【化学工業/研究】省エネでアンモニア製造、新たな触媒開発[12/10/22]
窒素と水素からアンモニアを合成する際、加えるエネルギーが
従来より少なくて済む触媒の開発に成功したと、細野秀雄・東京工業大学教授らの
研究グループが発表した。
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21日付の科学誌ネイチャー・ケミストリー電子版に論文が掲載される。
アンモニアは主に肥料の原料として、世界で年間1億5000万トン以上が
生産されている。この触媒による工業化が実現できれば、大幅な省エネにつながる
可能性がある。
細野教授らは、金属の一種ルテニウムと、セメントの成分「C12A7」を
組み合わせて新触媒を作った。
この触媒で窒素と水素を反応させたところ、従来のルテニウム触媒よりも、反応が
速く進み、10分の1以下のエネルギーでアンモニアを合成できたという。
ソースは
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20121022-OYT1T00274.htm?from=main8
記者がバカだからってクエスチョンマーク入れなくてもいいだろ。
(´・ω・`)堆肥でええやん
4 :
名刺は切らしておりまして:2012/10/22(月) 16:23:55.24 ID:meXk5nn+
電力の数%がアンモニアを製造するのに使われている
少量生産は電力に依存している
電気>アンモニア>肥料>食料
日本って肥料輸入に頼ってるよな
6 :
名刺は切らしておりまして:2012/10/22(月) 16:42:53.49 ID:WLrtkzXD
まあ、窒素よりは燐の心配をした方がいい。
>>5 肥料と石油を禁輸されたら日本の食糧生産は死ぬ
___
/|∧_∧|
||. <`∀´| チョッパリ話があるニダ
||oと. U|
|| |(__)J|
||/彡 ̄ ガチャ
俺もアンモニア生産するか。
10 :
名刺は切らしておりまして:2012/10/22(月) 17:09:07.91 ID:JXuoQFpZ
これは凄い。
もしかすると、またノーベル賞かも。
鮮人が嫉妬で悶絶するなw
11 :
名刺は切らしておりまして:2012/10/22(月) 17:11:49.04 ID:173GWKV+
ハーバーボッシュ法とか習ったな
12 :
名刺は切らしておりまして:2012/10/22(月) 17:13:30.62 ID:aI1TvFpD
書いた記者も含めてこのニュースの重要性が伝わってないな
アンモニアというのは窒素肥料の原料になる
これまではボッシュ法という古臭い手法で大量の石油を使っていた
その量は我が国の石油全消費量の1%にもなる
1%→0.1%に削減できるかもっていうすごいニュースなんだぞ?
家庭用LED電球なんか比じゃない省エネ量だろ
13 :
名刺は切らしておりまして:2012/10/22(月) 17:14:33.95 ID:dH8tHTTh
水と二酸化炭素から低エネルギーでメタンと酸素を合成するのマダー?
>>12 分かる奴が説明してくれると助かるわ。さんくすこ
15 :
名刺は切らしておりまして:2012/10/22(月) 18:12:55.32 ID:UwJ/Myj6
で、空中元素固定装置はまだか?
製鉄所で勝手に出来るんじゃなかったのか。
私がもう既に実用化して販売している という記事はまだか
鉄触媒からルテニウムなんかに変えられるのか?
触媒価格が跳ね上がるってレベルじゃねーだろ
20 :
名刺は切らしておりまして:2012/10/22(月) 20:41:35.13 ID:vOGhiHMA
>>11 そうそう、古い大地のドイツは
土地が痩せててジャガイモばかり。
当時「空気から食べ物を作る方法」とまで
もてはやされたンだっけ
>>20 空気から硝酸を作れるようになったから、第1次世界大戦の4年間、火薬を供給し続けることが出来た。
ルテニウム足りなそう
アンモニア合成触媒は重要だから研究レベルではすでに何種か出てきてる
で実用化したのも欧米先進国ではあるはずだが
後進国では新規性のある投資はやらないから結局物にならないんだろ
>>20 最近は作物の吸収量から余剰が出ないようにマネージメントしてるから
日本の何分の一レベルで済む
我が後進国は世界最高水準に肥料・農薬漬けの野菜で毎日安心ですな
>>12 自分は下の記事を見てから不安だった。この触媒技術はスゴイ!
