【資源】米期待、リチウム新製法 需要倍増 海水から抽出、コスト大幅削減[12/09/27]
ソースは
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/120927/mcb1209270504012-n1.htm http://www.sankeibiz.jp/macro/news/120927/mcb1209270504012-n2.htm http://www.sankeibiz.jp/macro/news/120927/mcb1209270504012-n3.htm [1/2]
リチウム需要の増加をにらみ、米カリフォルニア州の資源開発会社、シンボル・マテリアルズは
海水からリチウムを抽出する新プラントの建設を計画している。
電気自動車(EV)の燃料電池向けのリチウム需要は2020年までに倍増するとみられている。
シンボルのルカ・エルツェグ最高経営責任者(CEO)によると、同社がメキシコ国境に近い
カリフォルニア州インペリアル・バレーに建設を計画している新プラントでは、海水からの
リチウム抽出に要する時間と費用を大幅に削減するという。
初年度の生産目標は年間8000トンで、20年までに6万4000トンを目指す。これは
世界の予想需要量の21%にあたる。
◆加州にプラント建設
現在のところリチウム市場はロックウッド・ホールディングス(ニュージャージー州)を
はじめとする大手4社が支配している。シンボルはそこに割って入ろうとしている有望な企業の
1社だ。
バイロン・キャピタル・マーケッツ(トロント)のアナリストのジョナサン・リー氏によると、
ノートパソコンや電動工具、そして最近ではEV向けの長時間駆動バッテリーに使用される
リチウムの価格は、この1年半の間に35%上昇している。
モネス・クリスピ・ハルトのアナリストのクリス・L・ショー氏(ニューヨーク在勤)は
電話インタビューで「自動車の売り上げに占めるEVの割合は、今後ますます大きくなるだろう。
EVはノートパソコンの何百倍ものリチウムを必要とするため、リチウムの需要は大きく増える
見込みだ」と述べた。
ダルマン・ローズのアナリストによると、世界全体のリチウムの需要は20年までに倍増し、
30万トンに達する可能性がある。またロックウッドのセイフィ・ガセミCEOは今月行った
講演で、EVの販売台数が年間100万台に増えた場合、バッテリー向けのリチウムの使用量は
現在の4000万ポンド(1万8144キログラム)の2倍以上に増えるとの見方を示した。
ガセミCEOによると、リチウムの使用量は携帯電話1台当たり約0.1オンス
(約28.35グラム)で、米アップルのタブレット型端末「iPad(アイパッド)」で
1オンスほど。
一方、EVでは1台当たり約50ポンド、ハイブリッド車(HV)でも約20ポンドものリチウムが
必要だ。
国際エネルギー機関(IEA)がウェブサイト上で公開する報告書の「EVシティケースブック」
によると、11年のEVとプラグインハイブリッド車(PHV)の世界の販売台数は約4万台。
シンボルのエルツェグCEOは、20年にはHVが390万台、PHVが140万台、
プラグイン電気自動車(PEV)が280万台の水準まで普及するとみている。
-続きます-
-続きです-
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◆生産復活で経済回復
リチウムは鉱石としても採掘されるが、最もコストが安いのは海水から抽出する方法。
シンボルでは地熱発電施設でくみ上げた海水を利用し、逆浸透膜濾過(ろか)システムで
鉱物を抽出する技術を用いている。従来の蒸留法で1年半かかるプロセスが、同社の手法ならば
90分で完了するという。
米地質調査所(USGS)でコモディティを専門とするブライアン・ジャスクラ氏は、
シンボルの技術がリチウム産業を大きく変えるかもしれないと指摘。「もし彼らが蒸留プロセスの
省略に成功すれば、はるかに低コストでリチウムを生産できるようになる。業界にとって
大変すばらしいことだ」と述べた。
エルツェグCEOはトロント出身の41歳。ライス大学で経営学の修士号を取得し、
サウス・テキサス・カレッジ・オブ・ローで法学を修めた。
その後、エルパソ、センターポイント・エナジー、フィリップ・サービシズでキャリアを積み、
15年前にシンボルの共同設立者となった。
同CEOによると、13年初頭にカリフォルニア州の最初のプラントの建設工事を始める予定。
1つのエリアに複数のプラントを集中させ、複数の製品を生産することが目標だ。
同CEOは、自らの計画で米国のリチウム生産復活に貢献できると考えている。
1990年代には米国が世界のリチウム生産の4分の3を占めていたが、その後、南米諸国や
オーストラリアに取って代わられてしまった。しかし同社の技術によって、リチウムを使用する
バッテリーやその他の製品を米国内で生産する機会が広がるかもしれない。
同CEOは「米国経済が回復すれば、やがて生産の大きなチャンスが生まれるだろう」と述べた。
(ブルームバーグ Lydia Mulvany、Jack Kaskey)
-以上です-
3 :
名刺は切らしておりまして:2012/09/27(木) 11:13:00.43 ID:o3fZoKvn
日本もこの技術持っていたような・・・・・気のせいかな?
