タカラトミー、子会社が売上高・利益を水増しか
玩具大手のタカラトミーは24日、子会社が架空取引で売上高や利益を水増しした可能性があることが判明したと発表した。
過去の連結決算を含めた累計で、売上高で最大20億円程度、税引き前利益で最大6億円程度の減額が想定される。
同社によると、広告代理業などを手がける子会社「タカラトミーエンタメディア」で架空取引の疑いがあった。
2012年4月以降、取引実態がないのに、取引先との間で支払いなどのやり取りを繰り返していた。
子会社従業員はすでに架空取引を認めているという。
社外からの指摘などで発覚し、今月上旬、社外取締役を委員長とする社内調査委員会を設けて調査していた。
今後、調査委で実態を解明し、連結業績の修正などを検討する。
15年3月期の連結税引き後利益は10億円を見込んでいる。
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20140724-OYT1T50110.html