外食産業を展開している日本のワタミグループは近年、中国市場への進出を大々的に
進めており、これまでに香港、深セン、上海、広東省広州などに出店してきた。
中国で成功を収めた秘訣について、渡邉美樹会長は「中国人従業員の努力によるところが
大きい」と語った。日本新華僑報網が伝えた。
渡邉会長によると、ワタミグループは上海、広州、深セン、香港でそれぞれ250人、
120人、150人、230人の従業員を抱えている。全員が現地での採用。中国人
従業員とのコミュニケーションを重視し、毎年2回現地を視察。彼らにワタミグループの
創業の目的を語ったり、創業理念を確認しあったりしている。
4月中旬、渡辺会長が上海、深セン、香港、台北、シンガポール、マニラ、クアラルンプール
などの支店を視察した。上海支店では朝礼の際、会長の発言を集めた「理念集」から一説を選び、
1人が朗読。これにほかの従業員が感想を述べている。
これを毎日続けているというから、驚きだ。日本の直営店でもなかなかそこまでできない。
中国人従業員の感想を聞いてびっくりした渡邉会長は「ワタミグループの経営理念を
よく理解している。中国市場での成功は中国人従業員の努力と切り離せない」と感慨を
覚えたと語っている。
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http://www.xinhua.jp/resource/2013/05/1229.jpg ◎ワタミ(7522)
http://www.watami.co.jp/ ◎
http://www.xinhua.jp/socioeconomy/economy/346813/