『小説・２ちゃん迷宮入り事件』

　【イントロダクション】

平成ＸＸ年の冬の夕方の頃である。
外は雨が降っていた。

がんばれ

のちにこの事件のことを聞かれた多くの関係者は、この雨音の激しさから語り始める…。

面白そうだな。 期待してるよ

いや、むしろこの異様な事件こそが、あのような激しい雨を降らせたのだ、という者すらいたのだ。

のだのだ

邪魔すんなよ

出所不明なウワサ、まことしやかな犯人像、憶測や陰謀説――。
社会を騒がした事件にはかならずこうした無責任な憶測が流れるものだが、
この事件はネットを舞台にしていたため、その広がりと根拠のなさは前代未聞といえる。

いずれにせよ、そうしたサブ・エピソードはこの事件の奇妙な魅力を増すことはあっても、
決して、被害者の無念を消し去ってくれることはない。

結局インターネットか

これは、某匿名掲示板を舞台に起きた「平成の難事件」をめぐる物語である。

　【第一章　ネタかマジか】

おいおいおいおいおいおい

寒い雨が降る夕方、　都内で一人暮らししていた男が自室のアパート内で殺されていた。

男の名は、骨川すねお（仮名）。二十六歳。無職。

死因は後の警察の発表では出血多量と判定されている。背中からナイフを一突きされている。

えー、ふふふ。皆さん今日は。古畑です。 えー今回の事件は非常に変わった事件です。それでは皆さんお楽しみください古畑任三郎でした。

ただしのちに分かったことから、被害者は指されてから数十分は生命を留めていたという。
つまり即死ではない。
血まみれになりながら自室のパソコンに向かっていた痕跡があったのがその根拠とされている。

また、パソコンは稼動したままネットにつながっており、
死体の第一発見者によれば複数のウィンドウが立ち上がっていたということが判明している。

ちょっと待て。面白いぞマジで。 お前小説の才能あるぞ。でも被害者の名前がなぁ

残念ながらどのウィンドウがアクティブ（最前面に表示）になっていたかまではこの発見者は覚えていない。

○第一発見者の証言

警官と一緒に部屋にはいったとき、一番初めに目に付いたのがパソコンだったんです。
なにしろ殺風景な部屋なのに、それだけが目立ってましたからね。
パソコンの画面？そうですね。。私自身、パソコンは使わないので自信がないのですが、
なんですか…文字が一杯描いてあるページ？それだったと思います。
掲示板ではないか？って。いやあ私にはワカリマセン…。それではこのへんで。。。

犯人はそいつだな

この第一発見者は、このアパートに住む管理人だった。
しかし彼は警察の要請をうけてこの死体を発見したのであり、
犯人ではないと考えられている（アリバイもある）。

読者諸賢は、彼を犯人候補から消してくれて構わない。

血に汚れたキーボードやマウス、そして、その横にうず高く詰まれた成人用DVDにまで血痕は飛んでいる。

この成人向けDVDは、後日の過熱報道のなかで
「アニオタ殺人事件」とも形容されるようになった理由とされているが、
実は、一般の成人の男性が見る平均レベルのものとされている。

