縁起がいいとして喜ばれる、茶わんの中で立つ茶柱。
茶問屋「常楽園」(静岡県牧之原市細江)の、必ず茶柱が立つティーバッグ「ふく子」が、飛ぶような売れ行きだ。
5月に入ってすでに100個以上もさばけたという。
ふく子は、牧之原産の茶葉が入ったティーバッグの外側に、食用のりでお茶の茎が貼り付けられている。
その茎が、お湯を注ぐとバッグを離れ、茶わんの中で真っすぐに立つ。手軽に入れられる、ささやかなアイデア商品だ。
2012年6月、若者がおいしい緑茶を飲む機会が減っていることに危機感を抱いた社長の加藤雅明さん(62)が
「ニーズを高めるきっかけになれば」と、長男でネット営業担当の大佳津(ひろかづ)さん(31)と2人で開発した。
インターネット通販大手「アマゾン」では10袋入り864円(送料、税込み)で販売している。
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20140508-OYT1T50109.html