【環境】国の責任を認める判決で激震!深刻化する被災地のアスベスト問題 (DIAMONDonline)[12/12/18]
ソースは
http://diamond.jp/articles/-/29556 http://diamond.jp/articles/-/29556?page=2 12月6日、建設業界関係者が注目していた裁判の判決が言い渡された。
建設現場でアスベストを吸い込み、肺がんなどを発症した建設現場の元作業員や遺族らが、
国と建材メーカーを相手取って119億円の損害賠償を求めた裁判で、東京地方裁判所は
メーカーの責任こそ退けたものの、国の責任を認め、10億円ほどの賠償を命じた。
これまで、工場の元作業員などが勝訴したことはあるが、建設現場の元作業員が
勝訴したのはこれが初めて。現在進行中のほかの裁判にも影響すると見られている。
1975年以降、次々と使用が制限されたり禁止されたりするまで、アスベストは建材として
広く使われてきた。アスベストは中皮腫などのがんを引き起こすことが分かっており、
大勢の死者を出している。
そうしたアスベストが、東日本大震災の際、被災地でかなり広範にわたって飛散した
可能性が高い。地震の揺れに加え、大津波によって建物が軒並み崩壊、がれきと化した
からだ。 
さらに、被災地の建設業者は「地方だけに古い建物が多く、解体作業が問題になっている」
と明かす。
アスベスト除去には、高度な技術や豊富な経験が必要。
ところが、あまりに解体作業の需要が多く、そうしたノウハウを持つ専門業者が対応
できていないのが現状だ。
しかたがなく普通の解体業者や建設業者が対応しているのだが、夏場の暑さに負けて
マスクを外して作業したり、知識不足からアスベストを飛散させてしまったりするケースが
後を絶たないという。こうした作業員たちが数十年後、健康被害を訴える可能性が高まって
いるというわけだ。
実際、1995年の阪神・淡路大震災の際、がれき処理や建物の復旧作業に従事した
作業員たちが肺がんなどを発症し、アスベストによる労災認定をされるケースが
じわじわ増え始めている。
アスベストを吸い込んだ後、数十年を経て症状が出るため、因果関係を立証するのは
なかなか難しい。ただ、まだ地裁レベルの判決とはいえ、国の責任が認められたことで、
裁判を起こす作業員たちが相次ぐことは確実。阪神淡路大震災だけではなく、
東日本大震災に携わった作業員たちもそうした行動に出れば、アスベスト被害は
日本最大の公害事件に発展してもおかしくはない。
(「週刊ダイヤモンド」編集部)
-以上です-
関連スレは
【裁判】アスベスト訴訟:国の責任一部認め、賠償を命令…東京地裁[12/12/05]
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1354691985/l50
2 :
名刺は切らしておりまして:2012/12/18(火) 14:53:20.18 ID:GWiSC29t
被害者の補償をすれば、また責任者が罪に問われることが無いのだろうな
3 :
名刺は切らしておりまして:2012/12/18(火) 15:05:57.56 ID:VPgcO94z
3
被災地全体にベークライト注入すれば減るだろ
5 :
名刺は切らしておりまして:2012/12/18(火) 15:11:17.39 ID:YYUWDpQv
自分でマスク取っちゃったら、どうしようもないじゃん
瓦礫の広域処理は放射能よりアスベストのほうが問題だと思う
7 :
名刺は切らしておりまして:2012/12/18(火) 15:18:52.64 ID:6IF5lt2S
判決は当時アスベストの危険性を予期できたてたかどうかが争われた
現在では広くアスベストの危険性は認知されている以上国の責任を問うのは難しい。
瓦礫処理と健康問題にアスベスト判決を持ち出し公害事件と国の責任を持ち出すのは無理がある。
8 :
名刺は切らしておりまして:2012/12/18(火) 15:22:30.56 ID:TKtRD/YD
さっさと広域処理
北九州市の皆さんは「混ぜて安全するニダw」
ミンス党より
10 :
名刺は切らしておりまして:2012/12/18(火) 16:41:15.01 ID:S8tKAr/h
関西の作家の藤本儀一さんがアスベストが原因とされる癌で亡くなったのも、阪神大震災で瓦礫のアスベストを吸ったからだろうな。
時流の意見を言う作家だったから、現場にも足を運んでいたみたい。
11 :
名刺は切らしておりまして:2012/12/18(火) 17:36:52.39 ID:2/O8t4Q6
アスベストは因果関係あるからな、中皮腫の末期患者のビデオで見せれば夏でもマスクする気になるだろ
12 :
名刺は切らしておりまして:2012/12/18(火) 18:07:40.39 ID:jlxvmqr2
震災発生当時からあらゆる意味でコッチの方が放射能より危険と言われたんだが
菅直人とマスコミは華麗にスルー
エイズ問題の時もC型肝炎の方がはるかに深刻と言われたんだが
菅直人とマスコミは華麗にスルー
これが許されるのはマスコミが売国だから? 国民がバカだから??
