【医療】富士フイルム、過去の肺がん診断情報から類似症例を表示するシステム[12/10/24]

　富士フイルムは、静岡がんセンターと共同開発した類似症例検索システム「SYNAPSE Case Match」を、
富士フイルムメディカルを通じて2012年10月23日に発売した。
CT画像の読影を行う際、過去の症例データベースから病変の特徴が類似した症例を瞬時に検索し、
似ている順に表示するシステムである。
まずは、肺がんを対象とした画像診断をサポートする。

　同システムは、富士フイルムの人工知能（AI）技術と、
静岡がんセンターが持つ1000例に及ぶ豊富な症例データベースを組み合わせて開発したもの。
2012年4月に開発発表をしていた。富士フイルムの医用画像情報システム「SYNAPSE（シナプス）」上で利用できる。
導入施設ごとに症例を追加登録して、症例データを充実させることも可能である。

　静岡がんセンターの読影実験による検証では、
約9割の確率で適切な類似症例が表示されるという結果が出ていると説明する。
同がんセンターでは、2012年9月から今回のシステムを各種外来・病棟など臨床現場に広く導入し、
画像診断の支援に利用しているという。

（日経エレクトロニクス 兼 デジタルヘルスOnline　小谷卓也）

http://www.nikkei.com/content/pic/20121024/96958A9C93819499E0E6E2E0968DE0E6E3E2E0E2E3E0E2E2E2E2E2E2-DSXZZO4763107024102012000000-PB1-9.jpg
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK2402D_U2A021C1000000/

富士フィルム
http://fujifilm.jp/
世界初（*1） 過去の肺がんの診断情報を活用して類似症例を表示
人工知能の技術により医師の画像診断をサポート
類似症例検索システム 「SYNAPSE Case Match （シナプス ケース マッチ） 」
新発売
http://www.fujifilm.co.jp//corporate/news/articleffnr_0703.html

　　　基本的に胸部X線撮影では、早期肺がんは見つけられない。多くは進行がん。
　　　集団検診は主に肺結核を見つけるため。
　　　唯一、早期肺がんが見つかるのは、Ｘ線ＣＴ、というかそれ以上の方法を人類が
　　　知らないだけなんだが。1cm以下で見つけるという世界、そうでないと助からない。

富士フィルムは、デジカメがカメラの主流になる事を見越し、それまで培って
きた技術で更なる技術を開発し、脱フィルムを図り、それに成功したね。

シャープやソニー、パナソニックは是非、見習うべきだね。

Windows95が出たころにはもう
医療画像のデジタル化を実現してたし
いかに「フィルム」や「現像」を無くすかを
常に研究してたよ

立体マンモグラフィー（乳腺の検査）も売り出したし
画像の世界ではいまだに世界の先端を走ってる数少ない日本企業

おお

>>4
フィルム企業なのにな
デジタル化で売れなくなると20年前から分かっていたんだろうな
その上でデジタル時代に生き残る為にデジタルの研究を進めた
日本では珍しい先良読みのできる企業だね

こういうので収益あげてくれないと
写真フィルムが無くなるから頑張って欲しい
年10本程度しか買わないけど

どうせピクチャーカードみたいにこけるよ

あげ

>>3
フィルムと言っても、電子部材としてのフォルムとかがメインだからね、もう。
写真フィルムも「アーカイブとして数百年変わらず保存する事が前提のフィルム」以外は生産停止するみたいだし。

>>7
破綻したコダックと明暗で議論される事は良くあるね。
いずれにしても、変化に対応できないと死ぬのは世界何処でも一緒だ、と言う事だね。

しかしフジは詰めが甘い。

>>7
今の富士フイルムの主力は携帯やTV等の液晶画面の中に入ってるフィルムだしね
得意分野で上手くデジタル機器に順応した
フイルム技術からの転用で荒稼ぎしてて
それも時期が来れば終わる、と色々研究費突っ込んでる