【製薬】J&Jが大衆薬の国内販売から事実上撤退 事業を引き継ぐ武田薬品の“リベンジ” (DIAMOND online)[12/09/04]
ソースはDIAMOND online
http://diamond.jp/articles/-/24196 http://diamond.jp/articles/-/24196?page=2 [1/2]
「武田にとっては、まさに“リベンジ”になる」と口を揃えるのは、薬局やドラッグストアなどで
販売される一般用医薬品(大衆薬)の業界関係者たちだ。
国内製薬最大手の武田薬品工業は8月、米ジョンソン・エンド・ジョンソン社(以下、J&J)と
大衆薬の独占販売契約を締結した。この契約が、10年前の業界事情を知る関係者たちのあいだで
大きな話題となっている。
契約の内容は、J&Jが日本で販売している大衆薬を武田が国内で独占販売するというもの。
以前から禁煙補助剤「ニコレット」で販売契約を結んでいるが、今回、さらに7ブランドを追加。
年内に武田が合計8ブランドを独占販売することになる。
大衆薬業界で注目されるのには、二つの理由がある。
一つ目は、今回の契約がJ&Jが自社による大衆薬の国内販売から「事実上、撤退する」と
見なせる点だ(現時点では、J&Jは表明していない)。J&Jは、これまで自社で大衆薬を
販売してきたが、販路が十分に拡大できず、大衆薬事業は低迷していた。武田に大衆薬の販売を
移管することで、経営資源をより収益の高い医療機器やコンタクトレンズなどに集中するのが
狙いと思われる。
二つ目は、武田が販売を引き継ぐブランドに、解熱鎮痛剤「タイレノール」が含まれている点に
ある。
タイレノールはJ&Jが1961年に米国で最初に発売した解熱鎮痛剤。現在、世界46ヵ国以上で
販売され、年間売上高は1000億円以上。世界で最も売れている大衆薬だ。
じつは、2000年に武田はJ&Jと日本での販売提携を結び、タイレノールを国内で発売した。
解熱鎮痛剤の国内シェアは、今と変わらず「バファリン」がトップ。
「ナロン」「ノーシン」「イブ」などがこれに続き、上位を占めていた。
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発売当初、業界ではタイレノールが従来のシェア構成を崩す存在になるとして「黒船襲来」と
騒がれた。武田の大衆薬担当の役員は「バファリンを抜いてトップブランドになる」と宣言した。
その宣伝方法も、前代未聞であると物議をかもした。
「バファリンさん、ごめんなさい。」「ナロンエースさん、ゆるして。」「イブさん、すみません。」
などの派手な“比較広告”を展開したからだ。
大衆薬のなかでも特に解熱鎮痛剤はブランドの指名買いが多く、聞き慣れないブランドは
消費者に見向きもされない傾向にある。それだけに、国内製薬最大手である武田と
世界トップブランドの組み合わせで“嗜好の壁”を乗り越えトップブランドになるのか注目された。
結局、タイレノールは武田の販売力を駆使しても「解熱鎮痛剤の販売でシェア数%、10位以内に
入るのがやっと」(大衆薬大手幹部)という状態が続いた。
2004年には「提携メリットがない」というJ&J側からの申し入れで提携は解消され、
その後はJ&Jが独自で細々と販売を続けた。
「やはり、天下の武田でもダメだった」――。タイレノールの失敗は業界内でこう評され、
武田は屈辱を味わった。
これが「まさにリベンジ」と言われる所以であり、武田の幹部も今回の契約は「感慨深い」と
語る。
現在、武田の大衆薬の製品群に解熱鎮痛剤の有力ブランドはなく、タイレノールは貴重な戦略品に
なり得る。引き継ぐブランドのうち、皮膚外用薬「テラマイシン」や目薬「バイシン」などの
分野も、既存の製品群と重複しない。「ラインナップが充実するため、武田は少なくとも
十数億円分は売り上げを上乗せできる」と業界関係者は予想する。
