【経済政策】】補正予算必要なら機動的に対応＝古川経済財政相[12/08/13]

［東京　１３日　ロイター］　
古川元久経済財政担当相は１３日、４─６月期の実質国内総生産（ＧＤＰ）発表後に記者会見し、
景気を下支えするための補正予算の編成について、予断を持って答えられないが、
景気の状況や先行きのリスクを注視し、必要なら機動的に対応するとの考えを示した。

古川経済財政相は「日本経済を１日も早く再生させなければいけない。
これは野田内閣として最初から重要な課題として取り組んでいる」と指摘。
一体改革を進めるためにもデフレからの脱却や民需主導の経済への移行が大事だとし、
日本再生戦略の大きな柱であるグリーン成長戦略を実現するための
インフラ整備などといった施策をどのようなタイミングでどう行うかは
「補正予算を含めて検討していくことが重要だ」と述べた。

４─６月期の成長率が前期比プラス０．３％と前期より伸びが鈍化したことについては
「もともと前期が高い伸びだった。エコカー補助金や復興需要に伴う
公共投資が上乗せの要因にはならなかったが、引き続き高い水準が続いていると認識している」と語った。

その上で「今後もすう勢としては緩やかな成長が続くと考えているが、
欧州債務危機を背景とした海外経済の下振れなどの影響も及びつつあるので、
こうしたことには十分注意していかなければいけないと考えている」との見方を示した。

（ロイター日本語ニュース　石田仁志；編集　山川薫）

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE87C01720120813

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