【リリース】大成建設、稲わらを材料にした高効率バイオエタノール製造技術を開発
1 :
◆tpCCidmJeSC0 @Whale Osugi ★:
2014/05/30 17:55
http://www.taisei.co.jp/about_us/release/2014/1353301791889.html 発表日:2014年5月30日
稲わらを材料にした高効率バイオエタノール製造技術の開発
−製造コストの低減とCO2排出量の削減を実現−
大成建設株式会社(社長:山内隆司)は、稲わらに含まれるセルロースとデンプンから同時にエタノールを製造することで、
コスト低減およびCO2削減を可能とした新しい技術を開発しました。
当社は、サッポロビール株式会社(社長:尾賀真城)と共同で、平成20年7月から5か年にわたり農林水産省補助事業
「ソフトセルロース利活用技術確立事業」を実施、その後もバイオエタノールが石油代替の燃料となり得るための自主研究を継続した結果、
今回の技術を確立したものです。
地球温暖化防止対策のCO2排出量削減を目的とした再生可能エネルギーであるバイオエタノールは、主に米国やブラジルでトウモロコシや砂糖キビなどを
原料に製造されていましたが、現在では食糧問題と相まって、食糧と競合しないセルロース系バイオマス(注1)からの製造が注目されており、
当社では稲わらを原料に、研究を進めてきました。
稲わらに含まれる成分のセルロースやデンプンは、糖化・発酵させることでエタノールを製造できます。
糖化には複数の方法がありますが、少ないエネルギー投入量で糖化できるものとして酵素糖化があります。
ただし、この酵素糖化を効率的に行うためにはそれぞれの成分に応じた前処理が必要です。(注2)
今回当社は、稲わら中に含まれるセルロースからエタノールを製造するための前処理として開発した「アルカリ処理」(注3)が、
同じく稲わらに含まれるデンプンにも作用し、デンプンからエタノールを製造するための処理として有効に利用できることを見出しました。
この作用を活用し、セルロースからエタノールを製造する工程に、デンプンからエタノールを製造する工程を組み合わせ、
稲わらを原料としてセルロースとデンプンから同時にエタノールを製造する高効率な技術を開発しました。
本技術により原料の稲わら単位重量当たりのエタノール製造効率を高めた結果、エタノール製造コストは70.7円/L、
CO2排出量削減率も52%を実現しました。(注4)この値はバイオエタノールが石油代替の燃料となり得るための目標値である製造コスト
100円/L以下、CO2排出量削減率50%以上という基準を満たしています。
本研究の成果を基に、未利用バイオマスである稲わらをバイオエタノールの原料として利用することで、温暖化ガス排出量の削減のみならず、
再生可能な国産エネルギーとして大いに貢献が見込まれます。
※参考画像は添付の関連資料を参照
2 :
Whale Osugi ★:2014/05/30(金) 18:28:41.28 ID:???
(注1)セルロース系バイオマスとは樹木や草本類等の葉や茎、幹を示し、バイオエタノールの原料には本事業で検討した稲わらの他に廃木材や
コーンストーバなどが使われている。
(注2)稲わらにはセルロース以外にもエタノールの原料とできるデンプンが含まれているが、デンプンをエタノールの原料となる糖に変換するには
通常セルロースとは別のプロセスが必要である。デンプン糖化酵素であるアミラーゼによって糖化するためには、加熱等による糊化という
前処理が必要である。
(注3)アルカリ処理は、セルロース系バイオマスの酵素糖化を促進するための前処理方法であり、低コストで省エネルギーな手法である。
当社では、このアルカリ処理を組み込んだ稲わらからのエタノール製造技術を開発し、農林水産省「ソフトセルロース利活用技術確立事業」
において当該開発技術を組み込んだ実証プラントをサッポロビール北海道工場の敷地内に建設した。
なお、当該事業の製造システムではセルロースをエタノール原料としており、デンプンは利用していない。
(注4)「ソフトセルロース利活用技術確立事業」では、サッポロビールと共同で稲わらからのエタノール製造の高効率化を検討し、
原料の収集運搬実験とエタノール製造実験の結果を元に、北海道における稲わらからのエタノール製造工場のケーススタディを行った。
エタノール製造規模を1万KL/年とした工場において、工場で使用するエネルギーは地域で発生する廃棄物の焼却熱から得るものとし、
製造設備の減価償却費をコストに見込まない場合、エタノール製造コスト85.2円/L、CO2排出量削減率45%という結果を得た。
上記エタノール製造システムに今回開発したデンプンのエタノール化プロセスを付与することで、「ソフトセルロース利活用技術確立事業」
と同条件のケースにて試算した結果、エタノール製造コストは70.7円/L、CO2排出量削減率は52%となった。
リリース本文中の「関連資料」は、こちらのURLからご覧ください。
