旅行で海外に行く際、ユーザーはどこに泊まるだろうか。
ホテルや友人/知人の家、ホームステイなどが大半だろうが、旅行先の生活をリアルに実感するために、
ローカルの人の空き部屋に泊まるという人も増えている。「カウチサーフィン」や「Airbnb」などの空き部屋のマッチングサービスだ。
貸し手は自分の家の中の空き部屋を、写真などの詳細情報を盛り込んでインターネット上に登録。
借り手側のユーザーは、クレジットカードの登録などで本人確認される。
このような運営者側のフィルタリングによる信頼度を前提として、空いている部屋と旅行者のニーズがマッチングされる。
なお金銭の発生は、「Airbnb」のみとなっている。(カウチサーフィンは無料)
今回インターネットコムと goo リサーチでは、「旅行者向け空き部屋マッチングサービス」に関する調査を行ってみた。
調査対象は、全国10代〜60代以上のインターネットユーザー1,082人。男女比は男性53.9%、女性46.1%。
年代比は10代14.0%、20代15.2%、30代21.8%、40代17.5%、50代14.7%、60代以上16.8%。
まず全体1,082人に、「空き部屋マッチングサービス」について知っているか聞いたところ、
「よく知っている」人は25人(2.3%)、「聞いたことはあるが、よく知らない」人は83人(7.7%)、「知らない」人は974人(90.0%)だった。
ほとんどのユーザーはまだ知らないようだ。
(2013年11月22日〜11月26日/全国10代〜60代以上のインターネットユーザー1,082人)
http://d16vxhzt0fcu59.cloudfront.net/img/20131129/1385711438.jpg よく知っている25人のうち、「現在登録している」人は7人(28.0%)、「過去に登録していた(既に退会済み)」は4人(16.0%)、
「登録したことはない」人は14人(56.0%)となった。よく知っている人の4割以上が、実際に登録したことがあるようだ。
「現在登録している」、「過去に登録していた(既に退会済み)」を合わせた11人が登録したサービスの内訳は、
「Airbnb」が90.9%、「Couchsurfing」が27.3%だった。またそれぞれのサービスに登録した人のうち、
「Airbnb」を実際に利用したことがある人は9人(90.0%)で、「カウチサーフィン」は3人(100%)だった。
その他、利用回数や利用場所なども聞いた。
まだまだ認知度が低く、利用者数も低い旅行者向け空き部屋マッチングサービス。今後どのように成長していくか楽しみである。
http://japan.internet.com/research/20131203/1.html