短文投稿サイト運営の米ツイッターは昨年12月、IBMの特許900件を取得することで合意
した。両社間の対立を解消するとともに、今後の訴訟への備えも強化する。
ツイッターとIBMは、特許のクロスライセンス(相互許諾)契約も締結した。詳細は明らかに
しなかった。
ツイッターは新規株式公開(IPO)直前の昨年11月、IBMから書簡を受け取ったことを
明らかにした。IBMはその中で、ツイッターが少なくとも3件の米国での特許を侵害したと
主張しつつ、和解に向け協議する用意があると伝えていた。
ツイッターの法務担当ディレクター、ベン・リー氏は発表文で「IBMからの特許取得と
ライセンス契約で、知的財産の保護を強化できるとともに、当社サービス利用者のための
技術革新に向けた行動をとる自由が得られる」と述べた。
多くのIT企業と異なり、ツイッターは特許という宝の山を持たない。スマートフォンの
急増に伴い、特許は法律面のてことして利用できる強力な武器になりつつある。米グーグルは
今週、携帯端末部門モトローラの売却を発表する一方、モトローラの特許の多くは手元に
残すことを明らかにした。
ツイッターの米国での特許数は昨年9月末時点でわずか9件。申請中の特許は95件だった。
一方、交流サイト(SNS)大手のフェイスブックは12年の新規株式公開(IPO)前の時点で
774件の特許を保有していた。
IBMは主要IT企業の大半とクロスライセンス契約を結んでいる。
ソース:WSJ.com
http://jp.wsj.com/article/SB10001424052702304882304579355763267559596.html?dsk=y http://si.wsj.net/public/resources/images/MW-BT679_twitte_MG_20140130133800.jpg