ソースは
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20121220-00000033-bloom_st-nb http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20121220-00000033-bloom_st-nb&p=2 12月20日(ブルームバーグ):スターバックスが国内で販売しているドリップコーヒーを
今月から減らしていたことが分かった。
同社では容器いっぱいに注ぐとこぼれやすく、またミルクを入れるスペースがないなどとの
指摘に応えたものだと説明しているが、一部の客からは不満の声が出ている。
スターバックスコーヒージャパンの足立紀生広報担当によれば、5日から従業員向けの
ガイドラインを改定し、ショートサイズのコーヒー(300円)の場合、これまで容器の
最上位から6ミリの高さまで注いでいたのを15ミリにまで減らすよう通達したという。
本件については特に発表しておらず、顧客への告知も計画していないという。
東京・赤坂見附の店舗で18日、ドリップコーヒーを購入した空調会社経営の川口修さん(50)は、
「スタバの味が好きだ。でも少し高いと思う。同じ値段ならコーヒーの量は多い方がありがたい」
と述べ、今回の減量に不快感を示した。
スターバックスは2006年、08年、11年にコーヒー豆の高騰などから一部の商品で値上げを
してきた。日本での売上高は13年3月期の上半期で577億円と過去最高を記録、純利益も
32億円と最高益を計上した。株価も、年初来約19%上昇している。
日本国内には965の店舗がある。今回のコーヒーの量の改定は日本のみだという。
■実際に計測してみると
スターバックスの足立氏は「お客様から量が多いとこぼす、火傷するなどとの指摘があった」
とし、そのため温度の高いお湯を使うドリップコーヒー、ティー、カフェアメリカーノの量を
「若干減らした」ことを明らかにした。また、量の減少は「経費節減」のためではないと
説明している。
実際にショートサイズのドリップコーヒーの量を測定してみたところ、 15ミリの基準を
さらに下回るケースが顕著だった。
東京・丸の内にある店舗で18日午前10時に購入したコーヒーを計測すると、注がれたのは
容器最上位から20ミリのところまでで、これまでの重量感はなくなっていた。
■シアトルでは1.70ドル
スターバックスの本社がある米国ではショートサイズはメニューになくトールサイズからの
販売となる。日本でドリップコーヒーのショートに当たるサイズはいわゆる裏メニューで、
シアトルでは1.70ドル(約140円)で日本の半額以下だ。
会社員の坂上夕美子さん(36)にとってコーヒーは、家でも外出先でも欠かせない存在だ。
今回の減量について、「同じ金額だったら同じ量に戻して欲しい」という。
また、スターバックスは客に告知するべきだと述べ、不満を漏らした。
スターバックスの足立氏は、「不満があがっているのであれば今後対処していく」としている。
またリクエストに応じて量を多くすることも可能だという。
「ショートドリップ、大盛で!」−−。今後は国内のいろいろな店舗のカウンターで、
こんな客からの注文も耳にするかもしれない。
-以上です-