真実はいつも捻じ曲げられて報道されるのが世の常といっていいだろう。

しかし、骨川氏は身長百六十八センチ。体重は百八キログラムの太め体質であり、
そうした風体がそのような無責任なレッテルを貼られてしまった遠因だとの声もある。

その、骨川氏こそが今回の事件の被害者であり、かつ最大のミステリーの源である。

この事件の難解さは群を抜いているといわれる。
実際に、「犯人が誰か」という問題のほかに、「事件はほんとうに起きたのか」が分からなかったからである。

ネタかマジか？

これがこの事件の最初の謎であった。

　【第二章　ダイイングメッセージ・オン・ザ・ウェッブ】

もうひとり、事件現場の同じアパートに住み、激しい雨音を聞きながら
一日中インターネットの某掲示板にアクセスしていた男がいた。

ゴウダタケシ（仮名）。二十六歳。この物語の中心人物である。

ちなみに、後日、彼はこうした行動を問われ、雨が降って外に出る気もなかったからだと証言している。

が、これは後の調べではあまり信憑性がないことが判明した。彼はいわゆるヒキニートだった。

その夕方、タケシは他の匿名のネットユーザーの書き込みを
汚濁した眼で追いながら自らも多数の書込みを発信していた。

日々の不遇な境遇と生来の劣等感からくる暗い熱情を
この奇妙なネット掲示板に注ぎ込んでいた。

まさにヒキニートと言われても仕方がないだろう。

そのさまは、呪詛の言葉をつぶやきながら木にくくりつけた人形に釘を打ち込む狂人のようであった。

―　氏ね！！！
―　負け組は引っ込んでろｗ
―　非処女は生ゴミへ

この事件が、ほんとうの「事件」となってから判明したことであるが、
警察により、発信者情報が開示された結果、こんな書込みばかりをしていたということである。

タケシは犯人なのかどうかは分からない。

いずれにせよこんな開示情報は人権に関わるということで、
のちに一部の団体が抗議をしている。

―　氏ね！！！
―　負け組は引っ込んでろｗ
―　非処女は生ゴミへ

（自分こそが社会の生ゴミであり『負け組は引っ込んでろｗ』と笑われるべき存在である）。
タケシはその程度には自らを客観視できる自意識はもっていた。

ときに、自らを「哀戦士」などと称し、悲劇的に自己陶酔するような傾向があったとしても……。

事件をテレビで解説していた当時のコメンテーターは、
こうした多くの若いネットユーザーを指して「それは屈折した自意識」の持ち主だと評している。

話は戻る。

タケシは不意にこみ上げたあくびを噛み殺しながら手元のマグカップを引き寄せ
インスタントコーヒーを飲もうとしたとき、掲示板にこんなタイトル書込みを見付けた。

タイトル：だれかかああ！！（12）

タケシのマグカップを持つ左手が止まり、右手でそのタイトルのところをクリックした。

カチッと音を立てながらタケシのパソコンに新しいページが出る。

-----------------------------------------------------------
タイトル：だれかかああ！！
名前　　：名無しさん

本文　　：
やべえｗｗ、俺一人暮らしなのに、誰かが玄関のドアをｋチャカチャさ
せてはいってｋるみたいあだｗｗｗ
-----------------------------------------------------------

釣りか…。

変換ミスやハイテンションな文体で極度な緊急状態をよそおっているが、
このたぐいの書込みはネット掲示板ではよくみられるものとされている。

十中八九がTVでいうところの「やらせ」や「狂言」というものであり、
そしてこの掲示板の多くの利用者はそれを「ネタ」と呼ぶことで
少し距離をもったカタチで接することに慣れていた。

重度のネットユーザーでもあるタケシがこのスレッドに反応してしまったのは、
どんな心境のなせるわざだったのか―――。

しかし逆に言えば、その程度の反応であり本来の不細工な顔に変化は生じていない。
頬の皮膚がピクっと反応した程度といったところだろうか。

（ふふバーボンぐらい貼れよな…）

一般人には意味不明な独り言をつぶやきながら再度、
マグカップを口にあてコーヒーを飲もうとしたその時……

　「ぎゃああああああああああああああああ！！！！たすげてええええ！！」

実際に、窓の外からこの世のものとも思えない叫び声が響いた。
^^^^^^

口から吹き出したコーヒーが飛び散ったパソコンの画面をティッシュで吹きおわったタケシは、
次にカーテンを少し開け窓の向こう側を見てみた。

相変わらず激しい雨が降っているほかは何も変わっていない。

（空耳…。でもあれは断末魔の声。いままで聞いたこともない）

（110番？それとも声の出た場所へ急行すべき！？）

タケシは激しく葛藤した。これまでの彼の人生にはそんなに悩んだ瞬間はなかった。

「いやその前に『みんな』に報告だろう？うはｗｗ祭り？」


タケシはそういう男だった。

両手の指がのび、彼のしなやかとは決していえない指を駆使する。
高速なタイプが始まった。パソコンの画面またたくまに変わる。
かれの少ない特技である。

掲示板にアクセスしなおした彼は、いつものとことへいくところでタイプが止まった。

（さっきのスレって、たしか…）

コーヒーを吹き出すまえに、見ていた釣りスレッドのことを思い出したのだ。

「タイトル：だれかかああ！！（41）」

（これだ。少しのびてるな）
タケシは再度クリックした。

（これは、もしかして…）

タケシの顔が青ざめていく。。。

　