参考画像1
http://release.nikkei.co.jp/attach_file/0362153_02.jpg 参考画像2
http://release.nikkei.co.jp/attach_file/0362153_03.jpg
やりたい事はわかるが必要なことはそれじゃないと思う
4 :
名刺は切らしておりまして:2014/05/30(金) 18:42:27.85 ID:IuCgCRfP
前処理で鹸化やるんだろ
その廃液処理はどないするねん?そのまま排出できないから処理するか専用産廃になるんだろ
セルロースを効率良い燃料にできるなら願っても無いことだな
そして光合成だけで効率良くセルロースを生産できる作物を作ればってところかな
6 :
名刺は切らしておりまして:2014/05/30(金) 18:48:28.58 ID:QLnALcP3
麦わらはストローの原料だろう。
7 :
名刺は切らしておりまして:2014/05/30(金) 18:48:59.55 ID:cKn0A1F2
そこら辺に生えてる様な雑草をバイオエタノールにしてくれよ
8 :
名刺は切らしておりまして:2014/05/30(金) 18:49:48.56 ID:/fuuQlxo
稲藁ジェーン
9 :
名刺は切らしておりまして:2014/05/30(金) 18:53:20.05 ID:MumwIN1+
>>1 > 地球温暖化防止対策のCO2排出量削減を目的とした再生可能エネルギーであるバイオエタノールは、主に米国やブラジルでトウモロコシや砂糖キビなどを
> 原料に製造されていましたが、現在では食糧問題と相まって、食糧と競合しないセルロース系バイオマス(注1)からの製造が注目されており、
イワシやアジを飼料にして、途上国の安い食料と競合して、ハマチやマグロを養殖するのではなく
食料と競合しない水草を飼料にして、草魚とか養殖せんといかんな
10 :
名刺は切らしておりまして:2014/05/30(金) 18:54:47.30 ID:ROlUDUkM
稲藁の大半は捨てられてるようだから有効活用できればいいんじゃね
11 :
名刺は切らしておりまして:2014/05/30(金) 18:57:11.60 ID:LwCaYXwm
そのまま燃料として発電に使うのは最も効率がよい
セルロースからアルコールをつくるのはコスト面で採算があわない
運ぶのにエネルギーが必要
13 :
名刺は切らしておりまして:2014/05/30(金) 19:07:26.53 ID:MumwIN1+
雑草でどうにかならんか
15 :
名刺は切らしておりまして:2014/05/30(金) 19:23:34.87 ID:w5I/zgQT
荒縄の値段が高騰したりするんだろうか?
>>14 ススキなんかのイネ科の雑草全部に応用できるとかあれば良いのになぁ
17 :
名刺は切らしておりまして:2014/05/30(金) 19:34:46.13 ID:VzGDchSR
米の作付けはこれから減るのは確実だからな。
雑草や樹木などからも作れるといいな。
もしくは日本で最適な植物を休耕田とかで作付け出来ないだろうか。
18 :
名刺は切らしておりまして:2014/05/30(金) 19:36:48.04 ID:6hGCnW2H
酒が飲めるぞ
19 :
名刺は切らしておりまして:2014/05/30(金) 19:43:41.32 ID:wtbMXzDx
何と言われようとも大嫌いな民主党のおかげで安くたっぷり仕入れたから株
20 :
名刺は切らしておりまして:2014/05/30(金) 19:48:27.68 ID:MFU2iaZ7
>>10 捨てるわではなく
肥料として田んぼにすき込むんだけど。。。
藁を出荷すると春先に余分に肥料が必要になる。
セシウムの濃縮と処理にもってこい。
高濃度窒素散布でセシウム吸収量を増やし、2〜3期作付したら除染完了だろ。
そのまま田畑の肥やしにすればいいんじゃね?
藁を焼いたりすき込んだりすると除染が完了しないからな。
カスに落ち葉すきこんで延々とバイオ処理するのが良いと思う
24 :
名刺は切らしておりまして:2014/05/30(金) 19:57:30.20 ID:SBiZUUHk
25 :
名刺は切らしておりまして:2014/05/30(金) 19:57:35.03 ID:14pPGJjd
サトウキビの搾りかすの茎がOKなら好いのだが如何かな?
運搬効率を考案すると製糖工場の隣にアルコール製造工場は
有ってもおかしくない。
26 :
名刺は切らしておりまして:2014/05/30(金) 19:58:14.07 ID:lBLLP/ps
木材から糖を創りだそうとする老人を
安部公房は書いてましたね。
もしかして彼は
日本最後の知性だったのかもしれない。
コンバインで裁断して落としそのまま鋤きこむからなかなか集まらないな
>>3 そんな事を言ってるから、日本の価値観がどんどん低下するんだと思うよ
必要とされて開発される新技術なんて希じゃないかな?
