【話題】世界初、砂糖の生産性を飛躍的に高めるバイオエタノール生産技術を開発!--アサヒグループHD [10/10]

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44名刺は切らしておりまして
アサヒグループHDなど、砂糖収量を増やしたバイオエタノール生産技術を開発
http://news.mynavi.jp/news/2012/10/10/005/
アサヒ バイオエタノール新技術(動画あり)
http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/nms/news/post_28317
「資源高」にらみ新技術(動画あり)
http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/wbs/newsl/post_28293

バイオエタノール用サトウキビから砂糖 アサヒグループHD
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD090L1_Z01C12A0TJ1000/

 アサヒグループホールディングスなどは9日、バイオエタノールの生産に使われる品種のサトウキビ
から砂糖を効率的に生産できる製法を開発したと発表した。従来の製法に比べ、最大で約4倍の量の
砂糖ができるという。食糧価格の高騰を背景に砂糖の効率生産の需要は高いと判断。2015年をめどに
実用化し、国内外の製糖会社などに売り込む。

 グループでバイオエタノールの生産技術などを研究する豊かさ創造研究所(茨城県守谷市)と
独立行政法人の農業・食品産業技術総合研究機構(同県つくば市)の2者で開発。国内特許は
既に取得した。海外でも順次取る方針。

アサヒグループHDなど、砂糖の生産性が高まるバイオエタノール生産の新技術を開発
http://www.eic.or.jp/news/?act=view&serial=28384&oversea=0
 両者はこれまでに、単位面積あたり2倍のサトウキビが収穫できる高バイオマス量サトウキビを開発した
が、搾った汁の中に多量の還元糖が含まれ、多くのショ糖が分解されて結晶化できないことから砂糖の
回収率が低くなり、エタノールと砂糖の生産率を調整できないことが課題だった。逆転生産プロセスは
こうした問題を解決する。

アサヒHD、農研機構と新技術 バイオ燃料・砂糖を同時増産
http://www.sankeibiz.jp/business/news/121010/bsc1210100502006-n1.htm
 サトウキビにはショ糖、ブドウ糖、果糖の3種類の糖が含まれるが、砂糖になるのはショ糖のみ。
従来の工程では、サトウキビの絞り汁をショ糖とそれ以外の糖分(還元糖)に分解した上、ショ糖を
砂糖として回収。還元糖に酵母を加えてエタノールを生成していた。
 だが、還元糖とショ糖は完全に分離されないため、還元糖の含有率が高い品種では、砂糖の
生産性が急激に低下する。砂糖の生産性を高めるには、還元糖の割合が低いサトウキビが必要だが、
こうしたサトウキビは1〜3月に収穫する一部の品種だけで、病気や風水害に比較的弱いなどの
弱点があった。
 新技術では、絞り汁に最初から特殊な酵母を加え、ショ糖と還元糖をほぼ完全に分離することに成功。
従来技術ではショ糖成分の約15%しか砂糖にならなかった品種でも、新技術ではショ糖の65%以上
を砂糖に転化できたほか、需要に応じて砂糖とエタノールの生産比率調整が可能になるという。
 同社は「収量の多いサトウキビは還元糖も多いが、この技術が実用化されれば、農家も収量の多い
品種に切り替えられる」と強調。
 新技術が砂糖とバイオエタノールの同時増産に寄与することで、食糧問題とエネルギー問題の
双方に解決の道筋を示せるとしている。