菅直人がなんで名前を売ったかも知らない小学生は帰りなさい。
自分で外す奴は、今の時世なら残念ながら自己責任というしかない。
防護マスクに不備があるとかじゃない限りは自分で外す奴は自分で
灯油かぶって火つけるのと同じくらいバカなのが自明だから。
アスベストは現場の建設業者なら口が酸っぱくなるほど注意を
促されるし、自分で外すような場合は自己責任であることを
文書で署名させるべきこと。
■アスベストの繊維は、髪の毛の1/5000と極めて細い。しかし、非常に丈夫で、一度吸い込むと、肺の奥深くまで入り込んで、排出されにくい。
『非常に珍しいタイプのがんだ』った中皮腫の死亡者数が、90年代から、アスベスト鉱山やアスベストを扱う工場の労働者に増え始めた。
鉱山や工場の周辺の住民などにも、患者が確認され、大きな社会問題に。
■アスベスト問題を社会問題化した《クボタ・ショック》
2005年6月、大手機械メーカーのクボタは、「兵庫県尼崎市の旧神崎工場の周辺に住み、中皮腫で治療中の住民3人に、200万円の見舞金を出す」と公表。
このいわゆる「クボタ・ショック」をきっかけに、アスベスト問題が浮上。
その後、クボタは、「工場周辺1キロ圏内の住民にも、労災並みの最高4600万円の救済金を支払う」とした。工場周辺に住み、中皮腫などアスベストが原因で亡くなった人は200人以上と考えられている。
■『アスベストは、家族が衣類を洗濯しただけでも吸い込み、家族にも健康被害が出る』
◆アスベストによる健康被害の潜伏期間
▽肺がん…15〜40年 ▽アスベスト特有のがん「中皮腫」(ちゅうひしゅ)…20〜50年 ▽『中皮腫は非常に厄介な病気。発症から5年後の生存率…なんと1割』
◆中皮腫による死者数[厚生労働省]
▽1995〜2011年…約1万5000人 死者数は毎年増加の一途 ▽2011年…1258人 ▽『2040年までに…10万人死亡』
■なぜ、こんなに死者が増えるのか?
▽中皮腫の潜伏期間…40年ほど ▽1960(昭和40)年頃〜1993(平成5)年頃に、アスベスト使用の「ピークの台形の山」がある…約1000t →これから解体のピーク。アスベストが飛散
■実際に、阪神淡路大震災では、アスベスト被害が出た。『たった2ヵ月のアルバイトの震災ガレキ撤去で、中皮腫を発症し死亡した人も…』
◆震災がれき撤去でがん発症し死亡[NHK 2012/08/24]
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120824/n66057110000.html
■中皮腫とは
中皮腫は、肺、心臓、胃腸などの臓器の表面を覆う胸膜、心膜、腹膜といった膜(中皮)にできる悪性の腫瘍。胸膜にできる胸膜中皮腫が7〜8割を占める。
難治性がんの代表で、早期に発見でき手術で取り切ることができたまれなケースを除き、完治する症例はわずか。
今、この中皮腫が全国で急増。
■「国が適切な権限を行使しなかった」違法性を、初めて断罪した画期的な判決。国による全面的な救済への大きな第一歩
◆アスベスト訴訟:国は10億円賠償、メーカー責任は否定[毎日新聞 2012/12/05]
http://mainichi.jp/select/news/20121206k0000m040042000c.html 建設現場でアスベスト(石綿)による健康被害を受けたとして東京、埼玉、千葉の元建設作業員308人(うち199人死亡)について、本人と遺族計337人が国と建材メーカー42社に慰謝料など総額約120億円の賠償を求めた訴訟で、
東京地裁は5日、国の責任を一部認め総額約10億6000万円の支払いを命じた。
メーカーの責任は否定した。
石綿被害で国の責任を認めた判決は大阪の石綿紡織工場元従業員による集団訴訟の1審であるが、元建設作業員による訴訟では初めて。
始関(しせき)正光裁判長は「国の規制措置は全体として実効性を欠き不十分」と指摘。
メーカーや事業者について「何の責任も負わなくていいのかとの疑問があるが立法政策の問題。血税で被害の一部を補てんすることを踏まえ、立法府と関係当局に真剣な検討を望む」と述べた。
