【福祉】入院2年、老親の2000万がなぜ底をついたか [12/08/13]

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■母がタクシーで徘徊 一回で3万円超請求

 “その日”は必ず訪れる。しかし、親が元気なうちに介護のことを考えるのは億劫だ。
考えたくないことは考えず、中途半端な情報でタカをくくってしまう。

 それだけに、いざその事態に陥ったときの動揺は大きい。

 「トラブルで食ってる僕ですら、ひどいものでした」――警察・医師・法曹界に幅広い
ネットワークを持ち、危機管理のコンサルティングを専門とする平塚俊樹・武蔵野学院
大学客員教授(44歳)は、8年前、父親(当時73歳)が認知症となった当時をそう振り返る。
今でこそ介護関係者の相談にも乗っている平塚氏だが、かつてわが身に起こった“親の
介護”という突発時に、ベターな方策を選び続けるのは難しかった。

 父親が居宅の近所を徘徊するようになった頃、平塚氏夫婦は実家から車で30分程度の
場所に自宅を購入していた。

 「当時はまだGPSを使った本人の位置確認ができなかった。言葉は話せても自宅に帰れ
なくなる、警察に保護され迎えに行く、という日々が続き、介護認定を周囲から勧められ
たんですが……」

母親(当時67歳)がかたくなに嫌がった。父を自宅に閉じ込め、区役所の担当者が来たら
「出ていけ」と邪魔をする。離れて暮らす実姉が母親の肩を持ったために家族ぐるみの
大ゲンカ。そこで、母親が不在の間に、近所の人々や医師の協力を得て介護認定「3」を
取得。デイケアと訪問介護を半々で続けた。

 そんなある日の夜中の3時頃、平塚氏の携帯電話に救急隊員から「今すぐ来てください」と連絡が入った。

 徘徊した父親が階段から落ちて、頸椎を骨折したのだ。そのまま労災病院の個室に運び
込まれた。しかし、そこで「うちは介護病院じゃありませんから、看護師一人付きっきり
にするのは保険適用外」と言われ、費用は実に月80万〜90万円。しかも、「今の保険制度
では、面倒を見られるのは3カ月だけ。次の病院を探してくれ」といわれた。

 ソーシャルワーカーとともに「まるで就活みたいに」あちこちの病院に電話をかけまく
り、面接を繰り返した。ようやく見つけた介護専門の病院も、入居すれば月額30万〜40万
円。やはりリミット3カ月を言い渡された。

 母親(当時67歳)がかたくなに嫌がった。父を自宅に閉じ込め、区役所の担当者が来たら
「出ていけ」と邪魔をする。離れて暮らす実姉が母親の肩を持ったために家族ぐるみの
大ゲンカ。そこで、母親が不在の間に、近所の人々や医師の協力を得て介護認定「3」を
取得。デイケアと訪問介護を半々で続けた。

 そんなある日の夜中の3時頃、平塚氏の携帯電話に救急隊員から「今すぐ来てください
」と連絡が入った。

 徘徊した父親が階段から落ちて、頸椎を骨折したのだ。そのまま労災病院の個室に運び
込まれた。しかし、そこで「うちは介護病院じゃありませんから、看護師一人付きっきり
にするのは保険適用外」と言われ、費用は実に月80万〜90万円。しかも、「今の保険制度
では、面倒を見られるのは3カ月だけ。次の病院を探してくれ」といわれた。

ソース
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20120813-00006932-president-nb&p=1
(つづく)