http://jp.wsj.com/news/articles/SB10001424052702304826804579621164083809456 米オンライン旅行大手エクスペディアは、同社のウェブサイトを通じたホテル予約でビットコインの取り扱いを開始すると発表した。
デジタル通貨の利用が可能な最初の大手旅行代理店となる。
反応が良ければ、ビットコインの利用を他のサービス群にも広げる方針だという。
エクスペディアのグローバル・プロダクト・バイスプレジデント、マイケル・グルマン氏は
「3つの異なる場所から同時に発生したような構想の一つ」と同社がこの判断に至った経緯について説明した。
同社のエンジニアがビットコインについて考え始めた時、同社の製品や事業の開発担当もこれに同調していたとグルマン氏は述べた。
また、各部署には顧客からの声もあった。
ホテルからの開始は実質的にシステムの試験運用でもあるとグルマン氏は説明した。
試験運用を通じて、実際に事業の他の部分に拡大できるかどうか確認するため「適切で小規模な場所から始めたい」とした。
導入作業がうまく行き、顧客の支持を得られれば、同社が他の予約についてもビットコインの取り扱いを開始することを見込んでいると同氏は述べた。
ビットコインの処理に私設取引所コインベースを活用するエクスペディアは、受け取るデジタル通貨を保持するわけではないが、
これは「ビットコインの是非に関する宣言」ではないとグルマン氏は説明した。
むしろ、コインベースでは標準設定が米ドルへの日々の決済になっていることがあるようだ。
ビットコインはここ1年半で驚異的な成長を示しており、2009年の立ち上げから12年にかけてこれを活用してきた少数の熱心な層や
自由主義者、無政府主義者をはるかに超える規模になった。
現在、世界の6万以上の小売り業者がこれを受け付けていると推定されており、ベンチャーキャピタル(VC)からの資金調達も
昨年よりも30%増えるペースとなっている。
同時にその価格の変動は極めて激しいが、今年急落して以降も昨年始めの水準は大幅に上回っている。
またいうまでもなく、私設取引所「Mt. Gox(マウントゴックス)」の破綻、有力支持者チャーリー・シュレム氏の逮捕、
「オンラインドラッグのアマゾン」として悪名高かった「シルク・ロード」の閉鎖など、波紋を呼んだ話題も多い。
その間にも政治家や当局高官にはこれを奨励する向き、理解できない向きなどさまざまで、少なくとも米国の上院議員1人が完全な禁止を求めた。
こうした経緯があったにもかかわらずその人気は増している。
写真:Expedia.com
http://si.wsj.net/public/resources/images/BN-DE590_expedi_E_20140611083248.jpg 関連スレ:【ネットサービス】同人誌の購入にビットコインを--無謀?果敢?なデジタル同人配信「DiGiket.com」の試み [2014/06/05]
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