シンガポール華字紙・聯合早報によると、国営の中国中央テレビが21日夜、韓国サムスンの
スマートフォン問題に関する番組を放送した。番組内である消費者は購入してから9カ月も
しないうちにギャラクシーSが頻繁にフリーズするようになったと語り、番組はフォント
チップの欠陥が問題の原因だと伝えた。
番組で取材を受けた携帯端末の修理店と別の消費者は、サムスンのギャラクシーSと同ノート
シリーズは4000〜5000元(約6万4000〜8万円)と中国で1カ月分の給料並みの価格もするのに
問題が多過ぎると話した。中国中央テレビは今月初めにも15分間を使ってサムスンの携帯端末は
液晶交換費用が余りに高過ぎると伝えており、国営通信社・新華社も電子版サイトで他の
ニュースサイトの記事を引用しつつ、サムスンのギャラクシーS4に爆発事故が起きたことを
伝え、サムスン製品の品質に疑問を呈した。
中国中央テレビはこのところ中国で成功している海外企業を集中的に攻撃することが増えており、
10月20日にも米大手コーヒーチェーン・スターバックスが中国で海外よりも高い値段で販売し、
暴利を得ていると報じた。また、3月には世界消費者権利デーに合わせて米アップルが海外とは
異なる基準でアフターサービスを行っており、中国の消費者を差別しているとも報じている。
こうした動きは中国企業に有利なビジネス環境を作ろうとしているためだとの見方がある。
現在、サムスン電子は中国のスマートフォン市場で19%のシェアを占める最大のブランドと
なっており、販売額は800億ドル(約7兆7600億円)に上る。サムスンはギャラクシーSの
フリーズ問題について「技術的な事実関係を確認してから、必要な対応を取っていく」としている。
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