【モノづくり】富士通、「製造受託」に参入--3Dプリンター使った試作品から電子機器量産まで幅広く [10/23]

このエントリーをはてなブックマークに追加
10名刺は切らしておりまして
2012/6/19
巨大EMSになり損ねたソニー、強すぎたブランドが足かせ
ニッポン電機再生
http://www.nikkei.com/article/DGXBZO42548960T10C12A6000000/
2012/05/25
「もう抜かれとるやないか」 シャープの決断(迫真)
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD170S9_X10C12A5SHA000/

アジア企業 戦略解剖
鴻海精密工業 (台湾) 家電の巨人 支える金型 技能伝承に危機感
2012/12/31付
http://www.nikkei.com/article/DGKDZO50193730Q2A231C1FF1000/
 台湾のEMS(電子機器の受託製造サービス)の鴻海精密工業は、生産規模ではサムスン電子と並ぶ
世界二大家電企業に成長した。100万人を超える中国人労働者の雇用で膨張した印象が強いが、
精巧な金型技術が強さの源泉だ。最強の物づくり企業を目指してきたが、労働力不足から技能伝承に
不安が忍び寄る。

年間6000人が卒業

 中国江蘇省南通市にある鴻海の全寮制金型学校。「ミクロン単位の精度が鴻海の命だ」。中国各地から
選抜された若者が半年間にわたって専門家から指導をみっちり受ける。山西省にも金型学校を運営しており、
両校で毎年6000人が卒業し、各工場に派遣される。
 約30ヵ所の工場の大半に金型工場を併設。金型部門だけでトヨタ自動車の10倍以上の3万人の従業員を
抱えるという。1万台の耕作機械で金型を製造し、「スマートフォンならば設計図を受け取ってから10日で
大量生産できる」(幹部)。
 「金型が物づくりの基本」。鴻海創業者の郭台銘董事長の持論だ。金型が日本企業の競争力の源泉
とみた郭氏は日本から金型技術の専門家を招き、日本で学んだ中国人技術者を採用。職人芸を吸収し、
台湾から中国へと技能を伝えていった。…