4 :
名刺は切らしておりまして:2012/09/27(木) 11:14:23.35 ID:BjP0xuu9
スイヘーリーベーの リ ?
5 :
名刺は切らしておりまして:2012/09/27(木) 11:16:18.24 ID:f7y9QQM9
安全性下げて軽量化
6 :
名刺は切らしておりまして:2012/09/27(木) 11:16:51.91 ID:HSSg2F+v
米がやれば日本はすぐやるだろ
そして、特許はクリアしてるはずなのに難癖つけられて金を取られるのがデフォ
7 :
名刺は切らしておりまして:2012/09/27(木) 11:17:32.18 ID:B1KWCpIe
>>3 あったんだろうけど、コスト問題で
中国なんかでレアアース調達する方が良いって選択したと思う。
中国経済支援の役割も担ってたと思うし。
日本企業や日本政府はこーいう事しないからダメになるんだよな・・・。
>新製法
製法ではなく、採取法ではないのか。
9 :
名刺は切らしておりまして:2012/09/27(木) 11:18:49.88 ID:ssSQWzIT
逆浸透濾過膜か、なるほどなあ。
10 :
名刺は切らしておりまして:2012/09/27(木) 11:22:02.56 ID:ssSQWzIT
いままで誰もやってないのか?
11 :
名刺は切らしておりまして:2012/09/27(木) 11:22:37.84 ID:pPyAen2f
金とかウランとかレアアースとか
海水や下水から抽出できれば日本は鬼に金棒
中国の下水油はバカにできない
工業用の油を下水から抽出すべき
12 :
名刺は切らしておりまして:2012/09/27(木) 11:26:00.70 ID:5lSBoCGR
逆浸透濾過膜技術は東レ・帝人などの日本企業の独壇場だぜ
1年半かかったものが90分て
神のレベルだな
そんなことよりアメリカはいい加減メートル法に移行しろよ
わかりにくいったらない
15 :
名刺は切らしておりまして:2012/09/27(木) 11:26:50.39 ID:o3fZoKvn
>>11 中国の下水油はバカにできない
工業用の油を下水から抽出すべき
それ、シナ自身でやれよ資源が必要なんだろ。
16 :
名刺は切らしておりまして:2012/09/27(木) 11:27:44.24 ID:6grKF+0g
採取工場周囲の
資源がどんどん減ってていくので
最初はたくさん取れても、徐々に「不漁」になる
抽出したあとの「廃海水」を近くで流せば
どんどん薄まっていくのは当然
リチウム不足病が風土病になるね
20 :
名刺は切らしておりまして:2012/09/27(木) 11:35:57.48 ID:HSSg2F+v
魚が鉄分不足になりそう
21 :
名刺は切らしておりまして:2012/09/27(木) 11:37:38.31 ID:HmVaCKe0
エジプトのカッタラ盆地やイスラエルの死海で、ソーラーハイドロ発電やればリチウムは取り放題では?
石油採掘プラントみたいに、海上プラント作れないかしら
広い領海のあちこちにプラント浮かべてリチウム産出国に
>>17 濃い海水から抽出する様なものだから、涙目でも何でもない
ちょっと海水汲んでくるわ
24 :
名刺は切らしておりまして:2012/09/27(木) 11:39:37.83 ID:40ykVpnP
海水から取れるのは前からみんなしってるけど
コストの問題だけだろ
抽出するときの汚水をどう処理するかという問題もあるから
一概に、採掘と同じコストでできるとは限らん
25 :
名刺は切らしておりまして:2012/09/27(木) 11:53:43.92 ID:+Nd2piuj
>>19 深層流にもリチウム乗るのかな
循環周期を考えるとそっちのほうが…
Liの海水からの回収用に新型の逆浸透膜を作った、ってこと?
性能次第ではそりゃー使えるとは思うけど、どの程度の性能でるんだろか?