　　【第三章　セックス・イン・ザ・ルーム】

事件現場の向かいのマンションに住む女は、土曜日にもかかわらず部屋にいた。
一日中いたかどうかは分からない。
あくまで彼女の証言は、「一歩も外に出なかった」ということになっている。

彼女がこの事件の第二の容疑者とされている。

ミナモトシズカ（仮名）。二十六歳。

身長１６４センチ。体重５０キロ。スリーサイズは８５・５７・８８。

なかなかの美人である。

なんかすげぇ。がんがれ

現在では一日中、部屋にいたという彼女の証言は、すぐに覆されたことが分かっている。
いや、彼女は部屋を出なかった家も知れない。ただし、「一人」ではなかった。

事件発生時刻より三時間ほど前から、シズカはある男と一緒に部屋にいた。

彼女は何をしていたのか。

寒い冬に関わらず、シズカは昼間からセックスをしていた。

その激しさはそれなりに堅牢な造りをしているマンションを揺らすのに十分であり、
そのことは隣人にのあいだでは公然の噂となっていた。

シズカともう一人の男の体のあちこちが擦れあうたびに部屋は熱をおびた。
その熱気により、窓ガラスはみごとに曇った。

「人間加湿器」―-―。

そんな表現をする者もいるくらいのセックスをする女だった。

シズカは、午前１１時ごろ、シャワーを浴びていた。
本来は、その日、恋人とデートをする予定だったからである。

今更ながら頑張れ

しかしそれはすべて幻だった… 本編はここから始まる。
武の黒くて臭い男性自信をねぶりながらシオリが言った…。
くっさ〜 …。あんた風呂入ってんの？
武は言った。
俺達 もう一ヶ月もこの島に不時着しとるのに風呂入れるか ボケ…。
そして この後 凄い展開に

これも夢だったのだッ！
では本編どうぞ

煙草の自動販売機をながめながら男は呟いた…。『もう何年になるかな…』

男の名前は山田治 ３３才 八年前に結婚して五年前に一人娘の亜美が産まれた。それを期に一日五十本吸ってた煙草をやめたのだ…


それは暑い夏だった…

おい。今いいところなんだから邪魔すんな

妻にはいくら頼まれてもやめれなかったのにな…そんな事を思いながら治は営業先にいそいだ。
それと時を同じくしてとなり町で銀行強盗がおきていた。犯人は現金１５０万円を奪って逃走中、単独の犯行だった。 警察は勿論緊急配備をおこなっていた…

例年になく暑い夏だった………………………

夕方ー
治の娘 亜美 五才 笑顔がなんともいえないくらい可愛い子だ。今年から通う小学校が楽しくてしょうがないようだ。ランドセルを背中ではなく胸側で抱き締めるように背負い 家に帰っていた。



本当に…本当に暑い夏だった…………………

（うわ。ちょっと、痛いよこの狩人とかいう人。誰も応援してないし）

六車清吉 見た目は街であったらかかわりたくないタイプの４０歳。大きめの荷物を抱えながら 何かとても焦ってる様子だった。柱の陰からその様子を見ている少女…亜美だ。そのとき六車の荷物から何かがヒラヒラと…一万円札だ…。そう、この中年こそ銀行強盗だったのだ。

六車は焦っていた…警察の緊急配備の早さに…強盗から今だにとなり町にしか逃げれていなかったからだ…しかしまた警察も誤算だった…単独の銀行強盗犯などすぐに逮捕できるとおもい情報公開をしていなかった。そしてこれからおこることに…………………………

亜美に気付かずどこかに行こうとする六車に優しい亜美は言った…『おじちゃん、お金おとしたよ。』
六車はハッとして振り返った。少…女…？ すでに六車の頭はパニック状態だった。一瞬すべてが闇になったような気がした。体の中が沸騰しているようだったが、すぐに凍るように冷たくなった……

今日は帰るのが遅いわね…
女の名前は山田美里 亜美の母であり当然治の妻だ…。




亜美は………殺された…………………………六車は亜美を殴打した石を放り捨て走り去っていた。
石の殴打だったために返り血はなかった。

暑いのに空は嫌な色だった……………………

ID:JwUykb0aあぼーんした

（>>68の続き）

「フーン、フフフーン♪」

シズカは気持ちよさそうに鼻歌を歌いながら、これから会う男の顔を思い浮かべていた。
しかし、デートといっても行くところは一つだけだった。少なくともシズカにとっては。

