【発言】仏労働者は「1日3時間しか働かない」 米企業CEO[13/02/22]

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1やるっきゃ騎士φ ★
米タイヤ製造大手タイタン・インターナショナル(Titan International)の
最高経営責任者(CEO)が、経営難に陥ったフランスの工場を買収してほしいとの
仏政府からの要請に対し、フランスの労働者は「1日に3時間しか働かない」ため、
工場の買収は「ばかげている」と返答していたことが分かった。

仏経済紙レゼコー(Les Echos)によると、
タイタンのモーリス・テイラー(Maurice Taylor)CEOはアルノー・
モントブール(Arnaud Montebourg)仏生産回復相に宛てた2月8日付けの手紙で、
フランス北部アミアン(Amiens)にある米グッドイヤー(Goodyear)社の工場への
投資を検討してほしいとの要請に対し、次のように返答した。

■「休憩1時間、おしゃべり3時間、仕事3時間」
「あの工場は2回ほど視察しました。
フランスの労働者は高い賃金を受け取っているが、3時間しか働きません。
休憩と昼休みに1時間、おしゃべりに3時間、仕事に3時間費やす。
フランスの労働組合員に面と向かってこれを指摘したら、それがフランスの働き方だと
言われました」

グッドイヤーは先月、労働組合との5年にわたる交渉が決裂したため、1173人が
働くこの工場を閉鎖すると発表していた。

テイラーCEOは、これまでタイタンは経営難に陥った多くの工場を買収してきたが、
今回の買収案には全く興味がないと断言した。

「弊社に(買収の)議論を始めてほしいとのことですが、それがどれほど
ばかげたことだとお思いでしょうか?タイタンにはタイヤを製造する資金と能力が
ある。頭のおかしな労働組合にはなにがありますか?フランス政府です」

テイラーCEOはまた、フランスの産業はその低い生産性に加え、中国などからの
安価な輸入品という脅威にさらされていると指摘。
「タイタンは中国やインドのタイヤ会社を買収し、時給1ユーロ以下の賃金を
支払って、フランスが必要な全タイヤを供給しよう。おたくの『労働者』とやらは
いらない」

社会党率いる仏政府は、激しさを増す国際競争に直面する仏産業の生産性改善に
懸命に取り組んでいる。国内経済が停滞する中、仏企業はここ数か月で数千人の
雇用削減を発表している。

ソースは
http://www.afpbb.com/article/economy/2930103/10322749