【自動車】英国製「軽」スポーツカー「ケータハムセブン130」、今春日本に上陸 熱烈なモーターファンに性能面でも衝撃 [14/01/18]

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 英国の名門スポーツカー、「ケータハムセブン」(スーパー7)のエントリーモデルが
スズキの軽自動車のエンジンを積み、欧州と日本で発売された。このうち、今春から日本に
上陸する「ケータハムセブン130」は、日本の軽自動車の規格(排気量660cc以下、全幅1480ミリ
以下など)に合わせており、軽自動車として登録される。

 セブン130が上陸すると、日本では珍しい「輸入軽自動車」となり、熱烈なモーターファン
にはもちろんのこと、日本の通商政策にもインパクトを与えそうだというから、驚きだ。

■スズキの3気筒ターボ搭載

 スーパー7は英国の名門スポーツカーメーカー、ロータス創始者の故コーリン・チャップ
マンが開発した伝説のモデルで、1973年に製造権がケータハム社に渡り、現在は同社が
後継モデルを開発・生産している。同社はセブンの新たなエントリーモデルとして、スズキ
の660cc 3気筒DOHCターボエンジンと5速マニュアルトランスミッションを採用した。

 関係者によると、ケータハムはフォードの4気筒エンジンを採用してきたが、「先進国の
排ガスや燃費規制をクリアするには、より高効率のパワーユニットが必要で、欧州で主流と
なるダウンサイジングの観点からスズキの3気筒ターボに白羽の矢を立てた」という。

 スズキが供給する3気筒ターボエンジンは、かつてはカプチーノ、現在はジムニーに搭載
するK6A型で、コンピューターマップなどのチューニングはケータハムが行っている。本国の
英国ではセブン160、欧州大陸ではセブン165として発売するが、最高出力は日本仕様の
64PSから80PSにパワーアップされる。5速マニュアルミッションは、なんと商用車スズキ
エブリィのパーツの流用という。

■日本仕様セブン130の本体価格は349万6500円

 ケータハム・カーズ・ジャパンによると、日本仕様のセブン130の車両本体価格は349万
6500円。最高出力は国内自主規制上限の64PS、最大トルクは10.6kgf/mだが、車両重量は
490キロと軽く、0→100キロ加速は6.9秒、最高速度は160キロのパフォーマンスを誇る。
これだけ高性能のライト・ウエイト・スポーツカーを、維持費の安い「軽」として所有
できるのは、日本のファンにとっては大きな福音だ。

 英国では既に自動車雑誌などで本国仕様の160がテストされ、「スズキのエンジンは8000
回転まで一気に回り、右足のスロットルワークで自在にクルマをコントロールできる」など
と絶賛されている。

 税金や高速料金など維持費の安い軽自動車は人気で、国内で販売する新車の4割を占めて
いる。ところが、米国などは日本の軽を「輸入障壁」と批判している。「日本独自の規格で
税金や高速料金を優遇しており、外国メーカーの参入を締め出している」という論法だ。
米国はTPP(環太平洋パートナーシップ協定)交渉などで、軽規格の撤廃を求めている。
2014年度の与党税制改正で軽自動車税が焦点となり、2015年4月以降に購入した新車は
現行の年間7200円が1.5倍の1万800円に増税となった背景にも、日米摩擦の問題がある。

ソース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140118-00000001-jct-bus_all&pos=1
http://amd.c.yimg.jp/amd/20140118-00000001-jct-000-3-view.jpg

(つづく)