイと飲み干すと、かしわぎはあっけにとられる
鬱井達の表情を笑みを浮かべつつ見やった。

かしわぎ 「それでアルケミスト監督の息のかかった硬式チームに入り、一から鍛えなおして貰う事と
       なったわけです。硬球に触れている時間で遅れを取るのは望ましく無いとの事」
おっかけ 「・・・・練習試合だってそうそう組めるワケじゃないだろう?このご時世」
かしわぎ 「隔週で他県のチームを呼べるくらいの力はあるそうですよ。高校入学してすぐに先輩達を
       追い越さなければならないし、これからは忙しくなりそうです。
       ま、5人も抜けて寂しくなるでしょうが後は頑張って下さいね」
ugougo   「・・・・・・・お前らもそれで納得してるのか?」
デブ   「納得も何も・・・・・・俺達は既に先行契約を交わしている」
鬱井   「契約?」
560 ◆K.tai/y5Gg :2007/04/26(木) 23:02:34 ID:???
デブ   「そう・・・・・俺はもうデブじゃない。ジーニアス。ジーニアスキモハゲ・・・・・。
      俺を呼ぶ時は今後そう呼んでもらおうか」
LOOP  「!! キモハゲネーム!」
テラチキン「同じく、クロス。クロスキモハゲ」
炎    「同じく、ゾンビキモハゲ」
オメガ  「・・・・・エルム街のキモハゲ」
おっかけ 「な、なんだなんだお前ら!」
かしわぎ 「そう・・・・・コイツらはいずれ七英雄の一角となる。
       この僕、ジェノサイドキモハゲをエースとする新生和歌覇毛高でね・・・・・・・!!」
鬱井   「!!」



────放課後


おっかけの招集により、一年生はいつもより早めに部室に集まった。
鬱井達は神妙な面持ちで彼らにかしわぎ達の経緯について話した。

ねるね  「・・・・・っらい事になったな!」
ぽっぽ  「ずさあああああああああ!」
キラヲタ   「しかし・・・・・もう決まった事なんだろう?」
おっかけ 「ああ」
KIRA   「ならば必要以上に気にしていても仕方が無い」
ugougo  「まぁ・・・・そうだけどな」
LOOP  「一年生大会の優勝メンバーが半数以上居なくなるとはね・・・。」
キラヲタ   「今後楽しみにしていただけに残念だ」
鬱井   「念の為に聞くけど・・・・・・この中で同じようにスカウトされた人はいる?」

一同顔を見合わせるものの名乗り出るものはいない。
561 ◆K.tai/y5Gg :2007/04/26(木) 23:03:28 ID:???
おっかけ 「・・・・・・・いないか。まあ俺たちはさっき話し合って今まで通りここで続けていくつもりだ」
KIRA   「俺は・・・・一度決めた事だし、動くつもりは無い」
ねるね  「モチ!俺も!!」
おっかけ 「決まりだな」
鬱井   「ようし、なんとしても強いチームになって皆を見返してやろう!!」
      「おお!」

────────────────

エロイ人 「まあ、なるようになっただけだ。確かに戦力的に痛いが致し方ない」

練習前のミーティングでエロイ人は淡々と退部者について簡潔に話した。

エロイ人 「残った者達はこれまで以上に頑張って貰わないとな」
おっかけ 「おう!」
エロイ人 「では始めろ」

言われるまでもなく、鬱井は自らの意識改革を行っていた。
あらゆる面であのクリーンアップ3人より劣っていると感じた鬱井は、エロイ人から命じられる
練習メニュー全てに全力で取り掛かった。

「超基礎連」と称されるエロイ人の練習メニューはその名の通り、基礎体力、足腰、グラブの使い方から
正しい素振りまで事細かく個別に指導するやり方で、練習時間の大半はこれらを含む基礎練習に費やされる。
体が覚えるまでしつこく入念に3年間繰り返す事により、その後の野球人生の糧とさせる方針であった。

その中で鬱井は幾度と無く我流で編み出した投球フォームの修正を求められたが、その度に防御率が
著しく低下する事と、最も球速を出す為のフォームを崩したくないという強い願望とからやむなく
目を瞑ることになった。

エロイ人 「幸いヒジや手首に負担をかけるほど悪いフォームでも無いし、仕方ないが・・・
       足腰と上半身のトレーニングは絶対に怠るなよ。この先も投手で在り続けたいならな」
鬱井   「はい!すみません」
562 ◆K.tai/y5Gg :2007/04/26(木) 23:04:26 ID:???
鬱井達にとって絶対的存在である、かの394の友人であるという事もあって、彼らはエロイ人に
対して全幅の信頼を置いていた。
それでも流石に基礎練習だけでは飽きが来てしまうものだが、鬱井達が毎回楽しみにしているのが、
月2試合のペースで行われる対外試合である。
普段は基礎ばかりであるが練習試合だけは少し状況が違っていた。

エロイ人は練習試合において「攻守共に全打席ごとに指示を出す」試合と「一切指示を出さず
全て選手任せ」の試合を交互に行い、翌日にその試合の反省会の時間を設けるという方式をとっていた。
これにより選手達はひとつの動作全てに意味があることに気付き、投手や捕手はその一球一球に
意味がある事に気付く。意味がわかれば、その後の練習への取り組み方が自ずと変化してくる。
鬱井達の実力は急上昇していった。


そして月日は流れ・・・・


ココリコファンら上級生が引退し鬱井達は最上級生となった。

半ば強引に祭り上げられた格好ではあったが鬱井は新キャプテンに就任しそこそこの貫禄がつき、
あくまでも軟式という枠組みの中ではあるが、気が付けば都内でも指折りの好投手として名が売れ始めていた。

この頃になると自分がどの程度のランクにいるのかも大まかに見当が付いてくる。しかし、甲子園優勝と
日本一の速球投手という二つの目標を掲げている鬱井に慢心や増長は無かった。

相変わらず毎日行われる基礎練習、投球練習を兼ねたケース毎の総合攻守練習、走り込み・・・etc
あの敗戦以来ただガムシャラに練習を積んできた。
あの時彼らに会い、完膚なきまでに叩きのめされていなかったらここまで真剣に練習に
取り組めなかったのかも知れない。
563 ◆K.tai/y5Gg :2007/04/26(木) 23:05:10 ID:???
そして鬱井の眠れる才能はついに開花した。

球速は更に速くなり精神も鍛え上げられ、公式・非公式問わず試合の度に三振の山を築いていった。
根暗なヲタから一躍東京都トップレベルのピッチャーへと大変貌を遂げた鬱井は、頼もしい仲間たちと共に
念願の地区大会の優勝旗を手に入れる事となった。

しかし華中初の快挙を成し遂げたものの、頭の片隅にどうしてもチラついてしまう硬式野球の連中のせいで
鬱井達は素直に喜ぶことが出来なかった。

監督や校長・・・・色んな人達に褒められたけども──────

鬱井は思う。

我ながら良くやった・・・とは思うけども。
これまで遮二無二頑張ってきた。昔に比べどんどん球は速くなっていくし守備も上手くなった。
野球について沢山勉強したし、多少なりとも自分の実力に自信は持てた。でも・・・・・。

今の僕とあの連中との差はどれくらい縮まったのだろう・・・・・・。それとも・・・・・・

ugougo  「暗い。暗ぇよ。初優勝なんだしもっと喜べよ素直にさ」
鬱井   「う、うん。それは本当に嬉しいんだけども」
LOOP  「・・・・そういえば、そろそろ進路考えなきゃいけない時期だよ。」
おっかけ 「進路か・・・・・ひたすら練習だけやってたせいであまり真剣に考えた事無かったな」
鬱井   「高校・・・・・どうする?みんな」
ugougo  「どうするもこうするも」
LOOP  「ついて行くよ。フフ・・・。」
おっかけ 「だとよ。でもこればっかりはみんなで相談しなけりゃなあ」
鬱井   「うん・・・・・ちょっと色々考えてみるよ」
564 ◆K.tai/y5Gg :2007/04/26(木) 23:06:04 ID:???
覇毛高を強く意識する一方で、鬱井は自分がいずれ高校球児としてマウンドに立つという事については
実はあまり深く考えた事が無かった。
一応、東京都地区大会優勝投手であるし、幾つかの高校から声がかかるかも知れないが・・・・・
このままみんなで東京の高校へ進学するべきなのか、他県にうって出るべきか・・・・。いや、
1人暮らしともなればそれぞれの事情もあるし皆と同じ高校へ通う事は難しいのではないか・・・・・?

姉   「何珍しく悩んでるんだ優勝投手」

よほど変な顔をしていたのだろうか、帰宅するなり鬱井は姉にはやし立てられた。

鬱井   「人間生きてる限り悩みが尽きないんだよ」
姉     「何を偉そうに。そんな事より手紙が来てるぞ。どっかの学校から」
鬱井   「手紙?」

姉から差し出された便箋を受け取ると、訝しげに鬱井はハサミを入れた。
差出人の名前は無い。どこと無く黒味がかった見るからに怪しい便箋である。
中から半紙のような手触りのこれまた怪しい紙にはこう書かれていた。

   「 ナルコレプシーキモハゲ様

     最強のチームが最強の投手を誘いに来た
 
     他の高校に行くのも一度なら 我が校に入るのも一度

     機会が二度 君の部屋をノックすると考えるな



     東京都 覇毛高校 野球部スカウト担当  バッファローキモハゲ  」
565 ◆K.tai/y5Gg :2007/04/26(木) 23:06:34 ID:???
次号 「誘惑」
566順子 ◆7cLxck4AcU :2007/04/26(木) 23:32:32 ID:???
すんごい展開になってきた──!
567 ◆K.tai/y5Gg :2007/04/27(金) 00:56:40 ID:???
元ネタがマニアック過ぎて逆に恥ずかしくなってきた
568おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2007/05/14(月) 01:27:34 ID:???
あげ
569おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2007/05/15(火) 20:14:43 ID:/yyDyixB
うんこちんちん
570おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2007/05/16(水) 01:48:00 ID:???
すごーい☆話が進んでる
571おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2007/05/22(火) 02:25:39 ID:???
こんな時間に読破してしまった
572 ◆K.tai/y5Gg :2007/05/23(水) 02:10:03 ID:???
そりゃどうもありがとぅ
今年の夏大会終了までには終わりますから多分
573ノワ:2007/05/30(水) 20:41:18 ID:???
どうかんがえても無理な気がする
574順子 ◆7cLxck4AcU :2007/06/02(土) 03:14:44 ID:???
 ∧_∧
 (`・ェ・´)  絶対ムリ!
  0  0  断言してもいいょ!
  |  |  
  ∪∪
575 ◆K.tai/y5Gg :2007/06/02(土) 03:18:56 ID:???
すげえ勢いですよ。今
576ヽ(`Д´)ノウワァァン!! ◆iPUllXxNJU :2007/06/02(土) 14:47:30 ID:???
はったりだな
読んでない俺でさえ無理なのは分かってるんだ
577 ◆K.tai/y5Gg :2007/06/04(月) 00:57:25 ID:???
ノワっちが読んでくれれば執筆スピードが5倍になります
578ヽ(`Д´)ノウワァァン!! ◆iPUllXxNJU :2007/06/04(月) 01:00:58 ID:???
やっと読んだよ
まさかライバル高校の4番バッターの妹がマネージャーになるとは
579 ◆K.tai/y5Gg :2007/06/04(月) 01:01:24 ID:???
だから古いってば
580ヽ(`Д´)ノウワァァン!! ◆iPUllXxNJU :2007/06/04(月) 01:02:24 ID:???
酒屋の息子のほうが良かったか
581順子 ◆7cLxck4AcU :2007/06/07(木) 01:12:16 ID:???
連載はどうなるんでしょう……
582おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2007/06/13(水) 00:58:09 ID:???
※今週号の「熱闘!バレヌレ甲子園!」は作者取材のため休載いたします
583おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2007/06/13(水) 02:39:21 ID:???
※4月頃再開予定です
584 ◆K.tai/y5Gg :2007/06/18(月) 00:57:09 ID:???
もうちょいです。皆さんの想像の2割り増しくらいは頑張ってます
585おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2007/06/19(火) 15:56:13 ID:???
gasgsgas




hsghdg




urtute




dhhd




hjhdj




trtrr



586おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2007/06/20(水) 01:32:24 ID:???
587おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2007/06/27(水) 00:46:26 ID:???
※今週号の「熱闘!バレヌレ甲子園!」は、作者急病のため休載します
588おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2007/06/30(土) 02:37:35 ID:???
捕手
589 ◆K.tai/y5Gg :2007/06/30(土) 21:11:20 ID:???
page.20 「誘惑」


おっかけ 「・・・・・・んで?これがその手紙か?」
鬱井   「うん・・・・」

覇毛高からの手紙の到着した翌日、鬱井は教室でおっかけ達にそれを見せていた。

おっかけ 「ナルコレプシーキモハゲ・・・ってのがお前のキモハゲネームか」
鬱井   「良く分かんないだけど・・・・でもゾッとしたよ。こんなこと何十人にやってるんだなって」
ugougo  「どうするつもりだよ」
鬱井   「どうするって・・・捨てるよ。行くワケ無いし」
おっかけ 「そうしろ」
LOOP  「軟式といえど都内優勝投手にはやっぱり目を付けるのかな。」
おっかけ 「それにしても、その肝心の進路決めないとな」
鬱井   「・・・・実は進展無い。進路については」
おっかけ 「それ今日ちょっと話し合おうか。お前んちで」
鬱井   「いいよ。親に電話しとく」
LOOP  「そもそも2人とも勉強してるの?受験の。」
おっかけ 「う・・・・・・・」
鬱井   「む・・・・・・・」
ugougo  「進路云々で悩むのは良いけど、その前に自ら選択肢を狭くしてくれるなよ」
おっかけ 「ずっと机に座ってると頭がおかしくなりそうで」
鬱井   「たまには気分転換しないとね」
おっかけ 「!! お前ら部室に道具あるよな?」
ugougo  「そりゃああるけど。練習はダメだぜ受験生?」
おっかけ 「練習じゃねえよ。鬱井んち行く前にちょっと体動かすだけさ」
LOOP  「やれやれ。」
鬱井   「気分転換と進路相談と受験勉強。一石三鳥で行くか」
590 ◆K.tai/y5Gg :2007/06/30(土) 21:12:14 ID:???
放課後。

4人はグラブを片手に鬱井家へ向かう道中、珍しいツーショットを発見した。

鬱井   「KIRA、それにねるね!」
ねるね  「よお!」
KIRA  「・・・どうした?お揃いで」
おっかけ 「コイツん家でお勉強会さ。土手で軽く流してからな。そっちこそどうした?」
ねるね  「同じ同じ! KIRAに英語教えてもらうんだよ!!」
KIRA  「まだ引き受けるとは言ってない」
おっかけ 「丁度いいや。お前らも進路決まってないんだろ?一緒に来いよ。相談しよう」
ねるね  「マジ!?行く行く!!行こうぜKIRA!!」
KIRA  「ちょっ・・・」

ねるねとKIRA(強引ではあるが)を加えた一行は、更にこんにゃくしゃを加え鬱井家の近くの
土手にやってきた。少年時代に鬱井とおっかけが初めて出会った、あの土手である。
部活引退後、鬱井はトレーニングに華公園とここを好んで使っていた。

おっかけ 「ここ来るといっつも思い出すなぁ」
鬱井   「そうだね・・・」
おっかけ 「ペニスとかメロニアンとか元気にしてんのかな」

それぞれ思い出話を交わしながら硬球を使ったキャッチボールで体をほぐす。
運動着を用意していなかったKIRAは汗臭くなるのがイヤだと、こんにゃくしゃと共に
一歩離れて見学することにした。
自主トレといっても、ノックやバッティング練習などはやらず素振りとキャッチボール程度に留めている。
ピッチングの感触を忘れないため、硬球の感触を覚えるために、鬱井は必ず最後におっかけを
座らせて投球練習を行うようにしていた。
591 ◆K.tai/y5Gg :2007/06/30(土) 21:13:26 ID:???
おっかけ 「・・・あの頃はてんでど素人だったのにな・・・・・」
鬱井   「今ではこんなに大きくなりました・・・ってか?」
こんにゃく「こんな事になるなんて夢にも思いませんでした」
おっかけ 「あの時感じた運命は間違っていなかったんですよこんにゃく様」
こんにゃく「ふふ。先見の明があるでしょう?今や立派なエースになって」
鬱井   (そうだ・・・。思えばこいつか・・・・・このチームを作ったのは・・・・・・)

ぼんやりと当時の景色を思い浮かべているとおっかけが強くミットを打ち鳴らした。

おっかけ 「おら! ラスト10球は全力で来いよ!」
鬱井   「うん」

ぐるりと肩を回し、鬱井は得意のストレートをおっかけに投げた。

おっかけ 「ナイボッ! ・・・KIRA、何キロ出てる?」
KIRA  「136・・・いや7か」
こんにゃく「速くなった・・・本当に・・・・」
KIRA  「本当、薄気味悪いヤツだな。あんなデタラメなフォームでこの球速が出せるとは」
鬱井   「スピードガン無しで球速が分かるようなヤツに言われたくないよ」
ugougo  「一打席勝負するか?久々に」
鬱井   「いや・・・やめとく。自信無くしたくないし」
おっかけ 「お前ホントugoには弱いよな。紅白戦でも打たれまくってたし」
LOOP  「おっかけには滅法強かったのにね」
おっかけ 「うるせー。・・・・・・ん?」

パチパチパチ・・・・

    「素晴らしい。実に立派に成長したものだ」

突然土手の上から2人の男達が拍手をしながら近づいてきた。1人は精悍な顔付きと体つきで好意的な笑顔を、
もう1人は眼鏡をかけ、ノートを片手に品定めをするような顔つきの青年であった。
592 ◆K.tai/y5Gg :2007/06/30(土) 21:14:38 ID:???
    「久しぶりだなおっかけ、ugo、吊、鬱井。そして・・・・KIRA」
LOOP 「まさか・・・・・!」
おっかけ 「deathさん!」
鬱井   「うわぁ!お久しぶりです!」
ねるね  「だ、誰誰!?」
こんにゃく「鬱井さん達の少年野球時代の先輩ですよ」
death   「君は鉄壁の守備のねるね君だね。初めまして。マネージャーも元気そうだね」
ねるね  「てっ・・・」
こんにゃく「お久しぶりです」
おっかけ 「え、いつ?こっちに帰って来てたんですか!?」

少年時代に戻ったかのように一同はかつての主将の周りに群がっていった。

death   「まぁ・・・話すと長いんだがな。とりあえずこっちで1人暮らししてるんだよ。
       それでちょっとお前らに話があって・・・ここに居るって聞いてな」
おっかけ 「こっち!?すると東京の高校ですか!?」
LOOP  「ぜ、全然知らなかった・・・・・。」
death    「まぁ・・・・ちょっと前に硬式になったばかりだし、夏も秋も出場できない時もあったし・・・」
おっかけ 「deathさんほどの人がなんでそんな所に?てっきり神奈川で良い所入ったのだと・・・」
death   「神奈川では見付からなかったんだよ・・・。俺の求める人材が、な。
       そう・・・俺の代わりに・・・いや、俺と共に覇毛高を倒してくれるような・・・そんな男が・・・」
鬱井   「つまり・・・・東京で見つかったんですか?お探しの『救世主』は」
death   「あぁ、その事でちょっと話があってな。かにほに、ヤツは?」
かにほに 「もう到着する頃だと思いますほに」

かにほにと呼ばれた青年は表情を崩さず事務的な口調で答えた。
593 ◆K.tai/y5Gg :2007/06/30(土) 21:16:06 ID:???
かにほに 「あ・・・・・いらっしゃいましたほに」
ugougo  「!! あいつは!!」
鬱井   「まさか・・・・あの人が!?」
death   「あぁ。救世主・・・・・・さ・・・」

一同が驚き表情で見つめる視線の先には、かつて中学生としては日本一の打者との呼び声の高い、
元・名門蝶サイコー主将、蟹玉の姿があった。
ttp://up.uppple.com/upload.cgi?mode=dl&file=4301 (kani)

鬱井   「蟹玉・・・・・・さん・・・!」
蟹玉   「しばらくぶりだな。鬱井」
おっかけ 「な、なんであんたが・・・!?」
KIRA  「たしか・・・覇毛高のスカウトを蹴って無名の高校へ行ったとまでは記憶しているが・・・」
LOOP  「その後、全く噂を聞かないのでてっきりヤメてしまったのだとばかり・・・」
蟹玉   「聞きたい事は沢山あるだろうが・・・・。とりあえず俺は今deathと野球をやっている」
一同   「!?」
蟹玉   「ま、こちらも話したい事が山ほどあるのだが・・・
       とりあえず鬱井。いきなりですまないが俺と勝負だ」
鬱井   「勝負!?」

突然のワードに鬱井は思わず声が裏返ってしまう。
意図するところは全く読めないが、鬱井自身もう一度対戦してみたいと密かに思い続けていたので
驚きはしたものの対戦はむしろ望むところであった。

蟹玉   「ウデを上げたのだろう? お互い質問タイムはその後だ」
鬱井   「い、いいですけど・・・」
蟹玉   「一打席な」

強引に勝負を挑んだ蟹玉は、困惑する鬱井らを尻目に愛用のバットを取り出すと、草野球ならではの
安っぽい作りのバッターボックスへさっさと入ってしまった。
594 ◆K.tai/y5Gg :2007/06/30(土) 21:17:26 ID:???
蟹玉   「かにほに、アンパイア」
かにほに 「私で良いんですかにほに」
おっかけ 「ヘッ 既に時の人になりかけてるようなあんたに今の鬱井は打てねえかもよ?」
蟹玉   「それを見てやろうと言うのだ。鬱井・・・今でも甲子園の頂点に立ちたいか?」
鬱井   「そ、それは・・・・・出来れば・・・・・」
蟹玉   「ふぅ・・・では来い」

甲子園、の一言を聞き咄嗟に真顔になった鬱井は、実践さながらの真剣な顔付きでマウンドへ向かった。

鬱井   (この人はひょっとして・・・・・・・)

おっかけは慌ててマスクだけを身に付け、蟹玉を睨みながらミットを開閉させ手首の感触を整えた。

おっかけ 「何を企んでいる?」
蟹玉   「投げれば分かる。それにこちらの期待に添えなかった場合は直ちに帰る」
おっかけ 「ふん・・・・ 鬱井!」

おっかけは座り込むと実践同様、鬱井にサインを送った。

         “直球勝負”

鬱井は大きく頷くと独特のフォームから渾身のストレートを放った。

かにほに 「・・・・・ワンストライクほに」
鬱井   「ふぅっ」

じっくりと観察するようにその球筋を見つめていた蟹玉は首を捻りながら叫んだ。

蟹玉   「もっとだ!もっと出るだろう?」
鬱井   「う・・・・・。よ、ようし!」
595 ◆K.tai/y5Gg :2007/06/30(土) 21:18:48 ID:???
鬱井は返球を捕ると、精神を集中させるように一瞬目を閉じた。
あたりの空気が一変する。

蟹玉   (そうだ・・・!そのオーラだ・・・・!!)
おっかけ 「来い!」

再び放たれたボールは、またしても蟹玉のバットを振らせず、小気味良い音を立ててミットへ収まった。

かにほに 「2ストライクほに」
おっかけ 「いいぞ!」

投手を気分良く投げさせるためにわざと大きな声でナイスボールをアピールするおっかけ。
蟹玉はため息を1つつくとおっかけへ視線を移動させた。

蟹玉   「これでMAXか?」
おっかけ 「まぁ、大体は。手が出せねえのか?」
蟹玉   「ふっ・・・この程度でこの俺がか?来い鬱井。まだまだ出せるだろう!?」
鬱井   「うぅ〜・・・・・!」