彼女はいつものように、少ししゃがみこみ、股間に手を伸ばして入念に洗う。

シズカにとってその行為は単純に体を清潔にするためだけでなく、
今日のセックスを最高に味わいつくすための軽いイメージトレーニングも意味していた。
それは、FIレーサーが絶妙のスタートダッシュを実現するために、早めにエンジンをふかすのに似ている。

いずれにせよ、いやらしい女だ、シズカは―――。

何かべつの方向に行ってると思うのは俺だけでしょうか

たとえばタケシのような童貞ヒキニートがこんな場面を見たとしたら、どんな反応を見せるだろうか。
おそらく興奮しすぎて気が狂いそうになってしまうだろう。
それほど、シズカの入浴する姿はなまめかしく、劣情を喚起させるほどの裸身の持ち主なのだ。

「あっ…」
シズカはふと思い出したように股間を洗うのをやめ、立ち上がろうとする。
そのとき軽い立ちくらみがシズカを襲った。

（ちょっとやりすぎたかしらね…ふふ）

壁のタイルに手をつきながら、少しづつ立ち上がり、バスルームの窓際へ立つ。
そして、窓ガラスを少し開ける。
冬の冷たい空気が入ってくる。

「雨…？」
シズカはこのとき、はじめて今日の天気を知った。
そして、今日のデートコースのことを思った。

（さすがの私でも、ちょっとねえ…）

後から考えると、このときのシズカの逡巡、そして選んだ方針こそが、
この事件の行方を決定付けたとも言える。

しかしこの時点では誰もそのことを知らない。

「それは、ともかく…」

シズカは窓を開けたまま、少しバスルーム内を歩く。
そして、ノズルを廻しシャワーをもういちど浴び始めた。
さきほどまでのシズカと違い、どこか演技がかった手つきでシャワーコックを使い、
全身をくまなく洗い流す。まるで、窓の向こうの人にその行為見せ付けるように……。

体をバスタオルで拭きながら、シズカはパソコンの電源を入れる。
器用な手つきでキーボードを操作する。

ブラウザを立ち上げる。
あるサイトにアクセスし、いくつかかのハイパーリンクを経た先で、
シズカの指が止まる。

（やはり、中止か…）

シズカは少し哀しげな顔をして、窓の外に視線を送った。
雨はまだまだ止みそうになかった。

その後、ホネカワが殺害されたと思われる時間帯も含め、
シズカはずっと部屋にいたインターネットをしたり、ＴＶを観ていて過ごしてたという。
もちろん、これは彼女自身の証言であるため、どこまで真実であるかは分からない。

セックス？

たしかにセックスもしていた。
しかし、それが分かるのはもっと後の話である。

　　　【　インターミッション　１　】

「作者」はモニターをじっと見詰めていた。

（ちょっと話がまとまりつかなくなってきたな…）

ノートパソコンの横に置かれたマグカップに手を伸ばし、
中にわずかに残っていたブラックコーヒーを飲み干す。
それはすでに冷たくなっていた。

デスクの横のサッシ窓を開けると、遠くでサイレンの音がした。
「作者」はそのままベランダに出て、ポケットの中からマルボロを取り出す。

（あまり、やりすぎると疑われるな…。なにしろ「やつら」は猜疑心が人一倍強いから）

外はあいかわらず雨が降っている。

シズカのセクース描写までage

太陽が沈みかけた頃、治の元にも電話がかかってきた。一本目は妻美里が震えた声で、二本目は警察からだった。頭が真っ白になった治だったが亜美の待つ遺体安置所に急いだ。どうやって行ったかなど まったく覚えてなかったが…

『あなた…』震えた声で美里が待っていた。隣には刑事が二人うつむいていた。そして亜美が…
『あ…み…亜美…』 わなわなと震える治に刑事が言った。『山田さん、亜美ちゃんをやったクズは必ず我々が捕まえてやります！』…
その時 美里と刑事達はギョッとした。 …治の目から血の涙が流れていた。

銀行の防犯カメラから容疑者 六車清吉

山田治はこの時決心した。
『こいつは俺が捕まえる。そして必ず俺の手で殺してやる…。』

山田治は《狩人》になった。
月が不気味に笑っていた…。

はいはい。ﾜﾛｽﾜﾛｽ

亜美の火葬が終わった…
その夜、治と美里は無言でソファに座っていた。 時計の音だけが聞こえる。 沈黙を破るように治が言った。『美里、ありがとう。』
エッ？
驚く美里に口付けを交す治…こんな日に？