石油を食べる人々 - 辻 元 アゴラ 9月9日(日)21時25分配信
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120909-00000305-agora-soci から抜粋
我々の体に含まれる窒素の中、半分は石油エネルギーを使って、工業的に生成されたアンモニアに
由来する、と知ったら驚く人も多いだろうが、これは本当のことだ。
また、現在、我々は、収穫物から食物として得られるエネルギーよりも遥かに多くのエネルギーを農
地に投入している。
即ち、我々は膨大な石油エネルギーを食糧に変えて生活している。この持続不可能な生活から抜け
出すことはできるだろうか?
(中略)
1ha当りの投入エネルギーは1950年から1970年にかけて4倍に増加し、これに伴って産出エネル
ギーは約1.5倍に増加しているが、その結果、投入エネルギーが産出エネルギーを上回っている。
つまり、現在の農業は、石油を農産物に変えていると言っても過言ではない。
農業は、光合成を用いてCO2を吸収するどころか、巨大なCO2排出源なのである。
(中略)
2050年には約90億人に達するという世界人口を支えるのは極めて困難だ。現在一人あたり一日約
3800キロカロリー分の穀物が生産されているが、これは一人当たり2000キロカロリーという必要量
より多い。しかし、牛肉1キロを生産するのに約20キロの穀物が必要で、現在の日本人の食生活は、
一人当たり一日5400キロカロリー分の穀物を消費している計算になる。国際標準の3800キロカロリ
ー分の穀物消費ではかなり貧しい食事となる。例えば、牛肉に換算すると、50グラムの牛肉を食べた
ら、その日は他の食事は採れない計算だ。
(中略)
現代農業と有機農法の違いは、化石燃料エネルギーと再生可能エネルギーの違いと同じである。持続
可能性のあるのは、もちろん有機農法であるし、再生可能エネルギーなのだが、有機農法での単収は、
現在の3分の1ほどである。 現在の世界人口70億人は有機農法で支えられる限界を遥かに超えている。
ここに大きな矛盾がある。つまり、再生可能エネルギーや、有機農法に依存した社会に転換するには、
我々の人口は巨大過ぎるのだ。
実際、化学肥料を使わなければ、30億人が世界人口の限界である。日本の場合は、3000万人が限度
となる。環境の悪化を考えれば、今世紀末までに世界人口を10億人程度に減らす必要がある。
我々は、持続可能な生活のために、人口を減らさなくてはならないことは明らかだ。
少子化を嘆くのではなく、今こそ、世界人口を現在の10分の1程度にゆるやかに減少させる計画に着手
すべきだ。
(後略)
25 :
名刺は切らしておりまして:2012/10/22(月) 23:25:25.25 ID:P2bJfZhM
なんだまたノーベル賞級の発見か。
だけど藻イルにしろ洋上風力にしろ風リングにしろいっこうにエネルギー消費量は
減ってない。なんでもいいから日本中で使われるような普及する技術を開発しろよ。
26 :
名刺は切らしておりまして:2012/10/23(火) 00:54:31.88 ID:cpdvCr3q
日本の農業にはいろんなタブーがあるからね
温室効果ガスも田んぼや畜産のメタンの方が化石燃料のCO2より影響大だし
湖沼河川の水質汚染なんて必要量の2〜3倍といわれる肥料の過剰施肥が原因だし
現代農業は自然とはかけはなれた産業なのにだれも指摘しないよね
空気中にこんだけ窒素あるのに、数種類の細菌類しか窒素固定できなんだっけ?
遺伝子組み換えで、直接窒素取り込める野菜作れたら、劇的だろうなぁ
そのうち、空気すうだけでお腹いっぱいになる牛とかも作りだせるかもしれん
タロイモしか食べないような食生活の民族の人達は、腸内に窒素を固定する微生物が共生してるらしいね。
>>26 24で紹介した記事で指摘してますよ。ただ、なぜか一般紙・誌では無視してますが。