蟹玉に煽られた鬱井は全身を軽く震わせると、三度打者を睨み集中力を研ぎ澄ませた。

おっかけ 「お。来るか?」
蟹玉   (・・・・見事だな。この様子ではオーラの使い方など何も指導を受けていないだろうに。
       ブランクがあってここまでの力が出せれば及第点だ)
鬱井   「・・・・・・・フンッ!」

鼻息も荒々しく鬱井は3球目を投げた。

ugougo  「はや・・・・!」
ねるね  「決まりだぜ!」
蟹玉   「・・・・だが、それでは勝てんのだ!」
596 ◆K.tai/y5Gg :2007/06/30(土) 21:20:31 ID:???
これまでで最も速いその一球に、蟹玉は初見でありながら完璧にタイミングを合わせ振り抜いた。
まるで2年前のキズナ杯を彷彿させるその弾道は、綺麗にセンター方向へ放物線を描いて行った。

おっかけ 「うっそ・・・・」
鬱井   「ぐ・・・」
蟹玉   「スタンドが無いから球拾いが大変だな、これは」
鬱井   「や、やっぱり・・・・」

敵わない。ブランクがあるとはいえ、今の球は自分でも最速に近い球だと思ったのに・・・・

蟹玉   「・・・鬱井。お前のピッチングには重大な欠陥がある。俺はそれを伝えに来た」
鬱井   「欠陥・・・・?」
蟹玉   「俺だから打てた、というワケではない。覇毛高は勿論、このままでは予選すら勝ち抜けない」

気落ちする鬱井を諭すように蟹玉は語りかける。

蟹玉   「もう一度聞く。本気で東京都を勝ち抜き、覇毛高を倒し・・・甲子園の優勝旗を掴む気はあるのか」
鬱井   「・・・・・・」
蟹玉   「お前の最大の弱点を知りたければ・・・・日本一の投手になりたいのであれば・・・・・・」
鬱井   「・・・・?」
蟹玉   「ウチへ来い、鬱井。俺たちの居る刃麗高へ!」
鬱井   「!!」
蟹玉   「お前達は自分の力の底も、その引き出し方も知らないダイヤの原石だ。
      その力を限界まで引き出す事が俺達なら・・・刃麗高なら出来る」
おっかけ 「おまっ・・・刃麗高校って超弱小で部員も足りないような所じゃねえか!そんなところで何が出来る!」
蟹玉   「出来る!! ここから先は来てからで無いと分かってもらえん。だが断言する。
      鬱井、お前達が来てくれれば俺たちは歴史を・・・・この野球暗黒時代に終止符を打つ事が出来る!」
鬱井   「歴史を・・・・変える?」
蟹玉   「そうだ。ここ近年は益々覇毛高の跳梁跋扈が続いている。そしてあろうことか世間が
       それを徐々に受け入れ始めて来ている。
       このまま指示する人間が増え続けば第二、第三の和歌覇毛高が生まれる事になるだろう。
       敵を煽り、辱め、失意のドン底に陥れる野球が世の常識とされる日が来たらどうなる?」
597 ◆K.tai/y5Gg :2007/06/30(土) 21:21:12 ID:???
鬱井   「・・・・何度も見た事があります。その光景・・・・」
蟹玉   「そうなる前に奴等を潰す。俺は・・・この暗黒の世紀を終わらせる男になる!」
鬱井   (こ、この人は・・・・・・・・!)
蟹玉   「俺はお前の投手力を、そしてお前は俺の打力を必要としているハズだ。俺の目に狂いは無い。
      それとも打倒覇毛高を誓う同志が俺では実力的に不満か?」
鬱井   「ふ、不満だなんて・・・!」

これまで目立った活躍も噂も聞かなかったとはいえ、かつての日本一の強打者の実力を疑う余地は無かった。
そして現在もその力は研ぎ澄まされている事は鈍感な鬱井でも肌で感じ取ることができる。
自分のどこが気に入ったのか皆目見当が付かないが、ともあれ「あの」蟹玉がスカウトに来ているのだ。
鬱井の鼓動は自身の直球よりも速く加速していく。

蟹玉   「ウチの実績では特待や部活推薦で獲る事は出来ない。来てくれる事を信じているぞ」
death   「そしてもし・・・・入学が決まったら連絡をくれ。俺たちは待っている」

─ ─── ────── ── ─── ── ──── ─── ────
蟹玉らと別れた後、一行は鬱井家の客間に集合していた。

客間は広く立派であったが、額縁に飾られた声優のサインやアニメのワンカット生セル画など、
ところどころにヲタ臭漂うグッズが散りばめられていた。
せっかく突っ込みどころ満載の室内であるものの、先程の土手での出来事が頭から離れず、
一行はとても大勢で集まった中学生とは思えない程静かであった。
発言する者は無く、する音といえば時折差し入れのスースームーチョを食べるパリッという音が聞こえる程度。
この重苦しい空気に耐え切れず、ついにおっかけが口火を切った。

おっかけ 「みんな・・どう・・・・思う・・・・?」

それぞれ顔を見合わせ「う〜ん」と唸る。
598 ◆K.tai/y5Gg :2007/06/30(土) 21:22:31 ID:???
ugougo  「難しいな。どんな監督でどんな練習法なのか・・・いかんせん情報が少なすぎる。
       蟹玉やdeathさんが仲間に居るっていうのは確かに魅力だが」
LOOP  「俺は良い話だと思う。元々理想の進学先なんて無かったんだし、部員が少ないのであれば
       入学したその年から活躍できるチャンスに恵まれるし。」
ねるね  「俺もそう思う!いっぱい試合出れそうだし面白そうじゃん!」
おっかけ 「俺は・・・ちょっと反対だな。殆ど新設の部で実績も皆無じゃリスクがでか過ぎる。
       ・・・・・KIRAは?」
KIRA  「考え中」

一通りの意見が出揃ったところで、全員またしても「う〜ん」と考え込んでしまう。
当事者である鬱井は、仲間の為に差し入れたハズのスースームーチョをバクバク食べながら沈黙を守っていた。

おっかけ 「肝心のお前は喰ってばっかいねえでなんか言えよ」
鬱井   「んお? あぁ・・・・え、と。マジレスすると」

指先についたフリスクのかけらを舐めながら鬱井は熱っぽく語り始めた。

鬱井   「蟹玉さんとdeathさんはいい加減な事を言う人たちじゃないと思う。あの人達があそこまで
       言い切るには確かな裏付けがあるんじゃないかな。その裏付けの根拠が僕だという事は
       ピンと来ないけど、僕とみんなが刃麗高に入ってイチから鍛えなおせば覇毛高をも倒せると」

こんにゃくしゃ特製こんにゃく茶のお代わりを飲み干しながら続ける。

鬱井   「初めて出会った時から感じていたけど、蟹玉さんほどの打者って覇毛高にも全国にもそうは
       居ないんじゃないかな。どんな優秀投手でも抑えられるイメージが全然沸かないし。
       あの人がdeathさんの言っていたまさしく高校野球界の救世主だとしたら、ひょっとすると
       来年が覇毛校を倒せる最初で最後のチャンスなのかも知れない」
おっかけ 「たしかに・・・例え覇毛高でもヤツを抑えられる気はしないな」
KIRA  「野球は1人でやるもんじゃないだろ」
LOOP  「だからこそ、みんなの力が必要なんじゃないのかな。蟹玉さんが俺たちを高く評価して
        くれているのかは分からないけども。」
599 ◆K.tai/y5Gg :2007/06/30(土) 22:22:40 ID:???
ugougo   「いや、俺たちのことも調べてる。ねるねは初対面のはずのdeathさんに守備を褒められていた」
ねるね  「あ、そういえば」
鬱井   「・・・・僕は刃麗高へ行く。行って日本一の投手になる」
LOOP  「決まりだね。俺は昔から決めたとおりさ。一緒に行くよ」
おっかけ 「やれやれ・・・」
ugougo   「刃麗高が共学でさえあればそれでいい」
鬱井   「ありがとう。不安だろうけど大丈夫。僕達が居る限りただの弱小高になんかなるものか」

鬱井は熱く頼もしい表情でキッパリと言い切った。
胸の奥のモヤモヤが一気に消し飛んだ気分であった。一番探していた答えはこれだったのかも知れない。
途端にやる気が沸いてきた。まずは刃麗高に入れるだけの学力を付けなければ!

おっかけ 「俺達はガキの頃から決めてたけど、お前らはどうするんだ?」
ねるね  「どうするって・・・・行くよ!決まってるだろ!?」
KIRA  「・・・別に行ってやってもいいけど?それに・・・覇毛高にムカついてるのはお前だけじゃない」
おっかけ 「もう少し素直に言えよ!よし、決まりだな!!」
ねるね  「燃えてきたぜええええええええええええッ!」

目的のひとつである勉強を完全にそっちのけにし、場はポジションや打順など入学後の話題へと移行していた。
やがて誰が最初かは分からないが笑い声が起こり、2,3人がそれに続くといつしか鬱井家の客間は宴会場と
なっていった。
腹を抱えて笑いながら鬱井は思う。ここの皆さえ居てくれればどんな強敵も怖くない。早く高校生になって
東京どころか日本中をアッと驚かせてやりたい、と。

やがて、散らかしたいだけ散らかして頼もしき同志達は帰っていった。
あれだけの人数が居たにも関わらず、後片付けを手伝おうとしてくれたのはLOOPのみで、そのLOOPも
こんにゃくしゃに「自分がやるから」と遮られ素直に帰って行ってしまった。
「次回はキチンと勉強しよう」という大反省を残して。
600 ◆K.tai/y5Gg :2007/06/30(土) 22:24:21 ID:???
鬱井   「嵐が去った後かい・・・・」
こんにゃく「いいですよ。やりますからそのままで」

テキパキと後片付けを始めるこんにゃくを見て、鬱井は邪魔になっては悪いと部屋の隅で体育座りした。
昔から見ている光景だが、女性的で家庭的なこんにゃくしゃを尊敬とそれ以外の感情を込めて見つめていた。
みるみるうちに片付いていく部屋を眺めながら、先程から気になって気になって仕方が無かった質問を
ついにしてみる事にした。

鬱井   「こんにゃく・・・し、進路はどうするの?」
こんにゃく「・・・・まだ決めてません・・・・・・・」
鬱井   「そ、そうか」

気まずい沈黙が流れ、しまったと思いながら喉まで出掛かっている次の言葉を飲み込んでしまった。
ただ一言、「一緒に刃麗高に来ないか?」の台詞がどうしても出てこない。もし断られたらと思うと・・・

こんにゃく「どうしたんですか?」

今度はこんにゃくから期待とそれ以外の感情の篭もった言葉を返された。
彼女としては大事な進路だけに男らしく、得意球と同じストレートな言葉を待っていたのだが、
超の付く程の鈍感な鬱井はこんにゃくの真意は汲み取れず、先刻よりも更に挙動不審な身振り手振りで
慌てて本心をぼかして答えてしまった。

鬱井   「い、いや、さっきみんなでネットで調べてたろ。そうしたら刃麗高は文化部・・・
       特に音楽関係の部活が盛んだったからさ。ど、どんなアレなのかとか思ったり・・・」

それを聞いたこんにゃくは、大きく長いため息を吐くと淡々と質問に答えた。

こんにゃく「そうですね。良さそうな設備も揃ってそうですし前向きに考えておきます」

とだけ答えると、「あとお願いします」と付け加え、掃除の途中で徒歩7秒の自宅へ帰っていってしまった。
601 ◆K.tai/y5Gg :2007/06/30(土) 22:26:55 ID:???
鬱井   「あっ・・・あっ・・・ちょ・・・」

鬱井はロクに引き止める事も出来ずに体育座りすら崩せず、部屋から出て行く幼馴染を見送った。
なんか怒らせたのかな・・・・? まぁいいや。あの感触だと高校も一緒に通えそうだし、目的は概ね
果たせたろう・・・・

安堵の気持ちと未来への期待とちょっとした後悔を胸のうちでブレンドさせながら、鈍感なエースは鼻歌交じりで
残りの後片付けを始めていた。
602 ◆K.tai/y5Gg :2007/06/30(土) 22:27:42 ID:???
次号 「女」
603順子 ◆7cLxck4AcU :2007/06/30(土) 23:29:07 ID:???
>かにほに 「私で良いんですかにほに」

これふいた


乙です! ていうか予告してほしかったです!
604 ◆K.tai/y5Gg :2007/06/30(土) 23:48:12 ID:???
次はSOします。長ぇ
605おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2007/07/01(日) 00:45:43 ID:???
なんかきてたー!!
606 ◆K.tai/y5Gg :2007/07/01(日) 00:48:10 ID:???
まぁ居ないと思いますけど、今回のBGMが分かった人はヤバいです
607おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2007/07/01(日) 08:51:49 ID:???
この小説は月刊誌掲載なんですね
608がんぼ ◆ganbo/F702 :2007/07/03(火) 16:54:54 ID:???
かにほに!
609 ◆K.tai/y5Gg :2007/07/15(日) 03:50:34 ID:???
明日・・・・かな。あー疲れた
610 ◆K.tai/y5Gg :2007/07/15(日) 23:57:21 ID:???
page.21 「女」

ttp://music.nijinone.jp/sakuhin/musicdown.php?id=247

    「・・・・・・そうです。現代において日本の野球レベルは米国のそれと比べまだまだ劣っています。
     これは紛れも無い事実。私はそれが大変歯がゆい。しかし、今後はこれが大きく変化
     していく事になるでしょう。
     完璧な筋力トレーニング、完璧な練習メニュー、完璧な知識と判断力・・・・。これらを体系化し、
     現在の日本野球界の水準をグンと引き上げれば、いずれは我々の野球こそが世界最高峰の『メジャー』
     と呼ばれるようになるはずです。
     1人の選手に対してそれらの育成プログラムを施すにはプロに入ってからでは遅いのです。
     今までの人生で凝り固まってしまった野球の概念をほぐし、世界に通用する理想の選手へと
     育成するにはさらに数年かかってしまう。米国に渡って実績を重ねる為には…選手としての
     いわゆる「全盛期」での実働年数を考えた場合、やはり今!高校生のうちに正しい指導を
     受けていなければなりません。
     私の願いは日本の野球への取り組みが世界のお手本となるような世界を作る事です。
     もし私に同意できなくても、その者をメディアに載せ公に非難するような事はしません。
     そして少しの間待ってください。誰もが認める素晴らしい世界になります。
     私には出来ます。米国の「ベースボール」を越し、日本の「野球」を世界基準とする事が────」

     
そこは満員御礼状態になった大部屋で、会見というよりはまるで新興宗教のセミナーのような空気であった。
ペンを構えカメラを構える記者達に囲まれながら、その女性はゆっくりとまるで子供に聞かせる子守唄の
様に語っている。聞き入る者達もまた、その美声にうっとりと酔いながら妖艶な語り手から視線を動かさない。
そして、その異様な会見場を一挙一足逃すまいと各局のテレビカメラがレンズを光らせる。
611 ◆K.tai/y5Gg :2007/07/15(日) 23:58:19 ID:???
ここは、覇毛高による緊急サプライズ会見場。時刻は午後1時。そして現在TOKIOテレビ以外の局で
生放送中である。
「重大発表」と銘打たれ何事かと馳せ参じた記者達は、その女性の語る自身の理想論を必死に書きとめている。

透き通るほどの白い肌、細く長い目、一流の彫刻家によって創造されたかのような完璧に均整の取れた
長い手足、そして肩の下まで伸ばしたハープのような亜麻色の髪の頂上には「HG」と書かれた帽子が
装着されている。
記者団を照らすその微笑は太陽さえも手を出せない、それはまるで女神のように気高く、美しい────

彼女は今年で5年目を迎える覇毛高第三代監督。名は死神大王。19歳の時に打撃コーチ就任後、その類稀なる
能力でわずか4年で前監督を追い出しその座を奪った覇毛高史上初の女性監督である。


死神大王 「我々を受け入れていただけるホンの少しの勇気と度量さえあれば、今日まで我が校で尽力を
        尽くしてくれた熟練精鋭コーチ陣を誰でもお好みでお引渡し致します。
        勿論彼らには我が高で培った秘密の練習メニューを行使させます。つまりあなた方も我々と
        同じ力を持つ事が出来るのです。
        そのために必要な物は、学校側の容認、選手達に沈黙の掟(オメルタ)を遵守させる事、
        監督を含め全員がキモハゲネームを名乗る事、これだけです。たったこれだけで皆さんも今日にでも
        最強の象徴・キモハゲを名乗る事ができるのです。」

沈黙の掟(オメルタ)とは、覇毛高や和歌覇毛高の選手達は全員入学決定時に済ませている事であるが
独自に開発された薬品を使って3年間という期間限定で剃髪状態に維持する行為である。
覇毛高設立以来25年間もの間継承され続けている、言ってみれば裏校則である。
過去において、どんな異端児だろうと大打者であろうとこの掟だけは厳守してきたと言われる。

レポ子  (何を・・・・何をしようとしているというの・・・・・?)
612 ◆K.tai/y5Gg :2007/07/15(日) 23:59:44 ID:???
集まった記者の中に小さい体を懸命に伸ばしながらメモをとる「ONE-TIME」の女性記者レポ子の姿があった。
幼少時にノストラダムスの予言を聞かされた時のあの戦慄に似た感情を彼女は胸に交錯させていた。
恐る恐る隣を見やると、やはり上司のわんたん編集長も苦虫を10匹まとめて噛み潰した表情をしている。
こいつらは本気で日本の野球界を制圧するつもりなのだろうか・・・・・・・

死神大王 「いいですか?勝利より大切な事など存在しないのです。
        負ければ自分の理論や今までの努力を語る事どころか未来の野球人生まで閉ざされる事に
        なってしまうからです。勝負は全て勝たなければ意味が無い。全ては野球界の未来の────」



隣の姉の部屋まで聞こえそうな歯ぎしりを立てながら、買ったばかりのadidesuのジャージに身を包んだ
鬱井は両の眼で穴が開きそうなほどテレビを睨んでいた。
もっともらしく高説をのたまっているこの女、大層な美人だが言ってる事はメチャクチャだ。
要は幼稚染みた「せかいせいふく」をやってみたいだけなのではないのか?

せっかく新先輩方に挨拶に伺う大事な日なのにこんな物見るんじゃなかった。
いや、だからこそ見ておいた方が良かったと言うべきなのか・・・?
リモコンからビーム光線が出ないかな、などと考えながら死神大王の端正な顔に照準を合わせて
テレビのスイッチを切り、身支度を整えた。

鬱井   「いつまでも好き勝手やらせてたまるか」

1人の時は強気な鬱井は、およそらしくもない台詞を吐き捨てるとおっかけ達と待ち合わせている土手まで
愛車の自転車「轟天号」を走らせた。
613 ◆K.tai/y5Gg :2007/07/16(月) 00:01:19 ID:???
昨日、公立高校の合格発表がなされた。
早速合格した旨をdeathに連絡すると、入学手続きがてら道具を持って『挨拶』に来いとの返事であった。
鬱井を含む、おっかけ、ugougo、LOOP、KIRA、ねるね、キラヲタ、ぽっぽ、そしてこんにゃくしゃの
9名は今日一緒に刃麗高へ赴き手続きを済ませる段取りとなっていた。

おっかけ 「さて、揃ったかな。じゃあ行くか」

流石に9台も自転車が並ぶと自動車にとってはちょっとした迷惑集団である。一行はなるべく裏道を
選択しながら土手からそう遠くない刃麗高へと向かっていった。

LOOP  「ところで・・・見た?」

不意にLOOPが口を開く。

おっかけ 「見たよ。なんだあれ」
KIRA   「不愉快極まりない」
ugougo  「結構な美人だよな」
LOOP  「そうじゃなくて。」

円を描くように道に広がった迷惑な軽車両達は先ほどの会見について語り始めた。

鬱井   「あれが・・・・敵か・・・・」
ugougo  「やりにくいよな。女性ってのは守るべき存在で叩きのめす対象じゃない」
ねるね  「今更だけど、ホント勝てるのかな」
おっかけ 「そいつは言いっこなしだ。進路決めて以来迷いが出ないようにと刃麗高については
       あえて何も調べて無いんだし、こうなったらもうやるしかない」
LOOP  「硬式野球部がちゃんと存在するのかくらいは調べたけどね。」
614 ◆K.tai/y5Gg :2007/07/16(月) 00:01:57 ID:???
KIRA   「何処だろうと関係無いね。どうせ全部倒して行くんだし」
キラヲタ   「し、シビれるゥ・・・」
おっかけ 「蟹玉か・・・・・いやもう蟹玉先輩か。まさかチームメイトになるとはな・・・」
ぽっぽ  「どんな監督でどんな練習をするんだろう・・・」
鬱井   「大丈夫。絶対大丈夫。僕達は強いよ」
ねるね  「あぁー もうすっげー楽しみ!」
おっかけ 「・・・・・お、この坂越えたら到着だな。長え坂だ。こんにゃく様大丈夫ですか?」
こんにゃく「これくらい全然平気ですよ」
鬱井   「・・・・・・・・見えた・・・・・・・・・・!」

生徒達には「心臓破りの坂」と恐れられる長い坂道の頂上に、申し訳無さそうに学校が建っている。
多くの遅刻者を輩出してきたとされるこの長い上り坂を越え、やっと鬱井達は門をくぐる事が出来た。

都立根汰刃麗高校は今年で創立20年の比較的若い学校である。
適度に古臭さを感じさせ、また適度に現代っぽさを臭わせる校舎内をぐるりと見渡すと
一行は事務室へ向かった。正面玄関のガラスのケースに飾られた合唱コンクールの優勝賞状が
やけに立派に見えた。
必要書類を提出し入学手続きを一通り完了させると、彼らは一目散にグラウンドへ向かった。
予定通り野球部の練習時間が近づいてくる。それまでに着替えくらい済ませてやる気をアピール
しておくつもりであった。
用具を勝手に使うわけにもいかないし、そもそも部室が開くはずもない。
木々の間で着替えを済ませると各々は二人一組でストレッチを始め先輩方を待つ事にした。

こんにゃく「見学させてもらってもよろしいですか?」
おっかけ 「勿論ですよ!」
ugougo  「マネだしむしろ当然!」
615 ◆K.tai/y5Gg :2007/07/16(月) 00:03:12 ID:???
体がほぐれて来た頃に、グラウンドに男が手を振りながら歩いてくる。
背は高く、体格もガッシリした「いかにも」な風貌である。鬱井達は帽子を取ると慌てて一列に並んだ。

おっかけ 「あの人かな・・・監督」
鬱井   「っぽいよね」
KIRA  「・・・デキるな。かなり」

「っしゃす!」と威勢良く挨拶をすると、男も大きな声で「おぉ!」と返してくれた。

エライ人 「今日は春休み中にわざわざ来てくれてありがとう。顧問のエライ人と言う。以後宜しく」

もう一度「っしゃす!」と挨拶すると、両手を腰に当てた体勢でエライ人は固く挨拶する鬱井達を目で制した。

エライ人 「全員将来有望な選手と聞いている。本当に良く来てくれた。監督と部員からも挨拶をさせるからな。
       聞いてるとは思うが、ウチは今試合も出来ないような状態でな」
鬱井   (『監督と』・・・?この人じゃないかな・・・・)
エライ人 「バイトでちょっと遅れると言っていたがもうじき来るだろう」
おっかけ 「バイト!?」
エライ人 「ま、そのうちわかるだろ。お、先に連中が来たか」

