【経済政策】怠慢な欧州に危機再び 楽観的すぎる各国政府 エコノミストが警鐘[13/02/13]
ソースは
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/130213/mcb1302130502008-n1.htm http://www.sankeibiz.jp/macro/news/130213/mcb1302130502008-n2.htm http://www.sankeibiz.jp/macro/news/130213/mcb1302130502008-n3.htm http://www.sankeibiz.jp/macro/news/130213/mcb1302130502008-n4.htm [1/2]
欧州中央銀行(ECB)が発表した国債購入計画を受けて財政難国の借り入れコストも下がり、
すっかり安心している域内の政治指導者らだが、実は次なる緊急事態への道を歩んでいる可能性が
ある。
ドラギECB総裁の「ユーロを守る」決意で国債利回りが低下したこの機会を政治家が
無駄にしているため、ユーロ圏の経済と金融システムは脆弱(ぜいじゃく)なままだと、
エコノミストのチャールズ・ウィプロス、ポール・デグラウウェ両氏が指摘した。
■根本危機に対処なし
国際通貨銀行研究センター(ICMB)のディレクター、ウィプロス氏は電話インタビューで
「各国政府がこれほど自己満足してしまっている今、次の激しい危機が回避されるとは思えない。
このところ続いていた楽観局面には根拠がなかった。危機の根本的要素への対処はされていない」
と指摘した。
政治の混迷で債務危機解決への取り組みがさらに遅れるとの懸念から首相に退陣要求が
突きつけられているスペインと、3週間後に総選挙を控え不透明感増すイタリアの
10年債利回りはともに年初来の最高をつけた。
ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスのデグラウウェ教授は「危機は終わってはいなかった。
この反転が続くなら事態は新段階に入り、ECBは行動しなければ信頼を失うことになるだろう」
と述べた。
09年後半のギリシャ危機に端を発した混乱も、12年7月のドラギ総裁の「ユーロを守るために
必要なことは何でもする」という発言によって沈静化した。スペインとイタリアの10年物国債の
利回りは7月から2ポイントを超えて下落した。
イントレード・ドットコムによると、年末までにユーロが崩壊する確率は1年前の39%から
現在は13.5%に下がっている。
ポルトガルは先月、11年に緊急融資を受けて以来初めて国債を発行し、投資不適格級の
5年物国債で25億ユーロ(約3100億円)を調達した。
スペインも1月22日に10年物国債を70億ユーロ発行している。
市場の活発化に伴い、約束された政策実行に向けての圧力は弱まった。
イタリアのモンティ首相は、同国最大の労働組合の抵抗を受けて、労働市場改革の内容を弱めた。
スペインのラホイ首相は先月、失業者への緊急支援を拡大し、地方政府縮小計画を延期した。
ドイツとオーストリアは、欧州安定メカニズム(ESM)を経由した経営難の銀行への
直接資本注入に異議を唱え、銀行統合への動きを妨げている。
一方で債務残高は膨らんでいる。欧州委員会は、アイルランドとイタリア、ポルトガルの
政府債務は今年中に、スペインの政府債務は14年にピークに達すると予想している。
-続きます-
-続きです-
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■下がらぬ高い失業率
ソシエテ・ジェネラルとアプライド・エコノミック・リサーチ・ファンデーションの
エコノミストによると、スペインでは過去最高水準の失業率、生産の縮小、銀行への資金注入の
コストが、620億ユーロの緊縮策による効果を相殺するため、12年の財政赤字の
対国内総生産(GDP)比率が4年連続で9%を上回るとみられている。
ポルトガルでは、企業と労働者に対する増税が行われたにもかかわらず、政府歳入は減少している。
財務省は1月24日に、12年の税収が6.1%減少したと発表した。
国際通貨基金(IMF)は先月、13年のユーロ圏の成長見通しを、昨年10月に発表した
プラス0.1%から、マイナス0.2%に下方修正した。
またドイツとフランスについても、周辺国を襲うリセッション(景気後退)が需要の重しとなり、
銀行で損失が発生することを理由に、成長見通しを引き下げた。
ゴールドマン・サックス・グループのゲーリー・コーン社長は、新たな成長の方策が
見つからないことは、欧州が今も「根本的な問題」に直面することを意味すると指摘。
スペインとギリシャの失業率は25%を上回っている。
コーン社長はブルームバーグ・テレビとの5日のインタビューで
「欧州の経済問題を解決する人はまだ現れていないようだ。ギリシャやスペインなどの周辺国で
どのように成長を成し遂げるかについて説明してくれる人はいない」と語った。
(ブルームバーグ Ben Sills、Simon Kennedy)
-以上です-
3 :
名刺は切らしておりまして:2013/02/13(水) 11:31:10.48 ID:rkHY5L0Z
ドイツって、要するに困った国だっていうことだよね。
共同体なんて緩い繋がりはやめて
すぐに1つの国家にすれば解決するけどな
緊縮策から離脱する国が出る
それは春以降
6 :
名刺は切らしておりまして:2013/02/13(水) 11:36:25.06 ID:+uVmzzCI
自称東洋のギリシャも破綻に向かって頑張ってるニダ
7 :
名刺は切らしておりまして:2013/02/13(水) 11:36:55.91 ID:KTYjsjcL
>>3逆じゃね?
