【半導体】ルネサス子会社の合流決裂 富士通とパナソニックの新会社 [06/18]

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20名刺は切らしておりまして
日経「ドコモ、非情の決断 日の丸ケータイの終焉」
http://hayabusa3.2ch.net/test/read.cgi/news/1373240293/
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK0503G_V00C13A7000000/?df=5
■「ツートップ戦略は絶縁状」

 「ツートップ以外は相当つらい」。ある販売代理店関係者は6月に入ってすぐ、こう漏らしていたが、結果は
すぐに出た。6月末までのスマホ販売台数はソニーとサムスンの主力2機種で合計123万台に達したが、ツー
トップから外れたパナソニックとNECはそれぞれ1万5000台、1万台ほどにとどまったという。


 端末メーカー側も、嘆いているばかりではない。

 「サンプルも出したくない。ツートップは我々への絶縁状でしょ」。あるシェア下位のメーカーでは、新製品
に関する事前情報を必要以上にドコモに伝える慣習をとりやめることを決めた。ドコモファミリーの主要メン
バーながら、ドコモを通さず、大手スーパーのブランドをつけた「PB(プライベートブランド)携帯」を売る
プロジェクトを水面下で進める企業も出てきている。


 あるドコモ幹部は、打ち明ける。

 「ツートップ戦略が最後の引き金かもしれないが、すでに勝負はついていた。日本メーカーのものづくりを支える余裕は、もはやドコモにはないんですよ」

 最先端のハイテク技術を詰め込んだ携帯電話ビジネスの裾野は広く、ドコモの変心の余波は想像以上に大きい。
一昔前なら誕生していたかもしれない半導体の「日の丸連合」構想も今春、日の目を見ないまま、消えていった。

 携帯電話向け半導体の事業統合――。主役は、ドコモファミリーの中心メンバーである富士通、そして官民
ファンドの産業革新機構の下で再建中の半導体大手ルネサスエレクトロニクスだった。

 富士通がルネサス傘下の携帯向け半導体子会社を買収するスキームに、富士通社長の山本正已も乗り気で、自
ら機構を訪ねたほど。2社が力を結集すれば、圧倒的な存在感とシェアを誇る米クアルコムに対抗できるのでは
ないか、という計算が働いていた。ところが、機構は富士通の申し出を軽くあしらったという。

 ある交渉関係者は、機構が「日の丸連合」の話を袖にした理由についてこう解説する。

■国内チャンピオンの憂鬱


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 「ドコモが圧倒的なコスト競争力と性能を誇るクアルコムをあえて外す理由がない。いくら富士通とルネサス
が一緒にやっても、肝心のドコモからの発注が増えなければ、黒字化への道筋は見えないでしょ。だから、機構
は後ろ向きだった」

 機構は、ドコモの調達方針が国内優先に戻ることはないと読み、「日の丸連合に勝算なし」と考えたのだった。
半導体など基幹部品の開発から端末生産まで日本勢が一気通貫で手がけた「日の丸ケータイ」は完全に過去のも
のになってしまった。