【小売】大手もかなわない「北海道No.1コンビニ」セイコーマート 「顧客と向き合う」本質とは? [04/08]

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1きのこ記者φ ★
北海道に、他に類を見ないコンビニエンスストアがある。
日経MJの調べによれば、北海道での店舗数は全国展開するコンビニ大手より多く、
サービス産業生産性協議会の調査では顧客満足度がコンビニ業界で最も高い。

セイコーマート――。
「その名を知らない北海道民はいない」といわれるほど、地域の生活に溶け込んでいる。
コンビニといっても、都会や都市郊外だけのものではない。北海道にある179市町村のうち94%、
ほぼくまなく全道をカバーするこの店は、他のスーパーや食料品店が不採算を理由に撤退してしまった人口減少地域や、
離島にまで出店している。住民の生活を支えているばかりでなく、企業としても高い利益を上げているという。

セイコーマートの業績と店舗数の推移 このユニークな企業の秘密は何なのか。
ここにマーケティングの本質を見極めるための何かヒントがあるのではないか。

「企業経営はマーケティングそのものだ」
札幌にある本社で、取材に訪れた私たちを出迎えてくれた丸谷智保社長は、開口一番にこう切り出した。
「社長としての私の仕事、企業経営はマーケティングそのものなんです」
セイコーマートの店舗に足を踏み入れると、この言葉が形だけではないことがすぐに分かる。
まず、入り口の脇に大量に陳列されているワイン。酒屋でもこれほどのものはそうそうない、と思われるその種類の豊富さに目を奪われる。
ボトルを手に取ってみると、そのほとんどに500円の値札がついている。「500円ワイン」と称される看板商品の一つだ。

全社マーケティングを率いるセイコーマーの丸谷智保社長 山積みされている売り出しのクロワッサンには、「店内で焼きました」の文字。
店を奥に進めば、惣菜コーナーが待っている。チルドの棚に惣菜が並んでいる風景なら、どこのコンビニでもおなじみだろう。
しかし、この店では様子がまるで違う。まず、数が極めて多い。常時60種類以上を販売しているという。
コンビニでよく見かける縦型のチルド棚だけでなく、広々としたストッカーに所狭しと並べられている。
立ち止まって一見しただけでは、すべてのメニューを見渡すことができないから、どれがいいかと歩き回りながら選ぶことになる。

>>2以下に続きます)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20130326/245646/
2きのこ記者φ ★:2013/04/08(月) 16:36:04.48 ID:???
(続き)

目についたものを次々と手に取ってみる。その値段のほとんどが100円だ。
各種サラダに煮物、あえ物、卵焼き、コロッケ、焼き魚まである。そこには数種類のパスタもあり、こちらも値段は100円。
主食として十分と思えるほどの量が入っているから、パスタに加えてサイドメニューを3種類選んでも500円でお釣りがくる。

そして店の一番奥。「とんかつ弁当出来たてでーす」という店舗スタッフの声が響く。
「ホットシェフ」という赤い看板が掲げられたこの一角の光景が、コンビニとして最も風変わりかもしれない。
店内でお弁当や惣菜の調理をし、出来たてのものを提供するシステムをとっている。フライドチキン、フライドポテトといった
定番メニューが次々に作られ、順次、保温棚に並べられる。お昼時にはこのコーナー目当てに長蛇の列ができるほどの人気コーナーである。

店内をくまなく見渡してみると、ほかにも様々なユニークな特徴に目がとまる。まず、生鮮品の品ぞろえが多い。野菜や果物が豊富だ。
そして、多くの乳製品や飲料、加工食品に「セイコーマート」ブランドが付いている。
プライベートブランド(PB)商品(セイコーマートではグローバル基準に倣って「リテールブランド」と呼ぶ)自体は
コンビニとして珍しくはない。が、製造ラベルを見ると、地元のメーカーがほとんどだ。
北海道の店舗に置かれているPB商品といっても、全国チェーンのコンビニでは地元で製造するわけではないから、
これもセイコーマートの特徴の一つと言えるだろう。

それだけではない。後に述べるが、このリテールブランド商品は一見しただけでは分からない、他のコンビニとは異なる性格を持っている。
これが顧客満足度を押し上げ、収益を高めてきたセイコーマートの店舗風景だ。一体、この独特の店は、いかにして出来上がってきたのだろうか。
それに答えるキーワードとして、丸谷社長がまず掲げるのがマーケティングだ。徹底した顧客志向、生活者志向ということだ。

・顧客を「三次元」で捉えるという発想
マーケティングを重視する理由。それは企業の成り立ちとして彼らが、顔が見える顧客を相手にしてきた、
あるいはそうせざるを得なかった事情がある。北海道の人口は約550万人、全国の約5%だ。市場の広さは限定されている。
その人口も減少傾向にあり、経済の規模的成長を企業戦略の前提にすることはできない。
セイコーマートは、ここからいわゆる逆転の発想をする。550万人の人口規模、19兆円の経済。
同水準の規模の国は、欧州ならざらにある。いたずらに展開エリアを広げる必要はない。

丸谷社長は、顧客を二次元でなく「三次元」で捉えると言う。顧客と店舗の関係を平面的に考えるのではなく、
そこに“深度”を掛け合わせるということだ。550万人に毎日来てもらえれば、年間来店客数は延べ20億人という計算になる。
実際に来店しているのは延べ2億3000万人。すなわち自社が現在カバーできているのは12%にすぎない。

顧客と向き合い、そのニーズを満たすことができれば、まだまだ来店してもらう余地があるとも考えられる。
実際、地域によっては2000人の人口のうち毎日600人が来店し、それによって限られた後背地にもかかわらず、
十分に採算が合っているという事例もある。
顧客と徹底的に向き合い、顧客が毎日来店してくれるために何をすればよいかを追求する。
その結果、現在のような独自の店舗が生まれたというのだ。

(以下略)
3名刺は切らしておりまして:2013/04/08(月) 16:36:30.21 ID:eS3sxv2Q
地吹雪で1m先も見えないときも営業?
4名刺は切らしておりまして:2013/04/08(月) 16:37:16.90 ID:b6Z51/EG
おにぎり温めますねー
5名刺は切らしておりまして:2013/04/08(月) 16:39:47.79 ID:/HTaK7sn
性交
6名刺は切らしておりまして:2013/04/08(月) 16:40:00.65 ID:LspZDxKx
ホットシェフはんまい。
7名刺は切らしておりまして:2013/04/08(月) 16:41:21.23 ID:ScVm5+h1
15年くらい前に最果ての標津でセイコーマート見たときは感動した。
札幌は本州の大都市と変わらないくらい大手が多いな。
8名刺は切らしておりまして:2013/04/08(月) 16:43:53.10 ID:oJ1xhf7S
ほかがセブンイレブンしか無い
セブンイレブンはプライベートばっかりでイマイチになった
ファミマとかローソンががんばってくれないと

基本的にセブンイレブンが制覇しかけたのに自ら市場を手放したのが原因
9名刺は切らしておりまして:2013/04/08(月) 16:45:02.66 ID:I7+XTg2f
接客は悪いけどな。こっちも雑誌と水ぐらいしか買わんからあんなもんか
10名刺は切らしておりまして:2013/04/08(月) 16:47:14.21 ID:j34oBuh9
どこも一緒だぞ>プライベートブランド
PB商品かいたくねーからスーパーで買い物するようになったわ