ユーロ圏に経済好調の独がいるから何とか持ってる
独が居なくて仏だけなら既にユーロ脱退国が出てるんじゃないか?
8 :
名刺は切らしておりまして:2013/02/13(水) 11:49:59.33 ID:c4o7E4An
シナ―独―英軸が形成されつつある
ドイツ3連敗か
10 :
名刺は切らしておりまして:2013/02/13(水) 11:56:45.46 ID:wZECHKbF
日本が国債買ってくれるから気が緩んでるんだろうな。
1980年代の沈滞した欧州に戻るだけ、
いやバブルで先取り消費しちゃったから、それ以下になるかも。
ヨーロッパなんてとっくに時代が終わってんだよ
21世紀はアジアの時代。あと十年もすりゃ東南アジア諸国のほうが豊かになるぞ
13 :
名刺は切らしておりまして:2013/02/13(水) 12:42:05.04 ID:c4o7E4An
ヨーロッパは通貨統合とか金融政策とかでどうのこうのできる状態じゃない
問題はほかにある
>>7 逆。
ユーロが安いから、ドイツ経済が良い。
イタリアやスペインが苦しむことが、ドイツの利益を生んでいる。
15 :
名刺は切らしておりまして:2013/02/13(水) 13:08:40.26 ID:679z4uW8
>>12 昔は、東方世界の中心が長安で、西方世界の中心がバグダッドだったりしたからなあ
16 :
名刺は切らしておりまして:2013/02/13(水) 13:12:33.98 ID:8cd7xOBk
どこの国も今は見て見ない振りしてるだけ。金利安いから、レバレッジ上げて
稼ぐ必要があるけど、また何か起きれば逆回転w
LTRO返済で事実上の引き締め状態。
スペインかイタリア、または同時にギブして再度緩和することになろう。
貴族は努力をしない馬鹿だから仕方ない
欧州は皆怠けてお金を使わない生活に慣れちゃったんだろ。
20 :
名刺は切らしておりまして:2013/02/13(水) 23:32:26.50 ID:/ntoHJ3N
つまり、また円高局面がくる、って訳ですね!
実際問題欧州危機って何も解決してないからな
円高は分からんがユーロ安局面はクル
日本より財政状態は悲惨なのか?結局全世界一斉デノミしそうな勢い
ドイツ、フランスこそ足元の為替に乗っかって繁栄してきただけのクズ
こいつらにとやかく言われる筋合いはない
26 :
名刺は切らしておりまして:2013/02/14(木) 00:23:20.38 ID:FYPtbgqv
通貨安合戦
27 :
名刺は切らしておりまして:2013/02/14(木) 00:31:39.99 ID:CU53SWNi
さっさとユーロ廃止しちまったほうがいいと思うんだけどね
28 :
名刺は切らしておりまして:2013/02/14(木) 00:36:04.59 ID:ay2fIAQl
構造改革という名の緊縮やればさらに失業率が上がるだろ
そうすればさらに社会保障費が必要になるだろ
どうすんだよ
29 :
名刺は切らしておりまして:2013/02/14(木) 01:52:35.53 ID:o4k+83Jd
>>27 >>さっさとユーロ廃止しちまったほうがいいと思うんだけどね
馬鹿とハサミは使いようだから・・・金融詐欺師を駆逐すれば良いんじゃないか