文理開成高校(千葉県鴨川市)の運営母体で事実上経営破綻した学校法人「村山学園」は
22日、横浜市の学校法人「八(や)洲(しま)学園」の支援を受けて同校を存続させる
と発表した。1月に断念した入学試験は2、3月に実施する。
村山学園は19日に理事会を開き、八洲学園側の支援受け入れを決定。八洲学園側が
債務返済に協力することなどで合意し、グループ会社社長の鈴木淳氏が村山学園の
理事長に就任した。
この日、同校で会見した鈴木理事長は「在校生が行き場を失うことを避けたいとの思いで
覚悟を決めた。文理開成の伝統を受け継ぎたい」と述べた。
県などによると、村山学園は約20年前の校舎や寮の新設工事、授業料を免除する特待生の
増加などで経営が悪化。負債は5億数千万円で、教員の給与や税金などの未払い金は
約2億円にのぼるとみられる。新経営陣は、公認会計士らとともに経営悪化の原因を
調査することとしている。
県は今後、新経営陣に経営改善計画の提出を求め、現在凍結している私学助成を再開するか
どうか検討する。
◎学校法人「村山学園」--文理開成高校
経営体制の変更について
http://www.bunri-kaisei.com/ ◎学校法人「八洲学園」
http://www.yashima.ac.jp/ ◎
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130122/chb13012222260005-n1.htm