トースト総合研究所は2014年2月18日、高級食パンに関する調査結果を発表した。
それによると調査対象母集団においては、いわゆる「高級食パン」と認識できるのは
6枚切り1斤「300円以上である」とする人が4割近くに達していたことが分かった。
また、自分の認識している区切りで「高級食パン」を購入した経験がある人は47%に
登っている。そして多くは「美味しそうだったから」「興味があったから」購入した
と答えている。
■「高級食パン」ボリュームゾーンは300円以上、経験者は5割近く
今調査は2014年1月31日から2月1日にかけてインターネット経由で20代から60代の
男女に対して行われたもので、有効回答数は500人。性別・世代構成比は非公開。
元々食パンや惣菜、おにぎりなど主食系食品に対する高級志向は盛り上がる傾向に
あったが、セブン&アイが発売した「金の食パン」の登場は大きな飛躍のきっかけと
なった。通常の商品よりは値を張るものの、高級感を満喫できる味わいの食パンが、
全国に店舗を配するコンビニで、限定品としてではなく通常販売品として買い求める
ことができる。特に朝食でパン食を好む中堅層以降の世代や、オシャレでリッチ感を
楽しみたい女性層の需要に火をつけ、同業他社やパンを製造販売するナチュラル
ブランドもこぞって、これまで以上に高級食パンに参入を果たすようになる。
それでは「高級食パン」とは具体的に、価格の切り口ではどれ位以上のものを指す
のだろうか。6枚切り=1斤(農水省基準では340グラム以上とされている)あたりの
金額を尋ねた結果が次のグラフ。
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http://www.garbagenews.com/img14/gn-20140219-10.gif 最多回答層は「300円以上」で38.4%。あとはほぼ横並びで「500円以上」
「200円以上」「400円以上」が続く。中には「1000円以上でないと高級パンとは
言えない」という人も少数ながら確認できる。ちなみにセブン&アイの「金の
食パン」は1斤6枚入りが250円のため、価格だけで判断すればこれを「高級食パン」
と評する人は2割にも満たないことになる。
各自の「高級食パン」基準で判断し、その「高級食パン」を食べたことがある人は
47.4%。1度でも食べたことがあれば「ある」に含まれるため、常食している人だけ
でなくお試しで買って食した人も多分にいるが、それでも相当な割合といえる。
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http://www.garbagenews.com/img14/gn-20140219-11.gif ※長文記事のため以下略。全文はソース記事をご覧ください。
◎トースト研究所のリリース
http://toastlab.net/2014/02/128/ ◎
http://www.garbagenews.net/archives/2136955.html