生徒玄関の方角から歩いてくるのは5人の男たちであった。その中に蟹玉とdeath、そしてかにほにの姿も見える。

おっかけ 「ちわっす!」
蟹玉   「お、やっと挨拶を覚えたか」
おっかけ 「これからは先輩ですからね。仕方なくですよ」
蟹玉   「口の減らない野郎だな。・・・・・鬱井・・・・・・」
鬱井   「はい」
蟹玉   「改めてなんだが・・・良く来てくれた。礼を言う」
鬱井   「い、いえ。こちらこそ・・・宜しくお願いします」
蟹玉   「今日からもう後輩として扱うが・・・・俺を信じてくれ。どんな事があっても、な」
鬱井   「? はい・・・?」
616 ◆K.tai/y5Gg :2007/07/16(月) 00:04:51 ID:???
death   「先生、今監督からメールがありまして・・・。その・・・あと1分20秒後に到着すると」
エライ人 「そうか。なんでわざわざそんなメールするんだあいつは。つーかもう見えてるじゃねえか」
蟹玉   「来たぞ。よしお前ら並べ」

     「いやー悪い悪い。遅れたかな?でも野球部時間では大体ぴったりっしょ」

おっかけ 「え!!?」
ugougo  「まさか!!!!」
鬱井   「この人が!!?監督さん!?」

シニア  「やー初めまして。いきなりアレだけどそのドン引きなアレやめてもらえません?目というか」

鬱井は愕然とした。今朝見た覇毛高の監督が女性なのは以前から知っていたが、まさか自分たちの監督も女性だったとは
夢にも思わなかったからである。
他の皆も度肝を抜かれたようで、挨拶をする事すら忘れているようだった。

鬱井   「は、初めまして・・・う、鬱井です・・・・・」

目が合ってしまったので反射的に鬱井は自己紹介をしてしまった。
化粧に素顔が隠れてしまっているが、あの死神大王と比べると対照的な顔立ちである。
左目の泣きボクロと無造作に纏められた茶髪が印象的な「健康的な美人」と称するべきか。
覇毛高の監督をトップモデルと表現するならばこちらは人気現場リポーターという感じかな、などと
鬱井が下手な比喩を脳内で巡らせていると間髪入れずに話しかけられた。

シニア  「そう、あなたが鬱井くんね。じゃあうっさんだね!」
鬱井   「うっさ・・・」

いきなりペースを掴まれた鬱井たちは「あたふた」と擬音が出るくらい分かりやすく戸惑っている。
こちらの意向などお構い無しに話を進めようとするシニアに対し、おっかけとugougoが揃って異を唱えた。

おっかけ 「ちょ、ちょっと待って下さいよ。監督が女性だったなんて・・・」
ugougo  「冗談じゃないですよ!俺にとって女性というのは守るべき存在であって教えを請う対象じゃ・・・」
617 ◆K.tai/y5Gg :2007/07/16(月) 00:06:31 ID:???
予想通りの反応には全く動じず再びシニアが口を開こうとし瞬間、蟹玉から小さくも鋭い警告音が飛んだ。

蟹玉   「おい」
おっかけ 「?」
蟹玉   「俺は監督を自分の母親と同じくらい尊敬している。無礼をするなよ。俺が許さん」
ugougo  「う・・・・・」
シニア  「まあまあ。そんな事より新入生達せっかく体暖まってるんだし、蟹さん達もアップ急いで」
death   「もう始めるんですか?」
シニア  「みんな色々気になる事も多いでしょうけどこちらはもっと多いのよ。まずは受験で鈍りまくってる
       みたいだけどみんなの力を見せて頂戴。文句はその後聞くわ。・・・ま、言えたらね」

シニアは最後に悪戯っぽく笑うと、エライ人に指示を出し軽やかにグラウンドへと向かっていった。

エライ人 「ふっ・・・まあ無理も無い。お前らの気持ちも分かるが、まずは付き合ってみてくれ。
       そうしたら色々と分かるさ。それと今日は現時点でのお前らの底を見るのが目的だ。
       簡単な練習だが、全力でやってくれ」
おっかけ 「は・・・・はい」

新入部員達は渋々と返事をしながら準備を始める。蟹玉達はすでにダイヤモンドを回りアップを開始していた。

鬱井   「ど、どうしようか?」
おっかけ 「いいだろう・・・俺達の力を見せてやろう。その上であっちが大したこと無いようなら監督を降りて
       もらうまでさ」
KIRA  「いきなり物騒な流れだな」
ねるね  「そうか?すげえ面白そうじゃん!」
ugougo  「お前そればっかじゃんかよ・・・」
エライ人 「さて、準備はいいか」
鬱井   「は、はい!」
エライ人 「野手はそれぞれ得意な守備位置に。投手、捕手はそっちのスペースな」
おっかけ 「くそ。何やらす気だ」
シニア  「ふふ。まずはノックよ!気合入れないと大怪我するわよ!」
全員   「っしや────す!!」
618 ◆K.tai/y5Gg :2007/07/16(月) 00:07:18 ID:???
次号 「不幸」
619順子 ◆7cLxck4AcU :2007/07/16(月) 00:08:42 ID:???
お……つです!
強制ハゲに笑ったけど新キャラにびびりました
おら、誰かまとめサイト作れよ
621おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2007/07/23(月) 02:19:07 ID:???
622名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 17:18:29 ID:???
623 ◆K.tai/y5Gg :2007/07/30(月) 01:14:34 ID:???
気合入れて下さい
624おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2007/07/30(月) 01:18:20 ID:???
625おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2007/07/30(月) 19:23:17 ID:???
626おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2007/07/30(月) 23:56:02 ID:???
ほい
627 ◆K.tai/y5Gg :2007/08/02(木) 01:26:51 ID:???
入った。ありがとう
おら、続き書けよ!
629 ◆K.tai/y5Gg :2007/08/07(火) 01:01:15 ID:???
全身に巣食う疲労感を退治して下さい
630アルケミ ◆go1scGQcTU :2007/08/07(火) 22:25:12 ID:???
おいりゃああああああああああ
631おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2007/08/08(水) 01:19:56 ID:???
パパ毎日お疲れ様、元気出してね
632おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2007/08/09(木) 21:22:52 ID:???
うん。
633順子 ◆7cLxck4AcU :2007/08/11(土) 15:13:28 ID:???
ペース的にそろそろですね
634おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2007/08/11(土) 16:12:05 ID:???
隠れファンです
635 ◆K.tai/y5Gg :2007/08/13(月) 01:31:46 ID:???
今がんべってる。てかちょっと今月色々ピンチしててすいません
636順子 ◆7cLxck4AcU :2007/08/28(火) 01:03:54 ID:???
保守……
637 ◆K.tai/y5Gg :2007/08/28(火) 01:13:54 ID:???
頑張る
638おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2007/09/01(土) 00:14:56 ID:0OTMUUXY
今日のデスノキャプだお
みさみさが縛られてるのからこの子のまでいっぱいあった
http://3server.sakura.ne.jp/tv/pc/img.php?src=../src/490-6.jpg
639おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2007/09/01(土) 00:16:42 ID:0OTMUUXY
今日のデスノキャプだお
みさみさが縛られてるのからこの子のまでいっぱいあった
http://3server.sakura.ne.jp/tv/pc/img.php?src=../src/490-6.jpg
640ジェノサイド ◆JENO/C0Bwg :2007/09/01(土) 13:45:03 ID:???
富樫は復活したってのにこいつは・・・
641ジェノサイド ◆JENO/C0Bwg :2007/09/06(木) 23:54:30 ID:???
(´・ω・`)
642 ◆K.tai/y5Gg :2007/09/07(金) 01:06:57 ID:???
馬鹿王子が復活したら書きますからそんな顔すんな

イヤ熱は下がったんですけどまだ治らなくて
643順子 ◆7cLxck4AcU :2007/09/13(木) 01:05:46 ID:???
……
644 ◆K.tai/y5Gg :2007/09/17(月) 01:31:04 ID:???
明日早々にします。早々ってか日が変わる前

誰か居たらそん時は宜しくお願いします
645おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2007/09/17(月) 01:34:42 ID:???
ほほう!wktk
646 ◆K.tai/y5Gg :2007/09/17(月) 22:41:20 ID:???
page.22 「不幸」


おっかけ (な、なんなんだこの・・・・・打球の鋭さは!)

内野側から少し離れた、ブルペンと呼ぶには少々お粗末な投球練習場からノックを見ていたおっかけは
文字通り空いた口が塞がらなかった。
エライ人から放たれる打球はこれまでのどの練習よりも早く、鋭い軌跡を描いていた。

シニア  「ホラホラ捕れるでしょ?今のくらい」
ぽっぽ  「うぅ・・・・」

得意ポジションに就けとの事であったので、新入生達はそれぞれ担当する守備位置に陣取っていた。
セカンドはねるね、ショートはugougo、センターにLOOP、ライトにはぽっぽ。
中学時代のオーダーそのままである。

急ぎ足でウォーミングアップを終えた上級生達はその空いたポジションを埋めていた。
サードにdeath、レフトはかにほに、ファーストには蟹玉が就きそれぞれ軽快に打球を捌いている。
方や新入生達は、都内の軟式チームでは名手と称されたねるねやugougoでさえ打球に追いつくのが
やっとであった。

シニア  「・・・・・・・・。」
エライ人 「? 不満か?」
シニア  「ちょっと貸して」
647 ◆K.tai/y5Gg :2007/09/17(月) 22:42:41 ID:???
シニアはエライ人からバットを取り上げると、自ら守備陣めがけ打ち込み始めた。
痛烈な打球がセカンド・ショートを襲う。

ugougo  「うっ・・・」
ねるね  「し、しまった・・・」

見事に二人揃って無様にも股間を抜かれてしまう。
その様子を満足げに見取ったシニアはバットを返すと投手陣の方へ向かった。

エライ人 「イジワルな監督だな」
シニア  「予想以上にレベルが高かったんで、ついね。この程度で満足されても困るし、まぁ牽制」
エライ人 「潰すなよな。先に」

一方でその様子を見ていた鬱井たちは、ニコニコ顔で近づいてくるシニアを全身で警戒していた。

おっかけ 「き、気味悪いな。なんだあの打球・・・」
鬱井   「どうしようか・・・?」
シニア  「あーあー、気にしないでいいから。ホラホラいつも通りに投げてみてようっさん」
鬱井   「は、はい」

KIRAと並ぶだけで未だに少し緊張してしまう鬱井に、この状況下で気にするなと言うのは無理な相談である。
対するKIRAは相変わらずのポーカーフェイスっぷりで、同業者としては嫉妬してしまう程の
見事なピッチングを続けていた。
鬱井も負けじと自慢の直球を披露するが、やはりブランクと精神的動揺は隠せない様子であった。
それと気になるのは・・・蟹玉のあの発言。
「重大な欠陥」・・・・・なんだろう・・・・。やっぱりコントロールかな・・・・。

おっかけ (この程度じゃあ大した点数稼ぎにならんな・・・)
      「鬱井!」
鬱井   「ん?」
648 ◆K.tai/y5Gg :2007/09/17(月) 22:43:33 ID:???
おっかけは直球に冴えが無い事を見て取ると、変化球のサインを出した。
まずはチェンジアップ。ストレートと交互に5球ずつ。続いて覚えたての申し訳程度のカーブを織り交ぜる。
このKIRA直伝のカーブにシニアの顔色にも少々の変化が見える。

シニア  「お」
おっかけ (チェンジアップはともかく・・・曲がらねぇーなぁこのカーブは・・・)
KIRA  「ふぅー・・・・」

隣の変化球の師匠からため息が聞こえてくる。くそ、恥ずかしい。
ここで、これ見よがしにカーブを投げ始めるKIRA。軌跡は見事な半円を描きキラヲタのもとへ。
鬱井にカーブを教え込んだ本人はすまし顔である。悔しいっ・・・・!
鬱井は気恥ずかしさ丸出しの表情で一心不乱に投げ込んだ。

シニア  「あ、ちょっとあと10球カーブ見せて。あとそっちの美人は直球を10球ね」

狙いは分からないものの、鬱井もKIRAも逆らわずに言われたとおりに投げた。
本人達の心配をよそにシニアは満足げに再びダイヤモンドへ帰っていった。



エライ人 「では次は総合打撃練習だ。スリーアウトになったらランナーは一旦クリアする。
      打者、走者共に毎打席指示を出す。投手はかにほに。鬱井、KIRAは交代で外野だ」

刃麗高の総合打撃練習とは言ってみればチェンジの無い紅白戦である。
打者は一塁手から順番に入り、空いたポジションには他のものが回る。勿論投手も守備も本気で対応する。
監督からのサインは攻撃側にのみ送られ、まさに実践さながらの濃い練習が期待できるのである。
本来は新入部員の力を見るためにこの練習を組んだシニアであったが、これまで人数不足でこの練習を
やらせてあげる事が出来なかった上級生達が心なしか楽しそうな事に思わず笑みがこぼれてしまった。
649 ◆K.tai/y5Gg :2007/09/17(月) 22:44:26 ID:???
練習とはいえ、エンドランからバントまでシチュエーションに沿った指示が次々と飛ぶ。
蟹玉らは一通り打撃を終えるとその後は守備に専念し、残りの時間を後半達のために割いた。
そんな新入生達はこの慣れない環境下においてやはり攻めあぐねている。幾度となく回った打席で
好守と好投に本来の彼らの持ち味を十分に発揮する事が出来なかった。
しかも・・・・・明らかに先輩達は本気を出していない。

ugougo  「・・・・・こんなもんじゃないだろう・・・俺達は・・・・」
おっかけ 「・・・・分かってる・・・!ブランクのせいだ!そうでなければこの程度・・・・!!」
ugougo  「しかし・・・・このままでは、アピールどころかむしろ減点対象じゃないのか・・・?」

かつて打の中心であったこの二人だけが一本ずつクリーンヒットを放つも、結局この練習は終わりまで
1点たりとも奪う事が出来なかった。



エロイ人 「ん・・・もうこんな時間か。よし、そこまで!」

普段行っていた練習時間の半分も動いていないにも関わらず新入生達は疲労しきっていた。

蟹玉   「よし、ダウンやるぞ。ゆっくりでいいからランニングだ。ストレッチを織り交ぜながらな」
おっかけ 「くっそぉ・・・・涼しい顔してやがる・・・・」

蟹玉を先頭に全員校庭をゆっくりと周り始める。
ストレッチは特に決められたものは無く、それぞれ自分なりの方法で披露した肉体を労わっている。
両手を広げ交差する者、腰を回転させなが走る者、サッカー部のブラジル体操を真似る者など様々だ。

おっかけ 「しっかしなぁ・・・・あの監督大丈夫かね・・・・?」

先頭の蟹玉に聞こえないようにおっかけはugougoに話しかける。
ugougoも音量を絞り気味の声で応対する。
650 ◆K.tai/y5Gg :2007/09/17(月) 22:46:58 ID:???
ugougo  「ま・・・ノ、ノックでは少々不覚をとってしまったし・・・・」
ねるね  「お、俺本気だったけど・・・・見事に抜かれたよ・・・・」
おっかけ 「うーむ・・・・・」
かにほに 「監督は素晴らしい指導者ほに。練習メニューの選択も試合中の作戦指示もそこらの監督じゃ
       足元にも及ばないほに」
おっかけ 「き・・・聞こえてた・・・・!!」
かにほに 「時々アレな時もあるほに。アレな時はそれなりに流して、真剣に野球の話をしている時は
       真面目に聞くほに。これはウチの部の暗黙の鉄則ほに」
鬱井   「アレな時って。流してって」
かにほに 「・・・私は・・・・みんなをまだ認めてないほに。主将が推すから練習に付き合ってるだけほに。
       まずはさっさと一人前になるほに。文句はそれからほに」
おっかけ 「くっ・・・・ほにほにほにほにと・・・・・」

全員マウンドに集合すると、満面の笑みでシニアが出迎えてくれている。

シニア  「本当にご苦労様でした。ものっそい参考になったよ」

一同は「したっ!」と深々と頭を下げた。シニアはそれぞれの顔が見えるように円を描くように並ばせると
悪戯っぽい笑顔を浮かべながら新入部員達の表情を観察した。

シニア  「まずは・・・感想聞こうかな。どうだった?正直なトコ」

それぞれ眉をひそめて顔を見合わせる。数秒の沈黙の後、おっかけが口を開いた。

おっかけ 「自惚れていたワケでは無いし、自分の実力を過大評価しているつもりもない・・・・
       が、正直なところ何故これほど差があるのか分からない」
シニア  「ん、素直で良し。ブランクがどうのこうの抜かしたら頭と玉を潰すところだった」
ugougo  「だが教えて欲しい。軟式とはいえ、俺達は一応東京都の最強チームだ。
       それとも、所詮軟式のレベルなどこんなものなのか?」
シニア  「いやぁそんな事無いよ。噂以上にイイモン持ってると思いますよ。ねえ蟹さん?」
651 ◆K.tai/y5Gg :2007/09/17(月) 22:48:02 ID:???
鬱井   「そ、それと!」

蟹玉の名前が出た途端、慌てた様子で鬱井は思わず口を挟んだ。

鬱井   「ずっと気になっていたんです!あの時、河川敷での蟹玉さんの言葉。
       僕の『重大な欠陥』って一体何なのですか?」

蟹玉は鬱井の眼差しの光を確認すると、無言でシニアに目で合図した。
コクリ、とシニアが頷くと軽く咳払いをし、新入生達に鋭い眼光を突き立てた。

蟹玉   「ああ答えよう。お前にとって、そして我が高にとっても重要な事であるからな」

ゴクリ、とツバを飲み込む音が周囲より聞こえる。
痛い程感じる鬱井の視線に答えるべく、蟹玉は静かに、そして重々しく語り始めた。

蟹玉   「鬱井、お前がこのままウチのエースとして投げても覇毛高には絶対に勝てん」
鬱井   「!!」
蟹玉   「実力不足とか経験不足とかそういった次元の話では無い。いいか。お前が“今のお前”でいる
       限り、うちは覇毛高はおろか予選すら怪しいんだ」
かにほに 「・・・・・覇毛高は南東京、うちは北東京ほに。戦うとしたら甲子園しか無いほに。
        別に鬱井くんだけじゃ無いほに。みんな現段階ではレベル外ほに」

血管が浮き出るほど首を硬直させたまま動かない鬱井に変わっておっかけが発言者に問いただす。

おっかけ 「・・・・どういう事ですか?」
蟹玉   「理由は幾つもあるが、大きく分けると2つ。そのうちの1つはお前ら野手の問題でもある」
KIRA  「・・・・・分かり易く」
蟹玉   「まずは全体に関わる問題だ。実際に見せた方が早い」

蟹玉が言うか早いか、円陣の中心で腕を組んでいたシニアの眼光が鋭く光った。
652 ◆K.tai/y5Gg :2007/09/17(月) 22:48:50 ID:???
鬱井   「うっ・・・・!」
KIRA  「むぅ・・・・・!!」

殺気に押し殺されたかのように、鬱井とKIRAは思わず後ずさる。

蟹玉   「素晴らしい。極限まで研磨され淀みも無く・・・・・。全くもって惚れ惚れする」
シニア  「いやんいやん、もう蟹さんたら」
おっかけ 「?」
ねるね  「お?」
ugougo  「どうした?」

シニア  「二人・・・・だね。立派立派」
鬱井   「な、何ですか?これ!」
シニア  「まぁまぁ」
蟹玉   「他の者! 今何が起こっているか分かるか?」

苦しそうな表情を浮かべる二人以外には特に変化の見られない新入生達は思わず顔を見合わせた。

蟹玉   「見えないし、感じもしないのだろう?いいか、これが“オーラ”だ」
一同   「オーラ!?」
蟹玉   「そうだ。生命エネルギー、といえば少しはわかるか。本来誰でも持っている物だが、
       これを操れる者とそうでない者は天と地ほどの差があるのだ」
KIRA  「・・・・・・・・」
シニア  「ま、百聞は一見にキングカズって言うしね!実際見て貰おうかなその違いを!」
蟹玉   「惚れる・・・・」
おっかけ 「今のが!?」
シニア  「ちょっちバット取ってくる」

シニアがベンチに用具を取りに行っている間、恐らくは混乱状態に陥っているであろう鬱井達に
deathがオーラについての説明を補足した。
653 ◆K.tai/y5Gg :2007/09/17(月) 22:49:51 ID:???
death   「オーラは、A:意識してコントロール出来る者、B:気配を感じ取れる者、C:その両方が出来ない者。
       まあこの三者に分かれる。これには本人の資質も大きく関わってくるが、基本的に誰でも
       訓練次第で操る事が出来るんだ。元々持っているものだしね。
       今の君達で言えば、鬱井は感じ取れる者、それ以外の皆は何も出来ない者だな」
鬱井   「KIRAは・・・?」
蟹玉   「KIRAはまた少し勝手が違う。これは後でキチンと説明する」
death   「で、さっき監督がオーラをご自身の周囲に展開させたわけ。君らは見えなかったけどね。
       鬱井、どうだった?」
鬱井   「き、気持ち悪かったです。重圧というか・・・・」
KIRA  「・・・・・同じく」
death   「今話したA,Bの者は攻撃的オーラを受けるとその重圧により能力が著しく低下する。
       さっきの状態で野球なんか出来ないだろ?この状態を俗に「オーラにアテられる」と言う。
       これから身を守る方法は1つ。『自分もオーラを身に纏い防御する事』のみ」
LOOP  「ではCは?俺達には全く無害なはず。わざわざこんな事を覚える必要は無いのでは?」
かにほに  「それを今監督が分かりやすく説明してくれるほに。待つほによ」

程無くしてシニアがバットを振り回しながらベンチがら戻ってきた。
ずい、と円陣に入るとおもむろにugougoにそれを突き出した。

シニア 「あなた、パワー無いんでしょ?でも私よりは流石にあるよね?だって私女の子だもん」
ugougo 「・・・・?」
シニア 「それで私をブッ叩いてみて下さい」
おっかけ 「はぁ!?」
シニア 「いやマジで。強くなりたいのなら四の五の言わずに」
ugougo 「お、俺にとって女性とは」
シニア 「じゃかぁしい!じゃあコレ!おっかけくんミット貸して。・・・ホラ、ミット付けるから。
     ココに思い切り打ち込んで。伝える事がある。だから真剣に頼むよ」
ugougo 「く・・・・・怪我しても後悔なさるな・・・!」
654 ◆K.tai/y5Gg :2007/09/17(月) 22:51:52 ID:???
3回り程円陣を大きくした一同の中心で、左手にミットを装着したシニアはugougoの胸の高さで
構える。ugougoはいつものように2,3回体を振り子のように揺らすと少々ためらいながらも
“そこ”目掛けバットを振り抜いた。

ugougo 「う・・・・・あ、あぁ!?」
鬱井  「な、な・・・・!!」
シニア 「ふう・・・・・・・・」

豪快に弾け飛ぶと思われたミットは、スイング前と位置を変えずにバットを咥えたままピタリと制止していた。
唖然とするugougoをよそに、シニアはそっとバットから手を放すとミットをおっかけに手渡した。

