【エネルギー】経産省のメタンハイドレート分布調査 225カ所の有望地形を確認[13/08/27]

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1のーみそとろとろφ ★
 経済産業省が上越沖、能登西方沖で行った次世代資源「メタンハイドレート」の分布調査で、
埋蔵が期待される特有の地形が225カ所見つかったことが27日、分かった。経産省は調査データを詳細に分析し、
2014年度にも埋蔵量を確認するためのサンプル採取を目指す。

 今回、分布調査が行われたのは、上越沖の海域(直江津港の北方20〜150キロ)と能登半島の西方100〜150キロ沖合。
経産省から委託された独立行政法人産業技術総合研究所などが6月から7月末までに、
調査船で海底に音波を発信して反射波から海底の地形や地下構造を把握した上で、小型探査機を使ってさらに詳細に調べた。

 この海域に分布しているとみられるのは、海底の地下数メートルという比較的浅い場所に固まりで存在し、
一部は海底面に露出している「表層型」のメタンハイドレート。
埋蔵が期待される特有の地形が多く確認されたものの「埋蔵量は不明」(経産省資源エネルギー庁)という。

 経産省は27日、自民党経済産業部会に示した14年度予算の概算要求で
「メタンハイドレート開発促進事業委託費」を前年度比40億円増の約127億円とした。
この予算には、今回の調査海域におけるサンプル採取の費用も含まれているという。

 14年度以降は、秋田・山形沖や北海道周辺などでも分布調査を行う方針で、その関連予算も要求する。

 概算要求ではほかに、「国内石油天然ガス基礎調査委託費」として、約153億円を盛った。
この予算で経産省は今年度、上越沖で試掘調査を行ったが、生産可能な埋蔵量は確認できなかった。
14年度は別の地点で試掘の準備を進める方針だ。

http://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20130827063145.html