【自動車】乗用車8社の国内生産、11月13%減 増税後初の2けた減 [2014/12/24]©2ch.net

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1夜更かしフクロウ ★ 転載ダメ©2ch.net
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFL24HH3_U4A221C1000000/

 国内乗用車8社が24日まとめた11月の国内生産実績(速報値)は、合計で前年同月比13.1%減の69万5527台となり、
5カ月連続で前年実績を下回った。
前年同月に消費増税前の駆け込み購入が始まったこともあり、反動で国内販売の苦戦が続いた。
マイナス幅は10月(7.1%減)から拡大し、4月の増税後で初めて2けた減を記録した。

 国内生産は、ホンダや日産自動車、トヨタ自動車など6社がマイナスとなった。
ホンダの減少率は35.9%と8社中で最大。
昨年9月にハイブリッド車(HV)を投入した小型車「フィット」の新型車効果の一巡に加え、
同車の相次ぐリコール(無償修理・回収)で新車販売計画が遅れた影響も出た。
マツダは1月からメキシコ工場が稼働したほか、日産自は北米向けの多目的スポーツ車(SUV)「ムラーノ」の生産を
日本から現地に移管したのに伴い、ともに2割超の減少率を記録した。

 一方、富士重工業とスズキはプラスを確保した。
富士重は新型SUV「レガシィ」の生産本格化などが支えとなり、微増ながら11月として最高の生産台数を記録。
スズキは新型軽自動車「ハスラー」を中心に国内販売が堅調に推移した。

 海外生産はダイハツ工業や三菱自動車など、4社が前年割れとなった。
8社合計では1.1%減の145万8967台となり、10カ月ぶりに前年実績を下回った。
トヨタをはじめ、中国やインドネシア、タイで生産が低迷するメーカーが目立った。
中国の生産が16.3%減った日産自は「小型商用車の市場減速に加え、小型乗用車の競争激化が影響した」(広報担当者)とみている。
一方、主力のインドで増産したスズキ、新型車効果などでアジア地域の生産が伸びたホンダ、北米での販売が好調な富士重は、
11月として過去最高の海外生産を記録した。

 この結果、国内外を合わせた8社合計の世界生産台数は5.3%減の215万4494台となった。

 輸出はスズキとダイハツを除く6社が前年実績を下回った。
8社合計では12.7%減の33万7658台と、前年割れが始まった昨年12月以降で減少率は最大。
各社が生産を現地化する流れが続き、円安でも輸出増には結びついていない。