【電機/経営】日立、減益予想から一転、純利益6%増に--全世界の従業員32万人に向けた「ビジョン・ムービー」の公開も [10/23]

このエントリーをはてなブックマークに追加
1ライトスタッフ◎φ ★
【日立、4〜9月純利益6%増 減益予想から一転】
http://www.nikkei.com/markets/kigyo/gyoseki.aspx?g=DGXNASFL230LX_23102013000000

日立製作所は23日、2013年4〜9月期の連結純利益(米国会計基準)が前年同期比6%増の
320億円だったと発表した。従来予想は150億円で、減益見込みが一転増益となった。国内の
都市開発など社会産業システム事業が好調だった。電力システム事業でコスト削減効果が出た
ほか、円安も追い風になった。

売上高は3%増の4兆4700億円だったようだ。従来予想を700億円上回る。電力システム事業で
一部工事の進捗が早かったことが押し上げ要因になった。

2014年3月期通期の連結業績見通しは従来予想を据え置いた。米国や欧州、中国など海外経済
の先行きが見通しにくく、為替レートや原材料価格の変動も不透明であるため変更しない。

【従業員32万人に届け。日立グループ・ビジョンを英語の歌で表現】
http://www.advertimes.com/20131022/article130539/

日立製作所は、世界の従業員32万人にグループ・ビジョンを浸透させる目的で、「ビジョン
ムービー」を制作し、10月から自社サイトで公開した。

ビジョンムービーは約2分間。4月、日立が初めて英語で制作したグループ・ビジョンの文言を
そのまま「歌詞」に、曲をつけた。前半はCGでグループの事業領域を表現しているが、後半の
実写には事業を説明する映像はない。

制作を担当したブランドコミュニケーション本部グループブランド戦略部部長代理の大野弘基氏は、
「人々の暮らしの何気ないところで、日立の事業が役立っている。その風景を表現した」と話す。
ビジョンには、「社会が直面する課題にイノベーションで応える」「活気あふれる世界を目指す」
など大方針が掲げられている。日頃の仕事には直結しづらいビジョンを歌で浸透させることで、
「ふとした時に『この積み重ねが活気あふれる世界につながるかも、イノベーティブかも』と
気づいてもらうきっかけにしてもらいたい」考えだ。

英語でビジョンを言語化したのは初めて。従業員32万人のうち海外の従業員が12万人を占め、
「母国語はさまざまながら、日本語を翻訳するのではなく、共通語の英語で議論を重ねて
ビジョンを決めたかった」からだ。

5月には、「堅い文章を馴染みやすいものに」と絵本風のビジョンブックを発表しており、
その伝え方も工夫する。昼休み、日立本社では館内放送で「この木 なんの木 気になる木〜」
で知られる「日立の樹」を流している。「月曜日の朝には、ビジョンムービーを流してほしい」
と提案しているところだ。

ビジョンをいかに浸透させるかは、多くのグローバル企業にとって大きな課題。日立は約950社の
グループ企業を抱えるが、1社ずつで闘うのではなく、それぞれが持つ特定の強み、たとえば発電、
交通システム、医療などを「one HITACHI」のソリューションとしてグローバルに打ち出すことが
求められている。「一連のツールを通じ、あの手この手でビジョンの浸透を目指す。その結果、
32万人が同じ方向を目指すことができれば、世界をインスパイアできるかもしれない」。

●動画/Hitachi Vision Movie  http://youtu.be/RfFtQaG1lX8

◎日立製作所(6501) http://www.hitachi.co.jp/