【海運】困ったベイブリッジ、低くてくぐれない客船続出[12/10/10]

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2やるっきゃ騎士φ ★
-続きです-
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◆珍しくない10万トン超
元々、ベイブリッジは1989年の開通当時、世界最大級だった
「クイーン・エリザベス2」(7万327トン)が通過できる高さに設定された
とされる。
ただ、近年は乗客を増やして乗船価格を抑えるため客船の大型化が進み、
10万トン超の船も珍しくなくなっている。
船体の大型化に比例し、高さも上がるため、市は寄港を打診された客船のうち
9万〜12万トン級について、ベイブリッジを通過して大さん橋への寄港が可能か
どうか、事前に調べることにしている。ベイブリッジを通過した客船でこれまでで
最大の客船は、「サファイア・プリンセス」(11万6000トン)だ。

◆経済効果は絶大
タグボート料金や乗客の観光など、外国客船が入港した際の経済効果は5万トン級
(乗客800人前後)で約2億1600万円に上り、大型船の地元経済への貢献は
絶大だ。
横浜港の外国客船寄港数は08〜11年は国内順位5〜8位と、中国を発着点とする
東アジア航路の盛況で伸びが目立つ那覇港や長崎港など九州地方の港に後れを
とっている。

こうした事態を受け、市はベイブリッジの外側にある大黒ふ頭や本牧ふ頭などに
客船用の岸壁を整備する構想を、来年度に改定される港湾計画に盛り込む方針だ。
乗船客は船内や岸壁で入国手続きを済ませ、水上バスなどで中心街へ向かう方法が
想定されているという。
市港湾局は「国際クルーズの魅力的な寄港地であり続けるため、大型化の現状に
何とか対応したい」と話している。

-以上です-
ベイブリッジを通過した客船のうち、これまでで最大の「サファイア・プリンセス」(11万6000トン)=2006年9月撮影
http://www.yomiuri.co.jp/photo/20121009-840934-1-L.jpg
地図は
http://www.yomiuri.co.jp/photo/20121009-840963-1-L.jpg