【相談】「タイのホテルのベルボーイに態度を注意したら殴られました。なのに2000円弱の罰金だけ。納得できません!」 [13/07/31]

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242名刺は切らしておりまして
>>1
あまりにも釣り臭い、捏造臭い。タイのことを少しでも知っている人間なら、
すぐありえないとわかるだろう。いつもの分断工作、あるいは東南アジア人を
殴打するというタブー・過ちをふたたび日本人に犯させるための仕込みかな。

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岡崎久彦『重光・東郷とその時代』(PHP研究所) 単行本P.333-336

ちなみに、イギリス人、オランダ人が、戦時中の日本人の残虐をいう場合、そのほとんどは
収容所の生活条件の劣悪さとビンタのことを指している。

生活条件の劣悪さは、戦時中の物資の窮乏のもとでは日本軍も似たりよったりの条件であったが、
欧米人にとっては、過去からの落差もあったろう。

ビンタは旧軍の習慣である。江戸時代以来の日本の伝統文化でも、平手で他人の頬を殴るのは
恐るべき侮辱的行為であったと思われるが、日本の軍隊では常習化していた。田中義一が自分の
連隊では禁止したというから、その前、明治のころからあった習慣であろう。通常の社会人を
軍隊生活に慣れさせるために、まずそのプライドを徹底的に奪うための手段であったと解される。
いま生きている日本人のなかにも、旧軍に対する怨恨を捨て難い人が多い主たる理由はビンタである。

それも激しく殴るのである。ある軍隊経験者はこう語っていた。「あんなものは二、三回打たれている
うちに頃合いを見て倒れれば相手は満足するのさ。要領の悪い奴はほんとうに叩きのめされるまで頑張っている」。

同じ日本人同士だから、こうもいえるが、それまで人種的優越感をもって有色人種を常習的に殴り蹴りして、
さらに平気で殴り殺してさえきた白人にとっては、有色人種からこういう扱いを受けることは、譬えようのない
屈辱であると同時に、いつ殴り殺されるかわからないという恐るべき心理的な迫害であったことは想像にあまりある。

戦時中の日本軍については、「残虐だ」というのが決った形容詞であり、それに「身の毛もよだつ」とか
「言語に絶する」という修飾語はついても、その実体が乏しいのは、こういうことだったからであろう。
たしかに「身の毛もよだつ」「言語に絶する」虐待であったのであろう。

(続く)