【経済】デフレ下でも力強い経済成長、示唆に富むスイスの選んだ“道”…スイス経済が停滞しない秘密は、移民受け入れによる人口増[1/5] [転載禁止]©2ch.net

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306名刺は切らしておりまして
2014/11/30付
スイスの凄い競争力 R・J・ブライディング著 真の豊かさに近づくヒント
http://www.nikkei.com/article/DGKKZO80306100Z21C14A1MZC000
http://www.nikkei.com/content/pic/20141130/96959999889DEAE2E1E2E4E3E2E2E0EBE3E3E0E2E3E69F8891E2E2E2-DSKKZO8030611029112014MZC000-PB1-2.jpg
 スイスと日本は意外に共通点が多い。両国とも非資源国で、石油などは輸入に頼り、工業製品の輸出を
続けてきた。最近は様子が違うが、数年前までは円とスイスフランは強い通貨の代表格で、「行き過ぎた
自国通貨高」に悩むことも多かった。だが、国民の豊かさを示す指標に目を向けると違いに圧倒される。
1人あたりの国内総生産(GDP)が8万ドルを突破しているスイスに比べて、日本は4万6千ドル程度でほぼ半分だ。
 金融界の…

スイスの凄い競争力
ジェイムズ・ブライディング (著), 北川 知子 (翻訳) 出版社: 日経BP社 (2014/10/30)
http://www.amazon.co.jp/dp/4822250504/
ブランド王国スイスの秘密
磯山 友幸 (著) 出版社: 日経BP社 (2006/2/23)
http://www.amazon.co.jp/dp/4822245012
307名刺は切らしておりまして:2015/01/05(月) 23:44:12.79 ID:HeZaAcdQ
2013/8/19付
(グローバルオピニオン)事業本部 海外移転の勧め スイスIMD教授 スチュワート・ブラック氏
http://www.nikkei.com/article/DGKDZO58618640X10C13A8TCR000/
 日本経済はアベノミクスで元気を取り戻したようだが、日本企業の抱える構造問題は解決していない。
事業のグローバル展開がうまくいかず、世界のライバルに比べて成長力で見劣りすることだ。
 証拠を数字で示してみよう。売上高順に世界の企業を並べた米フォーチュン誌の500社ランキングをみると、
1995年には141社の日本企業が名を連ねたが、12年には半分以下の62社になった。
一方、米国企業と欧州企業はいずれも140社前後でほぼ横ばい。この間急速に台頭した中国企業などに
押し出されたのが、もっぱら日本企業だったことが分かる。
 長期にわたって売上高が足踏みする企業は、何かしら問題を抱えているものだが、日本企業の場合、
グローバル化への不適合が最大の問題だ。
 国内で生産し、それ輸出している時代はよかった。だが、現地に拠点を展開し、現地の人材を登用して競争
する段階に入ると、勢いが陰った。今の時代、多くの企業にとって競争優位の源泉はコストでも設備でも技術
でもなく、人の力だ。その企業がどれだけ優秀な人材をひき付けられるかで成長力は左右される。
 欧州の大企業350社を調べた最近の調査によると、幹部に占める外国人の比率はスイス企業の場合が39%、
オランダ企業は27%、英国企業も16%を占めた。一方数年前に私が日本の上位10社を調べたところ、外国人比率
は5.5%にとどまり、そこから日産自動車とソニーを除くと、なんと0%だった。
 世界中の優秀な人が集まる企業とそうでない企業の間で勢いに差がつくのは当然だ。日本企業もグローバル
人材の採用や育成に本気で取り組まないといけない。そこで、お勧めしたいのが、事業本部単位の海外移転だ。
日本は島国であり、外国人を国内で大量に採用するのは難しそうだ。ならば発想を変えて自ら出て行く。
 …
 日本の大企業には海外ビジネスを束ねる組織があり、「国際本部」とか「海外統括部」とか呼ばれる。
まずはこの組織から外に出してはどうか。海外に出ることで日本にいれば聞こえてこない情報も入ってくる。
世界の見方も変わる。英語もうまくなる。…

