【技術】超電導ケーブルで家庭へ送電 ロスを大幅削減 NEDOが実証実験[12/10/29]

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1やるっきゃ騎士φ ★
電気抵抗がほぼゼロになる「超電導」ケーブルを利用した日本初の送電実証試験が
29日、横浜市鶴見区の東京電力旭変電所で始まった。
マイナス196度の液体窒素でケーブル内を冷やし高効率に送電することで、
発電所から家庭までで1〜2割失われる「送電ロス」を大幅に減らせる。
平成32年の実用化を目指す。

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が19年度から開発に着手。
実験には東京電力、住友電気工業などが参加した。
実験では、電線をステンレスの断熱管で「魔法瓶」のように包み、中に液体窒素を
循環させて冷却して超電導に近い状態にする。
送電ロスは従来の33分の1で、冷却用の電気を考慮しても半分で済むという。
同変電所内の一部に240メートルの超電導ケーブルを敷設し、1年にわたり
約5万世帯に電気を実際に送り、安定性などをテストする。

同様の実験は米国や韓国も進んでいるが、日本のケーブルは従来の銅線に比べ
太さが3分の1程度と細いのが特徴。共同溝などを新設せずに増大する都心部の
電力需要に対応できるため「送電施設の更新コストが半減できる」(東電)という。

ソースは
http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/121029/cpd1210292137005-n1.htm
■NEDO http://www.nedo.go.jp/
 2012年10月29日 国内初「高温超電導ケーブル」の電力系統への連系運転開始
 http://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_100159.html