【為替】円は割高か割安か、「バーガノミクス」という指標で探りました[13/02/19]
-続きです-
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同じく世界展開を行う、スターバックスのカフェラテで比べてみた。
日本のスターバックスのカフェラテ、トールサイズの値段は、380円だった。
アメリカのスターバックスのカフェラテ、トールサイズの値段は、3ドル54セントだった。
ビッグマックならぬ「トールラテ指数」に当てはめると、1ドル = 107円34銭と、
ビッグマックとは逆に、現在よりさらに円安の余地があることになった。
専門家も、さらに円安が進んでも問題ないと指摘する。
第一生命研究所の永濱利廣主席エコノミストは、「アメリカと日本で同じ生活をするときに、
同じ値段で生活ができるというような形で換算した為替レート、購買力平価っていうんですけども、
これIMF(国際通貨基金)が発表していまして、これが足元の状況で、だいたい1ドル = 100円強
という数字になっています」と話した。
しかし、永濱氏は、今回のG20の共同声明により、今後、アベノミクスの金融政策に足かせが
かかったと話す。
第一生命研究所の永濱利廣主席エコノミストは、「(為替相場に直接影響するような手段を
取ることは難しくなる?)難しくなったと思います。特に金融政策の観点から言うと、
手段の1つとして、外債購入というような主張もあったんですけども、これやはり直接為替に、
影響するという意味では、なかなか取りづらくなったのかなと」と話した。
-以上です-