【医薬】ノバルティスファーマの降圧剤「バルサルタン」論文、他の試験にも社員関与 滋賀医大など3大学[13/05/02]

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1やるっきゃ騎士φ ★
降圧剤「バルサルタン」の臨床試験を巡る京都府立医大の論文撤回問題に関連し、
千葉大と滋賀医大、名古屋大の各研究チームによっても類似の試験が行われ、
薬の販売元の「ノバルティスファーマ」(東京)の社員が試験に関係していたことが
分かった。会社側が取材に明らかにした。
滋賀医大は論文の信頼性に関する内部調査を始めた。

京都府立医大と東京慈恵会医大の試験にも同じ社員が統計の専門家として
関わったことが明らかになっており、両大学は既に調査を始めている。
この薬の試験を巡っては、社員の関与に問題がなかったかについて関係学会が
注目している。

各大学の論文は、
▽糖尿病を伴う高血圧患者への効果(滋賀医大、07年)
▽心・腎臓保護作用の効果(千葉大、10年)
▽血糖値を下げる能力が低い高血圧患者への効果(名古屋大、12年)。
滋賀医大は取材に「論文に問題がなかったか予備的に調査する」と回答。
千葉大と名古屋大は現段階での調査の予定はないという。

昨年、名古屋大を除く4大学の試験結果について、専門家から「統計的な疑義がある」
との指摘が出ていた。

ソースは
http://mainichi.jp/select/news/20130502k0000m040143000c.html
■ノバルティスファーマ http://www.novartis.co.jp/
 バルサルタンの医師主導臨床研究について
 http://www.novartis.co.jp/valsartan/index.html

元となるニュース
2013年04月11日 バルサルタン:降圧剤論文撤回 松原元教授関与の研究、13論文に図表不正−−京都府医大調査
http://mainichi.jp/select/news/20130411dde001040012000c.html
京都府立医大の松原弘明元教授(56)=2月末に辞職=を巡る論文不正疑惑で、
大学の調査委員会は、松原元教授が関与した論文のうち少なくとも13本に図表の
捏造(ねつぞう)や改ざん、流用があったことを指摘する報告書をまとめた。
(後略)