新技術を経済に結びつけるのは、技術者の仕事ではないと思う
牛のエサが・・・
30 :
名刺は切らしておりまして:2014/05/30(金) 20:47:07.79 ID:cxXbM2M3
マルチ用の稲藁を農協に買いに行ったら、一束がなんと450円で
「百姓ふざけんな」と思ったけど、このスレを読んで疑問が解決した
ど田舎民だが
稲わらはすき込むなど有効利用し焼却はやめましょう
というCMが流れるw
32 :
名刺は切らしておりまして:2014/05/30(金) 20:57:39.54 ID:WT0OfTNk
33 :
名刺は切らしておりまして:2014/05/30(金) 21:22:25.88 ID:MumwIN1+
>>1 を良く読め
木材を糖にできるから
藁のセルロースからエタノールを作れるんだよ
米からはお酒が、藁からはエタノールが出来るのか。
ビールを燃やせば良いじゃない
稲わらは需要がありすぎて余っていませんので
バイオエタノールに回す分はありません
どうか他の原料で作るようにお願いします
>>31 霧みたいな煙は一昔前の風物詩だったよな。
カツオのたたきに使ったほうが合理的だが
39 :
名刺は切らしておりまして:2014/05/31(土) 03:07:39.66 ID:k55BvhuQ
国内で稼働させるためのネックはいかにして大量の稲わらをプラントに集めるかである
40 :
名刺は切らしておりまして:2014/05/31(土) 03:10:56.15 ID:k55BvhuQ
タイ・中国・アメリカあたりプラント売り込むぐらいだな
竹もデンプン粒を結構溜め込んでるんだよな。
もちろんセルロースもたっぷり。
放置竹林も多いし、竹からアルコールもいいんじゃないか?
…と思ってちょっと調べたら論文があった。
「酵素糖化とパン酵母発酵による竹からのエタノール生産」って奴。
42 :
名刺は切らしておりまして:2014/05/31(土) 05:46:16.02 ID:d+AAu4n7
190 :目のつけ所が名無しさん:2014/01/14(火) 22:16:22.24
日本の製造業は一部を除いて世界中で通用するので、国内産業空洞化
は最終段階として、本社機能を海外に移そうという話が増えている。
これは、本社の一部の人間と研究開発部門だけを日本人で雇用し、
それ以外の社員は現地人を雇用する計画である。
移転先はずばり、シンガポール・香港・マレーシア・スイスです。
要するに・・・
日本政府に「もうてめえらには税金払わないよm9(^Д^)プギャー」
と言っているのです。
製造業が日本を捨て去る理由は3つあります。
(1)社員を解雇出来ない
→正社員解雇条件が厳格なため、日本で雇用することは大きなリスク。
(2)高い法人税
→先進国最高水準の法人税
(3)法外に高い電気代
→商社が世界一高い価格で資源を買ってくるので、電気代が法外に高い。
特に(3)は重要で、あの電気代の高さで世界と競争出来ているのは奇跡的
と言えます。
この3年で韓国では20行の銀行が破綻しました。
日本から製造業が出て行けば銀行は破綻し公務員もただではすまないでしょう。
43 :
sizuoka:2014/05/31(土) 09:05:57.34 ID:8I0mCvIg
稲わら、燃やして火力発電の方が効率よくねえか
必要な火力が得られるわけがないがな
たいしたエネルギー源には、ならねえってことだよ
>>43 10トントラックでスカスカの2トンの稲わら運んでくるのと
10トンのエタノール運んでくるのとどっちが効率いい?
それにしても40円/Lと謳ってたRITE-HONDAも続報ゼロ
どいつもこいつも小保方かよ
45 :
名刺は切らしておりまして:2014/05/31(土) 09:54:41.10 ID:bvZPzfNW
g当たり70円なら結構いいじゃん、原油価格が少々下がっても勝負できる。
46 :
名刺は切らしておりまして:2014/05/31(土) 10:06:29.70 ID:ZRaQxyYP
>>44 10トンのエタノール生成するまでにどれだけコストがかかると思ってんだ?w
低学歴は田んぼでエタノール作るとでも思ってるのか?