判決は、石綿の危険性が医学的に確立した時期について、国際労働機関が発がん性を明言した72年と認定。
78年の専門家による国への報告書などから「79年には石綿関連疾患の患者が今後発生・増大することは容易に予見できた。
遅くとも81年1月時点で防じんマスク着用を罰則付きで義務化するなどの規制を行う義務を負っていたのに怠った」と国の不作為を指摘した。
★《じん肺》は、過去の病気ではない。重症になると、酸素ボンベを抱えて暮らさないといけなくなる
◆じん肺に倒れた鉱山労働者たち[SBS 2012/06/14]
■遠州じん肺訴訟(1978(昭和53)〜1989(平成元)年)
ヨロケになった鉱山労働者達は、会社を相手どり裁判を起こした。鉱山労働者が集団で企業を訴える、全国初の(金属鉱山労働者・じん肺)集団訴訟。
古河鉱業・久根銅山、生産量で全国2位を誇った。しかし、その繁栄の影で、鉱山労働者が胸をかきむしり死んでいった。
1970(昭和45)年、銅の枯渇を理由に閉山。会社は、ヨロケになった労働者達を置き去りにし、出て行った。
会社から何の保障も無いまま、じん肺と貧困に苦しみ、自殺した鉱山労働者も。
(スターウォーズのダース・ベイダーみたいに)ゴーゴーと、懸命に呼吸しないと動けない。
(酸素ボンベが欠かせず、そのタンクは、高齢の妻が背負い、山まで運んだ)
1978年の提訴から11年、1989年、4億円以上の損害賠償を求めた裁判は、企業側が3億5000万円を支払い和解。
労働者側の事実上の勝訴。しかし、既に原告の半数は亡くなっていた。
■みんなが長生きできたのは、1人の医師のおかげ。
集落に唯一あった診療所の医師・海老原勇(2012年現在67歳)先生、鉱山が閉山した直後、27歳の時、山香(やまか。現、静岡県浜松市・天竜区佐久間町)に赴任。
じん肺の研究を始めると共に、患者の診察に奔走した。
現在も、東京でじん肺の研究を続けながら、片道4時間、この地域のじん肺患者のために週に2、3回通っている。
じん肺研究の第一人者。
近年の研究の結果、肺に入った粉塵が、人間の免疫反応システムを壊し、『今まで労災認定の対象とされて来なかった、様々な病気の原因になることを突き止めた』。
◆「これから最大の課題になるのは、建設業の労働者。辞めてから30、40年経って発症する人もいる。日本のじん肺問題は、全然終わっていない」
by 海老原勇・医師
◆久根鉱山
明治元年まで「片和瀬鉱山」と呼ばれ、始まりは1731(享保6)年。
大鉱脈が発見された直後の1899(明治32)年、足尾銅山で有名な「古河鉱山」が買収してから急速に発展。
「久根鉱山」は、足尾銅山の鉱害(公害)に学び、鉱害の無い鉱山を目指してスタートしたはずだったのだが…。
放射能より
むしろ
こっちの方が危ないよな
>>12 ◆Dr.中川のがんの時代を暮らす:/58 夢の新素材に警鐘も毎日新聞 2012年11月19日 東京朝刊
しかし、大地震などで突然建物が倒壊するケースでは、アスベスト対策は後手に回ります。95年の阪神大震災でも、震災後しばらく、環境中のアスベスト濃度が上昇しました。
アスベストを吸入してから中皮腫が発生するまで平均40年かかりますから、今後、中皮腫が増える可能性も否定できません。
阪神大震災で被災した建物の復旧作業に約2カ月間携わった兵庫県宝塚市の男性が中皮腫と診断され、11年10月に死亡しました。西宮労働基準監督署は、この男性を労災と認定しました。
東日本大震災の被災地でも、同様の事例が相次ぐ可能性が指摘されています。
しかし、阪神大震災と比べ、環境中のアスベスト濃度の上昇はわずかです。建材などのアスベスト規制が進んだことに加えて、津波によって建物のがれきが湿ったため、アスベストが飛散しにくい状況になったためと考えられています。
>>20 私たちの身体には、異物が侵入しても排除する能力がありますが、アスベストの繊維のように、極めて細い物質の処理は苦手で、「細長くて丈夫」というアスベスト繊維の特徴が発がんの原因と考えられています。
夢の新素材と言われる「カーボンナノチューブ」も似たような構造を持つため、一部の専門家はその危険性に警鐘を鳴らし始めています。
22 :
名刺は切らしておりまして:
これ大問題ですよ