【韓国】「日本化(japanification)の危険」…「2高2低」長期化、デフレ直前の日本に似る韓国[12/13]

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152名刺は切らしておりまして
「韓国の成長エンジン」サムスン電子減益
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/01/08/2014010800725.html
昨年10−12月期の営業益、前年同期比6%減
 サムスン電子の業績不振は、単なる一企業の問題ではない。同社が韓国経済に占めるウエートが非常に
大きいためだ。2012年基準で、同社の売上高(201兆ウォン=約19兆6000億円)は韓国の国内総生産(GDP)の
18%を占めた。また、昨年1−9月に韓国の輸出は前年同期比2.7%増加したが、同社の寄与分(海外生産を
含めた売上高)を除くと3.6%の減となる。サムスン電子が良い業績を挙げることで経済全体が好調に見える
「錯視」現象だ。

サムスン電子抜きでは立ち行かない韓国経済
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/01/08/2014010800994.html
http://www.chosunonline.com/site/data/img_dir/2014/01/08/2014010800907_0.jpg
 韓国経済を分析する際、サムスン電子による錯覚現象を除くと、全く異なる素顔が見えてくる。サムスン電子
抜きでは、経済成長率や輸出の伸び、株式市場も低調な数字にとどまり、政府の法人税収も20%減少する。
韓国経済は一見活力を保っているように見えるが、サムスン電子というトップ企業を除けば、韓国の成績表は
みすぼらしいものだ。
■サムスンに依存する輸出
 代表的な錯覚として、輸出の伸びが挙げられる。資本市場研究院によると、昨年1−9月に韓国の輸出総額は
2.7%伸びたが、サムスン電子の輸出(27.8%増、海外生産を含む売上高ベース)を除くと、3.6%の減少だった。
韓国の貿易総額は2011年に1兆ドルを突破し、世界8位の貿易大国に浮上したが、サムスン電子を除けば、
輸出大国の地位は揺らぐことになる。
 サムスン電子が韓国経済に占める割合は絶対的だ。同社の営業利益が国内総生産(GDP)に占める割合は
12年時点で2.7%に達する。2位の現代自動車(0.9%)、ポスコ(0.4%)に比べるとはるかに高い。
 サムスン電子が株式市場で占める割合も圧倒的だ。12年末現在で、主要20カ国・地域の株式市場の時価総額
トップ企業が全体に占める割合を分析した結果、韓国(サムスン電子・19%)がアルゼンチン、サウジアラビアに
次ぐ3位だった。時価総額トップ企業と2位企業の差を見ても、サムスン電子と2位現代自の差は15ポイントに達し、
アルゼンチンに次いで2位だった。韓国は中国(6%)、日本(4%)などに比べ、時価総額トップ企業に対する依存度
がとりわけ高い。そのため、時価総額トップ企業の業績に経済全体が左右されるリスクが高い。
153152:2014/01/10(金) 03:21:56.42 ID:WRgaFWJn
 韓国経済のサムスン電子に対する過度の依存は、「ノキア共和国」と呼ばれたフィンランドを連想させる。
ノキアは08年に同国の輸出の25%、研究開発投資の35%を占め、同年まで世界の携帯電話端末市場で1位を
守っていたが、その後没落し、フィンランド経済を揺るがせた。
 07年に5.3%だったフィンランドの経済成長率は、08年に0.3%に低下。09年にはマイナス8.5%まで落ち込んだ。
その後の2年はやや回復の兆しを見せたが、12年は再びマイナス0.8%と低迷した。失業率も08年の6.4%から
09年に8.2%、10年に8.4%に上昇した。サムスン電子の業績が悪化した場合、韓国経済が受ける打撃を思い
描かせる数字だ。
 韓国経済がサムスン電子の業績に振り回されるのと同様、サムスン電子は携帯電話端末部門の業績に
左右される。同社の昨年第2四半期(4−6月)の業績を見ると、モバイル事業部が売上高34兆ウォン
(約3兆3000億円)、営業利益6兆ウォン(約5900億円)を上げた。これは会社全体の売上高と営業利益の
それぞれ60%以上、70%以上を占める。スマートフォンの業績が悪化すれば、サムスン電子だけでなく、
韓国経済までもが悪影響を受ける構図だ。