今までで一番優しいＳｅｘだった。

次の日の朝、美里が目を覚ますと治はいなかった。書き置きはなかった。美里は嫌な胸騒ぎを感じた。
治の会社の上司、田中はいつも通り会社に出社した。いつも一番に出社する…いい上司だった。ん？ オフィスのドアが開いている…誰だ…？誰もいない。田中は自分のデスクの上を見た。『辞表、山田治』

『あ〜、イクイク〜！…あん☆』
明らかに演技の声をだしている女の顔に中年の男が白濁の液をぶっかけた。煙草に火をつける男…六車清吉だ。亜美を殺したときは動揺していたが、一日たてば忘れていた。あげくに今は呑気に女を買っていた。勿論強盗を働いて手にした金…
六車は正真正銘のクズだった…

六車にかけられた精液を拭き終わった売春少女はおもむろにTVをつけた。………………………………………………………………………TVに映っている容疑者と、今セックスした男が同じ…そう思った瞬間…この少女もまた殺害された。六車は亜美を殺したときから殺人にハマっていた。

二名殺害、銀行強盗の容疑者＝六車清吉を追う刑事達をしりめに黙々と仕事をこなす刑事がいた。定年間近の塩谷だ…。『これが最後の仕事になんだろぅな。』そう呟く塩谷の仕事は、治の妻、美里、上司の田中に依頼された【治の捜索】だった…。

塩谷の下についている新人刑事の柴田が言った。『まだこの街にいますかね？』
塩谷は言った。『いるわけねぇだろ…。』

昼から夜に変わろうとする頃、街中の電気屋の巨大TVを見る男。夏だとゆうのに深くフードを被った格好…山田治だ…。『…さん１７歳がホテルで殺害されたました。…なお容疑者は六車清吉……』
『あの野郎…。』山田の復讐心にまた火がそそがれた。

『犯罪を犯して逃げてる奴ァ、たいてーの場合 北へ北へ行くもんだぁ。』塩谷の長年の経験からでた発言だ。『マジっすか！？じゃあ北海道行きましょう！』新人刑事の柴田が間抜けに言った。
『北海道まで行かすもんかぃ。六車も…山田さんも…。』

『いっ…痛いッ！…そこ…違う…穴ッ！』 鬼畜な表情を浮かべて六車が５万円で買った１６才の少女のア○ルに己の肉棒を突き刺していた。ぶっとい肉棒に刺された未開発のア○ルからは鮮血とともに糞が垂れ流れていた。

…六車は人間をやめたのか……………

狩人は全部透明あぼーんするから１は気にせずに続けてくれ

山田治が六車清吉を追っているとき、山田を知る人間は何度か山田とすれ違っている…。しかし誰も山田とは気付かない。いや、気付くわけがない。
オールバックにまとめられていた髪は丸刈りにしていた。甘いマスクだったが今は膨は痩け、無精髭をはやしたその表情はまさに…

《鬼》であった…。そう、人間を狩る鬼…《狩人》
まさにその名前がぴったりの表情…
山田治…暗闇から解放される日はくるのだろうか？
『あ…み…』鬼の瞳から滴がこぼれ落ちた…。

『ごっぽぉ…オエッ。くっ、臭い。ゆ…許して…。』さっきの少女は悲鳴と嘔吐をしながら六車のぺ○スをくわえていた。少女自らの糞がこびりついたぺ○スを少女自らがしゃぶる…。なんともおぞましい…。六車はヨダレを垂らしていた。そして…少女を殺した…。

《狩人》山田治の妻、美里…。彼女もまた犠牲者だった。亜美の殺害、夫の行方不明…。美里は毎日酒に溺れていた。そして治と最後に交したセックスを思い出しながら今夜も自慰行為にふけるのだった。『……アナタ…。』

漏れはギコ猫も透明にしてるよ(´･ω･`)

1は気にせず続けて続けて

そうゆうお前が消えろ糞カス

ギコ猫は頼むから名無しで書いてくれよ。
お前のレスなんざ誰も読みたくないっつうの。

　　【第四章　ドライビング・イン・ザ・レイン】

それはてめぇだ暇人。じゃあお前のレスは誰が読みたいんだよ

甲賀ケムマキは、誰も横断していない歩道をぼんやり眺めていた。
車内には十分な暖房が効iいていたが、濡れた靴を通して爪先は冷えきっていた。

信号の赤ランプから放たれた光線が濡れた路面を乱反射している。

やたー>>１（・∀・）キタ!!