海水中のリチウムなんて、0.2ppmとかそういうレベルだから、
90分で何t処理するんだか知らんけど、逆浸透行程もある方法で、
そんなに高速に大量に取れるんか?という気はするが....。
たしか、ウランも海水からの回収技術を開発してたよなぁ
コストが掛かるらしいが海に囲まれている日本としてはこういう話は夢が広がるねぇ
>従来の蒸留法で1年半かかるプロセスが、同社の手法ならば90分で完了するという。
すげえな
31 :
名刺は切らしておりまして:2012/09/27(木) 12:04:46.88 ID:NSv16/Vh
>>25 マグネシウムは軽くて強いので、自動車や飛行機の部品の材料にも
期待されているんだよね。
発電や蓄電池にも使えるなら、日本はこれからマグネシウム大国を目指すべき。
河村能人教授(=写真)
世界最強のMg合金を開発 熊本大大学院自然科学研究科の河村能人教授(=写真)が5月14日、
世界最高強度のマグネシウム合金を開発したことを明らかにした。
河村教授は、財団法人軽金属奨学会の助成を受け、2008-09年度の2年間にわたり「長周期積層構造型
高強度マグネシウム合金の強化機構」について研究。
今回、その成果として、機械的特性(強度)の世界的記録を大幅に更新する新しいマグネシウム合金の開発に
成功した。 (※写真は昨年11月にホームカミングデーにて撮影) 従来のマグネシウム合金の最高強度440メガパスカルに対し、
今回新たに開発したマグネシウム合金は512メガパスカルを記録。これは航空機に使用されるアルミニウム合金の
超々ジェラルミン(505メガパスカル)を超える強度で、まさに世界最高の強度といえる。
しかも、マグネシウム合金は超々ジェラルミンに対して重さが3分の2ほどで、軽くて強度の高い新たな材料として、
自動車部品や航空機への実用化が期待される。
製造方法も簡単で量産化が可能だという。 河村教授は01-03年にわたり、マグネシウムに「遷移金属」と「希土類金属」を
1種類ずつ加える手法で高強度を持つマグネシウム合金(KUMADAIマグネシウム合金)を開発。
今回は、それらの中でもニッケルとイットリウムの組み合わせがもっとも強度が高まることを発見し、金属の割合などを
調節することで世界最高強度を実現した。
すでに特許出願中で、河村教授も「日本発の新材料」として、世界に積極的にアピールしたい考えだ。
研究チームは3年前後での実用化を目指しているという。
(熊本人財新聞第2号 file No.2に掲載)
リチウム電池が格安になれば、あらゆる方面で
ブレイクスルーになるか
33 :
名刺は切らしておりまして:2012/09/27(木) 12:11:15.22 ID:W94ySEka
オーランチオキトリウム
と発見者を早く保護しろ!!金を注ぎ込め!!!
海水のマテリアルバランスが崩れて生態系に影響がでる
35 :
名刺は切らしておりまして:2012/09/27(木) 12:16:49.81 ID:9NRKNZHS
>リチウムは鉱石としても採掘されるが、最もコストが安いのは海水から抽出する方法。
おいおい、、、
>シンボルでは地熱発電施設でくみ上げた海水を利用し、逆浸透膜濾過(ろか)システムで
地熱発電wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
ただの詐欺だろ、これ
海水のくみ上げに地熱発電使ってるだけで何をそんなに発狂してるのかわからん
再生可能エネルギーだから胡散臭いとでも言うのだろうか
地熱なんて水力並みに昔からある枯れて安定した発電なのに
塩生成と一緒に作ったほうが効率いいんじゃないの
温泉から抽出したらいい。
湯の花とかさ。
ボリビア涙目wwww
南米で一番貧しい国、ボリビアはリチウムで南米のサウジになるとか壮大な
夢を描いてるんだが。終わったかな。
41 :
名刺は切らしておりまして:2012/09/27(木) 12:40:02.68 ID:QhzdbMHb
米と海水からセシウムがうんたらかんt
現状、塩湖から取ってるのは、
要するに、煮詰めて濃くしたほうが効率良く
取れるってことだろうから、
砂漠に広大な蒸発施設を作ったらどうかな。
リチウム自体はふんだんに存在する元素なんだけど、安くたくさん集める技術がなかっただけ。
需要から考えれば値崩れ確実だから、余計に技術開発が遅れ気味。
>>35 詐欺?
リチウムとるために地熱発電所を作るのではなく、すでにある地熱発電所の使用済みの熱水を利用して
逆浸透膜濾過システムを通してリチウムを回収するって話だろ
45 :
名刺は切らしておりまして:2012/09/27(木) 13:03:37.30 ID:9NRKNZHS
46 :
名刺は切らしておりまして:2012/09/27(木) 13:05:55.51 ID:3M0sTI0C
量が気になるね。
千葉のガス田から採算ベースに乗るヨウ素がとれたり
アメリカのガス田からヘリウムがとれたりするから、
特定の資源がわんさか採れる場所ってのがピンポイントであるんだろうね。
47 :
名刺は切らしておりまして:2012/09/27(木) 13:14:25.43 ID:6QScTr1i
>>24 でも、↓と言ってるぞ
>リチウムは鉱石としても採掘されるが、最もコストが安いのは海水から抽出する方法。
これまでは、費用じゃなくて、時間がかかってたってことじゃない?