シニア 「・・・分かる? これがオーラよ。と言っても今みんなには見えてないわけですが」
ugougo 「ど、どういう事だ!!」
シニア 「本来ならね、単純な筋力だったらあなたの方が私を上回っているの。中身は本当は
      かなり複雑だけど、簡単に言うと今私はオーラで肉体を強化しているってワケ」
鬱井  「強化!?」
シニア 「これも後で説明するわ。うごさんね、バットコントロールは本当に大したモンだわ。
      今までそのズバ抜けたミート力でチームを引っ張って来たようだけど、例えばの話
      覇毛高のエースがど真ん中の直球を予告して投げたとしてもあなたは打てない。
      正確に言うとボールが飛ばないの。内野を抜く事が出来ない」
鬱井  「そ、そんな・・・・・・」
シニア 「勿論ボールは力だけで飛ばすものじゃない。でも、相手がオーラを使う投手だった場合、
      こっちが丸腰ではそんな話以前の問題。だからこそ、こちらもオーラを使い強化する」
LOOP 「うぅ・・・・・これは・・・・・。」
death  「先ほどの吊の質問の答えがこれだ。オーラを持つ者にオーラ無しではまず勝てない。
      勿論オーラの強弱には個人差があるのだが、どんなに弱いオーラでも使える者と
      そうでないのではこれ程までに差が出るんだ」
KIRA 「・・・・ごく稀に・・・・。そう、ごく稀に鬱井から蒸気のような物が噴出している光景を
      数回見たことがある。他には・・・・その、蟹玉さんと戦った時にも・・・・・」
655 ◆K.tai/y5Gg :2007/09/17(月) 22:53:43 ID:???
蟹玉  「ほう、お前は見えていたのか。そうだ、それがオーラだ。だが、まだ完璧にコントロール
      出来ているわけではなさそうだな。それは鬱井にも言える事だが」
鬱井  「ぼ、僕から!?」
KIRA 「一年生大会の時新記録出した時。他にも何度か」
蟹玉  「ふ・・・。KIRA、お前はな。特別中の特別な人間だ」
KIRA 「!?」
蟹玉  「本来誰でも持っている生命エネルギーはいわゆる垂れ流しの状態になっている。
      これを訓練により調節し、自身の周辺に留めておく。それにより肉体が強化される」

コクリ、と一同は頷く。これほど真剣な眼差しで誰かの話を聞くのは授業中だって無いに違いない。

蟹玉  「ところがKIRAの場合、試合中は常にオーラを大量放出してしまうんだ。
      本人の意思とは無関係にな。原因は恐らく先天性のものと思われる」
キラヲタ  「そ、それじゃKIRAタソがハイペースでスタミナを消費するのは・・・・!」
蟹玉  「その通り。これが原因だ。付け加えるなら同世代の人間を寄せ付けない程のズバ抜けた能力も
      これの為だ。勿論お前の努力と生まれ持った才能あっての事だがな」
KIRA 「そう・・・だったのか・・・・・・」
鬱井  「じゃ、じゃあぼぼ僕の!」

豪快にどもりながら鬱井はまくし立てた。

鬱井  「僕の弱点はコレって事ですよね!?僕もオーラを身に付ければ覇毛高と対等に戦える!」

シニアは蟹玉を顔を見合わせると、申し訳無さそうに口を開いた。

シニア 「それで半分。これは本当に言いにくい事なんだけど・・・・」
蟹玉  「その先は俺が・・・・・」
鬱井  「!?」
656おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2007/09/17(月) 23:01:34 ID:???
657 ◆K.tai/y5Gg :2007/09/17(月) 23:01:59 ID:???
蟹玉  「鬱井、お前が速球投手として日本一を目指している事は知っている。どれほど努力してきたか
      計り知れないが、お前自身も仲間達もお前の努力を疑う者は誰一人居ないであろう」
おっかけ 「それはずっと受けてきた俺が一番知っている」
蟹玉  「だがな、鬱井。お前とって死刑宣告をするようだが、全ては勝つためだ。分かってくれ」
鬱井  「そ、それがなんなんですか!は、早く教えてください!」
蟹玉  「お前は速球投手としては大成しない」
鬱井  「!!? 何故ですか!?」
蟹玉  「現段階でのお前の球速は一年生レベルとしては異質な程速い。よくぞここまで、と
      正直感心させられる。このままでもオーラさえ身に付ければ大抵の相手には通用する
      投手になるだろう。だが、その上のレベルを目指すのはお前の体がそれを許さない」
鬱井  「体が・・・・?」
蟹玉  「お前のそのフォームは我流だな?これまで仕えた監督にそれを注意された事はあるな?」
鬱井  「は、はい・・・」
蟹玉  「何故直さなかった?」
鬱井  「この投げ方が一番球速が出るので・・・」
蟹玉  「それだ」
鬱井  「え?」
蟹玉  「投球フォームとは何十年と研究され続け現代に至る。つまり、現代の理想のフォームで
      投げれば自ずと結果は付いてくる。では何故お前はフォームを変えたのか?
      答えは1つ。お前は自身の他の可能性を追求しようとせずに球速のみを追い求めた結果、
      コントロールと球質という、打者を抑える為の非常に重要な事から目を逸らして来たのさ」
おっかけ 「なんだと!!」
蟹玉  「現代野球の理想とするフォームではお前は理想のスピードが得られない。つまり、
      言い換えれば速球型投手に向いていないという事だ。お前の身長、体重、筋肉の付き具合、
      それらを統括する脳・・・・全てがそれを否定している」
おっかけ 「ちょ、待てよ!こいつは・・・・こいつは・・・・!」
蟹玉  「あぁ、努力してきたのだろう?だがな、身体的な原因はどうにもならない。おそらく
      筋トレしても効果が薄かったのではないか?これほどのラインの細さで現在あれだけの
      速度が出せるほうが不思議なくらいだ」
658 ◆K.tai/y5Gg :2007/09/17(月) 23:04:26 ID:???
鬱井は思わず下を向いてしまった。
おっかけ達と違い、自分がトーレニングの結果が顕著に現れない肉体である事実から目を背けていた
のは本当の事であった。だが、それでも身体能力の不安ですら自慢の快速球で吹き飛ばせると
信じていたのであった。

蟹玉  「それとおっかけ。相棒を庇いたい気持ちは痛いほど分かるがな。このままいけば鬱井は
      確実に潰れる。それも後戻り出来ないほどに、な。
      お前も気付いていないとは言わせないぞ。鬱井の球質について・・・・・・」
おっかけ 「・・・・・・・!!」
鬱井  「き、球質!?」
蟹玉  「あぁ。これこそお前の最大の弱点だ。お前の球は確かに速い。だが、非常に軽い。
      当たれば飛んでいくピンポン球さ」
おっかけ 「う・・・・・・」
蟹玉  「その顔は既に気が付いていたようだな。過去に思い当たるフシがあるのではないか?」
鬱井  「お、おっかけ・・・・・」

おっかけの脳裏に過去の数々の被弾シーンが駆け足で巡り始める。

蟹玉に打たれた二本のホームランに始まり、本家にボール球で打たれたホームラン、決して打力の高い
打者でなくとも外野をオーバーされた事もしばしばあった。紅白戦では常に非力なugougoに右へ左へと
弾き返され、少年時対戦した厨房ゴールデンウィークスの連中はスイングどころかバットを
正面に差し出すだけであったにも関わらず打ち込まれている。

蟹玉  「原因は体躯とフォームだ。我流では体重の乗った球が投げられず、矯正すれば球速は出ない・・・。
      断じてお前の努力は無駄では無い。だが今後はストライクゾーンに投げる事などとてもできん」
鬱井  「・・・・・・・今更そんな・・・・・・・・・」
蟹玉  「逆だ。今なら間に合う。お前の関節の柔らかさ、筋肉の柔らかさは大きな武器だ。
      鬱井、お前は変化球投手に転向するんだ。お前の素質は本物だ。俺達の宝だ。希望だ。
      お前なら・・・・勝てるんだ!あの化け物どもに!」
659おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2007/09/17(月) 23:05:25 ID:???
660 ◆K.tai/y5Gg :2007/09/17(月) 23:06:04 ID:???
鬱井  「嘘だ!カーブも投げられない僕が・・・・!」
蟹玉  「嘘じゃない!」
鬱井  「嘘だ!今まで勝ってきた事が・・・・それでは・・・・」
蟹玉  「信じろ!俺と監督を!」
鬱井  「嘘だ・・・・・・・・!」

突然、鬱井は低い唸り声を上げながら円陣を抜けると一目散に走り出した。
慌てて制止する止める仲間の声を意識的に遮り、着替えもせずに愛車の轟天号に飛び乗り
そのまま校門を飛び出していってしまった。

蟹玉  「鬱井・・・・・・」
シニア 「追って」
おっかけ 「え・・・・」
シニア 「すぐに追って。あなたの仕事よ。パートナーとしての責任を」
おっかけ 「わ、分かりました」
シニア 「今日はもういいわ。明日、同じ時間に私達は練習しています。彼を・・・必ず連れてきてね」
おっかけ 「・・・・・・。任せてください」

深々と一礼すると、おっかけは逃げ出した彼の半身を捜すべく後を追い始めた。

今日中に会って、そして話し合いたい。
迷走し、悩み落ち込む時間などきっと自分達には残されていないのだから。
661 ◆K.tai/y5Gg :2007/09/17(月) 23:07:11 ID:???
次号 「L」
662ジェノサイド ◆ORANGE/bzA :2007/09/21(金) 01:13:33 ID:???
ついに念を使い始めたぞおいwwwwwwwwwwwwwwww
663 ◆K.tai/y5Gg :2007/09/21(金) 01:19:39 ID:???
能力バトルは無いですからそんな顔すんな
664サキチ ◆N.dsW2.6BQ :2007/09/23(日) 00:06:09 ID:???
なぁ、早く「ダミアソ。」ってやらせろよ。
665シニア ◆SlsBb8JrY. :2007/09/23(日) 00:08:37 ID:???
やめてください
666サキチ ◆N.dsW2.6BQ :2007/09/23(日) 00:13:49 ID:???
ダミアソ。




ごちそ〜さん♪
667サキチ ◆N.dsW2.6BQ :2007/09/23(日) 00:15:31 ID:???
>>665
塚、ここにシニアで出るの初めてじゃね?
もう、おれの女になれよ。イイから。
668 ◆K.tai/y5Gg :2007/09/23(日) 00:19:43 ID:???
まさかの人が
669ニコハゲ ◆nikov2e/PM :2007/09/23(日) 01:37:18 ID:???
ttp://www41.atwiki.jp/barebaseball/
まとめwikiってみました
670可児玉 ◆KANI/FOJKA :2007/10/03(水) 00:20:17 ID:???
ほしゅ
671可児玉 ◆KANI/FOJKA :2007/10/12(金) 00:11:50 ID:???
作者規制中のため休載です。
672 ◆K.tai/y5Gg :2007/10/12(金) 00:36:25 ID:???
もうちょっと
673おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2007/10/21(日) 23:45:07 ID:???
一週間
675おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2007/11/13(火) 20:56:29 ID:???
11月13日15時39分配信 オリコン


 あのL(エル)が帰ってくる…。
ジャンプコミックスで絶大な人気を集めていた、
マンガ『DEATH NOTE(デスノート)』。06年には映画化もされ、
死神のノートを手にする主人公、夜神月を藤原竜也、
名探偵Lを松山ケンイチが演じ、邦画史上初の前編・後編に分けての
連続公開も話題に。アニメ化もされ、“デスノート”人気がますます
する中、
08年2月9日にはLを主人公にしたスピンアウト映画、
『L〜change the WorLd〜』が公開される。さらに、映画の公開に先がけて、
『L〜change the WorLd〜』の小説版が12月25日に発売されるのだが、
これは著名な作家が“M”の名前で執筆したものだという。





676おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2007/11/23(金) 19:56:54 ID:???
ほしゆ
677おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2007/12/04(火) 01:02:01 ID:Ex0W+Fy8
カニ玉さんコテ雑立てて
678おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2007/12/14(金) 20:21:13 ID:???
ほしゅ
679ニコハゲ ◆nikov2e/PM :2007/12/24(月) 22:24:54 ID:???
かもぉん
680おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2007/12/24(月) 22:42:34 ID:???
ミナたん・・・(´д`)
681 ◆K.tai/y5Gg :2007/12/28(金) 02:01:48 ID:???
page.23 「L」



速い球で三振取るのって凄すごくかっこいいよね────────




上品な和を基調とした部屋で正座する鬱井の脳内に、あの日の言葉が幾度と無く響き渡っていた。
何故だろう・・・・今更・・・。もう何年も前の話だ。忘れもしない、野球を始める事になった、あの日。

うすぼんやりと当時の情景が思い起こされる。もう色もはっきりと思い出せない。
当時の景色を、ほんのりとセピア色に塗して現在の視界にブレンドさせながら鬱井は縁側から広がる
屋敷の庭園へ目を移した。

立派な庭だ、と鬱井は思った。

庭師でも雇っているのだろうか。木々の枝先から小池の透明感など隅々まで手入れが行き届いている。
その庭に、懸命に投球練習をする幼少時の自分自身の姿があった。
「下手くそだな」と、当時の未熟な自分を心の中でたしなめると、懐かしくも歯がゆいセンチな気分に
浸りながら鬱井は家主を待っていた。
682 ◆K.tai/y5Gg :2007/12/28(金) 02:02:31 ID:???
どこをどう走ったのか。

刃麗高を飛び出した鬱井は愛車をデタラメに走らせた。
来るときに通った道のりを逆走しているうちに、いつの間にかコースを外れてしまっていたようであった。
よほど夢中で漕いでいたのだろう。起伏の激しい道でもおかまいなしに突き進んでいた鬱井は、
不意に自転車から投げ出されるとアスファルトにしたたかに体を打ち付けてしまった。
慌てて起き上がった鬱井は何よりも先に肩と肘関節を確認した。無事を確認すると、今までの努力が
否定されてしまったとはいえ「あぁ、自分はまだ投手なんだな」と笑ってやりたくなってしまった・・・。

搭乗者を投げ捨てた自転車は空しくタイヤを空回りさせている。
下半身の無事をも確認すると鬱井は再び愛機に跨ったが、どうやらチェーンが外れてしまったようである。
チェーンは本体にきつく噛合ってしまい、工具が無いと人間の力では修復は困難なようであった。

仕方なくとぼとぼと街を愛車を押し歩くと、やがて見慣れた豪邸が姿を現した。
懐かしい思いとすがりたい気持ちで、気が付くと鬱井はこの屋敷に足を踏み入れていたのである。


    「大分待たせちゃいましたね。すまない」

「いえ」と短く返事をすると、鬱井は丸まっていた背中をピンと伸ばして会釈した。
男は特注の木テーブルの上に置かれた茶を軽くすすると、鬱陶しそうにネクタイを片手で外した。
丸三年振りだろうか。仕事帰りと思われるスーツ姿に身を包んだかつての恩師を、鬱井は敬意を込めて
今一度深々とお辞儀した。

鬱井  「お久しぶりです、394監督。突然お邪魔してすみません」

更にもう一度頭を垂れようとする鬱井を制すると、394は鬱井に茶と菓子をすすめた。

394   「驚きましたよ。お久しぶりですね。随分逞しくなって・・・。で、相談とは?」
683 ◆K.tai/y5Gg :2007/12/28(金) 02:03:16 ID:???
はい、と返事をしたものの、鬱井は何を話していいものか迷ってしまった。聞きたいことは沢山あるのに・・・・。

394   「わざわざ私を訪ねるくらいだ。よほどの悩みなのでしょう?こちらも君の近況を聞きたいですし、
      そうだな・・・あれから何があったか話してくれるかな」

あれから────
鬱井は394率いるバレ師ターズを卒業した日を思い起こしていた。餞別として変化球を教えて貰ったあの日。
鬱井は中学校入学の様子からゆっくりと話し始めた。エロイ人との出会い、一年生大会の事、対蝶サイコー
での敗戦、そして念願の初優勝・・・・・。

394は興味津々といった様子で聞き入ってくれていた。時には笑い、時には質問をし、これまで空いていた
お互いの3年間を埋めようと努力しているように鬱井には感じ取れた。

やがて話題が今日の出来事へと移ると、394は深刻な顔付きになった。
語り始める鬱井も先ほどの思い出を語った時の威勢は姿を消し、沈痛なトーンへと変化していた。
自分はもう速球投手としてやっていけないのだろうか。
付き合いが浅いシニアと蟹玉であるが、二人の言葉には確かな「力」を感じた。
それが一層現実味を帯び、鬱井を苦しめるのである。

そもそも────。 刃麗高に入学した事自体、過ちを犯してしまっているのではないか・・・・?

一通り語り終えたところで数分の沈黙が流れる。
394は鬱井の心情が痛いほど理解できた。それはあの頃から抱いていた不安要素そのものであったのだ。
684 ◆K.tai/y5Gg :2007/12/28(金) 02:04:27 ID:???
394   「少し・・・・昔話をしようか」

伏せ目がちに鬱井から机の湯飲みへ視線を落とすと、394は懐かしむような口調で語り始めた。

394   「群馬県の隔離高校を知っているかな」

鬱井は無言で頷いた。

群馬県、私立隔離高校。現役の球児達を含め、高校野球に携わる者でその名を知る者は少なくない。
その隔離高校は「歴史上覇毛高を最も苦しめた学校」としてその名を馳せている。
鬱井も人づてに聞いた話であるため詳しくはない。知っているのは、記録上での話ではなく、
その試合内容において極めて高い評価を受けているらしい、という程度である。

394   「私の母校です。歴史は10数年と浅く、今は全国的にはほとんど知られていません」
鬱井   「ぼ、母校・・・・・!」

394はふふ、と含み笑いをすると、ぬるくなった茶を一口すすって続けた。

394   「その隔離高校は12年前…県大会を圧倒的強さで勝ち抜き、甲子園の土を踏んでいます。
      私は…そこでエースとして覇毛高校と戦いました」

ピクリ、と鬱井の眉が大きく跳ねる。394は表情を崩すことなく続けた。

394   「残念ながら結果は惨敗でした。お恥ずかしい話ですが・・・・・。私達は入部した当初から
      自分達が覇毛高を打ち倒す日がやってくる事を信じて疑わなかったのです」
鬱井   「そんなに・・・・強かったんですか・・・?」
394   「そうですね、強かったと思います。君の知るエロイ人やエライ人と共に活躍していました。
      県内では向かうところ敵無し。新参高とは思えぬほどに」
鬱井   「えっ、エライ人? あの人も・・・・!?」
394   「彼は素晴らしいキャッチャーでしたよ。打線の中心でもありましたしね」
鬱井   「そうだったのか・・・・」
685 ◆K.tai/y5Gg :2007/12/28(金) 02:05:10 ID:???
確かにタダ者では無いなとは思っていたけれど、と鬱井は偉い人の顔を思い起こした。

394   「甲子園への切符を手にする事が出来た背景には絶対的なエースの存在があったおかげです。
      そしてそれは私ではありません」
鬱井   「エース・・・・?394監督じゃなかったんですか?」
394   「幻のエースの存在があったのですよ。かつてスーパースターと呼ばれ、群馬県内に
      一大センセーションを巻き起こした人物です。名は『泥犬』」
鬱井   「泥犬・・・・」
394   「泥犬を語るには、泥犬の兄について話さねばなりません。泥犬には正輝という兄が居ました。
     その兄も夏の甲子園に出場しており、やはりそこで覇毛高と対戦しています」
鬱井   「・・・その兄も監督とお知り合いなのですか?」
394   「いえ、話に聞くだけで実際に会ったことはありません。ただ、当時プロ注目の逸材だった
      だけにその名はテレビで何度も目にしていましたけどもね。滋賀県・琵琶工業の正輝と
いえば知らぬ者は居ない程の有名人でしたよ」

鬱井は珍しく熱っぽく語る394の話を熱心に聞いている。

394   「正輝の武器はとてつもなく速いストレートでした。彼は中学生1年生で既に126キロを
      マークしていたといいます」
鬱井   「中一で126キロ・・・・って」
394   「ふふ・・・君は1年生大会でその記録を抜いているね。大したものだ。そして良く似ている・・・・」
鬱井   「僕が・・・・?ですか?」
394   「そう。あれは覇毛高設立して8年程だろうか。当時から無敵の強さを誇っていた覇毛高を
      倒す事が出来るかもしれない・・・・。そう囁かれて正輝は滋賀県大会を勝ち抜き、ついに
      夏の甲子園の舞台へと立つことになりました。そして、化け物と対峙したのです」

394の語気が力強くなっていく。
686 ◆K.tai/y5Gg :2007/12/28(金) 02:05:55 ID:???
394   「予てから正輝は公言しておりました。『自分は覇毛高相手に一歩も引く気は無い。
だから相手にも小細工など弄せず、全力でかかってきて欲しい』と。
それは試合前日のインタビューにおいても同様でした。彼は心から真っ向勝負を望み、
      各所でパフォーマンスを行っていました」

男らしい人物なのだな、と鬱井は思った。

394   「そして決戦当日。正輝は公言どおり、いつもの全力投球真っ向勝負を挑みました。しかし
      その気概は残念ながら敵には届きませんでした」
鬱井   「と、仰ると・・・?」
394   「違和感は初回から。確信に変わったのは2回。絶望は3回から始まりました」
鬱井   「一体何が・・・・」
394   「その試合、覇毛高ナインは全選手が全打席において通常とは逆のバッターボックスに
      立っていたのです。普段右打者なら左打席に、という具合に」
鬱井   「な・・・・!」
394   「正輝は激高こそしなかったものの、内なる怒りを秘めたまま試合を運ぶ事になってしまいました。
      その時点である意味勝負はついたようなものだったのかも知れません。
      しかし、真の絶望はむしろここから始まったのです。逆の打席に入られた状態で・・・・
      正輝の球は完璧に捕らえられていたのです」
鬱井   「・・・・・・」

鬱井はついに息を呑んだまま言葉が発せなくなっていた。まるで・・・自分の将来を垣間見たような
気分であった。

394   「結果は大敗でした。責任感の人一倍強い彼は、周囲の期待に応えられなかったこと、
      自分の力の無さを呪い始めます。これまでずっとラブコールを送っていたプロスカウトの
      連中でさえも彼の周りから消え去ってしまいました。半ば野球人生を閉ざされた形となり、
      絶望の魔弾に撃ち抜かれた正輝はやがて自らの命を絶ってしまいます」
鬱井   「な、何だって!?」
687 ◆K.tai/y5Gg :2007/12/28(金) 02:07:35 ID:???
394   「・・・・これに奮起したのが泥犬でした。悲壮な決意を胸に生まれ故郷の滋賀を出ると、偶然にも
      その年全国から有名選手が集まる隔離高に目を付け入学しました。我々レギュラーのうち唯一の
      一般入部生でしたが、兄譲りの野球センスと磨き上げた投球術でたちまちエースの座に就きます」
鬱井   「394監督を差し置いて・・・・。一体どんな投手だったのですか?」
394   「そうだね・・・・一口で言うと・・・・KIRAに良く似ている投手かな」
鬱井   「KIRAに・・・・?」

KIRAの武器といえば、抜群の制球力と切れ味鋭い変化球である。
泥犬もまた、その二つに突出しており、「剛」の兄とは正反対の「柔」の投手であった。
兄のような体格に恵まれていなかったため、という大きな理由はあるが、ここまで徹底して変化球投手への
転身を決意した最大の理由は、ケタ外れの打力を持つ覇毛高に対し、速球のみでは抑える事は出来ない
という結論を自身の中に導き出していたからであった。
兄の凄惨な敗戦を目の当たりにし、何とかして仇を取りたいという気持ちは何よりも強く、
それと同時に敬愛してやまない正輝への泥犬自身の挑戦でもあった。

エースの座を追われた394は嫉妬するどころか、逆に泥犬のピッチングに魅入られる日々を送っていた。
彼自身、県下では肩を並べるものはなく、全国的にもトップクラスの実力を持っていたのであるが・・・。

394   「泥犬のピッチングはまさに芸術でした。打ち砕く打者など存在しない───、我々はそう
      信じていました。例え、覇毛高であろうとも・・・・」
鬱井   「い、いやちょっと待ってください」

思わず鬱井が会話を遮った。

鬱井   「先ほど仰られていた、覇毛高と実際渡り合ったのは394監督じゃあ・・・・」
394    「ええ、私ですよ。覇毛高戦だけでなく、それ以外の公式戦も全て私が投げていました」
鬱井   「ま、ますます混乱してきました。何故、その泥犬さんを登板させなかたったんですか?」
394    「投げたくても投げられなかったんですよ。何故なら泥犬は女性だったからです」
鬱井   「じょっ・・・女性!?」