静かに読ませていただきまつ…(´･ω･`)

深いため息をつき、自分以外に誰もいない車内で愚痴をこぼした。

「ひどい雨だな。まったく、ただでさえ寒いのに…」

ワイパーが激しく交差する。
甲賀の苛立ちは増していった。

彼の職業は保険調査員である。
保険加入者が事故を起こしたときにすぐに現場へ駆けつけねばならない。

たとえ土曜日であっても、交通事故は起きる。―――

世の仕事というものは大抵そうだが、
しかしそれでも甲賀の業務はなかなかにハードな部類に入ると言っていいだろう。

ん？これ１か？ 1はトリップ付けてないはずだが… それにストーリーもちがくね？

ギコ猫マジウゼェ

この日も２件ほどの事故の処理を終え、
ようやく会社へ戻る途中であった。

骨川の住むアパートに面する道路を車で走っていたとき、
ちょうど事件が起きたと思われる時刻であった。

は？静かに読むとかいって暴言吐くなよ。 記憶喪失？可愛そうに

名無しが一人だと思ってるところが痛い。

甲賀は当初、この殺人事件に関する貴重な目撃者としてこの物語に登場してきた。
そういう意味では、むしろ善意の第三者といった役どころが相応しい。

しかし、ひとつの疑惑点。―――

そこから、瞬く間もない速度で「シロ」から「クロ」へと彼の心証は変化し、
いつのまにか重要参考人という役どころを演じてしまうことになる。

自演ｵﾂ

骨川すねおと甲賀ケムマキ。

彼らは中学生の頃、同級生であった。―――

甲賀ケムマキは昭和５Ｘ年、Ｓ県Ｈ市で生まれる。
その後、父親の仕事の関係で日本各地を転々とし、
中学２年の春を迎える頃、骨川の通う学校へ転校してきた。

骨川は、初めて会ったその日にこの「転校生」に奇妙な魅力を感じた。
中学生にしては大人びた所作と仕草。そしてなりよりその鋭い目つき。

他の同級生とはまったく違う「何か」を持っていることは間違いなかった。

周りの友人が色気づき少しずつ異性への関心を高めるなかで、
骨川は甲賀と一緒にいられる時間を最も大事にするようになった。

その関係は彼らが卒業するまで続いた。――-

………
いつのまにか、信号が赤から青に変わっていた。

想念を巡らせるかのように顔を下に向け目を閉じていた甲賀は、
ふっと息をついたあとエンジンを掛けた。
そしてほぼ同時に、ハンドルを左に回転させた。

車はもともと止めていた直進車線から左斜め前に進み、
左折車線を横切りながら、交差点を強引に左折していった。
その先は、骨川すねおの住むアパートに面する道路に通じていた。

くしくも甲賀にとって、それは運命のターンとなった。

作者は取材のため本日は休載させて頂きます。

まぁね

事件から二年の月日が流れていた…もうあの残酷な三件の殺人事件と強盗の事など誰も覚えてはいない。
美里は精神病院にいたが半年前に自殺した。担当刑事の塩谷は定年退職。犯人六車は国外に逃亡…そして山田治は…

ハイハイﾜﾛｽﾜﾛｽ

途中で六車を追うのに疲れ（手掛かり無し）北海道でのんびりしていた…
『この夏は暑くなりそうだ。』
それは あの夏の日ような五月末だった。





完

みなさんご愛読ありがとうございました。（特にギコ猫さん）僕の事を少し話さしてください。僕は今中２です。将来は本気で作家になりたいです。ぶっちゃけどうですか…？

うむ。書く才能はあるかもしれないけど、 内容がヤバイ

どうヤバイすか？最初のほうは結構本気で書いたんですけど…

何がって、氏に方だよ

ありがとうございます！また載せるときは批判とかお願いします(^○^)