>>45 プラント設置場所がどうして臨海部のない郡なのかと思ったら…
49 :
名刺は切らしておりまして:2012/09/27(木) 13:20:33.88 ID:3M0sTI0C
リチウム抽出のプロセスは
良くわからんけど、電気喰いそうな気がするwから、
たしかに価格的に勝負になるということなのかな?
50 :
名刺は切らしておりまして:2012/09/27(木) 13:22:28.89 ID:pWeI1cu2
海水からリチウム取るなんて電気代が只みたいな国しかできないよ。
原発止める国ができるわけない。海水の凝縮した湖水沈殿リチウム塩から
獲る方法を北九州大学なんかに任せずに企業も考えろよ。
ボリビアの湖水でのチョウセンと日本の研究競争は、その後進展したのか。
ボリビア政府機関は油揚を狙う鳶みたいに虎視眈眈と待ってるぞ。
51 :
名刺は切らしておりまして:2012/09/27(木) 13:33:06.60 ID:9NRKNZHS
>>46 海水よりは濃いにしても、そんなたいした濃度じゃないだろうからね
ホムペみても、「再生可能エネルギー」とか「サステイナブル」とか、詐欺臭がぷんぷんする
>>50 屋久島は水力発電所好適地なんだが、
産業需要がない
リチウム取水施設に良いかも
・・・・炭化ケイ素にあやまれ(AA略)
と書きつつ、イイかも!
54 :
名刺は切らしておりまして:2012/09/27(木) 15:12:33.37 ID:FuEDmpZv
佐賀大でやってたような
55 :
名刺は切らしておりまして:2012/09/27(木) 15:26:37.69 ID:hgySMGWy
0.1オンスって2.835gじゃね?
56 :
名刺は切らしておりまして:2012/09/27(木) 18:25:17.77 ID:HmVaCKe0
>>42 死海かカッタラ盆地なら電力も淡水も大量に取れて良いと思う。エリトリアもいい。
海抜より低い砂漠は使える。
57 :
名刺は切らしておりまして:2012/09/27(木) 19:49:01.51 ID:AYnDE0fy
これも、海水ってのは産経の勘違いで地熱発電の排水からとってるから、実は日本の
温泉水からもかなり取れるんじゃないかね
>>31 アルミ合金とマグネシウム合金ってどっちがより優れているのか?
周期表の上のベリリウムで合金を作れば良くないか?
>>58 ベリリウムぬは洒落ではおさまえあない毒性がある。
60 :
名刺は切らしておりまして:2012/09/27(木) 22:39:17.93 ID:orxn32IM
>>52 その水力発電使って日本で唯一の炭化ケイ素工場が操業してる訳だが…
というか島の電力はここの余剰電力が配電されてる
これ、やりすぎると、海水が淡水になっちゃうんじゃないの?
62 :
名刺は切らしておりまして:2012/09/27(木) 22:48:09.73 ID:WjLJjGRJ
>>57 温泉からレアメタル取り出す研究はやってるはず
63 :
名刺は切らしておりまして:2012/09/27(木) 23:51:10.34 ID:kCzVTl8t
海水じゃなく、海水が限界まで濃縮された塩湖でやればもっと効率いいんじゃないの?
64 :
名刺は切らしておりまして:2012/09/27(木) 23:52:30.48 ID:NSv16/Vh
>>58 今回、その成果として、機械的特性(強度)の世界的記録を大幅に更新する新しいマグネシウム合金の開発に成功した。
従来のマグネシウム合金の最高強度440メガパスカルに対し、今回新たに開発したマグネシウム合金は512メガパスカルを記録。
これは航空機に使用されるアルミニウム合金の超々ジェラルミン(505メガパスカル)を超える強度で、
まさに世界最高の強度といえる。
しかも、マグネシウム合金は超々ジェラルミンに対して重さが3分の2ほどで、
軽くて強度の高い新たな材料として、自動車部品や航空機への実用化が期待される。
65 :
名刺は切らしておりまして:2012/09/28(金) 00:12:20.25 ID:/J/f6aWI
海水からリチウムなどの希少金属を回収することをあちこちで本格的にやり出した場合、
微生物やその食物連鎖の頂点である大型魚・海洋ほ乳類にはどういう影響が出るのだろう?
彼等にとって、ミネラルみたいなものではないの?
俺が2ちゃんで言ってたのに真似しやがって!
ウランや金も取れるぞ。
微生物のエサがふそくするんじゃないかというのは気づかなかった。
不要なものは海に還元すれば解決。ウランやリチウムこしとっても大差ないだろ。