鬱井の想像以上のリアクションに394の口元が緩む。
688 ◆K.tai/y5Gg :2007/12/28(金) 02:08:14 ID:???
394    「そうです。彼女は素晴らしいセンスの持ち主でした。もうオーラについては勉強済みですね?
       彼女が最も素晴らしかったのはオーラのコントロールです。あれは誰にもマネ出来ない」
鬱井    「公式戦には勿論出られませんよね」
394    「泥犬の全力のピッチングが見られるのは練習試合でのみでした。公式記録が残らなくても
       全力投球で挑み、その全ての打者をねじ伏せてきました」
鬱井    「で、でも女性じゃあ体力が・・・・・」
394    「そう。彼女には9回を投げきるスタミナはありません。ですから私は中継ぎ・抑え投手として
       彼女を支えてきました。投球内容では一歩も二歩も私の上を行ってましたよ」

噛み締めるようにそう言うと、394は突然険しい表情に一変した。


公式戦に出場できない件について、それまで一度も不平を言った事の無い彼女が突然、学校側に稟議を
申し立てたのは入学一年目の夏であった。

元々の短髪を更に短く切り揃えた彼女が、いつになく真剣な眼差しで呈したその驚くべき内容とは、
『必ず全国優勝を遂げるので、夏大会に限り自分が投げる事を黙認して欲しい』
というものであった。
校長、理事長含む学校管理側が目を丸くして呆気に取られる様を無視し、続いて彼女は、恐らくは
特殊な化粧を施されていると思われる男らしい顔付きで、一枚の提案書を差し出した。
そこには、偽造生徒手帳や偽造学生証の製造法から、学校が管理する在籍者管理ファイル改ざんの
具体的な手引きまで、自分の性別を誤魔化す為に必要な様々な黒い案が連ねられていた。

新設校にとって、夏の甲子園の優勝というこの上無いネームバリューは喉から手が出るほどに魅力的で
あった。その周到な準備と、下手をするとこのまま3年間本当に隠し通せそうな程緻密に作成された
構想に、学校側は思わず息を飲んだ。その上で泥犬は「なんなら整形しても構わない」とまで加えた。

兄の敵討ち、自分の力と理論の証明、そして日本球界の未来のため・・・・。泥犬は必死であった。


しかし、その願いは無残にもその場で却下される事となった。
689 ◆K.tai/y5Gg :2007/12/28(金) 02:08:56 ID:???
学校側としては当然の結論である。確かに実現すれば日本中がひっくり返る程の騒ぎになり、
それによる宣伝効果は得がたい物ではある。だが、万が一発覚した場合のリスクは計り知れず、
何の罪も無い来年度以降の野球部員や一般生徒達にすら被害が及ぶ。
第一、泥犬が覇毛高を確実に抑える事が出来るという保障などどこにも無いのだ。


泥犬は必死に食い下がっていったが、学校側はガンとして耳を傾けようとしなかった。
ついに諦めた泥犬は『アホボケカスファック!』と痛烈な捨て台詞を吐くと、ポケットから
退学届けを取り出し、それをオーバースローで校長に投げつけるとそのまま校長室を後にした。
そして、そのまま二度と学校に戻って来る事は無かった。

394   「仕方ないですよ。ルールはルールですからね」

ここまで語り終えると、394はいつもの優しい笑顔に戻っていた。
息が止まりそうなほど集中して聞いていた鬱井は大きくため息をつくと、最も気になった
質問を投げかけてみる事にした。

鬱井   「あ、あの・・・もし、泥犬さんが投げていたら勝てたと思いますか・・・・?」

394は自信満々に「ええ」と即答すると、空中でボールを握る仕草で手首を2,3度返した。

394    「彼女の決め球は打てない。例えそれが覇毛高の4番打者であろうとね」
鬱井   「決め球・・・・!お、教えて下さい。球種は?カーブですかフォークですか?」
394    「是非本人に教えて貰ってください。これから毎日顔を会わせるのでしょう?」

394の今にも噴出てしまいそうな意地悪な表情を見ると、ここでやっと鬱井は全てを理解した。

鬱井   「シニア・・・・・・監督・・・・・・?」

形容し難い鬱井の表情についに噴出してしまった394は、しばらく頭を掻きながら笑っていたが、
不意に真面目な表情になると、上半身を乗り出して鬱井に語りかけた。
690 ◆K.tai/y5Gg :2007/12/28(金) 02:10:42 ID:???
394    「運命とは実に便利な言葉だね。そしてそれは軽はずみに使っていい言葉じゃない。
      だが、私は小学生から今までの君の野球人生を考えると、どうしても君には
      運命的なものを感じずにいられない。あの時、私が言った事を覚えていますか?
      乗り越えるべき壁はきっと今なのでしょう。私は君を信じていますよ」

その言葉を聞くと、鬱井は思わず顔を伏せてしまった。
恩師がこれだけ期待してくれているのに、自分のなんと情けない事か。自分はこの期待に
応える事が出来るのだろうか? 数々の強敵達をこの手でねじ伏せる事が出来るのか?
そのためには何をすればいい・・・・? 決まっている!

鬱井が口を開こうとしたその時、室内に玄関のチャイムが鳴り響いた。

394は玄関に廻るのではなく、そのまま縁側へ向かうと大窓を開いて会話を中断させた客を
呼び込んだ。

鬱井   「お、おっかけ・・・・? こんにゃくも!」

意外な珍客に思わず鬱井は大声をあげてしまう。

おっかけ 「めんどくせえ事させんじゃねえよ。ホレ、お前のチャリ直しといてやったぞ」

おっかけはぶっきらぼうに鬱井の愛車のスタンドを立てるとニヤリと笑った。
傍らではこんにゃくしゃが笑みを浮かべている。

394    「マネージャーに感謝しないといけないよ。君がここに立ち寄ると読み、
       君が先ほど来る少し前に私に連絡をくれていたのだよ」
おっかけ  「簡単に考えを読まれるようじゃ投手失格だな」

絶句した鬱井は視線をこんにゃくへ移すと、こんにゃくは物憂げな笑みを浮かべて呟いた。

こんにゃく 「正解だったでしょう・・・・?」
691 ◆K.tai/y5Gg :2007/12/28(金) 02:11:40 ID:???
鬱井はついに白旗を揚げる事にした。

徐に立ち上がると394の前で直立し、深々と一礼する。ここに来て良かった。
ひたすら練習し続けた速球を捨てるのは後ろ髪を鷲掴みにされる思いだが、自分のエゴで
覇毛高を倒す可能性を潰してしまうワケにはいかない。
チームの一員として、そしてエースとして。

勇ましく踵を返そうとする鬱井を呼び止めると、394は胸元から一枚の小さなノートを差し出した。

394    「帰ったら読んでください。今の君ならきっと役に立つ」

年季の入ったノートであった。それを開かなくとも、鬱井には何が書かれているかおおよそ
検討がついていた。お尻のポケットにしまい込むと、もう一度、今度はヒザまで頭を垂れた。

鬱井   「ありがとうございます。そしてお約束致します。おっかけ達と力を合わせ、
      必ずや監督達の無念を晴らしてみせます」




─── ─── ──── ── ───── ───── ── ───── ─ ── ─



そして翌朝。


集合時間より早めに学校に到着した鬱井は真っ先にシニアの下へ馳せ参じた。
シニアは、練習を途中で抜け出した気恥ずかしさよりも、更なる決意を宿したその眼と表情を
確認すると、ただ笑顔で一言、「おかえり」とだけ言ってくれた。
何も聞かずに迎え入れてくれた事が素直に嬉かった。
692 ◆K.tai/y5Gg :2007/12/28(金) 02:12:18 ID:???
まだ上級生達はウォーミングアップすらしていない静かな時間帯。
やる気は十分。早く体を動かしたい気持ちを抑えると、今の決意をシニアに投げかけた。

鬱井   「僕に変化球を教えてください」

込められた葛藤と決意は言葉となり、それらは十分にシニアに届いた。

昨日、何があったかは知る由も無いが、心の中で鬱井を追って行ったおっかけとこんにゃくの
二人に、シニアは心で「グッジョブ」と指を立てると、その場の新一年生達をマウンドへ集合させた。
マウンドにシニアが立つ。新入生はその周囲に円を作る。シニアはいつも通りのフランクな口調で
ハキハキと授業を始めた。

シニア  「まず、私の考えをみんなに伝えます。その上で今後の方針を理解して頂戴」

「ッス!」と一様に返事を返す。

シニア  「何故みんなを集めたかというとね。うっさんが将来ウチのエースとして成長して
      行く過程をみんなが見守って欲しいから。だってみんなのエースだからね。
      でも、正直今のうっさんは昨日の説明の通り、上を目指す事は出来ないの」

昨日と違い、鬱井は納得の表情で大きく頷いた。周囲の視線に驚きの感情が混じる。

シニア  「うっさん。変化球はセンスよ。ボールを握るセンス、抜くセンス、腕を振るセンス」
鬱井   「は、はい」
シニア  「関節の柔らかさ、体幹のよさ、何より大事なのは『それらを反復練習する事が出来る
      センス』なの。そしてあなたはそれを全て持っている」

シニアに見つめられ、思わず視線を逸らしてしまう。今後長く付き合っていくにあたり、どうやら
彼女の真っ直ぐな視線はなかなか慣れそうになかった。
693 ◆K.tai/y5Gg :2007/12/28(金) 02:13:47 ID:???
シニア  「それらを統括するのはオーラ。あなたはまずコレを制御しなければならない。
      だから、今あなたに何を教えても威力は半減してしまう。まずは見て欲しいの。
      体で覚える前に頭で、ね。 うっさん、何が見たい?」

なんでも投げられるぞ、と言わんばかりに自信満々にシニアは言い放った。
鬱井の答えは聞くまでもなく、ノータイムでそれに答えた。

鬱井   「監督の決め球が見たいです」

一瞬、周囲をざわ・・・という空気が通り過ぎる。

シニアは怯むでもなく頷くと、グラブをはめ、ボールを握り締めた。

シニア  「うっさんはバッターボックス。一応メットつけてね。おっかけくん座って。
      プロテクターは・・・・2枚重ねておこうか。みんなは後ろね」

自分でリクエストしておいて、鬱井は元来の蚤の心臓が暴れ出す音がハッキリと聞こえ出した。
各員、それぞれの位置に散ると改めてシニアに意識を集中させた。
マウンド上でグルグルと肩を回したシニアは、右手指先でチョイ、とおっかけを座らせた。

シニア  「避けたかったら、避けていいよ・・・・ふふ」

そのままシニアはモーションに入る。
694 ◆K.tai/y5Gg :2007/12/28(金) 02:14:38 ID:???
その流れるような余りにも美しいフォームに見惚れていた鬱井は次の一瞬で、背筋を
氷点下まで凍らせる事となる。

おっかけ 「よけろ! 鬱井!!」

おっかけの怒号がグラウンドに響き渡る。
導火線の様な音を立てるその球筋は、一直線に鬱井のわき腹を目掛け一気に距離を縮めてくる。

   (間に合わない!)

二人だけでなく、周囲の者もみな、そう直感した。 そして・・・・

おっかけ 「ぐはぁッ!?」

ボールを受けて倒れこんだのはおっかけであった。

打席の鬱井は間の抜けた顔をして尻餅をついている。ふたりを含む、その場に居た者全てが
今起こったことを把握する事が出来なかった。

鬱井   「な、何が・・・!?」

裏返った声でやっとそれだけを叫ぶ。おっかけの真後ろに居たLOOPが、混乱しつつも
常識の範囲外のその変化を鬱井たちに伝えた。

LOOP  「曲がった・・・・んだよ。真横にスライドした・・・と思う・・・・」
鬱井   「ま、真横!? まさか・・・・!」

マウンド上のシニアが手首をぶらぶらと振りながら歩み寄る。

シニア  「うっさん。今の見えた?」
695 ◆K.tai/y5Gg :2007/12/28(金) 02:15:35 ID:???
鬱井は即答出来ない。だが、一瞬だけ見えたその軌道、そしてLOOPの助言により、
ある変化球の名前が脳裏を過ぎった。

それは、高速スライダー。


シニア  「最終的にはこの球を覚えて欲しいの。いい?あなたがこの球さえ覚えれば
      どんな相手にだってきっと負けやしない」
鬱井   「こ、 こ、こんな!すごい球を僕が・・・・!?」
シニア  「ふふ。みんな、この球の軌跡が見えた?」

新入生イチの選球眼を持つugougoがその質問に答えた。

ugougo  「デッドボールかと思った軌道がまるで・・・。そう、まるで直角に曲がって・・・」
シニア  「そう!」

パチン、と満足そうにシニアは指を鳴らすと、選挙活動のように大げさに腕を振って熱弁した。

シニア  「だから私はこの球に名前をつけてあげたの。誰にでも呼びやすく、みんなに
      親しまれるようなステキな名前をねっ」

ここで自己陶酔する演説家のように一旦言葉を切るシニア。鬱井たちはその言葉を待った。

シニア  「 L(エル)────ってね」
696 ◆K.tai/y5Gg :2007/12/28(金) 02:28:59 ID:???
次号 「二人」
697 ◆K.tai/y5Gg :2008/02/03(日) 01:18:52 ID:???
もうちょいage
698 ◆K.tai/y5Gg :2008/02/09(土) 03:59:12 ID:???
page.24 「二人」


 「まだ〜? 急がないと遅刻しちゃうよ?」

真夏の日光を浴び、室温を気の済むまで上げた古臭いガレージの中に透き通った声が響き渡る。

 「ちょっと待ってろってRUBY。このプラグを・・・・・こう・・・・・・」
 「早くぅーーー。正輝兄ちゃんの試合遅れるよぉ?」

RUBYと呼ばれた少女は、口を尖らせながらも、懸命に工具を操る親友の傍らに笑顔で近づいていった。
肩まで伸ばした亜麻色の髪にアイスブルーの瞳、粉雪のような白い肌には同じく真っ白なワンピースに
身を包んだその佇まいは、同姓の目から見ても息を呑むほどに美しかった。

 「よっしゃ!」

エンジン音というには少し軽薄な排気音をたて、その原付はしぶしぶと体温を上げていった。

 「すご〜い。流石シニアちゃんね!」
 「へへっ。どうせゴミ捨て場にあった物なんだし、誰も怒らないだろ。いい出来だぜ」

黒のツナギを着込んだ少女は得意気に、端正な顔立ちから並びのいい白い歯を見せた。
軍手をはめたままオイルと汗に塗れた顔を拭うと、先ほど蘇生させた原付にまたがり、シートの後ろ
半分を何度も掌で叩いて親友を招いた。
招かれた少女はそこに飛び乗ると、その小さくも頼もしい背中に抱きついた。
流れるような一連の動きは、その場にメロディが鳴らないのが不思議な程に優雅であった。

 「無免許でノーヘル、オマケに二人乗り。お巡りさんに見つかったら怒られるじゃすまないよ」 
 「じゃあ歩いていく?このゼッペケに勝てる自信があるのならな!」
 「乗る! シニアちゃんと一緒ならどこでもついていくよ」
 「サツの居る道は大体把握してる。甲子園までなら裏道からだろうと目ぇ瞑ってたっていけるさ」 
 「もう。車でだって遠いっていうのにー」
699 ◆K.tai/y5Gg :2008/02/09(土) 04:01:13 ID:???
シニアとRUBYは今年で12歳。青春真っ只中の二人はまさか今日が、今後の人生を大きく決定付ける
程の日になることを現時点では知る由も無かった。


今日は二人にとって特別な日である。


シニアの兄、正輝が球児達の夢の舞台、夏の甲子園であの難攻不落の覇毛高校と本日対戦する。
前評判は圧倒的に覇毛高有利であったが、その正輝も高校球児としては最高峰の評価を得ていた。
いつも一緒に遊んでいたシニアとRUBYは、今日、ひょっとしたら歴史が変わる瞬間に立ち会える
かも知れないという期待に小さな胸を膨らませていた。
 
 「正輝お兄ちゃん勝てるよね? よね?」
 「あったりまえだろ!兄ちゃんが負けるわけ無い! 行くよRUBY、ちゃんと捕まって!」


                     ◆


幼い頃からシニアは兄の正輝より野球の英才教育を受けていた。
ルールや練習の基本、攻防にわたるセオリーなど、瞬く間にシニアはそれらを吸収していった。
しかし、それは兄の希望では無く、妹が望んでの事であった。
物心ついた頃から優しく、頼もしく、男らしい兄を敬愛していたシニアは、兄が打ち込んでいる野球に
興味を持ち、なんとか兄の役に立とうと練習相手を買って出たのである。

兄は最初こそ戸惑ったものの、その妹の優しい心意気を素嬉しく思い簡単なキャッチボールから教え、
練習後のクールダウンにシニアと遊び感覚で交わすようになっていった。

 「流石に俺の妹だ。スジがいい」

可愛い妹との他愛も無い遊戯と思っていた正輝は、最初はその程度の感想しか持たなかったが、
突如として、その異変に気付いたのは妹の4年生へ進級前の春休みのことであった。
700ニコハゲ ◆nikov2e/PM :2008/02/09(土) 04:01:37 ID:???
しえn
701 ◆K.tai/y5Gg :2008/02/09(土) 04:04:13 ID:???
妹の上達の早さが並では無い事、そのセンスが類稀なるものである事に。
正輝は間違いなく一流プレイヤーの素質を持っていた。そして妹のそれはそれ以上のものかもしれない。
正輝は日を追うごとにそう考え始めていた。

一流は一流を知る。

正輝はシニアに課す練習メニューを高度な物に切り替え、少年野球チームに加入する事をすすめた。
シニアは単純に正輝に褒められた事が嬉しく、春休み中にも関わらず顧問を兼任している小学校の
教師に相談する事を決めた。その場で学校へ走り出すと、まだ練習中のチームのベンチへ飛び込んだ。

 「女の子で野球を?ふうむ・・・・君は体育の成績もダントツだし問題は無さそうだ。いいだろう。
  休み明けから参加しなさい」
 「やった!」

あっさりと入部を許されると、ペコリと頭を下げ意気揚々とベンチを後にしようとしたが、

 「しかし・・・・珍しい事もあるものだな。1日に2人もこんな申し出を受けるとは」
 「2人?」
 「あぁ。そこにいる女の子がさっき練習を見学するや入部届けを出したのだよ。もっとも彼女は、春休み
  明けから我が高に通う転校生だけに、正式に受理されるのはもう少し先になるだろうけどね」

驚いて振り返ると、そこにはフランス人形すら恥らってしまいそうな可愛いらしい華奢な少女が立っていた。

 「初めまして。RUBYといいます。あなたも野球が好きなの?私とお友達になって欲しいな」


                      ◆

RUBYには両親が居なかった。
ある事情で親戚のおばあさんに引き取られ、一緒に暮らす事になったという説明をシニアは何とはなしに
聞いていた。亜麻色の髪と冷たく輝くアイスブルーの瞳が印象的な神秘的な少女であった。どうやら
帰国子女らしく、未だ日本の生活に慣れていないといった様子であった。
702 ◆K.tai/y5Gg :2008/02/09(土) 04:07:09 ID:???
おそらくは両親のうちいずれかが海の向こうの人間なのだろうが、自分について多くを語らないRUBYに
シニアはそれ以上言及しようとは思わなかった。また、これから一緒に野球をやろうという戦友に無粋な
質問をしても詮無きことであると考えていたからでもある。

天真爛漫なシニア、お嬢様と形容するに相応しいRUBYと一見相容れぬようにも見えるこの組み合わせだが、
二人は意外なほどすぐに打ち解けた。
共通する趣味は野球くらいであったが、何かと自身の醸し出す空気が噛み合う二人は、家が近所という
事もあり、この出会い以来自然と行動を共にするようになった。
ヒマさえあれば空き地でキャッチボールをし、時おり正輝の野球指南を受ける。シニアの才覚は日々頭角を
現していたが、このRUBYもまた、シニアに勝るとも劣らない天性の才能の持ち主である事に正輝は
驚きを隠せなかった。一人っ子のRUBYは、6つも年上のこの優しい高校生の兄に対し臆することなく懐き、
正輝もまた、優秀な弟子と妹が増えたような気分を素直に喜んでいた。


日本に来て初めての友達。RUBYはシニアと正輝との出会いを心から天に感謝していた。



春休みが明け、チームに入ったシニアは、希望ポジションの質問に大声で投手と答えた。
小学4年生とはいえ、兄の特訓を受けていたシニアの実力は既に最上級生のそれを大幅に凌いでいた。
兄譲りの速球に加え、制球力にも天賦の才に恵まれていたシニアはそのままエースの座に就いた。

反射で回答したシニアとは対照的に、RUBYは同じ質問に対し数秒悩んだ後、「全部」と答えた。
一瞬どよめきが周囲から聞こえたが、監督はそれを面白く思いローテーションで全てのポジションを
守らせてみた。その結果、どのポジションにおいても、現在のレギュラーを即日奪えるレベルである
事が判明した。
703 ◆K.tai/y5Gg :2008/02/09(土) 04:09:59 ID:???
項垂れる先輩達をよそに、RUBYが最終的に選んだポジションは捕手であった。
この意外な申し出に監督は少々頭をひねってしまう。ファールチップやフライ処理、ホームベースの
ブロックなど、いくら高レベルだとしても、とても可憐な少女が就くべきポジションでは無いと考えた
からである。しかし、RUBYの捕球能力や運動能力はやはりズバ抜けており、結果として、軟球であれば
防具を厚めに付ければ安全であろうという結論に達した。


こうして世にも珍しい、少女同士の桃色バッテリーが完成したのである。


しかし、どんなに才覚に溢れようとも、二人は経験の浅くか細い少女である。
持ち前のセンスで押さえ込める日も多いが、相手が強力になればシニアは度々打ち込まれ、ホームへの
ランナーの突撃を受ければ都度RUBYは吹き飛ばされた。体力の尽きたところを狙われ敗北した事もあれば、
RUBYの守備時の試合組み立てミスが原因の時もあった。
そんな時二人は素直に反省し、どうすれば良かったのかを常に正輝に相談をするようになっていた。
正輝はいつ、どんな質問にも優しく答えてくれ、3人で行う反省会は彼女達の一番の楽しみであった。

 「だからぁ、ここは先にセカンドに投げないとダメなんだろ?」
 「駄目だよシニアちゃん。余計なミスが増えると失点に繋がるもの。これは絶対駄目」

一見温和に見えるRUBYだが、こと野球に関しては頑固者である。反省会においては、意見を衝突させる
こともしばしばあったが、2人ともなかなか譲らない。やがてシニアが口を尖らせると、笑ってRUBYが
意見をシニア寄りに修正する。いつの間にかそんな図式が出来上がっていた。

日を追うごとに彼女たちは目まぐるしく進化を遂げていく。

この頃から正輝は、将来的にこれほどの才能を持つ二人を世に出せない事が悔やまれると考えるようになった。
どんなに才気溢れようと、プロや甲子園はおろか公式戦にすら出場する事は適わないのだ。
それは余りにも惜しく、今後本人たちの苦悩の種になる事は容易に想像できた。
しかしその一方で、二人仲良く無邪気にボールを投げあう様を見ていると、こんな事は本当に些細な
問題なのかも知れないとも思えた。それほどまでに2人の世界は作り上げられていたのであった。
704 ◆K.tai/y5Gg :2008/02/09(土) 04:11:28 ID:???
           ◆



2人にとっての野球とはイコール正輝の事であり、それはもはや偶像・信仰と称するに値する。
その正輝が今日、悪魔の高校に挑もうとしている。

スポーツにおいて至上命題とされるものは「敵に勝利する事」であり、それを考え得る限り最悪の形で
完成させたのが覇毛高校である。この時覇毛高は設立8年目を迎えているが、現在におけるスタイルは
この時には既にほぼ確立されていた。

