【半導体】インテル(Intel)、デスクトップ PC向けマザーボードビジネスから撤退へ[13/01/24]

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1やるっきゃ騎士φ ★
ソースは
http://www.excite.co.jp/News/it_g/20130124/Jic_20130124_010.html
http://www.excite.co.jp/News/it_g/20130124/Jic_20130124_010.html?_p=2

20年以上にわたり、Intel はデスクトップ PC 向けのマザーボードの開発と販売を継続してきた。
だが同社はこの長い歴史に幕を引こうとしている。
Intel は、マザーボードビジネスから今後3年以内に撤退すると発表した。

AnandTech は、この件を次のように伝えている。
「1月22日、Intel は今後3年以内にデスクトップマザーボードビジネスから撤退すると発表した。
これは驚くべき発表ではあったが、まったくの予想外というわけでもなかった。
Intel は今後もデスクトップ向けのチップセットを ASUS、ASRock、Gigabyte などの
マザーボードメーカー向けに供給するが、来年以降 mITX/mATX/ATX 仕様のマザーボードの
製造販売はしない。
Haswell マイクロアーキテクチャのマザーボードは予定通り発売されるが、これが Intel が
開発する最後のデスクトップマザーボードとなる。
Haswell の出荷開始後、Intel が新規にデスクトップ向けのマザーボードを開発することはない」

PCWorld は、Intel のマザーボードからの撤退を次のように見ている。
「Intel は、市場からの2つの圧力に対応するためにこの決定を下した。
1つ目は、世界は以前ほど多くのデスクトップマザーボードを必要としていない、という事実だ。
需要はノート PC やタブレットへとシフトしつつあり、Intel はこの変化に対応するべきだと
判断したのだろう。
2つ目は、Asus、Gigabyte、Asrock といったマザーボードメーカーが、革新的な機能を持つ
多くのマザーボードを提供しており、市場の需要を満たしているという事実だ。
Intel マザーボードの提供する機能セットは、アジアのマザーボードメーカーのイノベーションの
速度に追いつけないでいる。このような市場の状況にあって、あえて Intel のマザーボードを
買うものはいないだろう」

Inquirer は、Intel がサーバーや Ultrabook、および次世代デスクトップ NUC 向けのマザーボードの開発は継続することを伝えた。

「Intel は、デスクトップ向けのチームはマザーボードの開発を中止するが、
別チームが開発する x86 サーバー向けマザーボードについては、これまで同様開発を継続する
と述べた。また、Ultrabook やオールインワンの次世代デスクトップシステム NUC
(Next Unit of Computing)向けのマザーボード開発も継続するという」

PC Mag は、今回の件がデスクトップ利用者に与える影響について述べている。
「今回の決定は、今後我々の生活にどのような影響を与えるだろうか?
もしあなたが PC 自作マニアやシステムビルダーだとしたら、あるいは企業の IT スタッフで
従業員用のデスクトップの組立で Intel ブランドのマザーボードを使っていたとしたら、
あなたは別のマザーボードサプライヤーを探さなければならないだろう。
もっとも、選択肢はたくさんある。もしあなたがデスクトップ PC の利用者だとしたら、
これまで通りにデスクトップを使い続ければよいだろう。
今回の決定はあなたの生活に何の影響も与えないし、あったとしてもわずかだ」

-以上です-