WILLIAM BOSTON and INTI LANDAURO
http://on.wsj.com/1i5dtD0 ウォール・ストリート・ジャーナル
2014 年 6 月 17 日 10:15 JST
【ベルリン】ドイツの総合電機大手シーメンスと三菱重工業は16日、フランスの重電大手アルストムのエネルギー事業の共同買収を
正式に提案した。米ゼネラル・エレクトリック(GE)が提示している約170億ドル(約1兆7300億円)での買収案に対抗し、逆転買収を狙う。
シーメンスと三菱重工の案では、シーメンスがアルストムのガスタービン製造・サービス事業を現金約39億ユーロ(約5400億円)で買収する。
シーメンスはその後、自社の鉄道事業とアルストムの一層規模の大きい鉄道事業とを組み合わせて「欧州の鉄道チャンピオン」を
創り出すことを交渉する。
(中略)
三菱重工はアルストムの蒸気・原子力タービン事業の40%、送配電機器事業の20%、水力発電システム事業の20%を取得して
3つの合弁事業を立ち上げ、この3合弁に現金31億ユーロを投入する計画だ。
(中略)
三菱重工は仏複合企業ブイグからアルストムの株式最大10%を取得することも提案している。
(中略)
ブイグは、三菱重工からは連絡を受けていないとし、アルストムの株主であり続ける意向を示している。
以下略