とはいえ業界で関心が集中するのは、もっぱらタイレノールという1ブランドの成否。
どんな戦術を繰り出すのか。結果を出せるのか。王者のプライドをかけた再挑戦である。
�(「週刊ダイヤモンド」編集部)
-以上です-
タイレノールの外観
http://diamond.jp/mwimgs/8/8/250/img_889fa362c6f19bc373256091f2309d0822353.jpg
3 :
名刺は切らしておりまして:2012/09/05(水) 12:17:54.80 ID:xSb0zcdi
タイレノールってアセトアミノフェンしか入ってないからねえ
いかに胃にやさしいとはいってもロキソニンを求める層すらいるストレス社会では効き目が弱すぎたのでは
4 :
名刺は切らしておりまして:2012/09/05(水) 12:45:10.44 ID:XwN7q5nl
タイレノールは眠気が現れないから常備していた。
バイシンがもうちょっといい場所に並ぶかなと期待してみたり
6 :
名刺は切らしておりまして:2012/09/05(水) 12:51:46.85 ID:fUrTqoxB
タイレノールなんて効かん。ロキソニンの方が良く効く。
7 :
名刺は切らしておりまして:2012/09/05(水) 12:52:28.92 ID:pnO0GA91
アスピリンでええんや
海外だと激安
ボルタレンやろやっぱ。
どう考えても名前がだめだよね。イタミトールとかにしろ( ・ω・)y─┛〜〜
10 :
名刺は切らしておりまして:2012/09/05(水) 13:23:48.33 ID:xSb0zcdi
アスピリン(バファリン)とアセトアミノフェン(タイレノール)は、
性質が違うから、単純に買い換えられない。
七転八倒の結石の痛みにはボルタレン座薬じゃないと効かなかったなあ。
12 :
名刺は切らしておりまして:2012/09/05(水) 13:43:02.13 ID:6GF+BdLX
アスピリンを軽く噛めば いつもよりもワイセツだネ その唇濡らす
タイレノールなんて聞いたことねーぞ
イヴのジェネリックがくっそ安いけど勝てるのか?
14 :
名刺は切らしておりまして:2012/09/05(水) 16:06:52.42 ID:/r+B9XXP
バッサニン
タイレノールのよさは、安全性です。
実際、子供用鎮痛薬は他社製もアセトアミノフェンしか入っていないし。
子供用は50mg入りを体重に合わせて数錠飲むタイプ(現在売られていない)で、
普通のタイレノールは国内向けは300mg入りを一回一錠飲むタイプ(海外で売られているのは500mg入りとかが標準)でしたが、
タケダが発売するのなら、子供用も再発売した上で販売戦略を練ることになるでしょう。
16 :
名刺は切らしておりまして:
>>1 中堅規模のドラッグストア淘汰されており、大手5〜6社に集約化された事で、
バイイングパワーが半端無く強まっているから、一般薬メーカーの利益が出難くなっている。
ドラッグストアのビジネスモデルは、ティッシュペーパー、トイレットペーパーなどの紙類や洗剤等の
日用雑貨を安売りし、場合によっては原価を下回る赤字価格で販売して集客し、原価の2倍〜5倍で販売
できる医薬品販売で利益を稼いでいる。
特に近年では、デフレ時代を反映して、プライベートブランドの医薬品を推売して、安価な医薬品でも
高い利益率が確保できる様に大手ドラッグストアは工夫を凝らしている。ちなみに大手ドラッグストア
でないと安価で豊富な種類のプライベートブランドの医薬品を店頭に揃える事が出来無い実情がある。
大手ドラッグストアは大量発注が可能な為に、プライベートブランド医薬品の低価格仕入れが実現出来る。
しかし、この為にナショナルブランド(大手のメーカーブランド)の医薬品の仕入れ価格も下落気味であり、
安い値段での納入や多額のリベートの支払いを一般薬メーカーは、余儀無くされている。
この様な背景が有り、一般薬メーカーは、利益を上げ難い状態になっている。