これはすごい
全力で低コスト化・技術革新に勤めるべき
北海道を始め田舎は土地余ってるだろうし
無職やニートをこぞって農業(食用以外の目的でも)に注ぎこむ良い機会でもある
誰も損しない
48 :
名刺は切らしておりまして:2014/05/31(土) 11:04:43.22 ID:9c5a0JMH
製造設備の減価償却費をコストに見込まない場合、エタノール製造コストは70.7円/L
という事は、高効率のバイオ燃料が開発されつつという事ですね。
稲わらが可能なら麦わら、サトウキビの搾りかすの茎とか雑草も可能になると思う。
これは世界のエネルギー需要に朗報だと思う、脱原発にも朗報と思う。
原発は廃炉費用、莫大な10万年の使用済み核燃料保管費用も福島県を事実上放棄する費用も福島県人へのガンとかの被害補償費用も含まれていない、
最もコストが掛かる発電と露呈したから今後原発はありえないが。
大成建設・サッポロビール及びプラント企業はこのプラントを世界各地の先進国・新興国とかの農村地帯に建設すれば世界のエネルギーが高騰している現状を救える。
このプラントを一村一品運動にならって一村1プラントを建設して行く。
大成建設・サッポロビール及びプラント企業はプラントの維持サービスだけでも食って行けるようになる。
そしてサハラ・モンゴル・中東・アメリカ・オーストラリアの砂漠地帯にはどんどん効率が良いといわれる太陽熱発電所をどんどん建て
送電網で各地に持って来れば、世界のエネルギー逼迫状況を是正できる。
更には風力発電の設備を可能な限り建て、太陽光発電の技術革新を更に進め、世界各地の各家庭が屋根やその他に太陽光発電パネルを取り付けれれば脱原発は可能で世界のエネルギー逼迫状況を是正できる。
また日本には地熱発電所という手法もある。地熱発電所は地震地帯だけ使える。
高効率のバイオ燃料が実現可能となれば日本の自動車メーカーにも朗報。
ハイブリットやフラグインハイブリットや優れた低燃費内燃機関車を持つ日系自動車メーカーも電気自動車とか共存しながら存続できる。
少子高齢化と原発爆発で斜陽国と言われる日本だが、前途は暗くない。
少子高齢化問題も若い女性が26歳くらいになったら恋愛結婚を諦め、見合い・紹介で結婚し4人位産み、子育てが終わったら男女とも70歳まで仕事に就けば解決する。
日本の前途は暗くない。
エタノールを安くしなくとも、ガソリンが勝手に高くなって採算が合いそうな予感だな。
結局燃料代は高くなる。やれやれだぜ。
50 :
名刺は切らしておりまして:2014/05/31(土) 13:23:35.42 ID:zp53aDyk
>>48 サトウキビや雑草では実験してないだろ。
今の技術では、同じ植物じゃないと処理できないんだよ。
サトウキビは日本では沖縄でしか栽培してないから、技術を開発しても使えない。
51 :
名刺は切らしておりまして:2014/05/31(土) 13:30:23.88 ID:9c5a0JMH
>>50 麦わらは無理?
日本は二毛作で麦作るところもあるが、麦わらが実現できれば稲以上に世界で展開できる所もある。
稲わらを田へ直接漉き込むのは実は効率が悪い。メタンが発生しやすくなり、生育に支障が出るからだ。
エタノール採った後、カス(シリカ)を戻した方がいいかもしれん。
53 :
名刺は切らしておりまして:2014/05/31(土) 14:02:41.72 ID:0LZYqswB
麦わらは帽子にしたほうが高く売れる。
稲わらは料金方法がない。
おっぱいを揉んでみたい
次世代エネルギーはバイオエタノールによる直接形燃料電池が主流になるであろう
56 :
名刺は切らしておりまして:2014/05/31(土) 15:28:35.59 ID:V0PUznST
>>14 雑草を君が集めて持ってきてくれればねw
稲藁なのは、稲刈りした後機械が束ねてくれて集めやすいからだよ。
57 :
名刺は切らしておりまして:2014/05/31(土) 15:45:24.06 ID:dd66LNQh
どうせなら杉を原料にして欲しいね。
花粉問題も軽減して一石二鳥になるのに。
麦わらでダンス、ダンス、ダンス
稲藁は買い取ってくれるとこあるしなぁ
コレ5/30発表なのに数日前から株買い集めてたんだね、インサイダーは。
>>56 結構持ち込みはありかもな。
街によっては、雑草は有料の可燃ごみ袋で出さねばならない。
更に野焼きNGとかな。
62 :
名刺は切らしておりまして:2014/06/09(月) 20:42:56.46 ID:sXwnIdDq
桜のはなびらみたいに勝手に川に流れてくるやつから作れないのかな
下流に回収設備作れば簡単に集められるだろうし
>>62 空き缶やビニールなどの異物ごと処理できる方法があれば悪くないかもね。
いろんなとこでやってる