 「誰かが止めなきゃいけない。そしてそれは真っ向勝負の末で無ければ意味が無い」

覇毛高の名が出るたび、正輝はこの言葉を口癖のように呟き続けた。放っておけばそのうち覇毛高を
神格化しようとする輩が現れる。仮にその時、世論が覇毛高を受け入れる体勢になっていれば、
日本球界に波紋と呼ぶには生ぬるい程の爪痕を残すであろう、と。
正輝は覇毛高を真っ向から否定し、試合によってそれを証明すると豪語した。


 「覇毛高のやっている事は文武両道を基本とする学生野球でもなんでもない。『心』の無い者に
  最高のプレイをする事など出来はしない。俺がそれを証明する。だから逃げずに真っ向から
  かかってきて欲しい。小細工はいらない。闘志を交わせば分かる事が必ずある」

試合前日のインタビューで、滋賀県立琵琶工業高校の主将として正輝はこう答えた。
既にプロ注目の逸材として脚光を浴びていた彼であったため、マスコミは面白半分、期待半分でこの発言を
大々的に取り上げ、一般視聴者達を煽りに煽った。
覇毛高からの返答は無かったが、優勝して当たり前とに言われる程強固な学校を作りあげる為に、覇毛高は
覇毛高で世評には十分注意を払っているはずであった。小細工を労しにくくなった事は事実である。


球場全体の熱気が日本中の外気温を押し上げる。
けたたましく鳴るサイレンが、後日高校野球史上に残る「惨劇の前奏曲」の始まりを寂しそうに告げていた。
705ニコハゲ ◆nikov2e/PM :2008/02/09(土) 04:12:09 ID:???
4○
706おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2008/02/09(土) 04:12:32 ID:???
やべえかな
707 ◆K.tai/y5Gg :2008/02/09(土) 04:12:45 ID:???
 「くそっ、遅刻かっ!」

駐輪場に原付を投げ捨てると、シニアとRUBYは猛ダッシュで場内に駆け込んだ。

 「だから早くしようって言ったのにー」
 「しょうがないじゃんか。ワケのわからんバイクにナンパされるお前が悪い。アレ巻くのにどんだけ
  回り道したかわからんわ!」
 「ちゃんとお断りしたよー?『好きな人が居ます』って」
 
誰だそいつは! という言葉をやっと飲み込むと、シニアは無言でギアを一段階上げた。
同級生の男子ですらついてこれない走力であるが、RUBYは微笑みながらピッタリと真後ろについていた。

歓声やため息、応援楽曲等で奏でられるされる球場独特の和音がアルプスに近づくにつれ大きくなっていく。


 「ぜーっ ぜーっ・・・・。い、今何回だ!?」

シニア達は、膝に手を付き呼吸を整えながらバックスクリーンを睨み付けた。
グリーンのスコアボードは、後攻の覇毛高が2回裏の攻撃を終えようとしている事を告げていた。
1回、2回両校ともに刻まれた数字は「0」。

 「・・・・まだ、2回か・・・・・・。さすが兄ちゃん、完璧に抑えてる!」

小さくガッツポーズを取るシニア。しかし、RUBYは周囲を取り巻く異様な空気に気付いていた。
そのRUBYの様子を見て、シニアもハッと気付く。一見好試合に見えるこの試合に似つかわしくない空気、
まして自高の応援団が何故これほどまでに静観しているのか。団長などは半分青ざめているではないか。

すぐさまマウンドの兄へ視線を移す。
その兄は、丁度2回裏のツーアウト目を速球で三振に仕留めたところであった。

 (兄ちゃん・・・? いつもと違う・・・・・!? こんなの本調子の兄ちゃんじゃない・・・)
708ニコハゲ ◆nikov2e/PM :2008/02/09(土) 04:13:33 ID:???
しえんs
709 ◆K.tai/y5Gg :2008/02/09(土) 04:14:52 ID:???
一目でそれを見抜くと、胸がザワめきを故意に無視しシニアは応援団長に詰め寄った。

 「おい! 何やってんだよあんた! 兄ちゃんがせっかく抑えてるんだからもっと盛り上げろよ!」
 「あ、あぁ・・・・・」

どうにも歯切れの悪い返答しか帰ってこない団長に更に詰め寄る。

 「何かあったの・・・・・?」

らしくなく小声になってしまったシニアに対し、団長はゆっくりと把握している範囲で状況を説明した。

 「覇毛高は今日、ほぼベストメンバーで揃えてる。だがな・・・・・さっきのクリーンナップを見て確信した。
  連中・・・・普段と逆側の打席に立ってやがる!! 今の5番のヤツなんか、どのデータ見ても左打ち
  なんだよ!それをわざわざ右に立って・・・・。 アイツら・・・・遊んでやがるんだ・・・・・・!!」

絶句したシニアは今一度マウンドを振り返った。先刻感じた違和感は確信となる。
調子が悪いどころの騒ぎではない。正輝から感じ取れる気配はいつもの溢れる闘志ではなく、怒りそのもの
であった。
琵琶工業の試合組み立ては、基本的に正輝を中心としている。本来捕手の役目である配球の指示も、一球
ごとに投手の正輝が行い、攻撃中のサインもやはり正輝より送られる。
監督や仲間からの絶大な信頼は、これまでこのやり方で築いてきた試合勝率の上に成り立っていたのだが、
一部マスコミに報じられるように、ワンマンチームとの謗りを受けるのは免れなかった。
その正輝が今、乱れ始めている。

 「ストライク! バッターアウトォ!」

正輝が2回最後の打者をまたしても三振に仕留める。しかし、この打席を見た才気溢れる妹達は確信する。
今日・・・・・兄は負ける。それも、おそらくは凄惨な試合結果となって。
投球の組み立てはもはや稚拙になっており、明らかにコースが荒い。肝心要の正輝がこの調子である事に対し、
これまで通りおそらくベンチは具体策を講じる事は無い。何より、先ほどからその打席の最後の一球に対して、
覇毛高打者は完全にタイミングを確認してから打席を降りているのが見て取れた。このまま行けば直球が売りの
正輝の球はいずれ攻略されるのは明白である。
710おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2008/02/09(土) 04:14:59 ID:???
しえん
711おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2008/02/09(土) 04:15:04 ID:???
やべえか
712ニコハゲ ◆nikov2e/PM :2008/02/09(土) 04:15:46 ID:???
しえんしまくり
713 ◆K.tai/y5Gg :2008/02/09(土) 04:16:07 ID:???
それに対して、とても鉄壁とは言い難い琵琶工業の守備陣では太刀打ち出来ないであろう。

そして嫌な予感は最悪の形で的中する。

3回まで、これまで同様全てのアウトを三振で獲ってきた正輝はついに4回、2巡目となる覇毛高のバットに
捕らえられ始める。大きな当たりは皆無であったが、右へ左へと弾き返され、事態の急変さに置いていかれた
守備陣は文字通り右往左往した。

1点、また1点と長く長く時間をかけて、覇毛高は琵琶工業の反撃の意思を削いでいった。
更に、故意か否か判断し難いが4番正輝への緩やかな死球があり、琵琶工ベンチは益々慌てふためいていた。
スローカーブのすっぽ抜けなのか、それを装ったのかは分からない。無言で一塁に走る正輝を、球場は
奇妙な静寂で以って見守っていた。

スタンドで観戦していたシニアはついに耐え切れず、フェンス際まで正輝の様子を伺いに行った。
無言で就いてくるRUBYを背中で感じながら、兄への激励の言葉を必死に探していた。

 「もう、ヤメてよ兄ちゃん」

辿り着いてしまったその言葉を発音直前でなんとか押し殺した。こんな言葉を望んでいない事は分かっている。
その時、不意にシニアの中で何かが甲高い音を立てて切れた。

 「やめて!何するつもり!?」

ボールを握り締めフェンスによじ登ろうとしたシニアをRUBYは懸命に阻止した。

 「試合をブチ壊す。覇毛高監督でもアンパイヤでもいい。誰かが大怪我でもすれば試合は止まる」
 「ヤメて! そんな事したって・・・・・」
 「したって、何だ!? もし再試合にでもなれば、兄ちゃんがあんなヤツらに負けるわけないだろ!?」
 「無理よ!」

どっちの意味でだ、と、問う気力も無く、シニアはその場で立ち尽くした。
714おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2008/02/09(土) 04:16:28 ID:???
急に小説らしくなったね
715ニコハゲ ◆nikov2e/PM :2008/02/09(土) 04:16:56 ID:???
がんばれ
716おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2008/02/09(土) 04:17:13 ID:???
やべえ
717ニコハゲ ◆nikov2e/PM :2008/02/09(土) 04:17:36 ID:???
あかんか
718おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2008/02/09(土) 04:18:04 ID:???
二人で二刀流でもあかんか
719 ◆K.tai/y5Gg :2008/02/09(土) 04:18:13 ID:???
 「兄ちゃん! そんなヤツらに負けんな!」

フェンスを堅く握り締めたまま、無反応の兄に呼びかけ続ける。RUBYは真後ろでずっと涙を流しながら
佇んでいた。血管が浮き出るほどに握られたRUBYの真っ白な拳からは真っ赤な糸が垂れ下がっていた。

 (ごめんね。私が関わったばっかりに)

消え入りそうなその声は、本人にすら聞き取れない程にか細かった。

 「そんなヤツらに負けんな!! そんなヤツらに!!」

妹の声が届いたかは定かでは無い。ただ、正輝はこの後もひたすら打ち込まれ続け、試合終了時には、
予選であればコールドゲームが成立する程に点差を付けられていた。

ゲームセットが告げられ、礼が終わっても正輝は動く事が出来なかった。
誰にも声をかける事も無く、またかけられる事も無く。正輝以外の琵琶工ナインは、袋に土を詰める
作業に夢中になっている。しかし、正輝は動けなかった。

シニアは声をかける事も出来ずに、そのまま球場を後にした。
せめて先に帰って迎え入れようと思ったのである。


しかし、正輝はその晩、ついに家に帰らなかった。

       ◆

正輝が自らの命を絶ったのはそれから一ヵ月後の事である。


あの一戦において、正輝は弱点を全て晒し、スカウトの面々にもそれは知られるところとなった。
望んだ形では無いにしろ、あれほどのハンデを付けた状態で完敗を喫した正輝の商品価値は下落の
一方を辿り、一番それを痛感していたのは他ならぬ正輝本人であった。
720ニコハゲ ◆nikov2e/PM :2008/02/09(土) 04:18:40 ID:???
おうけい
721 ◆K.tai/y5Gg :2008/02/09(土) 04:19:30 ID:???
遺書らしい遺書は用意されていなかったが、愛用していた自身の日記帳の最後のページにはただ一言、
「自分が間違っていた」 と書きなぐられていた。

マスコミはこぞってこれらを記事にし、テレビでは短期間ながら悲劇のヒーローとして祭り上げられた。
それらの波は、当然のことながら実家にまで及び、連日インターホンに向かってマイクを充てながら
つまらない質問を繰り返すインタビュアーを、シニアはこの上ない正確なコントロールで肩慣らしの
餌食としていた。

正輝の死を境に、これまで以上に寄り添って歩んでいくと思われたシニアとRUBYだが、日に日に2人の
共有する時間は減っていった。あの日以来シニアは、思い出しては涙する自分と違ってあくまで気丈に振舞う
RUBYとの間に、何か柔らかくも強固な壁が設置されたような錯覚すら覚えていた。
表面上は2人ともにこやかであるものの、刻まれた傷跡は余りにも深く、それが癒えることは困難に思われた。
普段ケンカを仕掛けるのは常にシニアが先であり、謝るのが先なのもシニアであった。何をしても、
何を言っても、RUBYはいつも笑っていてくれていたのだが、今回、下手をしたら自分よりも落ち込んでいる
ように見受けられる親友に対して一体どんな表情をすればいいのか、シニアには分からなかった。


悲痛な想いは晴れぬまま、離れ行く距離を心で感じながら、2人は中学校へ進学した。


シニアは既に軟式野球部への入部を決意しており、同時にそこでの自分の役割を決めていた。
中学生では、女である自分に公式戦での登板が不可能な事は熟知している。その上で、彼女が目指したのは
「選手兼コーチ」であった。
つまり、将来覇毛高を倒せるほどの人材を発掘し、育成していこうというのである。
自分の代わりに想いを託せる人間が欲しい。だから見つける。見つからなければ作れば良い。
この発想に至っとき、兄の死後、新たな生きる道を見つけることが出来たと考えていた。

だが、現実はやはり厳しい。
722おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2008/02/09(土) 04:19:33 ID:???
正輝…
723おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2008/02/09(土) 04:20:03 ID:???
やべ
724 ◆K.tai/y5Gg :2008/02/09(土) 04:20:25 ID:???
いざ、入部したところ、覇毛高を倒すというシニアの目標について行けそうな者は少なくとも部員の中には
とても見受けられそうに無かった。能力的な話は二の次。兎にも角にも必要なのは覚悟であったのだが、
地元ではもう有名人なシニアの、亡き兄の敵を討ちたいという願望を知るや否や、途端に逃げ腰になって
しまうのが通例であった。

 「どいつもこいつもビビり腐りやがってからに!」

覇毛高を倒す為に夜な夜な組んだ育成プログラムはなかなか日の目を見ることが出来なかった。
ラチがあかずに時間を浪費する事を嫌ったシニアは、放課後、帰路の際に、恐る恐るRUBYに協力を
要請する事にした。

 「無理じゃない?みんなには悪いけど、あの中に覇毛高に通用するような人が居るとは思わないもん」

選手ではなく、あくまでマネージャーとして入部したRUBYの答えは明快でありながらも、どことなく
冷ややかなものであった。

 「それに・・・・。つい、入部までしちゃったけど、出来ればもう関わりたくないな」

シニアはその言葉の真意を計りかねた。どういう意味だ、と思わず一歩踏み込んでしまった。 
冷静さを装っているが、自分のヒザがシニカルに笑っているのが分かった。

 「私、死神の子だから」

余りに唐突なその告白に絶句したシニアは、続く台詞が見つからないまま、RUBYの言葉を待った。

 「4年前・・・・。こっちに引っ越すことになった原因、まだ話していなかったよね?
  私、パパとママを殺したの」
 「えっ・・・・」

返す言葉もなく、ただ目を大きく見開くシニアに、RUBYは淡々と語り続けた。
725ニコハゲ ◆nikov2e/PM :2008/02/09(土) 04:20:44 ID:???
おう
726 ◆K.tai/y5Gg :2008/02/09(土) 04:21:14 ID:???
 「夕食前。私が書斎で遊んでいた燭台が倒れたのが原因で火事が起こったの。なんとか消そうと
  思ったけど、火はみるみるうちに燃え広がり、すぐに息が苦しくなったわ。そのうちに意識が
  あやふやになって・・・・。次に気が付いたときは、外で大人たちに囲まれて地べたに寝ていたの」

一瞬、風が吹き、RUBYの豪奢な亜麻色の髪をかき上げる。これまで感じた事の無い親友の気配に
シニアは悪寒すら覚えていた。

 「一度外へ避難したパパとママは、私を助けるためにもう一度無防備なままで家に入っていったの。
  でも、結局私の元へは辿り着けなかったわ。助けてくれたのは消防士のおじさんだったけど、
  その人も崩れてきた天井に頭を打たれ、重傷を負ってしまったの」
 「そんなの・・・! お前が責任感じる事・・・・・」
 
シニアの言葉を無視すると、更にRUBYは続けた。

 「その前は、ピクニックで迷子になった私を助けようとした学校の先生が崖から落ちる事があったわ。
  その時も、私だけが無傷だったの」

天使のような親友がこれほどまでに暗い過去を持つ事を、シニアは今日、初めて知った。
しかし、先ほどから感じ取れるRUBYの未知数の「気」に上手く心を動かせなかった。

 「分かる? 私と関わる人間はみんな不幸になっていくのよ。だから私、死神の子と呼ばれていたの。
  きっと正輝兄ちゃんも・・・・・。そしてシニアちゃんも・・・」

強烈な平手打ちがRUBYの顔を瞬時に真横に向かせた。目に大粒の涙を浮かべながら、小刻みに震える
シニアは大声で叫んだ。

 「なんで兄ちゃんが死んじゃったかあれから毎日考えてる! でもお前がそんな風に思ってた
  なんてちっっっっとも知らなかったよ!! 馬鹿野郎!!」

打たれた頬をさする事も無く、ユラリ、とRUBYは体をシニアの正面に向けてシニアを見据えた。
727おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2008/02/09(土) 04:21:24 ID:???
(ρ_-)
728 ◆K.tai/y5Gg :2008/02/09(土) 04:21:56 ID:???
 「・・・・じゃあ。・・・・じゃあなんで正輝兄ちゃんが死んじゃったの?」
 「決まってるだろ! 覇毛高が・・・・あいつらが卑怯なマネして兄ちゃんを陥れたからだ!」
 「卑怯? 覇毛高の人たちは何かルール違反をしたの?」
 「そ、それは・・・・・」
 「ふうん・・・・」

RUBYは微笑を浮かべながらシニアを見つめ、シニアもまたRUBYを見つめていた。
その瞬間、シニアは心から竦み上がった。自分は間違いなく彼女を視界に認めているのだが、
彼女のアイスブルーの瞳は視線こそこちらに向けているものの、まるでこの場にいる自分が
目に入っていないような、それは瞳の色よりも更に、余りにも蒼く、冷たい視線であった。

 「私の考えは違うな。確かに覇毛高は普通とは違う試合運びをしたかも知れない。でも、相手の
  戦力を奪い、そこを突いて攻撃する事は、戦いなら野球でなくても当たり前じゃないの?」
 「・・・・何を言ってるんだ? じゃあ6回の兄ちゃんへのデッドボールはどう説明するんだ?」
 「わざとかどうかは知りようが無いでしょ。主審が危険球と判断したというなら別だけど」
 「・・・・・RUBY・・・・・・・?」

何故か、力無く半笑いの表情になっているシニアを両目で制すると、突き放すようにRUBYは
自身の導き出した答えを口にした。

 「正輝兄ちゃんは弱かった。これが私の出したシンプルな結論。安い挑発に乗って一人相撲を取った
  事もそう。相手の打席なんか無視して、勝負に徹していれば良かったのよ。
  チームメイトとの間に真の信頼関係を築けなかった事もそう。ピンチになった時に助けてくれる
  強力な仲間を作れなかった事は団体競技においては致命的なビハインドよ」
 「よ・・・弱くなんか・・・・・!」
 「きっと、総合的に・・・・あのチームは弱かったのよ。覇毛高はそれを上回っただけ。違う?
  勝負は強くなければ・・・・勝たなければ・・・・・。意味が無いじゃない!?」

ついに語気を強めたRUBYからシニアは目を逸らしてしまった。
精神的双子とまで称されたもう一人の自分が、まるで対極の位置に結論を求めていた事を知ったシニアは、
兄の死により、2人の間にもはや修復不能なほどに深く巨大な溝が生まれていた事を知った。
729ニコハゲ ◆nikov2e/PM :2008/02/09(土) 04:22:34 ID:???
(´;ω;`)
730おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2008/02/09(土) 04:22:37 ID:???
731おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2008/02/09(土) 04:23:01 ID:???
732ニコハゲ ◆nikov2e/PM :2008/02/09(土) 04:23:14 ID:???
733おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2008/02/09(土) 04:23:49 ID:???
734 ◆K.tai/y5Gg :2008/02/09(土) 04:23:52 ID:???
 「もう・・・・時間・・・・来ちゃった」
 「RUBY!」
 「さよなら、シニアちゃん。今までありがとう。本当に楽しかった」
 「どこに行くんだよ! おい!RUBY!」
 「野球を続けていれば・・・・またどこかで会えるよ。それまで、一旦サヨナラ・・・・」

笑顔でそれだけ言い残すと、RUBYは自宅の方角へと駆け出して行ってしまった。
聞きたい事、聞かなければいけない事は山ほどもあるのだが、シニアの足は、主人の意思に反して
動く事が出来なかった。



母親からRUBYがアメリカへ帰っていった事を聞かされたのは翌日である。



急な話で、だの、ちゃんとお別れの挨拶くらい、だのという母親のボヤきを上の空で聞き流しながら、
シニアは自分の部屋に駆け込んだ。
部屋で薄ぼんやりとテレビを見ながら、何度もRUBYの最後の言葉を思い出そうとしていた。

兄と親友という、二つの翼を?がれた自分がもう一度グラウンドで飛びまわれる日が来るのだろうか?
その時、RUBYは何をしているのだろうか?


