2012年に京都市内で開催された国際会議の件数が前年比38・0%増の189件となり、
5年ぶりに過去最多を更新したことが13日、京都文化交流コンベンションビューロー(京都市
中京区)の調査で分かった。参加者数は同37・6%増の11万6088人、海外からの参加者も
同20・4%増の1万9383人と大幅に伸び、いずれも過去最多だった。
開催件数は、京都大(左京区)を会場にした科学・技術系の会議が前年比19件増の62件となった。
参加者が千人以上の大規模会議も同5件増の25件になり、リーマン・ショック前の07年(183件)
を上回った。
参加者数は、東日本大震災の影響で落ち込んだ11年から大きく回復し、これまで最多だった
10年の10万7643人を上回った。海外からの参加者も、10年の1万6363人を超えた。
ただ、大規模会議の会場となる国立京都国際会館(左京区)が13〜14年に順次、耐震工事に入る
ことから、同ビューローは「参加者数が減る懸念がある」としている。
調査は、日本を含む3カ国以上から総勢50人以上の参加があった会議を対象に集計した。
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