【地域経済】「シャープが来ても何も変わらなかった」 “世界の亀山”雇用減少で切実[12/12/08]

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1やるっきゃ騎士φ ★
ソースは
http://www.sankeibiz.jp/business/news/121208/bsc1212081230011-n1.htm
http://www.sankeibiz.jp/business/news/121208/bsc1212081230011-n2.htm
http://www.sankeibiz.jp/business/news/121208/bsc1212081230011-n3.htm

「世界の亀山ブランド」として、かつて薄型テレビ市場で大きなシェアを占めてきた
シャープの工場が立地する三重県亀山市。最先端の大規模工場は県内で1万人近くの
雇用を生み出すほど地元経済に多大な恩恵をもたらしたが、シャープの深刻な
経営危機とともに、市内はかつての活気を失った。
地元の有権者らは、衆院選で各党が打ち出す雇用・経済政策に注目している。

「アパートの入居率は、かつての半分程度に落ち込んだ」。亀山市の不動産関係者は、
ため息まじりにつぶやく。
シャープが液晶テレビを部品から一貫生産するため亀山市に巨大工場(第1工場)を
建設したのは平成16年1月。
当時、亀山市は関連施設の建設ラッシュに沸き、賃貸のマンションやアパートの
入居希望者がどっと押し寄せた。しかし、今は面影もない。
液晶テレビの国内出荷が全メーカー合計で年間266万台(16年)の時代。
初出荷から1年あまりで液晶テレビ「アクオス」の累計生産は100万台を突破。
その勢いはすさまじく、18年には第2工場も操業を始め、同市も「世界の亀山」
として名をはせた。

大勢のビジネスマンが押し寄せホテルや飲食店は活況に。20年度の市税収入は
約146億円と15年度比で倍増。シャープの“恩恵”で市は活気づき、税収面で絶大な
効果をもたらした。多くの雇用も生み、シャープと県内の取引先企業を含めた33社の
雇用者数は、20年には約8600人(三重県調べ)に上った。
県と市は計135億円の補助金を支出して工場を誘致してきた。
市内にはシャープの関連企業も増え、市担当者は「税収は大幅に膨らみ財源が増えた。
公立学校の校舎の改築もできた」とシャープ効果を説く。

しかし、わが世の春を謳歌(おうか)していた亀山工場と市だが、それも長くは
続かない。韓国勢との競争激化と価格下落で液晶テレビ事業の採算が悪化。市税収入は
21年度から減少に転じ、今年度はピーク時の7割まで落ち込む見通し。
地元関係者は「もうシャープには頼っていられない」と表情を曇らせる。

亀山市を含む三重2区では、民主前職に日本維新の会、自民、共産、無所属の新人4人が
挑む構図だ。不振が続くシャープやパナソニックなど日本の製造業が抱える問題は
根深く、経済政策への期待は大きい。

地元有権者は訴える。「結局、シャープが来ても何も変わらなかった。政治家には、
少々乱暴でもいいから思い切ってやってほしい。景気回復に向け根本から変える政策を
期待したい」。

-以上です-
シャープの亀山工場
http://www.sankeibiz.jp/images/news/121208/bsc1212081230011-p1.jpg
関連スレは
【電気機器】シャープ、早期退職募集打ち切り…希望者急増で[12/11/09]
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1352421691/l50
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http://anago.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1354797079/l50
等々。