引き出しからあの頃使っていたボロボロの軟球を取り出し、天井に放り投げてみた。
鋭く回転を加えられたボールは静かに落下すると、シニアの指先でいつまでも回り続けていた。
735ニコハゲ ◆nikov2e/PM :2008/02/09(土) 04:24:31 ID:???
736おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2008/02/09(土) 04:24:50 ID:???
支援すんまそでした
737 ◆K.tai/y5Gg :2008/02/09(土) 04:24:54 ID:???
次号 「移動」
738ニコハゲ ◆nikov2e/PM :2008/02/09(土) 04:25:53 ID:???
おう。がんばったNe
作風変わりましたか。こんなでしたっけ。
気迫を感じました
739おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2008/02/09(土) 19:55:47 ID:???
乙ですよー!なんか感じ変わった気がします
740おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2008/02/10(日) 01:15:13 ID:???
パパ乙でした。作品の雰囲気が変わりましたね

個人的に「ヤメてよ兄ちゃん」に萌え
741 ◆K.tai/y5Gg :2008/02/10(日) 03:24:53 ID:???
迷走する予感
742おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2008/02/12(火) 04:39:05 ID:???
携帯乙だす。続きを待ちわびておりまっする
743おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2008/02/12(火) 12:42:03 ID:???
不覚にも泣いた
744ニコハゲ ◆nikov2e/PM :2008/02/22(金) 23:43:39 ID:???
保守
745おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2008/02/29(金) 23:56:07 ID:???
閏年記念カキコ
746おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2008/03/23(日) 01:54:55 ID:???
瞑想してくれ
747 ◆K.tai/y5Gg :2008/03/23(日) 01:56:51 ID:???
い、今から執筆作業に戻ります
748おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2008/03/23(日) 02:01:29 ID:???
キリンさんになってまってます
749おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2008/04/16(水) 02:14:43 ID:???
750 ◆K.tai/y5Gg :2008/04/16(水) 02:15:26 ID:???
751おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2008/04/16(水) 02:17:59 ID:???
まさかの即レス
ちょっと来るかと思ってたがね
752 ◆K.tai/y5Gg :2008/04/16(水) 02:18:41 ID:???
なんか色々めんどい設定がどうたらこうたらなんでどうしたもんかなとかうふふのふ
753おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2008/04/16(水) 02:20:49 ID:???
とほほほほほシニア汚れ役になるのかどうか等期待してるよスレ汚しすまんじゃあの。
754 ◆K.tai/y5Gg :2008/04/16(水) 02:22:27 ID:???
あの人は今回ひどい出オチして終わりです
755おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2008/04/17(木) 14:29:57 ID:???
         _,,..,,,,_
        ./ ,' 3 `ヽーっ   このスレは乗っ取った!!
        l   ⊃ ⌒_つ
         `'ー---‐'''''"
756おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2008/04/22(火) 01:14:24 ID:???
おめで父さん
757おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2008/06/05(木) 00:57:41 ID:???
携帯で 捕まり免許 不携帯  サラリーマン川柳

いつかつづきよみたい
758おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2008/06/18(水) 00:02:23 ID:???
実はほとんど読んでない!!!!11111111
759おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2008/06/20(金) 00:56:54 ID:???
おもしろいよ。つよくお薦め
760おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2008/06/20(金) 15:03:30 ID:???
俺最終回迎えてから一気に読むタイプだから
761おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2008/06/23(月) 01:43:17 ID:17+28I+b
       _
       \ヽ, ,、
         `''|/ノ
          .|
     _    |
     \`ヽ、|
       \, V
          `L,,_
          |ヽ、)
         .|
        /       ,、
        /     ヽYノ
       .|   r''ヽ、.|
       |    `ー-ヽ|ヮ
        |         `|
       ヽ,   ハ,,ハ   |
.         ヽ( ゚ω゚ )、ノ
           /   ヽ
          ||   | |
          ||   ||
          し|  i |J
            .|  ||
            | | .|
           .し ヽJ
762 ◆K.tai/y5Gg :2008/07/15(火) 02:45:57 ID:???
明日
763おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2008/07/15(火) 13:26:19 ID:???
764 ◆K.tai/y5Gg :2008/07/16(水) 00:53:05 ID:???
page.25 「移動」



 「シニーズブートキャンプへようこそ!」
 「はぁ!?」

シニアが自らの得意玉である「L」を披露してから三日後。

朝イチのこの発言に思わずノータイムでツッコんでしまったおっかけが、真後ろに立って
いた蟹玉から向こう脛を蹴り上げられる。おっかけは舌打ちをしながらもう片方の足で
蹴られた足をさすっている。今日の練習メンバーは、先輩の中では最上級生の蟹玉と
deathのみで2年生の姿は見えなかった。deathによると、かにほにら2年は午後からの
練習になるそうだ。
選手たちと同じユニフォームに身を包んだシニアは、まぁまぁと蟹玉をなだめながら、バッグから
おおよそB5用紙ほどのカード束を取り出し部員たちに配り始めた。その一枚一枚には細かい
説明文が挿絵付きで解説されている。ご丁寧にパウチまでされ、角に空けられた穴には小さな
リングが控えめに留められていた。几帳面に纏められたそれらは十数枚でワンセットとなっており、
トップページには大きな文字で「オーラノキワミ」と書かれていた。

 「さて、このあいだの話でオーラについて少しは理解してもらえたと思います」

全員の顔を見渡しながら、シニアはカードの一枚目を頭の高さで掲げ、『基本事項』の
欄を指差した。箇条書きで幾つかの項目が並んでおり、全員がそれに目を通した頃を見計らって、
円陣の中心へ足を進めた。

 「じゃあそれを見ながら私に注目。ちなみに、今は基本事項以外は見なくて宜しい」

話しながらも、シニアはそのままオーラを展開させる。
765 ◆K.tai/y5Gg :2008/07/16(水) 00:55:14 ID:???
 「まず、全ての基本の『肉体強化』。これはもういいよね?」

視線を向けられたのは、先日フルスイングを片手で止められたugougoである。
ugougoがコクリ、と頷くと、シニアはそのまま鬱井とKIRAの2人の手を取り中心に
連れて行く。

 「皆が皆いきなりオーラを使えるわけじゃない。でも、感性に富んだコはオーラが見えたり、
  操れなくても感じる事だけが出来る場合がある。あるいはKIRAのように、生まれつき
  無意識に使っている場合もね。そういった人たちは敵の攻撃的オーラに対して・・・・」
 「うぐぅっ・・・!」

シニアの眼が鋭く光った瞬間、それぞれの手に繋がれていた鬱井、KIRA両名のヒザが
崩れ落ちる。

 「このように戦闘力そのものを奪われかねない、と。展開する広さは術者によってまちまち
  だけど、仮にこの場の全員がオーラを感じる事が出来たとして、私ならこの円陣ごと10秒
  で戦闘不能に出来るわ」

詫びの言葉を入れながら、現時点でオーラを感じることの出来る二人を助け起こす。
鬱井が肩の辺りを擦っていると円陣の外からエライ人の太い声が響いた。

 「ここまでは概ね前回話した通りだな?」

鬱井同様に、全身の悪寒を振り払うように忙しなく腕を擦っていたKIRAがオーラノキワミを
指差し問いかけた。
766おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2008/07/16(水) 00:55:52 ID:???
 
767 ◆K.tai/y5Gg :2008/07/16(水) 00:56:47 ID:???
 「この下の2つは?」

そこには、

・オーラを物質に留める事は出来ない。
・オーラを遠くに飛ばす事は出来ない。

と、記載されている。

 「オーラの仕組みはあまりにも複雑であり、完全には解明されていない。まだ何も
  出来ないお前たちが面くらうのも当然なのだが・・・。しつこいようだが、まずは
  これらを頭で理解して欲しい」

繭を潜めて少し同情するような面持ちでエライ人はKIRAの質問に答え始めた。

KIRAの質問した2点のルールは、ボールやグラブといった物質にオーラを留め、若しくは
込めて使用したり、オーラそのものを対外へ発射したりするといった様な事は基本的に出来ない
ということである。
殆どのオーラは術者の周囲にのみ展開させるものである。その力が強大であるほど自身の肉体に
与られるプラス作用も大きくなり、これらはボーナスと呼ばれる。オーラの主な役割は基本的には
その一点であり、用具を強化したり大砲のように放出し敵を打ち砕いたりすることを目的とは
していない。

 「男球やかめはめ波はダメって事か」

少年らしすぎる感想を述べたおっかけは、てっきりオーラを使っての弾幕戦が繰り広げられると
思い込んでいたようである。思わず失笑した鬱井も実は同様の感想を持っていた。
視覚的に半透明なオーラそのものには物理的効果は無い。よって野球とは全く違った、例えば
銃撃戦や格闘技のようになってしまうといった様な危惧は不要である。
768 ◆K.tai/y5Gg :2008/07/16(水) 00:58:58 ID:???
 「ゲームっ子世代のあなた達に分かりやすく説明するとね、オーラはあくまで戦闘補助よ。
  それはスカラであり、バイキルトであり、ピオリムであるのね。メラゾーマやイオナズンは
  撃てないってわけ。ちなみに私は5が好きです小説だって買っちゃったしってなんの話でしょう」

それなら分かりやすいと鬱井は大きく頷いて見せた。他の者も質問が出ない所を見ると、
どうやら基本概念を一応は理解したようである。

「では実際どのようにしてオーラを会得するのか?」

悪戯っぽい笑みを浮かべながら、シニアは選手たちにそう問いかけた。

 「あなた達の眠れる資質を起こすには二通りの方法があります。ゆっくり起こすか、
  ムリヤリ起こすか」

それを聞いた蟹玉がフフ、と含み笑いをもらす。緊張が周囲を走り抜けていく。
シニアの遠まわしな説明にたまらずおっかけが補足を要求する。

 「どう違うのか分からんが、どの道覚えられるのならムリヤリだろうが早く覚えた
  方がいいんじゃないのか?先輩方はどうやって覚えたんスか?」
 「2年生達はゆっくりと起こしたわ。全員飲み込みが早くて、平均以上のスピードで
  吸収してくれた。蟹さんとdeathさんは入学当初からコントロール出来ていたね」
 「最初から・・・。そういえば・・・。」

とはKIRA。彼には中学時代の対戦時に蟹玉のオーラが見えていた。勿論当時は
このようなカラクリなど知る由も無かったのであるが。

通常、誰にでも訓練次第で操る事が出来るオーラだが、鬱井達のように、初めからオーラに対して
ある程度の感性に恵まれている者もいれば、訓練してもなかなか思うように使いこなせない
者もおり、本人の資質や訓練方法によって習得までの道のりは千差万別である。
769おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2008/07/16(水) 00:59:13 ID:???
 
770 ◆K.tai/y5Gg :2008/07/16(水) 01:00:22 ID:???
オーラは使用者の精神力に特に多大な影響を受けるが、その精神力の支柱となるものは、それ
までに反復練習で培ってきた基礎技術や、基礎体力、基礎知識等による「自信」である、と
いうのがシニアの持論である。最後まで自分を信じきれる精神力は、これまで積み上げた練習量と、
チームへの信頼によってのみ裏付けされる、と。

 「その点、お前達の基礎技術・能力は実に大したものだ。これまでの恩師たちに深く感謝する
  ことだな。これはオーラを会得するにあたって、最初の障害は取り除かれているようなもの
  だからな」

エライ人は彼らを惜しみなく賞賛した。

 「オーラを学ぶのは高校生になってからが望ましい。先刻の理由で、基礎体力も精神的
  にも未熟な中学生にこんなことを教えても、かえって成長の妨げになるケースの方が
  圧倒的に多いからな。硬式チームの一部は中学から叩き込むところもあるようだが」

なるほど、と鬱井は合点がいった。たしかにあの蝶サイコーなら中学生だろうがそれくらい
の事はやるだろう。しかし、シニアやKIRAの話を総合すると、あの本家や伝、イノセンス
らは中学一年、それも夏にはオーラを操れていたという事になる。現時点での自分と、一体
どれくらいの差がついているのか・・・。自分のレベルが上がれば上がるほど、連中との間に
絶望的なほどの実力差を自覚せざるを得ない。

東京都に限らず、地区予選大会レベルにおいてはオーラを操れる選手は決して多くは無い。
多くても1チームに2、3人であり、エースや4番打者といったチームの中心人物に多く見られる。
しかし、当然の事ながら上位のチームや、全国大会に勝ち上がっていくようなチームになれば、
より多くのオーラ使いがいるチームと戦う事になる。長い月日を経て研究が進んだ昨今では、
全国のベスト16程度ならレギュラーメンバーのほぼ全員がオーラを駆使して試合を運んでいる
のが現状である。

 「という事は、覇毛高を倒し優勝旗を手に入れるにはここにいる全員がオーラを身に付け
  なければならないよね。ご存知の通りうちは去年大会を棄権するほど人手が足りないのよ。
  なんとか夏までに戦力をベストの状態にしておきたいわけね。要は裏技だけど、皆なら
  絶対ついてこれると確信しているわ!」
771 ◆K.tai/y5Gg :2008/07/16(水) 01:03:46 ID:???
何故ここまで駆け足で自分たちを鍛え上げようとしているのか、これまでの話で鬱井はその理由に
気付いていた。シニアは今年の夏に賭けている。いや、ラストチャンスとさえ考えているのかも
知れない。鬱井は横目で、余りにも頼もしい自分たちの主将を見やった。
かつて国内最強の打者と呼ばれた主将の蟹玉は、今年最後の夏を迎えようとしている。
シニアとしては蟹玉が居るうちになんとしても打倒覇毛高を成就したいのだろう。
  
 「当然、みんなには頂点を目指すための必須項目であるオーラを身に付けて貰います。
  そのためにみんなには準備をして来て貰いましたね。はいうっさん、足元に転がってる
  やたら目の大きい女の子が大きく描かれてるそのバッグは何?」
 「が、合宿道具です」
 「はい正解。この合宿で、オーラの扱い方を徹底的に叩き込みます」

今日の召集の際、鬱井たちは合宿の準備をするように仰せつかっていたのである。ただ、どのような
合宿なのか、どこで行われるかについては何も説明を受けていなかった。勿論、鬱井以外の面々も
足元に数日寝泊り出来る程度の用具を用意してある。

 「もう基礎理論は大体分かってるよね。まずね、これまでベラベラ喋ってて意味が分からな
  かったと思うけど、みんなにオーラを体感してもらいます。全員円陣を小さく、手を伸ばし
  たら私に触れるくらいの距離まで詰めてみて」

相変わらず要領を得ない話の運び方であるが、鬱井たちは素直に言われたとおりシニアとの
間合いを詰めた。

 「先に言っておくけど、さっき話した通りこれはみんなの資質をムリヤリ起こす、いわば下法よ?
  裏技でもいいわ。あ?ウル技(テク)か。そっちのほうがかっこいいよね。まぁいいや。
  今からみんなに私のオーラを大量に送り込みます。その刺激によってみんなの眠れるオーラを
  叩き起こします。つまりビックリさせて目覚めさせるわけね。ホラもう一歩前に出て」

そう言いながら、シニアは「前へならえ」のような体勢になって、メンバーを自分の体に触れる
よう促した。それぞれ、指示通りにシニアの腕や背中に掌を当てていく。

「・・・・・準備はいいね。細かい事はこのあとすぐ!」
772おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2008/07/16(水) 01:06:54 ID:???
あかんか
773おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2008/07/16(水) 01:07:41 ID:???
しえん
774おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2008/07/16(水) 01:09:22 ID:???
775 ◆K.tai/y5Gg :2008/07/16(水) 01:10:07 ID:???
言うが早いか、シニアはありったけの空気を吸い込んだ。

 「フンッ!」

瞬間、鬱井は自身の体内に電流が走ったような音を聞いた。

 「う、うおおお!?」




熱い・・・・・・!




体が熱く燃え盛る。同時に寒気が止まらない。
相反する二つの矛盾した感覚に吐き気すら催しそうである。
生まれて初めて味わう感覚に面食らう一同とは逆に、それを眺めるシニアとエライ人は実に
楽しそうである。

 「ちょっ・・・・これなんだよ!」
 
シニアがとった裏技とは、鬱井達に自身のオーラを瞬間的に大量に送り込み、本来彼らの
オーラが流れる通り道を無理矢理刺激し、こじ開けることであった。
本来、この方法は正しい修行を重ねても芽が出ない選手にオーラを体感させ、習得への
足がかりにさせるためのものであるが、シニアは独自の方法を編み出し、それを最も極端な
形で表現する術を身に着けていた。これは、彼女が正しく豊富な知識があり、それを実現
出来るほどの総オーラ量を保有し、且つ、正確な制御が出来る事の裏付けとなるが、この
時点では鬱井はそのことを知る由も無かった。
776おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2008/07/16(水) 01:10:58 ID:???
すまんす
777おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2008/07/16(水) 01:11:50 ID:???
嵌め
778 ◆K.tai/y5Gg :2008/07/16(水) 01:12:22 ID:???
 「何って、オーラ」

涼しげに答えるシニアに、おっかけがもう一度同じ質問をぶつけようとしたところで、
蟹玉が口を挟んだ。

 「そいつがオーラだ。今、監督が美しくも力強く、完璧過ぎるオーラでお前達の全身を
  こじ開けた。今なら他の者のオーラも眼に見えるだろう?」

ようやく周囲を見渡す事が出来た鬱井は、自分と、そして同じようにもがく仲間達の周囲が
奇妙な湯気のような気体に囲まれているのに気付いた。それは、冬場の風呂桶から昇り立つ
ような穏やかなそれとは違って、蒸気機関車から荒々しく吐き出されるエネルギーを彷彿
させる程力強く噴出を続けている。

 「ちょっ・・・と・・・これ、凄い勢いでモクモクと立ち昇っているけどひょっとして
  ヤバいんじゃないんですか!?」
 「そりゃあヤバイだろう。オーラは精神エネルギーであり、生命エネルギーだ。
  一度出し尽くしてしまったら、2、3日は全身疲労で体が動かないぞ」
 「じゃ、じゃあどうしたらいいんですか!」

鬱井は珍しく声を荒げたが、全身から立ち昇るオーラはどうにも止められなかった。
悲鳴と困惑がこだまするなか、シニアがパンパンと両手を叩いて視線を集めた。

 「はいはーい。初日からリタイヤされたら困るよ。まず、噴き出してるオーラを体内に
  留めましょう。いい?血液のように今みんなの全身を駆け巡っているように想像してみて。
  そのオーラが頭の先から爪先まで流れているわね?脈打ってさ」
 
あたふたと鬱井たちは言われたとおりに精神を集中し始める。このままでは合宿所に辿り着く
前に家路に着く事になりそうだ。いや、全身疲労ではそれすらもかなわないかも知れない。
779 ◆K.tai/y5Gg :2008/07/16(水) 01:13:17 ID:???
 「次に、そのオーラの流れが次第にゆっくりとなるよう想像してみて。減速はゆっくりとね。
  段々と大人しく、そのゆっくり流れているオーラが全身の周りでフワフワと漂っているよう
  更に想像して。オーラはあなたたちを守ってくれる、いわば防護服よ。そのオーラを着込む
  ようなイメージで自分の周囲にあるのが当たり前のように・・・・」

瞬間、鬱井たちの周囲で暴れていたオーラがピタリと止まった。
いきり立っていた蒸気はたちまち落ち着きを見せ始め、それぞれ主の周囲を飛び交っている。

 (なんというコ達なの・・・・・)

想定外の結果に、シニアとエライ人はしばらく平静さを保つのに努めねばならなかった。
まさかその場の全員がたった一度のアドバイスでオーラを周囲に留める事が出来るように
なるとは思わなかったのである。
そして、同時にこうも思った。「これなら間に合う」と。

 「さて、気分はどうかね?」

努めて冷静に、シニアは言った。オーラ初体験のおっかけが素直に答える。

 「妙な感覚だ・・・。抵抗の無いぬるま湯に浸かっているようだ」
 「悪くない例えだね。ちょっとでも気を抜くと立ち消えするから注意してね。
  さて、これで全員スタートラインに立った事になります。ここで今回の合宿メニューを
  伝えますね」

悪戯っぽく笑うと、一枚の地図を懐から取り出した。

 「先の説明どおり、この合宿で今仮免中のみんなにオーラを使えるようになって貰います。
  まずは、今の状態を維持したままこの地図に書かれている場所まで移動します」

地図の示す場所は、ここ刃麗高より10kmほど離れている、運動部御用達の合宿所である。
780おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2008/07/16(水) 01:13:41 ID:???
っちょい
781 ◆K.tai/y5Gg :2008/07/16(水) 01:14:57 ID:???
 「移動手段は?」

特異体質のため、他のものよりオーラの消耗が激しいKIRAが苦しそうに問う。

 「徒歩」
 「とっ、徒歩!?」
 「あ、走ってもいいよ」
 「そういう問題じゃ・・・・」
 「これくらいの距離は毎日走っているでしょう?この程度で音を上げられたらゴールまで
  とてももたないわよ?」

ゴール? と一同が首を傾げるなか、エライ人が口を挟んだ。

 「超回復を知っているか?」 
 「超回復って、筋トレなんかで良く聞くあの・・・」

思わずどもる鬱井に代わり博識のLOOPが応じる。

 「過負荷を受けた筋肉は、線維が損傷して疲労状態となり一旦筋力が低下する。その後、
  36〜72時間で元の水準まで回復するが、この際、更なる過負荷に備えて元々の水準
  を超えて筋線維を成長させようとする。この現象を超回復という。」
 「辞書かおのれは」

半ば呆れたように言うおっかけに対し、エライ人は拍手をもってそれに応えた。

 「その通りだ。お前たちはこれまで指導者に取り組まされていた筋トレにはこういった
  理屈の元に行ってきたわけだ。そして、実はこれはオーラの修行にもそのまま当てはまる」

パチン、とシニアが指を鳴らす。

 「つまりこのシニーズブートキャンプとは、極限までオーラを使い続け、十分な休息を
  摂りながらオーラのを超回復させる、超オーラ強化プログラムなのよ!」
782おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2008/07/16(水) 01:15:18 ID:???
783 ◆K.tai/y5Gg :2008/07/16(水) 01:16:14 ID:???
 「そしてゴールは、ここ東京都より130キロ離れた群馬県のとある練習場ね!
  みんなはこのゴールまで、練習と試合をこなしながら走って移動してもらいます!」

そんな馬鹿な!と、鬱井は叫びたかったが、口が思うように言う事を利いてくれない。
この長話の間にも着々とオーラを使い続けている一同は、重大ニュースを発表かのように語る
シニアに、実に中途半端な反応しか返せなかった。全身の精孔をこじ開けられて数分。その
数分で既に、ダイヤモンドを全力疾走して乳酸が貯まった後のような疲労感に覆われている。

 「じゃあ急ぎましょう。初日のメニューは『オーラを発したまま合宿所に辿り着く』こと。
  誰一人欠けずに到着するように。私たちはみんなの荷物と一緒にお先に行っているわね」

「はい!」、と返事をしたものの、一歩ごとの動きはまるでからくり人形のようにスローである。
かといって、急いては今にも拡散してしまいそうなほど彼らのオーラはまだ弱々しかった。
一歩ごとにオーラの揺らめきに神経を配るその姿は、さながら蝋燭の炎を頼りににじり歩く
夏の胆試しのようである。

 「合宿の開始よ。最初はゆっくりでもいい。でも諦めるな!」

既に『世界』に入り込んでいるシニアがナインに活を入れる。




   「ヨッコラセッ!」
784おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2008/07/16(水) 01:16:56 ID:???
ありあとさんした
785 ◆K.tai/y5Gg :2008/07/16(水) 01:17:26 ID:???
次号 「八人」
ニコフが出張から帰ってきたら喜ぶぜ
787おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2008/07/16(水) 02:22:22 ID:???
乙。あらためて通し読みした。目が冴えた
このペースじゃ年内には終わらんな。いや終わらせないでくれ
788 ◆K.tai/y5Gg :2008/07/16(水) 02:27:56 ID:???
小説強化月間にします
789おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2008/07/16(水) 02:32:27 ID:???
携帯に二言無し
790クロス ◆Xxxxxxx7yY :2008/07/16(水) 21:13:03 ID:???
頑張ってください(`・ω・´)
791ニコハゲ ◆nikov2e/PM :2008/07/19(土) 20:51:51 ID:???
親父が燃えてる・・・!・・・!・・・!