出木杉英才は最後のメールを送信したあと、ふっと息をつく。

（やれやれ、どこにいってもコレを持っている限り、仕事は終わらんな…）

愛用のノートパソコンのボディを、細くかたちのよい指でなでる。

多忙なビジネスマンである彼にとって週末の休日は、
息抜きに充てたいところだろう。

しかし急速に浸透する情報化社会は、彼を解放してくれなかった。―――

選ばれた者だけが知る悩みかもしれない。

出木杉は、再度、メールソフト閉じる前に"受信ボタン"を押す。
1件のメールが届いた。

「ふむ…」

本文にURLだけが貼ってあった。彼はそれをクリックした。

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タイトル：だれかかああ！！
名前　　：名無しさん
本文　　：
やべえ、俺一人暮らしなのに、誰かが玄関のドアをｋチャカチ
ャさせてはいってｋるみたいあだｗｗｗ
-----------------------------------------------------------

………

（なるほど、なかなか面白い展開じゃないか）

出木杉はスレッドを読みながら、右手の親指と人差し指で鼻のあたまをこすった。
それは、彼の癖である。
ただし親しい友人がいうには、そのあと彼の頭脳がフル回転する合図であるという。

出木杉英才。またの名を「思考機械」。
ついに、この「事件」が動き始める。

とりあえず登場人物の整理ね｡

･被害者:すねお
･容疑者:タケシ､シズカ､ケムマキ
･探偵？:出来すぎ

>>1はまた休載か!

　

>>
ちょ、おまｗ才能ありすぎｗｗｗｗ
一気に読んじまった。
早く続きを書いてください。

あげ

すいません。事情により中止にします

中止て！まじビビった…

やはり明日から連載します

よろしくたのむよ・∀・

この小説の犯人は？

【第五章　ネット・ディテクティブ】

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1　名前：名無しさん　投稿日：200X/01/14(日) 15:37:08 ID:f89k8gg1
やべえ、俺一人暮らしなのに、誰かが玄関のドアをｋチャカチ
ャさせてはいってｋるみたいあだｗｗｗ

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2　名前：名無しさん　
にげと

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3　名前：名無しさん
２！！！！！

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4　名前：名無しさん
>>1
氏ね

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-----------------------------------------------------------
5　名前：名無しさん
>>1
なんだ？

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6　名前：名無しさん
>>3

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7　名前：名無しさん
>>1はオナニー中にカアチャンにドア開けられてるのか？

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例の書き込みのあったスレッドは当初、このような流れで始まった。

後日談になるが、警察はこの事件を捜査する際に、
当然ながら重要な参考資料としてこのスレッドのログを調査することになるが、
その整理に相当程度、骨を折ったという。

その理由は、ある年配の刑事の述懐がすべてを物語っている。

「まるで、暗号みたいだ…」

連載ｷﾀ━━━━━━＼(T▽T)/━━━━━━ !!!!!
ﾄﾞｷﾄﾞｷ

遅筆だ

明日あたり怒涛の連載開始来そうなキガス

　

あああああああああああああああ
楽しみだああああああああ

まだ>>1000まで8割も残ってるから
ゆっくり連載すりゃいいさ。

定期AGE必要なときだけ手伝うぜ！

>>1

このスレッドは、50回ほど無意味な書き込みが続けれられ、
他の多くのものと同様にやがて誰の目にも
触れられることなくインターネットの奥深くに沈殿していくようにみえた。


しかし……。


数えること、53レス目。

事件の幕開けを告げる運命の書き込みが投じられた。―――

ｷﾀｺﾚ！！！！！！！１１１

引っ張りすぎ

『狩人』おもしろいじゃん

-----------------------------------------------------------
53　名前：名無しさん

これマジだよ。
俺、悲鳴きいたんだよ

>>1はヘタすりゃもう生きてないぞ

-----------------------------------------------------------

今思えば、あまりにもさりげなく投入されたこの書き込みは、
通常ならば、そのまま見過ごされてもおかしくなかった。


しかし、その日は、雨が降っていた。
しかも、誰もが認めるほどの鬱屈を感じるほどの長い雨の日だった。―-―


腹をすかせた野犬のような勢いで、多くのネットユーザーはこの書き込みに反応した。

　

奇跡の再開を期待age

　

続きを期待しつつage



エンディング希望

>>1よ
仕事がつらいのか？
でもこんな過疎スレでもチェックしてるやつはいる。

立て!
作品を書き終えろ！！

∧−∧
( =´ω｀)　がんば…
/J>>1　 J 　　
し-♂-J

　

つまらん

かくも長き不在

なんだこれ

>>1
なかなかソソる出だしだな。

才能ある