週明け27日のソウル株式市場で、韓国・サムスン電子の株価が急落した。
スマートフォン(高機能携帯電話)などの特許を巡る米アップルとの米国での訴訟で、
ほぼ全面敗北の評決が出たことが嫌気されたとみられる。終値は、前週末比7・45%安の
118万ウォン(約8万3000円)だった。ロイター通信によると、時価総額は
約9500億円吹き飛んだ計算だ。
営業利益の約6割を、スマートフォンなどの事業部門に頼る収益構造も懸念材料となって
いるようだ。もっとも、市場では「米国で今後、製品の販売差し止めの判決が出ても、
対象は旧型機種で、影響は限られる」との見方も出ている。
一方、台北株式市場では、サムスンと同じ米グーグルの基本ソフト「アンドロイド」を
スマートフォンに採用している台湾のHTC株が値を下げた。
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http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20120827-OYT1T00964.htm?from=main5