・゚・(つД`)・゚・ 感動した
792ニコハゲ ◆nikov2e/PM :2008/07/19(土) 21:26:18 ID:???
あー なんか
なんだろう

パパだ。これはパパだ。
色んな気遣いとか。パパだ。
793ニコハゲ ◆nikov2e/PM :2008/07/19(土) 21:28:13 ID:???
おいなんか冨樫っぽいな
794ニコハゲ ◆nikov2e/PM :2008/07/19(土) 21:30:43 ID:???
『オーラ』に名前をつけたいな
ロボットをモビルスーツって呼んだり、超能力を念とかギアズとか呼ぶように
795 ◆ugougo.EKs :2008/07/19(土) 21:38:20 ID:???
エクセティード
とかどうだ






うん、厨二っぽいな
796ニコハゲ ◆nikov2e/PM :2008/07/19(土) 21:38:48 ID:???
ええじゃないか! ええじゃないか!
797シビア ◆U8nOHRFI0. :2008/07/20(日) 22:37:22 ID:???
>>785
はとりみたいに誰か消されるの……?
798 ◆K.tai/y5Gg :2008/08/03(日) 23:21:13 ID:???
page.26 「八人」


 「・・・・・くっそぉ・・・・・・・・」


合宿所に到着した鬱井は、悔しさに歯軋りを繰り返していた。

自分の力に対する怒りと情けなさに得も知れぬ不安を感じながらも、今はただこうして全身の
力を抜き、気力と体力の回復に努めるしか無かった。
先刻より、アゴを痛めそうなほど繰り返す歯軋りに飽きることなく興じていたが、このやり場の
無い怒りに振り上げた拳の降ろし場所が見つからず、途方に暮れていた。
この布団でも、枕でも、古ぼけた畳でも何でもいいから、自らの痛みを意に介することなく殴り
つけたい衝動に駆られてしまう。ただし、体が動くのであれば。

大窓が二つと押入れがあるだけの質素な16畳の部屋に、鬱井を含む八人は各々の本能に任せた
体勢で鬱井同様、ピクリとも動くことなくその体を横たえている。
都会にしては珍しく素直に差し込む夕日が眩かったが、誰もカーテンに手を伸ばそうとは
しなかった。静寂に包まれた部屋に響く物音は、表の道路を走る車の走行音と、それにつられて
時たま身を震わせる古窓のみである。
こんにゃくしゃが、先ほど淹れた茶が手を付けられていないのを確認すると、新しいものに
淹れ代え再び部屋を出る。普段なら我先にと礼を述べる彼らだが、せっかく淹れ直してくれた
新しい極上茶に手をつける気にもなれなかった。

今朝より始まったシニーズブートキャンプなるオーラ強化合宿の記念すべき初日は、鬱井たちに
とって大失敗のうちに終了を迎えた。
第一ミッションである「オーラを発した状態のまま合宿所への移動」は、成功者ゼロという
実に惨めな結果となってしまった。始めの脱落者は、予想通りKIRAがスタート地点より
3kmで地に臥した。次にねるね・ugougo、の二遊間コンビと外野のぽっぽが、続いて捕手の
キラヲタとLOOPが。最後まで残ったのは鬱井とおっかけであるが、それでも7kmほどの地点で
力尽き、リタイヤを余儀なくされた。
その後、先行していたシニア達にマイクロバスによって拾われこの部屋に放り込まれたのである。
799おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2008/08/03(日) 23:22:25 ID:???
さて、
800 ◆K.tai/y5Gg :2008/08/03(日) 23:22:55 ID:???
 「飯くらい食おうぜ・・・・」

やっとの事で口を動かしたのはおっかけである。
時刻はもう午後5時を過ぎており、先に指示された夕飯まで1時間を切っていた。

 「そうだな」

鬱井もなんとか同調し、立ち上がろうとしたがどうにも力が入らない。
それでも、これ以上休んで居る事が恥なのではと考え、今一度力を振り絞って1階の食堂
へと足を運んだ。それにつられて他の者も後に続く。

 「初日からこれ以上愛想尽かされるのも癪だしね」

精一杯の強がりを吐いてみるが、実はシニアに顔を合わせるのは怖かった。



食堂は既に食器が並べられており、こんにゃくしゃが忙しく盛り付けを始めていた。
シニアは味見をしては拍手を送りこんにゃくしゃの困った反応を楽しんでいるようであった。
鬱井たちに気付くと、にっこりと微笑んで着席を命じた。

 「いやぁ、あっはっは。まぁ最初はこんなモンでしょ」

気恥ずかしさと情けなさで、皆思わず下を向いてしまう。「恥じ入る事は何ひとつ無い」と
慰めるエライ人の言葉が余計に胸を締め付ける。

 「まぁとりあえず食べましょうよ。本気で美味いよこれ」
 「しっかり喰っておかないとオーラも体力も回復せんぞ」

似合わないエプロンを付けた蟹玉が、特製蟹チャーハンを丁寧にひとりづつ盛り付けていく。
料理は本当に美味しく、食べるだけで力が回復してくるようであった。
801おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2008/08/03(日) 23:23:13 ID:???
どこまで
802 ◆K.tai/y5Gg :2008/08/03(日) 23:24:40 ID:???
 「少しは元気が出たかね。今日はこのままお風呂入ってマッサージとストレッチをして
  寝ちゃってください。細かいミーティングは明日やるから。とりあえず連絡事項だけ
  伝えるわね。食べながらでいいから聞いて」

空腹が満たされた鬱井たちは、なんだかんだで落ち着きを取り戻しつつあった。

 「これから、今日のような感じでオーラの感覚と限界値を体で覚えてもらいます。
  始業式まであと2週間足らずだけど、それまでに基本はマスターしてもらって、
  その上で総オーラ量を可能な限り引き上げていきたいと思います。
  当面・・・そうね、この調子ならあと3日くらいはこの合宿所での練習になりますね」

鬱井は簡単な引き算を頭で繰り返す。今日は殆ど学校から動いていない。
3日ここで過ごすとなると、あと10日ほどしか残っていない。こんなペースで100キロ以上
あるゴールに辿り着けるのだろうか?

 「そんなに不安にならなくても大丈夫。明日は疲れを抜く日なので外での練習は無い
  けど、その分たっぷりとお勉強の時間にします。物凄く重要だから決して気を抜かない
  ようにね。疲れは抜いても気は抜くなってね!ゲラゲラ」


腕組みをして何度も頷く蟹玉以外は、微妙に乾いた笑いが室内を包んでいた。
覚える事は山ほどあるようだが、とりあえず今日のところはゆっくり眠るとしよう。
解散の声がかかり、急ぎ足で風呂と痛めた体のケアを済ませると、鬱井はそのまま泥のように
眠りについた。
803おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2008/08/03(日) 23:25:07 ID:???
行ける
804 ◆K.tai/y5Gg :2008/08/03(日) 23:33:25 ID:???
           ◆


室内での勉強は想像以上に鬱井の頭を疲れさせた。

シニアは全員の昨日の感想や気付いた事などを事細かく報告させ、その事項一つ一つに丁寧に
応答した。力の入れどころ、抜きどころ、オーラの性質などの理解を深め、その上で、シニア
独自のコントロール法を伝授した。本人曰く、「一冊本が書ける程の秘法」だそうである。
安息日といっても、微量のオーラを使うことは許されているため、説明を聞きながら少しづつ
クールダウンのようにオーラを放ち、極上の秘法の消化に1日を費やした。

鬱井が気付いた事といえば、昨日は少しでも前に進もうと四苦八苦するうちに、自分の足に
オーラを無意識に集中させていた事があり、それをシニアに話してみた。結果としてリタイヤして
しまったものの、これは応用すれば何か有利に働く作用ではないのか。

 「これは素晴らしい質問。まさか初日でそこに気付くとはね。つまり、速く走りたい時は足に、
  ホームランを狙いたい時は腕にオーラを集中させる事は試合中有益か?って事でしょ?」

鬱井は頷く。しかし、シニアの解答は明瞭で、「否」であった。

 「うっさんの気持ちはわかるけどよく考えてごらん?走るにしても、スイングするにしても、
  投げるにしてもその箇所だけ力を入れれば上手く行くってもんじゃないよね?」

ランニングも素振りも、サボっている筋肉などは無く全て全身運動である。これはオーラにも
全く同じ事が言え、全ては総オーラのバランスとコントロールが最重要項目となる。

 「それにさ、仮に腕にオーラを集中させるとボールが飛ぶようになるとしてもね?残念ながら
  これ、相手にも丸見えなんだなぁ。『おお、こいつフルスイングするつもりかよ』って」

たしかにその通りである。
805おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2008/08/03(日) 23:33:58 ID:???
かなぁ
806 ◆K.tai/y5Gg :2008/08/03(日) 23:36:49 ID:???
 「ピッチャーなんかもっと深刻な問題よ?例えば、うっさんがチェンジアップ投げる時の
  クセで特有のオーラの流れがあるとするでしょう。そんなの敵に確認されたら、どんな良い
  球投げても抑えられるわけ無いよね。球種予告しちゃってるんだもの」
 「な、なるほどなぁ・・・」
 「大体、オーラを1プレイ毎に加減する方がよほど大変よ。エアコンのスイッチのオンとオフ
  連続でやると室外機大変そうな音出すでしょう?」
 「あぁ、あの苦しそうな音」
 「だから試合中は常に一定のオーラを高いレベルで維持し続けることが重要なのね。
  まぁそんな話は使いこなせるようになってからだけれども。でも、この話忘れないように」

本題から寄り道してしまい、それとなくシニアは今日の訓練に話題を移した。
秘法の解説は、蟹玉やエライ人の実演付きで実に分かりやすく、鬱井らは今日オーラが自由に
使えない事に歯がゆさを感じていた。

夕方、講習が一区切りつくと、残り時間を今日の復習とブロックサインの勉強会に充てた。
刃麗高は一般的な学校と比べサインの数が桁違いである。一打席ごとにサインが出るのは
普通のチームでもやっていることだが、刃麗の場合は、シーンによっては一球毎にサインを出す。
これは、「勝利は選手の手柄、敗北は監督の失策」という、高校野球に対するシニアなりの
拘りの顕れである。

 「しかし、サインを覚えるのはまだ早いのでは?」

入部はおろか、入学もまだなのに、とはLOOP。

 「何を言っている。この合宿所を発てば次はすぐに実践形式、つまり練習試合だぞ」
 「うえ?」
 「試合の緊張感の中では勝手がまるで違う。この合宿では睡眠以外は全て特訓だ」

そこへおっかけが割り込む。

 「でも、俺たち8人しか居ないぜ?」
 「そこはちゃんと考えてあるわよう」
807おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2008/08/03(日) 23:37:29 ID:???
そういえば高校野球始まりましたね
808 ◆K.tai/y5Gg :2008/08/03(日) 23:44:40 ID:???
反論するおっかけを井戸端会議のおばさんのような口調でシニアが制す。

 「ま、とりあえずこの合宿所を出発出来るくらいになってもらいましょうか。
  昨日でショック受けてるかも知れないけど、私にしてみれば実は上出来もイイトコ。
  頑張ってついてきてね。では今日はこれまで!」


       ◆


そしてプログラム5日目。

初日、3日目と、限界までオーラを使い、間に休息を入れての5日目である。
体と頭での集中プログラムは見事に功を奏し、たった5日でも初日とは比べ物にならない程
安定してオーラを操れるようになってきた。合宿の朝は総オーラ量のチェックから始まるが、
これの結果、予定通り合宿所を後にし次のステップに進む事が伝えられた。

 「今日は実戦です」

涼やかに予定が伝えられる。まだ早朝と呼べる時間であったが、この台詞により、それぞれ
の顔色を変化させていた。

 「試合は午後からね。いつも通りの練習をやると試合にならないので、午前中は目的地近く
  までバスで移動します。そうね、大体10キロ手前あたりで降ろそうかな」

時刻はまだ朝8時にもなっていない。
今からオーラを遣ったジョギングを始めては午後は疲労の為に何も出来なくなってしまう。
合宿中の午前メニューではかなり軽めの練習内容が伝えられた。試合開始は午後の2時。
間に適度な休憩を挟みながら行う予定である。
809おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2008/08/03(日) 23:44:46 ID:???
あ、しまった
華でトトカルチョやっとくべきだった…
810 ◆K.tai/y5Gg :2008/08/03(日) 23:47:14 ID:???
 「しかし、監督。試合っていっても・・・・」

とは鬱井。集まった一年生は全部で8名。うち2名は投手であり、それもKIRAである。
空いたポジションに就かせることも難しい。

 「あぁ、それね。大丈夫よ。なんなら先にオーダー発表しとくわよ」

あっさりと言ってのけたシニアの口から、今日の打順と守備位置が読み上げられた。

────────────────

1.ugougo(遊)
2.ねるね(二)
3.
4.蟹玉(三)
5.おっかけ(捕)
6.キラヲタ(一)
7.LOOP(中)
8.ぽっぽ(右)
9.鬱井(投)


控え KIRA(投)

────────────────

 「うおおおい!」

大声を張り上げたおっかけに冷静に蟹玉が応じる。
811おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2008/08/03(日) 23:47:23 ID:???
高野連はえらいこっちゃなってるし…
812シビア ◆U8nOHRFI0. :2008/08/03(日) 23:49:19 ID:???
ゲラゲラ
813 ◆K.tai/y5Gg :2008/08/03(日) 23:52:25 ID:???
 「実戦形式だと言ったろうが」
 「あんたも入るのかよ!」
 「人数足りないし、仕方ないだろう。ちゃんと点に絡むから心配するな」
 「そういう問題じゃなくてな! キラヲタお前もなんか言えよキャッチだろお前!」
 「お、俺ファーストなんですか!?」
 「人数足りないし、仕方ないだろう。それにお前も捕手とはいえ一塁くらい守れるだろ?」

予想外の起用に面食らったのは自称KIRA専属捕手のキラヲタであった。
確かに、KIRAを一塁手で一試合起用するよりはよほど現実的ではある。

 「3番は?」

呼び飛ばされた欠番を鬱井が問う。

 「日程の都合上彼は今日初めての合宿参加になるけど、実は先に現地入りしているわ」
 「ええー!?」

自分たち以外にも練習参加生が居たことに驚いた鬱井は思わず叫ぶ。

 「それも、2人ね」

シニアの話によれば、鬱井たち8人の他に更に2人の新一年生が今日から部の練習に参加する
そうである。うち、一人がこの強化プログラムへ参加し、もう一人は二年生たちと混ざって
刃麗高での練習に参加するとのこと。

 「助かるわぁ、ホント。一人でも多いほうがいいものね」

うふふと目を曲線にしてシニアは笑う。チャームポイントの左目元の泣きボクロでさえ、今日は
笑っているように見えた。


         ◆
814おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2008/08/03(日) 23:53:21 ID:???
あんま注目選手調べてないし…
815 ◆K.tai/y5Gg :2008/08/03(日) 23:58:00 ID:???
目的地は市営のグラウンドであった。

予定通り、会場から10km手前で降ろされた。
そこからは初日と同じく、オーラを使用してのランニングであったが、初日に比べると、同じ距離を
走ったとは思えぬほど体力に余裕を残してのゴールであった。
これは、勿論急激に総オーラ量がレベルアップしたのではなく、無駄なオーラの放出を抑える事が
出来るようになっただけなのだが、この短時間でここまで進歩したのはやはり合宿の賜物であろう。

 「お、いたいた。おーいおーい」

シニアに手を取られこちらにやってくる少年に鬱井は確かに見覚えがあった。

 「ゲロッパー!」

鬱井は駆け寄り、その手をとった。
少年の名はゲロッパー。G中学校出身で、鬱井ら華中とは対戦経験がある。
結果としては勝利しているが、攻守全ての起点となっているこのゲロッパーを鬱井は完全には
攻略出来なかった。

 「まさかお前だとは夢にも思わなかったよ」

メンバーと簡単に挨拶を交わす。
会うのはお互い3年ぶりで、それも中学時代の一年生大会で顔を合わせただけであったのだが
奇妙な懐かしさに胸が弾む。彼の実力を知っている鬱井にとって、この再会はこの上無く頼も
しかった。

シニアから試合の準備をするように支持が飛ぶ。
ここまで走ってきた鬱井たちは当然だが、ゲロッパーも既にウォーミングアップを終えていた。
オーラに関しての技量や知識は、本人の話を聞く限りでは鬱井たちと同程度のようである。
816おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2008/08/03(日) 23:58:19 ID:???
そういえば連載始まってからリアル甲子園は3回目ですね…
817 ◆K.tai/y5Gg :2008/08/04(月) 00:01:05 ID:???
 「あちらさんは既にお待ちかねだ。グラウンドに出て挨拶を済ませろ。その後キャッチボール
  とシートノックを行う」

蟹玉を先頭に鬱井たちはグラウンドへ足を運んだ。

 「ちょっ・・・・! あれが対戦相手!?」

挨拶も忘れ立ち尽くした彼らの視線の先には『三井銅鑼中』と書かれたユニフォームに身を包んだ
選手たちが守備練習を行っていた。

 「こんちゃーーっす!」

元気一杯の声で挨拶され、我に返ったナインは慌てて帽子を取り、頭を下げた。

 「厨房が相手だなんて・・・・」

不平とも取れるおっかけの発言に、蟹玉からグラブ越しの平手打ちが背中を打った。

 「お前らだってつい先月まで中坊だっただろうが」
 「そりゃあ・・・そうだけど・・・・」
 「なら、黙って監督の指示に従え。それに今はあまり文句を言わない方がいい。
  負けた時に自分の株を下げるぞ」

ムッとした表情になったおっかけに、相手監督との挨拶を済ませこちらに向かってくるシニアの
小悪魔のような視線が刺さる。

 「さて、今日のプログラムの発表です」

彼らはすぐさま円陣を作り、監督の言葉を待った。 
818おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2008/08/04(月) 00:01:15 ID:???
終わる前から次から次へとやりたい事が出てきて困る
819おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2008/08/04(月) 00:01:54 ID:???
しえん
820 ◆K.tai/y5Gg :2008/08/04(月) 00:02:44 ID:???
 「今日のミッションは、『試合中、一度も途切れる事無くオーラを使用してプレイすること』。
  守備時は当然、攻撃時のベンチの中でも、タイムがかかっても回の冒頭の練習の間もずっとね」

これを聞いた鬱井は、直感的にかなり厳しい戦いを強いられる事を悟った。
オーラの大小は条件に含まれていない。つまり、常に最大限のオーラを放出する必要は無く、攻撃時の
ベンチなど、明らかにオーラを使う必要性が無い場面は放出を最小限に留める事が、このミッションに
おいて何より大きなポイントとなる。
おっかけもそれを悟ったようで、少なくとも今は今日のプログラムに関しての不平は聞かれなかった。

イニング数は7回。これは、既に鬱井らが消耗している事と、中学生相手に硬球を使用する事を
考慮して協議の末決定したルールである。
相手メンバーは硬式クラブチーム所属の選手が多く、また、その他の者も将来を見据えての
経験を積ませておこうとする考えが、修行中の身であるこちらとの利害が一致したという。
だがそれはあくまで建前で、鬱井からしてみれば、敵監督はこの条件を上手くシニアに突きつけられ
そのまま丸め込まれしまった事は明白であった。恐るべきはこの無茶な交流戦の相手を見つけることの
出来るシニアの人脈である。

 「涼しい顔しているが、冷静に考えればかなりキツいミッションだぜ。厨房が相手で良かったかも
  知れんな・・・・」

ポツリとおっかけが言う。気持ちの切り替えが早い。既に目の前の敵に対して思いを廻らせている。
頭のいい子だ、とシニアは思った。


 「試合直前のアップからこのミッションはスタートします。じゃあみんな、ガッツで行こう!」
821おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2008/08/04(月) 00:02:51 ID:???
ラスト
822 ◆K.tai/y5Gg :2008/08/04(月) 00:04:02 ID:???
次号 「責任」
823シビア ◆U8nOHRFI0. :2008/08/04(月) 00:05:35 ID:???
おつかれいしょん
824ニコハゲ ◆nikov2e/PM :2008/08/04(月) 20:36:14 ID:???
オーラ力
825おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2008/08/07(木) 01:42:23 ID:???
乙。高校球児達が眩しい
826 ◆K.tai/y5Gg :2008/09/13(土) 00:59:09 ID:???
どうしよう
827おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2008/09/13(土) 01:14:18 ID:???
どうしたい
828おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2008/10/25(土) 14:58:41 ID:???
携帯先生は体調不良のためしばらくお休みします
829おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2008/11/05(水) 23:03:08 ID:dikNENLN
保守♥
830おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2008/12/11(木) 14:28:54 ID:???
携帯先生は子守に忙しい為長期連載休止いたします
831おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2008/12/15(月) 03:40:57 ID:???
来年に続く!
832 ◆K.tai/y5Gg :2008/12/21(日) 05:30:00 ID:???
華スレ忘年会開催


・日時   12/28(日) 22:00〜 12/30 0:00 または2スレ消費

・場所   追って連絡 (なんでもあり板を予定)

      現行華スレ うpと混沌はバレスレの華page.145
      http://dubai.2ch.net/test/read.cgi/mog2/1227453943/

・内容  各員、酒とつまみと今年の思い出を用意し26時間スレに貼りつき今年を振り返ること
      コピペ貼るも良し、AA貼るも良し。脱出ゲーム始めようがオセロ始めようが完全自由
      要はひたすら騒ぐこと

・イベント 29日20:00より“スーパーキモハゲタイム”を開催!
       一度でもキモハゲを名乗ったことのある者は勿論、この際デビューしてみたい者まで参加完全自由!
       スレをキセルで埋め尽くせ!!


      12/28(日)22:00 開催
      12/28(日)24:00 ハンサムコテのカリスマ懺悔室(ラジオ放送)
                  あのコテハンの歌も流れます
      
      12/29(月)19:00 にこらじ(ラジオ放送)
      12/29(月)20:00 スーパーキモハゲタイム

      その他、ゲリラ的に隠し芸披露?(詳細未定というか不明)
      やってみたいことがあれば当日だろうとどんどん投下して下さい
      当日来られない人でファイル等の代理うpの要望があれば◆K.tai/y5Gg かキモハーゲニコフまで
833 ◆K.tai/y5Gg :2009/06/06(土) 13:35:42 ID:???
サウンドノベルで完結させることにしました。完成はいつかきっと
834おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2009/06/21(日) 11:12:58 ID:???
835おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2010/01/31(日) 22:31:34 ID:zzyFnuNg
836おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2010/06/04(金) 18:06:21 ID:???
                 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
             o ○ ( ここ 、836ゲットするの楽だなぁ〜 )
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    /´´ ̄´ヽ′   (  . || //  ノノノ
    /   ● ●  ̄ ヽ  (   |V/  (
   / i|||i       ▼| ` ..┤/  ノ  I LOVE ZNOOPY
   | ||||| /     _人_|  (.、| |  )
   | !|||! |ヽ ___/    .| |ノ         /
   \__丿ノ━!         .[ |        ∠ _______
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837おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2010/09/14(火) 03:50:01 ID:???
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくa
838おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2010/09/14(火) 03:52:38 ID:???
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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839おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2010/09/14(火) 03:54:56 ID:???
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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840おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2010/09/14(火) 03:56:28 ID:???
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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841おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2010/09/14(火) 03:57:56 ID:???
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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842おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2010/09/14(火) 03:59:29 ID:???
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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843おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2010/09/14(火) 04:01:26 ID:???
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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844おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2010/09/14(火) 04:02:25 ID:???
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845おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2010/09/14(火) 04:04:24 ID:???
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくa
846おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2010/09/14(火) 04:05:22 ID:???
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくa
847おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2010/09/14(火) 04:06:17 ID:???
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくa
848おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2010/09/14(火) 04:07:21 ID:???
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくa
849おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2010/09/14(火) 04:08:31 ID:???
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくa
850おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2010/09/14(火) 04:09:20 ID:???
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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851おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2010/09/14(火) 05:01:14 ID:???
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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852おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2010/09/14(火) 05:02:18 ID:???
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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853おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2010/09/14(火) 05:03:27 ID:???
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくa
854おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2010/09/14(火) 05:04:36 ID:???
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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855おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2010/09/14(火) 05:05:37 ID:???
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくa
856おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2010/09/14(火) 05:07:56 ID:???
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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857おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2010/09/14(火) 05:09:08 ID:???
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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858おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2010/09/14(火) 05:10:30 ID:???
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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859おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2010/09/14(火) 05:11:32 ID:???
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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860おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2010/09/14(火) 06:43:48 ID:???
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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861おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2010/09/14(火) 06:44:51 ID:???
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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862おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2010/09/14(火) 06:45:43 ID:???
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくa
863おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2010/09/14(火) 06:46:40 ID:???
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくa
864おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2010/09/14(火) 06:48:02 ID:???
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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865おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2010/09/14(火) 06:48:54 ID:???
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくa
866おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2010/09/14(火) 06:50:13 ID:???
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくa
867おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2010/09/14(火) 06:51:27 ID:???
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくa
868おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2010/09/14(火) 06:52:16 ID:???
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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869おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2010/09/14(火) 06:52:58 ID:???
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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870おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2010/09/14(火) 07:52:35 ID:???
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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871おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2010/09/14(火) 07:53:32 ID:???
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくa
872おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2010/09/14(火) 07:54:31 ID:???
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくa
873おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2010/09/14(火) 07:55:12 ID:???
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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874おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2010/09/14(火) 07:56:36 ID:???
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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875おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2010/09/14(火) 07:57:48 ID:???
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくa
876おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2010/09/14(火) 07:58:53 ID:???
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくa
877おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2010/09/14(火) 07:59:49 ID:???
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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878おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2010/09/14(火) 08:01:11 ID:???
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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879おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2010/09/14(火) 08:02:13 ID:???
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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880おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2010/09/14(火) 08:03:03 ID:???
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくa
881おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2010/09/14(火) 08:03:44 ID:???
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくa
882おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2010/09/14(火) 08:18:46 ID:???
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくa
883おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2010/09/14(火) 08:19:45 ID:???
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくa
884おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2010/09/14(火) 08:20:36 ID:???
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくa
885おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2010/09/14(火) 08:21:31 ID:???
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくa
886おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2010/09/14(火) 08:22:31 ID:???
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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887おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2010/09/14(火) 09:31:05 ID:???
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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888おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ:2010/09/14(火) 09:32:26 ID:???
ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー ぴっくるぴー
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889おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ
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