自動車の業界団体が1日発表した6月の新車販売台数(軽自動車を含む)は前年同月比0.4%増の45万2555台だった。消費増税前の
駆け込み需要の反動減で4〜5月は前年を割り込んでいたが、3カ月ぶりにプラスに転じた。1997年の消費増税時は前年の水準を
超えるまでに21カ月かかっていた。
6月は登録車が0.7%減の26万5171台、軽自動車が1.9%増の18万7384台だった。ブランド別販売台数では小型車「フィット」が好調な
ホンダが21%増えたほか、軽が中心のスズキが11%増、ダイハツ工業が9%伸びた。トヨタ自動車(レクサス除く)は0.6%減。日産自動車
や輸入車合計は10%強減少し、マツダ、富士重工業、三菱自動車は20%以上減った。
新車販売が増加に転じた背景には軽の好調がある。軽は4〜6月も前年水準を上回っており、1〜6月の軽の比率は41%と半期と
しては過去最高となった。ガソリン価格の高騰もあり、消費者の軽シフトは今後も続きそうだ。
軽は1〜6月のいずれの月にも前年比増減率で登録車を上回った。室内空間がミニバン並みに広いタイプや多目的スポーツ車(SUV)、
オープンスポーツ車など商品の幅の広がりも支持されている。
ソース(日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDZ01H3Q_R00C14A7TI0000/