ジュネーブ国際自動車ショーの開幕を控えた3日、独フォルクスワーゲン(VW)は
出展車両の披露会を開催した。同社のマルティン・ヴィンターコーン社長は
「米グーグルとの協力を深める」と表明した。独ダイムラーがインターネットを使った
新たな情報提供サービスを今夏に始めるなど、ドイツ自動車大手のデジタル対応が
加速している。
ヴィンターコーン社長は「デジタル化は自動車のあり方の再定義を迫っている」と強調した。
VWグループは傘下の高級車メーカー、独アウディがスポーツ車「TT」の新モデルに
グーグルのOSを採用し、今夏にも発売する。情報表示用の画面を好みにあわせ変えられ、
手でなぞるだけで行き先などを選べる。
一方、ダイムラーは新たに高級車「メルセデス・ベンツ」向けのサービス「メルセデス
・ミー」を今夏から始めると発表した。事故やメンテナンスのやりとりや駐車場所の
確認が容易になる。サービスに参加する飲食店など実店舗も巻き込み街の情報を提供したり、
利用者間の情報交換の場を提供したりする。
携帯電話と同様に車載OSの分野でもグーグルとアップルの間で陣営が形成されるとの
見方もある。ただアウディのルペルト・シュタートラー社長は同日、「もちろんアップルの
サービスにも接続できる」と述べ、利用者には影響はないとの見方を示した。
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http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM0400T_U4A300C1EB2000/ ◎関連スレ
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