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多様性が豊かさ生む
 「人材の多様性で最も先を行くのは」と尋ねると、即座にスイス企業という答えが返ってきた。IMDはスイスの
ローザンヌに本拠を置くビジネススクールだが、身びいきではない。現実にネスレのようなスイスの優良企業は
「パスポートの色を問わない人事政策」を実行し、様々な国で採用した人材を世界各地に配属、転勤させて
グローバル人材を育てる。スイスの一人あたり国内生産は8万ドルで日本の2倍弱。組織の多様性、人の多様性
が経済を活性化し、それが豊かさを支えている。(編集委員 西條都夫)
308名刺は切らしておりまして:2015/01/05(月) 23:46:02.72 ID:HeZaAcdQ
2013/09/30
世界のネスレなぜ強い 「国捨てる覚悟」競争力磨く
http://www.nikkei.com/article/DGKDZO60377300Q3A930C1TJC000/
http://ameblo.jp/oomasatsuritai/entry-11624653977.html
60歳で退職した社員に、現役時代の基本給の半分 を生涯にわたって企業年金として払い続ける会社がある。
元社員が亡くなり、配偶者が残った場合も、金額 は減るが支給は継続する。「社員1人あたり約1億円 の原資
を見込んでいる」とこの会社の社長はいう。 「日本企業は社員を大切にする」という常識が崩 れ、世知辛い話の多い
昨今、こんな会社があるのかと耳を疑う人も多いだろう。タネを明かせば、この会社 は日本企業ではなく外資系の
ネスレ日本である。同社の高岡浩三社長は「もともとスイスのネスレ本社で始めた年金制度を日本にも導入した。
この話をすると皆さん驚く」という。 ネスレがこんな手厚い制度を維持できる秘密は何か。当たり前のことだが、
高い収益力こそ、充実した福利厚生の基盤である。 世界最大の食品企業であるネスレは連結売上高およそ10兆円
に対し、営業利益は1兆5千億円で、営業 利益率は15%に達する。キリンホールディングス7%、味の素6%、
ヱスビー食品3%--。国内大手の利益率と比べても、ネスレの突出ぶりが分かるだろう。 この差はどこから生じるのか。

ような強力ブランドを多数擁して、それを世界中で 広く売る。地域限定的なローカル企業にはマネのできない物量
のすごみが、ネスレの力の源泉だ。 例えば「ネスカフェ」は日本市場だけでも年間12 0億杯相当を販売し、
日本人が飲むコーヒーの4分の 1を占める。今もっとも重視しているアフリカ市場で は、調味料の「マギー」が売れ筋
中には強壮剤として食べる人もいて、ナイジェリアでは1日1億個が売れるという。 世界展開については、
こんな話もある。全社員35万人のなかで、全体の0・2%にも満たない「イン ターナショナルスタッフ(IS)」と
呼ばれる少数のエリートがいる。複数の外国語を操り、世界各拠点を 渡り歩くが、絶対に赴任しない(できない)国
が一つ だけある。自分の母国だ。 「何かの事情で母国で働くことになれば、格を失う。国を捨てるぐらいの覚悟が
なければ、本当のグローバル人材は育たない。スイス本社はそう考えている」と高岡社長はいう。

(略

「ネスレに限らず、スイス企業に共通した強みはブ ランド力とグローバル化。それを支えるのが、世界中から集まった
人材のダイバーシティー(多様性)だ」 とローザンヌ(スイス)に本拠を置くビジネススクー ル、IMDのスチュワート・
ブラック教授はいう。スイスは人口800万人の小国ながら、金融や製薬、重電まで幅広い業種で強い国際競争力
を発揮し、 フォーチュン500社番付に名を連ねる世界企業が1 4社もある。1人あたりの国内総生産(GDP)は8
万ドルで、日本の2倍近い。私たちが学ぶべきことは 多い。(編集委員 西條都夫)