サムスン電子依存体質、グループ内部でも問題視
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/01/08/2014010800966.html
 現在サムスングループは、売上高の45%をサムスン電子に依存している。資本市場研究院の分析によれば、
12年の業績で見ると、サムスングループの系列58社のうち、サムスン電子が営業利益の61%、純利益の59%
を占める。サムスン電子の営業利益は、残る系列企業57社の営業利益よりも1.6倍多い。グループ関係者は
「サムスン電子を除けば、グループの業績が惨めなものである点を深刻な問題と受け止めている」と話した。

【社説】「サムスン電子なき韓国経済」に備えよ
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/01/08/2014010800852.html

スマホ停滞と中国の追撃、サムスン電子の課題
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/01/08/2014010800710.html
 8兆3000億ウォン(約8120億円)という営業利益は、決して悪い数字ではないが、前年同期比で6.11%、
前四半期に比べると18.31%の減益だったため、先行きを懸念する声が上がった。サムスン電子の利益の70%
を支えてきたスマートフォン部門の停滞は、同社全体、サムスングループ全体にとっての警戒信号ととらえる
べきだ。スマートフォンに代わる新たな成長分野を確保することが大きな課題として浮上した。

 サムスン電子は同日の決算短信で部門別の業績は明らかにしていない。しかし、スマートフォンを生産する
IT・モバイル(IM)事業部の減益が減益の決定的な要因になったとみられている。IM事業部の第3四半期(7−9月)
に6兆7000億ウォン(約6550億円)の営業利益を上げたが、第4四半期には5兆ウォン(約4890億円)まで
落ち込んだとの分析も聞かれる。

 さらに深刻なのは価格下落だ。サムスン電子はスマートフォンの平均売価が急速に下落しているメーカー
の一つだ。サムスン電子のスマートフォンの平均売価は昨年第2四半期(4−6月)の321ドル(約3万3600円)
から第3四半期には272ドル(約2万8400円)に下落した。売上高こそ減少しなかったが、それは飽和状態に
達した高級スマートフォン市場に「質より量」という戦略で臨んだためだ。
154153:2014/01/10(金) 03:22:27.53 ID:WRgaFWJn
 スマートフォンメーカーは、成長鈍化を中国、インドなど新興市場で挽回しようとしている。飽和状態に達した
高級モデルや先進国に代わり、中低価格モデルや新興市場で増収を図る狙いだ。

 しかし、新興市場の攻略には伏兵がいる。中国メーカーだ。2年前まで世界市場では無名だった華為技術
(ファーウェイ)や聯想集団(レノボ)は、昨年第3四半期にLG電子を5位に追いやり、世界3、4位に浮上した。

 中国メーカーの躍進には、巨大な内需市場が大きく貢献している。しかし、さらに大きな要因は、スマートフォン
の製造技術の格差が縮小していることだ。

中国スマホメーカー、低価格を武器にサムスンを猛追
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/01/08/2014010800705.html
 サムスン電子のスマートフォン(多機能携帯電話端末)事業にとって極めて重要な市場となる中国でも、
同社は安泰ではない。13億人の人口を抱える巨大市場で、全世界の携帯電話メーカーがシェア拡大を
目指している。華為技術(ファーウェイ)、聯想集団(レノボ)、小米科技(シャオミ)などの中国企業は
「高品質・低価格」戦略を取っており、市場拡大は容易ではない。
 米市場調査会社のストラテジー・アナリティクス(SA)によると、昨年7−9月期の中国携帯電話市場の
シェア1位はサムスン電子(20.4%)だったが、2−5位はレノボ(11.7%)、酷派(クールパッド、9.4%)、
ファーウェイ(8.8%)、シャオミ(5.5%)といずれも中国企業が占めた。